JP3180918B2 - 無電解錫及び無電解錫−鉛合金メッキ浴 - Google Patents
無電解錫及び無電解錫−鉛合金メッキ浴Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅又は銅合金上に錫又
は錫−鉛合金層を施すのに使用される無電解錫又は錫−
鉛合金メッキ浴に関する。
は錫−鉛合金層を施すのに使用される無電解錫又は錫−
鉛合金メッキ浴に関する。
【0002】
【従来の技術】銅及び銅合金上の錫及び錫−鉛合金メッ
キは、はんだ付け性及びボンディング性が良好であるな
どの理由から、電子部品、半導体装置用パッケージなど
に使用されてきている。また、近年の電子部品の小型
化、複雑化、多ピン化に伴い、無電解錫−鉛合金メッキ
に要求される性能は、益々高くなっている。しかし、従
来の無電解錫及び錫−鉛合金メッキ浴では浴の寿命が短
く、外観の安定性が低いため、複雑な形状物には不向き
であり、さらに前処理における制約が多かった。また、
ポリイミドなどの絶縁樹脂シート上に銅箔回路を施した
テープキャリアなどにあっては、樹脂と銅との接合部へ
のメッキ液の浸透による剥離、さらに絶縁樹脂シート上
への浴中イオンの残存による絶縁不良の問題が提起さ
れ、この分野の技術改革上の問題点となっている。
キは、はんだ付け性及びボンディング性が良好であるな
どの理由から、電子部品、半導体装置用パッケージなど
に使用されてきている。また、近年の電子部品の小型
化、複雑化、多ピン化に伴い、無電解錫−鉛合金メッキ
に要求される性能は、益々高くなっている。しかし、従
来の無電解錫及び錫−鉛合金メッキ浴では浴の寿命が短
く、外観の安定性が低いため、複雑な形状物には不向き
であり、さらに前処理における制約が多かった。また、
ポリイミドなどの絶縁樹脂シート上に銅箔回路を施した
テープキャリアなどにあっては、樹脂と銅との接合部へ
のメッキ液の浸透による剥離、さらに絶縁樹脂シート上
への浴中イオンの残存による絶縁不良の問題が提起さ
れ、この分野の技術改革上の問題点となっている。
【0003】特開昭63−230883号及び特開平1
−184279号には、有機スルホン酸、金属塩、次亜
リン酸ナトリウム及びチオ尿素を基本組成とする無電解
錫及び錫−鉛合金メッキ浴が記載されている。しかし、
これらのメッキ浴では、金属の析出速度が遅く、また浴
温を80℃と高く設定する必要があるため、錫の酸化を
進行させ、浴寿命が短く、経済的にも不利である。ま
た、これらのメッキ浴では、EDTAなどのキレート
剤、クエン酸などのpH調整剤など、樹脂上の残存イオ
ンを増加させる成分配合であり、絶縁不良などの問題が
生じる恐れがある。
−184279号には、有機スルホン酸、金属塩、次亜
リン酸ナトリウム及びチオ尿素を基本組成とする無電解
錫及び錫−鉛合金メッキ浴が記載されている。しかし、
これらのメッキ浴では、金属の析出速度が遅く、また浴
温を80℃と高く設定する必要があるため、錫の酸化を
進行させ、浴寿命が短く、経済的にも不利である。ま
た、これらのメッキ浴では、EDTAなどのキレート
剤、クエン酸などのpH調整剤など、樹脂上の残存イオ
ンを増加させる成分配合であり、絶縁不良などの問題が
生じる恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解消し、その目的とするところは、複雑な形
状物に対応するように皮膜の均一性と密着性の向上及び
粒子の緻密化を可能にし、さらに接合部へのメッキ液の
浸透の減少及び絶縁部での残存イオンによる悪影響を回
避せしめる無電解錫及び錫−鉛合金メッキ浴を提供する
ことにある。
な問題点を解消し、その目的とするところは、複雑な形
状物に対応するように皮膜の均一性と密着性の向上及び
粒子の緻密化を可能にし、さらに接合部へのメッキ液の
浸透の減少及び絶縁部での残存イオンによる悪影響を回
避せしめる無電解錫及び錫−鉛合金メッキ浴を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)第一錫
塩又は第一錫塩と鉛塩との混合物よりなる可溶性金属
塩、(B)アルカンスルホン酸、アルカノールスルホン
酸、芳香族スルホン酸、鉱酸及び脂肪族カルボン酸より
成る群から選択される少なくとも1種の酸、(C)チオ
尿素、(D)次亜リン酸及び次亜リン酸塩より成る群か
ら選択される少なくとも1種の還元剤、(E)イミダゾ
リンベタイン、ジメチルアルキルベタイン及びアルキル
アミンオキシドより成る群から選択される少なくとも1
種の含窒素化合物を含有することを特徴とする無電解錫
又は錫−鉛合金メッキ浴に関する。
塩又は第一錫塩と鉛塩との混合物よりなる可溶性金属
塩、(B)アルカンスルホン酸、アルカノールスルホン
酸、芳香族スルホン酸、鉱酸及び脂肪族カルボン酸より
成る群から選択される少なくとも1種の酸、(C)チオ
尿素、(D)次亜リン酸及び次亜リン酸塩より成る群か
ら選択される少なくとも1種の還元剤、(E)イミダゾ
リンベタイン、ジメチルアルキルベタイン及びアルキル
アミンオキシドより成る群から選択される少なくとも1
種の含窒素化合物を含有することを特徴とする無電解錫
又は錫−鉛合金メッキ浴に関する。
【0006】
【発明の具体的な説明】前述のように、本発明は、アル
カンスルホン酸、アルカノールスルホン酸、芳香族スル
ホン酸、鉱酸及び脂肪族カルボン酸よりなる群から選択
される酸と、二価の錫塩及び(又は)鉛塩と、錯化剤と
してのチオ尿素と、還元剤を基本組成として含むメッキ
浴に次式(I)
カンスルホン酸、アルカノールスルホン酸、芳香族スル
ホン酸、鉱酸及び脂肪族カルボン酸よりなる群から選択
される酸と、二価の錫塩及び(又は)鉛塩と、錯化剤と
してのチオ尿素と、還元剤を基本組成として含むメッキ
浴に次式(I)
【化4】 (ここで、RはC5 〜C25アルキル基を表わし、R1 は
H、Na又はCH2 COOMを表わし、R2 はCOO
M、CH2 COOM又はCHOHCH2 SO3 Mを表わ
し、MはNa、K又はHを表わし、R3 はOHを表わ
す)のイミダゾリンベタイン、次式(II)
H、Na又はCH2 COOMを表わし、R2 はCOO
M、CH2 COOM又はCHOHCH2 SO3 Mを表わ
し、MはNa、K又はHを表わし、R3 はOHを表わ
す)のイミダゾリンベタイン、次式(II)
【化5】 (ここで、RはC5 〜C25アルキル基を表わし、又はR
は基RCONHR’−を表わし、R’はC 1 〜C 3 アル
キレン基を表わす)のジメチルアルキルベタイン、及び
次式(III)
は基RCONHR’−を表わし、R’はC 1 〜C 3 アル
キレン基を表わす)のジメチルアルキルベタイン、及び
次式(III)
【化6】 (ここで、RはC5 〜C25アルキル基を表わし、又はR
は基RCONHR’−を表わし、R’はC1 〜C3 アル
キレン基を表わす)のアルキルアミンオキシドよりなる
群から選択される少なくとも1種の含窒素化合物を添加
したことを特徴とする無電解錫又は錫−鉛合金メッキ浴
である。
は基RCONHR’−を表わし、R’はC1 〜C3 アル
キレン基を表わす)のアルキルアミンオキシドよりなる
群から選択される少なくとも1種の含窒素化合物を添加
したことを特徴とする無電解錫又は錫−鉛合金メッキ浴
である。
【0007】式(I)のイミダゾリンベタインとして
は、 ・2−ウンデシル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムヒドロキシドベタイン ・2−オクチル−1−カルボキシメチル−1−カルボキ
シメチルオキシエチルイミダゾリウムヒドロキシドベタ
イン ・2−オレイル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキ
シエチルイミダゾリウムヒドロキシドベタインなどが挙
げられる。式(II)のジメチルアルキルベタインとして
は、 ・N−ステアリル−N,N−ジメチル−N−カルボキシ
メチルベタイン ・N−オレイル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメ
チルベタイン ・N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメ
チルベタイン N−ドデシル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチ
ルベタインなどが挙げられる。式(III) のアルキルアミ
ンオキシドとしては、 ・ラウリルジメチルアミンオキシド ・やし油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド
などが挙げられる。含窒素化合物は、一般に0.01〜
60g/l、好ましくは0.1〜20g/lの量で含ま
れる。
は、 ・2−ウンデシル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムヒドロキシドベタイン ・2−オクチル−1−カルボキシメチル−1−カルボキ
シメチルオキシエチルイミダゾリウムヒドロキシドベタ
イン ・2−オレイル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキ
シエチルイミダゾリウムヒドロキシドベタインなどが挙
げられる。式(II)のジメチルアルキルベタインとして
は、 ・N−ステアリル−N,N−ジメチル−N−カルボキシ
メチルベタイン ・N−オレイル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメ
チルベタイン ・N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメ
チルベタイン N−ドデシル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチ
ルベタインなどが挙げられる。式(III) のアルキルアミ
ンオキシドとしては、 ・ラウリルジメチルアミンオキシド ・やし油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド
などが挙げられる。含窒素化合物は、一般に0.01〜
60g/l、好ましくは0.1〜20g/lの量で含ま
れる。
【0008】使用される酸としては、塩酸、ほう弗化水
素酸、硫酸、珪弗化水素酸、過塩素酸などが挙げられ
る。アルカンスルホン酸としては、式Cn H2n+1SO3
H(ここで、nは1〜5、このましくは1〜3である)
で示されるものが使用できる。例えば、メタンスルホン
酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、2−プロ
パンスルホン酸、ブタンスルホン酸、2−ブタンスルホ
ン酸、ペンタンスルホン酸などが挙げられる。アルカノ
ールスルホン酸としては、次式 Cm H2m+1−CH(OH)−Cp H2p+1−SO3 H (ここで、mは0〜2であり、pは1〜3である)で示
されるものが使用できる。例えば、2−ヒドロキシエタ
ン−1−スルホン酸、2−ヒドロキシプロパン−1−ス
ルホン酸、2−ヒドロキシブタン−1−スルホン酸、2
−ヒドロキシペンタン−1−スルホン酸などが挙げられ
る。芳香族スルホン酸としては、次式(IV)及び式
(V)
素酸、硫酸、珪弗化水素酸、過塩素酸などが挙げられ
る。アルカンスルホン酸としては、式Cn H2n+1SO3
H(ここで、nは1〜5、このましくは1〜3である)
で示されるものが使用できる。例えば、メタンスルホン
酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、2−プロ
パンスルホン酸、ブタンスルホン酸、2−ブタンスルホ
ン酸、ペンタンスルホン酸などが挙げられる。アルカノ
ールスルホン酸としては、次式 Cm H2m+1−CH(OH)−Cp H2p+1−SO3 H (ここで、mは0〜2であり、pは1〜3である)で示
されるものが使用できる。例えば、2−ヒドロキシエタ
ン−1−スルホン酸、2−ヒドロキシプロパン−1−ス
ルホン酸、2−ヒドロキシブタン−1−スルホン酸、2
−ヒドロキシペンタン−1−スルホン酸などが挙げられ
る。芳香族スルホン酸としては、次式(IV)及び式
(V)
【化4】
【化5】 で表わされるスルホン酸であってその水素原子の一部が
水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、カルボキシル基、
メルカプト基、アミノ基、スルホン酸基などで置換され
たものが使用できる。例えば、ベンゼンスルホン酸、ト
ルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、p−フェノー
ルスルホン酸、クレゾールスルホン酸、スルホサルチル
酸、ニトロベンゼンスルホン酸、スルホ安息香酸、ジフ
ェニルアミン−4−スルホン酸、F酸、NW酸、1−ナ
フトール−8−スルホン酸、2−ナフタリンスルホン
酸、1,5−ナフタリンジスルホン酸、ジフェニルアミ
ン−4−ナフタリンスルホン酸、2−ナフトール−6−
スルホン酸、クロセイン酸、1−クロル−3−スルホン
酸などが挙げられる。脂肪族カルボン酸としては、式C
n H2n+1COOH(ここで、nは1〜5である)で示さ
れるものが使用できる。例えば、酢酸、プロピオン酸、
酪酸などが挙げられる。以上示した酸は、一般に0.1
〜200g/lの量で添加される。
水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、カルボキシル基、
メルカプト基、アミノ基、スルホン酸基などで置換され
たものが使用できる。例えば、ベンゼンスルホン酸、ト
ルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、p−フェノー
ルスルホン酸、クレゾールスルホン酸、スルホサルチル
酸、ニトロベンゼンスルホン酸、スルホ安息香酸、ジフ
ェニルアミン−4−スルホン酸、F酸、NW酸、1−ナ
フトール−8−スルホン酸、2−ナフタリンスルホン
酸、1,5−ナフタリンジスルホン酸、ジフェニルアミ
ン−4−ナフタリンスルホン酸、2−ナフトール−6−
スルホン酸、クロセイン酸、1−クロル−3−スルホン
酸などが挙げられる。脂肪族カルボン酸としては、式C
n H2n+1COOH(ここで、nは1〜5である)で示さ
れるものが使用できる。例えば、酢酸、プロピオン酸、
酪酸などが挙げられる。以上示した酸は、一般に0.1
〜200g/lの量で添加される。
【0009】第一錫塩及び第一錫塩と鉛塩の混合物とし
ては、任意の可溶性の塩類を使用でき、好ましくは前記
の酸との塩類であり、また前記の酸に金属又は金属酸化
物を溶解して得られる錯塩(水溶性)も使用することが
できる。金属塩として換算した場合の添加量は、一般に
0.1〜200g/lである。
ては、任意の可溶性の塩類を使用でき、好ましくは前記
の酸との塩類であり、また前記の酸に金属又は金属酸化
物を溶解して得られる錯塩(水溶性)も使用することが
できる。金属塩として換算した場合の添加量は、一般に
0.1〜200g/lである。
【0010】還元剤としては、次亜リン酸、次亜リン酸
ナトリウム、次亜リン酸カリウム、次亜リン酸カルシウ
ム、次亜リン酸リチウム、次亜リン酸アンモニウムなど
が挙げられる。次亜リン酸化合物は、一般に5〜200
g/lの量で添加される。
ナトリウム、次亜リン酸カリウム、次亜リン酸カルシウ
ム、次亜リン酸リチウム、次亜リン酸アンモニウムなど
が挙げられる。次亜リン酸化合物は、一般に5〜200
g/lの量で添加される。
【0011】本発明のメッキ浴では、各成分の組合せに
よって、析出の安定、外観の向上、密着性の向上及び表
面粒子の緻密化と、銅と樹脂との接合部へのメッキ液の
浸透の抑制及び絶縁部での残存イオンの減少という顕著
な効果が得られる。また、次亜リン酸化合物の添加によ
り、析出速度の向上と安定化及びメッキ液の寿命の延長
という効果も得られる。
よって、析出の安定、外観の向上、密着性の向上及び表
面粒子の緻密化と、銅と樹脂との接合部へのメッキ液の
浸透の抑制及び絶縁部での残存イオンの減少という顕著
な効果が得られる。また、次亜リン酸化合物の添加によ
り、析出速度の向上と安定化及びメッキ液の寿命の延長
という効果も得られる。
【0012】メッキ浴の条件としては、pHは2以下、
好ましくは1以下であり、浴温は45〜90℃である
が、析出速度が速いため50〜70℃が好適である。本
発明のメッキ浴には、周知の添加剤、例えばメッキ表面
の平滑剤、光沢剤などを添加することができる。
好ましくは1以下であり、浴温は45〜90℃である
が、析出速度が速いため50〜70℃が好適である。本
発明のメッキ浴には、周知の添加剤、例えばメッキ表面
の平滑剤、光沢剤などを添加することができる。
【0013】
【実施例】実施例1 下記の成分 ・メタンスルホン酸錫 :0.13モル/l ・メタンスルホン酸鉛 :0.025モル/l ・メタンスルホン酸 :0.4モル/l ・チオ尿素 :1.5モル/l ・次亜リン酸 :0.8モル/l ・N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルベタイン:20g/ l を含む無電解めっき浴を建浴した。得られた浴を55℃
に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片を3分
間浸漬させた。得られた皮膜は、0.9μmの膜厚と7
%の鉛含有率を有し、無光沢、均一で良好な外観と優れ
た密着性及び緻密な粒子外観を呈した。浴温を上げるこ
とにより鉛の含有率を変化させることができ(40%ま
で)、その際にも良好な皮膜特性を維持できた。また、
繰り返しによるめっき付けにも液の劣化はほとんどな
く、良好な性能を持続した。
に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片を3分
間浸漬させた。得られた皮膜は、0.9μmの膜厚と7
%の鉛含有率を有し、無光沢、均一で良好な外観と優れ
た密着性及び緻密な粒子外観を呈した。浴温を上げるこ
とにより鉛の含有率を変化させることができ(40%ま
で)、その際にも良好な皮膜特性を維持できた。また、
繰り返しによるめっき付けにも液の劣化はほとんどな
く、良好な性能を持続した。
【0014】実施例2 下記の成分 ・フェノールスルホン酸錫 :0.13モル/l ・ほう弗化鉛 :0.08モル/l ・ほう弗酸 :0.4モル/l ・フェノールスルホン酸 :0.4モル/l ・チオ尿素 :1.2モル/l ・次亜リン酸アンモニウム :0.8モル/l ・2−オクチル−1−カルボキシメチル−1−カルボキシオキシエチルイミダゾ リウムベタイン:10g/l を含む無電解めっき浴を建浴した。得られた浴を55℃
に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片を3分
間浸漬させた。得られた皮膜は0.8μmの膜厚と7.
5%の鉛含有率を有し、無光沢、均一で良好な外観と優
れた密着性及び緻密な粒子外観を呈した。繰り返しによ
るめっき付けにも液の劣化はほとんどなく、良好な性能
を持続した。
に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片を3分
間浸漬させた。得られた皮膜は0.8μmの膜厚と7.
5%の鉛含有率を有し、無光沢、均一で良好な外観と優
れた密着性及び緻密な粒子外観を呈した。繰り返しによ
るめっき付けにも液の劣化はほとんどなく、良好な性能
を持続した。
【0015】実施例3 下記の成分 ・2−プロパノールスルホン酸錫 :0.14モル/l ・酢酸鉛 :0.08モル/l ・フェノールスルホン酸 :0.5モル/l ・2−ナフタリンスルホン酸 :0.1モル/l ・チオ尿素 :1.5モル/l ・次亜リン酸ナトリウム :1.0モル/l ・椰子油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド:15g/l を含む無電解めっき浴を建浴した。得られた浴を60℃
に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片を3分
間浸漬させた。得られた皮膜は0.9μmの膜厚と8%
の鉛含有率を有し、無光沢、均一で良好な外観と優れた
密着性及び緻密な粒子外観を呈した。繰り返しによるめ
っき付けにも液の劣化はほとんどなく、良好な性能を持
続した。また、同様な条件でテープキャリアにめっきし
たところ、無光沢、均一で良好な外観と優れた密着性を
有し、樹脂部へのアッタクも見られず、皮膜及び素材の
蒸留水抽出後の残存イオン量も97μS/cm(電気伝
導度)と良好な値を得た。
に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片を3分
間浸漬させた。得られた皮膜は0.9μmの膜厚と8%
の鉛含有率を有し、無光沢、均一で良好な外観と優れた
密着性及び緻密な粒子外観を呈した。繰り返しによるめ
っき付けにも液の劣化はほとんどなく、良好な性能を持
続した。また、同様な条件でテープキャリアにめっきし
たところ、無光沢、均一で良好な外観と優れた密着性を
有し、樹脂部へのアッタクも見られず、皮膜及び素材の
蒸留水抽出後の残存イオン量も97μS/cm(電気伝
導度)と良好な値を得た。
【0016】実施例4 下記の成分 ・硫酸錫 :0.25モル/l ・フェノールスルホン酸 :0.8モル/l ・塩酸 :0.1モル/l ・次亜リン酸ナトリウム :0.5モル/l ・チオ尿素 :1.4モル/l ・N−ドデシル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルベタイン:5g/l を含む無電解めっき浴を建浴した。得られためっき浴を
70℃に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片
を3分間浸漬させた。得られた皮膜は膜厚が0.6μm
であり、無光沢、均一で、密着性の良い良好な外観の錫
めっきが得られた。また、同様な条件でテープキャリア
にめっきしたところ、上記と同様な外観と皮膜特性を得
ることができ、蒸留水抽出後における残存イオン量も1
40μS/cm(電気伝導度)と良好な値を示した。
70℃に保持して、25×25mmの圧延銅板の試験片
を3分間浸漬させた。得られた皮膜は膜厚が0.6μm
であり、無光沢、均一で、密着性の良い良好な外観の錫
めっきが得られた。また、同様な条件でテープキャリア
にめっきしたところ、上記と同様な外観と皮膜特性を得
ることができ、蒸留水抽出後における残存イオン量も1
40μS/cm(電気伝導度)と良好な値を示した。
【0017】比較例1 下記の成分を含む公知の無電解はんだめっき用ホウ弗化
浴を調製した。 ・ほう弗化第一錫 :0.1モル/l ・ほう弗化鉛 :0.025モル/l ・ほう弗化水素酸 :0.1モル/l ・チオ尿素 :1.3モル/l ・次亜リン酸ナトリウム :0.3モル/l ・非イオン系界面活性剤 :15g/l 得られためっき浴を65℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた皮膜
は、ムラが多く、均一性に欠け、析出速度が低く、膜厚
は0.4μmに過ぎなかった。鉛含有率は10%であっ
た。
浴を調製した。 ・ほう弗化第一錫 :0.1モル/l ・ほう弗化鉛 :0.025モル/l ・ほう弗化水素酸 :0.1モル/l ・チオ尿素 :1.3モル/l ・次亜リン酸ナトリウム :0.3モル/l ・非イオン系界面活性剤 :15g/l 得られためっき浴を65℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた皮膜
は、ムラが多く、均一性に欠け、析出速度が低く、膜厚
は0.4μmに過ぎなかった。鉛含有率は10%であっ
た。
【0018】比較例2 下記の成分を含む公知の無電解はんだめっき浴を調製し
た。 ・塩化第一錫 :0.1モル/l ・塩化鉛 :0.025モル/l ・チオ尿素 :1.0モル/l ・塩酸ヒドラジン :0.5モル/l ・塩酸 :1.0モル/l 得られためっき浴を65℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた皮膜
は、無光沢で平滑さ及び均一性に欠け、鉛含有率は9
%、膜厚は0.5μmであった。
た。 ・塩化第一錫 :0.1モル/l ・塩化鉛 :0.025モル/l ・チオ尿素 :1.0モル/l ・塩酸ヒドラジン :0.5モル/l ・塩酸 :1.0モル/l 得られためっき浴を65℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた皮膜
は、無光沢で平滑さ及び均一性に欠け、鉛含有率は9
%、膜厚は0.5μmであった。
【0019】比較例3 下記の成分を含む公知の無電解はんだめっき浴を調製し
た。 ・メタンスルホン酸 :50g/l ・メタンスルホン酸錫 :20g/l ・メタンスルホン酸鉛 :13g/l ・チオ尿素 :75g/l ・次亜リン酸ナトリウム :80g/l ・くえん酸 :15g/l ・塩化ラウリルピリジニウム :5g/l ・EDTA :3g/l 得られためっき浴を80℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を10分間浸漬させた。得られた皮
膜は、1.0μmの膜厚で、析出速度が低く、鉛含有率
は38%であった。浴の安定性については、Sn2+の酸
化が認められ、繰り返しめっきすることで鉛の析出量が
極端に高くなった。テープキャリヤのめっきも試みた
が、樹脂部が変色し、蒸留水による抽出後の残存イオン
量も高く、250μS/cmであった。
た。 ・メタンスルホン酸 :50g/l ・メタンスルホン酸錫 :20g/l ・メタンスルホン酸鉛 :13g/l ・チオ尿素 :75g/l ・次亜リン酸ナトリウム :80g/l ・くえん酸 :15g/l ・塩化ラウリルピリジニウム :5g/l ・EDTA :3g/l 得られためっき浴を80℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を10分間浸漬させた。得られた皮
膜は、1.0μmの膜厚で、析出速度が低く、鉛含有率
は38%であった。浴の安定性については、Sn2+の酸
化が認められ、繰り返しめっきすることで鉛の析出量が
極端に高くなった。テープキャリヤのめっきも試みた
が、樹脂部が変色し、蒸留水による抽出後の残存イオン
量も高く、250μS/cmであった。
【0020】比較例4 下記の成分を含む公知の無電解はんだめっき浴を調製し
た。 ・メタンスルホン酸錫 :0.13モル/l ・メタンスルホン酸鉛 :0.025モル/l ・メタンスルホン酸 :0.4モル/l ・チオ尿素 :1.5モル/l ・次亜リン酸 :0.8モル/l 得られためっき浴を55℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた皮膜
は、0.9μmの膜厚と9%の鉛含有率を有し、無光沢
で均一性に欠け、外観ムラを生じた。粒子表面は粗雑
で、ピンホールが多数認められた。
た。 ・メタンスルホン酸錫 :0.13モル/l ・メタンスルホン酸鉛 :0.025モル/l ・メタンスルホン酸 :0.4モル/l ・チオ尿素 :1.5モル/l ・次亜リン酸 :0.8モル/l 得られためっき浴を55℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた皮膜
は、0.9μmの膜厚と9%の鉛含有率を有し、無光沢
で均一性に欠け、外観ムラを生じた。粒子表面は粗雑
で、ピンホールが多数認められた。
【0021】比較例5 下記の成分を含む公知の無電解錫めっき浴を調製した。 ・ほう弗化第一錫 :0.25モル/l ・ほう弗化水素酸 :0.25モル/l ・フェノールスルホン酸 :0.55モル/l ・次亜リン酸カリウム :0.5モル/l ・チオ尿素 :1.5モル/l ・ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル:10g/l 得られためっき浴を70℃に保持して、25×25mm
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた錫皮
膜は、無光沢で均一であったが、一部外観ムラが生じ
た。めっき物を数日間経時観察したところ黄変を認め
た。
の圧延銅板の試験片を3分間浸漬させた。得られた錫皮
膜は、無光沢で均一であったが、一部外観ムラが生じ
た。めっき物を数日間経時観察したところ黄変を認め
た。
【0022】以上本発明について好適な実施例を挙げて
説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変
をなし得るのはもちろんである。
説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変
をなし得るのはもちろんである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 道秀 兵庫県神戸市兵庫区西柳原町5−26号石 原薬品株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−197580(JP,A) 特開 平1−184279(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)第一錫塩又は第一錫塩と鉛塩との
混合物よりなる可溶性金属塩、 (B)アルカンスルホン酸、アルカノールスルホン酸、
芳香族スルホン酸、鉱酸及び脂肪族カルボン酸よりなる
群から選択される少なくとも1種の酸、 (C)チオ尿素、及び (D)次亜リン酸及び次亜リン酸塩よりなる群から選択
される少なくとも1種の還元剤を基本組成とする無電解
錫又は錫−鉛合金メッキ浴に、 (E)次式(I) 【化1】 (ここで、RはC 5 〜C 25 アルキル基を表わし、R 1 は
H、Na又はCH 2 COOMを表わし、R 2 はCOO
M、CH 2 COOM又はCHOHCH 2 SO 3 Mを表わ
し、MはNa、K又はHを表わし、R 3 はOHを表わ
す)のイミダゾリンベタイン、 次式(II) 【化2】 (ここで、RはC 5 〜C 25 アルキル基を表わし、又はR
は基RCONHR’−を 表わし、R’はC 1 〜C 3 アル
キレン基を表わす)のジメチルアルキルベタイン、及び
次式(III) 【化3】 (ここで、RはC 5 〜C 25 アルキル基を表わし、又はR
は基RCONHR’−を表わし、R’はC 1 〜C 3 アル
キレン基を表わす)のアルキルアミンオキシドよりなる
群から選択される少なくとも1種の含窒素化合物を添加
したことを特徴とする無電解錫又は錫−鉛合金メッキ
浴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07033491A JP3180918B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 無電解錫及び無電解錫−鉛合金メッキ浴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07033491A JP3180918B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 無電解錫及び無電解錫−鉛合金メッキ浴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186878A JPH05186878A (ja) | 1993-07-27 |
JP3180918B2 true JP3180918B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=13428425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07033491A Expired - Lifetime JP3180918B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 無電解錫及び無電解錫−鉛合金メッキ浴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180918B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101710162B1 (ko) | 2014-11-28 | 2017-03-08 | 주식회사 하우앳 | 엘리베이터 기능을 갖는 카메라 받침대 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5554211A (en) * | 1995-11-15 | 1996-09-10 | Mcgean-Rohco, Inc. | Aqueous electroless plating solutions |
US5928790A (en) * | 1996-04-23 | 1999-07-27 | Mcgean-Rohco, Inc. | Multilayer circuit boards and processes of making the same |
DE19749382A1 (de) * | 1997-11-07 | 1999-05-27 | Atotech Deutschland Gmbh | Verzinnung von Kupferrohren |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP07033491A patent/JP3180918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101710162B1 (ko) | 2014-11-28 | 2017-03-08 | 주식회사 하우앳 | 엘리베이터 기능을 갖는 카메라 받침대 |
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JPH05186878A (ja) | 1993-07-27 |
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