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JP3178747U - ポールの固定構造 - Google Patents

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JP3178747U
JP3178747U JP2012004373U JP2012004373U JP3178747U JP 3178747 U JP3178747 U JP 3178747U JP 2012004373 U JP2012004373 U JP 2012004373U JP 2012004373 U JP2012004373 U JP 2012004373U JP 3178747 U JP3178747 U JP 3178747U
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rotation position
hole
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JP2012004373U
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Inventor
真人 田村
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有限会社エコー商事
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Abstract

【課題】パラソル等を固定するポールの下端を風で土台から抜けることを抑制することが可能なポールの固定構造を提供する。
【解決手段】ポール10下端側に回動する棒体44からなり、先端が前記ポール10に近接した第一の回転位置から当該棒体44の先端が前記ポール10から離れる方向に回転した第二の回転位置までの範囲に回動が規制される1以上の係止部材20と、ポール10を固定する固定台であって、前記係止部材20が第一の回転位置にあるときに前記ポール10先端及び係止部材20が通る一方で、前記係止部材20が第二の回転位置にあるときは前記係止部材20が通ることができない大きさの穴61が上面に設けられ、当該穴61の下方には前記係止部材20が全て収り、前記第二の回転位置まで開くことができる空間が形成された固定台と、前記係止部材20を構成する棒体44を操作する操作部30とから構成する。
【選択図】図5

Description

本考案はパラソル、旗、幟を支持するポールを固定する構造に関する。
海水浴場やカフェテラスなどで用いられるパラソルは、錘などで固定された土台に、パラソルの下端を刺すことで設置される。下端部分は、単に重力で固定されるか、土台側のポール下端が刺さるスリーブの側面にネジ穴を設け、これにボルトでポール下端の側面を押圧することで固定することが一般的である。
しかし、強風が吹いた場合、パラソルが強い力で上方に押し上げられることがあり、この力により土台からパラソルの下端が抜けてしまい、風でパラソルが舞い上がることがある。このようにパラソルが舞い上がると、重量があるので人や物に当たると大変危険である。同様に、旗、幟などもポールの下端を土台に固定するものであり、風で抜けることがある。
本考案は、このような問題に鑑みて、パラソル等を固定するポールの下端を風で土台から抜けることを抑制することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、ポール下端側に設けられる、ポールの長手方向に直交する回転軸回りに回動するように端部が固定される棒体からなり、当該棒体の先端が前記ポールに近接した第一の回転位置から当該棒体の先端が前記ポールから離れる方向に回転した第二の回転位置までの範囲に回動が規制される1以上の係止部材と、ポールを固定する固定台であって、前記係止部材が第一の回転位置にあるときに前記ポール先端及び係止部材が通る一方で、前記係止部材が第二の回転位置にあるときは前記係止部材が通ることができない大きさの穴が上面に設けられるとともに、当該穴の下方には前記係止部材が全て収り、前記第二の回転位置まで開くことができる空間が形成された固定台と、前記係止部材を構成する棒体に一部が連結し、他部が前記棒体の回動に連動するように形成されたリンク機構を有する操作部であって、前記他部を操作することで前記係止部材を前記第二の回転位置にある状態から前記第一の回動位置に回動するように操作でき、前記他部は前記係止部材が前記固定台の空間内で第二の回転位置にある状態で前記穴より上方に存するように前記ポールに固定される操作部とを有するポールの固定構造である。
請求項2に記載の考案は、前記ポールの固定構造において、前記ポールの下端に突出し、上方に移動可能に設けられる突出片と、前記操作部の他部を、前記係止部材が前記第一の回動位置にある状態に保持するとともに、前記突出片と連動し、前記突出片が上方に移動したときに前記他部の保持を解除する閉状態保持部と、弾性体により前記係止部材が前記第二の回転位置側に回動するように付勢する開状態推進部とをさらに有するものである。
上記のような構成により本考案は、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の考案は、固定台の穴にポール下端と係止部材を挿入し、係止部材を第二の回転位置に開くと、係止部材は固定台の穴から抜けなくなるので、ポールが強風などを受けて抜け出ることを抑制することができる。そして、固定台の穴より上方に存する操作部の他部を操作することで、係止部材を第一の回転位置とすることでポールを固定台から取り出すことができる。
請求項2に記載の考案は、固定台の穴にポール下端と係止部材を挿入し、突出片を固定台の底に押し付けると、突出片が上方に移動して、前記操作部の他部の保持を解除し、係止部材を弾性体により第二の回転位置になるように開く。従って、係止部材を重力などで第二の回転位置になるように開く場合に比較して、より確実に係止部材を第一の回転位置から第二の回転位置にすることができる。
実施形態に係るパラソルの分解正面図である。 実施形態に係る係止部材の閉じた状態におけるパラソルのポール下端を示す拡大縦断面図である。 実施形態に係る係止部材の開いた状態におけるパラソルのポール下端を示す拡大縦断面図である。 (a)は実施形態に係るパラソルの土台部分の平面図であり、(b)は実施形態に係るパラソルの土台部分の縦断面図である。 (a)は実施形態に係るパラソルのポール下端を土台に挿入した状態を示す拡大縦断面図であり、(b)は実施形態に係るパラソルのポール下端を土台に固定状態を示す拡大縦断面図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に実施形態に係るパラソルXの分解図を示す。パラソルXはパラソル本体Pと、土台Bとから構成される。パラソルXはポール10の上端側に傘Sが形成され、ポール10の下端に係合固定部Rが形成される。パラソルXは係合固定部Rが土台Bに嵌り固定されることで安定した状態に立てることができる。傘Sは一般的なパラソルと同じ構造なので説明は省略する。
図2に係合固定部R部分の閉じた状態を示す拡大縦断面図を示し、図3に係合固定部R部分の開いた状態を示す拡大縦断面図を示す。係合固定部Rは、パイプ体からなるポール10の下端部、係止部材20、操作部30、閉状態保持部40、開状態推進部50から構成される。
係止部材20は、長方形断面の棒体であり、ポール10下端にポール10の長手方向に直交する回転軸回りに回動するように端部が固定されている。係止部材20は、図2に示すようにポール10に近接してほぼポール10に平行な回転位置Aから、図3に示すようにポール10に対して直角になる回転位置Bまで回動するものである。なお、係止部材20は、回転位置Bからさらに回転しないように回転が規制されている。係止部材20はポール10の中心軸に対称に4つ設けられている。
操作部30は、リング31、操作パイプ32、第一リンク棒33、第二リンク棒34から構成される。リング31、操作パイプ32はポール10下端外周を摺動する円筒体であり、リング31の上に操作パイプ32が位置する。なお、操作パイプ32は後述するようにポール10の下端が土台B内に収まったときに土台Bの上部から表出するような長さに設定される。第一リンク棒33は一端が係止部材20の上方中央近傍に回転可能に固定され、他端がリング31に回転可能に固定される。第二リンク棒34は一端が第一リンク棒の中央ややポール10寄りに回転可能に固定され、他端が操作パイプ32の下端に回転可能に固定される。このようなリンク機構により、操作パイプ32を上方に引き上げると、係止部材20は図2に示すように上方に回動して回転位置Aに移動し、操作パイプ32が下方に下がると係止部材20は図3に示すように下方に回動して回転位置Bへ移動する。
開状態推進部50は、操作部30のリング31と操作パイプ32の間に設けられる圧縮バネにより構成される。図2、図3を比較するとわかるように操作部30のリンク機構においては、係止部材20が閉じて回転位置Aにあるときは、係止部材20が開いて回転位置Bにあるときに比べてリング31と操作パイプ32の間隔が狭くなる。従って、リング31と操作パイプ32との間に圧縮バネを設けることでリング31と操作パイプ32の間隔は広がる方に付勢されるので、結果として係止部材20は回転位置Bに向かうように付勢されることとなる。
閉状態保持部40は、操作パイプ32側面に形成される縦に長いスリット状の穴からなる係止穴32a、係止部材20が回転位置Aにあるときの、ポール10の前記係止穴32aに重なるように形成されるスリット状の穴からなる表出穴11、表出穴11から表出する内部側が鉛直に形成される、底面に表出穴11から内側に向かって下るように傾斜する切り欠き42aが設けられた台形の板体からなる係合板42、係合板42をポール10の内側に固定するとともに、表出穴11から表出するように付勢する薄板バネ43、係合板42の切り欠き42aの傾斜に平行な斜面が上端に形成された棒体44、棒体44をポール10中心を摺動するように保持する、ポール10内壁に固定されるスリーブ45、棒体44の下端に固定される円柱体からなる突出片46、突出片46とスリーブ45との間に設けられる圧縮バネ47から構成される。棒体44はスリーブ45上方側に抜け止めの突起44aが設けられており、圧縮バネ47による下方への移動が規制されている。そして、突起44aの位置は圧縮バネ47が突出片46を下方へ押し出したときに、図2に示すように突出片46がややポール10下端から突出するような位置に定められる。さらに、棒体44の長さは、図2に示すように棒体44が下方位置に存するときには、上端の斜面が、係合板42の切り欠き42aに少しだけ掛かる程度の長さに設定される。この状態においては、係合板42は表出穴11から外に突出している。このような構造により、操作部30の操作パイプ32を図2に示すように上方に上げると、係合板42は操作パイプ32の係止穴32aから突出し、これによって操作パイプ32は下方への移動が規制される。この状態で突出片46を上方へ移動させると、棒体44が移動して棒体44の斜面が係合板42の切り欠き42a内を上方に移動することで切り欠き42aは傾斜に沿って内部へと移動することとなる。これにより係合板42は内側に没入し、係合板42と操作パイプ32の係合穴32aとの係合がはずれ、操作パイプ32は開状態推進部50により下方に移動し、係止部材20が図3に示すように回転位置Bへ回動する。
次に、土台Bについて説明する。図4(a)に土台Bの平面図を示し、図4(b)に土台Bの縦断面図を示す。土台Bは、扁平な直方体の上に半球体が載ったような形状をした中空のタンクであり、内部に水を入れることで錘としての機能を発揮する。半球状の部分は上方に穴61が設けられるとともに、穴の下方には十字状の空間62が形成される。この十字状の空間62は係止部材20が回転位置Aから回転位置Bに移動したときに、係止部材20が動くことができる大きさ及び形状に設定されている。なお、半球状の部分の当該十字状の空間を除く部分は下方の扁平な直方体と連通しており、一部に外部から水を供給するためのキャップが嵌められる給水口63が設けられる。穴61は、円筒状のポール10が嵌合する円形の穴が形成されたスリーブ61aが設けられるとともに、図2に示すような回転位置Aにある係止部材20が通ることができるように十字状の切り欠きが形成されている。
次に、以上のような構成を有するパラソルXの使用方法について説明する。最初にパラソル本体Pを土台Bに設置する場合について説明する。なお、土台Bには給水口63から十分な量の水が入れられているものとする。まず、図1、2に示すように操作部30の操作パイプ32は上方にあって係合板42が操作パイプ32の係止穴32aから突出し操作パイプ32は下方への移動が規制されているものとする。この状態で、図5(a)に示すように、ポール10の下端側を土台Bの穴61から係止部材20が穴の十字の切り欠きから通るようにして土台Bの十字状の空間62内へと挿入する。挿入すると閉状態保持部40の突出片46が空間62の底に当たるのでそのまま押し込むことで突出片46は上方へと移動する。これにより、棒体44が上方に移動し、これに連動する係合板42が内部へと没入することで係合板42と操作パイプ32の係止穴32aとの係合がはずれ、操作パイプ32は下方に移動可能となり、開状態推進部50により操作パイプ32とリング31との間隔が広がることで、操作部30のリンク機構により図5(b)に示すように係止部材20は土台Bの空間62内で自動的に開いて回転位置Bに至ることとなる。この状態で係止部材20は土台Bの穴61から抜けることはできなくなる。
次に、パラソル本体Pを土台Bから抜く場合の動作について説明する。まず、土台Bの上部から表出している操作パイプ32の上端を持って操作パイプ32を上方へと引き上げる。これにより開状態推進部50を構成する圧縮バネは縮み、操作部30のリンク機構により係止部材20は閉じて回転位置Aとなる。この状態でポール10を少し引き上げると閉状態保持部40の突出片46とこれに接合される棒体44は圧縮バネ47により下方に移動するので、閉状態保持部40の係合板42は薄板バネ43により外部に突出することとなる。操作パイプ32は引き上げられているので、突出した係合板42と操作パイプ32の係止穴32aとは係合し操作パイプ32は下方への移動が規制され図5(a)のような状態となる。その後、ポール10を土台Bの穴61から引き抜けば、パラソル本体P
を土台Bから分離することができる。
なお、上記実施形態ではパラソルを例示したが、旗や幟を固定するポールの固定構造としても上記説明した構造を適用することができる。
X パラソル
P パラソル本体
B 土台
10 ポール
11 表出穴
20 係合部材
30 操作部
31 リング
32 操作パイプ
32a 係止穴
33 第一リンク棒
34 第二リンク棒
40 閉状態保持部
42 係合板
44 棒体
46 突出片
50 開状態推進部
61 穴
62 空間

Claims (2)

  1. ポール下端側に設けられる、ポールの長手方向に直交する回転軸回りに回動するように端部が固定される棒体からなり、当該棒体の先端が前記ポールに近接した第一の回転位置から当該棒体の先端が前記ポールから離れる方向に回転した第二の回転位置までの範囲に回動が規制される1以上の係止部材と、
    ポールを固定する固定台であって、前記係止部材が第一の回転位置にあるときに前記ポール先端及び係止部材が通る一方で、前記係止部材が第二の回転位置にあるときは前記係止部材が通ることができない大きさの穴が上面に設けられるとともに、当該穴の下方には前記係止部材が全て収り、前記第二の回転位置まで開くことができる空間が形成された固定台と、
    前記係止部材を構成する棒体に一部が連結し、他部が前記棒体の回動に連動するように形成されたリンク機構を有する操作部であって、前記他部を操作することで前記係止部材を前記第二の回転位置にある状態から前記第一の回動位置に回動するように操作でき、前記他部は前記係止部材が前記固定台の空間内で第二の回転位置にある状態で前記穴より上方に存するように前記ポールに固定される操作部と
    を有する
    ポールの固定構造。
  2. 前記ポールの下端に突出し、上方に移動可能に設けられる突出片と、
    前記操作部の他部を、前記係止部材が前記第一の回動位置にある状態に保持するとともに、前記突出片と連動し、前記突出片が上方に移動したときに前記他部の保持を解除する閉状態保持部と、
    弾性体により前記係止部材が前記第二の回転位置側に回動するように付勢する開状態推進部と
    をさらに有する請求項1に記載のポールの固定構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8803513B2 (en) 2007-06-27 2014-08-12 Brooks Automation, Inc. Multiple dimension position sensor
JP2016059311A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 メタルエンジニアリング株式会社 ペット用繋留具
US9752615B2 (en) 2007-06-27 2017-09-05 Brooks Automation, Inc. Reduced-complexity self-bearing brushless DC motor

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