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JP3173442U - 組立式薪ストーブ - Google Patents

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JP3173442U
JP3173442U JP2011005915U JP2011005915U JP3173442U JP 3173442 U JP3173442 U JP 3173442U JP 2011005915 U JP2011005915 U JP 2011005915U JP 2011005915 U JP2011005915 U JP 2011005915U JP 3173442 U JP3173442 U JP 3173442U
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firewood
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stove
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JP2011005915U
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Inventor
泰輔 藤木
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有限会社拓晶
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Abstract

【課題】災害時でも屋外テントや仮設建物等で使用できる組立式薪ストーブを提供する。
【解決手段】燃焼室側と薪投入口側は、仕切板1−2で仕切られている。薪投入口は、薪が縦に立つような広さと高さに構成する。薪投入扉2−1を開けて薪材等を入れる。薪材等に火をつける時は、扉2−1を開けたままで横燃焼室1−4及び縦燃焼室1−1を予熱する。薪材等は、薪投入口の下側の部分から燃焼する。燃焼ガスは、横燃焼室1−4から縦燃焼室1−1を通り、耐火材の周りを下に向かって煙突口へ押し出され、煙突4から排気される。煮炊きを目的として使用する時は、天板蓋3−2をはずして、直接、鍋の底に燃焼炎が当たるようにする。屋内使用の時は、一般の薪ストーブと同様に、煙突4を使い外部に排気する。
【選択図】図3

Description

本考案は、災害時に発生する瓦礫や材木等を燃料として、電源や化石燃料がストップしている間に暖房及び煮炊きに利用出来る組立式薪ストーブ。
従来の薪ストーブは、鋳造か鋼板製で非常に重く移動等に問題があった。
しかも本体は、大型で住居の中に据え付けて固定する構造である。
しかしながら、従来の薪ストーブは燃焼の初期段階では煙の発生が多く、熱エネルギーに変えるには多くの薪が必要であった。
実用新案登録公報 第3165517号 広報
薪や瓦礫で、暖房と煮炊きを目的とした組立式薪ストーブ
本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、このストーブを使用する際は、短時間で組立をすることが出来、また災害時に仮設の屋外テントや仮設建物等で、薪や倒壊した木造建築物及び材木等の瓦礫類を燃焼することが出来れば、緊急時の暖房と簡易食品に利用する熱湯等を作ることが出来る。
特に本ストーブの構造は、天井部分の蓋を取り外すことで高温(600℃前後)の燃焼温度を得ることが出来るので、短時間でお湯を沸かすことが出来る。
特に、緊急時になくてはならない組立式薪ストーブとして提供することを目的としている。
この薪ストーブは、通称「ロケットストーブ」と呼ばれる薪ストーブである。
縦型の燃焼室を断熱材で囲い、その外側をドラム缶で囲い、強い上昇燃焼ガス流を起こし、燃焼室の上部が高温になり、焚き口に強い吸い込みを生じさせる方式である。
しかし、この「ロケットストーブ」の薪の投入口は、本体とは離れた場所で、上を向いて設置されており、ここから薪を差し込んで燃やす方法である。
初めの着火が難しく、慣れが必要である。
燃焼の初期段階では、焚口の付近で煙が発生しやすく、なおかつ焚き口の燃焼部分が露出している構造のため、常時観察していないと材木の種類によっては、燃焼時に燃えている薪の一部が弾け出てくることがあるので、安全の為に土間等を設置場所としている。
また全体の構造は、大型で粘土やレンガ及びドラム缶等を利用して、住居の中に据え付ける構造である。
上記目的を達成するために、本考案は、従来の薪ストーブとは違い基本的に構造を変えた。
従来の薪ストーブに比べて、暖房時は一般的な薪が約3倍以上の長時間の燃焼と煮炊きを目的とした時は、細めの薪で高温を持続出来て、なおかつ小型で一体型の組立式薪ストーブを提供することを目的としている。
燃焼ガスは断熱材で囲われた燃焼室の外側を下降して煙突に押し出される構成である。
この燃焼方式は燃焼効率が良く、燃焼が安定すれば煙の発生量も少なく、燃焼室が非常に高温になるので、60センチほどの燃焼室が30メートル程度の煙突と同じような吸引力を発生する。
また、ストーブ本体と薪の投入口を一体化し、なおかつ本体の正面を開閉出来る扉にして、扉を閉めて使用する構造とした。
組立式薪ストーブは、コンパクトで軽量にするためと、また非常時に備蓄倉庫から出したら、煙突部分及び少量の部品を組み込むことで、すぐに使用することが出来る構造である。
燃焼方法は、最初に燃焼室の真上の蓋を外して、新聞紙等に火をつけてから燃焼室を予熱する。
次に、蓋をして焚き口に同じように新聞紙等と焚き付けの細かい木を入れて燃焼させれば、最初の着火燃焼時から燃焼室側煙と炎が吸い込まれ始める。
焚き口の周囲の構造は、炎や未燃焼の煙が燃焼室へ吸い込まれやすく構成してある。
燃焼室の温度が安定的に上昇すると、焚き口に投入した薪の炎や煙が、横引き燃焼室の方に吸い込まれていくようになる。
本考案の薪ストーブは、薪の投入方法が一般の薪ストーブと違い、薪は横に寝かせて燃焼させない。
火力が安定したら、大きめの薪を縦に入れる。
薪の下側から燃焼していくので、下側が燃えながら薪は自重で下にスライドしていく。
よって、無駄に薪全体が燃えず長時間燃焼させることが出来る。
空気流入量を調整することで、薪の炎や煙が常に下向きに流れるように調整することで、少量の薪を長時間燃焼させることが出来る。
次に煮炊きが目的の場合は、上部の天板部品である蓋を外して鍋を直接のせて使用するので、燃焼室からの強い炎を鍋等に直接あて、短時間でお湯を沸かすことが出来る。
この場合の燃焼の方法は、暖房利用時よりも細めの燃料を連続して薪投入口に入れ、空気量を多くして高温燃焼を持続させる。
この場合も、炎が下向きに向かっていくようにする。
ただし空気量の調整は必要である。
本考案の構成によると、薪供給部に挿入した薪は下部から徐々に燃焼し、薪が長時間に渡っての燃焼が可能になる。
最初に燃焼室側の蓋を外して新聞紙等で予熱をすることで、次に正面に取り付けた扉から新聞紙と焚き付けで燃焼させれば、あまり煙も出ずに燃焼がスタート出来る。
その後、燃焼室の温度が安定したら、太い薪を縦に投入して薪の下部が燃焼し始め、炎が燃焼室に吸い込まれながら燃焼するので、無駄に薪が燃焼せずに長時間燃焼する。
薪ストーブの利用には、幅広い薪材を活用出来ることが重要である。
本考案の組立式薪ストーブは強い吸い込みの力により、燃焼させる木材を選ばず、火力が安定した状態になれば、災害時の木材瓦礫や乾燥の足りない木材及び煙の出やすい木材も、焚き口の高い温度で乾燥させ、未燃焼ガスも高温の燃焼室側で完全燃焼させられる。
結果、図1、1−1の部分で600℃以上の温度となった。
材質がステンレス鋼板と特殊な耐火材(1,000℃)を利用しているので、一般の鋳造及び鋼板製で出来た高火力ストーブに比べて、軽量でなおかつ防錆に優れているので、倉庫等での十年単位の長期間の保存が出来る。
結果、災害時の使用条件にも、対応出来る。
本考案の構成で、燃焼室上の取外し可能な蓋により。初期に短い時間で燃焼室が予熱され、早い時間で吸い込み効果が発生し、正面の焚き口の着火の不安定さも解決出来た。
正面扉を密閉出来るので、材木の種類によっては燃焼時に燃えた薪の一部が弾け出てくることも密閉型の扉とガラス窓の換気装置で解決することが出来た。
本考案の組立式薪ストーブの扉部品の組立部品図である。 本考案の組立式薪ストーブの薪投入口及び灰掻き出し口により構成した正面図である。 本考案の組立式薪ストーブの仕切板を挟んで、薪投入口部と燃焼室部の縦断面図であり、耐火材の入る位置図である。 本考案の組立式薪ストーブの仕切板を挟んで、薪投入口部と燃焼室部の横断面図であり、耐火材の入る位置図である。 本考案の組立式薪ストーブの燃焼室部の縦断面図であり、耐火材の入る位置図である。
考案の実施するための形態
本考案を図によって説明すると、図1の組立順序は、底板の上に耐火材を敷き、予め上部との接合部とのビス用の孔を空けておく。
底板の上には、L型をした角型導炎体を取付け、その周りを耐火材で囲んでいる。
角型導炎体には、揺れ防止のため、耐火材の上から上下の2ヶ所で、廻りの鋼板とビス留めをしている鋼板帯がある。
角型導炎体の廻りは、底板の後方2/3、いわゆる燃焼室の三方を鋼板で囲い、前部の薪投入口と併せる際のビス用の孔を空けておく。
三方のコの字型の前方は仕切板で、リベット留めにより燃焼室を囲う。
前部薪投入口の部品は、コの字の鋼板で正面は薪供給と空気供給を兼ね、更に燃焼状態が見えるように耐熱ガラスの入った扉が上部に付いて開閉できるようになっており、耐熱ガラス窓で空気供給ができ、扉は閉まっている状態から180°開けられる。
正面の下部には、薪材等の燃えた後の灰を掻き出すため、引き戸の扉が付いている。
上部の部品は、ストーブ全体を囲う天板。
角型導炎体の真上には、煮炊き用の丸穴が開けてあり、天板を塞ぐ丸鋼板と、角型導炎体から出る炎が直接天板に当たらないための熱受カバーが、一体となっている部品である。
煙突は、ストーブ本体裏側の下部に開けてある排炎口と煙突を繋ぐ丸型エルボは、ビス留めで留められており、エルボを繋ぐ部品と煙突部品とに分かれている。
図3により説明すると、燃焼室側1と薪投入口側2は、仕切板1−2で仕切られている。
薪投入口2は、薪が縦に立つような広さと高さに構成する。
薪投入扉2−1を開けて薪材等を入れる。
薪材等に火をつける時は、扉2−1を開けたままで横燃焼室1−4及び縦燃焼室1−1を予熱する。
耐熱ガラス2−2の開閉度により、空気量を調整する。
薪材等は、薪投入口2の下側の部分から燃焼する。
燃焼ガスは、横燃焼室1−4から縦燃焼室1−1を通り、耐火材の周りを下に向かって煙突口1−3へ押し出され、煙突4から排気される。
煮炊きを目的として使用する時は、天板蓋3−2をはずして、直接、鍋の底に燃焼炎が当たるようにする。
屋内使用の時は、一般の薪ストーブと同様に、煙突4を使い外部に排気する。
使用後に溜まった灰を出す場合は、引き扉2−3を使って灰を出す。
1 :導炎体の入った後部部品
1−1:導炎体(縦燃焼室)
1−2:仕切板(燃焼部と薪投入部を仕切る)
1−3:排炎口(煙突取付け位置)
1−4:導炎体の燃焼部(横燃焼室)
1−5:耐火板(空気の流入を良くする)
1−6:導炎体を囲む耐火板
2 :2枚の扉が付いた前部部品
2−1:扉(薪材等を投入し、空気量を調整)
2−2:耐熱ガラス
2−3:引き扉(灰を掻き出す)
3 :天板部品
3−1:煮炊き用円形穴
3−2:上部は煮炊き用天板蓋、下部は熱受けカバー(2枚一体型)
4 :煙突
4−1:排炎口と煙突を繋ぐ煙突用エルボ

Claims (2)

  1. 箱型本体内部に耐火材で囲繞して形成した中央炎路下方前方に開口した導炎口を有する箱型導炎体と、導炎体の前方に着脱して薪室を形成する前と、導炎体及び前方体に被冠する蓋体と、導炎体の背面下方に開口した排炎口に取り付ける煙突とで構成された組立式薪ストーブ。
  2. 箱型本体の上部天板にある煮炊き用円形穴を塞ぐことにより暖房機能となり、煮炊き用天板蓋を取り外すことにより煮炊き機能を発揮することを特徴とする請求項1記載の組立式薪ストーブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234991A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 有限会社上原工業所 薪ストーブ
JP2015230140A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 株式会社HMProducts 調理機能を備えたストーブ
JP2017032210A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社HMProducts 調理機能を備えたストーブ
CN109579056A (zh) * 2019-01-22 2019-04-05 胡肖成 一种组合式全封闭祛烟尘节能柴火灶

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