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JP3171417U - 学習項目表示票 - Google Patents

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幸栄 松村
幸栄 松村
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Abstract

【課題】段階的な数値として理解度合いを学習者自身が選び出せ、試験単元に関連があって学習の理解の度合いが低いと判断できる単元を見出し易く、学習前単元に対する学習の困難度合いも把握し易い学習項目表示票を提供する。【解決手段】学習項目表示票1は、線表示で結ばれる複数の学習項目表示部を有する。試験単元の学習項目表示部4Aに、1から10の数値を順に並べて表示して、試験得点を10段階値にしたときの試験得点値を1から10の数値から選択可能とされ、数値の高低に学習済み単元の試験単元に対する関連度合いの高低が対応するようにして数値に学習済み単元が対応付けされている試験得点値選択欄8を設け、学習済み単元の学習項目表示部4Bに、この学習済み単元が対応する試験単元における試験得点値選択欄8での数値を表示してなる学習関連値表示欄9を設けた。【選択図】図2

Description

本考案は小学生や中学生に対して行った試験の結果に基づいて学習すべき単元を探し出し易くする学習項目表示票に関するものである。
従来から小学生や中学生などが予め定められている単元(就学年に応じて段階分けや種類分けされた一単位の教育内容)の学習を進めていく場合、学習した単元の理解の度合いを本人などが把握できるようにするために定期的な試験を行うようにしており、試験の結果から、即ち、得点から単元に対する学習の範囲の出来、不出来を判断するようにしている。そして、試験において不出来と判断された単元に対しては再度その単元を学習し直すなどしてその単元の理解を高めるようにするのが一般的である。
ところで、試験の対象となった単元の点数(成績)が低いという場合、その単元の内容に対する理解が不足しているばかりでなく、その単元の前に学習して学習済みとされた単元の理解度合いも低下しているのが大きな原因となっているものである。しかしながら、試験による学習理解度の表現は点数によって、しかも試験の対象となった単元に対してのみ表現されているものであるため、試験によって理解度が低いと判断された科目の単元のみを復習してもその理解度が早期には向上し難いという問題があった。
そして、定められた多くの単元を順次学習していくに際しても、通常、単元相互の関連付けまでも指導されるものではなく、教科書においても単元相互の関連性を示す記載はないとともに、関連性を保つ状態で教科書の内容が組み立てられていない。よって、特定の単元の理解度を高めるために、その単元に関連の深い学習済みの単元を復習しようとしても、関連性の高い学習済みの単元の項目を探し出すことは難しいというのが現状であり、特に学年が変わったような場合には前学年で学習した単元との関連性が学習者側では非常に見出し難いものであった。
このような点から、特許文献1には、学習の理解の度合いが低いと判断された単元に関連性のある単元を見出し易くすることを目的とした学習項目表示票が示されている。学習項目表示票では、単元の名称が表示された単元名表示欄と教科書の前記単元に対応する箇所が表示された単元掲載位置表示欄とを備える複数の学習項目表示部が、前記単元の予め定められた学習順序で学習年次の区分のある配置にして並べ設けられていて、また、学習内容に関連のある単元の学習項目表示部の間に、該学習項目表示部を結ぶ線表示からなる関連表示手段が設けられている。
さらにこの学習項目表示票では、試験により得られた学習者側の実理解度が、前記試験に対応した単元である試験単元の学習項目表示部の理解度表示欄に表示されている。また、前記試験単元に関連があって学習済みの単元である学習済み単元の学習項目表示部にも理解度表示欄があり、実理解度に応じて想定される想定理解度がその理解度表示欄に表示されている。そして、試験単元に関連があって学習前の単元である学習前単元の学習項目表示部にも理解度表示欄があり、前記実理解度に応じて想定される学習前単元の予想理解度が、その理解度表示欄に表示されているものであった。
特開2000−112336号公報
この学習項目表示票にあっては、試験を行なった結果に基づいて試験単元と学習済み単元の理解度表示欄に理解度が情報として記載され、学習前単元の理解度表示欄に予想理解度が情報として記載されるものであるとともに、それらの情報は、試験結果が入力されたコンピュータシステムなどの専用機器の下で出力されることから、試験の終了を待たなければこの学習項目表示票を学習者側に配布できないという不便さがあった。
そこで本考案は上記事情に鑑み、試験単元の学習項目表示部に段階的な数値として理解度合いを学習者自身が選び出せるようにしておき、試験結果に基づいて学習者が選び出した試験単元での理解度合いから、試験単元に関連があって学習の理解の度合いが低いと判断できる単元を見出し易くするとともに、学習前単元に対する学習の困難度合いも把握し易くすることを課題とし、学習項目表示票の利点をより向上させることを目的とするものである。
本考案は上記課題を考慮してなされたもので、単元の名称が表示された単元名表示欄と教科書の前記単元に対応する箇所が表示された単元掲載位置表示欄とを備える複数の学習項目表示部が、前記単元の予め定められた学習順序で学習学年の区分のある配置にして並べ設けられ、かつ、学習内容に関連のある単元の名称が表示された前記学習項目表示部の間に、該学習項目表示部を結ぶ線表示からなる関連表示手段が設けられ、
前記関連表示手段によって関連付け表示されている複数の学習項目表示部は、試験に対応する試験単元の学習項目表示部と、前記試験単元の学習の前に学習済みとされている学習済み単元の学習項目表示部と、前記試験単元の学習の後に学習するとされている学習前単元の学習項目表示部とからなり、
前記試験単元の学習項目表示部には、1から10の数値を順に並べて表示して、試験得点を10段階値にしたときの試験得点値を前記1から10の数値から選択可能とされ、前記数値の高低に学習済み単元の試験単元に対する関連度合いの高低が対応するようにして前記数値に前記学習済み単元が対応付けされている試験得点値選択欄が設けられ、
前記学習済み単元の学習項目表示部それぞれには、該学習済み単元が対応する前記試験単元における試験得点値選択欄での数値を表示してなる学習関連値表示欄が設けられ、
前記学習前単元の学習項目表示部それぞれには、前記試験単元における試験得点値選択欄中の数値と、この数値にて想定される試験単元の想定理解度に基づく学習前単元での理解困難度を表示する符号とを並べてなる学習困難度表示欄が設けられている
ことを特徴とする学習項目表示票を提供して、上記課題を解消するものである。
そして、本考案において、学習者の氏名情報記載欄と、前記氏名情報記載欄に記載された学習者の偏差値目安算出欄と、学習者の志望校における偏差値情報を示す偏差値情報表示欄とが設けられていることが良好である。
本考案によれば、試験を受けて試験単元の得点を把握した学習者が、学習項目表示票の試験単元での試験得点値表示欄から試験得点値の数値を選び出し、関連表示手段を辿りながら学習関連値表示欄にその数値がある学習済み単元を探すことで、学習すべき学習済み単元を簡単に発見できる。また、試験単元から関連表示手段を辿りながら学習前単元それぞれの学習困難度表示欄に示された数値と困難度を把握し、学習前単元に進む上での復習すべき単元を探し易くなる。そして、試験を待たずとも本学習項目表示票を学習者側に配布できるという優れた効果も奏するものである。
本考案に係る学習項目表示票の実施の形態を示す説明図である。 実施の形態の一部分を拡大して示す説明図である。 実施の形態における偏差値目安算出欄と偏差値情報表示欄とを示す説明図である。
つぎに本考案を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は学習項目表示票で、該学習項目表示票1の片面には図1に示されるように一科目において、学年別に区分けされた複数の項目表示域2が学年順に一方向にして配置されている。そして、各学年においては学習すべき単元が予め定められていることから、その科目における各単元が、それぞれ対応する項目表示域2に位置するように配置されているものである。
図示の実施の例では、この単元それぞれは枠3を伴って前記項目表示域2内に表示されている学習項目表示部4として示されるものであり、前述したように、単元がそれぞれの学年において定められているため、学習項目表示部4は対応する項目表示域2に配置されているとともに、予め定められた学習順序で並べ設けられている。
上記学習項目表示部4それぞれでは、枠3の内部に「点の集合と作図」などの単元の名称が表示された単元名表示欄5と「128〜142」の頁数などにして教科書の前記単元に対応する箇所が表示された単元掲載位置表示欄6とを備えている。
また、単元の学習内容によって関連性のある場合、その単元を示す学習項目表示部4同士にあっては関連表示手段7によって関連性があることが示されている。前記関連表示手段7は図示されているように、学習項目表示部4の間に引いてその学習項目表示部4を結ぶ線表示からなるものである。
本学習項目表示票1は、試験を行なった単元の実理解度の程度に応じて、その単元の理解度を向上させるために必要となる学習済みの単元について復習などを行ない易くするために、その学習済みを単元を学習順序を下って探せるようにし、また、試験を行なった単元のつぎに学習を進めることになる学習前の単元について、現状のままで前記学習前の単元に学習を進めた場合の理解の程度を困難さとして把握できるようにするために用いられるものである。その区別があることから、上記関連表示手段7にて関連付け表示された関係にある複数の学習項目表示部4は、試験に対応する試験単元の学習項目表示部4Aと、前記試験単元の学習の前に学習済みとされて試験単元に対し学習順序に従って遡る形で関連付けのある学習済み単元の学習項目表示部4Bと、前記試験単元の学習の後に学習するとされて試験単元に対して学習順序に従って進む形で関連付けのある学習前単元の学習項目表示部4Cとからなるものである。
上述したように関連表示手段7によって関連付け表示されている複数の学習項目表示部4があることから、試験単元の学習項目表示部4Aに結ばれた関連表示手段7を辿ることで、学習済みで、かつ、試験単元と関連のある学習済み単元の学習項目表示部4Bの繋がりを探し出すことができる。また、試験単元の学習項目表示部4に結ばれた関連表示手段7を辿ることで、学習前で、かつ、試験単元と関連のある学習前単元の学習項目表示部4Cの繋がりも探し出せる。
図示されているように、試験単元の学習項目表示部4Aは試験得点値選択欄8を備える。この試験得点値選択欄8は1から10の数値を順に並べて表示してなるものである。そして、試験得点を10段階値にしたときの試験得点値を前記1から10の数値から選択可能とされ、試験を受けた学習者に伝えられた試験単元に対応する試験得点を、満点の試験得点を10とする10段階値に学習者が直してその試験得点値にチェックを入れるなどができるものとしている。
さらに、1から10の数値には、その数値の高低に学習済み単元の試験単元に対する関連度合いの高低が対応するようにして前記数値に前記学習済み単元が対応付けされている。例えば、試験単元の直前に学習する単元に関しては関連度合いが非常に高いとして高位の数値(例えば「8」という数値)が対応付けられている。また、試験単元の学習時点に対して学習学年を遡るようになる単元に関しては、試験単元の基礎を成すような重要な学習内容となる場合があるものの、両者の学習内容の高度さなどの比較からその関連度合いが低いとするときには低位の数値(例えば「1」という数値)が対応付けられている。
図2において試験単元に対して学習済み単元の学習項目表示部4Bとなる学習項目表示部4は一学年のみが示されているが、関連表示手段7を辿ることで下位の学年に及ぶ複数の学習済み単元の学習項目表示部4Bが複数存在する。この学習済み単元の学習項目表示部4Bそれぞれには学習関連値表示欄9が設けられている。この学習関連値表示欄9には、上述したように該学習済み単元が対応する上記試験単元における試験得点値選択欄での数値を表示されている。
学習関連値表示欄9がある学習済み単元は、当該学習済み単元に対して学習順序を遡って関連のある学習済み単元も学習済みの学習内容として含むものであることから、前記学習関連表示欄9には、関連度合いとして試験単元に近い関係にある学習済み単元の学習項目表示部であればあるほど、1の数値から高位の数値までに亘って複数個の数値が順に並べて表示されている。
そして、試験後に学習者が上記試験単元での試験得点値選択欄8で試験得点値となる数値を選択してチェックすることで、そのチェックした数値を最高値の数値としてこの学習関連値表示欄9に表示されている学習済み単元の学習項目表示部4Bを辿って探し出すことで、試験単元での試験得点として把握される実理解度をより向上させる上で最適な学習対象となる学習済み単元の学習項目表示部4Bを容易に見付け出すことができる。見つけ出された学習済み単元の学習項目表示部4Bにおける単元掲載位置表示欄6を確認することで、学習済みの単元の教科書における掲載場所も把握できる。
図2では一学年の試験単元に関連のある学習前単元の学習項目表示部4Cとなる学習項目表示部4は一学年分のみが示されているが、関連表示手段7を辿ることで上位学年に亘る複数の学習前単元の学習項目表示部4Cが複数存在する。なお、学習者が低学年の生徒である場合には、高学年者が履修すべき単元については以下に説明する表示欄は必ずしも必要とはされない。
上記学習前単元の学習項目表示部4Cそれぞれには学習困難度表示欄10が設けられている。この学習困難度表示欄10は、試験単元における試験得点値選択欄中の数値と、この数値(10段階値の試験得点として表現される理解度に相当する)にて想定される試験単元の想定理解度に基づく学習前単元での理解困難度を表示する符号とが並べて表示される。
学習前単元の学習項目表示部4Cは、試験を受けた学習者が現状のまま学習(授業等)を進める場合にその学習前単元の理解し難さを想定情報として示す個所であるため、試験単元にて理解度が低度とされた場合の数値(試験得点値)および困難度については省力されており、試験単元での理解度が中程度とされるまでに対応する複数個の数値が抜粋的に示され、前記数値に応じた困難度が、「×」や「××」などの符号にて前記数値に並べて表示されているものである。なお、この学習項目表示部4Cにおいても単元掲載位置表示欄6を確認することで、学習前単元での教科書における掲載場所が把握できる。
上記学習項目表示票1にあっては一科目の試験結果に基づいたものを示しているが、本考案は一科目においても各単元内容の理解度を示すものに限定されない。例えば、科目ごとに単元の理解度表示が構成されている用紙を分けてこれを連接するようにしてもよい。
本学習項目表示票1には、学習者の氏名情報記載欄11と、前記氏名情報記載欄11に記載された学習者の偏差値目安算出欄12と、学習者の志望校における偏差値情報を示す偏差値情報表示欄13とが設けられている(図3参照)。前記学習者の偏差値目安算出欄12での各学科項目及び平均項目に、偏差値目安となる数値に応じて上記試験単元での試験得点値それぞれが割り振り配置した状態で設けられていて、各学科項目及び平均項目の学習者自身の試験得点値がある位置での偏差値目安となる数値12aを選び出すことができるようにしている。また、前記偏差値情報表示欄13では、学習者の志望校の偏差値がボーダーライン項目13aに示されているとともに、各志望校の合格可能性をパーセント表示した横棒グラフ13bそれぞれに、上記試験単元での複数の試験得点値が割り振り配置されていて、学習者が自身の試験得点値をチェックすることで、各志望校での合格可能性が把握できるように設けられている。
1…学習項目表示票
2…項目表示域
4…学習項目表示部
4A…試験単元の学習項目表示部
4B…学習済み単元の学習項目表示部
4C…学習前単元の学習項目表示部
5…学習項目表示部内の単元名表示欄
6…学習項目表示部内の単元形成位置表示欄
7…関連表示手段
8…試験得点値選択欄
9…学習関連値表示欄
10…学習困難度表示欄
11…氏名情報記載欄
12…偏差値目安算出欄
13…偏差値情報表示欄

Claims (2)

  1. 単元の名称が表示された単元名表示欄と教科書の前記単元に対応する箇所が表示された単元掲載位置表示欄とを備える複数の学習項目表示部が、前記単元の予め定められた学習順序で学習学年の区分のある配置にして並べ設けられ、かつ、学習内容に関連のある単元の名称が表示された前記学習項目表示部の間に、該学習項目表示部を結ぶ線表示からなる関連表示手段が設けられ、
    前記関連表示手段によって関連付け表示されている複数の学習項目表示部は、試験に対応する試験単元の学習項目表示部と、前記試験単元の学習の前に学習済みとされている学習済み単元の学習項目表示部と、前記試験単元の学習の後に学習するとされている学習前単元の学習項目表示部とからなり、
    前記試験単元の学習項目表示部には、1から10の数値を順に並べて表示して、試験得点を10段階値にしたときの試験得点値を前記1から10の数値から選択可能とされ、前記数値の高低に学習済み単元の試験単元に対する関連度合いの高低が対応するようにして前記数値に前記学習済み単元が対応付けされている試験得点値選択欄が設けられ、
    前記学習済み単元の学習項目表示部それぞれには、該学習済み単元が対応する前記試験単元における試験得点値選択欄での数値を表示してなる学習関連値表示欄が設けられ、
    前記学習前単元の学習項目表示部それぞれには、前記試験単元における試験得点値選択欄中の数値と、この数値にて想定される試験単元の想定理解度に基づく学習前単元での理解困難度を表示する符号とを並べてなる学習困難度表示欄が設けられている
    ことを特徴とする学習項目表示票。
  2. 学習者の氏名情報記載欄と、前記氏名情報記載欄に記載された学習者の偏差値目安算出欄と、学習者の志望校における偏差値情報を示す偏差値情報表示欄とが設けられている請求項1に記載の学習項目表示票。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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