JP3169286B2 - 液体の淡色のポリイソシアネート混合物およびそれの製造方法 - Google Patents
液体の淡色のポリイソシアネート混合物およびそれの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジフェニルメタン系の新
しい、淡色のウレタン変性ポリイソシアネートまたはポ
リイソシアネート混合物、それの製造方法および淡色の
強靱で硬いポリウレタンフォームを製造するに当ってこ
れらの変性されたポリイソシアネートを使用する方法に
関する。
しい、淡色のウレタン変性ポリイソシアネートまたはポ
リイソシアネート混合物、それの製造方法および淡色の
強靱で硬いポリウレタンフォームを製造するに当ってこ
れらの変性されたポリイソシアネートを使用する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンフォーム、殊にポリウレタ
ン硬質フォームの製造に当っては、ジフェニルメタン系
のポリイソシアネートまたはポリイソシアネート混合物
(MDI)が長年の間ポリイソシアネート成分として用
いられてきた。硬質ポリウレタンフォームの製造の際に
は、約2ないし約3.1の平均NCO官能価を有するジ
フェニルメタン系のポリイソシアネート混合物が好まし
く使用される。しかしながら、これらのものは淡色のポ
リウレタンフォームを製造するのに適していないという
不都合を有する。本明細書中で用いられる“ジフェニル
メタン系のポリイソシアネート”という用語は、アニリ
ン/ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化によって生成
し、そしてホスゲン化生成物の状態で存在する全てのジ
−およびポリイソシアネートを意味している総称的な用
語である。本明細書中で使用される“ジフェニルメタン
系のポリイソシアネート混合物”という用語は“ジフェ
ニルメタン系のポリイソシアネート”のあらゆる混合物
を包含している。アニリン/ホルムアルデヒド縮合物の
ホスゲン化生成物、個々の“ジフェニルメタン系のポリ
イソシアネート”および/またはそれの種々の混合物を
1つに合せることによって得られる混合物およびまた
“ジフェニルメタン系のポリイソシアネート”の混合物
はアニリン/ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化生成
物の部分蒸留(partial distillati
on)中に留出物または蒸留残渣として生成する。
ン硬質フォームの製造に当っては、ジフェニルメタン系
のポリイソシアネートまたはポリイソシアネート混合物
(MDI)が長年の間ポリイソシアネート成分として用
いられてきた。硬質ポリウレタンフォームの製造の際に
は、約2ないし約3.1の平均NCO官能価を有するジ
フェニルメタン系のポリイソシアネート混合物が好まし
く使用される。しかしながら、これらのものは淡色のポ
リウレタンフォームを製造するのに適していないという
不都合を有する。本明細書中で用いられる“ジフェニル
メタン系のポリイソシアネート”という用語は、アニリ
ン/ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化によって生成
し、そしてホスゲン化生成物の状態で存在する全てのジ
−およびポリイソシアネートを意味している総称的な用
語である。本明細書中で使用される“ジフェニルメタン
系のポリイソシアネート混合物”という用語は“ジフェ
ニルメタン系のポリイソシアネート”のあらゆる混合物
を包含している。アニリン/ホルムアルデヒド縮合物の
ホスゲン化生成物、個々の“ジフェニルメタン系のポリ
イソシアネート”および/またはそれの種々の混合物を
1つに合せることによって得られる混合物およびまた
“ジフェニルメタン系のポリイソシアネート”の混合物
はアニリン/ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化生成
物の部分蒸留(partial distillati
on)中に留出物または蒸留残渣として生成する。
【0003】蒸留されたMDI型の留分、すなわち二核
生成物(4,4′−異性体MDI)を高い含有率で含む
留分またはできるだけ低い含有率の多核イソシアネート
を含む留分もまた、原則として淡色ポリウレタンフォー
ムの製造に役立つであろう。帯黄色の変色を有する発泡
プラスチックを生ずるのは、なお高い分子量を有するイ
ソシアネートばかりでなく、MDI系の多核イソシアネ
ートである。MDI系のポリイソシアネートを基とする
重合体における色の問題は文献から公知である。MDI
系のポリイソシアネートを基とする淡色の発泡プラスチ
ックは今日まで、かろうじて製造できるに過ぎなかっ
た。英国特許第2,207,671号明細書、米国特許
第4,465,639号明細書および米国特許第4,8
76,380号明細書には、淡色のプラスチックを製造
するためのこのような困難な方法が記載されている。高
い二核含有量を有するMDI系のイソシアネートは大き
な容積と十分な寸法安定性を有するポリウレタン硬質フ
ォームを製造するためには生憎高過ぎる反応性と低過ぎ
る官能価(多核成分が存在しない)を有する。かなり高
い2,4′−および2,2′−異性体含有率をもつ二核
化合物を含有し、そして適度の反応性を有するイソシア
ネートを使用することもまた、それの官能価が低いため
に実行できない。このような低い官能価を有するイソシ
アネートから製造された硬質フォームは、それの使用を
妨げる収縮の問題を起こす。
生成物(4,4′−異性体MDI)を高い含有率で含む
留分またはできるだけ低い含有率の多核イソシアネート
を含む留分もまた、原則として淡色ポリウレタンフォー
ムの製造に役立つであろう。帯黄色の変色を有する発泡
プラスチックを生ずるのは、なお高い分子量を有するイ
ソシアネートばかりでなく、MDI系の多核イソシアネ
ートである。MDI系のポリイソシアネートを基とする
重合体における色の問題は文献から公知である。MDI
系のポリイソシアネートを基とする淡色の発泡プラスチ
ックは今日まで、かろうじて製造できるに過ぎなかっ
た。英国特許第2,207,671号明細書、米国特許
第4,465,639号明細書および米国特許第4,8
76,380号明細書には、淡色のプラスチックを製造
するためのこのような困難な方法が記載されている。高
い二核含有量を有するMDI系のイソシアネートは大き
な容積と十分な寸法安定性を有するポリウレタン硬質フ
ォームを製造するためには生憎高過ぎる反応性と低過ぎ
る官能価(多核成分が存在しない)を有する。かなり高
い2,4′−および2,2′−異性体含有率をもつ二核
化合物を含有し、そして適度の反応性を有するイソシア
ネートを使用することもまた、それの官能価が低いため
に実行できない。このような低い官能価を有するイソシ
アネートから製造された硬質フォームは、それの使用を
妨げる収縮の問題を起こす。
【0004】発泡プラスチックとともに半透明の表皮を
適用するどのような場合にも、淡色のポリウレタン樹脂
が必要となる。例えば、ポリエステルの表皮を有する容
器または車体、内部のプラスチック容器を備えたサーフ
ボードおよび冷蔵庫で使用するためには淡色の樹脂が望
ましい。半透明の表皮の分野については、トリレンジイ
ソシアネートを基とするプレポリマー(所謂TDI−プ
レポリマー)が白色硬質フォームの生産を許すことが文
献から知られている。それにも拘らず、トリレンジイソ
シアネートを基とするプレポリマー(TDIプレポリマ
ー)の使用は産業衛生の配慮から益々困難になってい
る。
適用するどのような場合にも、淡色のポリウレタン樹脂
が必要となる。例えば、ポリエステルの表皮を有する容
器または車体、内部のプラスチック容器を備えたサーフ
ボードおよび冷蔵庫で使用するためには淡色の樹脂が望
ましい。半透明の表皮の分野については、トリレンジイ
ソシアネートを基とするプレポリマー(所謂TDI−プ
レポリマー)が白色硬質フォームの生産を許すことが文
献から知られている。それにも拘らず、トリレンジイソ
シアネートを基とするプレポリマー(TDIプレポリマ
ー)の使用は産業衛生の配慮から益々困難になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は産業衛
生上および環境上の規準を満たすことを条件として、淡
色で寸法安定性のポリウレタン硬質フォームの製造を可
能とするプレポリマーを提供することである。本発明の
目的はまた、淡色で寸法安定性の硬質ポリウレタンフォ
ームを生成するプレポリマーの製造方法を提供すること
である。本発明のさらに別の目的は淡色で寸法安定性の
硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することで
ある。
生上および環境上の規準を満たすことを条件として、淡
色で寸法安定性のポリウレタン硬質フォームの製造を可
能とするプレポリマーを提供することである。本発明の
目的はまた、淡色で寸法安定性の硬質ポリウレタンフォ
ームを生成するプレポリマーの製造方法を提供すること
である。本発明のさらに別の目的は淡色で寸法安定性の
硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの目的および当該
技術に精通した者にとって明らかであるその他の目的
は、a)15〜40重量%が2,4′−異性体であり、
そして2〜10重量%が2,2′−異性体である二核異
性体75〜95重量%および重合体イソシアネート5〜
25重量%を有するジフェニルメタンイソシアネート混
合物を、b)350〜1000mgKOH/gのOH価
とともに約3ないし約8の官能価および150〜100
0の分子量を有するポリエーテルポリオール0.1〜1
0重量%と反応させることによって成し遂げられる。そ
の結果生じたプレポリマーを、その後発泡剤の存在下で
イソシアネート反応性材料と反応させて寸法安定性で淡
色の硬質ポリウレタンフォームを製造することができ
る。
技術に精通した者にとって明らかであるその他の目的
は、a)15〜40重量%が2,4′−異性体であり、
そして2〜10重量%が2,2′−異性体である二核異
性体75〜95重量%および重合体イソシアネート5〜
25重量%を有するジフェニルメタンイソシアネート混
合物を、b)350〜1000mgKOH/gのOH価
とともに約3ないし約8の官能価および150〜100
0の分子量を有するポリエーテルポリオール0.1〜1
0重量%と反応させることによって成し遂げられる。そ
の結果生じたプレポリマーを、その後発泡剤の存在下で
イソシアネート反応性材料と反応させて寸法安定性で淡
色の硬質ポリウレタンフォームを製造することができ
る。
【0007】本発明はプレポリマーであるジフェニルメ
タン系のウレタン基含有ポリイソシアネートまたはポリ
イソシアネート混合物に関する。これらのプレポリマー
はジフェニルメタン系のイソシアネートとポリエーテル
ポリオールとの反応生成物である。本発明において役立
つジフェニルメタンのイソシアネートは約75ないし約
95重量%の二核異性体含有量を有して、2,4′−異
性体は15〜40重量%であり、そして2,2′−異性
体は2〜10重量%である。イソシアネート成分の残り
はジフェニルメタン系の重合体イソシアネート約5ない
し約25重量%である。本発明において有用なポリエー
テルポリオールは約3ないし約8の官能価、350〜1
000mgKOH/gのOH価および約150ないし約
1000の分子量を有する。
タン系のウレタン基含有ポリイソシアネートまたはポリ
イソシアネート混合物に関する。これらのプレポリマー
はジフェニルメタン系のイソシアネートとポリエーテル
ポリオールとの反応生成物である。本発明において役立
つジフェニルメタンのイソシアネートは約75ないし約
95重量%の二核異性体含有量を有して、2,4′−異
性体は15〜40重量%であり、そして2,2′−異性
体は2〜10重量%である。イソシアネート成分の残り
はジフェニルメタン系の重合体イソシアネート約5ない
し約25重量%である。本発明において有用なポリエー
テルポリオールは約3ないし約8の官能価、350〜1
000mgKOH/gのOH価および約150ないし約
1000の分子量を有する。
【0008】本発明のプレポリマーは公知のイソシアネ
ート反応性物質のいずれかを用いる公知技術に従って寸
法安定性の淡色で、かつ強靱なポリウレタン硬質フォー
ムを製造するのに役立つ。これらの寸法安定性の、淡色
で、しかも強靱なポリウレタン硬質フォームの製造に有
用な発泡剤はトリクロルフルオルメタン、クロルジフル
オルメタン、1,1−ジクロル−1−フルオルエタン、
1−クロル−1,1−ジフルオルエタン、1,1−ジク
ロル−2,2,2−トリフルオルエタンおよびそれらの
混合物のようなハロゲン含有発泡剤およびC4 −ないし
C8 −アルカン、主としてC5 −アルカンおよび二酸化
炭素のようなハロゲンを含まない発泡剤を包含してい
る。
ート反応性物質のいずれかを用いる公知技術に従って寸
法安定性の淡色で、かつ強靱なポリウレタン硬質フォー
ムを製造するのに役立つ。これらの寸法安定性の、淡色
で、しかも強靱なポリウレタン硬質フォームの製造に有
用な発泡剤はトリクロルフルオルメタン、クロルジフル
オルメタン、1,1−ジクロル−1−フルオルエタン、
1−クロル−1,1−ジフルオルエタン、1,1−ジク
ロル−2,2,2−トリフルオルエタンおよびそれらの
混合物のようなハロゲン含有発泡剤およびC4 −ないし
C8 −アルカン、主としてC5 −アルカンおよび二酸化
炭素のようなハロゲンを含まない発泡剤を包含してい
る。
【0009】本発明はまた、a)二核異性体のうち約1
5ないし約40重量%が2,4′−異性体であっておよ
び約2ないし約10重量%の2,2′−異性体である二
核異性体約75ないし約95重量%とジフェニルメタン
系の重合イソシアネート約5ないし約25重量%とから
なるジフェニルメタン系イソシアネートを、b)全体の
量に対して約0.1ないし約10重量%の、約350な
いし約1000mgKOH/gのOH価とともに約3な
いし約8の官能価および約150ないし約1000の分
子量を有するポリエーテルポリオールと反応させること
を特徴とする、ジフェニルメタン系のウレタン基含有ポ
リイソシアネートまたはポリイソシアネート混合物の製
造方法に関する。好ましくは、全体の量に対して6〜8
重量%のポリエーテルポリオールが使用される。反応に
おいて使用されるジフェニルメタン系のイソシアネート
は好ましくは約85重量%の二核異性体含有量を有し、
そして2,4′−異性体の含有率は約20ないし約24
重量%であって、2,2′−異性体の含有率は約1ない
し約5重量%である。
5ないし約40重量%が2,4′−異性体であっておよ
び約2ないし約10重量%の2,2′−異性体である二
核異性体約75ないし約95重量%とジフェニルメタン
系の重合イソシアネート約5ないし約25重量%とから
なるジフェニルメタン系イソシアネートを、b)全体の
量に対して約0.1ないし約10重量%の、約350な
いし約1000mgKOH/gのOH価とともに約3な
いし約8の官能価および約150ないし約1000の分
子量を有するポリエーテルポリオールと反応させること
を特徴とする、ジフェニルメタン系のウレタン基含有ポ
リイソシアネートまたはポリイソシアネート混合物の製
造方法に関する。好ましくは、全体の量に対して6〜8
重量%のポリエーテルポリオールが使用される。反応に
おいて使用されるジフェニルメタン系のイソシアネート
は好ましくは約85重量%の二核異性体含有量を有し、
そして2,4′−異性体の含有率は約20ないし約24
重量%であって、2,2′−異性体の含有率は約1ない
し約5重量%である。
【0010】本発明方法においては、反応容器にポリイ
ソシアネート成分を供給し、ついでポリイソシアネート
を含む容器に攪拌しながらポリエーテルポリオールを加
えるのが好ましい。この方法は好ましくは不活性ガス雰
囲気の存在下で遂行される。本発明方法は一般に40な
いし140℃、好ましくは40ないし80℃の温度範囲
で遂行される。反応はポリイソシアネートの流れの中に
ポリエーテルポリオール成分を計量しながら添加するこ
とによって連続的に遂行できる。本発明方法によって得
られる反応混合物は続いて更に別のジフェニルメタン系
の未変性ポリイソシアネートまたはポリイソシアネート
混合物と混合してもよい。この混合のために用いられる
第二のポリイソシアネート成分は本発明によるウレタン
基含有ポリイソシアネートと同一であることができる。
以下の実施例の助けをかりて本発明はさらに詳しく説明
されるが、これらの実施例の中ですべての部および百分
率は、別に指示されていなければ、重量部および重量百
分率である。
ソシアネート成分を供給し、ついでポリイソシアネート
を含む容器に攪拌しながらポリエーテルポリオールを加
えるのが好ましい。この方法は好ましくは不活性ガス雰
囲気の存在下で遂行される。本発明方法は一般に40な
いし140℃、好ましくは40ないし80℃の温度範囲
で遂行される。反応はポリイソシアネートの流れの中に
ポリエーテルポリオール成分を計量しながら添加するこ
とによって連続的に遂行できる。本発明方法によって得
られる反応混合物は続いて更に別のジフェニルメタン系
の未変性ポリイソシアネートまたはポリイソシアネート
混合物と混合してもよい。この混合のために用いられる
第二のポリイソシアネート成分は本発明によるウレタン
基含有ポリイソシアネートと同一であることができる。
以下の実施例の助けをかりて本発明はさらに詳しく説明
されるが、これらの実施例の中ですべての部および百分
率は、別に指示されていなければ、重量部および重量百
分率である。
【0011】
【実施例】これらの実施例において使用されたポリエー
テルポリオールは公知の方法によって製造された。必要
量の起動物質(スターター,starter)(例えば
グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
サッカロースまたは混合物)を反応容器に装入した。次
に、通例の塩基(例えばNaOHまたはKOH)を用い
て、エポキシドを100〜120℃で加えた。生成物を
中和し、そして公知方法によって仕上げた。表1の中で
詳しく説明されているポリエーテルポリオールA〜Eを
下記の例で使用した。
テルポリオールは公知の方法によって製造された。必要
量の起動物質(スターター,starter)(例えば
グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
サッカロースまたは混合物)を反応容器に装入した。次
に、通例の塩基(例えばNaOHまたはKOH)を用い
て、エポキシドを100〜120℃で加えた。生成物を
中和し、そして公知方法によって仕上げた。表1の中で
詳しく説明されているポリエーテルポリオールA〜Eを
下記の例で使用した。
【0012】
【表1】
【0013】以下の各例においてポリイソシアネート
1,2または3を使用した。それらのポリイソシアネー
トの各々の組成は次の通りであった。 ポリイソシアネート1 ジアミノジフェニルメタン異性体のうちの約60重量%
が4,4′−ジアミノジフェニルメタン(MDA)であ
り、約22重量%が2,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン(MDA)であり、そして約3重量%が2,2′−ジ
アミノジフェニルメタン(MDA)である、ジアミノジ
フェニルメタン異性体85重量%を有するジフェニルメ
タン系のポリアミン混合物の未精製のまだ蒸留されてい
ないホスゲン化生成物(米国特許第3,952,042
号明細書、実施例1に従って製造されたもの)。このア
ミン混合物から製造されたポリイソシアネート混合物は
ジイソシアナトジフェニルメタン異性体85重量%およ
びジフェニルメタン系の多核ポリイソシアネート15重
量%を含み、そして25℃において約25 mPa・sの粘
度を有していた。
1,2または3を使用した。それらのポリイソシアネー
トの各々の組成は次の通りであった。 ポリイソシアネート1 ジアミノジフェニルメタン異性体のうちの約60重量%
が4,4′−ジアミノジフェニルメタン(MDA)であ
り、約22重量%が2,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン(MDA)であり、そして約3重量%が2,2′−ジ
アミノジフェニルメタン(MDA)である、ジアミノジ
フェニルメタン異性体85重量%を有するジフェニルメ
タン系のポリアミン混合物の未精製のまだ蒸留されてい
ないホスゲン化生成物(米国特許第3,952,042
号明細書、実施例1に従って製造されたもの)。このア
ミン混合物から製造されたポリイソシアネート混合物は
ジイソシアナトジフェニルメタン異性体85重量%およ
びジフェニルメタン系の多核ポリイソシアネート15重
量%を含み、そして25℃において約25 mPa・sの粘
度を有していた。
【0014】ポリイソシアネート2 ジイソシアナトジフェニルメタン異性体(MDI)のう
ちの50重量%が4,4′−MDIであり、37重量%
が2,4′−MDIであり、そして8重量%が2,2′
−MDIである、ジイソシアナトジフェニルメタン異性
体約90重量%を含有し、そしてジフェニルメタン系の
より官能価の高い重合体ポリイソシアネート約10重量
%を含有しおよび25℃において約25 mPa・s の粘度
を有するジフェニルメタン系のポリイソシアネート混合
物。
ちの50重量%が4,4′−MDIであり、37重量%
が2,4′−MDIであり、そして8重量%が2,2′
−MDIである、ジイソシアナトジフェニルメタン異性
体約90重量%を含有し、そしてジフェニルメタン系の
より官能価の高い重合体ポリイソシアネート約10重量
%を含有しおよび25℃において約25 mPa・s の粘度
を有するジフェニルメタン系のポリイソシアネート混合
物。
【0015】ポリイソシアネート3 ドイツのバイエルAG製のデスモドール(Desmod
ur)44Mの名称の下に市販されている純粋な、蒸留
された4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート。
ur)44Mの名称の下に市販されている純粋な、蒸留
された4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート。
【0016】例1 攪拌機、滴下漏斗、温度計および窒素の導入および排出
管路を備えた三つ口フラスコに466gのポリイソシア
ネート1を装入した。ついで、攪拌しながら、かつ窒素
の雰囲気の下で34gのポリエーテルポリオールAを3
時間の時間にわたって滴下した。その後、さらに攪拌し
ながら、反応生成物を1時間60℃に維持してから、室
温まで冷却させた。
管路を備えた三つ口フラスコに466gのポリイソシア
ネート1を装入した。ついで、攪拌しながら、かつ窒素
の雰囲気の下で34gのポリエーテルポリオールAを3
時間の時間にわたって滴下した。その後、さらに攪拌し
ながら、反応生成物を1時間60℃に維持してから、室
温まで冷却させた。
【0017】例2 例1で用いたのと同じ手順を使用して450gのポリイ
ソシアネート1を50gのポリエーテルポリオールEと
反応させた。
ソシアネート1を50gのポリエーテルポリオールEと
反応させた。
【0018】例3 例1で用いたのと同じ手順を使用して460gのポリイ
ソシアネート2を40gのポリエーテルポリオールCと
反応させた。
ソシアネート2を40gのポリエーテルポリオールCと
反応させた。
【0019】例4 例1で用いたのと同じ手順を使用して450gのポリイ
ソシアネート1を50gのポリエーテルポリオールBと
反応させた。
ソシアネート1を50gのポリエーテルポリオールBと
反応させた。
【0020】例5 例1で用いたのと同じ手順を使用して466gのポリイ
ソシアネート3を34gのポリエーテルポリオールAと
反応させた。この場合、相分離または晶出が生じた。例
1ないし5から得られた反応生成物に関するデータを表
2に示す。
ソシアネート3を34gのポリエーテルポリオールAと
反応させた。この場合、相分離または晶出が生じた。例
1ないし5から得られた反応生成物に関するデータを表
2に示す。
【0021】
【表2】 表 2 ────────────────────────────── 粘 度 NCO含有量 〔25℃における mPa.s〕 (%) ────────────────────────────── 例 1 1200 26.50 例 2 2300 25.60 例 3 850 23.50 例 4 1880 25.55 例 5 233 26.68
【0022】硬いフォーム試験片(発泡プラスチック試
料1ないし10)を製造するために、例1ないし5で得
られたプレポリマー、ポリイソシアネート1およびドイ
ツ、バイエルAGからデスモドール(Desmodu
r)PFの名称の下に市販されているポリイソシアネー
トを使用した。発泡の際のポリオール成分として下記の
処方物を使用した。
料1ないし10)を製造するために、例1ないし5で得
られたプレポリマー、ポリイソシアネート1およびドイ
ツ、バイエルAGからデスモドール(Desmodu
r)PFの名称の下に市販されているポリイソシアネー
トを使用した。発泡の際のポリオール成分として下記の
処方物を使用した。
【0023】処方物A: 1)トリメチロールプロパンと、エチレンオキシドおよ
びプロピレンオキシドとの反応によって得られたOH価
550mgKOH/gのポリエーテルポリオール98重
量部、 2)整泡剤としてのポリエーテル−ポリオール変性ポリ
シロキサン1.5重量部、 3)発泡剤としての水0.5重量部。
びプロピレンオキシドとの反応によって得られたOH価
550mgKOH/gのポリエーテルポリオール98重
量部、 2)整泡剤としてのポリエーテル−ポリオール変性ポリ
シロキサン1.5重量部、 3)発泡剤としての水0.5重量部。
【0024】処方物B: 1)処方物A100重量部および2)ポリエーテルポリ
オールA12重量部からなる、580mgKOH/gの
OH価および20℃における1780 mPa・sの粘度を
有するポリオール混合物。発泡プラスチック試験片を製
造するために、処方物A100重量部または処方物B1
12重量部、触媒としてのN,N′−ジメチルシクロヘ
キシルアミン1.4ないし2.0重量部、発泡剤18な
いし38重量部および例1ないし5から得られたプレポ
リマーまたはポリイソシアネート1またはデスモドール
(Desmodur)PFポリイソシアネート163な
いし187重量部を混合し、そして処理して試験片を形
成させた。
オールA12重量部からなる、580mgKOH/gの
OH価および20℃における1780 mPa・sの粘度を
有するポリオール混合物。発泡プラスチック試験片を製
造するために、処方物A100重量部または処方物B1
12重量部、触媒としてのN,N′−ジメチルシクロヘ
キシルアミン1.4ないし2.0重量部、発泡剤18な
いし38重量部および例1ないし5から得られたプレポ
リマーまたはポリイソシアネート1またはデスモドール
(Desmodur)PFポリイソシアネート163な
いし187重量部を混合し、そして処理して試験片を形
成させた。
【0025】実験室において、200mm×200mm
×約200mmの寸法を有するこれらの試験片(約15
分後に成形品の取出し)を23℃において公知の方法で
製造した。24時間後に、試験片を真中で垂直に切断し
た。室温における収縮の程度を確かめるために最小の水
平の開口面を測定した(表3参照)。例1〜5のプレポ
リマー、ポリイソシアネート1およびデスモドール(D
esmodur)PFイソシアネートによってポリウレ
タン硬質フォームを製造することによって得られた試験
結果を表3にまとめた。
×約200mmの寸法を有するこれらの試験片(約15
分後に成形品の取出し)を23℃において公知の方法で
製造した。24時間後に、試験片を真中で垂直に切断し
た。室温における収縮の程度を確かめるために最小の水
平の開口面を測定した(表3参照)。例1〜5のプレポ
リマー、ポリイソシアネート1およびデスモドール(D
esmodur)PFイソシアネートによってポリウレ
タン硬質フォームを製造することによって得られた試験
結果を表3にまとめた。
【0026】
【表3】
【0027】〔表註〕 * Desmodur PF: ドイツ、バイエルAG
から入手できる市販のポリイソシアネート * 比: イソシアネートの量対イソシアネート×100
の理論的に計算された量の比 Ex=例a トリクロルフルオルメタンb N,N′−ジメチルシクロヘキシルアミン
から入手できる市販のポリイソシアネート * 比: イソシアネートの量対イソシアネート×100
の理論的に計算された量の比 Ex=例a トリクロルフルオルメタンb N,N′−ジメチルシクロヘキシルアミン
【0028】表3から、発泡プラスチック8,9および
10は室温でさえも、はっきりと限定された収縮を示す
ことがわかる。ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシ
アネート(ポリイソシアネート1)、ウレタン基含有ジ
フェニルメタンジイソシアネートのデスモドールPF
(バイエルAGから商業的に入手できる;従来技術)お
よび本発明のプレポリマーを製造する場合に有用である
種類のポリエーテルポリオールと反応した、蒸留された
ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネートは、淡
色ではあるが、寸法が安定でないポリウレタン硬質フォ
ームを生ずるので、イソシアネート成分として適してい
ない。さらに、発泡プラスチック1と9とを比較する
と、収縮しない淡色の発泡プラスチック(発泡プラスチ
ック1)を得るためには、本発明のプレポリマーを製造
するためのイソシアネート側にポリエーテルポリオール
を使用しなければならないことが示される。ポリオール
側にポリエーテルポリオールを使用する場合には、収縮
するフォームが得られる(発泡プラスチック9)。
10は室温でさえも、はっきりと限定された収縮を示す
ことがわかる。ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシ
アネート(ポリイソシアネート1)、ウレタン基含有ジ
フェニルメタンジイソシアネートのデスモドールPF
(バイエルAGから商業的に入手できる;従来技術)お
よび本発明のプレポリマーを製造する場合に有用である
種類のポリエーテルポリオールと反応した、蒸留された
ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネートは、淡
色ではあるが、寸法が安定でないポリウレタン硬質フォ
ームを生ずるので、イソシアネート成分として適してい
ない。さらに、発泡プラスチック1と9とを比較する
と、収縮しない淡色の発泡プラスチック(発泡プラスチ
ック1)を得るためには、本発明のプレポリマーを製造
するためのイソシアネート側にポリエーテルポリオール
を使用しなければならないことが示される。ポリオール
側にポリエーテルポリオールを使用する場合には、収縮
するフォームが得られる(発泡プラスチック9)。
【0029】他方、処方物Aおよび例1〜4のプレポリ
マーから得られる反応生成物の発泡は寸法が安定で、か
つ淡色のポリウレタン硬質フォーム1〜7を生ずる。本
発明はこれまでに説明の目的で詳しく述べられてきたけ
れども、このような詳細な説明は専らその目的のためで
あって、本発明が特許請求の範囲に記載された事項によ
って制限されることを除き、本発明の精神と範囲を外れ
ないで、当業者がその中で様々な変更をなし得ることは
当然理解されるべきである。以上、発明の詳細な説明に
おいて詳しく述べた本発明を要約すると、次の通りであ
る。
マーから得られる反応生成物の発泡は寸法が安定で、か
つ淡色のポリウレタン硬質フォーム1〜7を生ずる。本
発明はこれまでに説明の目的で詳しく述べられてきたけ
れども、このような詳細な説明は専らその目的のためで
あって、本発明が特許請求の範囲に記載された事項によ
って制限されることを除き、本発明の精神と範囲を外れ
ないで、当業者がその中で様々な変更をなし得ることは
当然理解されるべきである。以上、発明の詳細な説明に
おいて詳しく述べた本発明を要約すると、次の通りであ
る。
【0030】(1)a)1)約15ないし約40重量%
が2,4′−異性体であって、約2ないし約10重量%
が2,2′−異性体である二核異性体約75ないし約9
5重量%および 2)約5ないし約25重量%の重合体イソシアネートが
存在しているジフェニルメタンイソシアネート混合物
と、 b)約3ないし約8の官能価、約350ないし約100
0mgKOH/gのOH価および約150ないし約10
00の分子量を有するポリエーテルポリオールとの反応
生成物であるウレタン含有ジフェニルメタンイソシアネ
ートプレポリマー。
が2,4′−異性体であって、約2ないし約10重量%
が2,2′−異性体である二核異性体約75ないし約9
5重量%および 2)約5ないし約25重量%の重合体イソシアネートが
存在しているジフェニルメタンイソシアネート混合物
と、 b)約3ないし約8の官能価、約350ないし約100
0mgKOH/gのOH価および約150ないし約10
00の分子量を有するポリエーテルポリオールとの反応
生成物であるウレタン含有ジフェニルメタンイソシアネ
ートプレポリマー。
【0031】(2)前記第1項のプレポリマーとジフェ
ニルメタンポリイソシアネートとの混合物。 (3)a)(1)二核異性体のうちで約15ないし約4
0重量%が2,4′−異性体であって、約2ないし約1
0重量%が2,2′−異性体である二核異性体約75な
いし約95重量%および (2)重合体イソシアネート約5ないし約25重量%を
有するジフェニルメタンイソシアネート混合物を、 b)約350ないし約1000mgKOH/gのOH価
とともに約3ないし約8の官能価および約150ないし
約1000の分子量を有するポリエーテルポリオール
0.1〜10重量%と反応させることからなる、ウレタ
ン含有ジフェニルメタンイソシアネートプレポリマーの
製造方法。
ニルメタンポリイソシアネートとの混合物。 (3)a)(1)二核異性体のうちで約15ないし約4
0重量%が2,4′−異性体であって、約2ないし約1
0重量%が2,2′−異性体である二核異性体約75な
いし約95重量%および (2)重合体イソシアネート約5ないし約25重量%を
有するジフェニルメタンイソシアネート混合物を、 b)約350ないし約1000mgKOH/gのOH価
とともに約3ないし約8の官能価および約150ないし
約1000の分子量を有するポリエーテルポリオール
0.1〜10重量%と反応させることからなる、ウレタ
ン含有ジフェニルメタンイソシアネートプレポリマーの
製造方法。
【0032】(4)約6ないし約8重量%のポリオール
b)を使用する前記第3項の方法。 (5)イソシアネートa)の二核含有量が約85重量%
であり、そして2,4′−異性体含有量が約20ないし
約24重量%であって、2,2′−異性体含有量が約1
ないし約5重量%である前記第3項の方法。 (6)発泡剤の存在下で前記第1項のプレポリマーをイ
ソシアネート反応性の材料と反応させることからなる、
寸法安定性の淡色で、かつ強靱な硬質ポリウレタンフォ
ームの製造方法。 (7)クロロフルオロカーボン発泡剤の存在下で前記第
1項のプレポリマーをポリエーテルポリオールと反応さ
せることからなる、寸法安定性の淡色で、かつ強靱な硬
質ポリウレタンフォームの製造方法。
b)を使用する前記第3項の方法。 (5)イソシアネートa)の二核含有量が約85重量%
であり、そして2,4′−異性体含有量が約20ないし
約24重量%であって、2,2′−異性体含有量が約1
ないし約5重量%である前記第3項の方法。 (6)発泡剤の存在下で前記第1項のプレポリマーをイ
ソシアネート反応性の材料と反応させることからなる、
寸法安定性の淡色で、かつ強靱な硬質ポリウレタンフォ
ームの製造方法。 (7)クロロフルオロカーボン発泡剤の存在下で前記第
1項のプレポリマーをポリエーテルポリオールと反応さ
せることからなる、寸法安定性の淡色で、かつ強靱な硬
質ポリウレタンフォームの製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーチン・ホツペ ドイツ連邦共和国デイー5090 レーフエ ルクーゼン、ヴアルテル−フレクス−シ ユトラーセ 30 (72)発明者 ロルフ・ヴイーデルマン ドイツ連邦共和国デイー5068 オデンタ ール−フオイスヴインケル、ヴイーセン シユトラーセ 18 (56)参考文献 特開 昭56−16520(JP,A) 特開 平2−29417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87
Claims (3)
- 【請求項1】 a)1)約15ないし約40重量%が
2,4′−異性体であって、約2ないし約10重量%が
2,2′−異性体である二核異性体約75ないし約95
重量%および 2)約5ないし約25重量%の重合体イソシアネートが
存在しているジフェニルメタンイソシアネート混合物
と、 b)約3ないし約8の官能価、約350ないし約100
0mgKOH/gのOH価および約150ないし約10
00の分子量を有するポリエーテルポリオールとの反応
生成物であるウレタン含有ジフェニルメタンイソシアネ
ートプレポリマー。 - 【請求項2】 a)(1)二核異性体のうちの約15な
いし約40重量%が2,4′−異性体であって、約2な
いし約10重量%が2,2′−異性体である二核異性体
約75ないし約95重量%および(2)重合体イソシア
ネート約5ないし約25重量%を有するジフェニルメタ
ンイソシアネート混合物を、 b)約350ないし約1000mgKOH/gのOH価
とともに約3ないし約8の官能価および約150ないし
約1000の分子量を有するポリエーテルポリオール
0.1〜10重量%と反応させることからなる、ウレタ
ン含有ジフェニルメタンイソシアネートプレポリマーの
製造方法。 - 【請求項3】 発泡剤の存在下で請求項1のプレポリマ
ーをイソシアネート反応性の材料と反応させることから
なる、寸法安定性の淡色で、かつ強靱な硬質ポリウレタ
ンフォームを製造する方法。
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DE4200157A DE4200157A1 (de) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | Fluessige helle polyisocyanatgemische, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung bei der herstellung von hellen, harten polyurethan-schaumstoffen |
DE4200157.9 | 1992-01-07 |
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---|---|
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ID=6449142
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EP (1) | EP0550901B1 (ja) |
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DE4337012A1 (de) * | 1993-10-29 | 1995-05-04 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung halbharter Urethangruppen aufweisender Schaumstoffe mit verbesserten Fließeigenschaften |
DE59503894D1 (de) * | 1994-04-07 | 1998-11-19 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten oder Isocyanatgemischen |
US5674920A (en) * | 1994-12-08 | 1997-10-07 | Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. | Flexible high resilience polyurethane foam |
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US6096237A (en) * | 1997-07-23 | 2000-08-01 | Basf Corporation | Polymeric MDI compositions for use in thermoformable foams |
DE19823393A1 (de) | 1998-05-26 | 1999-12-02 | Basf Ag | Isocyanatgruppenhaltige Prepolymere und Verfahren zu ihrer Herstellung |
US20040154718A1 (en) * | 2003-02-06 | 2004-08-12 | Doesburg Van I. | Polyurethane filled tire and method of making same |
US20050241837A1 (en) * | 2004-04-30 | 2005-11-03 | Notaras John A | Golf bunker trimmer with cutter guards |
EP2262842B1 (de) * | 2008-03-28 | 2018-01-24 | Polytex Sportbeläge Produktions-GmbH | 2,2'-mdi-basierte isocyanat-mischungen und ihre herstellung sowie verwendung |
US20120202945A1 (en) * | 2009-07-07 | 2012-08-09 | Baulé S.A.S. | Polyurethanes and use thereof |
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US4365025A (en) * | 1981-12-08 | 1982-12-21 | W. R. Grace & Co. | Flexible polyurethane foams from polymethylene polyphenyl isocyanate containing prepolymers |
JPS58154714A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | Hitachi Ltd | 表皮付き硬質ポリウレタンフオ−ム製造用樹脂組成物 |
GB8728886D0 (en) * | 1987-12-10 | 1988-01-27 | Ici Plc | Polyisocyanate compositions |
DE3818769A1 (de) * | 1988-06-02 | 1989-12-07 | Bayer Ag | Fluessige polyisocyanatmischungen, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von polyurethan-weichschaumstoffen |
JPH0794524B2 (ja) * | 1989-08-25 | 1995-10-11 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 硬質ポリウレタンフォームの製造法 |
DE3928330A1 (de) * | 1989-08-26 | 1991-02-28 | Bayer Ag | Fluessige polyisocyanatgemische, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihrer verwendung bei der herstellung von polyurethanschaumstoffen |
US5028637A (en) * | 1989-10-06 | 1991-07-02 | Mobay Corporation | Isocyanate reactive mixture and the use thereof in the manufacture of flexible polyurethane foams |
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