JP3167598B2 - インクタンクおよびインクジェット記録装置 - Google Patents
インクタンクおよびインクジェット記録装置Info
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Description
ンクおよび該インクタンクを用いたインクジェット記録
装置に関し、特に、インク貯留室と廃インク貯留室とを
有したカートリッジタイプのインクタンクに関するもの
である。
示す形態のインクカートリッジが知られている。図1
(A)は、そのインクカートリッジの側面を断面で示す
図であり、また、同図(B)は正面図である。
ジ10は、インク貯留室1と廃インク貯留室2とからな
る。インク貯留室1の端部にはインク供給針を貫通させ
るためのゴム栓4が2ケ所に設けられ、同様に、廃イン
ク貯留室2の端部にもゴム栓4が1ケ所に設けられる。
これらのゴム栓4は針の貫通部を除き、インクカートリ
ッジのケース部材とインク吸収体6およびゴム栓押え7
とによって挟まれる構造となっている。この構造によ
り、インクカートリッジをプリンタから取外すとき、こ
れに伴なってカートリッジから抜けるインク供給針に付
着するインクをインク吸収体6によって除去することが
でき、供給針に付着したインクがプリンタ内部を汚染し
たり、供給針自身に目詰まりを生じたりすることを未然
に防止できる。
層の貯留部からなり、上記インク供給針が貫通する部位
は下層の貯留部に対応して設けられる。すなわち、廃イ
ンク貯留室2には、インクジェット記録装置のインク供
給路に接続する供給針が貫通し、これにより吐出回復処
理等で排出された廃インクが、廃インク貯留室2の下層
部内に流入することができる。廃インク貯留室2の略全
体には吸収体8が充填されており、下層部に流入した廃
インクは下層部の吸収体8によって吸収される。廃イン
クの流入に従って、吸収体8のうち廃インクを保持する
領域は徐々に上層部の吸収体8にまで広がり、これとと
もに廃インクの一部は吸収体外へ滲み出す。一方、上層
部の廃インク吸収体8の端部に隣接して隔壁2Aが設け
られており、これにより、廃インク量が吸収体の保持能
力を越えないうちは上述の滲み出したインクは隔壁2A
によって、その右側の吸収体の無い部分へ移動できない
状態とされる。累積的に流入した廃インク量が吸収体の
保持能力を越えて初めて、滲み出した廃インクは隔壁2
Aから溢れて右側の室に移り、その液位を高くして行
き、所定の廃液検知電極301aおよび301bに触れ
るに至る。
れぞれの一端は、廃インク貯留室2の隔壁2Aにより区
画された室内に突出し(図1(A)参照)、一方、これ
ら電極の他端はインクカートリッジの端面に露出するよ
うに設けられる(図1(B)参照)。そして、この端面
側の電極は、インクカートリッジが装置本体に装着され
たときに本体側の所定の電極と接触することができる。
かかる構成において、廃インク貯留室2内の廃インクの
量が増し、室内に突出する上記2つの電極301aと3
01bとの間が廃インクを介して導通すると、本体側
は、所定の閾値で廃インクが所定量となったことを検知
できる。その結果、例えばインクカートリッジ10の交
換等を促すことが可能となる。
大気連通部9が設けられており、この連通部9を介して
廃インク貯留部2の内部とインクカートリッジ外部の大
気とが連通することができる。
インクタンクは、上述のもののように、インク貯留室1
と廃インク貯留室2とを一体に形成するものであるた
め、主にその構造上の観点から以下のような解決すべき
課題があった。
うに廃液検知電極を取り付ける場合、廃インク貯留室の
壁に電極を挿入するための孔を開ける工程が必要とな
る。また、この孔を開けることにより、電極取付後に取
り付け孔周辺を封止する必要があり、さらに工程を重ね
ることになるとともにこの封止が不充分な場合には廃イ
ンクが漏れ出すこともあり、廃インク貯留室の信頼性を
損なうこともある。さらに、上記封止構成にあっては、
封止材が電極を覆ってしまい電極が良好に機能しないお
それもある。
インクカートリッジが装着される姿勢またはインクカー
トリッジを装着したプリンタ等の姿勢によっては、電極
301aと電極301bとの間に廃インクの液位が達
し、廃液が所定量となったことを検知する前に大気連通
口9からインクが漏れ出すおそれもある。
されたものであり、その目的とするところは、インクタ
ンクからの廃インクのあふれを確実に検知でき、また、
インク貯留室や廃インク貯留室の密閉性を高めることが
でき、信頼性が高く使い勝手のよいインクタンクおよび
そのインクタンクを用いたインクジェット記録装置を提
供することにある。
記録装置で用いられるインクおよび記録装置で用いられ
たインクを貯留するためのインクタンクにおいて、前記
記録装置で用いられるインクを貯留するインク容器と、
前記記録装置で用いられたインクを貯留する大気連通孔
を備えた廃インク容器と、前記インク容器および前記廃
インク容器のいずれか一方または双方に設けられ当該イ
ンク容器と廃インク容器との結合に供される部材であっ
て、前記大気連通孔から流出するインクを当該インク容
器または廃インク容器の所定部位へ導く誘導路を形成す
る結合部材と、前記所定部位に配置され、該所定部位に
導かれた廃インクを検知するための廃インク検知部材
と、を具えたことを特徴とする。
録媒体に記録を行うためのインクジェット記録装置にお
いて、前記インクジェット記録装置で用いられるインク
および記録装置で用いられたインクを貯留するためのイ
ンクタンクであって、前記記録装置で用いられるインク
を貯留するインク容器と、前記記録装置で用いられたイ
ンクを貯留する大気連通孔を備えた廃インク容器と、前
記インク容器および前記廃インク容器のいずれか一方ま
たは双方に設けられ当該インク容器と廃インク容器との
結合に供される部材であって前記大気連通孔から流出す
るインクを当該インク容器または廃インク容器の所定部
位へ導く誘導路を形成する結合部材と、前記所定部位に
配置され、該所定部位に導かれた廃インクを検知するた
めの廃インク検知手段とを有したインクタンクを用い、
該廃インク検知手段に前記廃インクが接触したことを検
知する廃インク検知機構を具えたことを特徴とする。
きにその検知を行い、特に、漏れ出たインクを所定部位
に導きその部位に電極等の検知用部材を配置するので、
インク漏れの確実な検知を行うことができる。
施形態を詳細に説明する。
形態に係るインクカートリッジを示す分解斜視図であ
り、11はインク容器、12はインク容器11の蓋であ
り、これら部材によりインク貯留室1が形成される。ま
た、13は廃インク容器であり、この廃インク容器13
には吸収体14が収納される。吸収体14は、廃インク
容器13内に回収されたインクを吸収保持するためのも
のである。吸収体14が収納された廃インク容器には廃
インク蓋15が取付けられ、これにより、廃インク貯留
室が形成される。インク容器11に対しその蓋12は超
音波溶着の手法により取付けられる。また、同様に廃イ
ンク容器13と廃インク蓋15も超音波溶着の手法によ
り組付けられる。
器13の一方の端部にはそれぞれ連通口を形成するハウ
ジング20が設けられ、それぞれにドーム状の弾性体1
6が組付けられ、さらに冠体17が組付けられることに
より、インク流通等のための装置本体との結合部が形成
される。インク容器11と廃インク容器13は、後述の
ように係止部18および係止爪19により係合合体し一
体のインクタンクすなわちインクカートリッジが形成さ
れる。また、インク容器11の蓋12には、その内側に
ケース302が組付けられ、ケース302には2つの電
極301aおよび301bが、それらの一端を表側に、
他端が裏側に取り付けられる。また、ケース302の一
端には、インク吸収体302aが貼着されている。な
お、このような吸収体を用いる代わりにケース302内
の同一箇所に、例えば複数のフィンからなり所定の毛管
力を発生してインクを保持可能な部材を設けてもよく、
あるいは、ケース302内にはこのようなインク保持部
材を設けずに廃インク容器の下方に所定のインク受け部
を設けるようにすることもできる。
製造工程フローに従って本実施形態のインクタンクの製
造について説明する。
ク容器13、廃インク蓋15および冠体17はインジェ
クションモールド成形により予め個々の部品として成形
されたものを用いる。また、弾性体16は、本実施形態
ではゴム材を用いるが、このゴムの成形したものをまた
はインジェクション等で成形したものを用いる。さら
に、吸収体14は積層紙等吸収性のあるものをビク型等
で型抜きして形成したものを用いることができる。な
お、弾性体16の材料としては他にエラストマーを用い
ることができる。
と蓋12を超音波溶着によって組付ける。この際、イン
ク容器11と蓋12はインクを直に入れる構造物である
ので必要に応じて洗浄を行ってから組付けることが望ま
しい。(2)次に、組付けられたものの溶着部の状態を
確認するためリークチェックを行う。これは、例えば2
つのハウジング(図2参照)の一方を圧力検出孔として
用い、他方を介して内部を加圧しその状態で一定の時間
圧力の変動がないか否かを確認することによって行うこ
とができる。ただし、溶着そのものが安定していれば、
リークチェックを全ての場合に行わず、サンプルとして
のいくつかについて行うか、あるいは全く行わなくても
よい。
4を収納し、(4)廃インク蓋15を超音波溶着により
廃インク容器13に組付ける。(5)この場合も、溶着
部のリークチェックを必要に応じて行う。なお、この場
合の内部の加圧は大気連通孔36(図2参照)を介して
行うことができる。
れたインク容器と廃インク容器とを合体させる。この合
体は、インク容器11に設けられた係止部18と廃イン
ク容器13に設けられた係止爪19を後述のように係合
させることで可能となる。
20が設けられた側を上になるようその容器11をイン
ク注入機にセットし、蓋12のハウジング20のいづれ
か一方を注入口に、他方を内部空気の排気口に用いて必
要な量のインクを注入する。 (8)その後、必要に応じてインク注入量の確認として
重量チェック等を行う。
6をインク容器および廃インク容器それぞれのハウジン
グ20に取り付け、(10)その上に冠体17をはめ込
み、結合部の組み立てを終了する。その後、(11)イ
ンク容器および廃インク容器の側面の後述される部分に
ラベル(図示せず)を貼る。さらに、(12)廃インク
のあふれを検知するための電極301aおよび301b
が形成されたフレキシブルプリント配線板(以下、FP
Cともいう)301(図2において破線で示す)をケー
ス302に取り付け、(13)インク吸収体302aが
予め貼着されたケース302をインク容器11の蓋12
に組み付ける。また、(14)装置本体装着時に、カー
トリッジの誤装着を防止するための色識別板21をその
収容するインクの色に応じたパターンにカットする。
成する。なお、以上示した工程フローは一例であり、必
ずしもこの順に行われなくても良いことは勿論である。
カートリッジの断面図であり、また、図5は、その装置
本体との結合部側から視た正面図である。
インク容器11と蓋12との組付ける工程と、廃インク
容器13に吸収体14を収納して廃インク蓋15を組付
ける工程とは全く別の工程で行われるため、インク容器
11内を特に吸収体14のカスで汚すことを防止でき
る。
着が確実に行われたか否かの確認も個々に行うことがで
きるためその検査が容易であり、また、万が一溶着不良
があっても、発生個所の限定が容易であり、かつ原因の
追及および対策をほどこすことも容易である。これによ
り、組立条件等に不具合を生じたことによる不良がいつ
までも続くようなことは無く、また、インク容器または
廃インク容器の一方の不良について対応すればよく歩留
りも向上し信頼性の高いインクタンクを提供できる。さ
らに、図からも明らかなように従来例に比べて格段に溶
着する面積を小さくできるので、部品のソリや寸法のバ
ラツキ等の不安定要因に対しても溶着を安定的に行うこ
とができ、また、大型の溶着用装置を必要としない等の
効果を得ることもできる。また、逆にこの効果を利用す
れば従来よりも大型の容量を持つインクカートリッジを
製造することも可能となる。
ることにより、ポリプロピレン(P.P.)やポリブチ
レンテレフタノール(P.B.T.)等といった、ガス
バリヤ性が高く、インクタンク容器用材料としては理想
的であるが、溶着性に劣ることから用い難かった材料
も、確実な溶着を行うことができる。特に、PP材料は
材料コストも低く、かつ透明性を有するものもであるの
でPP材料によってタンク容器を形成することはインク
残量を目視で確認可能となりユーザーにとって使い勝手
の良いものとなりうる。
面11aは、廃インク容器13と合体した状態で結合部
側が低くなるよう形成されており、これにより、インク
が残り少なくなったとき結合部20B側にインクを集中
させることができる。なお、この底面の傾きはインク容
器11をインジェクションモールドで成形する際の抜き
勾配を利用して形成することもできる。
36は、廃インク容器13内を大気圧に保ち、これによ
り、装置本体から結合部20Cを介した廃インクの流入
をスムーズに行うことができる。この大気連通孔36
は、廃インク容器13の結合部20Cに対して離れた位
置に設けられている。これは、廃インク容器13内でも
比較的高い位置にあって万が一回収される廃インクが多
くなっても内部が満杯になるまで外部にもれだすことの
無い位置におかれていることになる。
があふれた場合、そのインクは必ず前方すなわち結合部
20C側に流れていきユーザが手にふれる廃インク蓋1
5の把手にインクが回ることはない。これは、廃インク
容器の天井の壁13aが結合部20C側において低くな
っており、また、図9に示すように、廃インク容器13
の上面にはインク容器11と結合、位置決めするための
部材が設けられており、これらがあふれた廃インクのガ
イド部を形成しているからである。すなわち、図9にお
いて廃インク容器13の上面には、その係止ツメ19が
インク容器11の係止部18と係合する際の係合動作の
案内を行うガイド部材40aおよび40bが設けられて
おり、また、把手側端部には係止ツメ19を突出させる
壁部材40とが設けられており、これにより、大気連通
孔36から、廃インク容器13の前端部、すなわち、結
合部20C側に至る廃インク経路が構成される。
端側の係止ツメ19を形成する際にモールド型の関係か
ら必要となる切り欠きがあり、従って、インジェクショ
ン成形の型によっては切り欠き44は不要となるもので
ある。また、この切り欠き部44は、図4において一点
鎖線で示す範囲にラベルを貼ることにより上記廃インク
の経路を閉空間とすることができ、また、これにより、
上記切り欠き部44からインクが漏れることを防止でき
る。
ク容器11の底面11aと同様に抜き勾配を利用して形
成することができる。
置の仕様等により廃インク回収時に廃インク容器13へ
流入する廃インクの流入圧力が比較的高い場合には容器
内の廃インクが連通孔36から噴き出し、不要なインク
漏れを生じる場合がある。このような、装置本体に用い
られるインクカートリッジにあっては、図10に示すよ
うな構成が望ましい。
合より結合部20C側に設けるとともに、この大気連通
孔36から結合部20に至るインク誘導溝46を形成し
その誘導溝の上面に蓋部材47を貼付ける。蓋部材47
としてはテープのような部材を用いることができる。な
お、図9および図10において、電極およびこれが取付
けられるケースの図示は省略されている。
まで廃インクの誘導溝を形成することにより、装置本体
の廃インク回収系がどのようなものであっても確実に廃
インクを結合部側に導くことができる。
図5に示すように、廃インク容器13の上面に形成され
る誘導路の端に面して、この誘導路を遮断するように配
置された電極301aおよび301bに触れる。
クが漏れ出した場合は、そのインクは必ず検知用電極ま
で導かれるので、廃インクが漏れ出したことを確実に検
知できる。これは、廃インクが容器内に充満して溢れ出
す場合に限らず、容器が廃インクで満たされる以前であ
っても環境圧力の変動や廃インク容器の姿勢の変化によ
って生じる廃インクの流出等、あらゆる情況で生じ得る
廃インクの流出を検知できることを意味するものであ
る。また、廃インク容器に廃インクセンサ用の電極を取
り付けるための孔等を開ける必要がないので、廃インク
容器の密閉性の良い信頼性の高いインクカートリッジを
提供することもできる。
極の直下に位置する吸収体302aによって吸収保持さ
れるため、装置内がインクにより汚染されるおそれはな
い。
よび301bを廃インク容器側からみた図である。
形成されており、図において黒い部分で示すようなパタ
ーンを形成する。上述のように、電極301aおよび3
01bのそれぞれ一端はケース302に沿って容器の結
合部端面に引き出されている。容器端面に引き出された
電極は、装置本体に装着されたときに装置側の電極と接
触することができる。このように、廃インクが漏れ出し
て電極301aおよび301bに触れると、これら電極
間の廃インクの存在により電極間の抵抗値が変化し、こ
れを検知することによって廃インクが漏れ出したことを
知ることが可能になる。
す。
することによって形成されたものである。FPCを用い
た上例と同様に廃インクが導かれる部位に面する部位は
二つの電極が狭い間隔で並んでおり、これは廃インクで
接触することで廃インクの漏れを検知することができ
る。FPCを用いる場合よりも板金のプレス加工のほう
がよりコストを低くすることができるのでインクタンク
全体のコストを低減することができる。
ある。
たセンサとは異なり、廃インクを吸収する多孔質の吸収
体304により構成される。廃インクが漏れ出てくる
と、吸収体がインクを吸収して色が変化し、これに対し
装置本体では光学的センサを備え、吸収体の色の変化を
読み取って廃インクのあふれを検知する。
間で電気的な接点を持たないため、接触不良による誤検
知をなくすことができ、廃インク漏れ検知の信頼性を高
くすることができる。
ク容器からのインク漏れを検知する構成に関するもので
あったが、このような廃インク容器を備えていない通常
のインク容器にも同様の構成を採ることができることは
明らかである。
よればインクが漏れ出たときにその検知を行い、特に、
漏れ出たインクを所定部位に導きその部位に電極等の検
知用部材を配置するので、インク漏れの確実な検知を行
うことができる。
実なインク漏れの検知を行うことができるとともにイン
ク貯留室や廃インク貯留室の密閉性を高めることがで
き、信頼性が高い使い勝手のよいインクタンクおよびそ
のインクタンクを用いたインクジェット記録装置を提供
することができる。
例に係るそれぞれ側面図および正面図である。
を示す分解斜視図である。
立て工程を示すフローチャートである。
図である。
本体側との結合部側から見た正面図である。
る廃インク漏れセンサ用電極の斜視図である。
図である。
する廃インク容器におけるインク容器との係合部を示す
斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 記録装置で用いられるインクおよび記録
装置で用いられたインクを貯留するためのインクタンク
において、 前記記録装置で用いられるインクを貯留するインク容器
と、 前記記録装置で用いられたインクを貯留する大気連通孔
を備えた廃インク容器と、 前記インク容器および前記廃インク容器のいずれか一方
または双方に設けられ当該インク容器と廃インク容器と
の結合に供される部材であって、前記大気連通孔から流
出するインクを当該インク容器または廃インク容器の所
定部位へ導く誘導路を形成する結合部材と、 前記所定部位に配置され、該所定部位に導かれた廃イン
クを検知するための廃インク検知部材と、 を具えたことを特徴とするインクタンク。 - 【請求項2】 前記廃インク検知部材は複数の電極を有
し、該複数の電極に廃インクが接触することによる電気
的状態の変化により前記廃インクの検知を行うことを特
徴とする請求項1に記載のインクタンク。 - 【請求項3】 前記廃インク検知部材は吸収体を有し、
該吸収体が廃インクを吸収することによる色の変化を光
学的に読み取ることによって廃インクを検知することを
特徴とする請求項1に記載のインクタンク。 - 【請求項4】 前記インク誘導路は、前記結合部材にお
ける前記結合の動作の案内面によって形成されることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインク
タンク。 - 【請求項5】 前記インク誘導路は、前記結合部材にお
ける前記結合の動作の案内面に形成された溝であること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のイン
クタンク。 - 【請求項6】 前記インク誘導路を形成する部材とし
て、前記インク容器および前記廃インク容器の双方にわ
たって貼付されるラベルをさらに具えたことを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれかに記載のインクタンク。 - 【請求項7】 前記結合部材は、係合用凹部と、その弾
性変形により該凹部に係止される係合用スナップ部と、
該係合用スナップ部を当該凹部への掛止を固定する方向
に付勢するバネ部とを有することを特徴とする請求項1
ないし6のいずれかに記載のインクタンク。 - 【請求項8】 前記スナップ部には、前記係合用凹部お
よび前記バネ部のそれぞれの先端に係合する係合ツメを
有することを特徴とする請求項7に記載のインクタン
ク。 - 【請求項9】 前記インク容器には、インクが充填され
ていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに
記載のインクタンク。 - 【請求項10】 インクジェットヘッドを用い、被記録
媒体に記録を行うためのインクジェット記録装置におい
て、 前記インクジェット記録装置で用いられるインクおよび
記録装置で用いられたインクを貯留するためのインクタ
ンクであって、 前記記録装置で用いられるインクを貯留するインク容器
と、 前記記録装置で用いられたインクを貯留する大気連通孔
を備えた廃インク容器と、 前記インク容器および前記廃インク容器のいずれか一方
または双方に設けられ当該インク容器と廃インク容器と
の結合に供される部材であって前記大気連通孔から流出
するインクを当該インク容器または廃インク容器の所定
部位へ導く誘導路を形成する結合部材と、 前記所定部位に配置され、該所定部位に導かれた廃イン
クを検知するための廃インク検知手段とを有したインク
タンクを用い、 該廃インク検知手段に前記廃インクが接触したことを検
知する廃インク検知機構を具えたことを特徴とするイン
クジェット記録装置。
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