JP3165026B2 - 環形蛍光ランプ - Google Patents
環形蛍光ランプInfo
- Publication number
- JP3165026B2 JP3165026B2 JP05127596A JP5127596A JP3165026B2 JP 3165026 B2 JP3165026 B2 JP 3165026B2 JP 05127596 A JP05127596 A JP 05127596A JP 5127596 A JP5127596 A JP 5127596A JP 3165026 B2 JP3165026 B2 JP 3165026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- shaped
- lamp
- fluorescent lamp
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
本の環形発光管を同軸状に配置し、これら環形発光管を
連結した環形蛍光ランプに関するものである。
を環状に加工した環形蛍光ランプが住宅照明を中心とし
て広く用いられている。特に、高光束を得るために2本
以上の環形蛍光ランプが段違いに専用の照明器具に取り
付けられて使用されている。このため、このような器具
は厚形で大型のものとなり、経済的でなく、かつ器具デ
ザインの面からも自由度が制約されるなどの問題があ
る。
数のコンパクトな環形蛍光ランプを同一平面上かつ同軸
状に配置し、これらの環形発光管を相互に、いわゆるブ
リッジ接合により連結して、内部に一連の放電路を形成
したものがある(特開平2−61956号公報、特開平
6−203798号公報)。
環形発光管を接合したコンパクトな環形蛍光ランプを具
現化する上で、最大の問題点としてランプ寿命中の光束
劣化が現在市販されている通常の環形蛍光ランプに比べ
て極めて大きくなることが判明した。
トな直管状のガラスバルブを環状に曲げ加工するときの
蛍光体膜の損傷が大きくなる。さらに、複数の環形発光
管が同一平面上かつ同軸状に配置されていることによ
り、ランプ点灯中にガラス環形発光管の温度上昇が過大
になって、結果的に寿命中のガラス発光管のソーラリゼ
ーション(ガラスバルブ中のナトリウムが析出して着色
などを起こす)や蛍光体輝度劣化が激しくなる。
プを具現化するためには、特にランプ寿命中の光束劣化
の改善が課題であることがわかった。
とのできる環形蛍光ランプを提供するものである。
径が異なる複数本の環形発光管が同一平面上かつ同軸状
に間隔3mmで設けられ、前記複数本の環形発光管を連
結して、最外側の環形発光管の一端部に設けた電極から
最内側の環形発光管の一端部に設けた電極に至る一つの
放電路が形成されており、前記環形発光管の内部に水銀
と希ガスが封入された環形蛍光ランプにおいて、前記環
形発光管の管壁負荷を0.10W/cm2以下に構成し
たことを特徴とするものである。
温度をそのソーラリゼーションや蛍光体輝度劣化が大き
くなる限度レベルより低く抑制できる。
て、図面を用いて説明する。
態である環形蛍光ランプは、環径が異なる2本の環形発
光管1,2の一端部にそれぞれ電極3,4が設けられて
おり、これら環形発光管1,2は同一平面上かつ同軸状
に配置されている。
側、すなわち他端部近傍はブリッジ接合部5によって連
結されて、最外側の環形発光管1内の一端部に設けた電
極3から最内側の環形発光管2内の一端部に設けた電極
4に至る一連の放電路が形成されている。環形発光管
1,2の内面には希土類蛍光体6が塗布されており、内
部には余剰の水銀と緩衝ガスとしてアルゴン、ネオン等
の希ガス200〜600Paが封入されている。また、
水銀としては亜鉛−水銀、ビスマス−インジウム−水銀
等のアマルガム合金として封入してもよい。
に、本発明者は最初にランプ電力68Wの環形蛍光ラン
プの構成について、ランプ寿命中の光束劣化の面からの
詳細検討を加えた。
dを12〜25mm、および環形発光管1,2の環外径
D1,D2をそれぞれ180〜400mm、134〜35
4mm(ただし、環形発光管1と2の間隔は3mm)の
範囲で変えた種々のランプを試作して、特にランプ寿命
中の光束劣化つまり光束維持率を詳しく測定した。
現象として、ランプ寿命中の光束維持率がひとつのラン
プパラメーター、つまり環形発光管1,2の点灯時の管
壁負荷に特異な依存現象を示すことが明らかとなった。
式で定義されている。 we=100 Wl/πd・Le ただし、Wl:ランプ電力(W) d:環形発光管の管外径(mm) Le:環形発光管1,2の中心軸に沿った電極3,4間
の電極間距離(mm) 図3は、管壁負荷を種々変えて、点灯時間6000時間
において光束維持率を測定した結果を示す。図3から、
本発明にかかる環形蛍光ランプの曲線aで示す光束維持
率は、目標定格寿命6000時間において、管壁負荷w
eが0.10W/cm2越えると目標値70%の以下の
レベルに急激に低下することがわかった。
ランプの光束維持率の特異な低下現象について解析を行
うため、図4に示すような、環形でなく既に市販されて
いる直形発光管9,10をブリッジ接合により連結した
コンパクト蛍光ランプの光束維持率との比較を行った。
その結果、図3に示すように、従来の直形コンパクト蛍
光ランプの曲線bで示す光束維持率は、寿命6000時
間において、管壁負荷weが0.10W/cm2 以上で
も緩やかにしか低下しないことがわかった。
の寿命中における蛍光体輝度低下を発光管位置を変えて
測定を行った。その結果、ランプ寿命中の環形発光管の
蛍光体輝度は、特に環形発光管1,2が間隔3mmで相
対する領域、すなわち内外管が向き合う領域での低下割
合がその他の領域に比べて増大しており、そのうちでも
特に、外側の環形発光管2の領域の低下割合がより増大
していることがわかった。
明にかかる環形蛍光ランプの寿命中の光束維持率の特異
な低下現象は、環形発光管を曲げ加工するときの蛍光体
膜の損傷と、2本の環形発光管を近傍させて配置したこ
とによる温度上昇等の相互作用が重畳して発生するもの
といえる。
下であれば所望の効果を得ることができる。しかし、商
品デザイン面からの制約を受けるので、実用上は少なく
とも0.04W/cm2 以上であることが好ましい。
プ電力68Wの環形蛍光ランプを製作した。
dが共に20mm(管肉厚0.9mm)、環形発光管
1,2の環外径Dがそれぞれ296mmおよび250m
m、電極間距離Leが1410mmである。
7W/cm2となり、点灯時間6000時間でも80%
という高い光束維持率を示した。この場合、ランプはラ
ンプ電流0.43A、45kHzの高周波電子回路で点
灯し、ランプ電力68Wにおいてランプ初期光束590
0lmが得られた。
(特開平2−61956号)では、環形発光管1,2の
管外径dは共に20mm、環形発光管1,2の環外径D
はそれぞれ212mmおよび166mmの管寸法を有
し、ランプはランプ電力Wl=64W、ランプ電流0.
6A、30kHzの高周波電子回路で点灯されている。
実施例と同じランプ部品材料および製造プロセスを用い
て製作し、その寿命中の光束維持率を測定したところ、
点灯時間6000時間において65%という低い値であ
った。これは、上記従来例のランプは管壁負荷weが
0.10W/cm2以上の高い領域で設計されていたか
らといえる。
環形蛍光ランプについても同様の検討を行ったところ、
図3に示した68Wランプのときと同じ結果が得られ
た。
蛍光ランプの管寸法は、環形発光管1,2の管外径dが
共に16mm(管肉厚0.9mm)、環形発光管1,2
の環外径Dがそれぞれ140mmおよび102mm、電
極間距離Leが530mmである。
5W/cm2 となり、点灯時間6000時間において8
3%という高い光束維持率を示した。この場合、ランプ
はランプ電流0.24A、45kHzの高周波電子回路
で点灯し、ランプ電力20Wにおいてランプ初期光束1
600lmが得られた。
光ランプを製造する場合、環形発光管へ加工するベンデ
ィング工程において、加工寸法精度を上げるために環形
発光管1,2の非電極側端部にチャックの保持用溝部
7,8を設けることが好ましい。そして、非電極側端部
の構成としては、図5に示すように、電極リード線およ
びコイルのないガラスステムを封着した端部構造のもの
でもよい。このようなステム封止構造を用いると、端部
強度が向上するとともに、封止部の熱容量が大きいので
先端部に形成される最冷点箇所の温度を最適値に保つこ
とが容易であり、最大の光束値を得ることができる。
10W/cm2 以下にすることにより、ランプ寿命中の
光束維持率を高いレベルに維持できるという優れた効果
を有する環形蛍光ランプを提供することができる。
欠正面図
00時間における管壁負荷と光束維持率との関係図
ンプの正面図
の要部拡大切欠正面図
Claims (1)
- 【請求項1】 環径が異なる複数本の環形発光管が同一
平面上かつ同軸状に間隔3mmで設けられ、前記複数本
の環形発光管を連結して、最外側の環形発光管の一端部
に設けた電極から最内側の環形発光管の一端部に設けた
電極に至る一つの放電路が形成されており、前記環形発
光管の内部に水銀と希ガスが封入された環形蛍光ランプ
において、前記環形発光管の管壁負荷を0.10W/c
m2以下に構成したことを特徴とする環形蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05127596A JP3165026B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 環形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05127596A JP3165026B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 環形蛍光ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09245740A JPH09245740A (ja) | 1997-09-19 |
JP3165026B2 true JP3165026B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=12882405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05127596A Expired - Lifetime JP3165026B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 環形蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3165026B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001270732A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 蛍光ランプ |
AU2003221405A1 (en) * | 2002-03-29 | 2003-10-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light emitting tube and low-pressure mercury lamp |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP05127596A patent/JP3165026B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09245740A (ja) | 1997-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7057350B2 (en) | Metal halide lamp with improved lumen value maintenance | |
EP1335406B1 (en) | Metal halide lamp and lighting system | |
US7262553B2 (en) | High efficacy metal halide lamp with configured discharge chamber | |
US4625149A (en) | Metal vapor discharge lamp including an inner burner having tapered ends | |
US20020190653A1 (en) | Discharge lamp | |
US4724358A (en) | High-pressure metal vapor arc lamp lit by direct current power supply | |
JP3737102B2 (ja) | メタルハライドランプ | |
JP3165026B2 (ja) | 環形蛍光ランプ | |
JP3925249B2 (ja) | メタルハライドランプ | |
JP4361845B2 (ja) | 発光管及び低圧水銀放電ランプ | |
JP2000268773A (ja) | メタルハライドランプ | |
JP3417349B2 (ja) | 蛍光ランプおよびそれを用いた電球形蛍光ランプ | |
JP4430947B2 (ja) | 発光管及び低圧水銀ランプ | |
JP3179449B2 (ja) | 電球形蛍光灯 | |
JP2788621B2 (ja) | 環形蛍光ランプ | |
WO2002050869A1 (fr) | Lampe fluorescente | |
JP3076739B2 (ja) | 環形蛍光ランプ | |
JPH02265159A (ja) | 蛍光ランプ | |
JP3024922B2 (ja) | 環形蛍光ランプ | |
JP4062234B2 (ja) | メタルハライドランプとそれを用いた点灯装置 | |
JP2791304B2 (ja) | 環形蛍光ランプ | |
JP3573297B2 (ja) | 低電力形メタルハライドランプ | |
JP3135492B2 (ja) | 環形蛍光ランプ | |
JP2668434B2 (ja) | メタルハライドランプ | |
JP4289430B2 (ja) | メタルハライドランプとそれを用いた点灯装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |