Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3154457U - 水環境電池を利用した噴霧装置 - Google Patents

水環境電池を利用した噴霧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3154457U
JP3154457U JP2009003297U JP2009003297U JP3154457U JP 3154457 U JP3154457 U JP 3154457U JP 2009003297 U JP2009003297 U JP 2009003297U JP 2009003297 U JP2009003297 U JP 2009003297U JP 3154457 U JP3154457 U JP 3154457U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal body
container
water
base metal
water environment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009003297U
Other languages
English (en)
Inventor
洋二 早川
洋二 早川
明宏 早川
明宏 早川
慎二 早川
慎二 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/JP2008/002366 external-priority patent/WO2010023712A1/ja
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009003297U priority Critical patent/JP3154457U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154457U publication Critical patent/JP3154457U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/50Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment
    • C02F1/505Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment by oligodynamic treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/50Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/68Treatment of water, waste water, or sewage by addition of specified substances, e.g. trace elements, for ameliorating potable water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46176Galvanic cells
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2303/00Specific treatment goals
    • C02F2303/20Prevention of biofouling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2307/00Location of water treatment or water treatment device
    • C02F2307/06Mounted on or being part of a faucet, shower handle or showerhead

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

【課題】きわめて安価に入手できる水道水等の水を補充するだけで殺菌・消毒機能を有する機能水を外部の殺菌・消毒対象物に噴霧することができ水環境電池を利用した噴霧装置を提供する。【解決手段】上端に開口状の口部を設けた容器部11と、容器部11の上端の口部に脱着自在に装着されるキャップ部12と、キャップ部12に設けられたポンプ部13と、ポンプ部13の上流側に設けられた吐出部14と、ポンプ部13の上流側に設けられて充填容器の内部空間を垂下する吸上管15と、水環境電池と電気絶縁性材料からなる収容体とを含み、容器部の内部底面上に配置される水環境電池ユニット20とを備える。吸上管15の下端が水環境電池の高さ以上の高さ位置に来るようにし、常に、容器部11の内部に水環境電池の高さ以上の水が貯留されるようにする。【選択図】図1

Description

本考案は、貯水等の水環境中における電池反応を利用して機能水を生成する装置(本願書類中において単に「水環境電池」と称することがある。)を容器中に収容し、容器中の貯水を殺菌・消毒等の効果を発揮する機能水とした状態で外部に噴霧する水環境電池を利用した噴霧装置に関する。
従来、消毒用のエタノールを収容した噴霧装置として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1には、従来のガラス瓶入り消毒用エタノールの使い勝手をよくし、衛生的、経済的に有利に使用できるスプレー式容器入り消毒用エタノールを提供することを目的として、消毒用エタノールを収納し、上端に開口部を有するプラスチック製容器本体と、開口部に設けられたノズル付きボタンを押圧することによりノズルから消毒用エタノールをスプレーする空気ポンプ式スプレー装置とからなるスプレー式容器入り消毒用エタノールが開示されている。
特開平06−219904号公報
特許文献1に記載の技術は、殺菌消毒剤として長年使用されてきたエタノールを容器中に収容し、容器中のエタノールを傷等の部位に直接噴霧してその消毒を行うため、同文献に記載のように、「創傷面や皮膚に直接触れないで塗布できるので衛生的」であり、かつ、「脱脂綿やガーゼ等が不要なので経済的」である(同文献の段落0009)。
一方、同技術は、殺菌や消毒のためにエタノールを利用するため、使用に伴って減少する容器中のエタノールを常に補充・充填する必要があり、その度に補充分のエタノールの費用がかかることになる。また、使用者は、定期的な補充のためには、補充用エタノール(エタノールを充填したガラス容器等)を購入して常に自己の周辺(簡単にアクセスできる場所)に保管しておく必要があり、その購入・管理が面倒である。
そこで、本考案は、水環境電池を利用して水道水等の水に殺菌・消毒機能を付与して当該殺菌・消毒機能を有する機能水とすることで、きわめて安価に入手できる水道水等の水を補充するだけで殺菌・消毒機能を有する機能水を外部の殺菌・消毒対象物に噴霧することができ、従来のように購入や保管に手間の係るエタノール等の消毒剤を補充しなくても非常に長期間にわたって所望の殺菌・消毒機能を発揮することができ、使用コスト及び利便性を飛躍的に向上することのできる、水環境電池を利用した噴霧装置の提供を課題とする。
請求項1に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、内部に水を充填自在な容器状をなし、上端に開口状の口部を設けた容器部と、前記容器部の上端の口部に脱着自在に装着されるキャップ部と、前記キャップ部に設けられたポンプ部と、前記ポンプ部の上流側に設けられた吐出部と、前記ポンプ部の上流側に設けられて前記充填容器の内部空間を垂下する吸上管とを含み、前記ポンプ部の動作によって前記容器部内に充填した水を前記吸上管の下端開口から吸い上げて前記吐出部から外部に噴霧自在な噴霧手段と、所定高さを有する水環境電池と当該水環境電池を収容する電気絶縁性材料からなる収容体とを含み、前記容器部の内部底面上に配置される水環境電池ユニットとを備える。前記水環境電池は、所定のイオン化傾向を有し、水中で金属イオン化して殺菌効果を発揮する第1の金属からなる第1の反応体と、前記第1の金属より低いイオン化傾向を有する第2の金属からなり、前記第1の反応体の表面における金属イオンの発生面の少なくとも主要部の全面に対向して配置される対向面を有する第2の反応体とを有する。前記収容体は、前記第1の反応体及び前記第2の反応体を、全面にわたって互いに非接触状態となるよう、かつ、(例えば、菊型等の異形状の場合は少なくともそれらの長さ方向全体に)均一な小間隔の隙間空間を置いて互いに面的に対向するよう配置した状態で、前記第1の反応体及び前記第2の反応体を内部に収容して固定的に保持すると共に、その内部空間と外部空間との間での自由な水の流通(即ち、内部空間への水の進入及び外部空間への水の流出)を許容するケーシング状をなす。前記水環境電池は、水中に浸漬することにより、前記第1の反応体と前記第2の反応体との間の隙間空間に進入した水を媒体として、前記第1の反応体と前記第2の反応体との間でのイオン化傾向の差により、前記第1の反応体から前記第2の反応体へと向かって前記第1の反応体の金属イオンを水中に溶出して前記水に殺菌機能を付与する。前記水環境電池ユニットは、前記収容体の内部に固定的に保持した前記水環境電池の高さ方向が前記容器部の高さ方向と一致するよう、前記容器部の内部底面に載置した状態で当該容器部の内部に収容される。前記噴霧手段の吸上管の長さは、前記キャップ部を前記容器部の口部に装着したときに、当該吸上管の下端が前記容器部の内部に配置した前記水環境電池ユニットの水環境電池の高さ以上の位置に配置される長さに設定され、常に、前記容器部の内部に前記水環境電池の高さ以上の水が貯留されるようにしている。
請求項2に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、請求項1の構成において、前記水環境電池の第1の反応体は円柱状の亜鉛マグネシウム合金からなる円柱状の卑金属体であり、前記水環境電池の第2の反応体はステンレス鋼またはチタンからなると共に前記卑金属体の外周面との間に前記微小隙間間隔を置いて当該卑金属体の外周面の主要部分の全体を覆うよう当該卑金属体の外周側に配置される略円筒状の貴金属体である。前記収容体は、互いに組立及び分解自在な有底の略半円筒状の第1の収容体半部と、当該第1の収容体半部に対応する有底の略半円筒状の第2の収容体半部からなる。前記第1の収容体半部及び第2の収容体半部は、それぞれ、その内部底面に前記卑金属体及び貴金属体を嵌合して係止保持し、前記卑金属体及び貴金属体間の微小隙間間隔を固定的に保持する係止部を一体形成している。前記収容体の第1の収容体半部及び第2の収容体半部を組み立てたと同時に、前記卑金属体及び貴金属体間が前記微小隙間間隔を置いて互いに離間した状態で同心円状に固定的に保持される。
請求項3に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、請求項1の構成において、前記水環境電池の第1の反応体は円柱状の亜鉛マグネシウム合金からなる円筒状の卑金属体であり、前記水環境電池の第2の反応体は、ステンレス鋼またはチタンからなると共に前記卑金属体の内周面との間に前記微小隙間間隔を置いて当該卑金属体の内周面の主要部分の全体を覆うよう当該卑金属体の内周側に配置される略円筒状の内側貴金属と、ステンレス鋼またはチタンからなると共に前記卑金属体の外周面との間に前記微小隙間間隔を置いて当該卑金属体の外周面の主要部分の全体を覆うよう当該卑金属体の外周側に配置される略円筒状の外側貴金属体とからなる。前記収容体は、互いに組立及び分解自在な有底の略半円筒状の第1の収容体半部と、当該第1の収容体半部に対応する有底の略半円筒状の第2の収容体半部からなる。前記第1の収容体半部及び第2の収容体半部は、それぞれ、その内部底面に前記内側貴金属体、卑金属体及び貴金属体を嵌合して係止保持し、前記内側貴金属体、卑金属体及び貴金属体間の微小隙間間隔を固定的に保持する係止部を一体形成している。前記収容体の第1の収容体半部及び第2の収容体半部を組み立てたと同時に、前記内側貴金属体、卑金属体及び貴金属体間が前記微小隙間間隔を置いて互いに離間した状態で同心円状に固定的に保持される。
請求項4に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、請求項2または3の構成において、前記貴金属体(請求項2の貴金属体または請求項3の内側貴金属体及び外側貴金属体)が軸方向に沿って延びるスリットを貫通形成して前記卑金属体との間での自由な水の流通を許容する。
請求項5に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、請求項2乃至4のいずれかの構成において、前記容器部内に前記水環境電池ユニットを配置した状態で、前記容器部内の最高水位時の貯水容積に対する前記水環境電池の卑金属体及び貴金属体の対向面間の容積の比率を約0.5〜1.5%の範囲とした。
請求項6に係る衛生用マスクは、請求項1乃至5のいずれか1項記載の噴霧装置から噴霧した電池反応水を主要面に噴霧してなる。
請求項1に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、常に、水環境電池が容器部内の水中に浸漬された状態となり、水環境電池の第1及び第2の反応体間での水を媒体とした電気化学反応である電池反応により生成される電池作用水が、常に、水環境電池表面の酸化や生物膜発生等を防止するために必要な一定の濃度(金属イオン濃度・活性酸素濃度)となる。したがって、電池作用水の殺菌作用及び酸化防止作用等により、生物膜や酸化膜が水環境電池表面に形成されることはなく、水環境電池の電池作用水による所期の効果を半永久的に発揮する。
請求項2に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、更に、収容体を組み立てるだけで、卑金属体と貴金属体との間に一定の微小隙間間隔を形成し、かつ、その間隔を固定的に保持することができる。また、卑金属体が円柱体であり、その外周面の全体を円筒状の貴金属体が覆うため、卑金属体の外周面全体が均一な電池作用の発生面となり、卑金属体に局部的に弱電部が発生することによる酸化被膜の発生等の不具合を確実に防止して、長期にわたって均一な電池作用水の発生を確保することができる。
請求項3に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、更に、収容体を組み立てるだけで、内側貴金属体、卑金属体及び外側貴金属体の間に一定の微小隙間間隔を形成し、かつ、その間隔を固定的に保持することができる。また、卑金属体が円柱体であり、その内周面及び外周面の全体を円筒状の内側貴金属体及び外側貴金属体がそれぞれ覆うため、卑金属体の内周面全体及び外周面全体がそれぞれ均一な電池作用の発生面となり、卑金属体に局部的に弱電部が発生することによる酸化被膜の発生等の不具合を確実に防止して、長期にわたって均一な電池作用水の発生を確保することができる。
請求項4に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、更に、貴金属体のスリットを介して卑金属体との間での隙間空間と外部(容器部内)との間での自由な水の流通空間が形成されるため、卑金属体と貴金属体との間の隙間空間における電池作用水を容器部内の水に円滑に流通して拡散することができる。
請求項5に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、更に、容器部内の貯水容積に対して非常に小さ値の容積比の電池作用水生成空間により、容器部内の水全体を十分な殺菌・活水機能を有する機能水とすることができる。
請求項6に係る衛生用マスクは、水環境電池が生成した電池作用水が内部のガーゼ等に含浸され、マスク着用者に対する外部からの(或いはマスク着用者の呼気中の)細菌やウイルシを効果的に殺菌する。
図1は本発明の実施の形態1に係る水環境電池を利用した噴霧装置の側面図であり、内部構成を透過的に示す。 図2は本発明の実施の形態1に係る水環境電池ユニットを示す分解図である。 図3は本発明の実施の形態1に係る水環境電池ユニットを示す組立図である。 図4は本発明の実施の形態1に係る水環境電池ユニットを示す断面図であり、(a)は図3のA−A線による(当接支持部での)縦断面図、(b)は収容体のスリット部分での縦断面図、(c)は図3のB−B線による横断面図である。 図1は本発明の実施の形態1に係る水環境電池を利用した噴霧装置から衛生用マスクに電池作用水を噴霧する状態を示す説明図である。 図6は本発明の実施の形態2に係る水環境電池を利用した噴霧装置の斜視図であり、内部構成を透過的に示す。 図7は本発明の実施の形態2に係る水環境電池ユニットを示す分解図である。 図8は本発明の実施の形態1に係る水環境電池ユニットを示す断面図であり、(a)は図4(a)に対応する切断線による(当接支持部での)縦断面図、(b)は収容体のスリット部分での縦断面図、(c)は図4(c)に対応する切断線による横断面図である。
以下、本考案を実施するための形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態1
本実施の形態に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、図1に示すように、容器部11、キャップ部12、ポンプ部13、吐出部14、吸上管15及び連結管16からなる容器側の部材乃至部分である噴霧容器と、噴霧容器の水中に収容される水環境ユニット20とを備えている。容器部11は、内部に水を充填自在な容器状をなし、上端に開口状の口部(図示略)を設けている。キャップ部12は、容器部11の上端の口部に螺着等により脱着自在に装着される。ポンプ部13は、キャップ部12の上方から内部に嵌合等して取付けられている。吐出部14は、ポンプ部13の上流側に一体形成されて水平方向(ポンプ部の軸方向と略直交する方向)に突出する噴霧口状をなしている。吸上管15は、ポンプ部13の上流側の流路を形成する連結管16を介してポンプ部13の下端に連結されることにより、ポンプ部の上流側に設けられて容器部11の内部空間を垂下する。前記ポンプ部13、吐出部14及び吸上管15により本実施の形態の噴霧手段が構成されている。噴霧手段は、ポンプ部13の動作によって容器部11内に充填した水を吸上管15の下端開口から吸い上げて連結管16を介してポンプ部13内に吸引し、ポンプ部13の吐出圧力により吐出部14から外部に噴霧自在となっている。なお、容器部11内に充填した水を吸上管15により吸い上げて吐出部14から外部に噴霧するためのポンプ部13の構造自体は、従来と同様の構造(押し下げ式ポンプ等)あり、詳細な説明は省略する。
水環境電池ユニット20は、図2に示すように、所定高さを有する水環境電池25,26と当該水環境電池25,26を収容する電気絶縁性材料からなる収容体21,22とを含み、図5に示すように、容器11部の内部底面B上に配置される。詳細には、水環境電池ユニット20の収容体21,22は、図2〜図4に示すように、第1の収容体半部21と第2の収容体半部22とからなる。第1の収容体半部21は、一端側の頂面を湾曲状(略半球状)とすると共に他端を円形の開口とした中空の略円筒状をなしている。第1の収容体半部21の周面には、一定角度間隔で複数の直線状の通水スリット21aが、第1の収容体半部21の周壁の厚さ方向に貫通形成され、その内外の空間を連通している。同様に、第2の収容体半部22は、一端側の頂面を湾曲状(略半球状)とすると共に他端を円形の開口とした中空の略円筒状をなしている。第2の収容体半部22は第1の収容体半部より長寸(2〜3倍程度の長さ)とされている。第2の収容体半部22の周面には、一定角度間隔で複数の直線状の通水スリット22aが、第2の収容体半部22の周壁の厚さ方向に貫通形成され、その内外の空間を連通している。そして、第1の収容体半部21の他端部の内周側に形成した雌螺子21bに第2の収容体半部22の他端部の外周側に形成した雄螺子22bを螺入または螺退することにより、第1の収容体半部21と第2の収容体半部22とを互いに連結して組み立て(図2の状態)、また、分解する(図3の状態)ことができるようになっている。第1の収容体半部21と第2の収容体半部22とを互いに連結して組み立てた状態で、収容体21,22の内部には、水環境電池25,26を固定的に収容保持するための円筒状の収容空間が形成され、同収容空間が、スリット21a,22aを介して外部空間が連通する。
一方、水環境電池25,26は、第1の反応体としての卑金属体25と第2の反応体としての貴金属体26とからなる。卑金属体25は、本実施の形態の第1の反応体を構成し、所定のイオン化傾向(または標準電極電位)を有し、貴金属体26との電気化学反応(水中での電池反応)により水中で金属イオン化して金属イオンを水中に溶出することにより殺菌効果を発揮する第1の金属からなる。また、貴金属体26は、本実施の形態の第2の反応体を構成し、第1の金属より低いイオン化傾向(または第1の金属より高い標準電極電位)を有する第2の金属からなり、卑金属体25の表面における金属イオンの発生面の略全面(少なくとも主要部の全面)に対向して配置される対向面を有する。
詳細には、卑金属体25は、亜鉛に所定含有量のマグネシウムを含有した亜鉛マグネシウム合金からなる所定直径の単純円柱状をなし、長さ方向(軸方向)全体にわたって同一断面形状(中実の円形断面形状)で所定長さ(収容体21,22の内部空間の長さと略同一長さ)延びている。亜鉛に対するマグネシウムの含有量は、イオン化傾向を利用した電池作用によるマグネシウムイオンの溶出量を決定する要因になるため、使用目的に応じて増減するが、飲用水目的にも使用される給水装置の場合、必要な殺菌効果を得るために要求されるマグネシウムイオンの溶出量を確保すると共に、水質基準を考慮して過大なマグネシウムイオンの溶出を防止するため、亜鉛約90〜約97%に対してマグネシウム約3〜約10%の範囲とすることが好ましい。即ち、Zn:Mg=90:10からZn:Mg=97:3の範囲とすることが好ましい。この範囲であれば、現在の日本の水道水の水質基準による亜鉛の規制値も十分にクリアーすることができる。なお、マグネシウムの溶出は、現在の日本の水道水の水質基準によれば規制対象外であるが、水道水を直接引用した場合の人体への過大な摂取を考慮すると、約5%とすることが一層好ましい(Zn:Mg=95:5)。
貴金属体26は、ステンレス鋼(好ましくはSUS304)からなる所定直径のスリット付円筒状をなし、長さ方向(軸方向)全体にわたって同一断面形状(中空の円形断面形状)で所定長さ(卑金属体25と同一長さ)延びている。貴金属体26は、内径が卑金属体25より若干(好ましくは、0.5〜1mm)大径で、外径が収容体21,22の頂部以外の部分である円筒部(即ち、前記収容空間部分)の内径より若干(好ましくは、1〜2mm)小径の円筒状に形成される。また、貴金属体25は、複数のスリット(長孔)25aを厚さ方向に貫通形成したスリット付円筒状である。例えば、第1の収容体半部21及び第2の収容体半部22の各8個のスリット21a,22aに対応して、合計8個の長孔状のスリット25aが貴金属体25の円周方向に等角度間隔で配置され、それぞれ、軸方向に直線的に延びている。そして、水環境電池は、卑金属体25の外側に貴金属体26を一定(均一)の微小隙間間隔を置いた状態で配置した状態で水中に浸漬することにより、卑金属体25と貴金属体26との間のイオン化傾向の差により、卑金属体25の外周面と貴金属体26の対向面(スリット25a以外の部分)との間の微小隙間間隔に存在する水を媒体として、卑金属体25と貴金属体26との間で電池反応が発生する。即ち、(+)極(正極)となる貴金属体26のステンレス鋼から(−)極(負極)となる卑金属体25の亜鉛マグネシウム合金へと直流電流が流れ、その電流が卑金属体25と貴金属体26との間の微小隙間間隔中の水から正極の貴金属体26へと循環する。これにより、卑金属体25の亜鉛マグネシウム合金が完全にイオン化されて(完全なイオン化状態の亜鉛イオン及びマグネシウムイオンとなって)水中に溶出する。
なお、貴金属体26の金属の種類は、イオン化傾向を利用した電池作用による卑金属体25からの亜鉛イオン及びマグネシウムイオンの溶出量を決定する要因になるため、卑金属体25よりイオン化傾向が小さい金属(合金を含む)とする限りにおいて、金、白金、銀、銅、錫、ニッケル等、任意のものを使用することができるが、本実施の形態のように、飲用水目的にも使用される給水装置の場合、必要な殺菌効果を得るために要求される金属イオン(亜鉛イオンやマグネシウムイオン)の溶出量を確保すると共に、貴金属体26の表面酸化(鉄とした場合の赤錆の発生等)による水質劣化を防止するため、耐食性や耐変色性に優れるステンレス鋼(SUS304等)とすることが好ましい。なお、例えば、チタンまたはチタン合金も亜鉛マグネシウム合金に対して貴金属体となるが、ステンレス鋼に比べ、使用に伴って水中での溶存酸素により表面に酸化膜が形成されやすく、酸化膜が形成されると卑金属体25との間での電池作用が低下して卑金属体25から所期の金属イオンが溶出しなくなるため、貴金属体26の種類としてはステンレス鋼が最も好ましいことを、本発明者らは実験により確認している。
第1の収容体半部21の内部底面(湾曲上の頂面部の内底面)には、短リング状の係止突起21cが一体形成されている。係止突起21cは、同一肉厚で円周方向に延びる円形の短リング状をなしている。係止突起21cの肉厚は、収容体21,22に収容したときの卑金属体25と貴金属体26との間に形成すべき前記一定(均一)の微小隙間間隔と同一寸法に設定されている。同様に、第2の収容体半部22の内部底面(湾曲上の頂面部の内底面)には、短リング状の係止突起22cが一体形成されている。係止突起22cは、同一肉厚で円周方向に延びる円形の短リング状をなしている。係止突起22cの肉厚は、収容体21,22に収容したときの卑金属体25と貴金属体26との間に形成すべき前記一定(均一)の微小隙間間隔と同一寸法に設定されている。即ち、係止突起21cと係止突起22cとは、卑金属体25の外径と同一内径、かつ、貴金属体26の内径と同一外径の円形短リング状をなし、結果、組立時の卑金属体25と貴金属体26との間の隙間間隔と同一の肉厚とされている。
第1の収容体半部21の内部周面(収容空間部分の内周面)におけるスリット21a以外の部分(スリット21a間の部分)には、それぞれ、内周側を頂点とした断面略三角形状の当接保持部21dが収容空間の中心に向かって突出するよう一体形成されている。同様に、第2の収容体半部22の内部周面(収容空間部分の内周面)におけるスリット22a以外の部分(スリット22a間の部分)には、それぞれ、内周側を頂点とした断面略三角形状の当接保持部22dが収容空間の中心に向かって突出するよう一体形成されている。なお、図4(c)には当接保持部22dの断面形状及び配置状態が示されるが、当接保持部21dの断面形状及び配置状態も同様である。当接保持部21d,22dの頂点(図示の例では合計8個)により囲まれる仮想円の直径が貴金属体26の外径と同一となるよう、当接保持部21d,22dの頂点(稜線)の位置が設定されている。これにより、収容体21,22内に水環境電池を収容したときに、貴金属体26の外周面に当接保持部21d,22dの頂点が当接して、その稜線に沿って貴金属体26を線的に支持すると共に、水環境電池とスリット21a,22aとの間での十分な水の流通空間を確保している。また、水環境電池側でも、貴金属体26のスリット26aにより、卑金属体25と貴金属体26の間の隙間空間と外部の水環境(容器11内部の水)との間での十分水の流通空間を確保している。
本実施の形態では、第1の収容体半部21と第2の収容体半部22とを分解した状態で、卑金属体25の長さ方向一端を第1の収容体半部21または第2の収容体半部22の一方の内部に挿入してその係止突起21cまたは係止突起22cに内嵌(その内周面に密嵌)して仮保持すると共に、貴金属体26を卑金属体25に遊挿してその長さ方向一端を係止突起21cまたは係止突起22cに外嵌(その外周面に密嵌)して仮保持する。この状態でも、卑金属体25と貴金属体26との間の隙間間隔は、その長さ方向一端部での係止突起21cまたは係止突起22cとの密嵌係止により一定に保持されている。そして、第1の収容体半部21または第2の収容体半部22の他方を仮保持状態の卑金属体25及び貴金属体26からなる水環境電池に遊挿して、前記第1の収容体半部21または第2の収容体半部22一方に螺合して組付ける。すると、第1の収容体半部21または第2の収容体半部22の他方の一方への螺入による組付けに伴い、同他方の係止突起21cまたは係止突起22cが卑金属体25及び貴金属体26の長さ方向他端における隙間に進入して、卑金属体25及び貴金属体26の長さ方向他端が、それぞれ、他方の係止突起21cまたは係止突起22cの内周面及び外周面に密嵌される。これにより、卑金属体25及び貴金属体26が第1の収容体半部21の係止突起21cと第2の収容体半部22の係止突起22cとにより強固に間隔保持され、前記一定の微小隙間間隔を維持する。更に、第1及び第2の収容体半部21,22の当接保持部21d,22dにより、貴金属体26の外周面が当接保持されるため、水環境電池が収容体21,22内で位置ずれすることは全くない。
このように、前記係止突起21c及び係止突起22cは、協働して、卑金属体25及び貴金属体26間の隙間間隔を固定的に一定に保持する間隔保持手段を構成する。卑金属体25及び貴金属体26間で均一な隙間間隔が維持されない場合、即ち、卑金属体25と貴金属体26との間の隙間間隔に寸法の相違する部分がある場合、間隔の小さな部分が強電部となり、間隔の大きな部分が弱電部となって、正極から相対的に遠方位置にある電池反応の弱い弱電部には直流電流が十分に到達せず、直流電流が強電部に集中することになる。この場合、負極の卑金属体25では、弱電部での電池反応が弱くなり、水中に電流が流れにくくなって、弱電部の表面がイオン化できず、弱電部の表面に(水中溶存酸素により)酸化被膜が形成されたり、(細菌が存在する水中での使用による)生物膜が形成されたりして、水環境電池全体の電池作用が大きく減少する。即ち、この場合、卑金属体25の亜鉛マグネシウム合金表面が酸化被膜により黒く変色したり、生物膜によりぬめり感を生じたりして、汚水の原因となって飲用水として不適となるばかりか、亜鉛マグネシウムイオンによるミネラル溶出や殺菌効果も長期にわたって維持することができなくなる。この酸化被膜の発生は、卑金属体25が他の物体と接触する場合、特に、面接触する場合、面と面との接触箇所でその傾向が顕著になる。これに対し、本実施の形態では、水環境電池25,26を収容体21,22に収容するだけで、卑金属体25と貴金属体26との間の隙間間隔を一定に保持して固定することができる。この場合、卑金属体25の接触箇所としては、その外周面端部で係止突起21a,22aが円周方向に線状に接触するのみである(接触面として無視できる)ため、卑金属体25の貴金属体26との対向面の主要部分の全面(スリット25aと対向する部分の全面)を電池作用に供することができる。また、貴金属体26の接触箇所としても、その外周面で当接保持部21d,22dが線状に接触するのみである(接触面として無視できる)。したがって、本実施の形態の水環境電池は、卑金属体25及び貴金属体26の対向面間の寸法(隙間間隔)が全面にわたって均一(同一)となり、対向面の各箇所が均一な電池作用部となり、対向面の全面で均一な電池作用を発生する。その結果、卑金属体25及び貴金属体26の対向面の全面で、酸化膜による変色や生物膜の発生がなく、電池作用を低下させることがないため、長期にわたって均一な所望濃度で完全なイオン化状態の金属イオン及び活性酸素(電池作用水)を水中に溶出することができる。なお、貴金属体25のスリット25aが存在する部分では卑金属体25との間に対向面が形成されないが、この場合、隣接する対向面から流動する高濃度の電池作用水が瞬時に卑金属体25の表面(非対向面乃至露出面)を流れるため、同様に、酸化膜や生物膜の発生を確実に防止することができる。
即ち、本実施の形態では、収容体21,22は、卑金属体25及び貴金属体26を、全面にわたって互いに非接触状態となるよう、かつ、図示の例のように円柱状の卑金属体25及び円筒状の貴金属体26を使用した場合は前面にわたって均一な小間隔の隙間空間を置いて互いに面的に対向するよう配置した状態で、また、卑金属体25を断面略菊型や略星型等の異形状とした場合は少なくともそれらの長さ方向全体にわたって均一な小間隔の隙間空間を置いて互いに面的に対向するよう配置した状態で、卑金属体25及び貴金属体26を内部に収容して固定的に保持すると共に、その内部空間と外部空間との間での自由な水の流通(内部空間への水の進入及び外部空間への水の流出)を許容するケーシング状をなしている。また、水環境電池は、水中に浸漬することにより、卑金属体25と貴金属体26との間の隙間空間に進入した水を媒介として、卑金属体25と貴金属体26との間でのイオン化傾向の差により、卑金属体25から貴金属体26へと向かって卑金属体25の金属イオンを水中に溶出して前記水に殺菌機能を付与する。このとき、更に、卑金属体25と貴金属体26とからなる水環境電池は、水中に浸漬することによりそれらの間での電池反応により発生した活性酸素(OH−)を水中に放出することによって、前記水中に溶出する金属イオンと協働して、その水を機能水としての電池作用水に変性し、電池作用水に含まれる金属イオン及び活性酸素の相乗効果(及び電流自体による殺菌作用)によって水中の一般細菌や大腸菌等の各種細菌類、ウイルス類、微生物等に対する殺菌効果を発揮する。なお、収容体21,22は、電気絶縁材料としての所定の合成樹脂材料により上記構造となるよう射出成形等により一体成形することができる。また、容器部11の合成樹脂材料は透明・半透明材料として内部を透過的に視認できるようにしてもよい。
更に、水環境電池ユニットは、収容体21,22の内部に固定的に保持した水環境電池25,26の高さ方向が容器部11の高さ方向と一致するよう、容器部11の内部底面Bに載置した状態で当該容器部11の内部に収容される。一方、前記噴霧手段の吸上管15は、連結管16を介してポンプ部13の下端に連結されている点は従来と同様であるが、その長さを従来と全く異なる観点から設定している。即ち、噴霧手段の吸上管15の長さは、キャップ部13を容器部11の口部に装着したときに、当該吸上管15の下端が容器部11の内部に配置した水環境電池ユニット20の水環境電池25,26の高さ以上の位置に配置される長さに設定され、常に、容器部11の内部に水環境電池25,26の高さ以上の水が貯留されるようになっている。詳細には、図1に示すように、容器部11内における通常の最大水位(貯留水の最大高さ)H1は、容器部11の底面Bから吸上管15の上端までの高さであり、従来のポンプ式容器の吸上管の長さは、全て、容器部11内の水を完全に吸い上げることができるよう(即ち、容器部11の底部に水を残さないよう)、容器部11の底面Bまで延びる長さに設定されている。即ち、ポンプ式容器の吸上管の下端は容器部の底面に位置することが必須であり、吸上管をそれよりも短い長さとした場合はスプレー容器としての用をなさない。これに対し、本発明では、吸上管15の長さH2を、容器部11内における通常の最大水位(貯留水の最大高さ)H1から水環境電池25,26の高さに相当する分(或いは若干それより多い高さ)H3だけ差し引いた長さ(H2=H1−H3)に設定している。
これにより、キャップ部13を容器部11の口部に完全に取付けた状態で、吸上管15の下端は、容器部11の底面Bから高さH3だけ上方に位置している。なお、容器部11内における通常の最大水位(貯留水Wの最大高さ乃至水面Fの高さ)H1が図1の例より上側にくることも想定されるが、この場合でも、吸上管15の下端は、容器部11の底面Bから高さH3だけ上方に位置することに変わりない。これにより、容器部11内の電池作用水の噴霧によって容器部11内の電池作用水が吸上管15から吸い上げられるとき、容器部11内には、常に、底面Bから吸上管15の下端位置までの深さの水が貯留された状態が維持され、この位置(高さH3)よりも下方に水位がくることはない。また、吸上管15は容器部11の中心(軸心位置)に配置されるため、容器部11を傾斜して吸上管15から電池作用水を吸い上げようとしても、この位置(高さH3)よりも下方の位置の水を吸い上げることはできず、結果として、常に、底面Bから吸上管15の下端位置までの深さの水が貯留された状態が維持される。
ここで、容器部11内の水位が水環境電池25,26の高さよりも低位となった場合、水環境電池25,26の一部が(上部から順に)容器部11内の空中に晒されることになり、卑金属体25の表面が空中の酸素により酸化されたり、水中に細菌等の微生物が存在する場合にその微生物が空中に晒された卑金属体25の表面に付着したままになる可能性がある。この場合、当該空中に晒された卑金属体25の上部では、上記電池反応は発生せず、電池作用水による酸化被膜防止効果や微生物膜防止効果は発揮されず、再び、容器部11内に水を充填して水位が水環境電池25,26の高さ以上の水位となったときに、逆に、空中に晒されていた卑金属体25の上部の酸化部分が酸化被膜となったり、微生物付着部分に生物膜が形成されるおそれがある。この場合、上記のとおり、所期の効果を発揮できなくなるため、特別な処理として、水環境電池25,26を塩水や酢酸水に浸漬して卑金属体25の表面の酸化被膜を除去したり、生物膜を除去するための特別な処理を施す必要がある。
これに対し、本実施の形態の噴霧装置では、常に、水環境電池25,26の全体が容器部11内の水中に浸漬された状態となり、その一部でも水面上に露出することは全くないため、水環境電池25,26が生成する電池作用水が常に一定の濃度(金属イオン濃度・活性酸素濃度)に維持され、酸化膜や生物膜を発生させないために必要な濃度を下回ることがない。したがって、電池作用水により、殺菌作用、酸化皮膜防止、生物膜防止等の特有な効果を発揮する電池作用水を(卑金属体25としての亜鉛マグネシウム合金が溶出による消失して電池反応を形成できなるまで)半永久的に生成し続けることができ、酸化膜除去等のための特別な処理も行う必要がない。なお、容器部11内の水位H3は水環境電池25,26の高さより上方にあればよく、水環境電池ユニット20の収容体21,22よりも下方にあってもよい。この場合でも、水環境電池25,26は完全に水中に浸漬する。したがって、収容体の形状が図示の例よりもより高さのある形状(箱形状等)になった場合、水環境電池25,26がその収容体の底部に位置することになるが、容器部11内の最低水位H3(吸上管15の下端位置)はその水環境電池25,26の高さより上方にあればよい。
なお、生物膜(バイオフィルム)は、水環境電池25,26の永続的な電池作用の発生を阻害する要因となることを、考案者は、鋭意研究の結果、及び、度重なる各種の効果確認試験の結果により確認しているが、この生物膜を確実に防止するためには、(1)水環境電池を浸漬する水の容積及びその水環境中の水質(単位体積当たりの不純物量)・菌量(単位体積当たりの菌量)・水温、(2)(1)を考慮した水環境電池の形態と構造、及び、電池反応槽(卑金属体25及び貴金属体26の対向面間の隙間空間により構成される電池作用水生成部分)の使用水環境(容器部11内部の水)に対する容積比、(3)卑金属体25及び貴金属体26の金属材料の選定と使用量(及び卑金属体の合金量)が重要であるという知見に到達した。そして、水環境電池において、メンテナンスフリーで特に生物膜を確実に抑制し、永続的な電池作用の発生を可能にするための構造として、本実施の形態の水環境電池ユニット20を考案した。
即ち、例えば、考案者は、図1に示すタイプの噴霧容器よりも更に小型の噴霧容器(容器部はほぼ単純円筒形)に水環境電池ユニット20より小型の水環境電池ユニットを収容して、ポケット収納タイプの水環境電池を利用した噴霧装置を試作して効果確認試験を実施し、その試験結果を確認した。この噴霧装置では、噴霧容器の寸法は、全体で、高さ約110mm(容器部の貯水高さ約80mm)、容器部の外径約35mmかつ内径約33mmであり、容器部の貯水容積は、1.65×1.65×3.14×8=68.39cm3である(小数点以下第3位を四捨五入、以下同様)。これに対し、水環境電池は、収容体が長さ約35mmで外径約18mm、水環境電池のうち、卑金属体が長さ約30mmで外径約12mmの円柱体、貴金属体が長さ約30mmで外径約14mmかつ内径約13mmの円筒体である。この場合、水環境電池の卑金属体及び貴金属体の対向面間の容積は、外径13mm、内径12mm、長さ30mmの円筒体の体積となり、(0.65×0.65×3.14×3)−(0.6×0.6×3.14×3)=0.58875=約0.59cm3となる。この場合、電池作用水生成空間の容積は、貴金属体のスリット以外の部分の面積比(卑金属体との実際の対向面の面積比)が80%、70%、60%の場合、それぞれ、0.59×0.8=0.47cm3、0.59×0.7=0.41cm3、0.59×0.6=0.35cm3となる。
一方、容器部に水環境電池ユニットを収容した状態での容器部内の満水時(水位80mm)の貯水容積は、上記68.39cm3から収容体の体積、貴金属体の体積及び卑金属体の体積を減算した値であり、詳細な計算式は省略するが、貴金属体のスリット以外の部分の面積比が80%、70%、60%の場合、それぞれ、63.72cm3、63.88cm3、64.04cm3となる。したがって、容器部の貯水容積に対する電池作用水生成空間の容積の比率は、貴金属体のスリット以外の部分の面積比が80%、70%、60%の場合、それぞれ、0.47/63.72=約0.74%、0.41/63.88=約0.64%、0.35/64.04=約0.55%となる。即ち、この場合の水環境電池は、容器部内の貯水に対して1%未満の容積比の電池作用水生成空間(還元すれば、全体の1%未満の量に過ぎない電池作用水)により、その電池作用水が容器部内の水全体に拡散して、容器部内の水全体を十分な殺菌・活水機能を有する機能水とすることができる。例えば、この構成によれば、以下のように顕著な水質改善効果(活性化、殺菌性向上等)を呈することができる。
試験条件:
卑金属体の亜鉛マグネシウム合金比:Zn:Mg=95:5
容器部:上記寸法・容積
水環境電池ユニット:上記構造・寸法・容積
測定条件:容器部内に水環境電池を収容し、内部に満水位(80mm)まで原水を充填し、12時間放置後、容器部内の水(原水が変性した電池作用水)に含有される電池作用水の成分等を測定
試験結果:(数値は、原水中の値及び電池作用水中の値を順に示す)
溶存水素:0.04ppbが100〜400ppbへと大幅に改善
酸化還元電位(ORP):+500mVが+250〜−200mVへと大幅に改善
pH:6.8が7.4〜8.0へとアルカリ化(還元水化)
このように、本発明では、容器部内に水環境電池ユニットを配置した状態で、容器部内の最高水位時の貯水容積に対する水環境電池の卑金属体及び貴金属体の対向面間の容積の比率が約0.5%以上であれば、容器部内の水の全体に拡散した場合でも殺菌等を十分に行うに必要な電池作用水の濃度を維持することができ、その後、使用に伴う容器部内の水位の低下にしたがって容器部に水を補充する場合でも、補充までの間に水環境電池による電池作用水の生成及び補給が常時継続され、常に、容器部内の水の全体に拡散した場合でも殺菌等を十分に行うに必要な電池作用水の濃度を維持することができる。なお、容器部内の水中に溶出する電池作用水の濃度(金属イオン濃度等)は一定値で飽和するため、同比率の上限値は特に特定しないが、水環境電池のサイズの制限等を考慮すれば、約1.5%とすることができる。即ち、容器部内に水環境電池ユニットを配置した状態で、容器部内の最高水位時の貯水容積に対する水環境電池の卑金属体及び貴金属体の対向面間の容積の比率は、約0.5〜1.5%の範囲とすることが好ましく、更に、約0.5〜1.0%の範囲とすることがより好ましいといえる。なお、貴金属体にスリットを設けないことも可能であり、或いは、長孔状のスリットの代わりにを小円形状の開口を貫通形成することもできるが、この場合、貴金属体を介して卑金属体との間の流通空間の面積(開口面積)が非常に小さくなり、または、ある程度まで小さくなるため、この場合は、上限値を1.5%付近に設定することが好ましく、本実施の形態のように長孔状のスリットとする場合は、上限値を1%付近とすることが好ましい。
上記のように構成した水環境電池を利用した噴霧装置は、例えば、図5に示すように、容器部11内の電池作用水を衛生用マスクMに噴霧して含浸することにより、風邪細菌やインフルエンザウイルス等、単なる衛生用マスクMの装着だけでは完全に防止することができない細菌・ウイルスに対しても、衛生用マスクMに含浸した電池作用水Wがそれらの細菌・ウイルスを死滅させて滅菌し、大きな疾患予防効果を発揮することが期待できる。
実施の形態2
本実施の形態に係る水環境電池を利用した噴霧装置は、図6に示すように、容器部31、キャップ部32、ポンプ部33、吐出部34を実施の形態1のものより大型化したものであるが、その基本的構造は同様である。なお、吸上管35及び連結管36も吸上管15及び連結管16とほぼ同様の構成である。一方、水環境電池ユニット40は、水環境電池ユニット20の収容体21,22を若干大型化した収容体41,42を有すると共に、水環境電池45〜47を内外二層構造としている。詳細には、図7に示すように、水環境電池ユニット40は、所定高さを有する水環境電池45,46,47と当該水環境電池45〜47を収容する電気絶縁性材料からなる収容体41,42とを含み、図6に示すように、容器31部の内部底面B上に配置される。詳細には、水環境電池ユニット40の収容体41,42は、図8に示すように、第1の収容体半部41と第2の収容体半部42とからなる。第1の収容体半部41は、一端側の頂面を湾曲状(略半球状)とすると共に他端を円形の開口とした中空の略円筒状をなしている。第1の収容体半部41の周面には、一定角度間隔で複数の直線状の通水スリット41aが、第1の収容体半部41の周壁の厚さ方向に貫通形成され、その内外の空間を連通している。同様に、第2の収容体半部42は、一端側の頂面を湾曲状(略半球状)とすると共に他端を円形の開口とした中空の略円筒状をなしている。第2の収容体半部42は第1の収容体半部より長寸(2〜3倍程度の長さ)とされている。第2の収容体半部42の周面には、一定角度間隔で複数の直線状の通水スリット42aが、第2の収容体半部42の周壁の厚さ方向に貫通形成され、その内外の空間を連通している。そして、第1の収容体半部41の他端部の内周側に形成した雌螺子41bに第2の収容体半部42の他端部の外周側に形成した雄螺子42bを螺入または螺退することにより、第1の収容体半部41と第2の収容体半部42とを互いに連結して組み立て(図7の状態)、また、分解する(図8の状態)ことができるようになっている。第1の収容体半部41と第2の収容体半部42とを互いに連結して組み立てた状態で、収容体41,42の内部には、水環境電池45,46を固定的に収容保持するための円筒状の収容空間が形成され、同収容空間が、スリット41a,42aを介して外部空間が連通する。なお、収容体41,42は、電気絶縁材料としての所定の合成樹脂材料により上記構造となるよう射出成形等により一体成形することができる。
一方、水環境電池45,46は、第1の反応体としての卑金属体45と第2の反応体としての内側貴金属体46及び外側貴金属体47とからなる。卑金属体45は、実施の形態1の卑金属体25と同様の材質(亜鉛マグネシウム合金)からなる単純円筒状をなしている。内側貴金属体46及び外側貴金属体47は、実施の形態1の貴金属体26と同様の材質(SUS304)からなると共に、卑金属体45の内周面側及び外周面側にそれぞれ所定の微小隙間間隔(実施の形態1の微小隙間間隔と同様の間隔)をおいて配置される直径のスリット付円筒状に形成される。外側貴金属体47は、複数のスリット(長孔)47aを厚さ方向に貫通形成したスリット付円筒状である。例えば、第1の収容体半部41及び第2の収容体半部42の各8個のスリット41a,42aに対応して、合計8個の長孔状のスリット47aが外側貴金属体47の円周方向に等角度間隔で配置され、それぞれ、軸方向に直線的に延びている。一方、内側金属体46は、小径となるため、外側貴金属体よりも少ない数のスリット(長孔)46aを厚さ方向に貫通形成したスリット付円筒状であり、例えば、合計6個の長孔状のスリット46aが内側貴金属体46の円周方向に等角度間隔で配置され、それぞれ、軸方向に直線的に延びている。即ち、内側貴金属体46及び外側貴金属体47は、それぞれ、卑金属体45の内周面側及び外周面側に配置されたときに、卑金属体45の内周面及び外周面の両表面における金属イオンの発生面の全面(スリット46a,47aと対向する部分の全面、即ち、主要部の全面)に対向して配置される対向面を有する。卑金属体45並びに内側貴金属体46及び外側貴金属体47は同一長さである。
第1の収容体半部41の内部底面(湾曲上の頂面部の内底面)には、短リング状の第1の係止突起41c及び第1の係止突起41cよりも若干大径(卑金属体45の厚みと同一寸法分だけ大径)の短リング状の第2の係止突起41dが同心円状となるよう一体形成されている。係止突起41cは、同一肉厚で円周方向に延びる円形の短リング状をなしている。係止突起41cの肉厚は、収容体41,42に収容したときの内側貴金属体46と卑金属体45との間に形成すべき前記一定(均一)の微小隙間間隔と同一寸法に設定されている。同様に、第2の収容体半部42の内部底面(湾曲上の頂面部の内底面)には、短リング状の第1の係止突起42c及び第1の係止突起42cよりも若干大径(卑金属体45の厚みと同一寸法分だけ大径)の短リング状の第2の係止突起42dが同心円状となるよう一体形成されている。係止突起42cは、同一肉厚で円周方向に延びる円形の短リング状をなしている。係止突起42cの肉厚は、収容体41,42に収容したときの内側貴金属体46と卑金属体45との間に形成すべき前記一定(均一)の微小隙間間隔と同一寸法に設定されている。即ち、第1の係止突起41c及び第1の係止突起42cは、内側貴金属体46の外径と同一内径、かつ、卑金属体45の内径と同一外径の円形短リング状をなし、結果、組立時の内側貴金属体46と卑金属体45との間の隙間間隔と同一の肉厚とされている。また、第2の係止突起41d及び第2の係止突起42dは、卑金属体45の外径と同一内径、かつ、外側貴金属体47の内径と同一外径の円形短リング状をなし、結果、組立時の卑金属体45と外側貴金属体47との間の隙間間隔と同一の肉厚とされている。
第1の収容体半部41の内部周面(収容空間部分の内周面)におけるスリット41a以外の部分(スリット41a間の部分)には、それぞれ、内周側を頂点とした断面略三角形状の当接保持部41eが収容空間の中心に向かって突出するよう一体形成されている。同様に、第2の収容体半部42の内部周面(収容空間部分の内周面)におけるスリット42a以外の部分(スリット42a間の部分)には、それぞれ、内周側を頂点とした断面略三角形状の当接保持部42eが収容空間の中心に向かって突出するよう一体形成されている。なお、図8(c)には当接保持部42eの断面形状及び配置状態が示されるが、当接保持部の断面形状及び配置状態も同様である。当接保持部41e,42eの頂点(図示の例では合計8個)により囲まれる仮想円の直径が外側貴金属体47の外径と同一となるよう、当接保持部41e,42eの頂点(稜線)の位置が設定されている。これにより、収容体41,42内に水環境電池を収容したときに、外側貴金属体47の外周面に当接保持部41e,42eの頂点が当接して、その稜線に沿って外側貴金属体47を線的に支持すると共に、水環境電池とスリット41a,42aとの間での十分な水の流通空間を確保している。
本実施の形態では、第1の収容体半部41と第2の収容体半部42とを分解した状態で、内側貴金属体46の長さ方向一端を第1の収容体半部41または第2の収容体半部42の一方の内部に挿入してその第1の係止突起41cまたは第1の係止突起42cに内嵌(その内周面に密嵌)して仮保持すると共に、卑金属体45の長さ方向一端を内側貴金属体46に遊挿してその一端を第1の係止突起41cと第2の係止突起41dとの間または第1の係止突起42cと第2の係止突起42dとの間に嵌合(その外内周面に密嵌)して仮保持し、更に、外側貴金属体47を卑金属体45に遊挿してその長さ方向一端を第2の係止突起41dまたは第2の係止突起42dに外嵌(その外周面に密嵌)して仮保持する。この状態でも、卑金属体45と内側貴金属体46及び外側貴金属体47との間の隙間間隔は、その長さ方向一端部での第1及び第2の係止突起41c,41dまたは第1及び第2の係止突起42c,42dとの密嵌係止により一定に保持されている。そして、第1の収容体半部41または第2の収容体半部42の他方を仮保持状態の内側貴金属体46、卑金属体45及び外側貴金属体47からなる水環境電池に遊挿して、前記第1の収容体半部41または第2の収容体半部42一方に螺合して組付ける。すると、第1の収容体半部41または第2の収容体半部42の他方の一方への螺入による組付けに伴い、同他方の第1及び第2の係止突起41c,41dまたは第1及び第2の係止突起42c、42dが内側貴金属体46、卑金属体45及び外側貴金属体47の長さ方向他端における隙間に進入して、内側貴金属体46、卑金属体45及び外側貴金属体47の長さ方向他端が、それぞれ、他方の第1及び第2の係止突起41c,41dまたは第1及び第2の係止突起42c、42dの内周面及び外周面に密嵌される。これにより、内側貴金属体46、卑金属体45及び外側貴金属体47が第1の収容体半部41の第1及び第2の係止突起41c,41dと第2の収容体半部42の第1及び第2の係止突起42c,42dとにより強固に間隔保持され、前記一定の微小隙間間隔を維持する。更に、第1及び第2の収容体半部41,42の当接保持部41e,42eにより、外側貴金属体47の外周面が当接保持されるため、水環境電池が収容体41,42内で位置ずれすることは全くない。
実施の形態1と同様、水環境電池ユニットは、収容体41,42の内部に固定的に保持した水環境電池45〜47の高さ方向が容器部31の高さ方向と一致するよう、容器部31の内部底面Bに載置した状態で当該容器部31の内部に収容される。また、噴霧手段の吸上管35の長さは、キャップ部33を容器部31の口部に装着したときに、当該吸上管35の下端が容器部31の内部に配置した水環境電池ユニット40の水環境電池45〜47の高さ以上の位置に配置される長さに設定され、常に、容器部31の内部に水環境電池45〜47の高さ以上の水が貯留されるようになっている。これにより、実施の形態1と同様、容器部31内の電池作用水の噴霧によって容器部31内の電池作用水が吸上管35から吸い上げられるとき、容器部31内には、常に、底面Bから吸上管15の下端位置までの深さの水が貯留された状態が維持され、この位置よりも下方に水位がくることはない。したがって、常に、底面Bから吸上管15の下端位置までの深さの水が貯留された状態が維持される。その結果、実施の形態2の噴霧装置も、実施の形態1と同様の作用効果を発揮する。なお、内側貴金属体46及び外側貴金属体47のスリット46a,47aが存在する部分では卑金属体45との間に対向面が形成されないが、この場合、隣接する対向面から流動する高濃度の電池作用水が瞬時に卑金属体45の表面(非対向面乃至露出面)を流れるため、実施の形態1の場合と同様に、酸化膜や生物膜の発生を確実に防止することができる。
11:容器部、12:キャップ部、13:ポンプ部、14:吐出部、15:吸上管
20:水環境電池ユニット、21:第1の収容体半部(収容体)
22:第2の収容体半部(収容体)
25:卑金属体(第1の反応体)、26:貴金属体(第2の反応体)、26a:スリット
31:容器部、32:キャップ部、33:ポンプ部、34:吐出部、35:吸上管
40:水環境電池ユニット、41:第1の収容体半部(収容体)
42:第2の収容体半部(収容体)
45:卑金属体(第1の反応体)、46:内側貴金属体(第2の反応体)
46a:スリット、47:外側貴金属体(第2の反応体)、47a:スリット
M:衛生用マスク

Claims (6)

  1. 内部に水を充填自在な容器状をなし、上端に開口状の口部を設けた容器部と、
    前記容器部の上端の口部に脱着自在に装着されるキャップ部と、
    前記キャップ部に設けられたポンプ部と、前記ポンプ部の上流側に設けられた吐出部と、前記ポンプ部の上流側に設けられて前記充填容器の内部空間を垂下する吸上管とを含み、前記ポンプ部の動作によって前記容器部内に充填した水を前記吸上管の下端開口から吸い上げて前記吐出部から外部に噴霧自在な噴霧手段と、
    所定高さを有する水環境電池と当該水環境電池を収容する電気絶縁性材料からなる収容体とを含み、前記容器部の内部底面上に配置される水環境電池ユニットとを備え、
    前記水環境電池は、
    所定のイオン化傾向を有し、水中で金属イオン化して殺菌効果を発揮する第1の金属からなる第1の反応体と、
    前記第1の金属より低いイオン化傾向を有する第2の金属からなり、前記第1の反応体の表面における金属イオンの発生面の少なくとも主要部の全面に対向して配置される対向面を有する第2の反応体とを有し、
    前記収容体は、前記第1の反応体及び前記第2の反応体を、全面にわたって互いに非接触状態となるよう、かつ、均一な小間隔の隙間空間を置いて互いに面的に対向するよう配置した状態で、前記第1の反応体及び前記第2の反応体を内部に収容して固定的に保持すると共に、その内部空間と外部空間との間での自由な水の流通を許容するケーシング状をなし、
    前記水環境電池は、水中に浸漬することにより、前記第1の反応体と前記第2の反応体との間の隙間空間に進入した水を媒体として、前記第1の反応体と前記第2の反応体との間でのイオン化傾向の差により、前記第1の反応体から前記第2の反応体へと向かって前記第1の反応体の金属イオンを水中に溶出して前記水に殺菌機能を付与し、
    前記水環境電池ユニットは、前記収容体の内部に固定的に保持した前記水環境電池の高さ方向が前記容器部の高さ方向と一致するよう、前記容器部の内部底面に載置した状態で当該容器部の内部に収容され、
    前記噴霧手段の吸上管の長さは、前記キャップ部を前記容器部の口部に装着したときに、当該吸上管の下端が前記容器部の内部に配置した前記水環境電池ユニットの水環境電池の高さ以上の位置に配置される長さに設定され、常に、前記容器部の内部に前記水環境電池の高さ以上の水が貯留されるようにしたことを特徴とする水環境電池を利用した噴霧装置。
  2. 前記水環境電池の第1の反応体は円柱状の亜鉛マグネシウム合金からなる円柱状の卑金属体であり、前記水環境電池の第2の反応体はステンレス鋼またはチタンからなると共に前記卑金属体の外周面との間に前記微小隙間間隔を置いて当該卑金属体の外周面の主要部分の全体を覆うよう当該卑金属体の外周側に配置される略円筒状の貴金属体であり、
    前記収容体は、互いに組立及び分解自在な有底の略半円筒状の第1の収容体半部と、当該第1の収容体半部に対応する有底の略半円筒状の第2の収容体半部からなり、
    前記第1の収容体半部及び第2の収容体半部は、それぞれ、その内部底面に前記卑金属体及び貴金属体を嵌合して係止保持し、前記卑金属体及び貴金属体間の微小隙間間隔を固定的に保持する係止部を一体形成し、
    前記収容体の第1の収容体半部及び第2の収容体半部を組み立てたと同時に、前記卑金属体及び貴金属体間が前記微小隙間間隔を置いて互いに離間した状態で同心円状に固定的に保持されることを特徴とする請求項1記載の水環境電池を利用した噴霧装置。
  3. 前記水環境電池の第1の反応体は円柱状の亜鉛マグネシウム合金からなる円筒状の卑金属体であり、前記水環境電池の第2の反応体は、ステンレス鋼またはチタンからなると共に前記卑金属体の内周面との間に前記微小隙間間隔を置いて当該卑金属体の内周面の主要部分の全体を覆うよう当該卑金属体の内周側に配置される略円筒状の内側貴金属と、ステンレス鋼またはチタンからなると共に前記卑金属体の外周面との間に前記微小隙間間隔を置いて当該卑金属体の外周面の主要部分の全体を覆うよう当該卑金属体の外周側に配置される略円筒状の外側貴金属体とからなり、
    前記収容体は、互いに組立及び分解自在な有底の略半円筒状の第1の収容体半部と、当該第1の収容体半部に対応する有底の略半円筒状の第2の収容体半部からなり、
    前記第1の収容体半部及び第2の収容体半部は、それぞれ、その内部底面に前記内側貴金属体、卑金属体及び貴金属体を嵌合して係止保持し、前記内側貴金属体、卑金属体及び貴金属体間の微小隙間間隔を固定的に保持する係止部を一体形成し、
    前記収容体の第1の収容体半部及び第2の収容体半部を組み立てたと同時に、前記内側貴金属体、卑金属体及び貴金属体間が前記微小隙間間隔を置いて互いに離間した状態で同心円状に固定的に保持されることを特徴とする請求項1記載の水環境電池を利用した噴霧装置。
  4. 前記貴金属体は軸方向に沿って延びるスリットを貫通形成して前記卑金属体との間での自由な水の流通を許容することを特徴とする請求項2または3記載の水環境電池を利用した噴霧装置。
  5. 前記容器部内に前記水環境電池ユニットを配置した状態で、前記容器部内の最高水位時の貯水容積に対する前記水環境電池の卑金属体及び貴金属体の対向面間の容積の比率を約0.5〜1.5%の範囲としたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の水環境電池を利用した噴霧装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の噴霧装置から噴霧した電池反応水を主要面に噴霧してなる衛生用マスク。
JP2009003297U 2008-08-29 2009-05-20 水環境電池を利用した噴霧装置 Expired - Fee Related JP3154457U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003297U JP3154457U (ja) 2008-08-29 2009-05-20 水環境電池を利用した噴霧装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/002366 WO2010023712A1 (ja) 2008-08-29 2008-08-29 水用殺菌装置
JP2009060336 2009-03-12
JP2009003297U JP3154457U (ja) 2008-08-29 2009-05-20 水環境電池を利用した噴霧装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3154457U true JP3154457U (ja) 2009-10-22

Family

ID=41721141

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009003297U Expired - Fee Related JP3154457U (ja) 2008-08-29 2009-05-20 水環境電池を利用した噴霧装置
JP2010526575A Expired - Fee Related JP4901995B2 (ja) 2008-08-29 2009-08-31 水環境電池
JP2011176439A Expired - Fee Related JP5593284B2 (ja) 2008-08-29 2011-08-11 水環境電池

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010526575A Expired - Fee Related JP4901995B2 (ja) 2008-08-29 2009-08-31 水環境電池
JP2011176439A Expired - Fee Related JP5593284B2 (ja) 2008-08-29 2011-08-11 水環境電池

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8540855B2 (ja)
JP (3) JP3154457U (ja)
KR (1) KR101546117B1 (ja)
CN (1) CN102197000B (ja)
WO (1) WO2010023960A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6842793B1 (ja) * 2020-07-09 2021-03-17 株式会社エイエムジー 金属イオン水生成容器

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SK288170B6 (sk) * 2010-08-11 2014-03-04 František Pancurák Zariadenie na galvanickĂş Ăşpravu kvapalĂ­n, najmä pitnej vody
JP5522798B2 (ja) * 2011-01-31 2014-06-18 和弘 林 バラスト水浄化方法
CN102161521A (zh) * 2011-03-30 2011-08-24 厦门安吉尔水精灵饮水设备有限公司 微电解水发生器及其制备方法和系统
JP5633978B2 (ja) * 2012-02-28 2014-12-03 昭和電機産業株式会社 電気分解装置
MX2015003878A (es) * 2012-09-28 2015-10-22 Procleanse Llc Desinfeccion residual de agua.
US9544670B2 (en) 2012-11-20 2017-01-10 Logitech Europe S.A. Covered housing
USD706743S1 (en) 2012-11-20 2014-06-10 Logitech Europe S.A. Speaker housing
JP5622294B2 (ja) * 2012-12-26 2014-11-12 和弘 林 電解液中の電極間の物質移動過程は電圧印加で促進
JP5688104B2 (ja) 2013-01-31 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成用電極及び水素含有水生成装置
JP5688107B2 (ja) * 2013-01-31 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成装置
JP5688108B2 (ja) * 2013-01-31 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成装置
JP5688106B2 (ja) * 2013-01-31 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成用電極及び水素含有水生成装置
JP5688105B2 (ja) * 2013-01-31 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成用電極及び水素含有水生成装置
JP5688109B2 (ja) * 2013-01-31 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成用電極の製造方法及び水素含有水生成用電極
JP5688112B2 (ja) * 2013-03-25 2015-03-25 中国電機製造株式会社 水素含有水生成装置
US10071921B2 (en) * 2013-12-02 2018-09-11 Lean Environment Inc. Electrochemical reactor system for treatment of water
ITMI20132015A1 (it) * 2013-12-03 2015-06-04 Industrie De Nora Spa Cella elettrolitica dotata di coppie concentriche di elettrodi
JP2015112907A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 日立建機株式会社 ダンプトラックおよびその荷台
JP6128073B2 (ja) * 2014-07-24 2017-05-17 中国電力株式会社 水素含有水生成装置及び入浴設備
JP6299559B2 (ja) 2014-10-30 2018-03-28 住友金属鉱山株式会社 熱線遮蔽粒子、熱線遮蔽粒子分散液、熱線遮蔽粒子分散体、熱線遮蔽粒子分散体合わせ透明基材、赤外線吸収透明基材、熱線遮蔽粒子の製造方法
TR201900896T4 (tr) * 2014-12-05 2019-02-21 Nmr Tech As İyon salımı için elektrokimyasal cihaz.
WO2016172090A1 (en) * 2015-04-23 2016-10-27 Bryan Prucher Improved welding electrode cap
USD834001S1 (en) * 2016-04-18 2018-11-20 Lg Electronics Inc. Portable speaker
US11186915B2 (en) * 2016-08-15 2021-11-30 Jorge Garcés Barón Electrolysis system and method for a high electrical energy transformation rate
JP7025752B2 (ja) * 2018-01-17 2022-02-25 学校法人日本大学 チョウバエ発生抑制装置
USD911302S1 (en) 2018-06-29 2021-02-23 Logitech Europe S.A. Portable speaker
KR102233675B1 (ko) 2019-11-13 2021-03-29 김영욱 바이오 필름 형성 억제용 배수망
CN113252545B (zh) * 2020-05-28 2022-07-19 中交天津港湾工程研究院有限公司 海工混凝土中钢筋宏电池腐蚀控制模式的快速识别方法
CN112759056B (zh) * 2020-12-16 2022-04-22 深圳市创辉氢科技发展有限公司 一种富氢水发生器及富氢水的生产方法
CN115520936B (zh) * 2022-11-25 2023-03-24 福建省粤华环保科技有限公司 一种垃圾渗滤液深度处理工艺及设备

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US525303A (en) * 1894-08-28 Water-purifier
DE3782000T2 (de) * 1986-05-06 1993-02-25 Jack Kenneth Ibbott Verfahren und vorrichtung zur ionisation von fluessigkeiten.
US4933080A (en) * 1989-01-13 1990-06-12 Associated Mills Inc. Housing with replaceable filter cartridge for use with shower head
JPH0440283A (ja) * 1990-06-06 1992-02-10 Easy Net:Kk 水処理装置
US5102515A (en) * 1990-07-20 1992-04-07 Ibbott Jack Kenneth Method and apparatus for treating fluid
US5234555A (en) * 1991-02-05 1993-08-10 Ibbott Jack Kenneth Method and apparatus for ionizing fluids utilizing a capacitive effect
US5328572A (en) * 1991-02-20 1994-07-12 Ibbott Jack Kenneth Dual system using three electrodes to treat fluid
JP3226335B2 (ja) * 1992-06-18 2001-11-05 株式会社荏原シンワ 液体のイオン化装置
US5387324A (en) * 1992-07-21 1995-02-07 Ibbott; Jack K. Method for providing an ionic change in fluid
JP3368940B2 (ja) * 1993-06-18 2003-01-20 佑次 乙▲め▼ 電解式濾過装置
US5460702A (en) * 1994-03-30 1995-10-24 Nogsys Technology, Inc. Apparatus and method for the purification of water
JP2871490B2 (ja) * 1994-11-09 1999-03-17 松下電器産業株式会社 浴槽水浄化装置
US5482629A (en) * 1994-12-07 1996-01-09 Universal Environmental Technologies, Inc. Method and apparatus for separating particles from liquids
JPH1071198A (ja) * 1996-08-29 1998-03-17 Tokyo Film Kako Kk イオン抗菌テープ
DE19739493A1 (de) * 1996-09-10 1998-04-16 Christian Putz Verfahren und Vorrichtung zum Entfernen von organischen Halogenverbindungen aus Wasser
JPH1085746A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Toshiba Corp 電解イオン水生成方法
US5753100A (en) * 1996-12-27 1998-05-19 Lumsden; Dennis L. Ionization-type water purification system
US6106787A (en) * 1997-07-25 2000-08-22 Universal Environmental Technologies, Inc. Method of and apparatus for treating fluids to alter their physical characteristics
JP2002079253A (ja) * 2000-09-07 2002-03-19 Kido Toshihiro 水の浄化方法および水の浄化具
US6949184B2 (en) * 2001-06-19 2005-09-27 Ashton Thomas E Electrical metal ion generating device
US6672382B2 (en) * 2001-07-24 2004-01-06 Halliburton Energy Services, Inc. Downhole electrical power system
JP2003071452A (ja) * 2001-09-01 2003-03-11 Matsumoto Seisakusho:Kk 殺菌液生成装置
JP2003181454A (ja) * 2001-12-15 2003-07-02 Matsumoto Seisakusho:Kk 風呂水の殺菌方法及び殺菌装置
JP2003230885A (ja) * 2002-02-07 2003-08-19 Taku Seisakusho:Kk 水の浄化装置
JP3879578B2 (ja) 2002-04-18 2007-02-14 松下電器産業株式会社 水中浸漬部材とこれを備えた電気機器
US7135155B1 (en) * 2002-11-21 2006-11-14 Hydrotech Solutions, L.L.C. Velocity induced catalyzed cavitation process for treating and conditioning fluids
JP2004290949A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Matsumoto Seisakusho:Kk 殺菌液生成装置及び殺菌液生成装置付き小型簡易浄水器
AU2003902831A0 (en) * 2003-06-06 2003-06-26 Ben Bremauer Electrolytic sanitiser generator
DE10326490A1 (de) * 2003-06-10 2005-01-05 Marc Flettner Wasserbehandlungsvorrichtung
IL157229A (en) * 2003-08-04 2006-08-20 Zamir Tribelsky Method for energy coupling especially useful for disinfecting and various systems using it
JP2005058847A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Kyoshin Kogyo Co Ltd 水・空気内の異物除去と浄化殺菌装置
CN1579951A (zh) * 2003-08-15 2005-02-16 株式会社松本制作所 杀菌液生成装置及带有杀菌液生成装置的小型简易净水器
US20060042958A1 (en) * 2004-08-25 2006-03-02 Frank Cole Device and method for treating water and removing contaminants from soil
JP2006289352A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Hitachi Ltd 薬液注入装置および除菌器並びに除鉄除菌システム
JP2007061681A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Nittetsu Mining Co Ltd 硝酸性窒素を含む排水の処理方法及び処理装置、並びに該排水処理用電解槽
KR100712031B1 (ko) * 2005-08-31 2007-04-30 이상진 액체 처리장치
JP4760724B2 (ja) * 2007-02-02 2011-08-31 パナソニック株式会社 除菌装置および水処理方法
US20080257829A1 (en) * 2007-04-23 2008-10-23 Bill Rippetoe Method and apparatus for separating particles from liquids
JP3145644U (ja) * 2008-08-01 2008-10-16 株式会社セイコーエンタープライズ 濾過装置
US8409434B2 (en) * 2008-08-08 2013-04-02 Zodiac Pool Care Europe Chlorinators

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6842793B1 (ja) * 2020-07-09 2021-03-17 株式会社エイエムジー 金属イオン水生成容器
WO2022009397A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 株式会社エイエムジー 金属イオン水生成容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012006011A (ja) 2012-01-12
JPWO2010023960A1 (ja) 2012-01-26
JP5593284B2 (ja) 2014-09-17
JP4901995B2 (ja) 2012-03-21
US8540855B2 (en) 2013-09-24
KR101546117B1 (ko) 2015-08-20
WO2010023960A1 (ja) 2010-03-04
CN102197000A (zh) 2011-09-21
US20110180397A1 (en) 2011-07-28
KR20110063493A (ko) 2011-06-10
CN102197000B (zh) 2014-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3154457U (ja) 水環境電池を利用した噴霧装置
JP3619828B2 (ja) 電解用電極及びその製造方法及び電解用電極を用いた電解方法及び電解水生成装置
AU2005292966B2 (en) Neutral electrolytic water, neutral electrolytic water production method, and neutral electrolytic water production device
EP2078700A1 (en) Electrolyzed water generating and spraying device
WO2019123999A1 (ja) 携帯用電解水噴霧器
CN111214684A (zh) 一种臭氧水消毒喷瓶
JP2858853B2 (ja) 加湿器
US20090317491A1 (en) Manufacturing method of medical sterilized isotonic solution having low-concentratedly controlled free chlorine including hypochlorous acid therein
JP2012052168A (ja) 塩徐放用カートリッジ、塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置、及び塩徐放用カートリッジを備えた電解水噴霧器
KR100789325B1 (ko) 차아염소산의 성분비가 높은 살균수의 제조 장치
JP5004173B2 (ja) 加湿装置
KR100945188B1 (ko) 저농도의 잔류 염소를 함유한 의료용 살균 생리식염수의제조 방법
JP2010131337A (ja) 微酸性電解水噴霧器
JP6936998B2 (ja) 電解水の生成方法、生成噴霧器及び生成噴霧装置
JP2004093108A (ja) 加湿装置
JP2020063460A (ja) 携帯用電解水噴霧器
US20100224572A1 (en) Water Treatment Device and Method
JP2020011159A (ja) 携帯用電解水噴霧器
US20190151045A1 (en) Device and Methods for Disinfecting Dental Lines
JP3068363U (ja) 金属イオン及び塩素による液体の殺菌殺藻装置
CN205420564U (zh) 微型消毒液发生器
JP2005087936A (ja) 抗菌処理装置
KR100539479B1 (ko) 산소발생 공기청정기의 항균장치
JP2000246252A (ja) 金属イオン及び塩素による液体の殺菌殺藻装置
CN209944610U (zh) 一种空气消毒机

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120930

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130930

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees