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JP3143941B2 - 電動車両のシート装置 - Google Patents

電動車両のシート装置

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JP3143941B2
JP3143941B2 JP03058130A JP5813091A JP3143941B2 JP 3143941 B2 JP3143941 B2 JP 3143941B2 JP 03058130 A JP03058130 A JP 03058130A JP 5813091 A JP5813091 A JP 5813091A JP 3143941 B2 JP3143941 B2 JP 3143941B2
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JP
Japan
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seat
under
sheet
leg pipe
pipe
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JP03058130A
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JPH04274979A (ja
Inventor
征伸 竹山
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗員の着座姿勢に合う
ように調整可能な電動車両のシート装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動三輪車は車体フレームにバ
ッテリが搭載されモータ駆動によって走行するものであ
り、乗員はバッテリの上方に設けたシートに着座してハ
ンドル操作によって運転する。図5、図6に示すよう
に、シート1はシートアンダー2とシートバック3とで
構成され、シートアンダー2には下部にベースブラケッ
ト4が固着されこれに垂直にシートレグパイプ5が設け
られている。ベースブラケット4の後部にはアームレス
トパイプ6の中間部6aがシート面を横断するようにして
固着され、中間部6aの左右縁は曲げられて上方に延び上
部において前方に水平に曲げられている。この上側水平
部6bにクッション7が取付けられている。
【0003】シートバック3の背面には下部が前方に突
出したバックシートフレーム8が固着され、バックシー
トフレーム8の前部は、シートレグパイプ5を挟んでベ
ースブラケット4に軸9を介して回動自在に取付けたブ
ラケット10に固着されている。また、ブラケット10下部
に設けた軸11とベースブラケット4前端の軸12との間に
伸縮可能なメカニカルロック13が取付けられ、レバー14
によってシートバック3の後方への傾斜角度aが調整で
きる。なお、シートレグパイプ5に固着したストッパ15
は車体フレームに立設したシートパイプにシートレグパ
イプ5を嵌入したとき、シートパイプの外周に当接しシ
ートの高さ位置が決定される。このほか、実開昭60-155
524 号公報にはシートバック端部に係合する係合部を階
段状に設けて順次、シートバックが傾斜するようにした
ものがある。また、この車両にはジャッキ式の高さ調節
装置が装備されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動三輪車
を利用するものにとって、シート高さが適していないと
安定感もなく運転操作が行いにくいものである。図5に
示すものではシートバックの角度調整装置が上下方向に
大きく間隔Lを必要とする。したがって、シート下部の
メカ部高さが大きくなり、高さ調節装置を取付けてもシ
ート高さを低く調整できないことになる。また、公報に
よるものでは高さ調節は出来ても全体に高さが高くなり
安定感が損なわれる。なお、アームレストパイプ6はバ
ックシートフレーム8がシートアンダー2に対し変動す
るのでベースブラケット4に取付けられる。このため、
シートアンダー2の幅に合わせ中間部6aの縁から曲げら
れこの曲げ加工によって上側水平部6b間の幅Wがシート
幅よりも広くなりクッション7の使い勝手が悪いものと
なる。
【0005】本発明は、シートアンダーの強度を維持さ
せながら、シートバックを傾斜させることができ、か
つ、シートの高さを低くすることのできる電動車両のシ
ート装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車体フレームにバッテリ及びモータが載置
され、該バッテリ上方にシートを備えた電動車両におい
て、 該シートはシートアンダーとシートバックで構成
し、 シ−トアンダーの下部にベースブラケットを
定し、該ベースブラケットに車体側の垂直パイプに嵌入
し係止位置調節可能なシートレグパイプを設け、前記
ートアンダー左右両側部、後方に立上り部を有す
一対のバックシートフレームをシート幅方向に間隔を
開けて固着前記シートバックは、シートバックの中
間部を一対のバックシートフレームの後部の立上り部に
取付けた軸に軸着して、下端を回動自在に設け、 前記シ
ートバックの下端側部に突設したステ−に前後方向に
縮可能なメカニカルロックの後部を連結すると共に、該
メカニカルロックの前部を、シートアンダーの前部より
後方で前記シートレグパイプより前方であって前記シー
トアンダーの側部と前記シートレグパイプとの間の位置
のシートアンダーに軸着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上記の構成とすることによって、シー
トの高さはシートレグパイプによって調節される。ま
た,シートバックはシ−トアンダーの左右両側から後
方に延びた一対のバックシートフレームの立上り部によ
って回動自在に支持することができ、シートバックの下
にその後部を連結したメカニカルロックは、シートバ
ックの傾斜を好適な位置にするため作動させても、シ−
トアンダーに対してシートバックの角度差による変位を
生じるだけでシートバックを任意に傾斜させることがで
きる。また、メカニカルロックの前部軸着部を、シート
アンダーの前部より後方で前記シートレグパイプより前
方であって前記シートアンダーの側部と前記シートレグ
パイプとの間に設けたことにより、シートレグパイプと
は別々にシ−トアンダーに取付け可能となる。 また、バ
ックシートフレームの上部からシ−トアンダーの幅と同
じ位の幅でアームレストパイプを取付けることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。先ず、図4に示すように、電動三輪車16は前
部が上方に曲げられた車体フレーム17上にバッテリ18及
びモータ(図示略)が載置され後輪19を駆動するように
なっている。一方、車体フレーム17前部にハンドル20を
有するステアリングシャフト21が立設し、フロントフォ
ーク22を介して前輪23と連結されている。乗員はシート
24に着座して、ハンドル20を操作する。また、このシー
ト24はシートアンダー25とシートバック26とからなり、
シートアンダー25の側面に設けられたバックシートフレ
ーム27は後部が上方に曲がり立上り部27a を有してい
る。シートバック26はバックシートフレーム27間に配置
され立上り部27a に設けた軸28によって中間部が軸着さ
れ回動自在に設けられている。また、バックシートフレ
ーム27には、先端を上方に向けて前方に突出させたアー
ムレストパイプ29が固着されており、先端部には水平に
クッション30が設けられている。
【0009】また、図1はシート24を下方から写した
ものであるが、シートアンダー25の下部に固着したベ
ースブラケット31にはシートレグパイプ32が垂直に
溶着されている。さらにベースブラケット31後部に、
シートアンダー25側部の上端に延びるアーム33(延
出部)が固着されている。そして、アーム33の上方に
曲がっている端部位置において、シートアンダー25に
下方に開口する凹部25aが形成されてアーム33
(延出部)が収容される。これにより、シートアンダー
25下面からアーム33が下方に突出しないようにさ
れ、かつ、高さ方向に厚みが出ないようにされている。
なお、ベースブラケット31とアーム33とを一体に形
成しても良く、さらに、後部はベースブラケット31と
シートアンダー25との2層構造にして凹部25a形状
にすることを省いても良い。このような構造のためシー
トアンダー25の強度は維持できる。
【0010】また、図2、図3にも示すように、シート
アンダー25の両側面の各後部は切り欠かれてバックシ
ートフレーム27の前部が配置されアーム33と固着さ
れている。実施例においてはアーム33とバックシート
フレーム27を別体で溶接することで曲げ加工による不
利を解消している。前述したように、シートバック26
は軸28に回動自在に支持され、シートバック26の下
部にはステー34が突設されており、シートアンダー2
5には図1,図3に示すように、シートレグパイプ32
位置より前方でかつ、シートレグパイプ32位置よりシ
ートアンダーの側部側にブラケット35がボルトで固定
され、このステー34前後方向に伸縮可能なメカニカ
ルロック36の後部をボルトで連結すると共に、メカニ
カルロック36の前部をボルトでブラケット35に取付
けている。したがって、メカニカルロック36を作動さ
せると、軸28を中心にしてシートバック26は角度a
1だけ後方に傾けることができる。また、メカニカルロ
ック36は作動してもステー34の連結部の上下変位よ
り上下方向に大きく振れることはないので設置スペース
高さL1は小さくなる。なお、ステ−34は溝幅が孔径
より小さい切り欠き孔34aを有しており、メカニカル
ロック36の後端のU字形ブラケット37に弛く締めた
段付きボルト38の、U字形の間のねじ部にステ−34
を半径方向から差込み、その後、強く締め付けると段付
きボルト38の円筒部がステ−34の孔に嵌合して連結
される。なお、段付きボルト38を弛めればステ−34
を外すことができるので、シートバック26はフリーに
なり前に倒してシートアンダー25と重ねることができ
運搬、収納がし易い。また、レバー39(図2参照)の
操作によりロックを解除しメカニカルロック36の長さ
を変更でき、シートバック26の角度調整が出来る。
【0011】また、図3に示すように、シートレグパイ
プ32には上下方向に複数の孔32a が形成され任意の高さ
の孔32a にストッパ40を位置させてボルトを挿通して固
定する。この状態でシートパイプに嵌入すればストッパ
40位置で停止するのでシート24の高さを任意に調整でき
る。なお、シート24を側方に回転させる回転機構を取付
けるようにしてもシートレグパイプ32を回転させるだけ
のものであれば取付けは可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるので、シートレグパイプによってシートの高さを適
宜調節できる。また、シ−トアンダー下部のメカニカル
ロックはシートレグパイプの側方に前後方向に並設さ
れ、シートレグパイプに干渉しないでシートを傾斜させ
ることができる。また、シートの高さ位置がメカニカル
ロックに干渉せずに調節され、シートの最低高さが得ら
れる。また、シートバックを傾斜させたとき、従来では
シートバックが後方に移動してしまうが、本発明では
ートアンダーより上方の、バックシートフレーム上の軸
を中心に回動するので運転者の背をシートバックで支持
することが可能となり着座姿勢が崩れることはない。ま
た、前後方向の曲げ加工を施した一対のバックシートフ
レームをシートアンダーの左右両側部に固定したので
アームレストパイプ間の幅をシート幅に合わせることが
でき、安定感があり、しかも外観が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の電動三輪車のシートの裏
側の斜視図である。
【図2】図1に示すシートの右半分の正面図である。
【図3】図1に示すシートの側面図である。
【図4】実施例の電動三輪車の斜視図である。
【図5】従来の電動三輪車のシートの側面図である。
【図6】図5に示すシートの右半分の正面図である。
【符号の説明】
25 シートアンダー 26 シートバック 27 バックシートフレーム 27a 立上り部 28 軸 31 ベースブラケット 32 シートレグパイプ 36 メカニカルロック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 1/12 A61G 5/04 506 B60N 2/10 B60N 2/16 B62J 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームにバッテリ及びモータが載
    置され、該バッテリ上方にシートを備えた電動車両にお
    いて、 該シートはシートアンダーとシートバックで構成し、 シ−トアンダーの下部にベースブラケットを固定
    し、該ベースブラケットに車体側の垂直パイプに嵌入し
    係止位置調節可能なシートレグパイプを設け、 前記シートアンダー左右両側部、後方に立上り部
    を有する一対のバックシートフレームをシート幅方向に
    間隔を開けて固着前記シートバックは、シートバックの中間部を一対のバ
    ックシートフレームの後部の 立上り部に取付けた軸に
    着して、下端を回動自在に設け、 前記シートバックの下端側部に突設したステ−に前後方
    向に 伸縮可能なメカニカルロックの後部を連結すると共
    に、該メカニカルロックの前部を、シートアンダーの前
    部より後方で前記シートレグパイプより前方であって前
    記シートアンダーの側部と前記シートレグパイプとの間
    の位置のシートアンダーに軸着したことを特徴とする電
    動車両のシート装置。
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