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JP3142306B2 - メッセージ録音機能を有する電話システム - Google Patents

メッセージ録音機能を有する電話システム

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Publication number
JP3142306B2
JP3142306B2 JP03134424A JP13442491A JP3142306B2 JP 3142306 B2 JP3142306 B2 JP 3142306B2 JP 03134424 A JP03134424 A JP 03134424A JP 13442491 A JP13442491 A JP 13442491A JP 3142306 B2 JP3142306 B2 JP 3142306B2
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JP
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voice
message
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recording
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一男 中野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばISDN網等
の、着信時に発信元識別情報が併せ着信される網にあっ
て、例えば、被呼者不在時に着信された発呼者からの音
声メッセージをボイスメール装置に録音し、被呼者から
の要求に応じてこの録音したメッセージを発音再生する
メッセージ録音機能を有する電話システムに関し、特
に、上記ボイスメール装置に録音された音声メッセージ
についての発呼者の特定を容易とするシステムの具現に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子式構内交換機にあっては、夜
間時等、被呼者が不在となる時間帯に局線から着信があ
った場合に備え、その着信先としてボイスメ―ル装置を
設定できるようになっている。
【0003】また、よく知られている留守番電話システ
ムにあっても、当該電話機の利用者が留守をするときな
どには、その着信先として一時的にボイスメール装置が
設定される。
【0004】ボイスメール装置とは、不在被呼者に対す
る発呼者からの音声メッセージを一時的に録音貯蔵する
ための装置であり、この録音された音声メッセージは後
に、被呼者による再生要求に応じて、電話機等を通じて
適宜に発音再生される。
【0005】そして、こうしたボイスメ―ル装置を具え
る電話システムの多くは、上記夜間時や利用者留守中の
着信に対してその発呼者に応答メッセ―ジを送出(発
音)して、不在被呼者に対するメッセージの有無を問
い、メッセージがあればその送出を促す装置(例えば、
この応答メッセージに対応した音声情報が格納された音
声ROMと、この音声情報を読み出しつつ音声信号とし
てこれを発音する音声合成装置と有して構成される)を
具えて構成されており、この応答メッセージに応じて発
呼者から送られてくる音声メッセージをボイスメール装
置に録音するようになっている。もっとも、内線端末と
しての複数の電話機や中継台やボイスメール装置が構内
交換機を介して交換制御される電話システムにあって
は、被呼者が不在であっても、中継台を担当するオペレ
ータが在席していれば、不在被呼者に対するメッセージ
の有無を問うこと、並びにメッセージがあれば着信先と
してボイスメール装置を設定して発呼者にメッセージの
送出を促すこと、等の処理はこの中継台を担当するオペ
レータによって人為的になされることとなる。
【0006】ところで、このようなボイスメ―ル装置は
通常、上記音声メッセージを録音貯蔵するためのメモリ
ボックスと称される記憶エリアを有している。そして、
このメモリボックスは、複数のブロックに分割されてそ
の各々がボックス番号という単位で管理されるととも
に、これらブロックの各々が更に複数のエリアに細分さ
れて、上記音声メッセージの各々を登録するための領域
を画成している。すなわち上記音声メッセージは、この
最小のエリアに対して1つの用件分のメッセ―ジが録音
される。換言すれば、最大このエリアに相当するだけの
時間、1つの音声メッセ―ジが録音されることになる。
そしてこの電話システムが上記構内交換機を有するシス
テムである場合、上記ボックス番号は、これら電話機の
内線番号に対応付けられるのが通例である。
【0007】ここで、電式構内交換機を具えた電話シス
テムを前提に、ボイスメ―ル装置の使用方法について述
べると、次のようである。
【0008】夜間時等にあっていま、局線側から発呼者
Aによる呼がボイスメ―ル装置に着信され、ここで例え
ば、内線Bを被呼者としてこれにメッセ―ジを残そうと
するとき、発呼者Aは、内線Bに対応するボックス番号
を、ボックス番号入力である旨示す適宜のコ―ド(特
番)とともにDTMF(デュアルトーンマルチフレケン
シー:Dual-Tone MultiFrequency)ト―ン等によってボ
イスメ―ル装置へ伝え、次いで上記応答メッセージ(中
継台の担当オペレータが在席する場合には、その案内メ
ッセージ)に応えるかたちで、内線(被呼者)Bに対す
る所望のメッセ―ジを予め定められた時間内に送る。ボ
ックス番号を受け取ったボイスメ―ル装置では、このボ
ックス番号に対応したブロックの中の未だメッセ―ジが
録音されていないエリアを検索して、発呼者Aから送ら
れるメッセ―ジをこの検索したエリアに録音する。そし
て、一定時間後に録音を終了する。
【0009】一方、被呼者である内線Bの扱者が自らに
宛てられたメッセ―ジを上記ボイスメ―ル装置から取り
出す場合は以下のようにする。
【0010】該扱者は、その内線Bとして割り当てられ
ている電話機から、ボイスメ―ル装置に割り当てられて
いる内線番号(ボイスメール装置の内線ディレクトリナ
ンバ)をダイヤルし、これにボイスメール装置が応答す
ると、自らへのメッセ―ジを要求すべく、例えば内線B
に対応するボックス番号を更にダイヤルする(パスワー
ドと併用されることもある)。これを受けたボイスメ―
ル装置では、このダイヤルされたボックス番号に対応す
る記憶エリアを検索して上記録音されている発呼者Aか
らのメッセ―ジを読み出し、これを内線Bへ送出する。
こうして被呼者である内線Bの扱者は、その不在時に送
られた発呼者Aからのメッセ―ジを受け取ることができ
る。
【0011】なお、内線Bの扱者宛てへのメッセ―ジが
届いているか否かは、◆当該電話機の表示部、或いはそ
のために予め割り当てられた特定のランプ等を通じての
メッセージ登録表示。
【0012】◆当該電話機を通じたボイスメール装置の
メッセージ検索操作。
【0013】等々によって知ることができる。
【0014】また、従来のこうした電話システムにあっ
ては、例えば発呼者Aが、上記構内交換機が設置される
単位での組織、すなわち会社や事業所等を単位とした組
織についてはその代表となる電話番号を知っていて、被
呼者とする相手のボックス番号についてはその具体番号
を知らなかった場合にも、ボイスメール装置に対する上
記音声メッセージの登録を行うことはできる。
【0015】すなわち、ボイスメール装置には通常、ボ
ックス番号不明のメッセージを専用に登録するための記
憶エリアが予め用意されており、このようにボックス番
号が指定されずに送られるメッセージは、該ボイスメー
ル装置の上記用意された専用のエリアに自動的に録音さ
れるようになる。そして、この専用のエリアに録音され
たボックス番号不明のメッセージについては、後に中継
台担当のオペレータがそのメッセージを聴いて、その宛
先や内容から被呼者として例えば内線Bを確認すること
となり、この確認に基づいて、該当する例えば内線Bに
その旨伝達される。もっともこの場合も、着信時に、中
継台担当のオペレータが在席しておれば、該オペレータ
を通じて、被呼者として指名された例えば内線Bの扱者
に対応するボックス番号が指定され、該指定されたボッ
クス番号へのメッセージ登録が行われるようになる。
【0016】何れの場合であれ、こうしてメッセージを
受け取った内線Bの扱者は、当該メッセ―ジの内容から
その発呼者を判断し、必要であれば相手の電話番号を調
べるなどして折り返しの電話をかけることとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ボイス
メール装置を通じて発呼者からのメッセージを録音し、
また被呼者や中継台等の扱者による再生要求に応じて、
このボイスメール装置に録音されたメッセージを発音再
生することのできる電話システムによれば、夜間時等の
被呼者不在時であっても、発呼者からのメッセージをそ
のまま音声として残しておくことができることから、い
わゆる夜間、或いは留守番電話システムとして確かに簡
単且つ効率のよい利用を図ることはできる。
【0018】しかし、こうした電話システムにあっては
換言すれば、発信元の情報、すなわち発呼者が電話番号
何番の誰であるかといった情報も、全てこの音声メッセ
ージに頼らざるを得ないことから、もし発呼者が自己の
電話番号等の発信元識別情報を音声メッセ―ジとして残
しておかなければ、被呼者はたとえメッセ―ジを受けて
も、その発呼者の電話番号等までも即座に特定すること
は難しい。すなわち、折り返しの電話をかけようとして
も、その発呼者の電話番号等を暗記していない限り、こ
れをいちいち調べなければならない煩わしさがある。
【0019】また、こうした従来の電話システムにあっ
ては更に、上記ボックス番号不明のメッセージとしてボ
イスメール装置内のそれ専用のエリアに録音登録された
音声メッセージは、上述のように、中継台等のオペレ―
タを介してその該当する被呼者に伝達されることから、
十分にメッセージの意思が伝わらない可能性があるとと
もに、発呼者及び被呼者間で秘密を要するメッセ―ジな
どは、こうしたボイスメール装置に残しておくこともで
きない。
【0020】そしてまた、発呼者自身や中継台の担当オ
ペレータによって被呼者に対応したボックス番号が指定
される場合であっても、これらが全て人為的になされる
ことに鑑みると、なお操作上の煩わしさが残る。
【0021】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、たとえ発呼者からのメッセ―ジに発信元
識別情報が残されていなくても、同メッセージの再生要
求を発するだけで自動的にこれを知ることのができるよ
うになる電話システムを提供することを目的とする。
【0022】またこの発明は、上記に加え、ボイスメー
ル装置内の被呼者に対応したボックス番号が不明であっ
ても、発呼者からの音声メッセージが当該被呼者、若し
くは当該被呼者が含まれるグループに対応したボックス
番号に対して自動登録されるようになる電話システムを
提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1の発明は、着信時に発信元識別情報が併せ着信
される網にあって、発呼者からの音声メッセージを録音
するための複数の録音領域を有するボイスメール装置を
備え、発呼者からの音声メッセージを前記ボイスメール
装置に録音し、被呼者からの要求に応じてこの録音した
メッセージを発音再生するメッセージ録音機能を有する
電話システムにおいて、着信時に前記網から併せ着信さ
れる前記発信元識別情報に基づき音声信号の発信元情報
に変換する音声変換手段と、前記ボイスメール装置内の
所定の録音領域にて前記音声信号に変換された発信元情
報を録音した後、同一の録音領域に該発信元情報に続け
て発呼者からの音声メッセージを録音すると共に、被呼
者からの再生要求に対しては、該当する録音領域内に録
音されている前記発信元情報を前記音声メッセージと併
せて発音再生する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0024】また、請求項2の発明は、着信時に発信元
識別情報が併せ着信される網にあって、発呼者からの音
声メッセージを録音するためのボイスメール装置を備
え、発呼者からの音声メッセージを前記ボイスメール装
置に録音し、被呼者からの要求に応じてこの録音したメ
ッセージを発音再生するメッセージ録音機能を有する電
話システムにおいて、前記ボイスメール装置の外部に設
けられ、着信時に前記網から併せ着信される前記発信元
識別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた前記発信元識別情報に基づき音声信号の発信元情報
に変換する音声変換手段と、前記音声信号に変換された
発信元情報を、前記ボイスメール装置内に録音された発
呼者からの音声メッセージと併せて発音再生する制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0025】また、請求項3の発明は、着信時に発信元
識別情報及び着信先識別情報が併せ着信される網にあっ
て、発呼者からの音声メッセージを録音するためのボイ
スメール装置を備え、発呼者からの音声メッセージを前
記ボイスメール装置に録音し、被呼者からの要求に応じ
てこの録音したメッセージを発音再生するメッセージ録
音機能を有する電話システムにおいて、着信時に前記網
から併せ着信される前記発信元識別情報に基づき音声信
号の発信元情報に変換する音声変換手段と、前記ボイス
メール装置内での複数の音声メッセージ録音領域と各着
信先識別情報との対応が予め定義されたテーブル手段
と、着信される毎に着信先識別情報を前記テーブル手段
での定義に照らし合わせて当該発呼者からの音声メッセ
ージの前記ボイスメール装置内での録音領域を決定し、
この決定した録音領域に対して同音声メッセージを録音
するとともに、被呼者からの再生要求に対しては、その
被呼者の着信先識別情報に対応して録音されている音声
メッセージを、前記音声信号に変換された当該発信元情
報と併せて発音再生する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0026】また、請求項4の発明は、着信時に発信元
識別情報及び着信先識別情報が併せ着信される網に接続
可能な構内交換機と、内線端末としてこの構内交換機に
より回線接続若しくはライン接続される少なくとも一つ
の電話機と、同じく内線端末として発呼者からの音声メ
ッセージを前記構内交換機を介して録音するためのボイ
スメール装置とを備え、発呼者からの音声メッセージを
前記ボイスメール装置に録音し、この後、録音したメッ
セージを発音再生するメッセージ録音機能を有する電話
システムにおいて、着信時に前記網から併せ着信される
前記発信元識別情報に基づき音声信号の発信元情報に変
換する音声変換手段と、前記ボイスメール装置内での複
数の音声メッセージ録音領域と各着信先識別情報との対
応が予め定義されたテーブル手段と、着信される毎に着
信先識別情報を前記テーブル手段での定義に照らし合わ
せて当該発呼者からの音声メッセージの前記ボイスメー
ル装置内での録音領域を決定し、この決定した録音領域
に対して同音声メッセージを録音するとともに、再生要
求に対しては、要求元の着信先識別情報に対応して録音
されている音声メッセージを、前記音声信号に変換され
た当該発信元情報と併せて発音再生する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0027】
【0028】
【0029】
【作用】第1の発明(請求項1の発明及び請求項2の発
明)では、着信時に網から併せ着信される発信元識別情
報に基づき音声信号の発信元情報(発信元の電話番号
等)に変換し、この音声信号に変換された発信元情報を
発呼者からの音声メッセージと併せて発音再生するよう
にしたため、同メッセージの再生要求を発した被呼者に
とっては、あたかも発呼者からの音声メッセージの一部
であるか如く、上記音声信号に変換された発信元情報
(電話番号等)を聴き、かつ知ることができることとな
る。このため、被呼者は、発呼者に対し折り返しの電話
をかける場合であっても、その電話番号をいちいち暗記
している必要はなく、また同電話番号等を調べる煩わし
さからも開放されるようになる。
【0030】特に、第1の発明では、着信時に網から併
せ着信される発信元識別情報に基づき音声信号の発信元
情報に変換する音声変換手段を備えているため、交換機
外からの着信においても、発信元情報を音声信号に変換
することができる。しかも、第1の発明では、音声信号
に変換された発信元情報の録音領域を発呼者からの音声
メッセージの録音領域と共有したり、あるいは発信元識
別情報をボイスメール装置外の記憶手段に記憶してお
き、再生時に音声変換する等、ボイスメール装置内に発
信元情報を記憶する領域を設けていないため、ボイスメ
ール装置の改造が不要であり、一般のボイスメール装置
を使用して本システムを容易に構築できる。
【0031】第2の発明(請求項3の発明及び請求項4
の発明)は、上記第1の発明に、ボイスメール装置内に
おける、音声信号に変換された発信元情報及び発呼者か
らの音声メッセージの録音領域と再生領域とをテーブル
手段での定義(複数の音声メッセージ録音領域と各着信
先識別情報との対応関係を示す)に照らし合わせて自動
的に管理する機能を付加したものである。
【0032】第2の発明によれば、発呼者自身や中継台
の担当オペレータ等がいちいち該録音領域を指定しなく
とも、音声信号に変換された発信元情報及び発呼者から
の音声メッセージが、ボイスメール装置内で、その伝達
相手である被呼者若しくは同被呼者が含まれるグループ
に対応した録音領域に録音され、しかもメッセージ再生
時の録音領域すなわちメッセージ再生領域も同テーブル
手段によって管理される結果、音声信号に変換された発
信元情報を発呼者からの音声メッセージと併せて発音再
生する機能を利用するにあたって、担当オペレータ等に
操作上の面倒を何等煩わせずに済み、しかもパスワード
等を特に併用することなくメッセージの秘密保守を維持
できる。しかも、第2の発明では、ボイスメール装置へ
の接続は、被呼者不在時に自動的になされるため、発呼
者がボイスメール装置へのアクセス操作を知らない場合
や、発呼者がシステム外に居て操作ができない場合にお
いても、被呼者に対応するメールボックスにメッセージ
を残すことができる。
【0033】
【実施例】図1に、この発明にかかるメッセージ録音機
能を有する電話システムについてその一実施例を示す。
【0034】同図1に示されるように、この実施例電話
システムでは、電子式構内交換機を通じてISDN網と
各種の内線端末が交換制御されるシステムを想定してい
る。さて図1において、6は中央制御装置であり、この
実施例電話システムでは、この中央制御装置6を通じ
て、制御デ―タバスライン5を介したデ―タ収集及び各
部の制御が統括的に実行される。
【0035】また同図1において、3は通話路ネットワ
―クを示す。この通話路ネットワーク3は、中央制御装
置6の制御下で、ISDNインタフェ―ス回路41〜4
mとライン回路20及び21〜2nとの間の音声通話
路、ライン回路20及び21〜2n間の音声通話路、ま
た音声トランク40とISDNインタフェ―ス回路41
〜4mとの間の音声通話路をそれぞれ形成する。
【0036】ここで、ライン回路20には中継台10
が、またライン回路21〜2nには、ライン回路2nを
除き電子式キ―テレフォン11〜(1n−1)がそれぞ
れ接続され、ライン回路2nにはボイスメ―ル装置1n
が接続されている。
【0037】また、上記ISDNインタフェ―ス回路4
1〜4mは、OSI規格のレイヤ1〜レイヤ3をサポ―
トするもので、図示せぬISDN網に接続されている。
音声トランク40は、先に述べた夜間時等の着信に対し
てその発呼者に応答メッセ―ジを送出(発音)して、不
在被呼者に対するメッセージの有無を問い、メッセージ
があればその送出を促す装置であり、通常これは、この
応答メッセージに対応した音声情報が格納された音声R
OMと、この音声情報を読み出しつつ音声信号としてこ
れを発音する音声合成装置と有して構成されている。
【0038】また、中央制御装置6には、記憶装置7及
び音声合成装置8がそれぞれ接続されている。記憶装置
7は、中央制御装置6が用いる該電話システムの統括制
御用のプログラムや後述する着信先識別情報とボックス
番号との対応テーブルが予め格納されている装置であ
り、また中央制御装置6のワーキングエリアとしても利
用される。他方の音声合成装置8は、電話番号として用
いられる「0,1,…,9」の各番号に対応して「ゼ
ロ」,「イチ」,…,「キュー」等の音声デ―タを記憶
している装置であり、中央制御装置6から与えられる電
話番号に対応する音声デ―タを、音声整合装置9を介し
て通話路ネットワ―ク3へ送出するよう動作する。音声
整合装置9とは、この音声合成装置8から出力される音
声データをISDN回線での音声データ圧縮形態に合わ
せて圧縮する装置である。
【0039】また、ボイスメ―ル装置1nは、先にも述
べたように、図2に示されるようなボックス番号対応の
記憶領域からなるメモリブロックMBを有して構成され
ている。これら各ボックス番号対応のブロックはそれぞ
れ異なるアドレスを有する複数のエリアからなってお
り、これらエリアの各々にそれぞれ1件分の音声メッセ
―ジが記憶されるようになっている。
【0040】図3は、上記記憶装置7内に格納されてい
る着信先識別情報とボックス番号との対応テーブル(以
下これをメモリテーブルという)MTについてその一例
を示している。
【0041】すなわちこの実施例電話システムにあって
は、ISDN網を通じて、レイヤ3メッセ―ジとして発
呼元から送られてくる着信先識別情報としての着番号及
び着サブアドレスに基づいて、その着信先を会社別、或
いは部署別、或いは個人の別等に所定にグループ化し、
上記ボイスメール装置1n内での各ボックス番号をこれ
らグループの別に予め割り当てることによって、たとえ
ボイスメール装置1n内のある被呼者に対応したボック
ス番号が不明であっても、発呼者からの音声メッセージ
が当該被呼者、若しくは当該被呼者が含まれるグループ
に対応したボックス番号に対して自動登録されるように
することを意図しており、このような着番号及び着サブ
アドレスと上記ボックス番号とについての上記割り当て
に基づく対応を定義したものが、このメモリテーブルM
Tである。
【0042】因みに、この図3に例示するメモリテーブ
ルMTは、 ◇指定された着番号が「A」であり、且つその着サブア
ドレスが「a」である呼に対しては、その音声メッセー
ジをボックス番号「0」の領域に録音する。
【0043】◇指定された着番号が「A」であり、且つ
その着サブアドレスが「b」である呼に対しては、その
音声メッセージをボックス番号「1」の領域に録音す
る。
【0044】◇指定された着番号が「A」であり、且つ
その着サブアドレスが「c」である呼に対しては、その
音声メッセージをボックス番号「2」の領域に録音す
る。
【0045】◇指定された着番号が「B」である呼に対
しては、その着サブアドレスの内容を問わず、その音声
メッセージをボックス番号「3」の領域に録音する。
【0046】◇指定された着番号が「C」であり、且つ
その着サブアドレスが「a」である呼に対しては、その
音声メッセージをボックス番号「4」の領域に録音す
る。
【0047】◇指定された着番号が「C」であり、且つ
その着サブアドレスが「b」である呼に対しては、その
音声メッセージをボックス番号「5」の領域に録音す
る。
【0048】…ことを定義しており、中央制御装置6で
は、ある発呼者からの音声メッセージを上記ボイスメー
ル装置1nに録音登録する際、このメモリテーブルMT
での定義を参照して、その録音登録すべきボックス番号
を決定することとなる。
【0049】また図4は、上記記憶装置7に格納されて
いる制御用プログラムに基づくこの実施例電話システム
の特に夜間モードとしての処理手順を例示したものであ
り、以下、この図4を併せ参照して、この実施例電話シ
ステムの夜間モードにおける動作を更に詳述する。
【0050】いま、ISDN網から着信があったとする
と、この電話システムでは、ISDNインタフェ―ス回
路41〜4mの何れかを通じて、ISDN網から送られ
てくる呼設定メッセ―ジを受信し、この受信された呼設
定メッセージを制御デ―タバスライン5を介して中央制
御装置6へ通知する。
【0051】中央制御装置6では、この呼設定メッセ―
ジが通知されることによって、ISDN網からの着信が
あったことを検出し、以後、以下に列記する態様をもっ
て、その定められた制御を実行する。
【0052】( 1)まず中央制御装置6は、現在の動作モ
ードが夜間モ―ドであるか否かを調べ(図4ステップS
1)、夜間モ―ドでなければ周知の通常の着信処理を行
う。すなわち通常の着信処理では、呼設定メッセ―ジか
ら着番号及び着サブアドレスを検出し、通話路ネットワ
ーク3を通じてこれに対応する内線への着信を行わせ
る。夜間モ―ドであれば、更に以下の処理へ移行する。
なお、現在の動作モードが夜間モ―ドであるか否かは、
例えば、記憶装置7にモ―ド指定用のフラグを設定して
おくことで判別できる。すなわちこのフラグを、例えば
夜間モ―ドのときに「1」、他のときに「0」となるよ
う設定すれば、このフラグの内容を参照することで、都
度の動作モードは容易に判断される。そして、こうした
フラグ内容の設定変更は、中継台10や特定の電子式キ
―テレフォン(内線電話機)から特定の制御コ―ドをダ
イヤル入力するとか、時計等の計時手段がある場合に
は、その計時情報(時刻情報)に基づいて自動的に設定
変更されるようにする、等により行うことができる。
【0053】( 2)さて、夜間モ―ドであると判断した中
央制御装置6は、上記受信された呼設定メッセ―ジの中
から着番号情報要素、着サブアドレス情報要素、発番号
情報要素、発サブアドレス情報要素をそれぞれ検出し、
これから着番号、着サブアドレス、発番号、発サブアド
レスを読み出す(図4ステップS2)。なお、この読み
出された着番号、着サブアドレス、発番号、発サブアド
レス等の情報は、記憶装置7内のワーキングエリアとし
て定められている領域、或いは中央制御装置6内の適宜
のバッファ手段に一時的に格納される。
【0054】( 3)次いで中央制御装置6は、制御デ―タ
バスライン5を介してライン回路2nへ着信コマンドを
与え、ボイスメ―ル装置1nに着信を生じさせる(図4
ステップS3)。これによりボイスメ―ル装置1nは着
信に応じる。
【0055】( 4)更に中央制御装置6は、上記検出した
着番号及び着サブアドレスに基づき、記憶装置7内のメ
モリテ―ブルMT(図3)から該当するボックス番号を
決定し、この決定したボックス番号をボイスメ―ル装置
1nへ送出する(図4ステップS4)。なおこのボック
ス番号は、制御デ―タライン5を介してコ―ドデ―タで
送ってもよいし、当該ボックス番号に対応するDTMF
ト―ンを通話路ネットワ―ク3を介して送ってもよい。
何れにしろ、これによってボイスメ―ル装置1nでは、
そのメッセージ録音のための記憶領域、すなわちボック
ス番号が自動的に設定されることとなる。
【0056】( 5)こうしてボイスメール装置1nでのボ
ックス番号が定まると、中央制御装置6は次いで、上記
呼設定メッセージが受信されたISDNインタフェース
回路と音声トランク40との間の通話路を通話路ネット
ワーク3を通じて形成し、当該発呼者に対して不在被呼
者に対するメッセージの有無を問いメッセージがあれば
その送出を促す上述した応答メッセージをこの音声トラ
ンク40から送出する(図4ステップS5)。
【0057】( 6)またこれに併せて中央制御装置6は、
ボイスメール装置1nと音声合成装置8との間の通話路
を通話路ネットワーク3を通じて形成して、上記ボック
ス番号の設定されたボイスメール装置1nに対して録音
開始を指令するコマンドを発するとともに、上記一時記
憶されている発番号・発サブアドレスを先頭から1桁づ
つ音声合成装置8に与えてつつ、該装置8にその音声発
生を命じる。これにより、この音声合成装置8から発音
された発番号・発サブアドレスに対応した番号が音声整
合装置9を通じて所定に整合されて、ボイスメ―ル装置
1nの上記設定されたボックス番号に録音されることと
なる(図4ステップS6)。
【0058】( 7)こうして発番号・発サブアドレスがボ
イスメール装置1nに録音されると、中央制御装置6
は、同ボイスメール装置1nに録音停止を指令するコマ
ンドを発してその録音状態を一旦解除するとともに、上
記音声トランク40からこの間発呼者に対して送出され
ている応答メッセージをそのメッセージの終わりをもっ
て停止させる(上記発番号・発サブアドレスがボイスメ
ール装置1nに録音される時間はこの応答メッセージの
送出時間に比して十分短い)。そして中央制御装置6は
引き続き、ボイスメール装置1nとこの応答メッセージ
の送出先であったISDNインタフェース回路との間の
通話路を通話路ネットワーク3を通じて形成し、発呼者
からの音声メッセージを録音すべく、ボイスメール装置
1nに対して再度、録音開始を指令するコマンドを発す
る(図4ステップS7)。これにより、ボイスメール装
置1nの上記録音領域に設定されているボックス番号
(正確には同ボックス番号内の、ボイスメール装置自身
によって決定された1メッセージ登録用の記憶エリア)
には、上記発番号・発サブアドレスの音声に引き続き、
その発呼者自身による音声メッセージが録音されること
となる。
【0059】( 8)その後中央制御装置6は、ISDN網
からの終話信号の到来の有無を検出し(図4ステップS
8)、またボイスメ―ル装置1nに対する所定時間の録
音終了の有無を検出する(図4ステップS9)。そして
中央制御装置6は、この何れかが検出されると、ボイス
メ―ル装置1nに対し再度、録音停止を指令するコマン
ドを発してその録音状態を解除し、更に復旧命令を与え
て、当該発呼者からのメッセージの録音処理を終了する
(図4ステップS10)。
【0060】以上、( 1)〜( 8)の手順を通じて、夜間モ
ードでの1つの着信に対するボイスメール装置1nへの
メッセージ録音処理が終了される。
【0061】そして、こうしてボイスメール装置1nに
録音された発番号・発サブアドレス、及び当該発呼者の
音声メッセージは、後に、その被呼者による適宜の再生
要求操作に応じて呼び出され、その扱われる内線電話
(電子式キーテレフォン)を通じて発音再生されること
となる。
【0062】該実施例電話システムによれば、このよう
に、発番号・発サブアドレスと当該発呼者の音声メッセ
ージとが一括してボイスメール装置内の1つの記憶エリ
アに録音され、また発音再生されることから、同メッセ
ージの再生要求を発した被呼者にとっては、あたかも発
呼者からの音声メッセージの一部であるが如く、上記音
声信号に変換された発番号・発サブアドレス、すなわち
発呼者の電話番号を聴き、且つ知ることができることと
なり、この被呼者が発呼者に対し折り返しの電話をかけ
る場合であっても、その電話番号をいちいち暗記してい
たり、調べたりする必要はなくなる。
【0063】また同実施例電話システムによれば、上記
の録音手順からも明らかなように、この発音再生の際、
当該発呼者の電話番号(発番号・発サブアドレス)から
先に発音再生されるため、発呼者からのメッセージを最
後まで聴く必要のないような場合であっても、同発呼者
の電話番号は確実に被呼者に伝わることともなる。
【0064】しかもまたこの実施例電話システムにあっ
ては、ボイスメール装置内におけるボックス番号が、実
質的に図3に例示したメモリテーブルMTを通じて管理
されるようになることから、発呼者自身や中継台の担当
オペレータ等がいちいち該ボックス番号を指定しなくと
も、着信先識別情報としての着番号・着サブアドレスに
対応した録音領域が自動的に選定されるようになる。す
なわち、発呼者自身や中継台の担当オペレータ等を何ら
煩わすことなく、発呼者のメッセージがその伝達相手と
する被呼者、若しくは同被呼者が含まれるグループに対
応したボックス番号に録音されるようになる。
【0065】また、同実施例電話システムのこうした構
成によれば、メモリテーブルMTを通じたこのようなボ
ックス番号の管理は、メッセージの再生においても同様
になされることとなる。したがって、前述したパスワー
ド等を特に併用しなくとも、メッセージの秘密を保守す
る上での秩序は良好に維持されるようになる。そして勿
論、上記録音された発呼者からのメッセージが中継台等
のオペレ―タを介してその被呼者に伝えられることもな
いため、メッセージの意思が曲折されることもない。
【0066】ところで、上記実施例では、発呼者の電話
番号と音声メッセージを併せて発音再生させるための手
法として、上述のように、その着信時に、検出された発
番号・発サブアドレスを音声信号に変換して、これを発
呼者からの音声メッセージと共にボイスメール装置に録
音しておくようにしたことから、非常に簡単な制御手続
にて、しかも確実に、これら電話番号及び音声メッセー
ジの併せての発音再生が実現されるようになるが、要
は、これら電話番号及び音声メッセージの併せての発音
再生が実現されさえすればいかなる手法を用いてもよ
く、他に例えば、◆記憶装置7内に図5に例示するよう
なメモリブロックを設けて、メッセージの録音時にはそ
の発番号等の音声変換は行わずに、メッセージを録音す
るボックス番号とアドレスをインデックスとしてこのメ
モリブロックの対応するエリアに発番号及び発サブアド
レスを記憶しておき、後に被呼者によってその再生要求
が発せられたとき、その再生するボックス番号とアドレ
スに対応して記憶されている同メモリブロック内の発番
号及び発サブアドレスを読み出す。そして、この読み出
した発番号・発サブアドレスをメッセ―ジの再生に先立
って(若しくは、後で)音声変換する。
【0067】等の手法を採用しても勿論よい。
【0068】また、上記実施例では、発呼者の電話番号
(発番号・発サブアドレス)のみを音声変換するように
したが、これに併せて同発呼者の名前、或いは発信元名
なども音声変換するようにし、被呼者からのメッセージ
再生要求時、この音声変換した発呼者の名前、或いは発
信元名なども、当該発呼者の音声メッセ―ジとともに発
音再生されるようにすることもできる。これには例え
ば、記憶装置7に、発呼者の電話番号(発番号・発サブ
アドレス)とその名前、或いは発信元名とを予め所定に
対応付けしたテーブルを別途用意しておき、上記電話番
号についての音声変換を実行する際、このテーブルに基
づいて特定される発呼者の名前、或いは発信元名をも読
み出してこれを音声変換するようにすればよい。
【0069】また、上記の実施例では、当該電話システ
ムが電子式構内交換機を通じてISDN網と各種の内線
端末が交換制御されるシステムであるとしたが、この発
明にかかる電話システムは、必ずしもこのようなシステ
ムには限定されない。要は、着信時に、何らかのかたち
で発信元識別情報が併せ着信される網、或いは発信元識
別情報と着信先識別情報とが併せ着信される網にありさ
えすれば、この発明は適用できるものであり、一般の家
庭等において普及しているいわゆる留守番電話システム
などにおいても、これら発信元識別情報、或いは発信元
識別情報と着信先識別情報とが併せ着信される条件が満
たされさえすれば、この発明は良好に適用される。如何
なる環境であれ、着信時に発信元識別情報が併せ着信さ
れる条件が満たされれば、この発信元識別情報に基づい
て、発呼者の電話番号等の情報が同発呼者の音声メッセ
ージに併せて発音再生され、また着信時に発信元識別情
報と着信先識別情報とが併せ着信される条件が満たされ
れば、これに加え、ボイスメール装置内のメッセージ登
録領域を着信先識別情報に基づいて自動的に管理される
こととなる。また勿論、ISDN網とは無縁のシステム
環境にあっては、前記音声整合装置9等の配設は割愛さ
れる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明(請求
項1の発明及び請求項2の発明)は、着信時に網から併
せ着信される発信元識別情報に基づき音声信号の発信元
情報(発信元の電話番号等)に変換し、この音声信号に
変換された発信元情報を発呼者からの音声メッセージと
併せて発音再生するようにしたため、同メッセージの再
生要求を発した被呼者にとっては、あたかも発呼者から
の音声メッセージの一部であるか如く、上記音声信号に
変換された発信元情報(電話番号等)を聴き、かつ知る
ことができることとなる。このため、被呼者は、発呼者
に対し折り返しの電話をかける場合であっても、その電
話番号をいちいち暗記している必要はなく、また同電話
番号等を調べる煩わしさからも開放されるようになる。
特に、第1の発明では、着信時に網から併せ着信される
発信元識別情報に基づき音声信号の発信元情報に変換す
る音声変換手段を備えているため、交換機外からの着信
においても、発信元情報を音声信号に変換することがで
きる。しかも、第1の発明では、音声信号に変換された
発信元情報の録音領域を発呼者からの音声メッセージの
録音領域と共有したり、あるいは発信元識別情報をボイ
スメール装置外の記憶手段に記憶しておき、再生時に音
声変換する等、ボイスメール装置内に発信元情報を記憶
する領域を設けていないため、ボイスメール装置の改造
が不要であり、一般のボイスメール装置を使用して本シ
ステムを容易に構築できる。
【0071】また、第2の発明(請求項3の発明及び請
求項4の発明)は、上記第1の発明に、ボイスメール装
置内における、音声信号に変換された発信元情報及び発
呼者からの音声メッセージの録音領域と再生領域とをテ
ーブル手段での定義(複数の音声メッセージ録音領域と
各着信先識別情報との対応関係を示す)に照らし合わせ
て自動的に管理する機能を付加したため、発呼者自身や
中継台の担当オペレータ等がいちいち該録音領域を指定
しなくとも、音声信号に変換された発信元情報及び発呼
者からの音声メッセージが、ボイスメール装置内で、そ
の伝達相手である被呼者若しくは同被呼者が含まれるグ
ループに対応した録音領域に録音され、しかもメッセー
ジ再生時の録音領域すなわちメッセージ再生領域も同テ
ーブル手段によって管理される結果、音声信号に変換さ
れた発信元情報を発呼者からの音声メッセージと併せて
発音再生する機能を利用するにあたって、担当オペレー
タ等に操作上の面倒を何等煩わせずに済み、しかもパス
ワード等を特に併用することなくメッセージの秘密保守
を維持できる。しかも、第2の発明では、ボイスメール
装置への接続は、被呼者不在時に自動的になされるた
め、発呼者がボイスメール装置へのアクセス操作を知ら
ない場合や、発呼者がシステム外に居て操作ができない
場合においても、被呼者に対応するメールボックスにメ
ッセージを残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるメッセージ録音機能を有する
電話システムの一実施例についてそのシステム構成を示
すブロック図である。
【図2】ボイスメール装置内の音声メッセージ録音領域
についてその構造例を模式的に示す略図である。
【図3】上記音声メッセージ録音領域と着信先識別情報
との対応テーブルについてその構造例を模式的に示す略
図である。
【図4】上記実施例電話システムの動作例を示すフロー
チャートである。
【図5】メッセージ再生時に発信元情報を音声変換する
場合に記憶装置内に設けられる発番号・発サブアドレス
の登録用テーブルについてその構造例を模式的に示す略
図である。
【符号の説明】
1 内線端末(11〜(1n−1)…電子式キーテレフ
ォン、1n…ボイスメール装置) 2 ライン回路 3 通話路ネットワーク 4 ISDNインターフェース回路 5 制御データバスライン 6 中央制御装置 7 記憶装置 8 音声合成装置 9 音声整合装置 10 中継台 20 中継台用ライン回路 40 音声トランク MB メモリブロック MT メモリテーブル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/26 - 1/57 H04M 1/64 - 1/658 H04M 3/42 - 3/58 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信時に発信元識別情報が併せ着信され
    る網にあって、発呼者からの音声メッセージを録音する
    ための複数の録音領域を有するボイスメール装置を備
    え、発呼者からの音声メッセージを前記ボイスメール装
    置に録音し、被呼者からの要求に応じてこの録音したメ
    ッセージを発音再生するメッセージ録音機能を有する電
    話システムにおいて、 着信時に前記網から併せ着信される前記発信元識別情報
    に基づき音声信号の発信元情報に変換する音声変換手段
    と、 前記ボイスメール装置内の所定の録音領域にて前記音声
    信号に変換された発信元情報を録音した後、同一の録音
    領域に該発信元情報に続けて発呼者からの音声メッセー
    ジを録音すると共に、被呼者からの再生要求に対して
    は、該当する録音領域内に録音されている前記発信元情
    報を前記音声メッセージと併せて発音再生する制御手段
    とを備えるメッセージ録音機能を有する電話システム。
  2. 【請求項2】 着信時に発信元識別情報が併せ着信され
    る網にあって、発呼者からの音声メッセージを録音する
    ためのボイスメール装置を備え、発呼者からの音声メッ
    セージを前記ボイスメール装置に録音し、被呼者からの
    要求に応じてこの録音したメッセージを発音再生するメ
    ッセージ録音機能を有する電話システムにおいて、 前記ボイスメール装置の外部に設けられ、着信時に前記
    網から併せ着信される前記発信元識別情報を記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記発信元識別情報に基づき
    音声信号の発信元情報に変換する音声変換手段と、 前記音声信号に変換された発信元情報を、前記ボイスメ
    ール装置内に録音された発呼者からの音声メッセージと
    併せて発音再生する制御手段とを備えるメッセージ録音
    機能を有する電話システム。
  3. 【請求項3】 着信時に発信元識別情報及び着信先識別
    情報が併せ着信される網にあって、発呼者からの音声メ
    ッセージを録音するためのボイスメール装置を備え、発
    呼者からの音声メッセージを前記ボイスメール装置に録
    音し、被呼者からの要求に応じてこの録音したメッセー
    ジを発音再生するメッセージ録音機能を有する電話シス
    テムにおいて、 着信時に前記網から併せ着信される前記発信元識別情報
    に基づき音声信号の発信元情報に変換する音声変換手段
    と、 前記ボイスメール装置内での複数の音声メッセージ録音
    領域と各着信先識別情報との対応が予め定義されたテー
    ブル手段と、 着信される毎に着信先識別情報を前記テーブル手段での
    定義に照らし合わせて当該発呼者からの音声メッセージ
    の前記ボイスメール装置内での録音領域を決定し、この
    決定した録音領域に対して同音声メッセージを録音する
    とともに、被呼者からの再生要求に対しては、その被呼
    者の着信先識別情報に対応して録音されている音声メッ
    セージを、前記音声信号に変換された当該発信元情報と
    併せて発音再生する制御手段とを備えるメッセージ録音
    機能を有する電話システム。
  4. 【請求項4】 着信時に発信元識別情報及び着信先識別
    情報が併せ着信される網に接続可能な構内交換機と、内
    線端末としてこの構内交換機により回線接続若しくはラ
    イン接続される少なくとも一つの電話機と、同じく内線
    端末として発呼者からの音声メッセージを前記構内交換
    機を介して録音するためのボイスメール装置とを備え、
    発呼者からの音声メッセージを前記ボイスメール装置に
    録音し、この後、録音したメッセージを発音再生するメ
    ッセージ録音機能を有する電話システムにおいて、 着信時に前記網から併せ着信される前記発信元識別情報
    に基づき音声信号の発信元情報に変換する音声変換手段
    と、 前記ボイスメール装置内での複数の音声メッセージ録音
    領域と各着信先識別情報との対応が予め定義されたテー
    ブル手段と、 着信される毎に着信先識別情報を前記テーブル手段での
    定義に照らし合わせて当該発呼者からの音声メッセージ
    の前記ボイスメール装置内での録音領域を決定し、この
    決定した録音領域に対して同音声メッセージを録音する
    とともに、再生要求に対しては、要求元の着信先識別情
    報に対応して録音されている音声メッセージを、前記音
    声信号に変換された当該発信元情報と併せて発音再生す
    る制御手段とを備えるメッセージ録音機能を有する電話
    システム。
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