JP3142033B2 - D/a変換回路 - Google Patents
D/a変換回路Info
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Description
理装置を備えた発信器を含むプロセス機器において、計
測値等をディジタル処理したディジタルデータを4〜2
0mAのアナログ電流値に変換し、これを上位のコント
ローラ等に伝送する計測システムなどに用いて好適なD
/A(ディジタル/アナログ)変換回路に関する。
ラダー形,重み形などと呼ばれるものが一般的に良く知
られている。しかし、上記のようなプロセス機器ではそ
の消費電力(電流)が極めて少ないことが要求され、こ
のような観点からパルス幅変調(PWMとも略称する)
を利用したD/A変換回路が用いられている。
変換回路例を示す。同図において、1はマイクロコンピ
ュータ(マイコンともいう)などの処理装置、2はカウ
ンタ、3はラッチ回路、4はコンパレータ、5はローパ
スフィルタ(LPF)である。
のディジタル量(設定値)はラッチ回路3にラッチされ
る一方、カウンタ2はクロック信号を順次カウントす
る。両者の値はコンパレータ4において比較され、カウ
ンタ2の出力がラッチ回路3の出力よりも大きいときに
はハイレベル(H)の信号を、また、小さいときはロー
レベル(L)の信号をそれぞれ出力する。この出力はL
PF5において平滑化され、アナログ量として出力され
る。
6864MHzとすると、PWM波形の周期は図9
(イ)に示すように、約17.8mSとなる。これに対
し、マイコン1からのディジタル設定値を43691と
すると、この場合のコンパレータ4の出力は図9(イ)
のような波形となる。これを複数周期分示したのが図9
(ロ)であり、同(ハ)はこれをLPF5にて平滑化し
た波形を示している。ここで、図9(イ)の波形は信号
のハイレベル,ローレベルの関係が図8の動作と逆にな
っているが、これは反転型のLPFを使用したためであ
る。
回路には、図9(ハ)のアナログ出力波形にも示すよう
に出力波形のリップルが大きいという問題がある。これ
には、LPFに関し、(1)そのカットオフ周波数を低
下させる、(2)その次数を上げるなどの方法が考えら
れるが、(1)では応答遅れが生じる、(2)では回路
が複雑になるだけでなく消費電流が増大し、さらには位
相遅れが生じるなどの難点がある。
ロックを高速化する、(4)カウンタ,ラッチ回路のビ
ット数を減少させるなどの方法も考えられるが、(3)
では消費電流が増大し、(4)では分解能が低下するな
どの問題が生じる。したがって、この発明の課題は消費
電流を増やすことなく、かつ分解能を低下させることな
く、リップルを低減させることにある。
するため、この発明では、(m+n)ビットのディジタ
ル入力設定値と、クロック信号をカウントする(n+
m)ビットのカウンタの出力とを比較してパルス幅変調
(PWM)信号を得、これを平滑化してアナログ信号を
得るD/A変換回路において、 前記ディジタル入力設定値を上位mビット,下位nビッ
ト、前記カウンタの出力を上位nビット,下位mビット
にそれぞれ分割し、入力設定値の下位nビットとカウン
タの上位nビットとを入力し、入力設定値をmビットの
分解能で除算したときの剰余値を、入力設定値の上位m
ビットに周期的に反映させる信号を生成する論理回路
と、この論理回路からの信号にもとづき入力設定値の上
位mビットを前記剰余値に応じて周期的に補正する補正
回路とを設け、この補正回路出力と前記カウンタからの
下位mビットとを比較してPWM信号を得ることを特徴
としている。
ビットに分割し、上位mビットで定まるPWM信号のパ
ルス幅を、下位nビットに従って周期的に補正すること
により、分解能を落とすことなくPWM信号の周波数を
上げ、その結果リップルを低減させる。
で、図8に示すものに対し+n選択ロジック回路(単に
ロジック回路ともいう)6A、+1加算器7A,+2加
算器7B,+3加算器7Cおよび4入力1出力(4→
1)のセレクタ8Aなどを付加して構成される。また、
ここでは16ビットのカウンタ2の上位2ビット(C1
5,C14)をロジック回路6Aへ、下位14(C13
〜C0)ビットをコンパレータ4へそれぞれ与えるもの
とし、また、16ビットのラッチ回路3の上位14ビッ
ト(L15〜L2)を直接、或いは+1加算器7A,+
2加算器7B,+3加算器7Cを介してセレクタ8A
へ、下位2ビット(L1,L0)をロジック回路6Aへ
与えるものとしている。
路3の各ビットC15,C14およびL1,L0の値に
応じて図2に示すように「00」,「01」,「10」
および「11」の信号を出力し、セレクタ8Aに与え
る。セレクタ8Aはロジック回路6Aからの出力が「0
0」のときは入力「A」、つまりラッチ回路3からの上
位14ビット(L15〜L2)を選択し、「01」のと
きは入力「B」、つまり+1加算器7Aからの出力,
「10」のときは入力「C」、つまり+2加算器7Bか
らの出力,「11」のときは入力「D」、つまり+3加
算器7Cからの出力をそれぞれ選択する。
路3からの上位14ビット(L15〜L2)がそのま
ま、または加算器7A,7B,7Cによりこの値に+
1,+2または+3した値が出力され、これがカウンタ
2からの下位14ビットと比較されることになる。な
お、加算器7A,7B,7Cのいずれを使用するかは、
ラッチ回路3に設定されるディジタル入力値によって定
まり、例えば、入力値を4で割ったときの余りが1か,
2か,3かによって加算器7A,7B,7Cの何れかが
使用されることになる。また、16ビットを14ビット
と2ビットに分割したが、その他の数で分割しても良い
のはいうまでもない。
PWM出力波形、(ロ),(ハ)はカウンタの上位2ビ
ットを示している。図9と比較すれば明らかなように、
PWM周期が図9の場合の1/4(65536/4=1
6384)になっていることが分かる。そして、入力設
定値は図9の場合と同じく43691で、これは4では
割り切れず端数が3となるので、図1の+3加算器7C
によって「3」を周期的に補正するようにする。例え
ば、ここでは4周期を単位とするその第4周期毎に
「3」を加算することにより、その端数「3」を周期的
に補正し、分解能を低下させないようにしている。
例を説明するためのグラフで、次数が「3」の例であ
る。つまり、クロック信号の周波数は図9の場合と同じ
く3.6864MHzであるから、PWM周波数は3.
6864MHz/216≒56.25Hzとなる。これに
対し、図1の如くした場合のPWM周波数は約225H
zとなるので、ローパスフィルタのゲインは図4からも
ほぼ明らかなように約36dB下がることになり、これ
によってリップルは凡そ1/64に低下し、リップルを
大幅に低減し得ることが分かる。
る。これは、図1の+n選択ロジック6Aに代えて+1
選択ロジック6を設けるとともに、図1の+1加算器7
A,+2加算器7Bおよび+3加算器7Cに代えて+1
加算器7を1つだけ設けるようにした点が特徴で、その
他の点は図1と同様である。なお、セレクタも4入力1
出力のものが2入力1出力となっていることから、図1
に示すものとは若干異なるものとして符号8を付してい
る。
関係を示すのが、図6である。すなわち、入力設定値を
図1の場合と同じく43691とすれば、これを4で割
ったときの端数は「3」であるから、これを+1加算器
7により4周期を1つの単位とする第2周期,第3周
期,第4周期でそれぞれ「1」を加算することによ
り、その端数「3」を周期的に補正し、分解能を低下さ
せないようにしている。
号の周波数やPWM周期、さらには入力設定値等につい
ては図3の場合と同じである。相違する点は、図3では
4周期を1つの単位とする第4周期毎に+3を加算し
ているのに対し、ここでは,,の各周期で「+
1」するようにしている点で、こうすることにより図1
に示すものよりは簡単な構成で、しかも補正量に変動の
少ない補正を可能にしている。
ビット,下位数ビットに分割し、上位数ビットで定まる
PWMパルス幅を、下位ビットに従って周期的に補正す
ることで、(上位数ビット+下位数ビット)の分解能を
確保するようにしたので、動作クロック周波数を上げた
り、LPFを改変することなくリップルを低減させるこ
とが可能となる利点が得られる。
係を説明するための説明図である。
る。
係を説明するための説明図である。
タ、3…ラッチ回路、4…コンパレータ、5…ローパス
フィルタ(LPF)、6,6A…選択ロジック回路、
7,7A,7B,7C…加算器、8,8A…セレクタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 (m+n)ビットのディジタル入力設定
値と、クロック信号をカウントする(n+m)ビットの
カウンタの出力とを比較してパルス幅変調(PWM)信
号を得、これを平滑化してアナログ信号を得るD/A変
換回路において、 前記ディジタル入力設定値を上位mビット,下位nビッ
ト、前記カウンタの出力を上位nビット,下位mビット
にそれぞれ分割し、入力設定値の下位nビットとカウン
タの上位nビットとを入力し、入力設定値をmビットの
分解能で除算したときの剰余値を、入力設定値の上位m
ビットに周期的に反映させる信号を生成する論理回路
と、この論理回路からの信号にもとづき入力設定値の上
位mビットを前記剰余値に応じて周期的に補正する補正
回路とを設け、この補正回路出力と前記カウンタからの
下位mビットとを比較してPWM信号を得ることを特徴
とするD/A変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05220816A JP3142033B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | D/a変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05220816A JP3142033B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | D/a変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779163A JPH0779163A (ja) | 1995-03-20 |
JP3142033B2 true JP3142033B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=16757012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05220816A Expired - Fee Related JP3142033B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | D/a変換回路 |
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JP (1) | JP3142033B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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JP5359336B2 (ja) * | 2009-02-10 | 2013-12-04 | 横河電機株式会社 | D/a変換器 |
JP5230528B2 (ja) * | 2009-05-27 | 2013-07-10 | 三菱電機株式会社 | Da変換回路 |
JP5652873B2 (ja) * | 2010-12-16 | 2015-01-14 | Necネットワーク・センサ株式会社 | デジタルアナログ変換装置およびその制御方法 |
JP2013128315A (ja) * | 2013-02-18 | 2013-06-27 | Japan Radio Co Ltd | ディザ合成装置及びディザ合成方法 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP05220816A patent/JP3142033B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0779163A (ja) | 1995-03-20 |
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