JP3005546B1 - ビルドアップ配線基板の製造方法 - Google Patents
ビルドアップ配線基板の製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
きるビルドアップ配線基板の製造方法。 【解決手段】 被積層基板14の表面14Aに、その表
面13Aが感光する未硬化の樹脂層13Rを形成し、マ
スク径MD11、MD12を有し狙い径HND11、H
ND12のビアホール11、12を形成するための遮光
パターンMP11、MP12が形成されたマスクMを用
いて露光し、遮光パターンに対応する部分を除いて樹脂
層表面を光硬化させ、現像液により遮光パターンに対応
する部分を除去し、樹脂層を熱硬化させて、被積層基板
の表面を底とする深さのほヾ等しいビアホールを有する
樹脂絶縁層13を形成する。
Description
基板の製造方法に関し、さらに詳しくは、フォトリソグ
ラフィ技術を用いて、孔を空けた絶縁樹脂層を積層して
なるビルドアップ配線基板の製造方法に関する。
を有する被積層基板上に、フォトリソグラフィ技術を用
いて、孔を空けた絶縁樹脂層を積層することにより順に
ビルドアップ配線基板を形成するものが知られている。
具体的には、被積層基板上に感光性樹脂層を形成し、所
定の径の有底孔形成パターン(透光パターンあるいは遮
光パターン)を持つマスクを用いて露光し、その後に感
光性樹脂層の不要部(有底孔とする部分)を溶解除去し
て現像し、硬化させて所定の有底孔を有する絶縁樹脂層
を形成することが行われている。この手法によれば、微
細な径の有底孔を高精度に形成できる。このような有底
孔は、例えば、絶縁樹脂層の上下に形成する配線層を接
続するビア導体(フォトビア導体)形成のためのビアホ
ールとして用いられる。
きでない有底孔の側面部分が溶解除去され、有底孔が大
きくなることがある。露光により光硬化し不溶となった
部分でも表面に比して内側では光硬化が十分でないため
(ネガタイプの場合)、あるいは未露光ゆえに不溶であ
る部分でも現像液に対し完全に不溶でないので現像液に
一部溶解するため(ポジタイプの場合)、有底孔の径方
向にもエッチングが進むからである。特に、露光により
表面に光硬化層ができるが内部は硬化しない感光性樹脂
を用いた場合など、現像液に対して表面近傍は不溶であ
るが内部は溶解しやすい状態となるものを用いた場合で
は、表面側の開口部は有底孔形成パターンとほぼ同径の
径を保つが、内部では有底孔の軸方向だけでなく径方向
にもエッチングが進みやすい。ただし、深さや径が同じ
有底孔を複数同時に形成する場合には、いずれの有底孔
に対しても同様に現像(エッチング)が進むので、出来
上がった有底孔の径にバラツキを生じることはない。
樹脂絶縁層に径や深さの異なる有底孔を同時に形成する
場合には、それぞれの狙い径に対し、実際に出来上がっ
た有底孔の径が大きめあるいは小さめに偏り、誤差の大
きな有底孔が形成されることがあった。有底孔の径や深
さによって、径方向へのエッチングの進み易さが異なる
ためと考えられる。
線基板100の絶縁樹脂層103に形成した2つのビア
ホール101,102は、いずれも被積層基板104の
表面104A上に形成したランド(ビア受けパッド)1
07,108まで形成したので、深さは同一であるが、
ビアホール102の方がビアホール101に比してその
径が大きい。このような場合には、露光時に用いるマス
クMのマスク径が大きいほど、つまり、形成する有底孔
の狙い径が大きいほど、径方向のエッチングが進行しや
すく、狙い径よりも実際に出来上がった有底孔の径の大
きさが大きい側に偏ることが判ってきた。従って、マス
ク径MP101の遮光パターン(ネガ型の場合)で形成
されるビアホール101が、ほぼ狙い径HND101ど
おりのビア径D101(=HND101)で形成された
場合にも、マスク径MP102の遮光パターンで形成さ
れるビアホール102は、狙い径HND102よりもビ
ア径D102が大きくなる(D102>HND10
2)。有底孔の径が大きいほど、現像液が有底孔内に出
入りしやすく、多くの現像液が有底孔側面に接触するた
め、より径方向へのエッチングが進むため、径が大きい
有底孔でさらに径が大きくなり易いと考えられる。
その表面103A側に光硬化層103Kが形成されるが
内部までは光硬化層が形成されないタイプの樹脂を用い
たため、ビアホール101,102の形状は、開口側
(表面103A側)ではマスクパターンMP101、M
P102のマスク径MD101,MD102とそれぞれ
ほぼ同径となるが、内部では樹脂が径方向にもエッチン
グされるためマスク径MD101等よりも径大となり、
入口より内部が径大の形状(壺型)になっている。この
ため、後述するように、ビアホール101等の開口部近
傍の径を拡げるようすると良い。
プ配線基板200の絶縁樹脂層203に形成した2つの
ビアホール201,202では、用いるマスクパターン
MP201,MP202のマスク径MD201,MD2
02は同一(MD201=MD202)であるが、形成
するビアホールの深さが異なる。即ち、ビアホール20
1の深さは、被積層基板204の表面204Aに形成し
た略平板状のランド107までであるが、ビアホール2
02の深さは、樹脂絶縁層203の図中下側の樹脂絶縁
層(被積層基板204の表層)205に形成された略凹
形状のビア導体208の底部までとされ、ビアホール2
01の約2倍の深さになっている。このような場合に
は、形成する有底孔の深さが浅いほど、狙い径よりも実
際に形成された有底孔の径の大きさが大きい側に偏るこ
とが判ってきた。従って、マスク径MP202の遮光パ
ターンで形成される深いビアホール202が、ほぼ狙い
径HND202どおりのビア径D202(=HND20
2)で形成された場合にも、マスク径MP201の遮光
パターンで形成されるビアホール201は、狙い径HN
D201よりもビア径D201が大きくなる(D201
>HND201)。
を形成するのに時間が掛かる。そこで、同時に深さの異
なる有底孔を形成する場合には、深さの深い有底孔の現
像時間に合わせて現像を行うと、先に浅い方の有底孔が
形成されてしまう。その後、その浅い有底孔では、それ
以上深さ方向に進行できないために、浅い有底孔に出入
りする現像液の多くが径方向へのエッチングのために使
われるので、径方向へのエッチングが進行しやすいた
め、浅い有底孔で径が大きくなり易いと考えられる。一
方、浅い有底孔の径に合わせて現像時間を短くすると、
深い有底孔が十分現像(穿孔)できず、孔内に樹脂残り
が生じるなど信頼性の高い有底孔が形成できない場合が
生じる。
ものであって、有底孔の径や深さに拘わらず、狙い径か
らの誤差が小さく、有底孔を同時にかつ確実に形成する
ことができるビルドアップ配線基板の製造方法を提供す
ることにある。
その解決手段は、被積層基板の表面上に樹脂絶縁層を積
層してなるビルドアップ配線基板の製造方法であって、
上記被積層基板の表面に、少なくともその表面が露光に
より感光する未硬化の樹脂層を形成する樹脂層形成工程
と、複数の有底孔形成パターンが形成されたマスクを用
いて露光し、上記樹脂層のうち上記複数の有底孔形成パ
ターンに対応する部分を除いて、少なくともその表面を
現像液に対して不溶とする露光工程と、上記現像液によ
り上記樹脂層のうち上記複数の有底孔形成パターンに対
応する部分を除去する現像工程と、上記樹脂層を硬化さ
せて、複数の上記被積層基板の表面を底とする有底孔を
有する樹脂絶縁層を形成するキュア工程と、を備え、上
記マスクは、同時に形成する上記有底孔の深さが浅いほ
ど、かつ、径が大きいほど、上記有底孔の狙い径HND
と上記有底孔形成パターンのマスク径MDとの差HND
−MDで与えられるマスク径縮小量ADが大きくなるよ
うにした上記有底孔形成パターンが形成されたマスクで
あることを特徴とするビルドアップ配線基板の製造方法
である。
形成パターンは、同時に形成する有底孔の深さが浅いほ
ど、かつ、径が大きいほど、マスク径縮小量AD(=H
ND−MD)が大きくなるようにした。即ち、実際にマ
スクに形成する有底孔形成パターンのマスク径MDは、
現像工程において深さ方向だけでなく径方向にもエッチ
ングが進むことを考慮して、有底孔の狙い径HNDに対
し、それよりもマスク径収縮量AD分だけ小さくする。
しかも、形成する有底孔の深さが浅いほど、かつ、径が
大きいほど、そのマスク径縮小量ADの大きさを大きく
する。つまり有底孔形成パターンのマスク径MDを相対
的に小さくする。
同じ有底孔でも、深さの浅い有底孔に対する有底孔形成
パターンは、深さの深い有底孔に対する有底孔形成パタ
ーンに比較して、マスク径縮小量ADが大きく、したが
ってそのマスク径MDが小さくされる。このため、深さ
の浅い有底孔では、現像液が相対的に出入りし難くなる
ため、エッチングの速度が遅くなり、径方向へのエッチ
ングも抑制される。従って、深さの深い有底孔が確実に
形成できるように比較的長い時間にわたって現像を行っ
ても、深さの浅い有底孔において径方向へのエッチング
量が小さいので、深さの深い有底孔ともども狙い径HN
Dに近く、誤差の少ない径を持つ有底孔が形成できる。
い径HNDが大きい有底孔に対する有底孔形成パターン
は、狙い径の小さい有底孔に対する有底孔形成パターン
に比較して、マスク径縮小量ADが大きく、したがって
狙い径HNDの大きさの割に有底孔形成パターンのマス
ク径MDが小さくされる。このため、狙い径の大きい有
底孔では、現像液が相対的に出入りし易く径方向へのエ
ッチングも進みやすいものの、有底孔形成パターンのマ
スク径MDが狙い径HNDに対してかなり小さく(マス
ク径縮小量ADが大きく)されているので、径方向のエ
ッチング量が多くならないと狙い径HNDに達しない。
従って、結局、径の小さい有底孔も、径の大きい有底孔
も同様に、狙い径HNDに近く誤差の少ない径を持つ有
底孔が形成できる。このように、形成する有底孔の深さ
と径によりマスク径縮小量ADを考慮して有底孔形成パ
ターンを形成したので、現像時間不足などによる樹脂残
りなどを生じることなく、確実に有底孔が形成でき、し
かも、いずれの有底孔も狙い径HNDからの誤差を小さ
くすることができる。
面に樹脂絶縁層を形成できるものであればいずれのもの
でも良いが、具体的には、エポキシ樹脂、ガラス繊維−
エポキシ樹脂複合材料など樹脂や複合材料からなるコア
基板、アルミナや窒化アルミニウムなどからなるセラミ
ック板やセラミック多層配線板、コア基板やセラミック
多層配線板等の表面に既に樹脂絶縁層が形成された積層
基板等が挙げられる。また、その表面には、Cu,N
i,Ag,Ag−Pd,W,Mo等からなる配線やラン
ド(パッド)、ビア導体などが形成されていても良い。
光する未硬化の樹脂層としては、樹脂層の厚さ全体にわ
たって露光された部位が、現像液に不溶となるもの(ネ
ガ型)、あるいは現像液に可溶となるもの(ポジ型)の
他、露光された部位のうち樹脂層の表面が、現像液に不
溶(ネガ型)あるいは可溶(ポジ型)となり、内部は現
像液に可溶な状態を維持するものも含まれる。例えば、
露光により表面に光硬化層が形成される樹脂としてProb
imer52(チバガイギー製感光性エポキシ樹脂)やプロビ
コート5000(日本ペイント社製エポキシ樹脂)等が
挙げられる。また、樹脂層として未硬化の非感光性樹脂
層上に未硬化の感光性樹脂層が配置された2層構造のも
のを用いても、表面近傍で感光性を有するものとするこ
とができる。
く、例えば、ガラスやPETフィルム等の有機フィルム
を基材とし、クロム等を遮光膜として用いるものが挙げ
られる。さらに、マスクに形成する有底孔形成パターン
は、樹脂層の感光性(ネガ型・ポジ型)に応じて形成
し、具体的には、樹脂層の感光性がネガ型の場合には、
遮光パターン即ち遮光膜自身を用い、ポジ型の場合に
は、透光パターン即ち遮光膜の透孔を用いる。従って、
有底孔形成パターンのマスク径は、径遮光膜自身の外
径、または遮光膜の透孔の内に対応する。また、形成さ
れた有底孔は、所望の用途に用いることができるが、例
えば、メッキ等を施して、ビア導体を形成するためのビ
アホール、あるいは、ピン等の外部端子をハンダ付け接
続あるいは当接させる端子用導体を形成するための有底
孔として用いることができる。
上に樹脂絶縁層を積層してなるビルドアップ配線基板の
製造方法であって、上記被積層基板の表面に、少なくと
もその表面が露光により感光する未硬化の樹脂層を形成
する樹脂層形成工程と、狙い径HND1の第1有底孔を
形成するための第1有底孔形成パターンであって、第1
マスク径MD1を有する第1有底孔形成パターン、及び
上記狙い径HND1よりも大きな狙い径HND2の第2
有底孔を形成するための第2有底孔形成パターンであっ
て、上記第1マスク径MD1より大きい第2マスク径M
D2を有する第2有底孔形成パターン、が形成されたマ
スクを用いて露光し、上記樹脂層のうち上記第1有底孔
形成パターン及び第2有底孔形成パターンに対応する部
分を除いて、少なくともその表面を現像液に対して不溶
とする露光工程と、上記現像液により上記樹脂層のうち
上記第1有底孔形成パターン及び第2有底孔形成パター
ンに対応する部分を除去する現像工程と、上記樹脂層を
硬化させて、上記被積層基板の表面を底とする深さのほ
ぼ等しい上記第1有底孔および第2有底孔を有する樹脂
絶縁層を形成するキュア工程と、を備え、上記マスク
は、AD1=HND1−MD1で与えられる第1マスク
径縮小量AD1に比べ、AD2=HND2−MD2で与
えられる第2マスク径縮小量AD2が大きい上記第1有
底孔形成パターン及び第2有底孔形成パターンが形成さ
れたマスクであることを特徴とするビルドアップ配線基
板の製造方法である。
い径HND1より、第2有底孔の狙い径HND2が大き
い(HND1<HND2)ときに、マスクに形成する第
1,第2有底孔形成パターンのうち第1マスク径MD1
より第2マスク径MD2が大きく(MD1<MD2)さ
れている。しかも、第1マスク縮小量AD1(=HND
1−MD1)に比して、第2マスク縮小量AD2(=H
ND2−MD2)が大きくなる(AD1<AD2)よう
にされている。即ち、実際にマスクに形成する第1、第
2有底孔形成パターンのマスク径MD1,MD2は、現
像工程において深さ方向だけでなく径方向にもエッチン
グが進むこと、しかも、有底孔の径が大きいほど、径方
向へのエッチングが進みやすいことを考慮して、有底孔
の狙い径が大きいほど、マスク径収縮量を大きくして調
整する。
1,第2有底孔)でも、狙い径HND2が大きい第2有
底孔に対する有底孔形成パターンは、狙い径HND1の
小さい第1有底孔に対する有底孔形成パターンに比較し
て、マスク径縮小量AD2を大きくし(AD1<AD
2)、したがって狙い径HND2の大きさの割に有底孔
形成パターンのマスク径MD2はそれほど大きくされな
い。このため、狙い径HND2の大きい第2有底孔で
は、現像液が相対的に出入りし易く径方向へのエッチン
グも進みやすいものの、マスク径MD2が狙い径HND
2に対してかなり小さく(マスク径縮小量AD2が大き
く)されているので、径方向のエッチング量が多くなら
ないと狙い径HNDに達しない。従って、結局、径の小
さい第1有底孔も、径の大きい第2有底孔もそれぞれ狙
い径HND1,HND2に近く、誤差の少ない径を持つ
有底孔とすることができる。このように、形成する有底
孔の径によりマスク径縮小量を考慮して有底孔形成パタ
ーンを形成したので、いずれの有底孔も狙い径からの誤
差を小さくすることができる。
上に樹脂絶縁層を積層してなるビルドアップ配線基板の
製造方法であって、上記被積層基板の表面に、少なくと
もその表面が露光により感光する未硬化の樹脂層を形成
する樹脂層形成工程と、狙い径HND3の第3有底孔を
形成するための第3有底孔形成パターンであって、第3
マスク径MD3を有する第3有底孔形成パターン、及び
上記狙い径HND3と略等しい狙い径HND4の第4有
底孔を形成するための第4有底孔形成パターンであっ
て、上記第3マスク径MD3より小さい第4マスク径M
D4を有する第4有底孔形成パターン、が形成されたマ
スクを用いて露光し、上記樹脂層のうち上記第3有底孔
形成パターン及び第4有底孔形成パターン有底孔に対応
する部分を除いて、少なくともその表面を現像液に対し
て不溶とする露光工程と、上記現像液により上記樹脂層
のうち上記第3有底孔形成パターン及び第4有底孔形成
パターン有底孔に対応する部分を除去する現像工程と、
上記樹脂層を硬化させて、上記被積層基板の表面を底と
する第3有底孔及びこれより深さの浅い上記第4有底孔
を有する樹脂絶縁層を形成するキュア工程と、を備える
ことを特徴とするビルドアップ配線基板の製造方法であ
る。
い径HND3と第4有底孔の狙い径HND4とは略等し
い(HND3≒HND2)が、第3有底孔より浅い第4
有底孔を形成するので、マスクに形成する第3,第4有
底孔形成パターンのうち第3マスク径MD3より第4マ
スク径MD4が小さく(MD3>MD4)されている。
即ち、実際にマスクに形成する第3、第4有底孔形成パ
ターンの径MD3,MD4は、現像工程において深さ方
向だけでなく径方向にもエッチングが進むこと、しか
も、形成する有底孔の深さが異なる場合には、深さの浅
い有底孔ほど径方向へのエッチングが進みやすいことを
考慮して、有底孔の狙い径が略等しい(HND3≒HN
D2)にも拘わらず、形成する有底孔の深さが浅いほど
マスクを小さく(MD3>MD4)調整する。
現像液が相対的に出入りし難くなるため、エッチングの
速度が遅くなり、径方向へのエッチングも抑制される。
従って、深さの深い第3有底孔が確実に形成できるよう
に比較的長い時間にわたって現像を行っても、深さの浅
い第4有底孔において径方向へのエッチング量が小さい
ので、第3有底孔及び第4有底孔ともに狙い径に近く誤
差の少ない径にできる。このように、形成する有底孔の
深さによりマスク径を考慮して有底孔形成パターンを形
成したので、深さの深い有底孔も現像時間不足などによ
る樹脂残りなどを生じることなく確実に形成でき、しか
も、いずれの有底孔の径も狙い径からの誤差を小さくす
ることができる。
配線基板の製造方法であって、前記現像工程において、
複数回の現像を行い、各回において、現像されるビルド
アップ配線基板の向きを変えるまたは反転させることを
特徴とするビルドアップ配線基板の製造方法とすると良
い。
脂層の表面の各部分に当たる現像液シャワーの当たり方
のバラツキを無くすことができ、形成するビアホールの
径のバラツキや現像速度のバラツキを抑制できる。
の製造方法について、図1〜図3を参照しつつ説明す
る。図1,図2は、ビアホール11,12を形成する工
程を示す説明図である。図1(a)に示す樹脂層形成工
程において、まず表面14Aにランド17,18を有
し、ガラス−エポキシ樹脂複合材料からなる被積層基板
14を用意し、表面14A上に未硬化(半硬化状態)の
樹脂層13Rを形成する。具体的には、厚さ50μmの
プロビコート5000からなるドライフィルム(未硬化
のフィルム状樹脂)を表面14A上に貼り付け、80℃
×15分のプリベークを行う。このプリベークによっ
て、樹脂層13Rの表面のべたつきを無くすことがで
き、後述する露光工程において、ガラスマスクMが樹脂
層13Rにくっついてしまうのを防止できる。この樹脂
は、次述するように、感光性の低いネガ型感光性樹脂で
あり、露光するとその表面5μm厚程度が光硬化し現像
液に不溶となるが、それより内部では十分に光硬化せ
ず、現像液に溶解するタイプの樹脂である。
て、下面MBに、それぞれマスク径MD11,MD12
(MD11<MD12)のクロムからなる遮光パターン
MP11,MP12が形成されたガラスマスクMを用い
て樹脂層13Rを露光し、表面13A近傍に光硬化層1
3Kを形成する。なお、遮光パターンMP11,MP1
2に対応する表面13Aには、光硬化層13Kが形成さ
れないことはいうまでもない。ここで、遮光パターンM
P12のマスク径MD12は、後述する現像工程におけ
る径方向へのエッチングの進み易さを考慮して、形成す
るビアホール12の狙い径HND12の値に対して、比
較的小さい径にされている。つまり、ビアホール11の
狙い径HND11とマスク径MD11との差で与えられ
るマスク径縮小量AD11(=HND11−MD11)
と、ビアホール12の狙い径HND12とマスク径MD
12との差で与えられるマスク径縮小量AD12(=H
ND12−MD12)とを比較すると、AD11<AD
12にしてある。
3Rにさらに80℃×45分の加熱処理を施す。つい
で、現像工程において、表面13A側から、プロビコー
ト5000現像液からなる現像液(図示しない)をシャ
ワー状にかけて、図1(c)に示すように、径(最大
径)D11,D12のビアホール11,12をそれぞれ
形成する。このビアホール11,12の底部ではそれぞ
れランド17,18が露出するように形成する。この現
像工程においては、光硬化層13Kの形成されなかった
遮光パターンMP11,MP12に対応する部分から樹
脂が溶解し、厚さ方向(図中下方)に孔が形成されてゆ
く。ただし、樹脂層13Rのうち光硬化層13Kは現像
液に不溶であるが、その内部は硬化していないため現像
液に溶解するから、内部では径方向にも溶解(エッチン
グ)が進み、開口部に対して内部が径大の略壺型形状の
ビアホールとなる。ここで、径の小さなビアホール11
では、狙い径HND11に対し狙いどおりのビアホール
径D11に形成できた。さらに、径の大きなビアホール
12でも、径方向へのエッチングが進みやすいため、上
記したように予めやや小さめのマスク径MD12として
おいたことにより、狙い径HND12に対し、実際のビ
アホール径D12は狙いどおりの値とすることができ
た。
向)のエッチング量に対してなるべく径方向のエッチン
グ量を小さくするため、シャワー圧力を高めにすると良
く、具体的には、5〜10kg/cm2とすると良い。
また、このようにシャワーで現像すると、ビアホール1
1,12の底面(ランド17,18の露出面)から確実
に樹脂を除去できる点でも好ましい。また、現像工程に
おいて、複数回に分けて現像を行い、各回において、現
像される配線基板の向きを変えたり反転させたりする
と、樹脂層13Rの表面13Aの各部分に当たる現像液
シャワーの当たり方のバラツキを無くすことができ、形
成するビアホールの径のバラツキや現像速度のバラツキ
を抑制できる。
120分の加熱を行って樹脂層13Rを十分に熱硬化さ
せて、ビアホール11,12を有する絶縁樹脂層13と
する。さらに、後述するビア導体VC1,VC2が開口
部近傍にも確実に形成できるように、開口部より内部が
径大な略壺型形状のビアホール11,12の形状を、開
口部が最も径大となる略椀型形状にする。具体的には、
純水を高圧シャワーにして吹き付け、オーバーハング状
になった開口部を衝撃で折り取るようにして整形する。
具体的には、30〜50kg/cm2のシャワー圧力と
する。これにより、図2に示すように、直径D11,D
12で略椀型形状のビアホール11,12を有する樹脂
絶縁層13が出来上がった。
うに、ビアホール11,12及びその開口周縁にビア導
体VC1,VC2を形成して、ビルドアップ配線基板1
0を完成する。例えば、詳細は図示しないが、具体的に
は、ビアホール11,12内および絶縁樹脂層13の表
面13A上に無電解メッキにより無電解銅メッキ層を形
成し、その上にメッキレジストを被着し露光現像して各
ビアホール11,12及びその周縁を開口させる。さら
に、無電解銅メッキ層を共通電極として電解銅メッキに
より、開口内に電解銅メッキ層を形成し、メッキレジス
トを除去した後、露出した無電解メッキ層をエッチング
除去してビア導体VC1,VC2を形成する。
アホールの径が大きいほど、マスク径縮小量ADを大き
くして、マスク径MDを小さめにした。具体的には、遮
光パターンMP11,MP12のマスク径MD11とM
D12とを比べたとき、MD11<MD12であるが、
AD11<AD12にし、狙い径HND12の大きさの
割にはマスク径MD12は比較的小さな径としている。
このため、現像工程において、大きなビア径ほど径方向
にもエッチングが進みやすいことを利用して、最終的に
は、径の小さなビアホールも径の大きなビアホールも、
同様に狙い径に近い径を持つビアホールを形成すること
ができる。
配線基板の製造方法について、図4〜図6を参照しつつ
説明する。図4,図5は、ビアホール21,22を形成
する工程を示す説明図である。まず、表面24Aにラン
ド17および凹形状のビア導体28を有する被積層基板
24を用意する。この被積層基板24は、樹脂絶縁層2
6上に積層され、表層をなし、エポキシ樹脂からなる樹
脂絶縁層25を有している。また、ビア導体28は、絶
縁樹脂層25を貫通し、その図中下方に位置するランド
29に接続している。樹脂層形成工程において、図4
(a)に示すように、まず、被積層基板24の表面24
A上に厚さ50μmの未硬化(半硬化状態)の樹脂層2
3Rを形成する。具体的には、上記実施形態1と同様
に、プロビコート5000からなるドライフィルムを表
面14A上に貼付し、80℃×15分のプリベークを行
う。
て、下面MBに、それぞれマスク径MD21,MD22
のクロムからなる遮光パターンMP21,MP22が形
成されたガラスマスクMを用いて樹脂層23Rを露光
し、表面23A近傍に光硬化層23Kを形成する。な
お、遮光パターンMP21,MP22に対応する表面2
3Aには、光硬化層23Kが形成されないことはいうま
でもない。ここで、形成するビアホールの深さの違いに
よって後述する現像工程における径方向へのエッチング
の進み易さが異なることを考慮して、遮光パターンMP
21のマスク径MD21は、浅いビアホール21の狙い
径HND21の値に対して、比較的小さい径にされてい
る。つまり、ビアホール21,22の狙い径HND2
1,HND22は等しいにも拘わらず、狙い径HND2
1とマスク径MD21との差で与えられるマスク径縮小
量AD21(=HND21−MD21)と、狙い径HN
D22とマスク径MD22との差で与えられるマスク径
縮小量AD22(=HND22−MD22)とを比較す
ると、AD21>AD22にしてある。
後、現像工程において、表面23A側から、プロビコー
ト5000現像液からなる現像液(図示しない)をシャ
ワー状にかけて、図5(a)に示すように、径(最大
径)D21,D22のビアホール21,22を形成す
る。本図から容易に理解できるように、ビアホール22
の深さはビアホール21の深さの約2倍である。従っ
て、本実施形態の現像工程では、ビアホール21の底部
にランド27が露出するのはもちろん、ビア導体28が
ビアホール22の底部に十分露出するまでの時間にわた
って現像を行うようにする。
形成されなかった遮光パターンMP21,MP22に対
応する部分から樹脂が溶解し、厚さ方向に孔が形成され
てゆく。ただし、樹脂層23Rのうち光硬化層23Kは
現像液に不溶であるが、その内部は現像液に溶解するか
ら、内部では径方向にも溶解(エッチング)が進み、開
口部に対して内部が径大のビアホールとなる。特に、底
の浅いビアホール21では、ビアホール22の現像時間
に合わせて長時間現像を行うため、ランド27が露出す
るとそれ以上は深さ(厚さ)方向にエッチングが進めな
くなり、オーバーエッチングの条件となり、径方向への
エッチングが進行することになる。しかし、本実施形態
では、予めマスク径MD21を小さめにしておいたた
め、実際のビアホール径D21は狙い径HND21どお
りの値とすることができた。また、深いビアホール22
でも、狙い径HND22どおりのビアホール径D22に
形成でき、しかも、現像時間も十分長く確保できたの
で、ビア導体28を十分露出させることができた。な
お、現像工程において、厚さ方向(軸方向)のエッチン
グ量に対してなるべく径方向のエッチング量を小さくす
るため、シャワー圧力を高めにすると良いのは実施形態
1と同様であり、具体的には、5〜10kg/cm2と
すると良い。また、このようにシャワーで現像すると、
ビアホール21,22の底面(ランド27、ビア導体2
8の露出面)から樹脂を確実に除去でき樹脂残りを防止
できる点でも好ましい。
分の加熱を行って、樹脂層23Rを十分に熱硬化させて
ビアホール21,22を有する絶縁樹脂層23とする。
なお、後述するビア導体VC3,VC4を開口部にも確
実に形成できるようにするため、ビアホール21,22
の形状を、実施形態1と同様に純水を30〜50kg/
cm2の高圧シャワーにして吹き付け、オーバーハング
状になった開口部を衝撃で折り取るようにして整形す
る。これにより、図5(b)に示すように、深さが異な
るものの直径D21,D22が互いにほぼ等しく(D2
1≒D22)、略椀型形状のビアホール21,22を有
する樹脂絶縁層23が出来た。さらに、実施形態1と同
様に、ビアホール21,22及びその開口周縁にビア導
体VC3,VC4を形成して、ビルドアップ配線基板2
0を完成する。
アホールの深さが浅いほど、マスク径縮小量ADを大き
くして、マスク径MDを小さめにした。具体的には、狙
い径HND21=HND22であるビアホール21,2
2において、遮光パターンMP21,MP22のマスク
径MD21とMD22とを比べたとき、浅いビアホール
21のマスク径を小さく(MD21<MD22)、つま
り、マスク縮小量で比較してAD21>AD22にし
た。このため、現像工程において、浅いビアホール21
では、開口部の径が小さくなるので、現像液が相対的に
出入りし難くなり現像速度が遅くなる。また、径方向に
エッチングも抑制されるため、深いビアホール22に合
わせて比較的長い時間現像を行うことにより、浅いビア
ホール22も狙い径HND22に近いビアホール径D2
1にできる。
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適
用できることはいうまでもない。例えば、上記2つの実
施形態では、有底孔としてビアホールを形成し、その後
ビア導体を形成した例を示したが、ピン等の外部端子を
受け入れてハンダ付けや当接によって接続する端子用導
体を形成するための有底孔などであっても良い。また、
上記実施形態1では、深さが同じで径の異なるビアホー
ル11,12を形成し、実施形態2では、深さが異なり
径が同じビアホール21,22を形成したが、深さや径
が異なるものが混在している場合であっても同様に適用
することができる。即ち、深さが浅いほど、また、径が
大きいほどマスク縮小量ADを大きく、つまり、マスク
径MDを小さめにすることで、狙い径HNDどおりの有
底孔を形成することができる。
が光硬化するネガ型の感光性樹脂を用いた例を示した
が、これとは逆にポジ型感光性樹脂を用いても良い。ま
たさらに、露光によりその表面(例えば厚さ4〜5μ
m)だけ硬化し不溶となる樹脂を用いたが、露光により
内部まで不溶となる樹脂を用いた場合に適用しても良
い。表面に比して内部は硬化が十分でなく、現像により
有底孔を形成する際に、径方向にもエッチングが進みや
すい場合があるからである。さらには、非感光性樹脂層
上に感光性樹脂層を形成した2層構造の未硬化の樹脂層
を用いた場合に適用しても良い。また、上記2つに実施
形態では、いずれもドライフィルムを貼り付けて樹脂層
13R,23Rとしたが、樹脂ペーストを塗布して形成
しても良い。さらに、上記実施形態では、一旦樹脂層1
3R,23Rをキュアして絶縁樹脂層13,23とし、
その後、ビアホール11等のオーバーハング状の開口部
を純水の高圧シャワーで除去したが、現像工程におい
て、現像液を高圧シャワーにして吹き付けて、現像する
と共に孔の開口部がオーバーハング状になるのを抑制す
るようにしても良い。
ち、(a)は樹脂形成工程、(b)は露光工程、(c)
は現像工程を示す説明図である。
す説明図である。
した状態を示す説明図である。
ち、(a)は樹脂形成工程、(b)は露光工程を示す説
明図である。
ち、(a)は現像工程、(b)は完成状態を示す説明図
である。
を形成した状態を示す説明図である。
光パターンの関係を示す説明図であり、(a)は径の異
なるビアホールにおける関係、(b)は深さの異なるビ
アホールにおける関係を示す説明図である。
プ配線基板 11,12,21,22 ビアホール
(有底孔) 13,23 絶縁樹脂層 13R,23R 樹脂層 13K、23K 光硬化層 14,24 被積層基板 14A,24A (被積層基
板の)表面 25 絶縁樹脂層 17,18,27,29 ランド(ビ
ア受けパッド) 28 ビア導体 M マスク MP11,MP12,MP21,MP22 遮光パター
ン(有底孔形性パターン) MD11,MD12,MD21,MD22 マスク径 D11,D12,D21,D22 ビアホール
径 HND11,HND12,HND21,HND22 狙
い径 VC1,VC2,VC3,VC4 ビア導体
Claims (4)
- 【請求項1】 被積層基板の表面上に樹脂絶縁層を積層
してなるビルドアップ配線基板の製造方法であって、 上記被積層基板の表面に、少なくともその表面が露光に
より感光する未硬化の樹脂層を形成する樹脂層形成工程
と、 複数の有底孔形成パターンが形成されたマスクを用いて
露光し、上記樹脂層のうち上記複数の有底孔形成パター
ンに対応する部分を除いて、少なくともその表面を現像
液に対して不溶とする露光工程と、 上記現像液により上記樹脂層のうち上記複数の有底孔形
成パターンに対応する部分を除去する現像工程と、 上記樹脂層を硬化させて、複数の上記被積層基板の表面
を底とする有底孔を有する樹脂絶縁層を形成するキュア
工程と、 を備え、 上記マスクは、同時に形成する上記有底孔の深さが浅い
ほど、かつ、径が大きいほど、上記有底孔の狙い径HN
Dと上記有底孔形成パターンのマスク径MDとの差HN
D−MDで与えられるマスク径縮小量ADが大きくなる
ようにした上記有底孔形成パターンが形成されたマスク
であることを特徴とするビルドアップ配線基板の製造方
法。 - 【請求項2】 被積層基板の表面上に樹脂絶縁層を積層
してなるビルドアップ配線基板の製造方法であって、 上記被積層基板の表面に、少なくともその表面が露光に
より感光する未硬化の樹脂層を形成する樹脂層形成工程
と、 狙い径HND1の第1有底孔を形成するための第1有底
孔形成パターンであって、第1マスク径MD1を有する
第1有底孔形成パターン、及び上記狙い径HND1より
も大きな狙い径HND2の第2有底孔を形成するための
第2有底孔形成パターンであって、上記第1マスク径M
D1より大きい第2マスク径MD2を有する第2有底孔
形成パターン、が形成されたマスクを用いて露光し、上
記樹脂層のうち上記第1有底孔形成パターン及び第2有
底孔形成パターンに対応する部分を除いて、少なくとも
その表面を現像液に対して不溶とする露光工程と、 上記現像液により上記樹脂層のうち上記第1有底孔形成
パターン及び第2有底孔形成パターンに対応する部分を
除去する現像工程と、 上記樹脂層を硬化させて、上記被積層基板の表面を底と
する深さのほぼ等しい上記第1有底孔および第2有底孔
を有する樹脂絶縁層を形成するキュア工程と、を備え、 上記マスクは、AD1=HND1−MD1で与えられる
第1マスク径縮小量AD1に比べ、AD2=HND2−
MD2で与えられる第2マスク径縮小量AD2が大きい
上記第1有底孔形成パターン及び第2有底孔形成パター
ンが形成されたマスクであることを特徴とするビルドア
ップ配線基板の製造方法。 - 【請求項3】 被積層基板の表面上に樹脂絶縁層を積層
してなるビルドアップ配線基板の製造方法であって、 上記被積層基板の表面に、少なくともその表面が露光に
より感光する未硬化の樹脂層を形成する樹脂層形成工程
と、 狙い径HND3の第3有底孔を形成するための第3有底
孔形成パターンであって、第3マスク径MD3を有する
第3有底孔形成パターン、及び上記狙い径HND3と略
等しい狙い径HND4の第4有底孔を形成するための第
4有底孔形成パターンであって、上記第3マスク径MD
3より小さい第4マスク径MD4を有する第4有底孔形
成パターン、が形成されたマスクを用いて露光し、上記
樹脂層のうち上記第3有底孔形成パターン及び第4有底
孔形成パターン有底孔に対応する部分を除いて、少なく
ともその表面を現像液に対して不溶とする露光工程と、 上記現像液により上記樹脂層のうち上記第3有底孔形成
パターン及び第4有底孔形成パターン有底孔に対応する
部分を除去する現像工程と、 上記樹脂層を硬化させて、上記被積層基板の表面を底と
する第3有底孔及びこれより深さの浅い上記第4有底孔
を有する樹脂絶縁層を形成するキュア工程と、を備える
ことを特徴とするビルドアップ配線基板の製造方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のビルドア
ップ配線基板の製造方法であって、 前記現像工程において、複数回の現像を行い、各回にお
いて、現像されるビルドアップ配線基板の向きを変える
または反転させることを特徴とするビルドアップ配線基
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29716898A JP3005546B1 (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | ビルドアップ配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29716898A JP3005546B1 (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | ビルドアップ配線基板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005546B1 true JP3005546B1 (ja) | 2000-01-31 |
JP2000124616A JP2000124616A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17843077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29716898A Expired - Lifetime JP3005546B1 (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | ビルドアップ配線基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3005546B1 (ja) |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP29716898A patent/JP3005546B1/ja not_active Expired - Lifetime
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