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JP3098521B1 - 折り畳み自転車 - Google Patents

折り畳み自転車

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JP3098521B1
JP3098521B1 JP25787099A JP25787099A JP3098521B1 JP 3098521 B1 JP3098521 B1 JP 3098521B1 JP 25787099 A JP25787099 A JP 25787099A JP 25787099 A JP25787099 A JP 25787099A JP 3098521 B1 JP3098521 B1 JP 3098521B1
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cam lever
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folding
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睦 黒田
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Mutsumi Giken Co Ltd
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Mutsumi Giken Co Ltd
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  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 簡単かつ容易に、しかも短時間で折り畳み
し、また、折り畳みした自転車を乗れる状態にする。 【解決手段】 折り畳み自転車は、折畳機構2で連結チ
ューブ1を折曲して折り畳みする。折畳機構2は、回転
軸5を介して互いに回動できるように連結された第1連
結具3と第2連結具4が、互いにラップする位置に配設
された第1プレート6と第2プレート7とを備える。第
1連結具3は、軸方向に移動できるロックピン11を備
え、第1プレート6を上面から下面に突出する突出係止
部11Bを弾性体13で突出させている。第2プレート
7は、突出係止部11Bを案内するロック穴12を有す
る。突出係止部11Bをロック穴12に案内して、連結
チューブ1を直線連結状態にロックし、突出係止部11
Bをロック穴12から押し出して、第2連結具4を第1
連結具3に対して回動させて連結チューブ1を折り畳み
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトに折り
畳みできる自転車に関し、とくに、フレームの連結チュ
ーブを折曲して折り畳みできる構造としている自転車に
関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳みできる自転車は、たとえば、自
動車のトランク等に載せて運搬して便利に使用できる。
このことを実現する自転車は、図1に示すように、ダウ
ンチューブ33の途中に折畳機構2を連結している。折
畳機構2は、図2に示すように、切り離したダウンチュ
ーブ33に、第1連結具3と第2連結具4を溶接などの
方法で固定し、第1連結具3と第2連結具4とを回転軸
5で連結している。第1連結具3にはカムレバー34を
介してネジ棒35を連結し、このネジ棒35にはナット
36をねじ込んでいる。カムレバー34は、レバーを回
動させると、ネジ棒35を引っ張り、あるいは緩めるよ
うになっている。第2連結具4は、ネジ棒35を案内す
るスリット37を開口している。
【0003】この折畳機構2は、以下のようにして使用
される。 ダウンチューブ33を折曲して折り畳みす
るときは、カムレバー34を回動させて、ネジ棒35を
少し緩める。 さらに、ナット36を緩め、ネジ棒3
5を第2連結具4のスリット37から外して、図2の矢
印で示すように、ダウンチューブ33を折り畳む。
折り畳んだ状態からダウンチューブ33を直線状に連結
するには、ダウンチューブ33を矢印と反対側に移動さ
せて、第2連結具4を第1連結具3に当接させる。
その後、第2連結具4のスリット37にネジ棒35を案
内し、ナット36を締める。このとき、カムレバー34
はネジ棒35を引っ張らないようにしておく。 ナッ
ト36を締めた後、カムレバー34を回動させて、さら
にネジ棒35を引っ張り、ナット36とカムレバー34
とで第1連結具3と第2連結具4を確実に挟着する。こ
の状態で、ダウンチューブ33は直線状に連結され、自
転車を乗れる状態とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す折り畳み自
転車は、ダウンチューブを折曲して折り畳みし、また折
り畳みした自転車を乗れる状態にするのに非常に手間が
かかる欠点がある。また、ダウンチューブを直線状に連
結して自転車を乗れる状態として、カムレバーを好まし
い位置に停止させるのが難しい欠点もある。それは、カ
ムレバーを完全に締め付けする位置が、ナットの位置で
変化するからである。ナットを強く締めると、カムレバ
ーを回転できる角度が小さくなる。それは、カムレバー
でネジ棒を引っ張ることができるストロークが短くなる
からである。カムレバーの好ましい停止位置は、ダウン
チューブと平行な姿勢である。カムレバーに直交する姿
勢でカムレバーが停止すると、ペダルを足で踏むとき
に、横に突出しているカムレバーが邪魔になる。このた
め、カムレバーにズボンやスカートが引っかかって危険
な状態となることがある。
【0005】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、簡単かつ容易に、しかも短時間で折り畳みでき、ま
た、折り畳みした自転車を乗れる状態にできると共に、
安全に使用できる折り畳み自転車を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の折り畳み自転車
は、フロントフォーク30を連結しているヘッドチュー
ブ31を、折畳機構2のある連結チューブ1を介して立
てパイプ32に連結している。折り畳み自転車は、折畳
機構2で連結チューブ1を折曲して折り畳みできるよう
にしている。さらに、本発明の折り畳み自転車は、折畳
機構2が以下の全ての構成を有することを特徴とする。 (a) 折畳機構2は、回転軸5を介して互いに回動で
きるように連結してなる第1連結具3と第2連結具4と
を備える。第1連結具3と第2連結具4は、途中で切り
離されている連結チューブ1の対向する先端に固定され
て、切り離された連結チューブ1を第1連結具3と第2
連結具4を介して折り畳みできるように連結している。 (b) 第1連結具3は第1プレート6を備え、第2連
結具4は第2プレート7を備え、第1プレート6と第2
プレート7は、回転軸5を介して互いに回動できるよう
に連結されると共に、回転軸5と直交する面内に配設さ
て、連結チューブ1を直線状に連結する直線連結状態
では、互いにラップする位置に配設される。 (c) 第1連結具3は、第1プレート6を回転軸5と
平行な方向に貫通して、軸方向に移動できるロックピン
11を備える。 (d) ロックピン11は、第1プレート6を上面から
下面に貫通して下面に突出する突出係止部11Bを備え
る。 (e) 第2連結具4の第2プレート7は、連結チュー
ブ1を直線状に連結する状態で、突出係止部11B
されるロック穴12を有する。 (f) ロックピン11は、突出係止部11Bを突出さ
せる方向に弾性的に押されている。 (g) 弾性体13は、一端をロックピン11に当接さ
れてロックピン11を下方に向かって付勢し、突出係止
部11Bを第1プレート6から弾性的に突出させ、突出
係止部11Bをロック穴12に挿入して、第1連結具3
と第2連結具4を、ロック状態に固定し、 突出係止部1
1Bをロック穴12から押し出す方向にロックピン11
を押して、第2連結具4を第1連結具3に対して回動し
て、連結チューブ1を折り畳みするように構成してい
る。(h) 第2連結具4は、連結チューブ1を直線状に連
結する直線連結状態で、第1プレート6を第2プレート
7に押圧してロックするカムレバー19を備える。 (i) 第2連結具4は、第2プレート7の上方に、第
2プレート7と平行に挟着プレート20を設けており、
この挟着プレート20の上側にカムレバー19を配設し
ている。 (j) カムレバー19は、挟着プレート20と第2プ
レート7とを貫通するボルト24を介して第2プレート
7に連結されている。 (k) 挟着プレート20は、第2プレート7との間
に、第1プレート6を案内する挟着溝21を設けてお
り、この挟着溝21は第1プレート6を挿入できるよう
にしている。 (l) 第1プレート6を挟着溝21に挿入した状態
で、第1連結具3と第2連結具4とを密着状態に連結で
きるように、第1プレート6には、ボルト24を案内す
るスリット27を設けており、このスリット27はボル
ト24の移動軌跡に沿って開口されている。 (m) カムレバー19は、回動部19Aとアーム部1
9Bとを備え、回動部19Aを、ボルト24の後端に設
けている回転軸23に連結している。 (n) カムレバー19の回動部19Aは、外周面をカ
ム面22としている。 (o) ボルト24は、挟着プレート20と第2プレー
ト7とを貫通して第2連 結具4の内部に挿入されて先端
にナット25を挿通している。 (p) カムレバー19は、カム面22で挟着プレート
20を下方に押圧して、挟着溝21に挿入された第1プ
レート6を、挟着プレート20と第2プレート7とで挟
着してロックし、カムレバー19を反対方向に回動し
て、カム面22による押圧状態を解放してロック状態を
解除する。
【0007】さらに、本発明の請求項2の折り畳み自転
車は、第1連結具3が、回転軸5に平行な垂直壁8を
する。垂直壁8の上下縁に上下の第1プレート6を連結
している。第2連結具4は、垂直壁9を有し、垂直壁9
の上下縁に上下の第2プレート7を連結しており、第2
プレート7を第1プレート6の内側に配設している。
【0008】さらに、本発明の請求項3の折り畳み自転
車のロックピン11は、第1プレート6の上面に突出し
ている部分にストッパロッド部11Dを設けており、カ
ムレバー19を回動させた状態で、ストッパロッド部1
1Dの上方に位置するアーム部19Bでロックピン11
の上昇を阻止して、カムレバー19でロックピン11の
上昇を阻止するようにしている。
【0009】さらに、本発明の請求項4の折り畳み自転
車は、挟着プレート20の両側に、上方に突出してガイ
ド壁20Aを設けており、このガイド壁20Aに沿って
カムレバーを回動できる構造としている。
【0010】さらに、本発明の請求項5の折り畳み自転
車は、第2プレート7が、突出係止部11Bをロック穴
12に案内するガイド傾斜面18を上面に設けている。
このガイド傾斜面18は、突出係止部11Bの移動軌跡
にあって、ロック穴12に向かって上り勾配に傾斜して
いる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための折り畳み自転車を例示す
るものであって、本発明は折り畳み自転車を下記のもの
に特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】本発明の折り畳み自転車を図3に示す。こ
の図に示す折り畳み自転車は、フロントフォーク30を
連結しているヘッドチューブ31と立てパイプ32と
を、連結チューブ1で連結している。立てパイプ32
は、上端にサドルを固定しており、下端部をペダルのク
ランクを師承する軸受に連結している。図に示す自転車
は、立てパイプ32と連結チューブ1とを一本のパイプ
で構成している。このパイプは、後部を直線状に上昇さ
せて立てパイプ32とし、前部を湾曲しながら上昇させ
て連結チューブ1とし、前端をヘッドチューブ31に連
結している。ただ、本発明の折り畳み自転車は、必ずし
も立てパイプと連結チューブとを一本のパイプで構成す
る必要はない。本発明の折り畳み自転車は、図1に示す
従来の自転車のように、立てパイプと連結チューブとを
別部材として連結固定することもできる。
【0014】連結チューブ1は、中間に折畳機構2を備
える。図に示す連結チューブ1は、湾曲された下端部に
折畳機構2を配設している。連結チューブ1は、折畳機
構2を配設するために、途中で垂直方向に切断してい
る。連結チューブ1は、切り離された連結チューブ1の
対向する先端を折畳機構2で連結して折曲自在としてい
る。この構造の折り畳み自転車は、折畳機構2で連結チ
ューブ1を水平方向に折曲して、自転車本体を前後に折
り畳みできる。したがって、連結チューブ1の切断位置
は、自転車本体をほぼ二等分できる位置としている。
【0015】図に示す折り畳み自転車は、連結チューブ
1を一本のダウンチューブで構成し、立てパイプ32の
下端部とヘッドチューブ31とを連結している。ただ、
本発明の折り畳み自転車は、ダウンチューブに加えて、
トップチューブで立てパイプの上端部とヘッドチューブ
とを連結して、これ等の二本のパイプで連結チューブを
構成することもできる。この構造の自転車は、ダウンチ
ューブとトップチューブの両方に、折畳機構を取り付け
て自転車本体を前後に折り畳みできる。
【0016】本発明の折り畳み自転車は、ヘッドチュー
ブと立てパイプとを連結する連結チューブを折曲して折
り畳みする折畳機構を独特の構造としている。したがっ
て、連結チューブを折り畳みする機構以外の構造を特定
しない。本発明の折り畳み自転車は、折畳機構以外の構
造を、すでに開発され、あるいは、今後開発される全て
の構造とすることができる。以下、折畳機構について詳
述する。
【0017】折畳機構2の拡大斜視図を図4に示す。図
4に示す折畳機構2は、連結チューブ1を折畳機構2で
約90度折曲した状態を示している。折畳機構2は、第
1連結具3と第2連結具4とを備え、回転軸5を介して
互いに回動できるように連結している。第1連結具3と
第2連結具4は、途中で切り離された連結チューブ1の
対向する先端に固定している。切り離された連結チュー
ブ1は、回動する第1連結具3と第2連結具4を介して
折曲できる構造となっている。
【0018】第1連結具3は、垂直壁8の上下縁に上下
第1プレート6を連結したものである。第1連結具3
は、垂直壁8の外面に、切り離された連結チューブ1の
後輪側の先端を溶着等によって固定している。
【0019】第2連結具4は、垂直壁9の上下縁に上下
第2プレート7を連結したもので、垂直壁9と第2プ
レート7の両端を閉塞プレート10で閉塞して箱形に成
形している。第2連結具4は、垂直壁9の外面に、切り
離された連結チューブ1の前輪側の先端を溶着等によっ
て固定している。第2連結具4の第2プレート7は、第
1プレート6の内側に配設している。第1プレート6と
第2プレート7は、連結チューブ1を直線状に連結する
直線連結状態では、互いにラップする位置に配設してい
る。この構造の折畳機構2は、連結チューブ1を直線状
に連結する直線連結状態では、第2連結具4が第1連結
具3の内側に収納されて、閉塞されたボックス状に形成
される。このように、周囲が閉塞される折畳機構2は、
内部に異物等が侵入するのを有効に防止できる特長があ
る。
【0020】第1連結具3と第2連結具4は、端部を回
転軸5で連結して互いに回動できる構造としている。回
転軸5は、第1連結具3の第1プレート6と第2連結具
4の第2プレート7とを垂直に貫通して、これ等を回動
自在に連結している。第1連結具3と第2連結具4は、
回転軸5を中心として、約180度の範囲で回動して連
結チューブ1を折曲できる構造としている。
【0021】さらに、第1連結具3は、回転軸5と反対
側の端部に、第2連結具4をロック状態に係止するロッ
クピン11を有する。ロックピン11は、回転軸5と平
行な方向に第1プレート6を貫通しており、軸方向に移
動できる構造としている。
【0022】ロックピン11は、第1プレート6を上面
から下面に突出する突出係止部11Bを備える。ロック
ピン11は、第1プレート6の上面に突出する部分を折
り返して、第1プレート6を上面から下面に突出させて
突出係止部11Bとしている。突出係止部11Bは、第
2連結具4の第2プレート7に設けられたロック穴12
に案内されて、第1連結具3と第2連結具4をロック状
態に保持する。したがって、突出係止部11Bの突出量
は、第1連結具3と第2連結具4とを確実にロック状態
に保持できると共に、ロック穴12への出し入れが簡単
に行える最適な長さに設定する。
【0023】ロックピン11は、弾性体13でもって、
突出係止部11Bを突出させる方向に弾性的に押されて
いる。図4のロックピン11は、突出係止部11Bを下
方に突出させているので、弾性体はロックピンを下方に
弾性的に押している。図に示す弾性体13はコイルバネ
である。ロックピン11は、ロックピン11の軸部11
Aをコイルバネに挿通している。コイルバネの上端は、
て板14に当接し、下端は、ロックピン11にねじ込
まれたナット15に当接している。コイルバネは、ナッ
ト15を当て板14から遠ざける方向、すなわち、ロッ
クピン11を下方に向かって付勢している。ロックピン
11は、第1プレートの上面に突出している部分を折り
返して、先端を突出係止部11Bとしているので、弾性
体であるコイルバネに下方に押されて、突出係止部11
Bを第1プレート6から弾性的に突出させる。この構造
のロックピン11は、ナット15の位置を変更して、弾
性体13がロックピン11を押す力を調整できる特長が
ある。
【0024】さらに、ロックピン11は、下側の第1プ
レート6から下方に突出する先端に摘み16を連結して
いる。ロックピン11は、この摘み16が押し上げられ
ると上方に移動し、突出係止部11Bがロック穴12か
ら引き抜かれる。
【0025】第2連結具4の第2プレート7は、突出係
止部11Bを案内してロック状態に保持するロック穴1
2を有する。ロック穴12は、折畳機構2が連結チュー
ブ1を直線状に連結する直線連結状態で、ロックピン1
1の突出係止部11Bを挿入できる位置に開口されてい
る。ロックピン11が弾性体13に押されて、突出係止
部11Bがロック穴12に挿入されると、第1連結具3
と第2連結具4は、所定の位置でロック状態に固定され
て、連結チューブ1を直線状に連結する。ロックピン1
1の摘み16を上方に押して、突出係止部11Bがロッ
ク穴12から引き抜かれると、ロック状態が解除され
て、第1連結具3と第2連結具4は、回転軸5を中心と
して回動できる状態となる。
【0026】さらに、第2プレート7は、第1連結具3
と第2連結具4とを密着状態に連結できるように、ロッ
クピン11の軸部11Aを案内する切欠部17を設けて
いる。切欠部17は、第2プレート7の端縁であって、
ロックピン11の軸部11Aに対向する位置に開口して
設けている。切欠部17は、上下の第2プレート7に設
けている。切欠部17は、連結チューブ1を直線状に連
結する直線連結状態において、ロックピン11の軸部1
1Aを案内して、第1連結具3と第2連結具4とを密着
状態に連結させる。
【0027】さらに、第2プレート7は、ロックピン1
1の突出係止部11Bをロック穴12に案内するガイド
傾斜面18を第2プレート7の上面に設けている。ガイ
ド傾斜面18は、ロック穴12に隣接して開口された切
欠部17の奥部からロック穴12に向かって延長して設
けている。ガイド傾斜面18は、突出係止部11Bの移
動軌跡に沿って設けられており、ロック穴12に向かっ
て上り勾配に傾斜している。ガイド傾斜面18が設けら
れる切欠部17は、ロックピン11の軸部11Aと突出
係止部11Bの両方をスムーズに案内できるように、開
口部を広くしている。
【0028】この位置に配設されるガイド傾斜面18
は、突出係止部11Bをスムーズにロック穴12に案内
できる特長がある。それは、突出係止部11Bの先端を
ガイド傾斜面18に沿って摺動させてロック穴12に案
内できるからである。とくに、突出係止部1Bの突出量
が第2プレート7の厚みとほぼ等しく、あるいはやや小
さいロックピン11は、摘み16を押し上げることな
く、突出係止部11Bの先端をガイド傾斜面18で摺動
させてスムーズにロック穴12に案内できる。また、突
出係止部の突出量が第2プレートの厚みよりも大きいロ
ックピンは、摘みを軽く押し上げて、突出係止部の先端
をガイド傾斜面上に案内することによって、ガイド傾斜
面上を摺動させてスムーズにロック穴に案内できる。以
上のように、第2プレートの上面にガイド傾斜面を備え
る折畳機構は、簡単かつ容易に、しかも短時間で連結チ
ューブを直線状に連結できる。さらに、突出係止部は、
ガイド傾斜面に当接する先端部分に、傾斜面あるいは湾
曲面を設けて、ガイド傾斜面をよりスムーズ摺動させる
こともできる。
【0029】さらに、第2連結具4は、連結チューブ1
を直線状に連結する直線連結状態で、第1プレート6を
第2プレート7に押圧してロックするカムレバー19を
備える。第2連結具4は、第2プレート7の中央部の上
方に、第2プレート7と平行に挟着プレート20を設け
ており、この挟着プレート20の上側にカムレバー19
を配設している。カムレバー19は、挟着プレート20
と第2プレート7とを貫通するボルト24を介して第2
プレート7に連結されている。
【0030】挟着プレート20は、第2プレート7より
も薄い金属プレートを、断面形状がL字状となるように
折曲したものである。挟着プレート20は、折曲された
折曲片の端縁を垂直壁9の上端に沿って固定して、第2
プレート7の上面と平行に配設されている。挟着プレー
ト20は、第2プレート7との間に第1プレート6を案
内する挟着溝21を設けている。挟着溝21の幅は、第
1プレート6の厚みとほぼ等しく、あるいはやや大きく
して第1プレート6を挿入できるようにしている。
【0031】さらに、第1プレート6を挟着溝21に挿
入した状態で、第1連結具3と第2連結具4とを密着状
態に連結できるように、第1プレート6には、ボルト2
4を案内するスリット27を設けている。スリット27
は、図4に示すように、第1プレート7の端縁から垂直
壁8に向かって、ボルト24の移動軌跡に沿って開口し
ている。
【0032】カムレバー19は、回転軸23を中心とし
て回動する回動部19Aと、回動部19Aからカムレバ
ー19の回動面内に延長されたアーム部19Bとを備え
る。カムレバー19の回動部19Aは、図5の断面図に
示すように、後端に回転軸23を有するボルト24に連
結されており、この回転軸23を中心として回動され
る。カムレバー19の回動部19Aは、回転軸23に偏
心して連結されており、外周面をカム面22としてい
る。
【0033】ボルト24は、挟着プレート20と第2プ
レート7とを貫通して第2連結具4の内部に挿入されて
いる。ボルト24は、先端にナット25を挿通してお
り、ナット25の位置を上下させて、カムレバー19が
挟着プレート20を押圧する力を調整できるようにして
いる。さらに、カムレバー19と挟着プレート20の間
には、硬質リング26を介在させている。硬質リング2
6は、カムレバー19が回動されてカム面22に押圧さ
れたときに、挟着プレート20に加わる力を均一にして
いる。硬質リング26は、中央部に凹部を設けており、
この凹部に沿って回動部19Aのカム面22を摺動させ
ている。
【0034】以上の構造のカムレバー19は、図5の矢
印で示す方向に回動されると、カム面22が硬質リング
26に沿って摺動し、挟着プレート20を下方に押圧す
る。この状態で、挟着溝21に挿入された第1プレート
6は、挟着プレート20と第2プレート7とで挟着され
てロックされる。カムレバー19を矢印と反対方向に回
動させると、カム面22による押圧状態が解放されて、
挟着プレート20と第2プレート7で第1プレート6を
挟着するロック状態が解除される。
【0035】さらに、カムレバー19は、挟着プレート
20と第2プレート7で第1プレート6を押圧する回動
された状態において、ロックピン11の上方に位置し
て、ロックピン11の上昇を阻止する部材に併用され
る。図4に示すロックピン11は、第1プレート6の上
面に突出するU曲された折り返し部11Cから回転軸5
側の端部に向かってストッパロッド部11Dを延長して
設けている。ストッパロッド部11Dは、垂直壁8の上
端縁に沿って平行に、回動されるカムレバー19のアー
ム部19Bの下方まで延長して設けられている。
【0036】この構造のロックピン11は、図5に示す
ように、カムレバー19を回動させた状態において、ス
トッパロッド部11Dの上方に位置するアーム部19B
によって上昇が阻止される。とくに、カムレバー19
は、図5に示す回動位置においては、挟着プレート20
を押圧して第1プレート6を挟着する圧着停止状態にあ
る。しかも、ストッパロッド部11Dは、アーム部19
Bの根元部の下方に位置して配設されている。このた
め、ストッパロッド部11Dがアーム部19Bを押し上
げるには、テコの原理によって、極めて大きな力が必要
となる。したがって、カムレバー19は、アーム部19
Bがロックピン11から上向きに力を受けたとしても、
回動してロックピン11のロック状態を解除することは
ない。このように、ロックピン11の上昇が確実に阻止
される折り畳み自転車は、走行中に振動や不可抗力等に
よって突出係止部11Dがロック穴12から不意に外れ
てロック状態が解除されるのを確実に防止して安全に使
用できる特長がある。
【0037】さらに、図4に示すストッパロッド部11
Dは、カムレバー19のアーム部19Bを所定の位置に
案内できるように、上方に突出して2個のガイド凸起2
8を設けている。ストッパロッド部11Dは、これ等の
ガイド凸起28の間をガイド溝29として、この部分に
カムレバー19のアーム部19Bを挿入できるようにし
ている。これ等のガイド凸起28は、回動されたカムレ
バー19のアーム部19Bが、直線状に連結された連結
チューブ1と平行の姿勢となるように設けている。この
ように、アーム部19Bを連結チューブ1と平行に位置
させる折畳機構2は、カムレバー19が連結チューブ1
よりも外側に突出することがない。このため、ペダルを
足で踏むときに、カムレバー19にズボンやスカートが
引っかかるのを有効に防止して、極めて安全に使用でき
る特長がある。
【0038】さらに、折畳機構2は、図6に示す構造と
することもできる。この図に示す折畳機構2は、硬質リ
ング26を薄い板状として、カムレバー19を挟着プレ
ート20に接近させて配設すると共に、ロックピン11
のストッパロッド部11Dを、第1プレート6に接近さ
せて配設している。この図に示すロックピン11は、折
り返し部11Cを矩形状に折曲しており、第1プレート
6の上面に密着する状態で配設している。さらに、折り
返し部11Cから延長されたストッパロッド部11D
も、第1プレート6に密着する状態で配設している。こ
の構造の折畳機構2は、カムレバー19やロックピン1
1の突出高さを低くできるので、自転車として使用する
ときに、ズボンやスカート等の裾が引っかかるのを有効
に防止して、さらに安全性を高めることができる。
【0039】さらに、この図に示す折畳機構は、挟着プ
レート10の両側から上方に突出してガイド壁20Aを
設けており、カムレバー19をこのガイド壁20Aに沿
って回動できる構造としている。ガイド壁20Aは、垂
直壁9と第2プレート7とに垂直な面内でカムレバー1
9を回動できるように設けている。この構造の折畳機構
2は、カムレバー19を回動させて挟着プレート20と
第2プレート7で第1プレート6を挟着してロックする
とき、カムレバー19を連結チューブ1と平行に配設し
て、アーム部19Bが連結チューブ1よりも外側に突出
するのを確実に防止して、安全に使用できる特長があ
る。
【0040】さらに、図6に示す折畳機構2は、第2連
結具4の端部を溝型に開口すると共に、第1連結具3の
端部を閉塞プレート10で閉塞している。この構造の折
畳機構2は、連結チューブ1を直線状に連結する操作時
に、第1連結具3と第2連結具4の先端部で指等を挟み
にくい特長がある。それは、通常、折り畳み自転車にお
いては、後輪側の連結チューブ1に固定された第1連結
具3に対して、前輪側の連結チューブ1に固定された第
2連結具4を回動させながら、自転車を折り畳みし、あ
るいは組み立てるからである。このように、固定側であ
って、しかもロックピン11を設けている第1連結具3
は、直接に手で触れる割合も高くなる。このため、第1
連結具の先端を閉塞プレート10で閉塞する構造は、指
詰め等を有効に防止して安全に操作できる特長が実現で
きる。
【0041】以上のように、本発明の折り畳み自転車
は、折畳機構2の第2連結具4と第1連結具3とを連結
して連結チューブ1を直線状に連結する状態で、図3に
示すように、自転車として使用する。さらに、折り畳み
自転車は、折畳機構2のロック状態を解除して、第1連
結具3と第2連結具4とを回転軸5を中心として、図4
や図6の矢印で示す水平方向に回動させて連結チューブ
1を折曲し、自転車本体を前後に折り畳みしてコンパク
トに収納し、運搬できる。
【0042】
【発明の効果】本発明の折り畳み自転車は、簡単かつ容
易に、しかも短時間で折り畳みでき、また、折り畳みし
た自転車を極めて簡単に乗れる状態にできる特長があ
る。それは、本発明の折り畳み自転車が、独特の構造の
折畳機構で連結チューブを折曲して折り畳みできるよう
にしているからである。この折畳機構は、弾性体で突出
係止部をロック穴に案内させて、第1連結具と第2連結
具とをロックして連結チューブを直線状に連結し、突出
係止部をロック穴から押し出す方向にロックピンを押し
てロック状態を解除し、第2連結具を第1連結具に対し
て回動させて、連結チューブを折り畳みする。したがっ
て、従来のように、手間のかかる操作をすることなく、
極めて楽な操作で連結チューブを折曲して折り畳みし、
また折り畳みした自転車を乗れる状態にできる。しか
も、本発明の折り畳み自転車は、第1連結具と第2連結
具とが、突出係止部とロック穴によって常に所定の位置
でロックされるので、常に理想の状態で連結チューブを
直線状に連結できる特長もある。
【0043】さらに、本発明の請求項2の折り畳み自転
車は、第1連結具と第2連結具との強度を高めて、連結
チューブを安定して連結できる特長がある。それは、こ
の折り畳み自転車が、第1連結具と第2連結具とに、回
転軸に平行な垂直壁を有し、第1連結具を、垂直壁の上
下縁に上下の第1プレートを連結すると共に、第2連結
具を、垂直壁の上下縁に上下の第2プレートを連結し
て、第2プレートを第1プレートの内側に配設している
からである。
【0044】さらに、本発明の折り畳み自転車は、第1
連結具と第2連結具とをさらに強固に連結して確実に連
結状態に保持できる特長がある。それは、この折り畳み
自転車が第2プレートにカムレバーを連結しており、連
結チューブを直線状に連結する状態で、カムレバーで
1プレートを第2プレートに押圧してロックしているか
らである。この折り畳み自転車は、突出係止部をロック
穴に案内して、第2連結具と第1連結具とをロックする
ことに加えて、カムレバーで第1プレートを第2プレー
トに押圧して確実にロックできる。
【0045】しかも、この折り畳み自転車は、第1プレ
ートと第2プレートがカムレバーに押圧されてロック状
態に圧着されるので、連結チューブを直線状に連結した
状態において、第1連結具と第2連結具とをがたつかせ
ることなく連結できる。このため、自転車として使用す
るときに、ダウンチューブを確実に直線状に連結して、
長時間にわたって安定して走行できる特長もある。
【0046】さらに、本発明の請求項3の折り畳み自転
車は、ロックピンが上昇して突出係止部がロック穴から
抜けるのを確実に防止できる特長がある。それは、ロ
クピンの上昇カムレバーで阻止して、突出係止部がロ
ック穴から抜け出てロック状態が不意に解除されるのを
防止できるからである。
【0047】とくに、この折り畳み自転車は、連結チュ
ーブを直線状に連結して自転車として使用する状態にお
いては、突出係止部をロック穴に挿入するロック状態
と、カムレバーによって第1プレートを第2プレートに
押圧するロック状態と、カムレバーがロックピンの上昇
を阻止するロック状態による3重ロック構造で折畳機構
を連結状態に保持できる。このため、この折り畳み自転
車は、走行中にロック状態が解除されて危険な状態とな
るのを確実に阻止し、優れた安全性を実現して、安心し
て使用できる特長がある。
【0048】さらに、本発明の請求項5の折り畳み自転
車は、第2プレートの上面の突出係止部の移動軌跡に、
ロック穴に向かって上り勾配に傾斜しているガイド傾斜
面を設けているので、簡単かつ容易に、しかもスムーズ
に突出係止部をロック穴に案内して第1連結具と第2連
結具とを連結できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の折り畳み自転車の側面図
【図2】図1に示す折り畳み自転車の折畳機構の拡大平
面図
【図3】本発明の実施例の折り畳み自転車の側面図
【図4】折畳機構で連結チューブを折曲する状態を示す
拡大斜視図
【図5】折畳機構で連結チューブを直線状に連結した状
態を示す拡大断面図
【図6】折畳機構の他の一例を示す拡大斜視図
【符号の説明】
1…連結チューブ 2…折畳機構 3…第1連結具 4…第2連結具 5…回転軸 6…第1プレート 7…第2プレート 8…垂直壁 9…垂直壁 10…閉塞プレート 11…ロックピン 11A…軸部 11
B…突出係止部 11C…折り返し部 11D…ストッパロッド部 12…ロック穴 13…弾性体 14…当て板 15…ナット 16…摘み 17…切欠部 18…ガイド傾斜面 19…カムレバー 19A…回動部 19
B…アーム部 20…挟着プレート 20A…ガイド壁 21…挟着溝 22…カム面 23…回転軸 24…ボルト 25…ナット 26…硬質リング 27…スリット 28…ガイド凸起 29…ガイド溝 30…フロントフォーク 31…ヘッドチューブ 32…立てパイプ 33…ダウンチューブ 34…カムレバー 35…ネジ棒 36…ナット 37…スリット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントフォーク(30)を連結しているヘ
    ッドチューブ(31)が、折畳機構(2)のある連結チューブ
    (1)を介して立てパイプ(32)に連結され、折畳機構(2)で
    折曲して折り畳みできるようにしてなる自転車におい
    て、折畳機構(2)が以下の全ての構成を有することを特
    徴とする折り畳み自転車。 (a) 折畳機構(2)が、回転軸(5)を介して互いに回動
    できるように連結してなる第1連結具(3)と第2連結具
    (4)とを備え、第1連結具(3)と第2連結具(4)が、途中
    で切り離されている連結チューブ(1)の対向する先端に
    固定されて、切り離された連結チューブ(1)を第1連結
    具(3)と第2連結具(4)を介して折り畳みできるように連
    結している。 (b) 第1連結具(3)は第1プレート(6)を備え、第2
    連結具(4)は第2プレート(7)を備え、第1プレート(6)
    と第2プレート(7)は、回転軸(5)を介して互いに回動で
    きるように連結されると共に、回転軸(5)と直交する面
    内に配設されて、連結チューブ(1)を直線状に連結する
    直線連結状態では、互いにラップする位置に配設され
    る。 (c) 第1連結具(3)は、第1プレート(6)を回転軸
    (5)と平行な方向に貫通して、軸方向に移動できるロッ
    クピン(11)を備える。 (d) ロックピン(11)は、第1プレート(6)を上面か
    ら下面に貫通して下面に突出する突出係止部(11B)を備
    る。 (e) 第2連結具(4)の第2プレート(7)は、連結チュ
    ーブ(1)を直線状に連結する状態で、突出係止部(11B)
    案内されるロック穴(12)を有する。 (f) ロックピン(11)は、突出係止部(11B)を突出さ
    せる方向に弾性的に押されている。 (g) 弾性体(13)は、一端をロックピン(11)に当接さ
    れてロックピン(11)を下方に向かって付勢し、突出係止
    部(11B)を第1プレート(6)から弾性的に突出させ、突出
    係止部(11B)をロック穴(12)に挿入して、第1連結具(3)
    と第2連結具(4)を、ロック状態に固定し、 突出係止部
    (11B)をロック穴(12)から押し出す方向にロックピン(1
    1)を押して、第2連結具(4)を第1連結具(3)に対して回
    動して、連結チューブ(1)を折り畳みするように構成し
    ている。(h) 第2連結具(4)は、連結チューブ(1)を直線状に
    連結する直線連結状態で、第1プレート(6)を第2プレ
    ート(7)に押圧してロックするカムレバー(19)を備え
    る。 (i) 第2連結具(4)は、第2プレート(7)の上方に、
    第2プレート(7)と平行に挟着プレート(20)を設けてお
    り、この挟着プレート(20)の上側にカムレバー(19)を配
    設している。 (j) カムレバー(19)は、挟着プレート(20)と第2プ
    レート(7)とを貫通するボルト(24)を介して第2プレー
    ト(7)に連結されている。 (k) 挟着プレート(20)は、第2プレート(7)との間
    に、第1プレート(6)を案内する挟着溝(21)を設けてお
    り、この挟着溝(21)は第1プレート(6)を挿入できるよ
    うにしている。 (l) 第1プレート(6)を挟着溝(21)に挿入した状態
    で、第1連結具(3)と第2連結具(4)とを密着状態に連結
    できるように、第1プレート(6)には、ボルト(24)を案
    内するスリット(27)を設けており、このスリット(27)は
    ボルト(24)の移動軌跡に沿って開口されている。 (m) カムレバー(19)は、回動部(19A)とアーム部(19
    B)とを備え、回動部(19A)を、ボルト(24)の後端に設け
    ている回転軸(23)に連結している。 (n) カムレバー(19)の回動部(19A)は、外周面をカ
    ム面(22)としている。 (o) ボルト(24)は、挟着プレート(20)と第2プレー
    ト(7)とを貫通して第2連結具(4)の内部に挿入されて先
    端にナット(25)を挿通している。 (p) カムレバー(19)は、カム面(22)で挟着プレート
    (20)を下方に押圧して、挟着溝(21)に挿入された第1プ
    レート(6)を、挟着プレート(20)と第2プレート(7)とで
    挟着してロックし、カムレバー(19)を反対方向に回動し
    て、カム面(22)による押圧状態を解放してロック状態を
    解除する。
  2. 【請求項2】 第1連結具(3)が、回転軸(5)に平行な垂
    直壁(8)を有し、この垂直壁(8)の上下縁に上下の第1プ
    レート(6)を連結しており、垂直壁(8)の外面に、切り離
    された連結チューブ(1)の先端を固定しており、第2連
    結具(4)は垂 直壁(9)を有し、この垂直壁(9)の上下縁に
    上下の第2プレート(7)を連結し、さらにこの垂直壁(9)
    の外面に、切り離された連結チューブ(1)の先端を固定
    しており、第2プレート(7)を第1プレート(6)の内側に
    配設している請求項1に記載される折り畳み自転車。
  3. 【請求項3】 ロックピン(11)が、第1プレート(6)の
    上面に突出する部分にストッパロッド部(11D)を設けて
    おり、カムレバー(19)を回動させた状態で、ストッパロ
    ッド部(11D)の上方に位置するアーム部(19B)でロックピ
    ン(11)の上昇を阻止して、カムレバー(19)でロックピン
    (11)の上昇を阻止するようにしてなる請求項1に記載さ
    れる折り畳み自転車。
  4. 【請求項4】 挟着プレート(20)の両側に、上方に突出
    するガイド壁(20A)を設けており、このガイド壁(20A)に
    沿ってカムレバー(19)を回動できる構造としている請求
    項3に記載される折り畳み自転車。
  5. 【請求項5】 第2プレート(7)が、突出係止部(11B)を
    ロック穴(12)に案内するガイド傾斜面(18)を上面に設け
    ており、このガイド傾斜面(18)は突出係止部(11B)の移
    動軌跡にあって、ロック穴(12)に向かって上り勾配に傾
    斜している請求項1に記載される折り畳み自転車。
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