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JP3088880B2 - 人物認識装置 - Google Patents

人物認識装置

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JP3088880B2
JP3088880B2 JP05221705A JP22170593A JP3088880B2 JP 3088880 B2 JP3088880 B2 JP 3088880B2 JP 05221705 A JP05221705 A JP 05221705A JP 22170593 A JP22170593 A JP 22170593A JP 3088880 B2 JP3088880 B2 JP 3088880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人物認識装置に関し、
特に、自動的に人間を認識する装置に関する。
【0002】
【背景の技術】人体を検知するセンサとしては人体から
発せられる赤外線を検知するセンサや、超音波や電波あ
るいは光などを利用したセンサがあるが、それらはいず
れも人体を間接的に検知するものである。したがって人
体以外の動物や物体に対しても検知してしまう可能性が
ある。一方、人体を直接的に検知する方法としては、画
像を利用する方式がある。これは、1991 IEEE
THPM14.5に述べられているように、入力画像
の連続しているフレームに基づいて画像間差分を求める
ことで動き領域を求め、その領域が大きい部分を人体領
域とし、特に、動き領域の最上部を人体の頭頂部として
認識している。しかし、この場合においても人体以外の
物体や人体の一部(手や腕など)の動きを顔が動いてい
るとして頭頂部を検出してしまう可能性があり、適切な
検出動作を行なえるに至っていない。
【0003】そこで、特願平5−153933号で提案
されるように、人体の顔特徴量の1つである頬の縦線お
よび眉毛や目などの横線を利用して、顔を検知する方法
がある。以下、この方法を説明する。
【0004】図11は、この発明の背景技術を説明する
ための人物認識装置のブロック構成図であり、図12
(a)〜(c)は、この発明の背景技術に関する人物認
識処理の手順を説明するための図である。図11のブロ
ック構成の詳細は特願平5−13933号に示されてい
るので、ここではその説明を簡単に行なう。
【0005】図11の人物認識装置は人物を撮像して画
像信号1を出力するCCD(電荷結合デバイスの略)カ
メラ、与えられる1フレーム分の画像信号1を記憶する
画像メモリ2、nフレーム(nは条件に応じて変化す
る)後に入力された画像信号1と画像メモリ2に予め記
録してあった画像信号とに基づいて両画像の絶対差分、
すなわち両画像での動き領域を求めてその差分値を出力
する絶対差分部3、画像信号1に基づいて信号1を二値
化するためのしきい値を決定するしきい値決定部4、絶
対差分部3から差分値を入力して決定部4により決定さ
れたしきい値を用いて二値化処理する比較部5を含む。
さらに該人物認識装置はX軸濃度投影部6、最大X軸投
影座標抽出部7、Y軸濃度投影部8、最大Y軸投影座標
抽出部、頭幅抽出部10、顔特徴抽出/判定部11およ
びエッジ検出部12を含み、これらの各部については図
12を参照しながら説明する。
【0006】図11の人物認識装置はX軸濃度投影部6
〜エッジ検出部12の各部により、モード0〜モード4
の手順に従って人物認識動作する。特に、図12(a)
〜(c)にはモード1〜モード3の手順の詳細が示され
る。
【0007】「モード0」まず、CCDカメラなどによ
り入力された画像信号1が画像メモリ2に記録される。
【0008】「モード1」nフレーム後にCCDカメラ
などにより入力された画像信号1と、画像メモリ2に予
め記録してあった画像信号との絶対差分、すなわち画像
での動き領域を絶対差分部3により求め、その差分値を
しきい値決定部4により入力画像に応じて定められたあ
るしきい値を用いて比較部5において二値化処理する。
比較部5から出力される二値化データはX軸方向および
Y軸方向で表わされる二次元データである。X軸濃度投
影部6は比較部5から二値化されたデータを入力し、X
軸に対して濃度投影(同じX座標に対応の二値化データ
を累積計算する)をし、さらに最大X軸投影座標抽出部
7において投影部6で得られた濃度投影データの中で最
大である水平長さ(X軸)に対応のX座標(Xa1,X
b1)を求める(図12(a)参照)。
【0009】「モード2」前述のようにして求められた
X座標(Xa1,Xb1)の内包区間(X座標=Xa1
〜Xb1)での二値化された内容を、Y軸濃度投影部8
でY軸に対して濃度投影(同じY座標に対応の二値化デ
ータを累積計算する)を行ない最大Y軸投影座標抽出部
9において、投影されたデータの中で最大である垂直長
さを決定するY座標に対応の最上部(Ytop)を求め
る(図12(b)参照)。ここで、Ytopが人体の頭
頂に対応のY座標となる。
【0010】「モード3」さらに、頭幅抽出部10にお
いて、前述のようにして得られた座標Ytopをサーチ
開始点として二値化されている領域を下方向にサーチす
ることにより人体の顔幅に対応のX座標(Xa2,Xb
2)が求められる(図12(c)参照)。
【0011】「モード4」最後に、顔特徴抽出/判定部
11において、前述のようにして求められた顔幅に対応
のX座標(Xa2,Xb2)および頭頂座標(Yto
p)をもとにして定められた人体の頭部候補位置につい
て、画像画像信号1からエッジ検出部12により作成さ
れたエッジ情報を調べる。すなわち、顔特徴抽出/判定
部11において人体の顔特徴量の1つである頬の縦線お
よび眉毛や目などの横線に相当する情報が前述の人体の
頭部候補位置に含まれているか否かを分析することで、
正しく人体の頭部が検出できているかの判定が行なわ
れ、その結果が顔判定結果信号13として出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した図11の人物
認識装置では、得られた画像における頭頂部検出、頬の
縦線検出、眉毛や目(眼鏡を含む)などの横線検出など
により顔を検出している。しかし、人間が傘をさしてい
るときやシルクハットような上下に長い帽子を被ってい
るときには、頭頂部の位置を実際より上に検知する可能
性がある。このときは頭頂部のすぐ下にあるはずの眉毛
や目などの横線を検知できずしたがって顔と認識できな
いことになる。また丸いサングラス等は、眉毛や目の横
線検知を妨害する可能性がある。また、顔全体を隠すよ
うなマスク状のものも顔検知を妨害する可能性がある。
このように、顔検知が妨害されて顔かどうか微妙な判定
がされた場合に、従来は何らかの出力を発生させるもの
がなく、顔検出により何らかのシステムを構築するとき
の課題であった。
【0013】それゆえにこの発明の目的は、動画像にお
いて人物の顔特徴が未確定であることに応じて出力を発
生させる人物認識装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る人物認識装置は、被写体を撮像して得られる画像デー
タ領域中から、動き物体データ領域を検出する手段と、
検出された動き物体データ領域中から顔面があるべきデ
ータ領域を抽出する手段と、抽出された顔面データ領域
に、顔面を特定する画像データが含まれるか否か判定す
る手段と、顔面特定画像データが含まれないと判定され
たことに応じて出力を発生させる手段と、抽出された顔
面データ領域の面積を算出する顔面面積算出手段と、算
出された顔面面積と所定面積とを比較し、比較結果に応
じて上述の判定手段の能動化を制御する手段とを備えて
構成される。
【0015】また、上述のように構成される人物認識装
置は、検出された動き物体データ領域の面積を算出する
動き領域面積算出手段と、算出された動き領域面積と所
定面積とを比較し、比較結果に応じて前述した顔面デー
タ領域抽出手段の能動化を制御する手段とをさらに備え
て構成されてもよい。
【0016】また、上述したように構成される人物認識
装置は、検出された動き物体データ領域の面積を所定間
隔毎に繰り返し算出する面積繰り返し算出手段と、繰り
返し算出される動き領域面積と前回算出された前記動き
領域面積とを逐次比較し、この比較結果に応じて前述し
た顔面データ領域抽出手段の能動化を制御する手段とを
さらに備えて構成されてもよい。
【0017】また、上述したように構成される人物認識
装置は、抽出された顔面データ領域が前述の画像データ
領域内の予め設定された領域に包含されるか判定し、こ
の判定結果に応じて前述の判定手段の能動化を制御する
手段とをさらに備えて構成されてもよい。
【0018】この発明の他の局面に係る人物認識装置
は、被写体を撮像して得られる画像データ領域中から、
動き物体データ領域を検出する手段と、検出された動き
物体データ領域中から顔面があるべきデータ領域を抽出
する手段と、抽出された顔面データ領域に、顔面を特定
する画像データが含まれるか否か判定する手段と、顔面
特定画像データが含まれないと判定されたことに応じて
出力を発生させる手段と、検出された動き物体データ領
域の面積を所定間隔毎に繰り返し算出する面積繰り返し
算出手段と、繰り返し算出される動き領域面積と前回算
出された前記動き領域面積とを逐次比較し、この比較結
果に応じて前述した顔面データ領域抽出手段の能動化を
制御する手段とを備えて構成される
【0019】
【作用】この発明のある局面に係る人物認識装置によれ
ば、被写体を撮像して得られた画像データ領域中から人
体、すなわち動き物体のデータ領域が検出されて、検出
された動き物体領域中から顔面データ領域が抽出され、
さらに抽出された顔面データ領域に顔面を特定する画像
データが含まれるか否か判定され、顔面特定画像データ
が含まれないと判定されたことに応じて出力が発生させ
られる。そして、顔面データ領域の面積が算出されて、
この算出面積と所定面積とが比較され、比較結果に応じ
て前述の顔面データ領域に顔面特定画像データが含まれ
るか否か判定するための手段の能動化が制御される。
【0020】上述の人物認識装置が動き領域面積算出手
段をさらに備えた場合、前述の動き物体データ領域の面
積が算出されて、この算出面積と所定面積とが比較さ
れ、比較結果に応じて動き物体データ領域中から顔面デ
ータ領域を抽出するための手段の能動化が制御される。
【0021】上述の人物認識装置が面積繰り返し算出手
段をさらに備えた場合、前述の動き物体データ領域の面
積が所定期間毎に繰り返し算出されて、繰り返し算出さ
れる動き領域面積と前回算出された動き領域面積とが逐
次比較され、比較結果に応じて動き物体データ領域中か
ら顔面があるべきデータ領域を抽出するための手段の能
動化が制御される。
【0022】上述の人物認識装置が抽出された顔面デー
タ領域が検出された画像データ領域内の予め設定された
領域に包含されるか判定されるように構成される場合、
この判定結果に応じて顔面データ領域に顔面を特定する
画像データが含まれるか否か判定する手段の能動化が制
御される。
【0023】この発明の他の局面に係る人物認識装置に
よれば、被写体を撮像して得られた画像データ領域中か
ら人体、すなわち動き物体のデータ領域が検出されて、
検出された動き物体領域中から顔面データ領域が抽出さ
れ、さらに抽出された顔面データ領域に顔面を特定する
画像データが含まれるか否か判定され、顔面特定画像デ
ータが含まれないと判定されたことに応じて出力が発生
させられる。また、前述の動き物体データ領域の面積が
所定間隔ごとに繰り返し算出されて、繰り返し算出され
る動き領域面積と前回算出された動き領域面積とが逐次
比較され、比較結果に応じて動き物体データ領域中から
顔面があるべきデータ領域を抽出するための手段の能動
化が制御される。
【0024】
【実施例】以下、この発明の第1〜第9実施例について
人物認識装置がセキュリティシステムに利用された場合
を想定して説明する。前述したように人物認識装置にお
いて顔かどうか微妙な判定がされる場合としては、動
き物体がカメラの位置から遠い、動き物体の動きが少
ない、逆光などで動き物体が暗い、動き物体(人
間)が自分の意思で顔の特徴を隠した場合などが考えら
れる。セキュリティシステムで問題となるはの場合で
ある。すなわち何らかの悪意(犯意)を持った人間がカ
メラで撮像されて、画像として記録されることを嫌い、
マスクやサングラスなどで顔の特徴を故意に隠した場合
である。従来、このような場合、カメラで撮像される時
点ではまだ犯行は行なわれていない(マスクやサングラ
スをしていても犯行をするとは限らない)ので、セキュ
リティシステムとしての動作を起こすことはしていなか
った。しかし、何らかの危険が予知されるときは、事前
に支障のない範囲内でセキュリティ動作を起こすことは
有効であり、この動作により不審者の犯意を未然に防止
することが可能となる。
【0025】後述する各実施例では、この点に着目し、
前述したように顔かどうか微妙な判定がされる場合を積
極的に検出して出力し、支障のない範囲内で自動的にセ
キュリティシステムとしてのアクションを起こさせるこ
とを特徴としている。また、その検出アルゴリズムを、
まず人間の顔のあるべき位置に顔面特徴を有する画像が
ない場合として具体化し、前述のアクションを起こすこ
とを出力を発生させるとして具体化している。以下、各
実施例について説明する。
【0026】「第1実施例」図1は、この発明の第1実
施例による人物認識装置のブロック構成図であり、図2
は図1の人物認識装置の認識処理動作を示すフロー図で
ある。図1の人物認識装置と、図11で説明されたそれ
とを比較し異なる点は、図1の装置が図11の装置構成
に追加して新たに出力発生部14を設けている点にあ
る。図1の装置のCCDカメラおよび画像メモリ2〜エ
ッジ検出部12の構成およびそれらによる人物の認識動
作は図11のそれらと同じなので、その詳細説明は省略
する。
【0027】ここで、まず人物がCCDカメラなどによ
り撮像されて画像信号1が得られ(図2のS1)、画像
メモリ2および絶対差分部3により画像信号1に関して
前フレームとの差分がとられ(S2,S3)、その差分
がしきい値決定部4および比較部5によりある程度以上
であると検出されたときにその部分を動き物体と認識し
(S4でYES)、X軸濃度投影部6および最大X軸投
影座標抽出部7により動き物体のX軸の画像座標Xa
1,Xb1を検出して動き物体が座標Xa1とXb1の
幅の中にあると特定し(S5)、さらにY軸濃度投影部
8および最大Y軸投影座標抽出部9により動き物体の最
上部(頭頂部と推定される)座標Ytopを検出する
(S6)。これにより、動き物体におおよその座標位置
候補が特定されたことになる。さらに、頭幅抽出部10
において、前述のようにして得られた頭頂位置候補(Y
top)の直下部の縦エッジに対応のX座標Xa2,X
b2が検出される。これにより、頭(顔)の幅がこの座
標Xa2とXb2との間にあると推定されて、動画像の
うち顔面画像のあるべき画像エリアが特定されたことに
なる(S7)。次に顔特徴抽出/判定部11において、
頭幅抽出部10により得られた顔面画像のあるべき画像
エリアに、顔特徴である眉毛、目、口などの横線エッジ
が検出されるかどうか判定されて、この画像エリア内に
あるものが、顔の特徴を備えているかどうかが判定され
る。この判定の結果、該横線エッジが十分に検出されな
い、すなわち顔のあるべき位置にある画像が顔の特徴を
十分に備えていないときに(S8でNO)、顔と確定で
きない旨の顔判定結果信号13が出力発生部14に与え
られて、応じて出力発生部14は何らかの出力を発生さ
せる(S9)。その顔面特徴検出が意図的に妨害され
て、人物像のうち顔のあるべき位置に顔と確定するだけ
の特徴が十分に抽出できなかったときは、その旨の何ら
かの出力が発生されるので、この人物認識装置はセキュ
リティシステムに採用された場合有効に作用する。
【0028】「第2実施例」図3は、この発明の第2実
施例による人物認識装置のブロック構成図であり、図4
は図3の人物認識装置の認識処理動作を示すフロー図で
ある。
【0029】図3の人物認識装置と図1で説明されたそ
れとを比較し異なる点は、図3の装置が図1の構成に追
加して顔面積算出部21、最小顔面積設定部22および
比較部23を設け、さらに顔特徴抽出/判定部11に代
替して顔特徴抽出/判定部15を設けている点にある。
図3の装置のその他の構成およびそれらによる人物認識
の動作は図1のそれらと同じなので、これら各部につい
ての詳細説明は省略する。
【0030】顔特徴抽出/判定部15は、後述する比較
部23から比較結果信号16が与えられたことに応じて
のみ能動化されて、顔面画像のあるべき画像エリアにお
いて顔特徴が十分に抽出されるか否か判定し顔判定結果
信号13を出力する。
【0031】顔面積算出部21は、最大Y軸投影座標抽
出部9で得られた頭頂位置を表わす座標Ytopと頭幅
抽出部10で得られた頭幅を表わす座標Xa2,Xb2
とから顔投影面積を算出して比較部23へ出力する。顔
投影面積は、たとえば、座標Ytopから下部に向かっ
て顔の縦エッジの長さと頭幅(Xa2とXb2との差)
との積から算出される。そして、比較部23はこの算出
面積値と最小顔面積設定部22で予め設定された面積値
(顔として許容する最小顔面積値)とを比較し、算出面
積値が設定部22で設定された面積値以上であるときの
み、比較部23は比較結果信号16を出力して顔特徴抽
出/判定部15を能動化させるようにしている。顔面積
算出部21、最小顔面積設定部22および比較部23に
より、顔面候補のあるべき画像エリアの大きさがあるレ
ベル以上に限定されることにより、誤検知や遠距離動物
体検知が除外され、顔面検知の精度が向上する。
【0032】ここで、図3の装置の動作を図4を参照し
ながら説明する。CCDカメラなどにより撮像して得ら
れた画像信号1を用いて、画像メモリ2〜頭幅抽出部1
0により前述と同様にして人体の顔幅に対応のX座標X
a2,Xb2および人体の頭頂に対応のY座標Ytop
が求められる(図4のS1〜S7参照)。
【0033】次に、顔面積算出部21は得られた座標X
a2,Xb2および座標Ytopを用いて顔投影面積を
算出して、比較部23に出力する。比較部23は算出さ
れた顔投影面積と最小顔面積設定部22により予め設定
された顔として許容される最小顔面積とを大小比較し
(図4のS7−1参照)、算出された顔投影面積がこの
最小顔面積以上であることに応じて(S7−1でYE
S)、比較結果信号16を出力し顔特徴抽出/判定部1
5を能動化する。逆に算出された顔投影面積がこの最小
顔面積未満であるとき(S7−1でNO)、比較結果信
号16は出力されず、したがって顔特徴抽出/判定部1
5は能動化されない。このように、顔特徴抽出/判定部
15の能動化は、顔面積算出部21、最小顔面積設定部
22および比較部23により顔候補のあるべき画像エリ
アの大きさがあるレベル以上であるときに限定されて、
誤検知や遠距離物体検知が除外され、顔面検知の精度が
向上する。
【0034】顔特徴抽出/判定部15は比較結果信号1
6が与えられて能動化されると(S7−1でYES)、
応じて前述と同様にして特定された顔面画像のあるべき
画像エリアに顔特徴であるエッジが十分に抽出されるか
判定し、判定結果に従う顔判定結果信号13を出力発生
部14に与えて、出力発生部14の出力発生を制御する
(図4のS8およびS9)。
【0035】「第3実施例」図5は、この発明の第3実
施例による人物認識装置のブロック構成図であり、図6
は図5の人物認識装置の認識処理動作を示すフロー図で
ある。
【0036】図5の人物認識装置と図1で説明されたそ
れとを比較し異なる点は、図5の装置が図1の構成に追
加して動物体面積算出部31、動物体最小面積設定部3
2および比較部33を新たに設け、さらに頭幅抽出部1
0に代替して頭幅抽出部17を設けている点にある。図
5の装置のその他の構成およびそれらによる人物認識の
動作は、図1のそれらと同じなのでそれら各部について
の詳細説明は省略する。
【0037】頭幅抽出部17は、後述する比較部33か
ら比較結果信号18が与えられたことに応じてのみ能動
化されて、検出された動物体領域における人体の顔幅の
X座標(Xa2,Xb2)を求める。動物体面積算出部
31は、動き物体の投影面積を算出する部分である。詳
細には、得られた動き物体のエッジのX座標を表わすX
a1,Xb1から動き物体の画像幅(Xa1とXb1と
の差)が求められ、さらに得られた動き物体の頭頂候補
の座標位置Ytopから動き物体の画像高さが求められ
て、求められた動き物体の画像の幅と高さとの積から動
き物体のおおよその投影面積が算出されて、比較部33
に出力される。比較部33は算出された動き物体の投影
面積と動物体最小面積設定部32で予め設定された面積
(動き物体として許容される最小投影面積)とを大小比
較し、算出面積が設定部32での設定面積以上であると
きのみ比較結果信号18を出力して頭幅抽出部17を能
動化するようにしている。
【0038】ここで、図5の装置の動作について図6を
参照しながら説明する。CCDカメラなどにより撮像し
て得られた画像信号1を用いて画像メモリ2〜最大Y軸
投影座標抽出部9により前述と同様にしてX座標Xa
1,Xb1およびY座標Ytopが求められる(図6の
S1〜S6参照)。
【0039】次に、動物体面積算出部31、動物体最小
面積設定部32および比較部33により前述のようにし
て得られた座標Xa1,Xb1およびYtopを用いて
動物体画像面積が算出され、この算出面積が予め設定さ
れた最小面積と大小比較されて、その比較結果に応じて
比較結果信号18が出力される(図6のS6−1、S6
−2参照)。算出面積が最小面積以上であれば(S6−
2でYES)、比較結果信号18が出力され頭幅抽出部
17が能動化されて動物体の頭幅が抽出されて座標Xa
2,Xb2が出力される。逆に、算出面積が最小面積未
満であるとき(S6−2でNO)、比較結果信号18は
出力されないので頭幅抽出部17は能動化されない。
【0040】顔特徴抽出/判定部11は頭幅抽出部17
が能動化されて出力される座標Xa2,Xb2を用いて
抽出された頭幅領域に顔面特徴が十分に抽出されるか判
定し、その結果に応じて顔判定結果信号13を出力し出
力発生部14の出力発生を制御する(S8,S9参
照)。
【0041】このように、図5の装置では動物体面積算
出部31、動物体最小面積設定部32および比較部33
により、得られた動物体画像のうち、小さいもの、たと
えば遠方の動物体や子供などを認識対象から予め除外し
て、ある程度CCDカメラに近づいた人物についての検
知精度を高めることが可能となる。
【0042】「第4実施例」図7は、この発明の第4実
施例による人物認識装置のブロック構成図であり、図8
は、図7の人物認識装置の認識動作を示すフロー図であ
る。
【0043】図7の人物認識装置と図1で説明されたそ
れとを比較し異なる点は、図7の装置が図1の構成に追
加して動物体面積算出部31、前フレームの動物体面積
算出/メモリ部41および比較部42を新たに設け、さ
らに頭幅抽出部10に代替して頭幅抽出部19を設けて
いる点にある。図7の装置のその他の構成およびそれら
による人物認識の動作は、図1のそれらと同じなのでそ
れら各部についての詳細説明を省略する。
【0044】頭幅抽出部19は、後述する比較部42か
ら比較結果信号20が与えられたことに応じてのみ能動
化されて、検出された動物体領域内における人体の頭幅
のX座標(Xa2,Xb2)を求める。
【0045】動物体面積算出部31は、図5に示された
それと同様にして動き物体の投影面積を算出する部分で
ある。
【0046】前フレームの動物体面積算出/メモリ部4
1は得られた座標Xa1,Xb1およびYtopとに基
づいて各フレームごとに動物体面積を算出して、算出さ
れた面積値を逐次記憶する。比較部42は算出部31か
ら出力される今回フレームの動物体面積とメモリ部41
に記憶されている前回フレームの動物体面積とを大小比
較して、今回フレームのそれが前回フレームのそれ以上
であることに応じて比較結果信号20を出力し頭幅抽出
部19を能動化する。なお、前フレームの動物体面積算
出/メモリ部41はメモリされた前回フレームの動物体
面積の読出完了(比較部42による比較完了)ごとに、
メモリ部41の前回フレームの面積をクリアし、新たに
今回の算出面積を記憶することを繰り返す。
【0047】次に、図7の装置の動作について図8を参
照しながら説明する。CCDカメラなどにより撮像して
得られた画像信号1を用いて、画像メモリ2〜最大Y軸
投影座標抽出部9により前述と同様にして座標Xa1,
Xb1およびYtopが求められる(図8のS1〜S6
参照)。
【0048】次に、動物体面積算出部31、前フレーム
の動物体面積算出/メモリ部41および比較部42によ
り今回フレームの動物体画像面積が前回フレームのそれ
以上であるか検出され、その結果に応じて比較結果信号
20が出力されて頭幅抽出部19が能動化される。頭幅
抽出部19は比較結果信号20により今回フレームの動
物体画像面積が前回フレームのそれ以上であるときのみ
能動化されて、前述と同様にして頭幅を抽出し座標Xa
2,Xb2を顔特徴抽出/判定部11に出力する。顔特
徴抽出/判定部11は頭幅抽出部19から出力される座
標Xa2,Xb2を用いて動物体頭幅部に顔面特徴が十
分に抽出されるかを判定し、顔判定結果信号13を出力
し、出力発生部14の出力発生を制御する。
【0049】このように、図7の装置によれば、動物体
面積算出部31、前フレームの動物体面積算出/メモリ
部41および比較部42により、認識対象をカメラに近
づいてくる動き物体に限定でき、また近づいてくるとい
うことは顔面がほぼ正面を向いていることとなって、該
装置における検知精度を高めることが可能となる。
【0050】「第5実施例」図9は、この発明の第5実
施例による人物認識装置のブロック構成図であり、図1
0は図9の人物認識装置の認識処理動作を示すフロー図
である。
【0051】図9の人物認識装置と図1で説明されたそ
れとを比較し異なる点は、図9の装置が図1の構成に追
加して画像領域設定部51および画像包含比較部52を
設け、さらに顔特徴抽出/判定部11に代替して顔特徴
抽出/判定部53を設けている点にある。図9の装置の
その他の構成およびそれらによる人物認識の動作は、図
1のそれらと同じなのでそれら各部についての詳細説明
は省略する。
【0052】顔特徴抽出/判定部53は、後述する画像
包含比較部52から比較結果信号50が与えられたこと
に応じてのみ能動化されて、動物体領域内における顔幅
部において顔特徴が十分に抽出されるか判定し、その判
定結果に応じて顔判定結果信号13を出力する。
【0053】画像領域設定部51はCCDカメラにより
撮像して得られる画像領域のうち顔面が明瞭に写るべき
領域が予め設定される。この画像領域の設定は、画像の
二次元座標化とメモリにより可能である。画像包含比較
部52は頭幅抽出部10で得られた頭幅に対応の座標X
a2およびXb2が設定部51で設定された領域(座
標)に包含されるか否かを比較し、包含されるときのみ
比較結果信号50を出力して顔特徴抽出/判定部53を
能動化する。逆に包含されないときは比較結果信号50
は出力されないので顔特徴抽出/判定部53は能動化さ
れない。
【0054】次に、図9の人物認識装置の動作について
図10を参照しながら説明する。CCDカメラなどによ
り撮像して得られた画像信号1を用いて画像メモリ2〜
頭幅抽出部10により座標Xa2,Xb2およびYto
pが求められる(図10のS1〜S7参照)。次に、画
像領域設定部51および画像包含比較部52により得ら
れた頭幅を示す座標Xa2,Xb2が予め定められた画
像領域内に包含されるか否か判定され(図10のS7−
2参照)、包含されるときのみ(S7−2でYES)、
比較結果信号50により顔特徴抽出/判定部53が能動
化されて、特定された頭幅部間に顔面特徴が十分に抽出
されるか否か判定されて、顔判定結果信号13が出力さ
れ、出力発生部14の出力発生が制御される。
【0055】以上のように図9の装置によれば、画像領
域設定部51および画像包含比較部52により顔面が明
瞭に写るべき領域が予め特定されて、該装置の検知精度
を向上させることが可能となる。
【0056】「第6実施例」前述した出力発生部14
は、合成された音声を出力するように作用するものある
いは何らかの表示を出力させるように作用させるもの、
または両者を兼ね合せたものであってよい。すなわち、
人物認識装置において、画像的に顔に近いが顔としての
何らかの条件が不足して顔として確定されない場合に、
音声や表示を発生させることにより、普通ではないかも
しれない状態にあることを報知するようにしたものであ
る。この人物認識装置がセキュリティシステムに採用さ
れるとき、この報知がされた時点ではまだ犯罪が発生し
ていないので、音声や表示の内容は威嚇的なものではな
く、比較的ソフトなものとする必要がある。報知の目的
は、この人物認識装置が採用されるシステムの管理者側
に対しての注意喚起と、顔として認識されなかった被写
体に対しての警告である。顔として認識されなかった要
因としては、被写体に何ら意図のない場合(該認識装置
の単なる認識ミスの場合や、被写体自身が風邪引きや花
粉症のためのマスク装着で結果的に顔面特徴を認識でき
なかった場合など)と、被写体が何らかの犯罪を目的と
して意識的にマスクなどで顔の特徴を隠した場合とがあ
る。犯罪を意図しない人がたまたま顔面検知されなくて
結果的にソフトな音声や表示が発生したとしても、当人
にとっては痛痒を感じない。ただし、何らかの犯罪を目
的とした人の場合には、同様にソフトな音声や表示が発
生したときには、当人にとっては警告と感じられて予定
していた何らかの犯行を控えさせる効果を生ずる。
【0057】「第7実施例」前述した出力発生部14
は、図示されない画像記録装置に対して画像記録指令を
出力するものであってもよい。セキュリティシステムに
上述の人物認識装置が採用された場合、カメラで撮像し
ながら録画するのが一般的であるが、すべての画像を録
画するのはメモリ容量の制限から好ましくなく、また実
用的でもない。本実施例では、被写体が不審な人物であ
るかもしれないと認識された場合(顔特徴が十分に抽出
できなかった場合)に、画像記録指令を出力し、その人
物を録画するようにしているのでメモリ容量の効果的な
利用が図られる。
【0058】「第8実施例」前述した出力発生部14
は、図示されない映像出力装置に対して顔面画像部分の
ズーム指令を出力するものであってもよい。被写体から
顔面部を抽出し、その顔面部を拡大した画像を映し出す
技術は公知である。本実施例では、顔特徴が十分に抽出
できず被写体が不審な人物であるかもしれないと認識さ
れたときに、出力発生部14が顔面画像部分のズーム指
令を出力するので該人物認識装置がセキュリティシステ
ムに採用された場合、有効に作用する。
【0059】「第9実施例」前述した出力発生部14
は、図示されない他機器の運転,停止および一部機能を
制御するための信号を出力するものであってもよい。他
機器とは、たとえば、第三者に注意を喚起するための警
報装置、不審であるかもしれない人物(顔面特徴が十分
に抽出されなかった被写体)が操作しようとする対象機
器(両替機など)、セキュリティシステムなどである。
この実施例では、被写体が不審な人物であるかもしれな
いと認識された場合に警報装置を作動させたり、両替機
の作動を一時停止させたり、セキュリティシステムに警
戒指令信号を送出したりすることにより、犯罪を未然に
防止することができる。
【0060】上述した第1ないし第9実施例によれば、
顔に何らかの細工をしているかもしれない人が、セキュ
リティシステムを必要とする場所に近づいたときに、そ
の人が犯行を行なう前に、差障りのない注意喚起信号を
出したり、対象機器を停止させるようにしたり、セキュ
リティシステムを作動させたりすることによって、その
被写体が何らかの犯意を持った人であるときには犯行を
断念させることができる。なお、その被写体が犯意を持
たない人であるときには、上述した差障りのない注意信
号などのため、それが自分に対しての注意喚起信号とは
気付かないので、不快感を催させることもない。このよ
うに人物認識装置がセキュリティシステムに採用された
場合、自動的に動き物体の中から顔面特徴を認識するこ
とにより、適切なアクションを行なわしめ、犯罪を未然
に防止できる新しい効果的なセキュリティシステムの構
築が可能となる。
【0061】なお、上述した各実施例では顔面特徴をエ
ッジ検出部12から与えられるエッジ情報に基づいて抽
出していたが、この顔特徴抽出の方法はこれに限定され
るものではない。たとえば、抽出された顔のあるべき画
像エリアの色情報で判定することも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る人物認識装
置によれば、撮像して得られた動き物体、すなわち人体
に関するデータ領域中に、顔面を特定する画像データが
含まれるか否か、すなわち顔特徴が未確定であるか否か
に応じて何らかの出力を発生させることが可能となる
さらに、この発明に係る人物認識装置が採用されるセキ
ュリティシステムに、顔に何らかの細工をして犯意を持
った被写体が接近した場合は、この出力発生により、犯
意を断念させることが可能となる。
【0063】また、上述の人物認識装置は顔面面積算出
手段を備えるので、検出された動き物体データ領域にお
いて顔面候補があるべき画像領域の大きさを所定面積を
用いて限定することにより、該認識装置における誤検出
や遠距離の動き物体検知が除外されて、該装置の認識精
度は向上する。
【0064】上述の人物認識装置は検出された動き物体
データ領域の面積を算出する動き領域算出手段を備えた
場合、算出された動き領域面積と所定面積とが比較さ
れ、この比較結果に応じて顔面データ領域抽出手段の能
動化が制御されるので、動物体画像のうち、小さい画
像、すなわち、遠方に位置する動物体や子供などを対象
から除外して、ある程度該認識装置に接近した動物体
(人物)についての検知精度を高めることが可能とな
る。
【0065】さらに、上述の人物認識装置が、検出され
た動き物体データ領域の面積を所定間隔毎に繰り返し算
出する面積繰り返し算出手段を備えた場合、繰り返し算
出される動き領域と前回算出された動き領域との面積が
逐次比較され、この比較結果に応じて顔面データ領域の
抽出が能動化されるので、該認識装置に近づきつつある
動き物体(人物)を検知対象として限定可能となって、
さらに近づいてくるということは顔面がほぼ正面を向い
ていることとなって、検知精度が高められる。
【0066】上述した人物認識装置において、抽出され
た顔面データ領域が画像データ領域内の予め設定された
領域に包含されるか判定して顔面特定の為の画像データ
が顔面画像データに含まれるか否かの判定手段が能動化
される場合、顔面が明瞭に映るべき領域を予め特定する
ことが可能となって、該装置の認識精度は向上する。
【0067】この発明の他の局面に係る人物認識装置に
よれば、撮像して得られた動き物体、すなわち人体に関
するデータ領域中に、顔面を特定する画像データが含ま
れるか否か、すなわち顔特徴が未確定であるか否かに応
じて何らかの出力を発生させることが可能となる。さら
に、この人物認識装置が採用されるセキュリティシステ
ムに、顔に何らかの細工をして犯意を持った被写体が接
近した場合は、この出力発生により、犯意を断念させる
ことが可能となる。またこの人物認識装置は、検出され
た動き物体データ領域の面積を所定間隔毎に繰り返し算
出する面積繰り返し算出手段を備えて、繰り返し算出さ
れる動き領域と前回算出された動き領域との面積が逐次
比較され、この比較結果に応じて顔面データ領域の抽出
が能動化されるので、該認識装置に近づきつつある動き
物体(人物)を検知対象として限定可能となって、さら
に近づいてくるということは顔面がほぼ正面を向いてい
ることとなって、検知精度が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による人物認識装置のブ
ロック構成図である。
【図2】図1の人物認識装置の認識処理動作を示すフロ
ー図である。
【図3】この発明の第2実施例による人物認識装置のブ
ロック構成図である。
【図4】図3の人物認識装置の認識処理動作を示すフロ
ー図である。
【図5】この発明の第3実施例による人物認識装置のブ
ロック構成図である。
【図6】図5の人物認識装置の認識処理動作を示すフロ
ー図である。
【図7】この発明の第4実施例による人物認識装置のブ
ロック構成図である。
【図8】図7の人物認識装置の認識処理動作を示すフロ
ー図である。
【図9】この発明の第5実施例による人物認識装置のブ
ロック構成図である。
【図10】図9の人物認識装置の認識処理動作を示すフ
ロー図である。
【図11】この発明の背景技術を説明するための人物認
識装置のブロック構成図である。
【図12】(a)〜(c)は、この発明の背景技術に関
する人物認識処理の手順を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像信号 2 画像メモリ 3 絶対差分部 4 しきい値決定部 5 比較部 6 X軸濃度投影部 7 最大X軸投影座標抽出部 8 Y軸濃度投影部 9 最大Y軸投影座標抽出部 10 頭幅抽出部 11 顔特徴抽出/判定部 12 エッジ検出部 13 顔判定結果信号 14 出力発生部 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 - 7/60 G01B 11/28 H04N 7/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像して得られる画像データ領
    域中から、動き物体データ領域を検出する手段と、 検出された動き物体データ領域中から顔面があるべきデ
    ータ領域を抽出する手段と、 抽出された顔面データ領域に顔面を特定する画像データ
    が含まれるか否か判定する手段と、 前記顔面特定画像データが含まれないと判定されたこと
    に応じて出力を発生させる手段と、 前記抽出された顔面データ領域の面積を算出する顔面面
    積算出手段と、 算出された顔面面積と所定面積とを比較し、比較結果に
    応じて前記判定手段の能動化を制御する手段とを 備え
    た、人物認識装置。
  2. 【請求項2】 前記検出された動き物体データ領域の面
    積を算出する動き領域面積算出手段と、 算出された動き領域面積と所定面積とを比較し、比較結
    果に応じて前記顔面データ領域抽出手段の能動化を制御
    する手段とをさらに備えた、請求項1に 記載の人物認識
    装置。
  3. 【請求項3】 前記検出された動き物体データ領域の面
    積を所定間隔毎に繰り返し算出する面積繰り返し算出手
    段と、 前記繰り返し算出される動き領域面積と前回算出された
    前記動き領域面積とを逐次比較し、比較結果に応じて前
    記顔面データ領域抽出手段の能動化を制御する手段とを
    さらに備えた、 請求項1または2に記載の人物認識装
    置。
  4. 【請求項4】 前記抽出された顔面データ領域が前記画
    像データ領域内の予め設定された領域に包含されるか判
    定し、判定結果に応じて前記判定手段の能動化を制御す
    る手段をさらに備えた、請求項1または2に記載の人物
    認識装置。
  5. 【請求項5】 被写体を撮像して得られる画像データ領
    域中から動き物体データ領域を検出する手段と、 検出された動き物体データ領域中から顔面があるべきデ
    ータ領域を抽出する手段と、 抽出された顔面データ領域に顔面を特定する画像データ
    が含まれるか否か判定する手段と、 前記顔面特定画像データが含まれないと判定されたこと
    に応じて出力を発生させる手段と、 前記検出された動き物体データ領域の面積を所定間隔毎
    に繰り返し算出する面積繰り返し算出手段と、 前記繰り返し算出される動き領域面積と前回算出された
    前記動き領域面積とを逐次比較し、比較結果に応じて前
    記顔面データ領域抽出手段の能動化を制御する手段とを
    備えた、人 物認識装置。
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