JP3084677U - ネクタイ揺れ止め付きワイシャツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ワイシャツ及びネクタイに合ったネクタイ揺
れ止めをワイシャツに附設することで別途に用意したり
選択する必要がなく、便利且つ手軽に使用可能で、而も
簡単安価に実施することを可能にしたネクタイ揺れ止め
付きワイシャツを提供する。 【解決手段】 ワイシャツ１０のネクタイ装着位置にお
いて、該ワイシャツの生地と同じか又は柄と同等の生地
からなる帯状片２０を取付けたもので、帯状片の至端を
ワイシャツの前立て１１の一部に固定し、他端をネクタ
イの垂下部を帯状片で包囲するように半輪状にして止め
具で係脱自由に止着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ワイシャツを着用してネクタイを装着したときに、ネクタイが横揺 れ又は前方へ遊動しないように保持するためのネクタイ揺れ止め付きワイシャツ に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ワイシャツにネクタイを装着する際に揺れ止めとお洒落の目的でネクタイピン が広く使用されるところであり、通常ネクタイピンはクリップ体に貴金属や宝石 等の装飾を施した高価なものから安価な実用的なものまで多種存在する。このよ うなネクタイピンはワイシャツ及びネクタイとは別に用意され、好みにより任意 のものが使用される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って上記した従来のものでは、ワイシャツを着用する際には、先づワイシャ ツに合ったネクタイと、ワイシャツ及びネクタイに合ったネクタイピンを用意し て選択しなければならず、非常に面倒であった。而もネクタイピンが手許に用意 されていない場合は、ネクタイの揺れ止めを施すことができないので不便であっ た。また、ネクタイがワイシャツに合わないような場合はお洒落の域を脱して見 た目にも非常に見苦しいという問題点を有していた。

【０００４】 本考案は係る点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ワイシャ ツ及びネクタイに合ったネクタイ揺れ止めをワイシャツに附設することで別途に 用意したり選択する必要がなく、便利且つ手軽に使用可能で、而も簡単安価に実 施することを可能にしたネクタイ揺れ止め付きワイシャツを提供することにある 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するための本考案の技術手段は、ワイシャツのネクタイ装着位 置において、該ワイシャツの生地と同じか又は柄と同等の生地からなる帯状片を 取付けたもので、帯状片の至端をワイシャツの前立ての一部に固定し、他端をネ クタイの垂下部を帯状片で包囲するように半輪状にして止め具で係脱自由に止着 してなることを特徴とするものである。

【０００６】 上記技術手段によれば、ネクタイ揺れ止め付きワイシャツを着用してネクタイ を装着すると、ワイシャツに附設した帯状片によりその場で直ぐにネクタイの垂 下部を包囲するように保持し、揺れ止めが確実にできる。また、この帯状片はネ クタイを横切り且つ当該ワイシャツと同生地又は柄と同等の生地でつくられてい るため強い印象でこれを見る人の目に付き易く、お洒落感が大いに高められる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好ましい実施例を説明する。

【０００８】

【実施例】

図１乃至図３は、本考案のネクタイ揺れ止め付きワイシャツの一例を示したも のであり、図１はその全体の正面からみた斜視図、図２は図１におけるネクタイ 揺れ止め部の拡大した断面図である。また図３はネクタイ揺れ止めの一例を示す 斜視図であり、図４は止具を示し、同図（イ）（ロ）（ハ）は夫々具体例を示し ている。

【０００９】 本考案の対象となるワイシャツ１０は襟１２を有する一般的なもので、白、赤 、黄等の無地の色付き、又は縦縞や横縞、或いは柄もの等の他、例えば図１に示 すように襟１２と袖口１３、及びポケット１４等に統一した生地を用いてアクセ ントを打ち出したもの等とする。

【００１０】 ネクタイ揺れ止めとなる帯状片２０は、ワイシャツ１０の生地と同じか又は柄 と同等の生地を用いて、例えば図３に示すように巾Ｗが約１０乃至２５ミリメー トル、長さが約１００乃至１５０ミリメートル程度の帯紐をつくり、その至端部 を止め紐２１によりワイシャツの前立て１１の裏側に取付けて一体のものとなす 。

【００１１】 帯状片２０の形や大きさは、上記の数値に限定されるものでないことは当然で 、ネクタイやワイシャツに合わせて任意につくられる。帯状片２０の先端部は止 具１．２でワイシャツの前立て１１の表側に係脱自由に止着できるようにする。 このようにすると、ネクタイ３０の垂下部３１は帯状片２０が半輪状になって外 側から包囲するため。ネクタイ３０は定位置に揺れ止めされた状態に保持される 。帯状片２０の先端部を係脱自由に止着する止具１．２としては、例えば図４の （イ）に示すようにホック又はスナップ式、又は同図（ロ）に示すようにフック とフック掛けからなるフック式、或いは同図（ハ）に示すように面ファスナ式と することができる。また図３の（ロ）に示すように帯状片２０の先端部にボタン 孔１ａを設けてこのボタン孔をワイシャツ側の固有のボタン２ａを利用してこれ に係止することにより係脱自由に止着することもできる。

【００１２】 ワイシャツにネクタイを装着しないときは、帯状片２０はワイシャツ１０の前 立て１１の裏側にかくれて見えないため体裁も悪くならない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成されているので、ネクタイ揺れ止めの帯状片がワイ シャツの生地と同じか又は柄と同等の生地を用いてつくられており、従ってネク タイを付けて帯状片で揺れ止めすると、ワイシャツと同生地の帯状片が強い印象 で人目に付き従来のネクタイピンとは違う個性豊かなアクセサリーとなり、而も ネクタイ止めとしても有効である。又帯状片はワイシャツを仕立てた際に僅か小 量の残り布で製作できるため安価であり、実用性とともに経済性の面でも優れて いる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すもので、ネクタイ揺れ
止めをしたワイシャツの正面図。

【図２】図１におけるＡーＡ線の拡大横断面図である。

【図３】帯状片の一例を示し、（イ）は横に広げた状態
の正面図、（ロ）は輪状にした斜視図である。

【図４】止具の実施例で、（イ）はホック式、（ロ）は
フック式、（ハ）は面ファスナ式を夫々に示している。

【符号の説明】

１．２ 止具 １０ ワイシャツ １１ 前立て ２０ 帯状片 ３０ ネクタイ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ワイシャツ（１０）のネクタイ装着位置
   において、該ワイシャツ（１０）の生地と同じか又は柄
   と同等の生地からなる帯状片（２０）を取付けたもの
   で、帯状片（２０）の至端をワイシャツの前立て（１
   １）の一部に固定し、他端をネクタイ（３０）の垂下部
   （３１）を帯状片で包囲するように半輪状にして止め具
   （１．２）で係脱自由に止着してなることを特徴とする
   ネクタイ揺れ止め付きワイシャツ。