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JP3081191B2 - 油圧式バルブタイミング調節装置 - Google Patents

油圧式バルブタイミング調節装置

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Publication number
JP3081191B2
JP3081191B2 JP32406398A JP32406398A JP3081191B2 JP 3081191 B2 JP3081191 B2 JP 3081191B2 JP 32406398 A JP32406398 A JP 32406398A JP 32406398 A JP32406398 A JP 32406398A JP 3081191 B2 JP3081191 B2 JP 3081191B2
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JP
Japan
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plunger
rotor
hydraulic
engagement hole
intake
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Application number
JP32406398A
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English (en)
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Inventor
克之 福原
済文 菅原
睦 山内
力 上野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの運転
条件に応じて吸気弁と排気弁の一方もしくは両方の開閉
タイミングをアクチュエータで変化させるための油圧式
バルブタイミング調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式バルブタイミング調節装置
として、エンジンのクランクシャフトと同期回転するタ
イミングプーリやチェーンスプロケットによってカムシ
ャフトを駆動する際に、タイミングプーリとカムシャフ
トとの間にベーン式のバルブタイミング機構を設け、こ
のバルブタイミング機構を作動油で駆動するアクチュエ
ータにオイルポンプからオイルコントロールバルブ(以
下、OCVという)を介して作動油を供給することによ
り、クランクシャフトに対してカムシャフトを相対的に
回転させ、クランクシャフトの回転に対するカムシャフ
トの回転を遅角・進角させることにより、吸気バルブや
排気バルブの開閉タイミングをエンジンの回転に対しシ
フトして、排気ガスの低減や燃費の向上を図るものは、
例えば、特開平7−139319号公報、特開平7−1
39320号公報、特開平8−28219号公報、特開
平8−121122号公報、特開平9−60507号公
報、特開平9−60508号公報などによって既に知ら
れている。
【0003】かかる従来の油圧式バルブタイミング調節
装置に採用されている前記アクチュエータのプランジャ
は、例えば、特開平9−60508号公報にストッパピ
ストンとして開示されているように、係合穴に進入係合
させ易くするために先鋭状のテーパピン構成としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧式バルブタ
イミング調節装置は以上のように構成されているので、
先鋭状のテーパピンからなるプランジャは、そのテーパ
面によって係合穴との間のクリアランスが大きくなり、
このため、プランジャが係合穴に係合しているエンジン
停止状態からエンジンを始動すると、プランジャのテー
パ面と係合穴とのクリアランス部分でロータがハンチン
グを引き起こし、不快な騒音を発するという課題があっ
た。また、プランジャのテーパ面において、係合穴と係
合した場合、回転方向に対して係合面が傾くこととな
り、プランジャが抜ける方向へ分力が働き、プランジャ
が抜け易くなっていた。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プランジャと係合穴とのクリアラ
ンス部分に起因してエンジン始動時にロータがハンチン
グを引き起こすようなことのないプランジャ構成とした
油圧式バルブタイミング調節装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧式バ
ルブタイミング調節装置は、エンジンの回転に同期して
回転駆動されるカムシャフトと、このカムシャフトに設
けられてエンジンの吸気弁もしくは排気弁の開閉タイミ
ングを作動油制御により変化させるバルブタイミング可
変用のアクチュエータとを備え、前記アクチュエータの
ハウジングに対して該ハウジング内に収納されたロータ
を所定位置に拘束するためのプランジャ、及び、このプ
ランジャを係脱可能に係合させる係合穴を設け、エンジ
ン停止時には、前記プランジャをスプリングの付勢力で
前記係合穴に進入係合させ、エンジン始動時には、前記
係合穴に供給された作動油で前記プランジャを前記係合
穴から押し出してハウジングとロータのロックを解除す
るようにした油圧式バルブタイミング調節装置におい
て、前記係合穴に対する前記プランジャの軸部のうち少
なくとも前記係合穴に係合する部分全域を同径で且つ前
記カムシャフトに平行する平行ピン構成としたものであ
る。
【0007】この発明に係る油圧式バルブタイミング調
節装置は、エンジンの回転に同期して回転駆動されるカ
ムシャフトと、このカムシャフトに設けられてエンジン
の吸気弁もしくは排気弁の開閉タイミングを作動油制御
により変化させるバルブタイミング可変用のアクチュエ
ータとを備え、前記アクチュエータのハウジングに対し
て該ハウジング内に収納されたロータを所定位置に拘束
するためのプランジャ、及び、このプランジャを係脱可
能に係合させる係合穴を設け、エンジン停止時には、前
記プランジャをスプリングの付勢力で前記係合穴に進入
係合させ、エンジン始動時には、前記係合穴に供給され
た作動油で前記プランジャを前記係合穴から押し出して
ハウジングとロータのロックを解除するようにした油圧
式バルブタイミング調節装置において、前記プランジャ
は、前記係合穴への係合時における当該係合穴とのクリ
アランスが0.17mm以下に設定されているものであ
る。
【0008】この発明に係る油圧式バルブタイミング調
節装置は、プランジャの軸方向全長を同径で且つカムシ
ャフトに平行する平行ピン構成としたものである。
【0009】この発明に係る油圧式バルブタイミング調
節装置は、プランジャの先端部に凹穴を設けたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による油
圧式バルブタイミング調節装置を備えたガソリンエンジ
ンシステムを示す概略的な断面図である。図において、
1は複数のシリンダで構成され、その1気筒を図示した
エンジン、2はエンジン1の複数のシリンダを形成する
シリンダブロック、3はシリンダブロック2の上部に設
けられたシリンダヘッド、4はシリンダブロック2の各
シリンダ内を上下に往復移動するピストン、5はピスト
ン4の下端部に連結されたクランクシャフトであり、こ
のクランクシャフト5はピストン4の上下動によって回
転駆動される。
【0011】6はクランクシャフト5の近傍に配設され
たクランク角センサであり、エンジン1の回転数NEと
クランクシャフト5が所定のクランク角度にあることを
検出する。7はクランクシャフト5に連結されたシグナ
ルロータであり、このシグナルロータ7の外周には2個
の歯が180゜毎に形成されており、この歯がクランク
角センサ6の前方を通過する毎に、クランク角センサ6
からパルス状のクランク角検出信号を発生する。
【0012】8は混合気を燃焼させるための燃焼室であ
り、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3の各内壁
とピストン4の頂部とによって区画形成されている。9
は燃焼室8内の混合気に点火するための点火プラグであ
り、シリンダヘッド3の頂部に配設されて燃焼室8内に
突出している。10はシリンダヘッド3の後述する排気
側カムシャフト20に連結して配設されたディストリビ
ュータ、11は高電圧を発生するイグナイタである。こ
こで、各点火プラグ9は高圧コード(図示せず)を介し
てディストリビュータ10に接続されており、イグナイ
タ11から出力された高電圧は、ディストリビュータ1
0によりクランクシャフト5の回転に同期して各点火プ
ラグ9に分配される。
【0013】12はシリンダブロック2に配設された水
温センサであり、この水温センサ12は冷却水通路を流
れる冷却水の温度(冷却水温)THWを検出する。13
はシリンダヘッド3に設けられた吸気ポート、14はシ
リンダヘッド3に設けられた排気ポート、15は吸気ポ
ート13に接続された吸気通路、16は排気ポート14
に接続された排気通路、17はシリンダヘッド3に設け
られて吸気ポート13を開閉する吸気バルブ(吸気
弁)、18はシリンダヘッド3に設けられて排気ポート
14を開閉する排気バルブ(排気弁)である。
【0014】19は吸気バルブ17の上方に配置された
吸気側カムシャフト(カムシャフト)、19aは吸気側
カムシャフト19に同期回転可能に設けられて吸気バル
ブ17を開閉駆動する吸気側カム、20は排気バルブ1
8の上方に配置された排気側カムシャフト、20aは排
気側カムシャフト20に同期回転可能に設けられて排気
バルブ18を開閉駆動する排気側カム、21は吸気側カ
ムシャフト20の一端に装着された吸気側タイミングプ
ーリ、22は排気側カムシャフト20の一端に装着され
た排気側タイミングプーリ、23は各タイミングプーリ
21,22をクランクシャフト5に連動させるタイミン
グベルトである。
【0015】従って、エンジン1の稼動時には、クラン
クシャフト5からタイミングベルト23及び各タイミン
グプーリ21,22を介して各カムシャフト19,20
に回転駆動力が伝達され、各カムシャフト19,20と
一体に各カム19a,20aが回転することにより、吸
気バルブ17及び排気バルブ18が開閉駆動され、これ
らの各バルブ17,18は、クランクシャフト5の回転
及びピストン4の上下動に同期、すなわち、吸気工程と
圧縮工程と爆発・膨張工程及び排気工程とからなるエン
ジン1の一連の4工程に同期して、所定の開閉タイミン
グで駆動される。
【0016】24は吸気側カムシャフト19の近傍に配
置されたカム角センサであり、吸気バルブ17の開閉タ
イミング(いわゆるバルブタイミング)を検出する。2
5は吸気側カムシャフト19に連結されたシグナルロー
タであり、このシグナルロータ25の外周には4個の歯
が90゜毎に形成されており、これらの歯がカム角セン
サ24の前方を通過する毎に、カム角センサ24からパ
ルス状のカム角検出信号が発生する。
【0017】26は吸気通路15の途中に配置されたス
ロットルバルブであり、このスロットルバルブ26がア
クセルペダル(図示せず)に連動して開閉駆動されるこ
とにより、吸入空気量が調整される。27はスロットル
バルブ26に連結配置されたスロットルセンサであり、
スロットル開度TVOを検出する。28はスロットルバ
ルブ26の上流側に配置された吸入空気量センサであ
り、エンジン1に吸入される空気流量(吸入空気量)Q
Aを検出する。29はスロットルバルブ26の下流側に
形成されて吸気脈動を抑制するためのサージタンク、3
0は各シリンダの吸気ポート13の近傍に配置されて燃
焼室8に燃料を供給するためのインジェクタである。
【0018】ここで、インジェクタ30は、通電により
開弁する電磁弁からなって、燃料ポンプ(図示せず)か
ら燃料が圧送供給される。従って、エンジン1の稼動時
には、吸気通路15に空気が取り込まれると同時に、各
インジェクタ30から吸気ポート13に向けて燃料が噴
射される。この結果、吸気ポート13では混合気が生成
され、この混合気は、吸入工程で開弁される吸気バルブ
17の開弁に伴って、燃焼室8内に吸入される。
【0019】40は吸気側カムシャフト19に連結して
配設されたバルブタイミング可変用のアクチュエータで
ある。このアクチュエータ40は、作動油としてエンジ
ン1の潤滑油で駆動されることにより、吸気側タイミン
グプーリ21に対する吸気側カムシャフト19の変位角
度を変化させて、吸気バルブ17の開閉タイミング(バ
ルブタイミング)を連続的に変更させるもので、その詳
細構成については後述する。
【0020】80はアクチュエータ40に作動油を供給
してその油量を調整する流体供給手段としてのOCVで
あり、この詳細構成については後述する。
【0021】100は電子制御ユニット(以下、ECU
という)であり、このECU100は、主に吸入空気量
センサ28、スロットルセンサ27、水温センサ12、
クランク角センサ6、カム角センサ24からの信号に基
づき、インジェクタ30、イグナイタ11、OCV80
を駆動して、燃料噴射量、点火時期、バルブタイミング
を制御すると共に、後述するIGスイッチのOFF後に
おけるOCV80の閉弁時期を制御するものである。
【0022】図2はこの発明の実施の形態1による油圧
式バルブタイミング調節装置を示す断面図、図3は図2
中の要部となるプランジャ部分の拡大断面図、図4は図
3中のプランジャに油圧がかけられた状態を示す断面図
である。図において、40は吸気バルブ17のバルブタ
イミングを調整するためのアクチュエータであり、この
アクチュエータ40の構成について以下に説明する。な
お、図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。図において、41は吸気側カムシャフト19の
軸受、42はアクチュエータ40のハウジングであり、
このハウジング42は吸気側カムシャフト19に対して
回転自在に取り付けられている。43はハウジング42
に固定されたケース、44は吸気側カムシャフト19に
ボルト45で連結固定されてケース43内に収納された
ベーン式のロータであり、このロータ44はケース43
に対して相対的に回転可能となっている。46はケース
43とロータ44との間に介在させたチップシールであ
り、このチップシール46は、ケース43とロータ44
によって区切られる油圧室間の油の移動を防止する。
【0023】47はケース43とチップシール46との
間に配置されたバックスプリングであり、このバックス
プリング47はチップシール46をロータ44に押し付
ける板バネから成っている。48はケース43に固定さ
れたカバー、49はハウジング42とケース43とカバ
ー48とを共締め固定するボルト、50はボルト49と
ボルト穴との隙間から外部への油漏れを防止するOリン
グ、51はカバー48にネジ52で取り付け固定された
プレートである。ここで、ハウジング42とケース43
とカバー48とによってアクチュエータ40のハウジン
グ部材が構成される。
【0024】53はハウジング42とケース43との間
に介在させた油漏れ防止用のOリング、54はケース4
3とカバー48との間に介在させた油漏れ防止用のOリ
ング、55はロータ44に設けられた円柱状のホルダで
あり、このホルダ55は後述するプランジャ56を係合
させるための係合穴55a(図3参照)を軸方向に有し
ており、この係合穴55aは、吸気側カムシャフト19
に平行する横穴状に形成されている。
【0025】56はハウジング42内に摺動可能に設け
られたプランジャであり、このプランジャ56はホルダ
55の係合穴55aに嵌め込み係合させるための軸部
(小径軸部)56aを有しており、この軸部56aは、
前記係合穴55aに対する嵌め込み係合部分となる全長
が同径で、且つ、吸気側カムシャフト19に平行する平
行ピン形状に形成されている。このように、プランジャ
56の少なくとも前記軸部56aをテーパ面のない平行
ピン形状に形成したことにより、係合穴55aに対する
前記軸部56aの嵌め込み係合時における両者間のクリ
アランスを小さくできる。56bはプランジャ56にお
ける前記軸部56aの先端に設けられた凹穴であり、こ
の凹穴56bをプランジャ56の製作時の位置決めとし
て利用することにより、プランジャ56の製作を容易化
できる。また、前記凹穴56bは、前記係合穴55aに
導入された作動油中に含まれる浮遊物(異物)を溜める
機能をも奏する。
【0026】57はプランジャ56をホルダ55側に付
勢するスプリング、58はホルダ55の係合穴55aに
作動油を導入するプランジャ油路であり、このプランジ
ャ油路58からホルダ55の係合穴55aに導入された
作動油でプランジャ56をスプリング57に抗して移動
させることにより、ホルダ55に対するプランジャ56
のロックが解除されるようになっている。
【0027】59はハウジング42に設けられてプラン
ジャ56のスプリング57側を常時大気圧にするための
空気穴、60は吸気側カムシャフト19とロータ44と
を軸心部で連結固定する軸ボルトであり、この軸ボルト
60はカバー48に対して回転可能である。61は軸ボ
ルト60および吸気側カムシャフト19に設けられ、プ
レート51の内側を大気圧と同圧にするための空気穴で
ある。
【0028】62は吸気側カムシャフト19およびロー
タ44に設けられた第1油路で、この第1油路62はロ
ータ44を遅角方向に移動させるための後述する遅角油
圧室73に連通している。63は同じく吸気側カムシャ
フト19およびロータ44に設けられた第2油路であ
り、この第2油路63はロータ44を進角方向に移動さ
せるための後述する進角油圧室74に連通している。
【0029】次に、図2中で上述のように構成されたア
クチュエータ40に供給される作動油の圧力制御を行う
OCV80の構成について説明する。81はOCV80
のハウジング(以下、バルブハウジングという)、82
はバルブハウジング81内を摺動するスプール、83は
スプール82を一方向に付勢するスプリング、84はス
プール82をスプリング83の付勢力に抗して作動させ
るためのリニアソレノイド、85はバルブハウジング8
1に形成された供給ポート(1次側ポート)、86はバ
ルブハウジング81に形成されたAポート(2次側ポー
ト)、87はバルブハウジング81に形成されたBポー
ト(2次側ポート)、88a,88bはバルブハウジン
グ81に形成されたドレンポート、88はドレンポート
88a,88bに接続された共通のドレン管路、89は
第1油路62とAポート86とを接続する第1管路、9
0は第2油路63とBポート87とを接続する第2管
路、91はオイルパン、92はオイルポンプ、93はオ
イルフィルタである。
【0030】ここで、オイルポンプ92は、吸込側がオ
イルパン91内に連通し、且つ、吐出側がオイルフィル
タ93を介して供給ポート85に接続している。また、
オイルパン91内にはドレン管路88が連通させてあ
る。
【0031】以上において、オイルパン91とオイルポ
ンプ92とオイルフィルタ93は、エンジン1の各部を
潤滑するための潤滑装置を構成し、且つ、OCV80と
共にアクチュエータ40への作動油供給装置を構成して
いる。
【0032】図5は図3のX−X線に沿った断面矢視
図、図6は図5中のスライドプレートの移動状態を示す
部分断面図、図7は図3のY−Y線に沿った断面矢視
図、図8は図3のZ−Z線に沿った断面矢視図である。
これらの図において、64〜67はロータ44から外径
方向に凸設された第1〜第4のベーンであり、これら各
ベーン64〜67の先端はケース43の内周面と摺接す
るようになっており、それらの先端摺接部にはチップシ
ール68が設けられている。
【0033】71はケース43の内周面に凸設された等
間隔複数(図では4個)のシュー、72はシュー71に
設けられたボルト穴であり、このボルト穴72には、図
3中のボルト49が挿入される。また、シュー71の突
端は、ロータ44の中心部分であるベーン支持体69に
摺接するようになっており、その突端摺接部には図3で
も述べたチップシール46が設けられている。
【0034】73は第1〜第4のベーン64〜67を遅
角方向に回転させるための遅角油圧室、74は第1〜第
4のベーン64〜67を進角方向に回転させるための進
角油圧室であり、これらの遅角油圧室73および進角油
圧室74は、ケース43とロータ44との間でケース4
3のシュー71とロータ44の各ベーン64〜67との
間に扇柱状に形成されている。
【0035】75は第1のベーン64に設けられて当該
第1のベーン64の両側の遅角油圧室73と進角油圧室
74とを連通する連通油路、76は連通油路75の途中
に凹設された移動溝であり、この移動溝76の途中にプ
ランジャ油路58が連通している。77は移動溝76内
を移動するスライドプレートであり、このスライドプレ
ート77によって連通油路75が分断され、遅角油圧室
73と進角油圧室74との間で油漏れが生じないように
している。また、スライドプレート77は、遅角油圧室
73の油圧が高いとき、図6に示すように進角油圧室7
4側に移動し、進角油圧室74の油圧が高いとき、図7
に示すように遅角油圧室73側に移動するものである。
78は各ベーン64〜67のそれぞれに設けられ、ケー
ス43と各ベーン64〜67との間をシールして油漏れ
を防止するチップシールである。なお、図5、図7、図
8中の矢印はアクチュエータ40全体の回転方向を示
す。
【0036】以上において、遅角油圧室73および進角
油圧室74は、ハウジング42とケース43とロータ4
4とカバー48とで囲まれており、遅角油圧室73は第
1油路62に連通し、この第1油路62から作動油が供
給され、また、進角油圧室74は第2油路63に連通
し、この第2油路63から作動油が供給され、そして、
遅角油圧室73と進角油圧室74に供給される作動油の
油量に応じて、ロータ44がハウジング42に対して相
対移動し、遅角油圧室73と進角油圧室74のそれぞれ
の体積が変化するものである。
【0037】次に、アクチュエータ40及びOCV80
の動作について説明する。まず、エンジン1が停止した
状態でのロータ44は、図5に示すような最大遅角位
置、すなわち、ハウジング42に対して進角方向に最大
に相対回動した位置にあり、オイルポンプ92も停止状
態となって、第1油路62および第2油路63には作動
油が供給されず、プランジャ油路58にも作動油が供給
されないので、アクチュエータ40の内部に溜った油圧
は低くなっている。このため、プランジャ56はスプリ
ング57の付勢力でホルダ55側に押し付けられ、プラ
ンジャ56の軸部56aがホルダ55の係合穴55aに
係合してハウジング42とロータ44とをロックした状
態にある。
【0038】その状態からエンジン1を始動すると、オ
イルポンプ92が稼動し、OCV80に供給される作動
油の圧力が上昇することにより、OCV80のAポート
86から第1管路89および第1油路62を介してアク
チュエータ40内の遅角油圧室73に作動油が供給され
る。このとき、遅角油圧室73の油圧によって、スライ
ドプレート77が進角油圧室74側に移動し、遅角油圧
室73とプランジャ油路58とが連通し、このプランジ
ャ油路58からホルダ55の係合穴55aに作動油が供
給され、プランジャ56がスプリング57の付勢力に抗
して押圧されることにより、プランジャ56の軸部56
aがホルダ55の係合穴55aから抜け出して、プラン
ジャ56とロータ44とのロックが解除される。
【0039】しかしながら、遅角油圧室73には作動油
が供給されているので、ロータ44の各ベーン64〜6
7は遅角方向のシュー71に押圧当接した状態にあり、
このため、プランジャ56によるロータ44の係合が解
除されても、ハウジング42とロータ44とは遅角油圧
室73の油圧で押し付け合い、振動や衝撃を低減、解消
することができる。このように、遅角油圧室73の油圧
でプランジャ56を移動させることができるので、エン
ジン1を始動して所定の油圧(スライドプレート77お
よびプランジャ56が移動可能な油圧)が生じれば、プ
ランジャ56とロータ44との係合が解除されることに
より、ロータ44を進角させる必要が生じた際、即座に
対応することができる。
【0040】次に、ロータ44を進角させるために、O
CV80のBポート87が開けられると、第2管路90
から第2油路63を介して進角油圧室74に作動油が供
給され、その油圧が進角油圧室74から連通油路75に
伝わってスライドプレート77を押圧することにより、
スライドプレート77は遅角油圧室73側に移動する。
このスライドプレート77の移動によって、プランジャ
油路58は連通油路75の進角油圧室74側に連通し、
進角油圧室74からプランジャ油路58に油圧が伝えら
れ、この油圧により、プランジャ56がスプリング57
の付勢力に抗してハウジング42側に移動し、プランジ
ャ56とホルダ55との係合が解除される。
【0041】その係合解除状態で、OCV80のAポー
ト86とBポート87の開閉で供給油量を調節すること
により、遅角油圧室73と進角油圧室74の油量を調整
し、ハウジング42の回転に対してロータ44の回転を
進角・遅角させることができる。例えばロータ44を最
大に進角させた場合、図6に示すように、ロータ44の
各ベーン64〜67は遅角油圧室73側のシュー71に
当接した状態で回転する。また、遅角油圧室73の油圧
を進角油圧室74の油圧よりも大きくした場合、ロータ
44はハウジング42に対して遅角方向に回転する。こ
のように、遅角油圧室73および進角油圧室74への供
給油圧を調節してハウジング42に対するロータ44の
遅角・進角を調節することができる。
【0042】ここで、OCV80の供給油圧は、ハウジ
ング42に対するロータ44の相対回転角度を検出する
ポジションセンサと、オイルポンプ92による加圧量を
決定するクランク角センサとからの信号により、後述す
るECU100で演算されてフィードバック制御され
る。
【0043】図9(a)〜(c)はOCV80の代表的
な作動状態を示す説明図である。図9(a)はECU1
00からの制御電流値が0.1Aのときの例であり、ス
プール82がスプリング83によりバルブハウジング8
1の左端に付勢され、供給ポート85とAポート86と
の間、Bポート87とドレンポート88bとの間が連通
した状態を示している。この状態では、遅角油圧室73
に作動油が供給される一方、進角油圧室74からは作動
油が排出されるので、図9(a)に示すロータ44はハ
ウジング42に対して同図中で反時計方向に回転し、吸
気側タイミングプーリ21に対する吸気側カムシャフト
19の位相が遅れて遅角制御となる。
【0044】図9(b)はECU100からの制御電流
値が0.5Aのときの例であり、相対するリニアソレノ
イド84とスプリング83とが釣り合って、スプール8
2がAポート86とBポート87の両方を閉鎖する位置
に維持され、遅角油圧室73、進角油圧室74の作動油
の供給及び排出が行われていない状態を示している。こ
の状態において、遅角油圧室73及び進角油圧室74か
ら作動油の漏れが無い場合、ロータ44は現在位置に保
持され、吸気側タイミングプーリ21と吸気側カムシャ
フト19の位相は現状のまま維持される。
【0045】図9(c)はECU100からの制御電流
値が1.0Aのときの例であり、スプール82がリニア
ソレノイド84によりハウジング42の右端に駆動さ
れ、供給ポート85とBポート87との間、及びAポー
ト86とドレンポート88aとの間が連通した状態を示
している。この状態では、進角油圧室74に第2油路6
3を通して作動油が供給される一方、遅角油圧室73か
らは作動油が排出される。これにより、図9(c)に示
すロータ44はハウジング42に対して同図中で時計方
向に回転し、吸気側タイミングプーリ21に対する吸気
側カムシャフト19の位相が進んで進角制御となる。
【0046】以上説明した実施の形態1によれば、エン
ジン停止時にアクチュエータ40のハウジング42とロ
ータ44とをロックし、そのロックをエンジン始動時に
解除するプランジャ56の軸部56a全域を同径で且つ
吸気側カムシャフト19に平行してテーパ面のない平行
ピン形状に構成したので、エンジン始動時のカムシャフ
トにかかる反力をプランジャ56が受け難くなり、この
ため、プランジャ56が係合穴55aから抜け難くな
る。また、前述のように、プランジャ56の軸部56a
にテーパ面がないことにより、係合穴55aにプランジ
ャ56の係合軸部56aが係合した状態での両者間のク
リアランスを、テーパピンの場合よりも小さくでき、こ
のため、エンジン始動時にロータがハンチングを引き起
こすようなことがなくなって、不快な騒音発生を防止で
きる。さらに、プランジャ56の軸部56aの先端部に
は凹穴56bを設けたので、その凹穴56bをプランジ
ャ56の製作時の位置決めとして利用することにより、
プランジャ56の製作を容易化できるとともに、前記凹
穴56bは、前記係合穴55aに導入された作動油中に
含まれる浮遊物(異物)を溜める機能をも奏する。
【0047】実施の形態2.図10は、この発明の実施
の形態2を説明するために、係合穴55aにプランジャ
56を嵌め込み係合させた状態での両者間のクリアラン
スと騒音発生レベルとの関係を示す表図である。この実
施の形態2では、係合穴55aにプランジャ56を嵌め
込み係合させた状態での両者間のクリアランスを、0.
17mm以下に設定したものである。このように、係合
穴55aとプランジャ56のクリアランスを0.17m
m以下に設定することにより、プランジャ56の組立精
度や加工精度の向上が図れると共に、不快な騒音発生を
防止できる。
【0048】実施の形態3.上記実施の形態1では、ハ
ウジング42内にプランジャ56を設け、ロータ44に
係合穴55aを設けたが、これとは逆にハウジング42
に係合穴55aを設け、ロータ44にプランジャ56を
設けてもよく(実施の形態3)、この場合も上記実施の
形態1と同様の作用効果が得られる。
【0049】実施の形態4.上記実施の形態1では、プ
ランジャ56の軸部56aのみの全域を同径で且つ吸気
側カムシャフト19に平行する平行ピン構成としたが、
プランジャ56の軸方向全長を同径で且つ吸気側カムシ
ャフト19に平行する平行ピン構成としてもよく(実施
の形態4)、この場合、上記実施の形態1と同様の作用
効果が得られることに加え、プランジャ56の成形加工
および加工精度が一層向上するという効果が得られる。
【0050】実施の形態5.上記実施の形態1〜実施の
形態4では、作動油で作動するプランジャとこれが係合
する係合穴を、カムシャフト軸と平行に設けたが、これ
を径方向に設けてもよい。例えば、ハウジング42の一
部にプランジャ56を摺動可能に格納し、ロータ44の
径方向に、前記プランジャ56が係合する係合穴55a
を配設し、前記プランジャ56および係合穴55aの係
合部分の直径が両者軸線方向に同じとしてもよい。また
ロータ44のハウジング42の径方向一部にプランジャ
56を摺動可能に格納し、ハウジング42の一部に前記
プランジャ56が係合する係合穴55aを配設し、前記
プランジャ56および係合穴55aの係合部分の直径が
両者軸線方向に同じとしてもよい。この実施の形態5で
は、プランジャ56が、回転による遠心力の影響を受け
る場合があるが、上記実施の形態1と同様の作用効果が
得られる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、プラ
ンジャを係合させるための係合穴に対する前記プランジ
ャの軸部のうち少なくとも前記係合穴に係合する部分の
軸部全域を同径で且つカムシャフトに平行する平行ピン
構成としたので、プランジャの軸部がテーパ面を有して
いないことにより、エンジン始動時のカムシャフトにか
かる反力をプランジャが受け難くなり、このため、プラ
ンジャが係合穴から抜け難くなるという効果がある。ま
た、前述のように、プランジャの軸部にテーパ面がない
ことにより、係合穴にプランジャの軸部が係合した状態
での両者間のクリアランスを、テーパピンの場合よりも
小さくでき、このため、エンジン始動時にロータがハン
チングを引き起こすようなことがなくなって、不快な騒
音発生を防止できるという効果がある。
【0052】この発明によれば、プランジャと係合穴と
係合状態での両者間のクリアランスを0.17mm以下
に設定したことにより、プランジャの組立精度や加工精
度の向上が図れると共に、不快な騒音発生を防止できる
という効果がある。
【0053】この発明によれば、プランジャの軸方向全
長を同径で且つカムシャフトに平行する平行ピン構成と
したので、プランジャにテーパ面がないことによる効果
に加え、プランジャの成形加工を一層容易化できると共
に、プランジャの加工精度の向上が図れるという効果が
ある。
【0054】この発明によれば、プランジャの先端部に
凹穴を設ける構成としたので、その凹穴をプランジャの
製作時の位置決めとして利用することにより、プランジ
ャの製作を容易化できるとともに、前記凹穴は、前記係
合穴に導入された作動油中に含まれる異物を溜めるため
の異物溜めとして機能させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による油圧式バルブ
タイミング調節装置を備えたガソリンエンジンシステム
を示す概略的な断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による油圧式バルブ
タイミング調節装置を示す断面図である。
【図3】 図2中の要部となるプランジャ部分の拡大断
面図である。
【図4】 図3中のプランジャに油圧がかけられた状態
を示す断面図である。
【図5】 図3のX−X線に沿った断面矢視図である。
【図6】 図5中のスライドプレートの移動状態を示す
部分断面図である。
【図7】 図3のY−Y線に沿った断面矢視図である。
【図8】 図3のZ−Z線に沿った断面矢視図である。
【図9】 オイルコントロールバルブの代表的な作動状
態を示す断面説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態2を説明するため
に、プランジャを係合穴に嵌め込み係合させた状態での
両者間のクリアランスと騒音発生レベルとの関係を示す
表図である。
【符号の説明】
1 エンジン、17 吸気バルブ(吸気弁)、18 排
気バルブ(排気弁)、19 吸気側カムシャフト(カム
シャフト)、40 アクチュエータ、42 ハウジン
グ、44 ロータ、55a 係合穴、56 プランジ
ャ、56a 軸部、56b 凹穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 力 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−236003(JP,A) 特開 平9−250310(JP,A) 特開 平9−250311(JP,A) 特開 平9−250312(JP,A) 特開 平9−280017(JP,A) 特開 平11−81927(JP,A) 特開 平11−62521(JP,A) 特開 平10−159517(JP,A) 特開 平11−241608(JP,A) 実開 平2−50105(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転に同期して回転駆動され
    るカムシャフトと、このカムシャフトに設けられてエン
    ジンの吸気弁もしくは排気弁の開閉タイミングを作動油
    制御により変化させるバルブタイミング可変用のアクチ
    ュエータとを備え、前記アクチュエータのハウジングに
    対して該ハウジング内に収容されたロータを所定位置に
    拘束するためのプランジャ、及び、このプランジャを係
    脱可能に係合させる係合穴を設け、エンジン停止時に
    は、前記プランジャをスプリングの付勢力で前記係合穴
    に進入係合させ、エンジン始動時には、前記係合穴に供
    給された作動油で前記プランジャを前記係合穴から押し
    出してハウジングとロータのロックを解除するようにし
    た油圧式バルブタイミング調節装置において、前記プラ
    ンジャは、前記係合穴への係合時における当該係合穴と
    のクリアランスが、前記ロータのハンチングを防ぐよう
    に、0.17mm以下に設定されており、また、前記プ
    ランジャは、この軸方向全長が同径で且つカムシャフト
    に平行である平行ピン構成となっていることを特徴とす
    る油圧式バルブタイミング調節装置。
  2. 【請求項2】 プランジャの先端部には凹穴が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の油圧式バルブタ
    イミング調節装置。
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JP4908373B2 (ja) * 2007-10-17 2012-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変容量形ポンプ及びこのポンプを用いたバルブタイミング制御システム及び内燃機関のバルブタイミング制御装置
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