JP3066988U - 折り畳みテ―ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運びが容易な折り畳みテーブルを提供す
る。 【解決手段】 テーブル板１は、６枚のテーブル小単位
板１１及びテーブル小単位板１１の底面に設けられる４
個の掛け金からなる。隣り合うテーブル小単位板１１は
互いにとぼそ接続して鎖状に繋がっている。また、テー
ブル脚２は、とぼそ接続台２１、４本の上脚棒２２、４
本の下脚棒２３、４個のＬ型継ぎ手２４及び２本のテー
ブル支え棒２５から構成される。とぼそ接続台２１の板
体２１１下方には、４組の平行板体２１２が垂直に伸
び、各平行板体２１２の上下には、それぞれ上脚棒２２
及び下脚棒２３がとぼそ接続される。各上脚棒２２の上
端には、Ｌ型継ぎ手２４を固定し、更に２個のＬ型継ぎ
手２４にテーブル支え棒２５を固定する。テーブル支え
棒２５が掛け金に係止されると、テーブル脚２とテーブ
ル板１が組み合わせられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、折り畳みテーブルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の折り畳みテーブルは、一般に、硬質のテーブル面に２組のＸ形折り畳み 脚を組み付けることによって構成されている。しかし、この種のものは、野外で 使用するには、持ち運びに不便である。 また従来の帆布折り畳み椅子は、携帯に便利であるため、野外で使用されてい る。この椅子の構造は前述の硬質テーブル面の折り畳みテーブルの折り畳み構造 に似ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述の椅子をそのまま折り畳みテーブルに利用しても、テーブルは安 定せず、テーブルを支える力に不足しているという問題がある。 本考案はこのような問題を解決するためになされたものであって、持ち運びが 容易で僅かな部品の交換によりその他の物に変形可能で、多目的に用いることが でき製造コストを低減可能な折り畳みテーブルを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の折り畳みテーブルは、テーブル板及びテーブル脚から構成される。テ ーブル板は、６枚のテーブル小単位板及び４個の掛け金からなる。隣り合うテー ブル小単位板は、相互にとぼそ接続して、鎖状に繋がり、テーブル小単位板下方 には掛け金が固定してある。また、テーブル脚は、とぼそ接続台、４本の上脚棒 、４本の下脚棒、４個のＬ型継ぎ手及び２本のテーブル支え棒から構成される。 とぼそ接続台の板体下方には４組の平行板体が垂直に伸び、各組平行板体上下に はそれぞれ別々に上脚棒下端及び下脚棒の上端にとぼそ接続されており、各上脚 棒上端にはＬ型継ぎ手が固定される。２個のＬ型継ぎ手には、更にテーブル支え 棒が固定される。これによって、テーブル板を掛け金でテーブル支え棒に引っか けテーブル板とテーブル脚とを組み合わせる。また、テーブル板をテーブル脚か ら外した後、テーブル板を丸めて六角柱型に折り合わせ、ここに折り畳んだテー ブル脚を収納する。また別に端蓋をテーブル板両端にはめ込んで固定する。例え ば端蓋に設置するベルトを使用すると、持ち運びに便利である。上述の構造によ り、テーブル面は安定でき、携帯にも便利で、収納場所を取らない効果があり、 また更に同じテーブル脚を利用し、僅かな部品を変更することによって、違う製 品に組み立てられるため、コストを下げ、多様な製品として利用できるものであ ることを特徴とするものである。

【０００５】 本考案の請求項２記載の折り畳みテーブルによると、テーブル板のテーブル小 単位板は細長い長方形板で、両側底縁には軸管が設置され、両端内側には凸柱が 設置されており、そのうち隣り合うテーブル小単位板を差込棒によって両者の軸 管内に差し込むことによって蝶番構造になる。

【０００６】 本考案の請求項３記載の折り畳みテーブルによると、テーブル板の掛け金には 弾性ブリッジが設置され、これをテーブル脚のテーブル支え棒に引っかける。

【０００７】 本考案の請求項４記載の折り畳みテーブルによると、テーブル脚のとぼそ接続 台は水平な板下方から４組の平行板体が垂直に伸び、各組平行板体上下には、そ れぞれ貫通孔があり、リベットで上脚棒下端及び下脚棒上端にとぼそ接続され、 上脚棒下端の溝孔にはリベットが取り付けられ、各組平行板体上に対応する上脚 棒下端には、係止体が設置されているもので、上脚棒を開いた後、上脚棒下端を 係止体で支える。

【０００８】 本考案の請求項５記載の折り畳みテーブルによると、テーブル板をテーブル脚 のテーブル支え棒から外した後、テーブル板のテーブル小単位板を丸めて、角柱 型に折り合わせ、テーブル脚は折り畳んで、一束にしておき、これを六角柱にし たテーブル板内に収納し、更にテーブル板両端に対応する端蓋をはめ込む。

【０００９】 本考案の請求項６記載の折り畳みテーブルによると、椅子脚の後ろ側の２つの Ｌ型継ぎ手を２つの環部のある環継ぎ手に交換し、その対応する下方の２本の下 脚棒にはそれぞれ環部のある環脚台をはめ込み、２本の背もたれ棒を環継ぎ手及 び環脚台の環部にはめ込む。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案による折り畳みテーブルの実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、図１及び図３に示すように、本考案は、折り畳み可能なテーブル板１と テーブル脚２から構成されている。 テーブル板１は、図２に示すとおり、６枚のテーブル小単位板１１、４つのＣ 型掛け金１２からなる。テーブル小単位板１１は細長い長方形の板で、両側底縁 にはそれぞれ軸管１１１が設置され、両端内側には凸柱１１２設置されている。 ２枚の隣り合うテーブル小単位板１１は、図示しない差込棒によって二本の軸管 １１１内に差し込まれることにより、蝶番構造になり、且つこの蝶番構造で鎖状 になる。最端のテーブル小単位板１１は、凸柱１１２によって掛け金１２に固定 されている。掛け金１２上には、弾性ブリッジ１２１及び図示しない柱孔が設置 され、ネジ釘１２２で掛け金１２を凸柱１１２に固定する。

【００１１】 テーブル脚２は、図４に示すとおり、とぼそ接続台２１、４本の上脚棒２２、 ４本の下脚棒２３、４つのＬ型継ぎ手２４、２本のテーブル支え棒２５及び４つ の脚台２６から構成される。そのうち上脚棒２２下段には、溝孔２２１が開けて あり、とぼそ接続台２１内の水平な板２１１下方からは、４組の平行板体２１２ が垂直に伸びており、各組の平行板体２１２上下にはそれぞれ貫通孔が空き、そ こにリベット２１３によってそれぞれ上脚棒２２下段の溝孔２２１及び下脚棒２ ３の上端にとぼそ接続している。更に平行板体２１４上には係止体２１４によっ ていっぱいに開いた上脚棒２２（上脚棒２２を開いた後、溝孔２２１に対応する リベット２１３を下に滑らせ、その下端を係止体２１４で止める。）が設置され 、４本の下脚棒２３は下に向かって開き、且つ下端に脚台２６を固定する。また ４本の上脚棒２２は、上に向かって開き、上端にＬ型継ぎ手２４を固定し、両同 側のＬ型継ぎ手２４を更にテーブル支え棒２５の両端に固定する。

【００１２】 これにより、テーブル板１はその両側のテーブル小単位板１１両端下方のにあ る掛け金１２をテーブル支え棒２５上に引っかけ、テーブル脚２と組み合わせる ことができる。組み立てられたテーブルは図３に示すとおりである。

【００１３】 この折り畳みテーブルを収納する時には、先ずテーブル板１の掛け金１２をテ ーブル脚２のテーブル支え棒２５からはずし、テーブル板１の各テーブル小単位 板１１を丸めて、六角柱型にする。そして、テーブル脚２は図４に示すとおり、 先ず上脚棒２２を上に引き上げ、下端の係止体２１４を外すと、上脚棒２２及び 下脚棒２３は自然に下に向かって垂れ、一束に折り畳まれる。それをすでに畳ん で六角柱型になったテーブル板１内に収納する。更に図５に示すとおり、テーブ ル板１両端に六角形の端蓋１３をはめ込む。この端蓋１３上にはベルトリング１ ３１があり、ここにベルトを取り付けると、使用者が持ち運ぶのに便利である。

【００１４】 図６に示すのは、本考案実施例を変化させた椅子の立体図である。そのうち図 ２中のテーブル脚２の後ろ側の２つのＬ型継ぎ手２４は、２つの環継ぎ手２７に 代え、それに対応するテーブル脚２の２本の下脚棒２３には環脚台２８を付ける 。別に背もたれ棒２９を環継ぎ手２７の環部２７１にはめ込み、シート面３は、 中継ぎ棒２５上に引っかけるか、被せるかして、背もたれ面４は、柔らかい帆布 で作り、背もたれ棒２９に被せる。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の折り畳みテーブルは、テーブル板及びテーブル 脚共に折り畳み構造で、更にテーブル板を筒状にして、その中にテーブル脚を収 納するという特徴をもつ。それにより、携帯にも便利で、収納場所を取らない効 果があり、また僅かな部品を交換するだけで、別のものに変化できるので、生産 者にとっては、部品を減らせ、在庫も減り、コストも下げられる。また、製品を 多様に変化できる効果もある。また使用者にとっては、低廉な価格で購入でき、 その上、多様に使用できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による折り畳みテーブルを示す
分解斜視図である。

【図２】本考案の実施例によるテーブル板の底面図であ
る。

【図３】本考案の実施例による折り畳みテーブルの斜視
図である。

【図４】本考案の実施例テーブル脚のとぼそ接続台を示
す断面図である。

【図５】本考案の実施例による折り畳みテーブルを折り
畳んだ状態を示す斜視図である。

【図６】本考案の実施例による折り畳みテーブルを変形
した椅子の斜視図である。

【符号の説明】

１ テーブル板 １１ テーブル小単位板 １１１ 軸管 １１２ 凸柱 １２ 掛け金 １２１ 弾性ブリッジ １２２ ネジ釘 １３ 端蓋 １３１ ベルトリング １４ ベルト ２ テーブル脚 ２１ とぼそ接続台 ２１１ 板体 ２１２ 平行板体 ２１３ リベット ２１４ 係止体 ２２ 上脚棒 ２２１ 溝孔 ２３ 下脚棒 ２４ Ｌ型継ぎ手 ２５ テーブル支え棒 ２６ 脚台 ２７ 環継ぎ手 ２７１ 環部 ２８ 環脚台 ２８１ 環部 ２９ 背もたれ棒 ３ シート部 ４ 背もたれ面

フロントページの続き (72)考案者 チャン・ウェイシン アメリカ合衆国 カリフォルニア州95129, サンタクララ，トンソン・アベニュー, 1416番

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ６枚のテーブル小単位板及びこのテーブ
   ル小単位板下方に固定される４個の掛け金を有するテー
   ブル板と、 とぼそ接続台、４本の上脚棒、４本の下脚棒、４個のＬ
   型継ぎ手及び２本のテーブル支え棒を有するテーブル脚
   とを備え、 前記６枚のテーブル小単位板は互いにとぼそ接続して鎖
   状に繋がり、 前記とぼそ接続台は板体とその下方に垂直に伸びる４組
   の平行板体とを有し、 前記平行板体の上部及び下部は、前記上脚棒の下端及び
   前記下脚棒の上端とそれぞれとぼそ接続され、 前記上脚棒の上端にはＬ型継ぎ手が設けられ、 前記Ｌ型継ぎ手は前記テーブル支え棒の端部に接続され
   て２個一組でそのテーブル支え棒を支持し、 前記テーブル板は前記掛け金によって前記テーブル支え
   棒に掛け止められて前記テーブル脚と組み合わせられる
   ことを特徴とする折り畳みテーブル。
2. 【請求項２】 前記テーブル小単位板は細長い長方形板
   であって、底面の両側に軸管が設けられ、底面の両端部
   には凸柱が設けられ、 互いに隣り合うテーブル小単位板は、互いの軸管に差込
   棒が挿入された蝶番構造で繋がっていることを特徴とす
   る請求項１記載の折り畳みテーブル。
3. 【請求項３】 前記掛け金は前記テーブル支え棒に係止
   される弾性ブリッジを有することを特徴とする請求項１
   記載の折り畳みテーブル。
4. 【請求項４】 前記平行板体は、上部及び下部にそれぞ
   れ貫通孔が形成され、前記上脚棒の下端に対応する位置
   に係止体が設けられ、前記貫通孔に挿入されるリベット
   で前記上脚棒の下端及び前記下脚棒の上端にとぼそ接続
   され、 前記上脚棒の下端に形成されている溝孔には前記リベッ
   トが挿入され、 前記上脚棒を開くと、前記上脚棒の下端が前記係止体で
   支持されることを特徴とする請求項１記載の折り畳みテ
   ーブル。
5. 【請求項５】 前記テーブル板は、前記テーブル小単位
   板を折り合わせることによって六角筒型に折り曲げ可能
   であって、 折り畳まれて一束にされた前記テーブル脚は、六各筒型
   に折り曲げられたテーブル板内に収納可能であって、 六各筒型に折り曲げられたテーブル板の両端にはめ込ま
   れる端蓋を備えることを特徴とする請求項１記載の折り
   畳みテーブル。
6. 【請求項６】 隣り合う２つのＬ型継ぎ手に替えて、そ
   れぞれ背もたれ棒が挿入される２つの環部を有する環継
   ぎ手を前記上脚棒に取り付け可能であることを特徴とす
   る請求項１記載の折り畳みテーブル。