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JP3058424B2 - プロペラシャフト支持装置 - Google Patents

プロペラシャフト支持装置

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Publication number
JP3058424B2
JP3058424B2 JP1328391A JP32839189A JP3058424B2 JP 3058424 B2 JP3058424 B2 JP 3058424B2 JP 1328391 A JP1328391 A JP 1328391A JP 32839189 A JP32839189 A JP 32839189A JP 3058424 B2 JP3058424 B2 JP 3058424B2
Authority
JP
Japan
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propeller shaft
bearing
flexible member
axis
center
Prior art date
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Application number
JP1328391A
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English (en)
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JPH03189239A (ja
Inventor
尚三 森永
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等におけるプロペラシャフトの特に中
間部を支持する支持装置に関する。
[従来の技術] 従来、かかるプロペラシャフトの支持装置としては、
例えば実開昭59−54316号公報に記載されたものが知ら
れている。
このものは、プロペラシャフトを回転可能に支承する
ベアリングが嵌込まれるベアリングケースと、このベア
リングケースと一体をなして外方へ広がる可撓部材と、
この可撓部材の外側に一体的に固着された外環とを有す
るベアリング保持部材、および外環が嵌込まれる環状ケ
ースと、この環状ケースに付されて両側方に伸びる腕部
とを有する支持部材を有している。そして、両腕部には
上記ベアリングの軸線方向中心を含む平面とほぼ同一平
面内にその中心線を有する取付孔が穿設され、この取付
孔に弾性部材を介在させて車体に取付けるようにしてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来のプロペラシャフト支持装
置にあっては、プロペラシャフトの高速回転に伴う振動
によってプロペラシャフトの軸線と直交する方向に荷重
変位が生ずると、支持部材の車体への取付け部にこじれ
が発生する。
すると、取付孔に介在された弾性部材にも余分な繰返
し力が作用することとなり、劣化を早め、こじり量が大
きい場合には亀裂などを生じさせるという問題があっ
た。
本発明の目的は、かかる従来の問題を解消し、こじり
の発生を抑えることにより弾性部材および支持部材の耐
久性を向上することのできるプロペラシャフトの支持装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、プロペラシャ
フトを回転可能に支承するベアリングが、該ベアリング
の外周側であってその基端が該ベアリングの軸線方向中
心から該プロペラシャフトの軸線に沿って偏倚されて設
けられ環状に二重折りとされた可撓部材を介して、取付
孔に互いの接合面を接触させ係合される一対の円環状の
弾性部材を備えた取付ブラケットでもって車体に取付け
られてなるプロペラシャフトの支持装置において、 前記プロペラシャフトの軸線に直交するとともに前記
取付孔の中心を含む平面の位置を、前記可撓部材から前
記取付ブラケットに作用される該プロペラシャフトの軸
線と直交する方向の圧力の作用点が前記プロペラシャフ
トの軸線方向において該平面の位置と略一致するように
前記ベアリングの軸線方向中心から前記可撓部材の基端
側寄りにオフセットして位置させたことを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、プロペラシャフトの軸線に直交する
とともに取付孔の中心を含む平面の位置が、可撓部材か
ら取付ブラケットに作用されるプロペラシャフトの軸線
と直交する方向の圧力の作用点がプロペラシャフトの軸
線方向において平面の位置と略一致するようにベアリン
グの軸線方向中心から可撓部材の基端側寄りにオフセッ
トして位置される。
そこで、プロペラシャフトが振動し、その軸線と直交
する方向に荷重変位が生じた場合、この荷重変位はベア
リングおよび偏倚されて設けられた可撓部材を介して取
付ブラケットに伝達されるが、これが車体に及ぼされる
ときの力の作用点は可撓部材寄りにオフセットして位置
された取付孔の中心にほぼ一致することとなりこじりの
発生が防止される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明す
る。
第1図および第2図に本発明の一実施例を示す。
図において、1は車体側メンバ、例えばクロスメンバ
であり、その所定位置に後述する取付ブラケット用の取
付孔2,2が穿設されていると共に、その裏面側にナット
3,3が溶接等により固着されている。
7はプロペラシャフト5を回転可能に支承するベアリ
ング6が嵌合される段付円筒状のベアリングケースであ
り、このベアリングケース7の外周面にはゴム等で形成
され環状に二重折りとされた可撓部材8の基端がベアリ
ング6の軸線方向中心l1から偏倚されて一体的に固着さ
れ、また、可撓部材8の外側には外環9が一体的に固着
されている。しかして、ベアリングケース7,可撓部材8
および外環9でもってベアリング保持部材10が構成され
る。
11は上記ベアリング保持部材10の外環9が嵌込まれる
環状ケースであり、この環状ケース11の下側において両
側方に伸びる腕部材12が固設されている。そして、この
環状ケース11と腕部材12とでもって取付ブラケット13が
構成される。
腕部材12の両端部には、上述したクロスメンバ1の取
付孔2,2に対応する位置に、取付孔14,14が穿設されてい
る。そして、この取付孔14,14の中心l2はベアリング6
の軸線方向中心l1から可撓部材8寄りにオフセットして
位置されている。
そして、ナット3,3に螺合するボルト15にはワッシャ1
6が嵌挿されていると共に、上端にフランジ17Aを有する
筒状の金属製カラー17が嵌挿されており、このボルト15
を締付けることによりカラー17がクロスメンバ1に堅固
に固定される。尚、ワッシャ16はカラー17の下方端面と
ボルト15の頭部とでもって挾持されている。さらに、カ
ラー17の外周には弾性部材としての一対の円環状ゴムブ
ッシュ18,19が嵌合配置されており、この一対のブッシ
ュ18,19は両者の接合面を中心として略々対称形状に形
成されている。そして、上側のブッシュ18はその上端面
18Aのみがカラー17のフランジ17Aに加硫接着されてい
て、内周面はカラー17の外周面に単に当接している。ま
た、下側のブッシュ19の下端面には金属もしくは硬質合
成樹脂製の円環シート板20が加硫接着されており、この
シート板20はワッシャ16に比較的緩く圧接している。さ
らに、ブッシュ18,19の互いに接合面側外周には両者で
もって略々コ字状断面の環状溝を形成する円環状のブラ
ケット保持金具21,22が加硫接着されており、この環状
溝内に取付孔14の周縁が係合されている。
上記構成になる本実施例においてはプロペラシャフト
5が高速で回転し、加振力が生じたときには、プロペラ
シャフト5を回転可能に支承するベアリング6とベアリ
ング6が嵌合されたベアリングケース7とが一体的に可
撓部材8に撓ませつつ変位する。さらに、可撓部材8に
入力された荷重は外環9,環状ケース11を経て取付けブラ
ケット13の腕部材12に伝達され、取付孔14,14の周縁を
介して円環状ゴムブッシュ18,19を撓ませる。かくて、
プロペラシャフト5は二重防振的に支持されることにな
る。
ところで、このプロペラシャフト5の軸線と直交する
方向の荷重変位は、まずベアリング6の軸線方向中心l1
位置から、ベアリングケース7を介して偏倚されて設け
られた可撓部材8に入力され、さらに可撓部材8の撓み
を伴いつつ外環9から取付ブラケット13に入力される。
しかして、この可撓部材8から取付ブラケット13への力
の作用点と、取付孔14からブッシュ18,19を介してカラ
ー17に入力される力の作用点とは、この取付孔の中心l2
を可撓部材8寄りにオフセットして位置させたことか
ら、プロペラシャフト5の軸線方向において略々一致す
る。従って、ブッシュ18,19にはボルト15の軸線に沿う
方向の圧縮荷重のみが作用することになり、こじりが生
じないのである。
この結果、ブッシュ18,19にはそれ程無理な荷重が加
わることがなく、耐久性の向上がはかれ、また安価な材
質のブッシュも使用可能となる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、プ
ロペラシャフトの軸線に直交するとともに取付孔の中心
を含む平面の位置が、可撓部材から取付ブラケットに作
用されるプロペラシャフトの軸線と直交する方向の圧力
の作用点がプロペラシャフトの軸線方向において平面の
位置と略一致するようにベアリングの軸線方向中心から
可撓部材の基端側寄りにオフセットして位置されるの
で、取付孔における弾性部材へのこじれ入力を防止する
ことができ、その耐久性ひいてはプロペラシャフト支持
装置の耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第2図のA−A矢視半
断面図でありプロペラシャフトおよびベアリングを省略
して示す。 第2図は同じく第1図のB−B矢視半断面図である。 1……クロスメンバ、 5……プロペラシャフト、 7……ベアリング、 8……可撓部材、 9……外環、 10……ベアリング保持部材、 11……環状ケース、 12……腕部材、 13……取付ブラケット、 14……取付孔、 18,19……ブッシュ(弾性部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/22 F16C 3/02 F16C 27/06 F16F 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロペラシャフトを回転可能に支承するベ
    アリングが、該ベアリングの外周側であってその基端が
    該ベアリングの軸線方向中心から該プロペラシャフトの
    軸線に沿って偏倚されて設けられ環状に二重折りとされ
    た可撓部材を介して、取付孔に互いの接合面を接触させ
    係合される一対の円環状の弾性部材を備えた取付ブラケ
    ットでもって車体に取付けられてなるプロペラシャフト
    の支持装置において、 前記プロペラシャフトの軸線に直交するとともに前記取
    付孔の中心を含む平面の位置を、前記可撓部材から前記
    取付ブラケットに作用される該プロペラシャフトの軸線
    と直交する方向の圧力の作用点が前記プロペラシャフト
    の軸線方向において該平面の位置と略一致するように前
    記ベアリングの軸線方向中心から前記可撓部材の基端側
    寄りにオフセットして位置させたことを特徴とするプロ
    ペラシャフト支持装置。
JP1328391A 1989-12-20 1989-12-20 プロペラシャフト支持装置 Expired - Lifetime JP3058424B2 (ja)

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JPH03189239A JPH03189239A (ja) 1991-08-19
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