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JP3055506B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP3055506B2
JP3055506B2 JP9299213A JP29921397A JP3055506B2 JP 3055506 B2 JP3055506 B2 JP 3055506B2 JP 9299213 A JP9299213 A JP 9299213A JP 29921397 A JP29921397 A JP 29921397A JP 3055506 B2 JP3055506 B2 JP 3055506B2
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JP
Japan
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socket
terminals
socket body
connection terminal
connection
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広行 堀川
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路(以下
「IC」という)等の電子部品の電気的特性検査に用い
られるICソケットに関し、特に、テスタ接続用の接続
端子をソケット本体の側面に埋設することにより、接続
端子がソケット表面から突出せず、接続端子の曲がり,
破損等がなくなるとともに、複数の接続端子の各間隔を
広く確保して電気的ショート等も有効に防止することが
できるICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体メーカでは、IC等の電
子部品の製造に際し、電気的特性検査が行われている。
また、電気機器の製造メーカにおいても、電子部品の認
定試験や受け入れ検査等で、電子部品の電気的特性検査
が行われることが多い。
【0003】このような電気的特性検査は、電気部品試
験装置(テスタ)を使用して行うことが一般的であり、
テスタの測定用ボードに実装された測定用のICソケッ
トにIC等の電気部品を装着することにより試験,検査
が行われる。
【0004】ここで、このようなICの電気的特性検査
に用いられるICソケットは、種々のICパッケージに
対応した構造のものがあり、例えば、図5に示すよう
に、J型スモール・アウト・ライン・パッケージ(SO
J)形の電気的特性検査に使用される測定用のICソケ
ットがある。
【0005】同図に示すICソケットは、合成樹脂等の
絶縁性材料からなるソケット本体111の上面に、IC
2が装着される装着部111aが形成してあり、この装
着部111aの対向する内壁に、IC2のパッケージ2
1の側面から突出する金属製の複数のリード端子22と
それぞれ接触するバネ性を有する金属製の接触端子11
2が埋設してある。そして、ソケット本体111の底面
側には、ソケット本体111内で接触端子112とそれ
ぞれ電気的かつ機械的に接続された雄ピン116が突出
している。
【0006】このような構成からなる従来のICソケッ
トでは、まず、ソケット本体111の上面の装着部11
1aに検査対象のIC2を装着する。そして、ソケット
本体111の底面から突出している雄ピン116に、図
示しないテスタの測定用ボード(治具)に接続した同軸
ケーブル等の配線をはんだ付けすることにより接続し、
これによってIC2の電気的特性検査が実施される。
【0007】このような従来の電気部品の検査用のソケ
ットとしては、特開昭59−13350号,特開昭60
−167452号,実開昭61−141790号,特開
平8−138813号の各公報に記載されたものが知ら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、I
Cの大規模集積化,小型化がますます進展し、多ピンか
つ小型のパッケージのICが製品化されている。このた
め、上述した試験装置のICソケットにおいても、この
ようなICの多ピン化,小型化に対応することが必要と
なる。
【0009】しかしながら、図5に示した従来のICソ
ケットでは、雄ピン端子がソケット本体の底面から突出
した構造となっているため、これまでも、取り扱いによ
っては雄ピンに足曲がりや破損等が生ずることがあり、
雄ピンが高密度化すると、このような問題がさらに深刻
化するおそれがある。
【0010】また、ソケット底面に突出している雄ピン
が高密度化して密集すると、各ピンの配置間隔も狭くな
り、同軸ケーブル等の配線作業がきわめて困難となり、
治具作成の作業効率も低下することとなる。さらに、こ
のように各ピンの間隔が狭くなると、隣接する雄ピンの
はんだ付け部分が接触して電気的にショートする危険性
も生じる。
【0011】このように、従来のICソケットでは、そ
の構造上から上述した問題が生ずるおそれがあり、今後
のデバイスの多ピン化,小型化に伴い、このような問題
はますます深刻なものとなることが予想される。このた
め、このような問題を解消する新たなICソケットの開
発が望まれている。
【0012】なお、既に指摘した特開昭59−1335
0号,特開昭60−167452号,実開昭61−14
1790号,特開平8−138813号の各公報では、
ソケット本体の側面から適宜端子を突出させる技術が提
案されている。
【0013】しかし、これら公報に記載されたソケット
側面から突出する端子は、テスタ接続用とは別の、オシ
ロスコープのプローブ等を接触させるものであって、テ
スタ接続用の端子については、図5に示した雄ピンと同
様、ソケット本体の底面等から突設される構造となって
おり、上述した課題を解決できるものではなかった。
【0014】また、このようなソケット側面に設けられ
る端子も、ソケット底面側の雄ピンの場合と同様、ソケ
ット表面から外側に向かって突出する構造となっている
ことから、ピンの曲がりや破損等の問題が同様に生じて
しまっていた。
【0015】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、テスタ接
続用の接続端子をソケット本体の側面に埋設することに
より、接続端子がソケット表面から突出せず、接続端子
の曲がり,破損等がなくなるとともに、複数の接続端子
の各間隔を広く確保して電気的ショート等も有効に防止
することができるICソケットの提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のICソケットは、上面に電子部
品が装着可能な装着部を備え、上面を除く他の面の表面
にアース層を形成したソケット本体と、前記装着部内に
突設され、当該装着部に装着される電子部品のリード端
子に接触する複数の接触端子と、前記ソケット本体の側
面の前記アース層を除いた部分に埋設した凹状部材から
なる複数の接続端子と、前記アース層と前記接続端子の
周囲の間に配設した絶縁枠と、前記ソケット本体内部に
配設され、前記接続端子と前記接続端子を接続する導体
を有する構成としてある。
【0017】このような構成からなる本発明のICソケ
ットによれば、接続端子をソケット本体側面に埋設等す
ることにより、従来のように外部に端子が突出すること
がなく破損等の問題が生じることがなくなる。これによ
り、従来のような外部ピンの足曲がりや破損等の問題が
一切生ずることがなく、取り扱いや製品管理等も非常に
容易となる。
【0018】また、ソケット本体の電子部品装着部を除
いた前面にアース層を形成することにより、ソケット本
体を広い面積で接地することができ、グランドが電気的
に強化される。 さらに、端子に入力される各信号のグラ
ンドの引き回しも短くでき、グランドが取り易く、ノイ
ズが遮断されて磁気シールド効果も得られる。
【0019】また、接続端子をソケット本体に埋設され
た凹状の枠体により構成することで、テスタ側の同軸ケ
ーブル等の配線を枠状の接続端子に差し込んだ状態では
んだ付けすることができるので、ケーブルの配線作業を
容易に行うことができる。
【0020】また、請求項記載のICソケットは、前
記複数の接続端子が、前記接触端子の配列方向に沿って
上下二列に配設された構成としてあり、さらに、請求項
記載のICソケットは、前記複数の接続端子が、前記
接触端子の配列方向に沿って上下二列に配設されるとと
もに、隣接する各接続端子が交互に上下に位置するよう
に配設された構成としてある。
【0021】このような構成からなる本発明のICソケ
ットによれば、接続端子を二列に配設し、必要に応じ
て、隣接する各接続端子を上下交互に埋設することで、
各接続端子間の間隔を広く確保することができる。これ
によって、同軸ケーブル等の配線,はんだ付け作業が容
易に行えると同時に、隣接する接続端子のはんだ付け部
分が接触して電気的にショートするようなこともなくな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のICソケットの一
実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。な
お、以下の図に示す本実施形態のICソケットは、凹状
の接続端子をソケット本体の側面に配設したことを特徴
とするもので、他の構成部分については、図5に示した
従来のICソケットと共通する部分がある。
【0023】図1は、本実施形態に係るICソケットを
示す全体斜視図である。図2は、図1に示す本実施形態
のICソケットのICパッケージを装着した状態の平面
図である。
【0024】図3は、図1に示す本実施形態のICソケ
ットのICパッケージを装着する前の状態の断面側面図
である。また、図4は、本実施形態のICソケットのソ
ケット本体側面に埋設された接続端子の拡大正面図であ
る。
【0025】これらの図において、11はソケット本体
である。このソケット本体11は、合成樹脂等の絶縁性
材料からなり、上面にはIC2等の電子部品が装着可能
な凹状に形成された装着部11aを具えている。この装
着部11aの対向する内壁には、装着されたIC2のパ
ッケージ21の側面から突出する金属製の複数のリード
端子22とそれぞれ接触するバネ性を有する金属製の接
触端子12が複数埋設してある。
【0026】この複数の接触端子12には、ソケット本
体11内部の導体14を経由してソケット本体の表面側
に配設される外部接続用の接続端子13が、それぞれ複
数の接触端子12に対応して複数接続されている。従来
は、このような外部接続用の端子がソケット本体の底面
から突出する雄ピンとして形成されていたが、本実施形
態では、図1に示すように、この外部接続用の複数の接
続端子13が、それぞれソケット本体11の側面に配設
されるようになっている。
【0027】ここで、この接続端子13は、図1〜図3
に示すように、一側に開口した金属製の接続端子枠とな
っており、ソケット本体11の側面に埋設されている。
そして、図3に示すように、この凹状の枠体からなる接
続端子13とソケット装着部11aの接触端子12と
が、ソケット本体11の内部に配設された導体14によ
って、それぞれ電気的かつ機械的に接続されている。
【0028】このように、接続端子13をソケット本体
11に埋設された凹状の枠体により構成することで、従
来のように外部に端子が突出することがなく破損等の問
題が生じることがないと同時に、テスタ側に接続された
同軸ケーブル等の配線を枠状の接続端子13に差し込ん
だ状態ではんだ付けすることができるので、ケーブルの
配線作業を容易に行うことができる。
【0029】なお、この接続端子13は、本実施形態で
は凹状の枠体により構成してあるが、ソケット本体11
の表面から突出しない構造のものであれば、凹状枠体以
外のものであってもよい。例えば、テスタ側の配線が挿
入可能な穴やコネクタ形状の接続端子とすることもで
き、あるいは、ソケット本体11の側面から突出しない
程度の突起を形成するようにしてもよい。
【0030】さらに、この接続端子13のソケット本体
11への埋設位置は、図1に示すように、ソケット本体
11の側面に、隣接する接続端子が交互に上下になるよ
う、等間隔で配設してある。具体的には、検査対象とな
るIC2のリード端子22に対応する接続端子13の奇
数番号目と偶数番号目とを交互に上下に離れた位置に等
間隔で配設するようにしてある。
【0031】このように、接続端子13を上下交互に等
間隔で埋設することで、各接続端子間の間隔を広く確保
することができ、同軸ケーブル等の配線,はんだ付け作
業が容易に行えると同時に、隣接する接続端子のはんだ
付け部分が接触して電気的にショートするようなことも
ない。
【0032】なお、この接続端子13の埋設位置として
は、本実施形態によるものが好ましいが、接続端子13
の数やソケット本体11の大きさ等によっては、適宜変
更することができ、例えば、ソケット本体側面に一列、
あるいは上下二列以上に埋設するものでもよく、また、
上下交互の配設を不規則にしたり、各接続端子間の間隔
を非等間隔としてもよい。
【0033】さらに、本実施形態では、ソケット本体1
1の表面には、その全面に金属板製のアース層15を被
覆形成してある。このアース層15は、接触端子12の
図示しない所定のアース用端子とソケット本体11の内
部で電気的かつ機械的に接続してある。また、このアー
ス層15と接続端子13周囲の間には、絶縁部材からな
る枠32が配設してあり、接続端子13とアース層15
とを絶縁している。
【0034】このように、アース層15を形成すること
により、広い面積で接地することができ、グランドが電
気的に強化されるとともに、各信号のグランドの引き回
しも短くでき、グランドが取り易くなり、さらに、ノイ
ズの遮断による磁気シールド効果も発揮される。なお、
このアース層15は、必要に応じて適宜省略してもよ
い。
【0035】次に、このような構成からなる本実施形態
のICソケットの使用方法について説明する。本実施形
態のICソケットは、次のようにして用いる。まず、ソ
ケット本体11の上面の装着部11aに、検査対象とな
るIC2を装着する。装着部11aに装着されたIC2
は、各リード端子22が、それぞれ対応するソケット側
の接触端子12に接触する。
【0036】一方、ソケット本体11側面の各接続端子
13に、図示しないテスタの測定用ボード(治具)に接
続された同軸ケーブル等の配線を、はんだ付けすること
により接続する。
【0037】このとき、接続端子13は、凹状の枠体に
より構成されているので、配線をこの接続端子13の凹
部に差し込んではんだ付け等により接続することがで
き、接続作業はきわめて容易に行える。これによって、
IC2とソケット及びテスタが電気的に接続され、IC
2の電気的特性検査が実施される。
【0038】このように本実施形態のによれば、接続端
子13を凹状の枠体をソケット本体11の側面に埋設し
たことにより、従来のような雄ピンの足曲がりや破損等
の問題が一切生ずることがなく、取り扱いや製品管理も
非常に容易となる。
【0039】また、接続端子13をソケット本体側面の
上下二列に交互に配設することによって、各接続端子1
3の配置間隔が広くなり、同軸ケーブル等の配線作業が
容易となり、治具作成の作業効率を向上させることがで
きる。しかも、各接続端子13の間隔が広くなるので、
従来のように隣接する接続端子13のはんだ付け部分が
接触して電気的にショートするといった危険性も一切な
くなくなる。
【0040】さらに、ソケット本体11の表面をアース
層15で覆うことにより、ソケット本体11を広い面積
で接地することができ、グランドが電気的に強化され
る。また、端子に入力される各信号のグランドの引き回
しも短くでき、グランドが取り易く、ノイズが遮断され
て磁気シールド効果も得られる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のICソケッ
トによれば、テスタ接続用の接続端子をソケット本体の
側面に埋設することにより、接続端子がソケット表面か
ら突出せず、接続端子の曲がり,破損等がなくなるとと
もに、複数の接続端子の各間隔を広く確保して電気的シ
ョート等も有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るICソケットを示す
全体斜視図である。
【図2】図1に示す本発明の一実施形態のICソケット
のICパッケージを装着した状態の平面図である。
【図3】図1に示す本発明の一実施形態のICソケット
のICパッケージを装着する前の状態の断面側面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態のICソケットのソケット
本体側面に埋設された接続端子の拡大正面図である。
【図5】従来のICソケットを示す全体斜視図である。
【符号の説明】
2 IC 11 ソケット本体 11a 装着部 12 接触端子 13 接続端子 14 導体 15 アース層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−109938(JP,A) 特開 平3−59474(JP,A) 特開 平1−225081(JP,A) 特開 昭61−245476(JP,A) 特開 昭59−141181(JP,A) 特開 平8−138813(JP,A) 特開 平5−175376(JP,A) 実開 平2−124692(JP,U) 実開 昭61−141790(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/76 G01R 31/26 H01L 23/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に電子部品が装着可能な装着部を
    え、上面を除く他の面の表面にアース層を形成したソケ
    ット本体と、 前記装着部内に突設され、当該装着部に装着される電子
    部品のリード端子に接触する複数の接触端子と、前記ソケット本体の側面の前記アース層を除いた部分に
    埋設した凹状部材からなる複数の接続端子と、 前記アース層と前記接続端子の周囲の間に配設した絶縁
    枠と、 前記ソケット本体内部に配設され、前記接続端子と前記
    接続端子を接続する導体を有することを特徴とした IC
    ソケット。
  2. 【請求項2】 前記複数の接続端子が、前記接触端子の
    配列方向に沿って上下二列に配設された請求項1記載
    ICソケット。
  3. 【請求項3】 前記複数の接続端子が、前記接触端子の
    配列方向に沿って上下二列に配設されるとともに、隣接
    する各接続端子が交互に上下に位置するように配設され
    た請求項1記載のICソケット。
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