JP3040811B2 - オキセタン誘導体 - Google Patents
オキセタン誘導体Info
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- JP3040811B2 JP3040811B2 JP2336729A JP33672990A JP3040811B2 JP 3040811 B2 JP3040811 B2 JP 3040811B2 JP 2336729 A JP2336729 A JP 2336729A JP 33672990 A JP33672990 A JP 33672990A JP 3040811 B2 JP3040811 B2 JP 3040811B2
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- Japan
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- compound
- methyl
- group
- reaction
- triazol
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (目的) (産業上の利用分野) 本発明は、優れた農業用殺菌活性及び抗真菌活性を有
する新規なオキセタン誘導体及びその製法に関する。
する新規なオキセタン誘導体及びその製法に関する。
(従来の技術) 農業用殺菌活性及び抗真菌活性を有するトリアゾール
系化合物は多種知られているが、オキセタン骨格を有す
る化合物はEP 318214に記載されているのみである。
系化合物は多種知られているが、オキセタン骨格を有す
る化合物はEP 318214に記載されているのみである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等は、トリアゾール骨格を有する誘導体の合
成とその生理活性について永年に亘り鋭意研究を行なっ
た結果、従来のトリアゾール系化合物とは全く構造を異
にする、オキセタン骨格を有する新規なトリアゾール系
化合物が、優れた農業用殺菌活性及び抗真菌活性を有す
ることを見出し、本発明を完成した。
成とその生理活性について永年に亘り鋭意研究を行なっ
た結果、従来のトリアゾール系化合物とは全く構造を異
にする、オキセタン骨格を有する新規なトリアゾール系
化合物が、優れた農業用殺菌活性及び抗真菌活性を有す
ることを見出し、本発明を完成した。
(構成) 本発明は、新規なオキセタン誘導体若しくはその塩、
それらの製造法、それらを有効成分とする農業用殺菌剤
及びそれらを有効成分とする抗真菌剤よりなる。
それらの製造法、それらを有効成分とする農業用殺菌剤
及びそれらを有効成分とする抗真菌剤よりなる。
本発明の新規なオキセタン誘導体は、一般式 [式中、 R1は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
R2は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
R3は、水素原子、低級アルキル基又はフェニル基を示
す。
す。
R4は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
このとき、R1とR4は一緒になってそれらの結合する2
個の炭素原子とともに炭素数5乃至6個の飽和環を形成
してもよい。又は、R3とR4は一緒になってそれらの結合
する1個の炭素原子とともに炭素数3乃至6個の飽和環
を形成してもよい。
個の炭素原子とともに炭素数5乃至6個の飽和環を形成
してもよい。又は、R3とR4は一緒になってそれらの結合
する1個の炭素原子とともに炭素数3乃至6個の飽和環
を形成してもよい。
R5、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子、低級
アルキル基、ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、
低級アルコキシ基又はハロゲノ低級アルコキシ基を示
す。
アルキル基、ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、
低級アルコキシ基又はハロゲノ低級アルコキシ基を示
す。
R8は水素原子又は低級アルキル基を示す。] で表わされ、本発明の農業用殺菌剤及び抗真菌剤は、上
記化合物又はその塩を有効成分とする。
記化合物又はその塩を有効成分とする。
又、その製造法は、 一般式 [式中、 R1は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
R2は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
R3は、水素原子、低級アルキル基又はフェニル基を示
す。
す。
R4は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
このとき、R1とR4は一緒になってそれらの結合する2
個の炭素原子とともに炭素数5乃至6個の飽和環を形成
してもよい。又は、R3とR4は一緒になってそれらの結合
する1個の炭素原子とともに炭素数3乃至6個の飽和環
を形成してもよい。
個の炭素原子とともに炭素数5乃至6個の飽和環を形成
してもよい。又は、R3とR4は一緒になってそれらの結合
する1個の炭素原子とともに炭素数3乃至6個の飽和環
を形成してもよい。
R5、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子、低級
アルキル基、ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、
低級アルコキシ基又はハロゲノ低級アルコキシ基を示
す。
アルキル基、ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、
低級アルコキシ基又はハロゲノ低級アルコキシ基を示
す。
R8は水素原子又は低級アルキル基を示す。
R9は、水素原子又は水酸基の保護基を示す。
Yは、求核性脱離基を示す。]で表わされる化合物
を、塩基で処理することを特徴とする。
を、塩基で処理することを特徴とする。
上記一般式(I)及び(II)において、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の定義における
「低級アルキル基」とは、例えばメチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s
−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、
2−メチルブチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、4−
メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペン
チル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,
1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメ
チルブチル、2,3−ジメチルブチルのような炭素数1乃
至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、好適には炭
素数1乃至4個のアルキル基である。
「低級アルキル基」とは、例えばメチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s
−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、
2−メチルブチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、4−
メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペン
チル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,
1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメ
チルブチル、2,3−ジメチルブチルのような炭素数1乃
至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、好適には炭
素数1乃至4個のアルキル基である。
R1とR4が一緒になって形成する炭素数5乃至6個の飽
和環としては、シクロペンタン、シクロヘキサンが挙げ
られる。
和環としては、シクロペンタン、シクロヘキサンが挙げ
られる。
R3とR4が一緒になって形成する炭素数3乃至6個の飽
和環としては、シクロプロパン、シクロブタン、シクロ
ペンタン、シクロヘキサンが挙げられる。
和環としては、シクロプロパン、シクロブタン、シクロ
ペンタン、シクロヘキサンが挙げられる。
R5、R6及びR7の定義における「ハロゲン原子」とは、
弗素、塩素、臭素又は沃素を示し、好適には、弗素及び
塩素である。
弗素、塩素、臭素又は沃素を示し、好適には、弗素及び
塩素である。
R5、R6及びR7の定義における「ハロゲノ低級アルキル
基」とは、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメ
チル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメ
チル、フルオロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、2−ブロモエチル、2−ク
ロロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジブロモエチ
ルのような基を挙げることができ、好適には、トリフル
オロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、2
−ブロモエチル、2−クロロエチル及び2−フルオロエ
チルである。
基」とは、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメ
チル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメ
チル、フルオロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、2−ブロモエチル、2−ク
ロロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジブロモエチ
ルのような基を挙げることができ、好適には、トリフル
オロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、2
−ブロモエチル、2−クロロエチル及び2−フルオロエ
チルである。
R5、R6及びR7の定義における「低級アルコキシ基」と
は、前記「低級アルキル基」が酸素原子に結合した基を
示し、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、s−ブ
トキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシ、イソペントキ
シ、2−メチルブトキシ、ネオペントキシ、n−ヘキシ
ルオキシ、4−メチルペントキシ、3−メチルプントキ
シ、2−メチルペントキシ、3,3−ジメチルブトキシ、
2,2−ジメチルブトキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2
−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,3−ジ
メチルブトキシ等の炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖
アルコキシ基を示し、好適には炭素数1乃至4個のアル
コキシ基である。
は、前記「低級アルキル基」が酸素原子に結合した基を
示し、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、s−ブ
トキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシ、イソペントキ
シ、2−メチルブトキシ、ネオペントキシ、n−ヘキシ
ルオキシ、4−メチルペントキシ、3−メチルプントキ
シ、2−メチルペントキシ、3,3−ジメチルブトキシ、
2,2−ジメチルブトキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2
−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,3−ジ
メチルブトキシ等の炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖
アルコキシ基を示し、好適には炭素数1乃至4個のアル
コキシ基である。
R5、R6及びR7の定義における「ハロゲノ低級アルコキ
シ基」とは、前記「ハロゲノ低級アルキル基」が酸素原
子に結合した基をいい、例えば、トリフルオロメトキ
シ、トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ブロモ
ジフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、ジク
ロロメトキシ、ジブロモメトキシ、フルオロメトキシ、
2,2,2−トリクロロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、2−ブロモエトキシ、2−クロロエトキシ、2−
フルオロエトキシ、2,2−ジブロモエトキシのような基
を挙げることができ、好適には、トリフルオロメトキシ
である。
シ基」とは、前記「ハロゲノ低級アルキル基」が酸素原
子に結合した基をいい、例えば、トリフルオロメトキ
シ、トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ブロモ
ジフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、ジク
ロロメトキシ、ジブロモメトキシ、フルオロメトキシ、
2,2,2−トリクロロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、2−ブロモエトキシ、2−クロロエトキシ、2−
フルオロエトキシ、2,2−ジブロモエトキシのような基
を挙げることができ、好適には、トリフルオロメトキシ
である。
R9の定義における「水酸基の保護基」とは、反応にお
ける保護基を示し、例えば、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピ
バロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ラ
ウロイル、ミリストイル、トリデカノイル、パルミトイ
ル、ステアロイルのようなアルキルカルボニル基、クロ
ロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、
トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカル
ボニル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシア
ルキルカルボニル基、(E)−2−メチル−2−ブテノ
イルのような不飽和アルキルカルボニル基等の脂肪族ア
シル基;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイル
のようなアリ−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイ
ル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ル
カルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−ト
ルオイルのような低級アルキル化アリ−ルカルボニル
基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリ−ル
カルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベン
ゾイルのようなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−
(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコ
キシカルボニル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニル
ベンゾイルのようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等
の芳香族アシル基;トリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチル
シリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−
ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低
級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェ
ニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フ
ェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個のアリ
−ル基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等のシリ
ル基;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシ
メチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロ
ポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルの
ような低級アルコキシメチル基、2−メトキシエトキシ
メチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメチル
基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−ク
ロロエトキシ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキ
シメチル等のアルコキシメチル基;1−エトキシエチル、
1−(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ
化エチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲ
ン化エチル基、2−(フェニルゼレネニル)エチルのよ
うなアリ−ルゼレネニル化エチル基等の置換エチル基;
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、
ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチル
ジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃
至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基、4−
メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−
トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メト
キシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、
4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモ
ベンジル、4−シアノベンジル、4−シアノベンジルジ
フェニルメチル、ビス(2−ニトロフェニル)メチル、
ピペロニルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニ
トロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1
乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基等の
アラルキル基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル
のような低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−トリク
ロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキ
シカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキルシ
リル基で置換された低級アルコキシカルボニル基等のア
ルコキシカルボニル基;ビニルオキシカルボニル、アリ
ルオキシカルボニルのようなアルケニルオキシカルボニ
ル基;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシ
カルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4
−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2
個の低級アルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換さ
れていてもよいアラルキルオキシカルボニル基のような
反応における保護基を挙げることができ、好適にはアラ
ルキル基又はトリ低級アルキルシリル基であり、最も好
適には、ベンジル基又はトリメチルシリル基である。
ける保護基を示し、例えば、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピ
バロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ラ
ウロイル、ミリストイル、トリデカノイル、パルミトイ
ル、ステアロイルのようなアルキルカルボニル基、クロ
ロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、
トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカル
ボニル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシア
ルキルカルボニル基、(E)−2−メチル−2−ブテノ
イルのような不飽和アルキルカルボニル基等の脂肪族ア
シル基;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイル
のようなアリ−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイ
ル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ル
カルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−ト
ルオイルのような低級アルキル化アリ−ルカルボニル
基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリ−ル
カルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベン
ゾイルのようなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−
(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコ
キシカルボニル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニル
ベンゾイルのようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等
の芳香族アシル基;トリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチル
シリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−
ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低
級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェ
ニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フ
ェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個のアリ
−ル基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等のシリ
ル基;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシ
メチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロ
ポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルの
ような低級アルコキシメチル基、2−メトキシエトキシ
メチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメチル
基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−ク
ロロエトキシ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキ
シメチル等のアルコキシメチル基;1−エトキシエチル、
1−(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ
化エチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲ
ン化エチル基、2−(フェニルゼレネニル)エチルのよ
うなアリ−ルゼレネニル化エチル基等の置換エチル基;
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、
ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチル
ジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃
至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基、4−
メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−
トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メト
キシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、
4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモ
ベンジル、4−シアノベンジル、4−シアノベンジルジ
フェニルメチル、ビス(2−ニトロフェニル)メチル、
ピペロニルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニ
トロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1
乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基等の
アラルキル基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル
のような低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−トリク
ロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキ
シカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキルシ
リル基で置換された低級アルコキシカルボニル基等のア
ルコキシカルボニル基;ビニルオキシカルボニル、アリ
ルオキシカルボニルのようなアルケニルオキシカルボニ
ル基;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシ
カルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4
−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2
個の低級アルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換さ
れていてもよいアラルキルオキシカルボニル基のような
反応における保護基を挙げることができ、好適にはアラ
ルキル基又はトリ低級アルキルシリル基であり、最も好
適には、ベンジル基又はトリメチルシリル基である。
Yの定義における「求核性脱離基」とは、例えば、塩
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;メタンスルホニ
ルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低級アルカ
ンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニル
オキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシのよう
なハロゲンノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼ
ンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシの
ようなアリ−ルスルホニルオキシ基等の脱離基を示し、
好適には低級アルカンスルホニルオキシ基であり、更に
好適にはメタンスルホニルオキシである。
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;メタンスルホニ
ルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低級アルカ
ンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニル
オキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシのよう
なハロゲンノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼ
ンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシの
ようなアリ−ルスルホニルオキシ基等の脱離基を示し、
好適には低級アルカンスルホニルオキシ基であり、更に
好適にはメタンスルホニルオキシである。
本発明の製造に用いる塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなア
ルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカ
リ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化バリウムのようなアルカリ金属水酸化物等の無機
塩基類;シアン化ナトリウム、シアン化カリウムのよう
なアルカリ金属シアニド;リチウムアジド、ナトリウム
アジドのようなアルカリ金属アジド:ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、ボタシウムt−ブトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカ
プタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのよ
うなメルカプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−
メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチ
ルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−
エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABC
O),1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類又はブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類を挙
げることができる。
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなア
ルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカ
リ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化バリウムのようなアルカリ金属水酸化物等の無機
塩基類;シアン化ナトリウム、シアン化カリウムのよう
なアルカリ金属シアニド;リチウムアジド、ナトリウム
アジドのようなアルカリ金属アジド:ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、ボタシウムt−ブトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカ
プタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのよ
うなメルカプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−
メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチ
ルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−
エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABC
O),1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類又はブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類を挙
げることができる。
尚、反応を効果的に行わせるために、ベンジルトリエ
チルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウム
クロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−
18−クラウン−6のようなクラウンエーテル類等を添加
することもできる。
チルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウム
クロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−
18−クラウン−6のようなクラウンエーテル類等を添加
することもできる。
本発明の化合物(I)は、塩にすることができるが、
そのような塩としては、好適には、弗化水素酸塩、塩酸
塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水
素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機
酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルキルスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホ
ン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、修酸塩、コハク
酸塩のような有機酸塩を挙げることができる。
そのような塩としては、好適には、弗化水素酸塩、塩酸
塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水
素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機
酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルキルスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホ
ン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、修酸塩、コハク
酸塩のような有機酸塩を挙げることができる。
本発明の化合物(I)は、分子内に不斉炭素を有し、
各々が、R配位、S配位である立体異性体が存在する
が、その各々或いはそれらの混合物のいずれも本発明に
包含される。
各々が、R配位、S配位である立体異性体が存在する
が、その各々或いはそれらの混合物のいずれも本発明に
包含される。
本願の化合物(I)において、好適な化合物として
は、 (1)R1、R2、R3及びR4が、同一又は異なって、水素原
子又は炭素数1乃至4個のアルキル基である化合物 (2)R1、R2、R3及びR4が、同一又は異なって、水素原
子又はメチル基である化合物 (3)R1及びR2の一方が水素原子、他方が炭素数1乃至
4個のアルキル基であり、R3及びR4の一方が水素原子、
他方が炭素数1乃至4個のアルキル基である化合物 (4)R1及びR2の一方が水素原子、他方がメチル基であ
り、R3及びR4の一方が水素原子、他方がメチル基である
化合物 (5)R1及びR2がともに水素原子であり、R3及びR4がと
もに炭素数1乃至4個のアルキル基である化合物 (6)R1及びR2がともに水素原子であり、R3及びR4がと
もにメチル基である化合物 (7)R1、R3、及びR4が、同一または異なって、低級ア
ルキル基であり、R2が水素原子である化合物 (8)R1、R3、及びR4が、同一または異なって、メチル
基であり、R2が水素原子である化合物 (9)R5、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、
ハロゲン原子又はハロゲノ低級アルキル基である化合物 (10)R5、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子又
はハロゲン原子である化合物 (11)R5、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、
塩素原子、弗素原子又は臭素原子である化合物 (12)R5、R6及びR7のうちの1つが水素原子であり、他
の2つが、同一又は異なって、ハロゲン原子又はハロゲ
ノ低級アルキル基である化合物 (13)R5、R6及びR7のうちの1つが水素原子であり、他
の2つが、同一又は異なって、ハロゲン原子である化合
物 (14)R5、R6及びR7のうちの1つが水素原子であり、他
の2つが、同一又は異なって、塩素原子、弗素原子又は
臭素原子である化合物 (15)R5、R6及びR7のうちの2つが水素原子であり、他
の1つがハロゲン原子又はハロゲノ低級アルキル基であ
る化合物 (16)R5、R6及びR7のうちの2つが水素原子であり、他
の1つがハロゲン原子である化合物 (17)R5、R6及びR7のうちの2つが水素原子であり、他
の1つが塩素原子、弗素原子又は臭素原子である化合物 (18)(2R*,3S*)である化合物(式中、『*』印は
ラセミ体を示す。即ち、(2R*,3S*)という表示は、
(2R,3S)と(2S,3R)の異性体の1:1の混合物を意味
し、これは、(2S*,3R*)と同意義である。一方、(2
R*,3R*)という表示は、(2R,3R)と(2S,3S)の異性
体の1:1の混合物を意味し、これは、(2S*,3S*)と同
意義である。) を挙げることができる。
は、 (1)R1、R2、R3及びR4が、同一又は異なって、水素原
子又は炭素数1乃至4個のアルキル基である化合物 (2)R1、R2、R3及びR4が、同一又は異なって、水素原
子又はメチル基である化合物 (3)R1及びR2の一方が水素原子、他方が炭素数1乃至
4個のアルキル基であり、R3及びR4の一方が水素原子、
他方が炭素数1乃至4個のアルキル基である化合物 (4)R1及びR2の一方が水素原子、他方がメチル基であ
り、R3及びR4の一方が水素原子、他方がメチル基である
化合物 (5)R1及びR2がともに水素原子であり、R3及びR4がと
もに炭素数1乃至4個のアルキル基である化合物 (6)R1及びR2がともに水素原子であり、R3及びR4がと
もにメチル基である化合物 (7)R1、R3、及びR4が、同一または異なって、低級ア
ルキル基であり、R2が水素原子である化合物 (8)R1、R3、及びR4が、同一または異なって、メチル
基であり、R2が水素原子である化合物 (9)R5、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、
ハロゲン原子又はハロゲノ低級アルキル基である化合物 (10)R5、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子又
はハロゲン原子である化合物 (11)R5、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、
塩素原子、弗素原子又は臭素原子である化合物 (12)R5、R6及びR7のうちの1つが水素原子であり、他
の2つが、同一又は異なって、ハロゲン原子又はハロゲ
ノ低級アルキル基である化合物 (13)R5、R6及びR7のうちの1つが水素原子であり、他
の2つが、同一又は異なって、ハロゲン原子である化合
物 (14)R5、R6及びR7のうちの1つが水素原子であり、他
の2つが、同一又は異なって、塩素原子、弗素原子又は
臭素原子である化合物 (15)R5、R6及びR7のうちの2つが水素原子であり、他
の1つがハロゲン原子又はハロゲノ低級アルキル基であ
る化合物 (16)R5、R6及びR7のうちの2つが水素原子であり、他
の1つがハロゲン原子である化合物 (17)R5、R6及びR7のうちの2つが水素原子であり、他
の1つが塩素原子、弗素原子又は臭素原子である化合物 (18)(2R*,3S*)である化合物(式中、『*』印は
ラセミ体を示す。即ち、(2R*,3S*)という表示は、
(2R,3S)と(2S,3R)の異性体の1:1の混合物を意味
し、これは、(2S*,3R*)と同意義である。一方、(2
R*,3R*)という表示は、(2R,3R)と(2S,3S)の異性
体の1:1の混合物を意味し、これは、(2S*,3S*)と同
意義である。) を挙げることができる。
本発明の代表的化合物としては、例えば、以下の表
1、表2及び表3に記載する化合物を挙げることができ
るが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。
1、表2及び表3に記載する化合物を挙げることができ
るが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。
又、下記表中、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプ
ロピル基、iPrはイソプロピル基、Buはブチル基、Phは
フェニル基、Clは塩素原子、Fはフッ素原子、Brは臭素
原子、CF3はトリフルオロメチル基、2,4−F2は2,4−ジ
フルオロ基、2,4−Cl2は2,4−ジクロロ基を示し、その
他の置換基については数字はベンゼン環上の置換位置を
示し、そのあとは置換基を示す。例えば、4−OCF3は4
−トリフルオロメトキシ基を示す。
ロピル基、iPrはイソプロピル基、Buはブチル基、Phは
フェニル基、Clは塩素原子、Fはフッ素原子、Brは臭素
原子、CF3はトリフルオロメチル基、2,4−F2は2,4−ジ
フルオロ基、2,4−Cl2は2,4−ジクロロ基を示し、その
他の置換基については数字はベンゼン環上の置換位置を
示し、そのあとは置換基を示す。例えば、4−OCF3は4
−トリフルオロメトキシ基を示す。
下記式(I−1)、(I−2)及び(I−3)は、そ
れぞれ表1、表2及び表3に対応する。
れぞれ表1、表2及び表3に対応する。
上記例示化合物のうち、好適な化合物としては、1−
7、1−21、1−114、1−118、1−145、1−146、1
−246、1−277、1−317、1−355、1−383、1−39
3、1−409、1−447、1−470、1−483、1−486、1
−487、1−493、1−497及び1−508の化合物を挙げる
ことができる。
7、1−21、1−114、1−118、1−145、1−146、1
−246、1−277、1−317、1−355、1−383、1−39
3、1−409、1−447、1−470、1−483、1−486、1
−487、1−493、1−497及び1−508の化合物を挙げる
ことができる。
更に、好適な化合物としては、1−7、1−114、1
−145、1−146、1−246、1−277、1−317、1−38
3、1−447、1−483及び1−486の化合物を挙げること
ができる。
−145、1−146、1−246、1−277、1−317、1−38
3、1−447、1−483及び1−486の化合物を挙げること
ができる。
最も好適な化合物としては、1−7、1−383、1−4
83及び1−486を挙げることができる。
83及び1−486を挙げることができる。
本発明のオキセタン誘導体は、以下に記載する方法に
よって製造することができる。
よって製造することができる。
(A法) 上記式中、R3、R4及びR8は、前記と同意義を示し、R
10は、水素又は低級アルキル基を示し、Arは、一般式 を有する基(式中、R5、R6及びR7は、前記と同意義を示
す。)を示す。
10は、水素又は低級アルキル基を示し、Arは、一般式 を有する基(式中、R5、R6及びR7は、前記と同意義を示
す。)を示す。
A工程は、エステル化合物(A I)を還元して、アル
コール化合物(A II)を製造する工程である。
コール化合物(A II)を製造する工程である。
この工程及びその原料である(A I)の製造は、特開
平2−9864号公報及び特開昭58−82376号公報に記載の
方法に準じて行なうことができる。
平2−9864号公報及び特開昭58−82376号公報に記載の
方法に準じて行なうことができる。
(B法) 上記式中、R1、R3、R4、R8、R9及びArは、前記と同意
義を示す。
義を示す。
Xは、塩素、臭素又はヨウ素のようなハロゲン原子を
示す。
示す。
R11、R12及びR13は、−C(R11)(R12)(R13)を有
する基として前記R2と同意義を示す。
する基として前記R2と同意義を示す。
B−1工程は、原料化合物(B I)をグリニャール試
薬(B II)と常法に従って、溶媒中で反応させ、更に所
望により、生成した水酸基を常法、例えば、グリ−ン等
の総説(“Protective Groups in Organic Synthesis"
第2章、Wiley−Interscience出版)に従って、種々の
保護基で保護することにより、化合物(B III)を製造
する工程である。
薬(B II)と常法に従って、溶媒中で反応させ、更に所
望により、生成した水酸基を常法、例えば、グリ−ン等
の総説(“Protective Groups in Organic Synthesis"
第2章、Wiley−Interscience出版)に従って、種々の
保護基で保護することにより、化合物(B III)を製造
する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
ジエチレングリコールジメチルエ−テルのようなエーテ
ル類を挙げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
ジエチレングリコールジメチルエ−テルのようなエーテ
ル類を挙げることができる。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常30分間乃至3時間
である。
る溶媒の種類によって異なるが、通常30分間乃至3時間
である。
尚、塩化亜鉛、塩化錫、塩化チタン、トリフルオロホ
ウ素−エーテル錯体、ジエチル塩化アルミニウムのよう
なルイス酸の存在下に、反応を行う場合には、より好適
に実施できる場合がある。
ウ素−エーテル錯体、ジエチル塩化アルミニウムのよう
なルイス酸の存在下に、反応を行う場合には、より好適
に実施できる場合がある。
上記B−1法の原料化合物(B I)は、常法、例え
ば、特公昭63−46075号公報記載の方法又は特公昭63−5
390号公報記載の方法に準じて、容易に製造することが
できる。
ば、特公昭63−46075号公報記載の方法又は特公昭63−5
390号公報記載の方法に準じて、容易に製造することが
できる。
B−2工程は、ビニル化合物(B III)を、溶媒中、
ハイドロボレ−ション反応に付し、アルコ−ル化合物
(B IV)を製造する工程である。
ハイドロボレ−ション反応に付し、アルコ−ル化合物
(B IV)を製造する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定ははいが、好
適には、エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタンのようなエ−テル類を挙げることがで
きる。
をある程度溶解するものであれば特に限定ははいが、好
適には、エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタンのようなエ−テル類を挙げることがで
きる。
ハイドロボレ−ション反応は、好適には、ジボラン
(B2H6)、ボラン−ジメチルスルフィド錯体(BH3・S
(CH3)2)、9−ボラビシクロノナン(9−BBN)のよ
うなボラン試薬を反応させた後、アルカリ性条件下、過
酸化水素水を作用させて、ボロンを酸化的に脱離させる
ことにより達成される。
(B2H6)、ボラン−ジメチルスルフィド錯体(BH3・S
(CH3)2)、9−ボラビシクロノナン(9−BBN)のよ
うなボラン試薬を反応させた後、アルカリ性条件下、過
酸化水素水を作用させて、ボロンを酸化的に脱離させる
ことにより達成される。
反応温度は−20℃乃至80℃で行なわれるが、好適に
は、室温乃至50℃である。
は、室温乃至50℃である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常15分乃至5時間で
ある。
る溶媒の種類によって異なるが、通常15分乃至5時間で
ある。
(C法) 上記式中、R1、R3、R4、R8、R11、R12、R13及びAr
は、前記と同意義を示す。
は、前記と同意義を示す。
C−1工程は、ビニル化合物(C I)を、溶媒中、エ
ポキシ化し、化合物(C II)を製造する工程である。
ポキシ化し、化合物(C II)を製造する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類を挙げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類を挙げることができる。
エポキシ化の試薬としては、通常、二重結合を、エポ
キシに酸化できる試薬であれば、特に限定はないが、好
適には、過酢酸、3−クロロ過安息香酸、過フタル酸マ
グネシウム塩のような有機過酸を挙げることができ、原
料化合物に対して、1乃至2当量使用される。反応温度
は、0℃乃至50℃で行なわれるが、好適には、室温であ
る。
キシに酸化できる試薬であれば、特に限定はないが、好
適には、過酢酸、3−クロロ過安息香酸、過フタル酸マ
グネシウム塩のような有機過酸を挙げることができ、原
料化合物に対して、1乃至2当量使用される。反応温度
は、0℃乃至50℃で行なわれるが、好適には、室温であ
る。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物、酸化剤又は
使用される溶媒の種類によって異なるが、通常30分間乃
至3日間である。
使用される溶媒の種類によって異なるが、通常30分間乃
至3日間である。
C−2工程は、エポキシ化合物(C II)を、還元又は
グリニャール試薬を用いた開環反応により、アルコ−ル
化合物(C III)を製造する工程である。
グリニャール試薬を用いた開環反応により、アルコ−ル
化合物(C III)を製造する工程である。
還元反応に使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類を挙
げることができる。
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類を挙
げることができる。
還元は、常法に従って、実施されるが、好適には、水
素化リチウムアルミニウムのような水素化金属類等の還
元剤が用いられる。
素化リチウムアルミニウムのような水素化金属類等の還
元剤が用いられる。
反応温度は−30℃乃至50℃で行なわれ、反応時間は、
主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類に
よって異なるが、通常30分乃至3時間である。
主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類に
よって異なるが、通常30分乃至3時間である。
グリニャール試薬を用いた開環反応は、例えば、一般
式R13−Xを有するグリニャール試薬[(式中、R13は前
記と同意義を示し、XはMgZ(式中、Zはハロゲン原子
を示す。)を示す。]を用いて、溶媒中、常法に従って
実施される。
式R13−Xを有するグリニャール試薬[(式中、R13は前
記と同意義を示し、XはMgZ(式中、Zはハロゲン原子
を示す。)を示す。]を用いて、溶媒中、常法に従って
実施される。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テ
ル類を挙げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テ
ル類を挙げることができる。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常30分間乃至3時間
である。
る溶媒の種類によって異なるが、通常30分間乃至3時間
である。
(D法) 上記式中、R1、R3、R4、R8及びArは、前記と同意義を
示す。
示す。
D−1工程は、化合物(D I)とカルボニル化合物(D
II)をアルドール縮合に付し、化合物(D III)を製造
する工程である。
II)をアルドール縮合に付し、化合物(D III)を製造
する工程である。
D−2工程は、カルボニル化合物(D III)を還元
し、アルコール化合物(D IV)を製造する工程である。
し、アルコール化合物(D IV)を製造する工程である。
この二つの工程は、ACSシンポジウムシリーズNo.355
(1987)第27章、p316,P.A.Worthingtonに記載の方法に
準じて容易に行なうことができる。
(1987)第27章、p316,P.A.Worthingtonに記載の方法に
準じて容易に行なうことができる。
(E法) 上記式中、R1、R3、R4、R8、R9、R11、R12及びArは、
前記と同意義を示す。
前記と同意義を示す。
E−1工程は、ビニル化合物(E I)を、溶媒中、酸
化分解して、カルボニル化合物(E II)を製造する工程
である。
化分解して、カルボニル化合物(E II)を製造する工程
である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのような
エステル類;アセトンのようなケトン類又はエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンの
ようなエ−テル類を挙げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのような
エステル類;アセトンのようなケトン類又はエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンの
ようなエ−テル類を挙げることができる。
酸化反応に使用される試薬としては、通常、二重結合
を酸化分解して、カルボニル基に変換できるものであれ
ば特に限定はなく、好適には、ハロゲン化炭化水素類又
はエステル類の溶媒中、−78℃乃至室温で、オゾンを通
じた後、ジメチルスルフィドのようなスルフィド類で処
理するか、又は、エ−テル類若しくはケトン類と水の混
合溶媒中、0乃至50℃で、2乃至4当量のメタ過沃素酸
ナトリウムのようなメタ過沃素酸アルカリ金属塩と触媒
量の四酸化オスミウムのような酸化オスミウムを加えて
反応させる。
を酸化分解して、カルボニル基に変換できるものであれ
ば特に限定はなく、好適には、ハロゲン化炭化水素類又
はエステル類の溶媒中、−78℃乃至室温で、オゾンを通
じた後、ジメチルスルフィドのようなスルフィド類で処
理するか、又は、エ−テル類若しくはケトン類と水の混
合溶媒中、0乃至50℃で、2乃至4当量のメタ過沃素酸
ナトリウムのようなメタ過沃素酸アルカリ金属塩と触媒
量の四酸化オスミウムのような酸化オスミウムを加えて
反応させる。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常3時間乃至10時間
である。
る溶媒の種類によって異なるが、通常3時間乃至10時間
である。
E−2工程は、カルボニル化合物(E II)のカルボニ
ル基を還元して、アルコ−ル化合物(E III)を製造す
る工程である。
ル基を還元して、アルコ−ル化合物(E III)を製造す
る工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタンのようなエ−テル類又はメタノ−ル、エタノ−
ル、n−プロパノ−ルを挙げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタンのようなエ−テル類又はメタノ−ル、エタノ−
ル、n−プロパノ−ルを挙げることができる。
還元は、常法に従って実施されるが、好適にはナトリ
ウムボロヒドリドのような水素化金属類等の還元剤が用
いられる。
ウムボロヒドリドのような水素化金属類等の還元剤が用
いられる。
反応温度は−30℃乃至室温で行なわれ、反応時間は、
主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類に
よって異なるが、通常5乃至30分間である。
主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類に
よって異なるが、通常5乃至30分間である。
E−3工程は、水酸基の保護基R9を除去して、化合物
(E IV)を製造する工程である。
(E IV)を製造する工程である。
水酸基の保護基の除去は、保護基の種類によって条件
が異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法
によって以下の様に実施される。
が異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法
によって以下の様に実施される。
水酸基の保護基として、シリル基を使用した場合に
は、通常弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素ア
ニオンを生成する化合物で処理することにより除去す
る。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類が好適である。反応温度及び反応時間は特に限
定はないが、通常室温で10乃至18時間反応させる。
は、通常弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素ア
ニオンを生成する化合物で処理することにより除去す
る。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類が好適である。反応温度及び反応時間は特に限
定はないが、通常室温で10乃至18時間反応させる。
水酸基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキ
シカルボニル基である場合には、通常、還元剤と接触さ
せることにより除去することができる。例えば、パラジ
ウム炭素、白金、ラネ−ニッケルのような触媒を用い、
常温にて接触還元を行なうことにより達成される。反応
は溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒として
は本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、
メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類、酢酸の
ような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び使用
する還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温
で、5分乃至12時間である。
シカルボニル基である場合には、通常、還元剤と接触さ
せることにより除去することができる。例えば、パラジ
ウム炭素、白金、ラネ−ニッケルのような触媒を用い、
常温にて接触還元を行なうことにより達成される。反応
は溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒として
は本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、
メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類、酢酸の
ような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び使用
する還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温
で、5分乃至12時間である。
又、液体アンモニア中若しくはメタノ−ル、エタノ−
ルのようなアルコ−ル中において、−78℃〜−20℃で、
金属リチウム若しくはナトリウムを作用させることによ
っても除去できる。
ルのようなアルコ−ル中において、−78℃〜−20℃で、
金属リチウム若しくはナトリウムを作用させることによ
っても除去できる。
更に、塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又はトリメ
チルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハライド
類を用いても除去することができる。
チルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハライド
類を用いても除去することができる。
反応は溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒
としては本反応に関与しないものであれば特に限定はな
いが、好適には、アセトニトリルのようなニトリル類、
メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭
化水素類又はこれらの混合溶媒が使用される。反応温度
は出発物質等によって異なるが、通常は0℃乃至50℃で
ある。
としては本反応に関与しないものであれば特に限定はな
いが、好適には、アセトニトリルのようなニトリル類、
メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭
化水素類又はこれらの混合溶媒が使用される。反応温度
は出発物質等によって異なるが、通常は0℃乃至50℃で
ある。
尚、反応物質が硫黄原子を有する場合においては、好
適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いられ
る。
適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いられ
る。
水酸基の保護基が、脂肪族アシル基、芳香族アシル基
又はアルコキシカルボニル基である場合には、溶媒の存
在下に、塩基で処理することにより除去することができ
る。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えない
ものであれば特に限定はないが、好適にはナトリウムメ
トキシドのような金属アルコラ−ト類、アンモニア水、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノ−ルを用い
て実施される。使用される溶媒としては通常の加水分解
反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水、メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ルのようなアル
コ−ル類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエ−テル類のような有機溶媒又は水と有機溶媒との
混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物
質及び用いる塩基等によって異なり特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、1
乃至10時間である。
又はアルコキシカルボニル基である場合には、溶媒の存
在下に、塩基で処理することにより除去することができ
る。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えない
ものであれば特に限定はないが、好適にはナトリウムメ
トキシドのような金属アルコラ−ト類、アンモニア水、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノ−ルを用い
て実施される。使用される溶媒としては通常の加水分解
反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水、メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ルのようなアル
コ−ル類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエ−テル類のような有機溶媒又は水と有機溶媒との
混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物
質及び用いる塩基等によって異なり特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、1
乃至10時間である。
水酸基の保護基が、アルコキシメチル基又は置換され
たエチル基である場合には、通常溶媒中で酸で処理する
ことにより除去することができる。使用される酸として
は、好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン
酸又は酢酸等であるが、ダウエックス50Wのような強酸
性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。使用さ
れる溶媒としては本反応に関与しないものであれば特に
限定はないが、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ
−ル類又はテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類と水との混合溶媒が好適である。反応温度及び
反応時間は出発物質及び用いる酸の種類等によって異な
るが、通常は0℃乃至50℃で、10分乃至18時間である。
たエチル基である場合には、通常溶媒中で酸で処理する
ことにより除去することができる。使用される酸として
は、好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン
酸又は酢酸等であるが、ダウエックス50Wのような強酸
性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。使用さ
れる溶媒としては本反応に関与しないものであれば特に
限定はないが、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ
−ル類又はテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類と水との混合溶媒が好適である。反応温度及び
反応時間は出発物質及び用いる酸の種類等によって異な
るが、通常は0℃乃至50℃で、10分乃至18時間である。
水酸基の保護基が、アルケニルオキシカルボニル基で
ある場合は、通常前記水酸基の保護基が脂肪族アシル
基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である
場合の除去反応の条件と同様にして塩基と処理すること
により脱離させることができる。
ある場合は、通常前記水酸基の保護基が脂肪族アシル
基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である
場合の除去反応の条件と同様にして塩基と処理すること
により脱離させることができる。
尚、アリルオキシカルボニルの場合は、特にパラジウ
ム及びトリフェニルホスフィン若しくはニッケルテトラ
カルボニルを使用して除去する方法が簡便で、副反応が
少なく実施することができる。
ム及びトリフェニルホスフィン若しくはニッケルテトラ
カルボニルを使用して除去する方法が簡便で、副反応が
少なく実施することができる。
(Fの1法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、R8及びArは、前記と同意
義を示す。
義を示す。
F−1工程は、カルボニル化合物(F I)とオレフィ
ン化合物(F II)とを光反応に付し、オキセタン化合物
(F III)を製造する工程である。
ン化合物(F II)とを光反応に付し、オキセタン化合物
(F III)を製造する工程である。
照射する最適光の波長は、原料であるカルボニル化合
物とオレフィン化合物によって異なるが、おおむね280
−350nmの光が含まれるものならば光源に限定はない
が、280nm以下の波長が含まれる場合はフィター等を用
いて除くのが好ましい。
物とオレフィン化合物によって異なるが、おおむね280
−350nmの光が含まれるものならば光源に限定はない
が、280nm以下の波長が含まれる場合はフィター等を用
いて除くのが好ましい。
本工程は、溶媒の存在化行なわれ、使用される溶媒と
しては反応を阻害しないものであれば特に限定はなく、
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル
類、メタノール、エタノール、i−プロパノール等のア
ルコール類、エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン等の低級脂
肪族炭化水素類またはこれらの混合溶媒が用いられる。
好ましくは285nm以下の光が透過するのを防ぐため、フ
ィルターの役目を果たす、ベンゼン、トルエンあるいは
それらの混合溶媒が用いられる。
しては反応を阻害しないものであれば特に限定はなく、
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル
類、メタノール、エタノール、i−プロパノール等のア
ルコール類、エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン等の低級脂
肪族炭化水素類またはこれらの混合溶媒が用いられる。
好ましくは285nm以下の光が透過するのを防ぐため、フ
ィルターの役目を果たす、ベンゼン、トルエンあるいは
それらの混合溶媒が用いられる。
反応温度は特に限定はなく、−20℃乃至80℃で行なわ
れるが、好適には、10℃乃至40℃で行なわれる。
れるが、好適には、10℃乃至40℃で行なわれる。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物、照射される
光又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常1
時間乃至4日間である。
光又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常1
時間乃至4日間である。
(Fの2法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、R8及びArは、前記と同意
義を示す。
義を示す。
F−2工程は、カルボニル化合物(F I)と、いわゆ
るコーリー試薬と呼ばれているジメチルオキソスルホニ
ウムメチリド2当量以上とを反応することにより、オキ
セタン化合物(F III)を製造する工程である。若しく
は、Journal of American Chemical Society(1973),4
287(Johnson.C.Rら)に報告されているソジウムジメチ
ルN−(p−トルエンスルホニウム)スルホキシイミン
の2当量以上の存在下、求核的メチレン転移反応によっ
て行なわれる。
るコーリー試薬と呼ばれているジメチルオキソスルホニ
ウムメチリド2当量以上とを反応することにより、オキ
セタン化合物(F III)を製造する工程である。若しく
は、Journal of American Chemical Society(1973),4
287(Johnson.C.Rら)に報告されているソジウムジメチ
ルN−(p−トルエンスルホニウム)スルホキシイミン
の2当量以上の存在下、求核的メチレン転移反応によっ
て行なわれる。
反応試薬としては、トリメチルオキソスルホニウムア
イオダイド、トリメチルオキソスルホニウムクロライ
ド、ソジウムジメチルN−(P−トルエンスルホニル)
スルホキシイミンなどのメチレン化試薬が用いられる。
用いられる量はカルボニル化合物に対し2当量以上なら
特に限定はなく、通常2〜3当量が用いられる。
イオダイド、トリメチルオキソスルホニウムクロライ
ド、ソジウムジメチルN−(P−トルエンスルホニル)
スルホキシイミンなどのメチレン化試薬が用いられる。
用いられる量はカルボニル化合物に対し2当量以上なら
特に限定はなく、通常2〜3当量が用いられる。
反応に際しては、通常塩基が用いられ、その塩基とし
ては例えばソジウムヒドリド、水酸化ナトリウムのよう
な無機塩基、ポタシウムt−ブトキシドのような有機塩
基を挙げることができる。
ては例えばソジウムヒドリド、水酸化ナトリウムのよう
な無機塩基、ポタシウムt−ブトキシドのような有機塩
基を挙げることができる。
使用される溶媒としては、反応を阻害しないものであ
れば特に限定はなく、例えば、エーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、ジメチルスルホキシドなどのス
ルホキシド類等を挙げることができる。
れば特に限定はなく、例えば、エーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、ジメチルスルホキシドなどのス
ルホキシド類等を挙げることができる。
反応温度は−20℃乃至130℃、好ましくは0℃乃至室
温で行なわれる。
温で行なわれる。
反応時間は、主に反応温度、溶媒、塩基の種類によっ
て異なるが、通常2乃至6時間である (G法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、R8及びArは、前記と同意
義を示す。
て異なるが、通常2乃至6時間である (G法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、R8及びArは、前記と同意
義を示す。
G−1工程は、カルボニル化合物(G I)からオキセ
タン化合物(G III)を製造する工程である。
タン化合物(G III)を製造する工程である。
反応は、T.Sato,K.Tamura Tetrahedron Letters,Vol.
25,1821−1824(1984)に記載の方法に準じて容易に行
うことができる。
25,1821−1824(1984)に記載の方法に準じて容易に行
うことができる。
G−2工程はクロロ化合物(G III)からトリアゾー
ル化合物(G IV)を製造する工程である。
ル化合物(G IV)を製造する工程である。
反応は、溶媒中、1当量以上の1H−1,2,4−トリアゾ
ールを1当量以上の塩基の存在下に反応させるか、又は
1H−1,2,4−トリアゾールの塩基塩を反応させ、本発明
化合物を製造する方法である。
ールを1当量以上の塩基の存在下に反応させるか、又は
1H−1,2,4−トリアゾールの塩基塩を反応させ、本発明
化合物を製造する方法である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−
ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブ、のようなアルコ−ル類;ニトロ
エタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセ
トニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノンようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を挙
げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−
ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブ、のようなアルコ−ル類;ニトロ
エタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセ
トニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノンようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を挙
げることができる。
使用される塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属
炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭素水素カリウムのよう
なアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウム、水素化ナ
トリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化
物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、ポタシウム−t−ブトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジ
メチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N
−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノ
ナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−
7−エン(DBU)のような有機塩基類又はブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩
基類を挙げることができる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属
炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭素水素カリウムのよう
なアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウム、水素化ナ
トリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化
物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、ポタシウム−t−ブトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジ
メチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N
−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノ
ナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−
7−エン(DBU)のような有機塩基類又はブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩
基類を挙げることができる。
尚、反応を効果的に行わせるために、ベンジルトリエ
チルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウム
クロリドのような第4級アンモニウム塩類、ヨウ化ナト
リウム、臭化ナトリウム、臭化リチウムのようなハロゲ
ン化アルカリ土類金属、ジベンゾ−18−クラウン−6の
ようなクラウンエーテル類等を添加することもできる。
チルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウム
クロリドのような第4級アンモニウム塩類、ヨウ化ナト
リウム、臭化ナトリウム、臭化リチウムのようなハロゲ
ン化アルカリ土類金属、ジベンゾ−18−クラウン−6の
ようなクラウンエーテル類等を添加することもできる。
反応温度は−78℃乃至溶媒の沸点で行なわれるが、好
適には、−20℃乃至150℃である。
適には、−20℃乃至150℃である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常1時分間乃至24時
間である。
る溶媒の種類によって異なるが、通常1時分間乃至24時
間である。
(H法) 上記式中、R8及びArは、前記と同意義を示す。
H−1工程は、カルボニル化合物(H I)からエポキ
シ化合物(H II)を製造する工程である。
シ化合物(H II)を製造する工程である。
反応は、特開昭59−176266号公報等に記載の方法に準
じて容易に行なうことができる。
じて容易に行なうことができる。
H−2工程は、エポキシ化合物(H II)からオキセタ
ン化合物(H III)を製造する工程である。
ン化合物(H III)を製造する工程である。
反応は、用いる反応試薬の量が2等量以上ではなく1
等量以上であることを除いては、F−2工程に準じて行
なうことができる。
等量以上であることを除いては、F−2工程に準じて行
なうことができる。
(J法) 上記式中、R1、R3、R4、R8、R9、Ar及びYは、前記と
同意義を示す。
同意義を示す。
J−1工程は、アルコール化合物(J I)の保護され
ていない末端の水酸基を、溶媒中、塩基の存在又は非存
在下に、求核性脱離基Yに変換し、所望により水酸基の
保護基R9を除去して化合物(J II)を製造する工程であ
る。
ていない末端の水酸基を、溶媒中、塩基の存在又は非存
在下に、求核性脱離基Yに変換し、所望により水酸基の
保護基R9を除去して化合物(J II)を製造する工程であ
る。
例えば、ハロゲン化の場合には、通常ハロゲン化試薬
とされているものを使用して実施されるが、好適には、
チオニルクロリド、チオニルブロミド、チオニルアイオ
ダイドのようなチオニルハライド類、スルホニルクロリ
ド、スルホチルブロミドのようなスルホニルハライド
類、三塩化燐、三臭化燐のような三ハロゲン化燐類、五
塩化燐、五臭化燐、五沃化燐のような五ハロゲン化燐類
又はオキシ塩化燐、オキシ臭化燐のようなオキシハロゲ
ン化燐類を使用して行われ、好適には、オキシハロゲン
化燐類又はチオニルハライド類が使用される。
とされているものを使用して実施されるが、好適には、
チオニルクロリド、チオニルブロミド、チオニルアイオ
ダイドのようなチオニルハライド類、スルホニルクロリ
ド、スルホチルブロミドのようなスルホニルハライド
類、三塩化燐、三臭化燐のような三ハロゲン化燐類、五
塩化燐、五臭化燐、五沃化燐のような五ハロゲン化燐類
又はオキシ塩化燐、オキシ臭化燐のようなオキシハロゲ
ン化燐類を使用して行われ、好適には、オキシハロゲン
化燐類又はチオニルハライド類が使用される。
又、スルホニル化の場合には、例えば、一般式R14SO2
−O−SO2R14を有する化合物(式中、R14は、メチル、
エチルのような低級アルキル基;トリフルオロメチル、
ペンタフルオロエチルのようなハロゲノ低級アルキル
基;ベンゼン、p−トルエンのようなアリ−ル基を示
す。)又は式R14SO2−Yを有する化合物(式中、R14及
びYは、前記と同意義を示す。)と反応させることによ
り達成される。
−O−SO2R14を有する化合物(式中、R14は、メチル、
エチルのような低級アルキル基;トリフルオロメチル、
ペンタフルオロエチルのようなハロゲノ低級アルキル
基;ベンゼン、p−トルエンのようなアリ−ル基を示
す。)又は式R14SO2−Yを有する化合物(式中、R14及
びYは、前記と同意義を示す。)と反応させることによ
り達成される。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族
炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのような
ハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのよ
うなエステル類;エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類又はジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルホスホロトリアミドのようなアミド類を挙げることが
できる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族
炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのような
ハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのよ
うなエステル類;エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類又はジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルホスホロトリアミドのようなアミド類を挙げることが
できる。
使用される塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ムのようなアルカリ金属水素化物等の無機塩基類;トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチ
ルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,5−ジアザビ
シクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類又はブチ
ルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのような有
機金属塩基類を挙げることができる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ムのようなアルカリ金属水素化物等の無機塩基類;トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチ
ルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,5−ジアザビ
シクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類又はブチ
ルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのような有
機金属塩基類を挙げることができる。
反応温度は−20℃乃至50℃で行なわれるが、好適に
は、−15℃乃至室温である。
は、−15℃乃至室温である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常5分間乃至10時間
である。
る溶媒の種類によって異なるが、通常5分間乃至10時間
である。
所望の工程である、水酸基の保護基の除去の工程は、
保護基の種類によって条件が異なるが、一般にこの分野
の技術において周知の方法によって以下の様に実施され
る。
保護基の種類によって条件が異なるが、一般にこの分野
の技術において周知の方法によって以下の様に実施され
る。
水酸基の保護基として、シリル基を使用した場合に
は、通常弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素ア
ニオンを生成する化合物で処理することにより除去す
る。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類が好適である。反応温度及び反応時間は特に限
定はないが、通常室温で10乃至18時間反応させる。
は、通常弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素ア
ニオンを生成する化合物で処理することにより除去す
る。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類が好適である。反応温度及び反応時間は特に限
定はないが、通常室温で10乃至18時間反応させる。
水酸基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキ
シカルボニル基である場合には、通常、還元剤と接触さ
せることにより除去することができる。例えば、パラジ
ウム炭素、白金、ラネ−ニッケルのような触媒を用い、
常温にて接触還元を行なうことにより達成される。反応
は溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒として
は本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、
メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類、酢酸の
ような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び使用
する還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温
で、5分乃至12時間である。
シカルボニル基である場合には、通常、還元剤と接触さ
せることにより除去することができる。例えば、パラジ
ウム炭素、白金、ラネ−ニッケルのような触媒を用い、
常温にて接触還元を行なうことにより達成される。反応
は溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒として
は本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、
メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類、酢酸の
ような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び使用
する還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温
で、5分乃至12時間である。
又、液体アンモニア中若しくはメタノ−ル、エタノ−
ルのようなアルコ−ル中において、−78℃〜−20℃で、
金属リチウム若しくはナトリウムを作用させることによ
っても除去できる。
ルのようなアルコ−ル中において、−78℃〜−20℃で、
金属リチウム若しくはナトリウムを作用させることによ
っても除去できる。
更に、塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又はトリメ
チルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハライド
類を用いても除去することができる。反応は溶媒の存在
下に行なわれ、使用される反応溶媒としては本反応に関
与しないものであれば特に限定はないが、好適には、ア
セトニトリルのようなニトリル類、メチレンクロリド、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類又はこれら
の混合溶媒が使用される。反応温度は出発物質等によっ
て異なるが、通常は0℃乃至50℃である。
チルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハライド
類を用いても除去することができる。反応は溶媒の存在
下に行なわれ、使用される反応溶媒としては本反応に関
与しないものであれば特に限定はないが、好適には、ア
セトニトリルのようなニトリル類、メチレンクロリド、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類又はこれら
の混合溶媒が使用される。反応温度は出発物質等によっ
て異なるが、通常は0℃乃至50℃である。
尚、反応基質が硫黄原子を有する場合においては、好
適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いられ
る。
適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いられ
る。
水酸基の保護基が、脂肪族アシル基、芳香族アシル又
はアルコキシカルボニル基である場合には、溶媒の存在
下に、塩基で処理することにより除去することができ
る。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えない
ものであれば特に限定はないが、好適にはナトリウムメ
トキシドのような金属アルコラ−ト類、アンモニア水、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノ−ルを用い
て実施される。使用される溶媒としては通常の加水分解
反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水、メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ルのようなアル
コ−ル類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエ−テル類のような有機溶媒又は水と有機溶媒との
混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物
質及び用いる塩基等によって異なり特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、1
乃至10時間である。
はアルコキシカルボニル基である場合には、溶媒の存在
下に、塩基で処理することにより除去することができ
る。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えない
ものであれば特に限定はないが、好適にはナトリウムメ
トキシドのような金属アルコラ−ト類、アンモニア水、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノ−ルを用い
て実施される。使用される溶媒としては通常の加水分解
反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水、メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ルのようなアル
コ−ル類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエ−テル類のような有機溶媒又は水と有機溶媒との
混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物
質及び用いる塩基等によって異なり特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、1
乃至10時間である。
水酸基の保護基が、アルコキシメチル基又は置換され
たエチル基である場合には、通常溶媒中で酸で処理する
ことにより除去することができる。使用される酸として
は、好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン
酸又は酢酸等であるが、ダウエックス50Wのような強酸
性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。使用さ
れる溶媒としては本反応に関与しないものであれば特に
限定はないが、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ
−ル類又はテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類と水との混合溶媒が好適である。反応温度及び
反応時間は出発物質及び用いる酸の種類等によって異な
るが、通常は0℃乃至50℃で、10分乃至18時間である。
たエチル基である場合には、通常溶媒中で酸で処理する
ことにより除去することができる。使用される酸として
は、好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン
酸又は酢酸等であるが、ダウエックス50Wのような強酸
性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。使用さ
れる溶媒としては本反応に関与しないものであれば特に
限定はないが、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ
−ル類又はテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
−テル類と水との混合溶媒が好適である。反応温度及び
反応時間は出発物質及び用いる酸の種類等によって異な
るが、通常は0℃乃至50℃で、10分乃至18時間である。
水酸基の保護基が、アルケニルオキシカルボニル基で
ある場合は、通常前記水酸基の保護基が脂肪族アシル
基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である
場合の除去反応の条件と同様にして塩基と処理すること
により脱離させることができる。
ある場合は、通常前記水酸基の保護基が脂肪族アシル
基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である
場合の除去反応の条件と同様にして塩基と処理すること
により脱離させることができる。
尚、アリルオキシカルボニルの場合は、特にパラジウ
ム及びトリフェニルホスフィン若しくはニッケルテトラ
カルボニルを使用して除去する方法が簡便で、副反応が
少なく実施することができる。
ム及びトリフェニルホスフィン若しくはニッケルテトラ
カルボニルを使用して除去する方法が簡便で、副反応が
少なく実施することができる。
J−2工程は、一般式(J III)を有する化合物を、
溶媒中、1当量以上の塩基の存在下に反応させ、閉環し
て、本願発明化合物(J III)を製造する工程である。
溶媒中、1当量以上の塩基の存在下に反応させ、閉環し
て、本願発明化合物(J III)を製造する工程である。
尚、水酸基の保護基が塩基性条件下で除去されるもの
である場合には、水酸基が保護された出発化合物を使用
して、この反応を実施することができる。
である場合には、水酸基が保護された出発化合物を使用
して、この反応を実施することができる。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−
ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコ
−ル、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブ、のようなアルコール類;ニトロ
エタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセ
トニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミ
ド類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスル
ホキシド類を挙げることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−
ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコ
−ル、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブ、のようなアルコール類;ニトロ
エタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセ
トニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミ
ド類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスル
ホキシド類を挙げることができる。
使用される塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属
炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのよう
なアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウム、水素化ナ
トリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化
物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物;シアン化ナトリウ
ム、シアン化カリウムのようなシアン化アルカリ金属等
の無機塩基類;リチウムアジド、ナトリウムアジドのよ
うなアルカリ金属アジド;ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、ポタシウム−t−ブトキシドのよう
なアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナ
トリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメル
カプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)の
ような有機塩基類又はブチルリチウム、リチウムジイソ
プロピルアミドのような有機金属塩基類を挙げることが
できる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属
炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのよう
なアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウム、水素化ナ
トリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化
物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物;シアン化ナトリウ
ム、シアン化カリウムのようなシアン化アルカリ金属等
の無機塩基類;リチウムアジド、ナトリウムアジドのよ
うなアルカリ金属アジド;ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、ポタシウム−t−ブトキシドのよう
なアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナ
トリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメル
カプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)の
ような有機塩基類又はブチルリチウム、リチウムジイソ
プロピルアミドのような有機金属塩基類を挙げることが
できる。
尚、反応を効果的に行わせるために、ベンジルトリエ
チルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウム
クロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−
18−クラウン−6のようなクラウンエーテル類等を添加
することもできる。
チルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウム
クロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−
18−クラウン−6のようなクラウンエーテル類等を添加
することもできる。
反応温度は−78℃乃至溶媒の沸点で行なわれるが、好
適には、−20℃乃至100℃である。
適には、−20℃乃至100℃である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用され
る溶媒の種類によって異なるが、通常10分間乃至24時間
である。
る溶媒の種類によって異なるが、通常10分間乃至24時間
である。
(K法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、Ar及びYは前記と同意義
を示し、R15は水素原子又は低級アルキル基を示す。
を示し、R15は水素原子又は低級アルキル基を示す。
K−1工程は、カルボニル化合物(K I)からオキセ
タン化合物(K III)を製造する工程である。
タン化合物(K III)を製造する工程である。
この工程は、T.Oppenlnder and P.Schnholzer He
lvetica Chimica Acta,Vol.72,1792(1989)に記載の方
法に準じて容易に行なうことができる。
lvetica Chimica Acta,Vol.72,1792(1989)に記載の方
法に準じて容易に行なうことができる。
K−2工程は、(K III)のエステル基を還元し、ア
ルコール化合物(K IV)を製造する工程である。
ルコール化合物(K IV)を製造する工程である。
この工程は、一般的なエステルの還元法、例えば新実
験化学講座(日本化学会編)、第15巻酸化と還元[II]
に記載の方法を用いて、行うことができる。
験化学講座(日本化学会編)、第15巻酸化と還元[II]
に記載の方法を用いて、行うことができる。
K−3工程は、アルコール化合物(K IV)の保護され
ていない水酸基を求核性脱離基Yに変換し、化合物(K
V)を製造する工程である。
ていない水酸基を求核性脱離基Yに変換し、化合物(K
V)を製造する工程である。
この工程は、通常の方法、例えばJ−1工程に準じて
行なうことができる。
行なうことができる。
K−4工程は、化合物(K V)の求核性脱離基Yをト
リアゾールで置換することにより、本願発明化合物(K
VI)を製造する工程である。
リアゾールで置換することにより、本願発明化合物(K
VI)を製造する工程である。
この工程はG−2工程に準じて容易に行なうことがで
きる。
きる。
(L法) 上記式中、R3、R4、R8、R10、Ar及びXは、前記と同
意義を示す。
意義を示す。
L工程は、カルボニル化合物(L I)とエステル化合
物(L II)とをリフォマトスキー反応に付すことによ
り、化合物(L III)を製造する工程である。
物(L II)とをリフォマトスキー反応に付すことによ
り、化合物(L III)を製造する工程である。
本工程は、触媒を使用せずにあるいは触媒を使用し
て、行なうことができる。
て、行なうことができる。
触媒を使用しない場合は、特開昭58−82376号公報に
記載の方法に準ずることにより、容易に行なうことがで
きる。しかし、その場合収率は良くない。
記載の方法に準ずることにより、容易に行なうことがで
きる。しかし、その場合収率は良くない。
一方、触媒を使用する場合には、上記公報に比べ、驚
くべき収率の向上が見られる。
くべき収率の向上が見られる。
この場合の触媒としては、例えば、ジエチルアルミニ
ウムクロリド、トリイソプロピルタイタニウムクロリ
ド、シアン化銅、ビス[トリ(o−トルイル)ホスフィ
ン]パラジウムジクロリド、テトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム及びCuCN・2LiClなどを挙げる
ことができる。
ウムクロリド、トリイソプロピルタイタニウムクロリ
ド、シアン化銅、ビス[トリ(o−トルイル)ホスフィ
ン]パラジウムジクロリド、テトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム及びCuCN・2LiClなどを挙げる
ことができる。
溶媒、温度及び反応時間は、通常のリフォマトスキー
反応と同様にして行なうことができる。
反応と同様にして行なうことができる。
(M法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、R8、Y及びArは、前記と
同意義を示す。
同意義を示す。
M工程は、アルコール化合物(M I)から化合物(M I
I)を製造する工程であり、J−1工程に準じて容易に
行なうことができる。
I)を製造する工程であり、J−1工程に準じて容易に
行なうことができる。
(N法) 上記式中、R1、R2、R3、R4、R8及びArは、前記と同意
義を示し、HMは、弗化水素酸、臭化水素酸、過塩素酸、
硝酸、塩酸、硫酸、燐酸のような無機酸、メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン
酸のような低級アルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸のようなアリールスルホン
酸、修酸、コハク酸のような有機酸を示す。
義を示し、HMは、弗化水素酸、臭化水素酸、過塩素酸、
硝酸、塩酸、硫酸、燐酸のような無機酸、メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン
酸のような低級アルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸のようなアリールスルホン
酸、修酸、コハク酸のような有機酸を示す。
N工程は、本願発明化合物(N I)から、その塩(N I
I)を製造する工程であり、通常の、塩を得る方法を用
いて容易に行なうことができる。
I)を製造する工程であり、通常の、塩を得る方法を用
いて容易に行なうことができる。
以上の[A法]乃至[N法]において、ラセミ体とし
て合成した化合物は、ラセミ体に、周知の分割試薬、例
えば、l−カンファースルホン酸のような光学活性な酸
を加えて、結晶性の塩を形成させ、光学分割を行なうこ
とにより、一方の光学活性体のみを取り出すことができ
る。
て合成した化合物は、ラセミ体に、周知の分割試薬、例
えば、l−カンファースルホン酸のような光学活性な酸
を加えて、結晶性の塩を形成させ、光学分割を行なうこ
とにより、一方の光学活性体のみを取り出すことができ
る。
上記各工程の反応終了後、目的化合物は常法に従っ
て、反応混合物から採取される。
て、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物に水と混和しない有機溶媒を加
え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得
られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、
再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製でき
る。
え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得
られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、
再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製でき
る。
(効果) 本発明化合物は農業用殺菌剤として用いられ、宿主植
物に被害を与えることなく、植物の病気に対して治療的
且つ予防的効果を示す。
物に被害を与えることなく、植物の病気に対して治療的
且つ予防的効果を示す。
即ち、散布剤又は水面施用剤として使用することによ
り、稲作での重要病害である稲紋枯病を特に強力に防除
することができる。
り、稲作での重要病害である稲紋枯病を特に強力に防除
することができる。
又、土壌処理或いは種子処理剤として使用することに
より、リゾクトニア菌に起因するビート、棉、ウリ類等
各種作物の苗立枯病に特に有効である他、ナス、ウリ類
等の白絹病、ジャガイモ黒あざ病などの土壌伝染性病害
を有効に防除することができる。
より、リゾクトニア菌に起因するビート、棉、ウリ類等
各種作物の苗立枯病に特に有効である他、ナス、ウリ類
等の白絹病、ジャガイモ黒あざ病などの土壌伝染性病害
を有効に防除することができる。
一方、実用薬量では稲、トマト、ジャガイモ、棉、ナ
ス、キュウリ、インゲン等の作物は薬害を受けることは
ない。
ス、キュウリ、インゲン等の作物は薬害を受けることは
ない。
更に、果樹園、非農耕地、山林等においても殺菌剤と
して有効に使用することができる。
して有効に使用することができる。
本発明の化合物は、担体及び必要に応じて他の補助剤
と混合して、農業用殺菌剤として通常用いられる製剤形
態、例えば、粉剤、粗粉剤、微粒剤、粒剤、水和剤、フ
ロアブル剤、乳剤、水溶液剤、水溶剤、油懸濁剤等に調
製されて使用される。もちろん、精製の任意の段階で精
製を中止し、粗製物を有効成分とすることもできる。
と混合して、農業用殺菌剤として通常用いられる製剤形
態、例えば、粉剤、粗粉剤、微粒剤、粒剤、水和剤、フ
ロアブル剤、乳剤、水溶液剤、水溶剤、油懸濁剤等に調
製されて使用される。もちろん、精製の任意の段階で精
製を中止し、粗製物を有効成分とすることもできる。
ここでいう担体とは、処理すべき部位へ有効成分化合
物の到達性を助け、又、有効成分化合物の貯蔵、輸送或
いは取り扱いを容易にするために、農業用殺菌剤中に混
合される合成又は天然の無機若しくは有機物質を意味す
る。
物の到達性を助け、又、有効成分化合物の貯蔵、輸送或
いは取り扱いを容易にするために、農業用殺菌剤中に混
合される合成又は天然の無機若しくは有機物質を意味す
る。
適当な固体担体としては、カオリナイト群、モンモリ
ロナイト群又はアタバルジャイト群等で代表されるクレ
ー類、タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、パーミュキライ
ト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪藻土、マ
グネシウム石灰、燐灰石、ゼオライト、無水珪酸、合成
珪酸カルシウム等の無機物質、大豆粉、タバコ粉、クル
ミ粉、小麦粉、木粉、澱粉、結晶セルロース等の植物性
有機物質、クマロン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリアルキレングリコール、ケトン樹
脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマルガム等の合
成又は天然の高分子化合物、カルナパロウ、蜜ロウ等の
ワックス類、或いは尿素等が挙げられる。
ロナイト群又はアタバルジャイト群等で代表されるクレ
ー類、タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、パーミュキライ
ト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪藻土、マ
グネシウム石灰、燐灰石、ゼオライト、無水珪酸、合成
珪酸カルシウム等の無機物質、大豆粉、タバコ粉、クル
ミ粉、小麦粉、木粉、澱粉、結晶セルロース等の植物性
有機物質、クマロン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリアルキレングリコール、ケトン樹
脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマルガム等の合
成又は天然の高分子化合物、カルナパロウ、蜜ロウ等の
ワックス類、或いは尿素等が挙げられる。
適当な液体担体としては、ケロシン、鉱油、スピンド
ル油、ホワイトオイル等のパラフイン系若しくはナフテ
ン系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水
素、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロルエチレン、
モノクロルベンゼン、o−クロルトルエン等の塩素化炭
化水素、ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエー
テル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、アセトフエノン、イソホロ
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸アミル、エチレング
リコールアセテート、ジエチレングリコールアセテー
ト、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチル等のエステ
ル類、メタノール、n−ヘキサノール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、ベ
ンジルアルコール等のアルコール類、エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレン
グリコールブチルエーテル等のエーテルアルコール類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性
溶媒或いは水等が挙げられる。
ル油、ホワイトオイル等のパラフイン系若しくはナフテ
ン系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水
素、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロルエチレン、
モノクロルベンゼン、o−クロルトルエン等の塩素化炭
化水素、ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエー
テル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、アセトフエノン、イソホロ
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸アミル、エチレング
リコールアセテート、ジエチレングリコールアセテー
ト、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチル等のエステ
ル類、メタノール、n−ヘキサノール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、ベ
ンジルアルコール等のアルコール類、エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレン
グリコールブチルエーテル等のエーテルアルコール類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性
溶媒或いは水等が挙げられる。
乳化、分散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調節、有効成
分安定化、流動性改良、防錆等の目的で使用される界面
活性剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及び両
性イオン性のいずれのものをも使用しうるが、通常は非
イオン性及び/又は陰イオン性のものが使用される。
分安定化、流動性改良、防錆等の目的で使用される界面
活性剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及び両
性イオン性のいずれのものをも使用しうるが、通常は非
イオン性及び/又は陰イオン性のものが使用される。
適当な非イオン性界面活性剤としては、例えば、ラウ
リルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コール等の高級アルコールにエチレンオキシドを重合付
加させたもの、イソオクチルフェノール、ノニルフェノ
ール等のアルキルフェノールにエチレンオキシドを重合
付加させたもの、ブチルナフトール、オクチルナフトー
ル等のアルキルナフトールにエチレンオキシドを重合付
加させたもの、バルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシドを重合付加させた
もの、ステアリン燐酸、ジラウリル燐酸等のモノ若しく
はジアルキル燐酸にエチレンオキシドを重合付加させた
もの、ドデシルアミン、ステアリン酸アミド等のアミン
にエチレンオキシドを重合付加させたもの、ソルビタン
等の多価アルコールの高級脂肪酸エステル及びそれにエ
チレンオキシドを重合付加させたもの、エチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドを重合付加させたもの等が挙げ
られる。適当な陰イオン性界面活性剤としては、例え
ば、ラウリン硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸
エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スルホ
こはく酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチルヘ
キセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩等が挙げられる。
リルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コール等の高級アルコールにエチレンオキシドを重合付
加させたもの、イソオクチルフェノール、ノニルフェノ
ール等のアルキルフェノールにエチレンオキシドを重合
付加させたもの、ブチルナフトール、オクチルナフトー
ル等のアルキルナフトールにエチレンオキシドを重合付
加させたもの、バルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシドを重合付加させた
もの、ステアリン燐酸、ジラウリル燐酸等のモノ若しく
はジアルキル燐酸にエチレンオキシドを重合付加させた
もの、ドデシルアミン、ステアリン酸アミド等のアミン
にエチレンオキシドを重合付加させたもの、ソルビタン
等の多価アルコールの高級脂肪酸エステル及びそれにエ
チレンオキシドを重合付加させたもの、エチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドを重合付加させたもの等が挙げ
られる。適当な陰イオン性界面活性剤としては、例え
ば、ラウリン硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸
エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スルホ
こはく酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチルヘ
キセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩等が挙げられる。
更に、本発明の農業用殺菌剤には製剤の性状を改善
し、生物効果を高める目的で、カゼイン、ゼラチン、ア
ルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化合物や他
の補助剤を併用することもできる。
し、生物効果を高める目的で、カゼイン、ゼラチン、ア
ルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化合物や他
の補助剤を併用することもできる。
上記の担体及び種々の補助剤は製剤の剤型、適用場面
等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独に或いは組合
せて適宜使用される。
等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独に或いは組合
せて適宜使用される。
粉剤は、例えば、有効成分化合物を通常0.1乃至25重
量部含有し、残部は固体担体である。
量部含有し、残部は固体担体である。
水和剤は、例えば、有効成分化合物を通常1乃至80重
量部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であって、必
要に応じて保護コロイド剤、チキソトロビー剤、消泡剤
等が加えられる。
量部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であって、必
要に応じて保護コロイド剤、チキソトロビー剤、消泡剤
等が加えられる。
粒剤は、例えば、有効成分化合物を通常1乃至35重量
部含有し、残部は大部分が固体担体である。
部含有し、残部は大部分が固体担体である。
使用する場合において、他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ
剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改
良剤等と混合し、適用範囲を拡大し、省力化を図ること
もできる。
剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改
良剤等と混合し、適用範囲を拡大し、省力化を図ること
もできる。
その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時期、処理
方法、場所、対象病害、対象作物等により異なるが、通
常、有効成分として、1アール当たり0.1 g乃至100 gで
あり、好ましくは、5 g乃至40 gであり、乳剤、水和
剤、懸濁剤等は、通常、その所定量を1アール当たり1
リットル乃至10リットルの水(所望により、界面活性
剤、ポリオキシエチレン樹脂酸、リグニンスルホン酸
塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジスルホン酸
塩、パラフィンのような展着剤を添加できる。)で希釈
して処理し、粒剤等は、通常、何等希釈することなく処
理する。
方法、場所、対象病害、対象作物等により異なるが、通
常、有効成分として、1アール当たり0.1 g乃至100 gで
あり、好ましくは、5 g乃至40 gであり、乳剤、水和
剤、懸濁剤等は、通常、その所定量を1アール当たり1
リットル乃至10リットルの水(所望により、界面活性
剤、ポリオキシエチレン樹脂酸、リグニンスルホン酸
塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジスルホン酸
塩、パラフィンのような展着剤を添加できる。)で希釈
して処理し、粒剤等は、通常、何等希釈することなく処
理する。
以下、各種の効果を調べた。
(1)農薬としての効果 試験例1 稲いもち病防除試験(治療効果) 4−5葉期の稲苗(品種:幸風)に、稲いもち病菌
(Pyricularia oryzae)の分生胞子懸濁液を噴霧接種し
た。菌接種後、稲苗を温度20−22℃、相対湿度100%の
室内に24時間置いた後、試験化合物の10ppm液を3ポッ
ト当たり30 mlの割合で散布した。
(Pyricularia oryzae)の分生胞子懸濁液を噴霧接種し
た。菌接種後、稲苗を温度20−22℃、相対湿度100%の
室内に24時間置いた後、試験化合物の10ppm液を3ポッ
ト当たり30 mlの割合で散布した。
続いて、稲苗を同室内に6日間置いて発病させ、上位
2葉に形成された病斑数を基にして防除効力を調査し
た。
2葉に形成された病斑数を基にして防除効力を調査し
た。
結果を第4表に示す。
尚、防除効力(以下の試験例にて同様)は、試験植物
の発病程度を肉眼観察し、下記の基準で表示した。
の発病程度を肉眼観察し、下記の基準で表示した。
5:発病が全く認められない。
4:発病程度が無処理区(試験化合物を供試していない場
合、以下同じ)の10%以下。
合、以下同じ)の10%以下。
3:発病程度が無処理区の10%以上30%以下。
2:発病程度が無処理区の30%以上50%以下。
1:発病程度が無処理区の50%以上70%以下。
0:発病程度が無処理区の70%以上で、無処理区と差が認
められない。
められない。
試験例2 稲紋枯病防除試験(予防効果) 4−5葉期の稲苗(品種:日本晴)に、試験化合物の
100 ppm液を3ポット当たり30 mlの割合で散布した。薬
液散布24時間後に、予め稲紋枯病菌(Rhizoctonia sola
ni)を培養したエンバク粒を稲苗の地際に4−5粒置
き、温度25−27℃、相対湿度100%の室内に5日間置い
て発病させた。葉鞘に形成された病斑の高さを基にして
防除効力を調査した。
100 ppm液を3ポット当たり30 mlの割合で散布した。薬
液散布24時間後に、予め稲紋枯病菌(Rhizoctonia sola
ni)を培養したエンバク粒を稲苗の地際に4−5粒置
き、温度25−27℃、相対湿度100%の室内に5日間置い
て発病させた。葉鞘に形成された病斑の高さを基にして
防除効力を調査した。
結果を第5表に示す。
試験例3 稲紋枯病防除試験(治療効果) 4−5葉期の稲苗(品種:日本晴)の地際に、予め稲
紋枯病菌(Rhizoctonia solani)を培養したエンバク粒
を4−5粒置いて接種した。菌接種後、稲苗を温度25−
27℃、相対湿度100%の室内に24時間置いた後、試験化
合物の10 ppm液を3ポット当たり30 mlの割合で散布し
た。続いて、稲苗を同室内に5日間置いて発病させ、葉
鞘に形成された病斑の高さを基にして防除効力を調査し
た。
紋枯病菌(Rhizoctonia solani)を培養したエンバク粒
を4−5粒置いて接種した。菌接種後、稲苗を温度25−
27℃、相対湿度100%の室内に24時間置いた後、試験化
合物の10 ppm液を3ポット当たり30 mlの割合で散布し
た。続いて、稲苗を同室内に5日間置いて発病させ、葉
鞘に形成された病斑の高さを基にして防除効力を調査し
た。
結果を、第6表に示す。
試験例4 稲紋枯病防除試験(水面施用) ポット内に育成した3−4葉期の稲苗(品種:日本
晴)を、水深1 cmの湛水状態に保ち、試験化合物を有効
成分量が100 g/10aとなるようにポット内に施用した。
稲苗をガラス温室内に7日間置いた後、予め稲紋枯病菌
(Rhizoctonia solani)を培養したエンバク粒を稲苗の
地際に4−5粒置き接種した。温度25−27℃、相対湿度
100%の室内に5日間置いて発病させた後、葉鞘に形成
された病斑の高さを基にして防除効力を調査した。
晴)を、水深1 cmの湛水状態に保ち、試験化合物を有効
成分量が100 g/10aとなるようにポット内に施用した。
稲苗をガラス温室内に7日間置いた後、予め稲紋枯病菌
(Rhizoctonia solani)を培養したエンバク粒を稲苗の
地際に4−5粒置き接種した。温度25−27℃、相対湿度
100%の室内に5日間置いて発病させた後、葉鞘に形成
された病斑の高さを基にして防除効力を調査した。
結果を第7表に示す。
試験例5 稲馬鹿苗病防除試験(種子浸漬) 開花期の稲(品種:短銀坊主)に、稲馬鹿苗病菌(Gi
bberella fujikuroi)の分生胞子懸濁液を噴霧接種して
得た罹病種子10 gを、試験化合物の100 ppm液20 mlに3
日間浸漬した。次いで、種子をポット内土壌に密に播種
して覆土し、温度20−30℃のガラス温室内で3週間育苗
した。発病した苗数を基にして防除効力を調査した。
bberella fujikuroi)の分生胞子懸濁液を噴霧接種して
得た罹病種子10 gを、試験化合物の100 ppm液20 mlに3
日間浸漬した。次いで、種子をポット内土壌に密に播種
して覆土し、温度20−30℃のガラス温室内で3週間育苗
した。発病した苗数を基にして防除効力を調査した。
結果を第8表に示す。
試験例6 小麦赤さび病防除試験(治療効果) 1.5葉期の小麦苗(品種:農林61号)に、小麦赤さび
病菌(Puccinia recondita)の胞子をふりかけて接種し
た。菌接種後、小麦苗を温度20−22℃、相対湿度100%
の室内に24時間置いた後、次いで15−20℃のガラス温室
に移して2日後に、試験化合物の3 ppm液を3ポット当
たり30 mlの割合で散布した。続いて、小麦苗をガラス
温室内に10日間置いて発病させ、第1葉に形成された病
斑の面積を基にして防除効力を調査した。
病菌(Puccinia recondita)の胞子をふりかけて接種し
た。菌接種後、小麦苗を温度20−22℃、相対湿度100%
の室内に24時間置いた後、次いで15−20℃のガラス温室
に移して2日後に、試験化合物の3 ppm液を3ポット当
たり30 mlの割合で散布した。続いて、小麦苗をガラス
温室内に10日間置いて発病させ、第1葉に形成された病
斑の面積を基にして防除効力を調査した。
結果を第9表に示す。
試験例7 大麦うどんこ病防除試験(治療効果) 1葉期の大麦苗(品種:赤神力)に、大麦うどんこ病
菌(Erysiphe graminis f.sp.hordei)の分生胞子をふ
りかけて接種した。菌接種後、大麦苗を温度15−20℃の
ガラス温室内に24時間置いた後、試験化合物の3 ppm液
を3ポット当たり30 mlの割合で散布した。続いて、大
麦苗をガラス温室内に10日間置いて発病させ、第1葉に
形成された病斑の面積を基にして防除効力を調査した。
菌(Erysiphe graminis f.sp.hordei)の分生胞子をふ
りかけて接種した。菌接種後、大麦苗を温度15−20℃の
ガラス温室内に24時間置いた後、試験化合物の3 ppm液
を3ポット当たり30 mlの割合で散布した。続いて、大
麦苗をガラス温室内に10日間置いて発病させ、第1葉に
形成された病斑の面積を基にして防除効力を調査した。
結果を第10表に示す。
試験例8 キュウリうどんこ病防除試験(予防効果) 3−4葉期のキュウリ苗(品種:相模半白)に、試験
化合物の300 ppm液を3ポット当たり30 mlの割合で散布
した。薬液散布24時間後にキュウリうどんこ病菌(Spha
erotheca fuliginea)の分生胞子をふりかけて接種し
た。菌接種後、キュウリ苗を温度20−30℃のガラス温室
内に7日間置いて発病させ、第3−4葉に形成された病
斑の面積を基にして防除効力を調査した。
化合物の300 ppm液を3ポット当たり30 mlの割合で散布
した。薬液散布24時間後にキュウリうどんこ病菌(Spha
erotheca fuliginea)の分生胞子をふりかけて接種し
た。菌接種後、キュウリ苗を温度20−30℃のガラス温室
内に7日間置いて発病させ、第3−4葉に形成された病
斑の面積を基にして防除効力を調査した。
結果を第11表に示す。
試験例9 リンゴ黒星病防除試験(予防効果) 3−4葉期のリンゴ実生苗に、試験化合物の300ppm液
を3ポット当たり30 mlの割合で散布した。薬液散布24
時間後にリンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)の分
生胞子懸濁液を噴霧接種した。菌接種後、リンゴ苗を温
度20−22℃、相対湿度100%の室内に3日間置き、次い
で、20−22℃のガラス室内に10日間置いて発病させ、第
3−4葉に形成された病斑の面積を基にして防除効力を
調査した。
を3ポット当たり30 mlの割合で散布した。薬液散布24
時間後にリンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)の分
生胞子懸濁液を噴霧接種した。菌接種後、リンゴ苗を温
度20−22℃、相対湿度100%の室内に3日間置き、次い
で、20−22℃のガラス室内に10日間置いて発病させ、第
3−4葉に形成された病斑の面積を基にして防除効力を
調査した。
結果を第12表に示す。
(2)木材防腐剤としての効果 試験例10 防カビ試験 直径9cmのペトリ皿に寒天培地(マルトエキストラク
ト2%、グリコース1%、ペプトン0.3%、寒天2%含
有)10mlを入れて固化させた後、これにあらかじめ前培
養した供試菌の菌叢ディスク(直径約4mm)を培地の中
央部に接種した。
ト2%、グリコース1%、ペプトン0.3%、寒天2%含
有)10mlを入れて固化させた後、これにあらかじめ前培
養した供試菌の菌叢ディスク(直径約4mm)を培地の中
央部に接種した。
菌接種3日後に薬液処理の後乾熱滅菌させたペーパー
ディスク(直径8mm、厚さ0.7mm)を生育した菌の外周か
ら約1cm隔てた円周上に置き、25℃で5日間培養したペ
ーパーディスクへの菌の侵入の有無により効力を判定し
た。
ディスク(直径8mm、厚さ0.7mm)を生育した菌の外周か
ら約1cm隔てた円周上に置き、25℃で5日間培養したペ
ーパーディスクへの菌の侵入の有無により効力を判定し
た。
なお、供試菌としては、アスペルギルスニガー(Aspe
rgillus niger)(以下、菌Aという)、グリオクラデ
ィウムバイレンス(Gliocladium virens)(以下、菌B
という)及びフザリウムモニリホルメ(Fusarium monil
iforme)(以下菌Cという)を用い本発明の化合物の濃
度を300ppmに調製したアセトン溶液をペーパーディスク
に30μl加えたものを試料とした。
rgillus niger)(以下、菌Aという)、グリオクラデ
ィウムバイレンス(Gliocladium virens)(以下、菌B
という)及びフザリウムモニリホルメ(Fusarium monil
iforme)(以下菌Cという)を用い本発明の化合物の濃
度を300ppmに調製したアセトン溶液をペーパーディスク
に30μl加えたものを試料とした。
また、防カビ効力を表わす表示は、次の通りとした。
+:試料上に菌の生育が認められない −:試料上に菌の生育が認められる 結果を第13表に示す。
試験例11 木材防腐効力試験 防カビ試験と同様の方法で行なった。ただし、供試菌
としてはJIS−A−9302に規定される木材腐朽検定菌カ
ワラタケ(Coriolus versicolor)(以下、菌Dとい
う)及びオオウズラタケ(Tyromyces palustris)(以
下、菌Eという)の両菌を用いた。
としてはJIS−A−9302に規定される木材腐朽検定菌カ
ワラタケ(Coriolus versicolor)(以下、菌Dとい
う)及びオオウズラタケ(Tyromyces palustris)(以
下、菌Eという)の両菌を用いた。
結果を表14に示す。なお、表示方法は、試験例10に準
ずる。
ずる。
(3)医薬品としての効果 本発明の新規なオキセタン誘導体は、局所用剤のみな
らず、経口剤として用いても、優れた抗真菌活性を有
し、カンジダ症等の深部真菌症の治療剤として有用であ
る。
らず、経口剤として用いても、優れた抗真菌活性を有
し、カンジダ症等の深部真菌症の治療剤として有用であ
る。
本発明の化合物の投与形態としては、例えば、錠剤、
カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による
経口投与又は注射剤、局所用に適した坐剤、クリ−ム、
軟膏等による非経口投与を挙げることができる。これら
の製剤は、賦形剤、希釈剤、分散剤、結合剤、崩壊剤、
滑沢剤、安定剤、矯味矯臭剤等の添加剤を用いて周知の
方法で製造される。
カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による
経口投与又は注射剤、局所用に適した坐剤、クリ−ム、
軟膏等による非経口投与を挙げることができる。これら
の製剤は、賦形剤、希釈剤、分散剤、結合剤、崩壊剤、
滑沢剤、安定剤、矯味矯臭剤等の添加剤を用いて周知の
方法で製造される。
投与量、投与回数は、症状、年齢、体重、投与形態等
により異なるが、経口投与の場合には、1日50−2000 m
gを、好適には、100−600 mgを、通常成人に対して、1
日1回又は数回に分けて投与することができる。
により異なるが、経口投与の場合には、1日50−2000 m
gを、好適には、100−600 mgを、通常成人に対して、1
日1回又は数回に分けて投与することができる。
以下に、実施例、参考例及び製剤例をあけて本発明を
更に具体的に説明する。
更に具体的に説明する。
実施例1 (2R*,3S*,4R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例2に記載の化合物のC4位に関する立
体異性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より誘導し
た化合物;389 mg)のメタノール(10 ml)溶液に約15%
のメチルメルカプタンナトリウム水溶液(309 mg)を加
え、室温にて、一夜撹拌した。反応混合物を氷水に注加
し、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、芒硝で嵌挿
し、溶媒を留去し、得られた油状物(256 mg)をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸
エチル(1:1)で溶出し、目的化合物143 mgを油状物と
して得た。
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例2に記載の化合物のC4位に関する立
体異性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より誘導し
た化合物;389 mg)のメタノール(10 ml)溶液に約15%
のメチルメルカプタンナトリウム水溶液(309 mg)を加
え、室温にて、一夜撹拌した。反応混合物を氷水に注加
し、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、芒硝で嵌挿
し、溶媒を留去し、得られた油状物(256 mg)をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸
エチル(1:1)で溶出し、目的化合物143 mgを油状物と
して得た。
マスクペクトル(m/z):279(M+),246,231,224,213,19
7,182,167,149,141,127,113,101,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.83(3H,dd,J=7,2 Hz);1.18(3H,d,J=7 Hz);3.18
(1H,quint,J=7 Hz);4.50(1H,d,J=14.5 Hz);4.58
(1H,quint,J=7 Hz);4.94(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−
6.9(2H,m);7.4−7.5(1H,m);7.87(1H,s);8.24(1
H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 3100,1610,1600. 合成したオキセタン100 mgを酢酸エチルに溶解し、蓚
酸33 mgを溶解させ、次いでヘキサンを加え、析出する
結晶を濾取した。融点145−150℃を有する蓚酸塩の結晶
を92 mg得た。
7,182,167,149,141,127,113,101,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.83(3H,dd,J=7,2 Hz);1.18(3H,d,J=7 Hz);3.18
(1H,quint,J=7 Hz);4.50(1H,d,J=14.5 Hz);4.58
(1H,quint,J=7 Hz);4.94(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−
6.9(2H,m);7.4−7.5(1H,m);7.87(1H,s);8.24(1
H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 3100,1610,1600. 合成したオキセタン100 mgを酢酸エチルに溶解し、蓚
酸33 mgを溶解させ、次いでヘキサンを加え、析出する
結晶を濾取した。融点145−150℃を有する蓚酸塩の結晶
を92 mg得た。
NMRスペクトル(d6−DMSO)δppm: 0.74(3H,dd,J=7,2 Hz);1.10(3H,d,J=7 Hz);2.7−
4.5(2H,br.s);3.18(1H,quint,J=7 Hz);4.57(1H,
d,J=14.5 Hz);4.66(1H,quint,J=7 Hz);4.93(1H,
d,J=14.5 Hz);7.05(1H,dt,J=8.5,2.5 Hz);7.2−7.
4(2H,m);7.80(1H,s);8.40(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(ヌジョール)cm-1:3500,3
130,2800−2300,1740,1610,1600. 合成したオキセタン100 mgをジクロロメタンに溶解さ
せ、硝酸(比重1.38)を1 ml加え、更にエーテルを加
え、析出した結晶を濾取した。融点160−177℃を有する
硝酸塩の結晶を115 mg得た。
4.5(2H,br.s);3.18(1H,quint,J=7 Hz);4.57(1H,
d,J=14.5 Hz);4.66(1H,quint,J=7 Hz);4.93(1H,
d,J=14.5 Hz);7.05(1H,dt,J=8.5,2.5 Hz);7.2−7.
4(2H,m);7.80(1H,s);8.40(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(ヌジョール)cm-1:3500,3
130,2800−2300,1740,1610,1600. 合成したオキセタン100 mgをジクロロメタンに溶解さ
せ、硝酸(比重1.38)を1 ml加え、更にエーテルを加
え、析出した結晶を濾取した。融点160−177℃を有する
硝酸塩の結晶を115 mg得た。
NMRスペクトル(d6−DMSO)δppm: 0.75(3H,dd,J=7,2 Hz);1.1(3H,d,J=7 Hz);3.19
(1H,quint,J=7 Hz);4.59(1H,d,J=14.5 Hz);4.70
(1H,quint,J=7 Hz);4.93(1H,d,J=14.5 Hz);7.05
(1H,dt,J=8.5,3 Hz);7.2−7.3(1H,m);7.89(1H,
s);8.53(1H,s). 実施例2 (2R*,3S*,4R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン(実施例1のC4位立
体異性体) (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(実施例1の原料化合物のC4位の異性体;221
mg)を用いて実施例1と同様の反応に付し、目的化合
物43 mgを油状物として得た。
(1H,quint,J=7 Hz);4.59(1H,d,J=14.5 Hz);4.70
(1H,quint,J=7 Hz);4.93(1H,d,J=14.5 Hz);7.05
(1H,dt,J=8.5,3 Hz);7.2−7.3(1H,m);7.89(1H,
s);8.53(1H,s). 実施例2 (2R*,3S*,4R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン(実施例1のC4位立
体異性体) (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(実施例1の原料化合物のC4位の異性体;221
mg)を用いて実施例1と同様の反応に付し、目的化合
物43 mgを油状物として得た。
マススペクトル(m/z):280(M+1+),279,270,256,23
4,224,197,179,165,151,142,127,113,101,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.86(3H,dd,J=7,2.5 H
z);1.11(3H,d,J=7 Hz);2.73(1H,quint,J=7 Hz);
4.23(1H,quint,J=7 Hz).42(1H,d,J=14.5 Hz);4.8
1(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−7.0(2H,m);7.5−7.7(1
H,m);7.93(1H,s);8.28(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 1610,1600. 更に、酢酸エチルより再結晶を行い、融点105−107℃
の純品を得た。
4,224,197,179,165,151,142,127,113,101,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.86(3H,dd,J=7,2.5 H
z);1.11(3H,d,J=7 Hz);2.73(1H,quint,J=7 Hz);
4.23(1H,quint,J=7 Hz).42(1H,d,J=14.5 Hz);4.8
1(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−7.0(2H,m);7.5−7.7(1
H,m);7.93(1H,s);8.28(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 1610,1600. 更に、酢酸エチルより再結晶を行い、融点105−107℃
の純品を得た。
実施例3 (2R*,3R*,4R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン(実施例1のC3位立
体異性体) (2R*,3R*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例4に記載の化合物のC4位に関する立
体異性体のうちの主成分をメシル化して得た。255 mg)
を用いて、実施例1と同様の反応に付し、融点100−110
℃を有する目的化合物の結晶135 mgを得た。
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン(実施例1のC3位立
体異性体) (2R*,3R*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例4に記載の化合物のC4位に関する立
体異性体のうちの主成分をメシル化して得た。255 mg)
を用いて、実施例1と同様の反応に付し、融点100−110
℃を有する目的化合物の結晶135 mgを得た。
マススペクトル(m/z):279(M+),235,224,215,197,18
2,166,153,141,133,127,113,101,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.37(3H,d,J=6.0 Hz);1.39(3H,d,J=7 Hz);2.80
(1H,quint,J=7 Hz);4.63(1H,quint,J=7 Hz);4.67
(1H,d,J=14 Hz);4.94(1H,d,J=14 Hz);6.6−6.8
(2H,m);7.0−7.2(1H,m);7.77(1H,s);8.02(1H,
s). 赤外吸収スペクトル νmax(ヌジョール)cm-1:1610,1
600,1490. 実施例4 (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位
立体異性体のうち低極性の4,5−エポキシ体より誘導し
た生成物。51 mg)のジメチルホルムアミド2 ml溶液に
水素化ナトリウム(約60%含量のオイル、11 mg)を加
え、二時間、60℃にて撹拌した。反応終了後、混合物を
氷水に注加し、酢酸エチルで抽出、水洗、芒硝で乾燥
し、溶媒を留去し、得られた油状物をシリカゲルの分取
用薄層クロマトグラフィー[展開溶媒:ヘキサン−酢酸
エチル(1:2)]で精製し、目的化合物10 mgを油状物と
して得た。
2,166,153,141,133,127,113,101,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.37(3H,d,J=6.0 Hz);1.39(3H,d,J=7 Hz);2.80
(1H,quint,J=7 Hz);4.63(1H,quint,J=7 Hz);4.67
(1H,d,J=14 Hz);4.94(1H,d,J=14 Hz);6.6−6.8
(2H,m);7.0−7.2(1H,m);7.77(1H,s);8.02(1H,
s). 赤外吸収スペクトル νmax(ヌジョール)cm-1:1610,1
600,1490. 実施例4 (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位
立体異性体のうち低極性の4,5−エポキシ体より誘導し
た生成物。51 mg)のジメチルホルムアミド2 ml溶液に
水素化ナトリウム(約60%含量のオイル、11 mg)を加
え、二時間、60℃にて撹拌した。反応終了後、混合物を
氷水に注加し、酢酸エチルで抽出、水洗、芒硝で乾燥
し、溶媒を留去し、得られた油状物をシリカゲルの分取
用薄層クロマトグラフィー[展開溶媒:ヘキサン−酢酸
エチル(1:2)]で精製し、目的化合物10 mgを油状物と
して得た。
マススペクトル(m/z):280(M++2),278(M+),259,
242,222,197,195,141,139,129,111,101,89,75. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.95(3H,d,J=7 Hz);1.18(3H,d,J=7 Hz);3.20(1
H,quint,J=7 Hz);4.60(1H,quint,J=7 Hz);4.80(1
H,d,J=14.5 Hz);5.19(1H,d,J=14.5 Hz);7.2−7.6
(4H,m);7.84(1H,s);8.12(1H,s). 実施例5 (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン(実施例4のC4位立体異性
体) (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位
立体異性体のうち高極性の4,5−エポキシ体より誘導し
た化合物。50.7 mg)を用いて、実施例4と同様の反応
に付し、目的化合物10 mgを油状物として得た。
242,222,197,195,141,139,129,111,101,89,75. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.95(3H,d,J=7 Hz);1.18(3H,d,J=7 Hz);3.20(1
H,quint,J=7 Hz);4.60(1H,quint,J=7 Hz);4.80(1
H,d,J=14.5 Hz);5.19(1H,d,J=14.5 Hz);7.2−7.6
(4H,m);7.84(1H,s);8.12(1H,s). 実施例5 (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン(実施例4のC4位立体異性
体) (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位
立体異性体のうち高極性の4,5−エポキシ体より誘導し
た化合物。50.7 mg)を用いて、実施例4と同様の反応
に付し、目的化合物10 mgを油状物として得た。
マススペクトル(m/z):280(M++2),278(M+),266,
253,242,222,195,141,139,129,125,111,101,89. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H,d,J=7 Hz);1.12(3H,d,J=7 Hz);2.80(1
H,quint,J=7 Hz);4.19(1H,quint,J=7 Hz);4.66(1
H,d,J=14.5 Hz);5.17(1H,d,J=14.5 Hz);7.2−7.7
(4H,m);7.90(1H,s);8.20(1H,s). 実施例6 (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロ−4−フルオロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合
成した。C4位立体異性体のうち低極性の4,5−エポキシ
体より誘導した化合物。133 mg)を用いて、実施例4と
同様の反応に付し、目的化合物86 mgを油状物として得
た。
253,242,222,195,141,139,129,125,111,101,89. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H,d,J=7 Hz);1.12(3H,d,J=7 Hz);2.80(1
H,quint,J=7 Hz);4.19(1H,quint,J=7 Hz);4.66(1
H,d,J=14.5 Hz);5.17(1H,d,J=14.5 Hz);7.2−7.7
(4H,m);7.90(1H,s);8.20(1H,s). 実施例6 (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロ−4−フルオロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合
成した。C4位立体異性体のうち低極性の4,5−エポキシ
体より誘導した化合物。133 mg)を用いて、実施例4と
同様の反応に付し、目的化合物86 mgを油状物として得
た。
マススペクトル(m/z):297(M++2),295(M+),280,
278,260,251,240,216,215,214,213,182,160,159,158,15
7,147,129,123,107,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.94(3H,d,J=7 Hz);1.18(3H,d,J=7 Hz);3.18(1
H,quint,J=7 Hz);4.62(1H,quint,J=7 Hz);4.80(1
H,d,J=14.5 Hz);5.14(1H,d,J=14.5 Hz);6.9−7.0
(1H,m);7.12(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz);7.50(1H,dd,J
=8.5,6.0 Hz);7.83(1H,s);8.17(1H,s). 実施例7 (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロ−4−フルオロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン(実施例6の
C4位の立体異性体) (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合
成した。C4位立体異性体のうち高極性の4,5−エポキシ
体より誘導した化合物。32 mg)を用いて、実施例4と
同様の反応に付し、目的化合物14 mgを油状物として得
た。
278,260,251,240,216,215,214,213,182,160,159,158,15
7,147,129,123,107,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.94(3H,d,J=7 Hz);1.18(3H,d,J=7 Hz);3.18(1
H,quint,J=7 Hz);4.62(1H,quint,J=7 Hz);4.80(1
H,d,J=14.5 Hz);5.14(1H,d,J=14.5 Hz);6.9−7.0
(1H,m);7.12(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz);7.50(1H,dd,J
=8.5,6.0 Hz);7.83(1H,s);8.17(1H,s). 実施例7 (2R*,3S*,4S*)−2−(2−クロロ−4−フルオロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン(実施例6の
C4位の立体異性体) (2R*,3S*,4R*)−2−(2−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合
成した。C4位立体異性体のうち高極性の4,5−エポキシ
体より誘導した化合物。32 mg)を用いて、実施例4と
同様の反応に付し、目的化合物14 mgを油状物として得
た。
マススペクトル(m/z):296(M+),279,260,240,213,21
1,204,182,171,159,157,143,129,123,107,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H,d,J=7 Hz);1.15(3H,d,J=7 Hz);2.79(1
H,quint,J=7 Hz);4.18(1H,quint,J=7 Hz);4.67(1
H,d,J=14.5 Hz);5.10(1H,d,J=14.5 Hz);6.9−7.1
(1H,m);7,17(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz);7.68(1H,dd,J
=8.5,6.5 Hz);7.90(1H,s);8.22(1H,s) 実施例8 (2R*,3R*)−2−(2−クロロ−4−フルオロフェ
ニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)メチル]オキセタン(実施例6のC3位
の立体異性体) (2R*,3R*)−2−(2−クロロ−4−フルオロフ
ェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチ
ル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2
−ペンタノール(参考例4に記載の方法に準じて合成し
たジオールのC4位立体異性体のうち、主成分をメシル化
して得た化合物。139 mg)を用いて、実施例4と同様の
反応に付し、目的化合物91 mgを結晶として得た。
1,204,182,171,159,157,143,129,123,107,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H,d,J=7 Hz);1.15(3H,d,J=7 Hz);2.79(1
H,quint,J=7 Hz);4.18(1H,quint,J=7 Hz);4.67(1
H,d,J=14.5 Hz);5.10(1H,d,J=14.5 Hz);6.9−7.1
(1H,m);7,17(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz);7.68(1H,dd,J
=8.5,6.5 Hz);7.90(1H,s);8.22(1H,s) 実施例8 (2R*,3R*)−2−(2−クロロ−4−フルオロフェ
ニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)メチル]オキセタン(実施例6のC3位
の立体異性体) (2R*,3R*)−2−(2−クロロ−4−フルオロフ
ェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチ
ル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2
−ペンタノール(参考例4に記載の方法に準じて合成し
たジオールのC4位立体異性体のうち、主成分をメシル化
して得た化合物。139 mg)を用いて、実施例4と同様の
反応に付し、目的化合物91 mgを結晶として得た。
融点:145−147℃ マススペクトル(m/z):297(M++2),295,260,240,21
3,211,198,179,159,158,149,129,123,109,98,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(3H,d,J=7 Hz);1.5(3H,d,J=7 Hz);2.81(1H,
quint,J=7 Hz);4.59(1H,quint,J=7 Hz);4.91(2H,
s),6.7−6.8(1H,m);7.09(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz);
7.20(1H,dd,J=8.5,6.0 Hz);7.69(1H,s);7.94(1H,
s). 実施例9 (2R*,3S*,4S*)−2−(2−フルオロ−4−クロロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H,1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4R*)−2−(2−フルオロ−4−クロ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール (参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位立体異
性体のうち、高極性の4,5−エポキシ体より誘導した化
合物。260 mg)を用いて、実施例4と同様の反応に付
し、目的化合物150 mgを油状物として得た。
3,211,198,179,159,158,149,129,123,109,98,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(3H,d,J=7 Hz);1.5(3H,d,J=7 Hz);2.81(1H,
quint,J=7 Hz);4.59(1H,quint,J=7 Hz);4.91(2H,
s),6.7−6.8(1H,m);7.09(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz);
7.20(1H,dd,J=8.5,6.0 Hz);7.69(1H,s);7.94(1H,
s). 実施例9 (2R*,3S*,4S*)−2−(2−フルオロ−4−クロロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H,1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4R*)−2−(2−フルオロ−4−クロ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール (参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位立体異
性体のうち、高極性の4,5−エポキシ体より誘導した化
合物。260 mg)を用いて、実施例4と同様の反応に付
し、目的化合物150 mgを油状物として得た。
マススペクトル(m/z):297(M++2),295(M+),280,
250,240,215,214,206,179,159,158,143,129,123,109,9
9,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.84(3H,dd,J=7,2.5 Hz);1.10(3H,d,J=7 Hz);2.7
4(1H,quint,J=7 Hz);4.21(1H,quint,J=7 Hz);4.4
0(1H,d,J=14.5 Hz);4.80(1H,d,J=14.5 Hz);7.14
(1H,dd,J=10.5,2.0 Hz);7.20(1H,dd,J=8,2.0 H
z);7.56(1H,t,J=8 Hz);7.91(1H,s);8.22(1H,
s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 3120,1610,1570. 実施例10 (2R*,3S*,4R*)−2−(2−フルオロ−4−クロロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン(実施例9の
C4位立体異性体) (2R*,3S*,4S*)−2−(2−フルオロ−4−クロ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール (参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位立体異
性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より誘導した化
合物。390 mg)を用いて、実施例4と同様の反応に付
し、目的化合物220 mgを油状物として得た。
250,240,215,214,206,179,159,158,143,129,123,109,9
9,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.84(3H,dd,J=7,2.5 Hz);1.10(3H,d,J=7 Hz);2.7
4(1H,quint,J=7 Hz);4.21(1H,quint,J=7 Hz);4.4
0(1H,d,J=14.5 Hz);4.80(1H,d,J=14.5 Hz);7.14
(1H,dd,J=10.5,2.0 Hz);7.20(1H,dd,J=8,2.0 H
z);7.56(1H,t,J=8 Hz);7.91(1H,s);8.22(1H,
s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 3120,1610,1570. 実施例10 (2R*,3S*,4R*)−2−(2−フルオロ−4−クロロ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン(実施例9の
C4位立体異性体) (2R*,3S*,4S*)−2−(2−フルオロ−4−クロ
ロフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール (参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位立体異
性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より誘導した化
合物。390 mg)を用いて、実施例4と同様の反応に付
し、目的化合物220 mgを油状物として得た。
マススペクトル(m/z):297(M++2),295(M+),247,
240,215,214,182,159,158,157,147,129,122,107,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.83(3H,dd,J=7,2.0 Hz);1.17(3H,d,J=7 Hz);3.1
9(1H,quint,J=7 Hz);4.49(1H,d,14.5 Hz);4.57(1
H,quint,J=7 Hz);4.90(1H,d,J=14.5 Hz);7.0−7.1
(1H,m);7.15(1H,dd,J=8.5,2.0 Hz);7.46(1H,t,J
=8.5 Hz);7.86(1H,s);8.21(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1:3110,1610,15
70. 実施例11 (2R*,3S*,4R*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。
C4位立体異性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より
誘導した化合物。120 mg)を用いて、実施例4と同様の
反応に付し、目的化合物63 mgを油状物として得た。
240,215,214,182,159,158,157,147,129,122,107,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.83(3H,dd,J=7,2.0 Hz);1.17(3H,d,J=7 Hz);3.1
9(1H,quint,J=7 Hz);4.49(1H,d,14.5 Hz);4.57(1
H,quint,J=7 Hz);4.90(1H,d,J=14.5 Hz);7.0−7.1
(1H,m);7.15(1H,dd,J=8.5,2.0 Hz);7.46(1H,t,J
=8.5 Hz);7.86(1H,s);8.21(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1:3110,1610,15
70. 実施例11 (2R*,3S*,4R*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。
C4位立体異性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より
誘導した化合物。120 mg)を用いて、実施例4と同様の
反応に付し、目的化合物63 mgを油状物として得た。
マススペクトル(m/z):297(M+),224,197,179,166,15
1,141,127,113,101,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.00(3H,dt,J=7,1 Hz);1.24(3H,d,J=7 Hz);3.20
(1H,quint,J=7 Hz);4.57(1H,quint,J=7 Hz);4.60
(1H,d,J=14.5 Hz);4.92(1H,d,J=14.5 Hz);6.86
(2H,t,J=9 Hz);7.2−7.3(1H,m);7.87(1H,s);8.3
1(1H,s). 実施例12 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン(実施例11のC4位立
体異性体) (2R*,3S*,4R*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。
C4位立体異性体のうち、高極性の4,5−エポキシ体より
誘導した化合物。121 mg)を用いて、実施例4と同様の
反応に付し、目的化合物44 mgを油状物として得た。
1,141,127,113,101,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.00(3H,dt,J=7,1 Hz);1.24(3H,d,J=7 Hz);3.20
(1H,quint,J=7 Hz);4.57(1H,quint,J=7 Hz);4.60
(1H,d,J=14.5 Hz);4.92(1H,d,J=14.5 Hz);6.86
(2H,t,J=9 Hz);7.2−7.3(1H,m);7.87(1H,s);8.3
1(1H,s). 実施例12 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキセタン(実施例11のC4位立
体異性体) (2R*,3S*,4R*)−2−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。
C4位立体異性体のうち、高極性の4,5−エポキシ体より
誘導した化合物。121 mg)を用いて、実施例4と同様の
反応に付し、目的化合物44 mgを油状物として得た。
マススペクトル(m/z):279(M+),261,235,224,206,19
7,179,166,153,141,133,123,113,95,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H,dt,J=7,2 Hz);1.10(3H,d,J=7 Hz);2.82
(1H,quint,J=7 Hz);4.38(1H,quint,J=7 Hz);4.55
(1H,d,J=14.5 Hz);4.83(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−
7.0(2H,m);7.2−7.4(1H,m);7.92(1H,s);8.33(1
H,s). 実施例13 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−イル)
メチル]オキセタン (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ール(参考例7に記載の方法に準じて合成した。100 m
g)を用いて実施例1と同様に処理して目的化合物54 mg
を油状物として得た。
7,179,166,153,141,133,123,113,95,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H,dt,J=7,2 Hz);1.10(3H,d,J=7 Hz);2.82
(1H,quint,J=7 Hz);4.38(1H,quint,J=7 Hz);4.55
(1H,d,J=14.5 Hz);4.83(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−
7.0(2H,m);7.2−7.4(1H,m);7.92(1H,s);8.33(1
H,s). 実施例13 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−イル)
メチル]オキセタン (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ール(参考例7に記載の方法に準じて合成した。100 m
g)を用いて実施例1と同様に処理して目的化合物54 mg
を油状物として得た。
マススペクトル(m/z):265(M+),247,232,224,184,18
3,165,153,141,133,127,113,101,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.93(3H,dd,J=7,2 Hz);3.15(1H,six,J=7 Hz);3.9
9(1H,t,J=7 Hz);4.37(1H,dd,J=7,6 Hz);4.48(1
H,d,J=14.5 Hz);4.90(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−7.0
(2H,m);7.2−7.4(1H,m);7.90(1H,s);8.30(1H,
s). 実施例14 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−2
[(1H−1,2,4−トリアゾール−イル)メチル]オキセ
タン 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(メタンス
ルホニルオキシ)−4−メチル−1−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2−ブタノール(590mg,特開
昭59−517号公報記載の製法及び参考例2,3及び4に記載
の方法に準じて、アリルマグネシウムクロライドから合
成した。)を用いて実施例4と同様に処理して、生成す
るC4位に関する立体異性体のうち主生成物を目的物とし
て単離した。
3,165,153,141,133,127,113,101,94,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.93(3H,dd,J=7,2 Hz);3.15(1H,six,J=7 Hz);3.9
9(1H,t,J=7 Hz);4.37(1H,dd,J=7,6 Hz);4.48(1
H,d,J=14.5 Hz);4.90(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−7.0
(2H,m);7.2−7.4(1H,m);7.90(1H,s);8.30(1H,
s). 実施例14 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−2
[(1H−1,2,4−トリアゾール−イル)メチル]オキセ
タン 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(メタンス
ルホニルオキシ)−4−メチル−1−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2−ブタノール(590mg,特開
昭59−517号公報記載の製法及び参考例2,3及び4に記載
の方法に準じて、アリルマグネシウムクロライドから合
成した。)を用いて実施例4と同様に処理して、生成す
るC4位に関する立体異性体のうち主生成物を目的物とし
て単離した。
油状物 マススペクトル(m/z):265(M+),250,224,202,184,18
3,142,141,133,127,119,113.99,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.28(3H,d,J=6 Hz);2.35(1H,dq,J=8,6 Hz);3.10
(1H,dd,J=8,7 Hz);4.34(1H,d,J=14.5 Hz);4.3−
4.5(1H,m);4.72(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−6.9(2H,
m);7.4−7.5(1H,m);7.90(1H,s);8.20(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 1610,1600,1500. 実施例15 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)メチル]オキセタン及びその硝酸塩 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−4
−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール
(参考例7に記載の方法に準じて合成した。72 mg)を
用いて実施例1と同様に処理して、目的化合物25 mgを
油状物として得た。
3,142,141,133,127,119,113.99,83. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.28(3H,d,J=6 Hz);2.35(1H,dq,J=8,6 Hz);3.10
(1H,dd,J=8,7 Hz);4.34(1H,d,J=14.5 Hz);4.3−
4.5(1H,m);4.72(1H,d,J=14.5 Hz);6.8−6.9(2H,
m);7.4−7.5(1H,m);7.90(1H,s);8.20(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 1610,1600,1500. 実施例15 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)メチル]オキセタン及びその硝酸塩 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−4
−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール
(参考例7に記載の方法に準じて合成した。72 mg)を
用いて実施例1と同様に処理して、目的化合物25 mgを
油状物として得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H,d,J=7 Hz);3.15(1H,m);3.90(1H,dd,J=
6,5.5 Hz);4.38(1H,dd,J=7,6 Hz);4.67(1H,d,J=1
4.5 Hz);5.16(1H,d,J=14.5 Hz);7.1−7.6(3H,m);
7.88(1H,s);8.20(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(クロロホルム)cm-1:159
0,1275,1137,975. このオキセタン化合物17 mgをエーテル0.4 mlに溶か
し、5%硝酸−エーテル溶液約0.1 mlを氷冷下加えて、
融点162−165℃の目的化合物の硝酸塩結晶17 mgを得
た。
6,5.5 Hz);4.38(1H,dd,J=7,6 Hz);4.67(1H,d,J=1
4.5 Hz);5.16(1H,d,J=14.5 Hz);7.1−7.6(3H,m);
7.88(1H,s);8.20(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(クロロホルム)cm-1:159
0,1275,1137,975. このオキセタン化合物17 mgをエーテル0.4 mlに溶か
し、5%硝酸−エーテル溶液約0.1 mlを氷冷下加えて、
融点162−165℃の目的化合物の硝酸塩結晶17 mgを得
た。
実施例16 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3,4
−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン及びその硝酸塩 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3
−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2,4−ペンタンジオール(参考例4に記載の方法
に準じて合成した。C4位立体異性体の1:1の混合物)か
ら得られた4−メシラート(C4位立体異性体の1:1の混
合物。54 mg)をジメチルホルムアミド1 mlに溶かし、1
5%メチルメルカプタンナトリウム水溶液0.5 mlを加
え、50−60℃で2時間撹拌した。実施例1と同様に後処
理を行い、得られた粗生成物を分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー[展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
(3:1)]で分離精製して、目的化合物である立体異性
体A(2R*,3S*,4S*)(低極性)8 mg及び立体異性体
B(2R*,3S*,4R*)(高極性)10 mgをそれぞれ油状
物として得た。
−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン及びその硝酸塩 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3
−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2,4−ペンタンジオール(参考例4に記載の方法
に準じて合成した。C4位立体異性体の1:1の混合物)か
ら得られた4−メシラート(C4位立体異性体の1:1の混
合物。54 mg)をジメチルホルムアミド1 mlに溶かし、1
5%メチルメルカプタンナトリウム水溶液0.5 mlを加
え、50−60℃で2時間撹拌した。実施例1と同様に後処
理を行い、得られた粗生成物を分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー[展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
(3:1)]で分離精製して、目的化合物である立体異性
体A(2R*,3S*,4S*)(低極性)8 mg及び立体異性体
B(2R*,3S*,4R*)(高極性)10 mgをそれぞれ油状
物として得た。
立体異性体AのNMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.98(3
H,d,J=7 Hz);1.03(3H,d,J=7 Hz);2.80(1H,quint,
J=7 Hz);4.19(1H,quint,J=7 Hz);4.62(1H,d,J=1
5 Hz);5.12(1H,d,J=15 Hz);7.31(1H,dd,J=9,2 H
z);7.46(1H,d,J=2 Hz);7.71(1H,d,J=9 Hz);7.90
(1H,s);8.20(1H,s). 立体異性体BのNMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.92(3
H,d,J=7 Hz);1.17(3H,d,J=7 Hz);3.17(1H,quint,
J=7 Hz);4.59(1H,quint,J=7 Hz);4.72(1H,dd,J=
15 Hz);5.15(1H,d,J=15 Hz);7.20(1H,dd,J=9,1.5
Hz);7.38(1H,d,J=1.5 Hz);7.50(1H,d,J=9 Hz);
7.81(1H,s);8.13(1H,s). この各々のオキセタン化合物をエーテルに溶かし、常
法に従って、5%硝酸−エーテル溶液を氷冷下加えて、
目的化合物の硝酸塩結晶を得た。
H,d,J=7 Hz);1.03(3H,d,J=7 Hz);2.80(1H,quint,
J=7 Hz);4.19(1H,quint,J=7 Hz);4.62(1H,d,J=1
5 Hz);5.12(1H,d,J=15 Hz);7.31(1H,dd,J=9,2 H
z);7.46(1H,d,J=2 Hz);7.71(1H,d,J=9 Hz);7.90
(1H,s);8.20(1H,s). 立体異性体BのNMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.92(3
H,d,J=7 Hz);1.17(3H,d,J=7 Hz);3.17(1H,quint,
J=7 Hz);4.59(1H,quint,J=7 Hz);4.72(1H,dd,J=
15 Hz);5.15(1H,d,J=15 Hz);7.20(1H,dd,J=9,1.5
Hz);7.38(1H,d,J=1.5 Hz);7.50(1H,d,J=9 Hz);
7.81(1H,s);8.13(1H,s). この各々のオキセタン化合物をエーテルに溶かし、常
法に従って、5%硝酸−エーテル溶液を氷冷下加えて、
目的化合物の硝酸塩結晶を得た。
立体異性体Aの硝酸塩の融点:150−165℃ 立体異性体Bの硝酸塩の融点:160−164℃ 実施例17 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル]−3,3,4−トリメ
チルオキセタン 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ペ
ンタンジオール(参考例4に記載の方法に準じて、2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテ
ン−2−オールから合成される極性のより低い方の立体
異性体)から得られた4−メシラート77 mgをテトラヒ
ドロフラン1.5 mlに溶かし、氷冷下、水素化ナトリウム
10 mgを加えて撹拌した。メタノール0.1 mlを加えて10
分後、反応混合物に水を加えて、酢酸エチルで抽出し
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製した。酢酸エチル−ヘキサン(3:2)で溶
出する目的化合物をシクロヘキサンから再結晶を行い、
融点112−113℃を有する純品39 mgを得た。
−トリアゾール−1−イル)メチル]−3,3,4−トリメ
チルオキセタン 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ペ
ンタンジオール(参考例4に記載の方法に準じて、2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテ
ン−2−オールから合成される極性のより低い方の立体
異性体)から得られた4−メシラート77 mgをテトラヒ
ドロフラン1.5 mlに溶かし、氷冷下、水素化ナトリウム
10 mgを加えて撹拌した。メタノール0.1 mlを加えて10
分後、反応混合物に水を加えて、酢酸エチルで抽出し
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製した。酢酸エチル−ヘキサン(3:2)で溶
出する目的化合物をシクロヘキサンから再結晶を行い、
融点112−113℃を有する純品39 mgを得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.86(3H,s);1.24(3H,d,J=6 Hz);1.36(3H,s);4.7
2(1H,d,J=15 Hz);4.82(1H,q,J=6 Hz);5.02(1H,
d,J=15 Hz);6.5−7.4(3H,m);7.61(1H,s);7.94(1
H,s). 実施例18 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル]−3,3,4−トリメ
チルオキセタン(実施例17のC4位立体異性体) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ペ
ンタンジオール(参考例4に記載の方法に準じて、2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテ
ン−2−オールから合成される極性のより高い方の立体
異性体)から得られた4−メシラートを実施例17と同様
に処理して目的化合物を得た。ベンゼン−ヘキサンから
再結晶を行い、融点93−94℃を有する純品を得た。
2(1H,d,J=15 Hz);4.82(1H,q,J=6 Hz);5.02(1H,
d,J=15 Hz);6.5−7.4(3H,m);7.61(1H,s);7.94(1
H,s). 実施例18 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル]−3,3,4−トリメ
チルオキセタン(実施例17のC4位立体異性体) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ペ
ンタンジオール(参考例4に記載の方法に準じて、2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテ
ン−2−オールから合成される極性のより高い方の立体
異性体)から得られた4−メシラートを実施例17と同様
に処理して目的化合物を得た。ベンゼン−ヘキサンから
再結晶を行い、融点93−94℃を有する純品を得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.93(3H,d,J=2 Hz);1.34(3H,s);1.44(3H,d,J=6.
5 Hz);4.50(1H,q,J=6.5 Hz);4.81(2H,s);6.6−7.
1(2H,m);7.23(1H,td,J=9.6 Hz);7.60(1H,s);7.9
6(1H,s). 実施例19 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−トリフルオロメトキシ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合
成した。C4位立体異性体のうち、低極性の4,5−エポキ
シ体より誘導した化合物。250 mg)を用いて、実施例4
と同様に処理して、目的化合物82 mgを油状物として得
た。
5 Hz);4.50(1H,q,J=6.5 Hz);4.81(2H,s);6.6−7.
1(2H,m);7.23(1H,td,J=9.6 Hz);7.60(1H,s);7.9
6(1H,s). 実施例19 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−トリフルオロメトキシ
フェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−
メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(参考例2に記載の方法に準じて合
成した。C4位立体異性体のうち、低極性の4,5−エポキ
シ体より誘導した化合物。250 mg)を用いて、実施例4
と同様に処理して、目的化合物82 mgを油状物として得
た。
マススペクトル(m/z):328(M+1),308,272,245,21
4,197,190,189,175,161,141,129,115,95,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.70(3H,d,J=7.5 Hz);1.16(3H,d,J=6.5 Hz);3.18
(1H,quint,J=7.5 Hz);4.35(1H,d,J=14.5Hz);4.39
(1H,dq,J=7.5,6.5 Hz);4.70(1H,d,J=14.5 Hz);7.
2−7.4(4H,m);7.93(1H,s);8.23(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 1610,1590,1500,1260,1160,1020. 実施例20 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位
立体異性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より誘導
した化合物。230 mg)を用いて、実施例4と同様に処理
して、融点111−118℃の目的化合物112 mgを得た。
4,197,190,189,175,161,141,129,115,95,82. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.70(3H,d,J=7.5 Hz);1.16(3H,d,J=6.5 Hz);3.18
(1H,quint,J=7.5 Hz);4.35(1H,d,J=14.5Hz);4.39
(1H,dq,J=7.5,6.5 Hz);4.70(1H,d,J=14.5 Hz);7.
2−7.4(4H,m);7.93(1H,s);8.23(1H,s). 赤外吸収スペクトル νmax(液膜)cm-1: 1610,1590,1500,1260,1160,1020. 実施例20 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−
4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(参考例2に記載の方法に準じて合成した。C4位
立体異性体のうち、低極性の4,5−エポキシ体より誘導
した化合物。230 mg)を用いて、実施例4と同様に処理
して、融点111−118℃の目的化合物112 mgを得た。
マススペクトル(m/z):278(M+1),256,222,197,16
4,149,141,139,129,111,104. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.70(3H,d,J=7.25 Hz);1.17(3H,d,J=6.45 Hz);3.
16(1H,quint,J=7.25 Hz);4.41(1H,d,J=14.5Hz);
4.4−4.53(1H,m);4.76(1H,d,J=14.5Hz);7.25(2H,
d,J=8.46 Hz);7.36(2H,d,J=8.46Hz);7.98(1H,
s);8.42(1H,s). 実施例21 2−(4−クロロフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)]
オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−3,3−ジメチル−4−
メタンスルホニルオキシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−2−ブタノール(750mg)のジメチ
ルホルムアミド(DMF,12ml)溶液に水素化ナトリウム
(約60%含量のオイル、160mg)を加え、室温で3時間
撹拌した。反応液を氷水に注加し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、MgSO4
で乾燥、濃縮し、残渣をプレパラティブ薄層クロマトグ
ラフィーに付し、酢酸エチル/ヘキサン(1/4)で展開
し、170mgの目的物を得た。
4,149,141,139,129,111,104. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.70(3H,d,J=7.25 Hz);1.17(3H,d,J=6.45 Hz);3.
16(1H,quint,J=7.25 Hz);4.41(1H,d,J=14.5Hz);
4.4−4.53(1H,m);4.76(1H,d,J=14.5Hz);7.25(2H,
d,J=8.46 Hz);7.36(2H,d,J=8.46Hz);7.98(1H,
s);8.42(1H,s). 実施例21 2−(4−クロロフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)]
オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−3,3−ジメチル−4−
メタンスルホニルオキシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−2−ブタノール(750mg)のジメチ
ルホルムアミド(DMF,12ml)溶液に水素化ナトリウム
(約60%含量のオイル、160mg)を加え、室温で3時間
撹拌した。反応液を氷水に注加し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、MgSO4
で乾燥、濃縮し、残渣をプレパラティブ薄層クロマトグ
ラフィーに付し、酢酸エチル/ヘキサン(1/4)で展開
し、170mgの目的物を得た。
収率31%。融点90〜102℃。
NMR(CDCl3,)δppm:0.90(3H,s),1.38(3H,s),4.11
(1H,d,J=6Hz);4.50(1H,d,J=6Hz);4.60(1H,d,J=
14Hz);5.00(1H,d,J=14Hz);6.85〜7.30(4H,m),7.5
6(1H,s),7.81(1H,s). マススペクトル(m/z):277(M+),222,195,139 実施例21と同様にして実施例21−32の化合物を得た。
(1H,d,J=6Hz);4.50(1H,d,J=6Hz);4.60(1H,d,J=
14Hz);5.00(1H,d,J=14Hz);6.85〜7.30(4H,m),7.5
6(1H,s),7.81(1H,s). マススペクトル(m/z):277(M+),222,195,139 実施例21と同様にして実施例21−32の化合物を得た。
実施例22 2−(2,4−ジフルオロフェニル)2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル]−オキセタン 収率56%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.77(1H,m);2.93〜3.04(1
H,m);4.15〜4.23(1H,m);4.34(1H,d,J=14.9Hz);4.
43〜4.52(1H,m);4.73(1H,d,J=14.9Hz);6.81〜6.93
(2H,m);7.39〜7.48(1H,m);7.94(1H,s);8.27(1H,
s). マススペクトル(m/z):251(M+),170,141 実施例23 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率73%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.93(3H,dd,J=7,2Hz);3.15(1H,
sext,.J=7Hz);3.99(1H,t,J=7Hz);4.37(1H,dd,J=
7,6Hz);4.48(1H,d,J=14.5Hz);4.90(1H,d,J=14.5H
z);6.8〜7.0(2H,m);7.2〜7.4(1H,m);7.90(1H,
s);8.30(1H,s). マススペクトル(m/z):265(M+),247,232,224,184,18
3, 実施例24 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−エチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率39%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.70(3H,t,J=7.5Hz);1.03〜1.15
(1H,m);1.46〜1.56(1H,m);2.87〜2.98(1H,m);4.0
7(1H,m);4.34(1H,m);4.48(1H,d,J=14.5 Hz);4.9
1(1H,d,J=14.5Hz);6.80〜6.94(2H,m);7.44〜7.53
(1H,m);7.88(1H,s);8.22(1H,s). マススペクトル(m/z):279(M+),224,197,141,127 実施例25 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン 収率72%、m.p.78℃ NMR(CDCl3)δppm:1.04(3H,s);1.43(3H,s);4.18
(1H,d,J=5.6Hz);4.62(1H,d,J=5.6Hz);4.79(1H,d
d,J=14.1,1.6Hz);5.01(1H,d,J=14.1Hz);6.68〜6.8
3(2H,m);7.1(1H,ddd,J=6.5,6.5,2.0Hz);7.62(1H,
s);7.95(1H,s). マススペクトル(m/z):279(M+),261,226,197,179,16
7,149 実施例26 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3フェニル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率50%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:4.28(1H,t,J=7.5Hz);4.53〜4.62
(2H,m);5.00(2H,d,J=14.9Hz);6.37〜6.45(1H,
m);6.83〜6.90(1H,m);7.00〜7.14(5H,m);7.47〜7.
56(1H,m);7.98(1H,s);8.36(1H,s) 実施例27 2−(4−クロロフェニル)−3−エチル−2−[(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタ
ン 収率40%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.63(3H,t,J=7.3Hz);0.91〜1.01
(1H,m);1.16〜1.32(1H,m);2.84〜2.93(1H,m);4.0
5〜4.09(1H,m);4.22〜4.27(1H,m);4.38(1H,d,J=1
4.7Hz);4.74(1H,d,J=14.7Hz);7.25〜7.39(4H,m);
7.97(1H,s);8.32(1H,s). 実施例28 3,3−ジメチル−2−(4−メチルフェニル)−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率83%、m.p.76〜77℃ NMR(CDCl3)δppm:0.93(3H,s);1.41(3H,s);2.29
(3H,s);4.19(1H,d,J=5.6Hz);4.56(1H,d,J=5.6H
z);4.63(1H,d,J=14.1Hz);5.07(1H,d,J=14.1Hz);
6.99〜7.02(2H,m);7.07〜7.10(2H,m);7.69(1H,
S);7.80(1H,s) マススペクトル(m/z):257(M+),202,175 実施例29 2−(4−イソプロピルフェニル)−3,3−ジメチル−
2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキセタン 収率67%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,S);1.21(6H,d,J=7.3H
z);1.41(3H,s);2.80〜2.90(1H,m);4.19(1H,d,J=
5.6Hz);4.55(1H,d,J=5.6Hz);4.62(1H,d,J=14.3H
z);6.97〜7.15(4H,m);7.69(1H,s);7.77(1H,s) マススペクトル(m/z):285(M+),230,203 実施例30 2−(4−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率29%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,s);1.41(3H,s);3.77
(3H,s);4.56(1H,d,J=5.8Hz);4.59(1H,d,J=5.8H
z);4.62(1H,d,J=14.3Hz);5.06(1H,d,J=14.3Hz);
6.80〜6.88(2H,m);6.96〜7.24(2H,m);7.69(1H,
s);7.81(1H,s) マススペクトル(m/z):273(M+),218,191 実施例31 3−エチル−2−(4−フルオロフェニル)−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率33%、m.p.43〜47℃ NMR(CDCl3)δppm:0.66(3H,t,J=7.25Hz);0.87〜1.0
1(1H,m);1.20〜1.32(1H,m);2.81〜2.92(1H,m);4.
08(1H,t,J=6.2Hz);4.27(1H,t,J=6.2Hz);4.39(1
H,d,J=14.9Hz);4.76(1H,d,J=14.9Hz);7.09(2H,t,
J=8.9Hz);7.30〜7.34(2H,dd,J=8.9,2Hz);7.98(1
H,s);8.37(1H,s). マススペクトル(m/z):262(M+),246,206,179 実施例32 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率60%、m.p.90〜100℃ NMR(CDCl3)δppm:1.12(3H,s);1.50(3H,s);4.13
(1H,d,J=5.8Hz);4.62(2H,d,J=5.8Hz);5.02(1H,
d,J=14.3Hz);5.27(1H,d,J=14.3Hz);7.08(1H,dd,J
=1.95,8.45Hz);7.17(1H,d,J=8.45Hz);7.35(1H,d,
J=1.95Hz);7.66(1H,s);8.05(1H,s) マススペクトル(m/z):315(M+4)+,313(M+2)
+,311(M+),276,256,231,229,199,173 実施例33 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−エチル−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル)]オキセタン 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メタンスル
ホニルオキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)−2−ヘキサノール(77.9mg,0.2mm
ol)のDMF(4.9ml)溶液に、氷冷下、水素化ナトリウム
(約60%含有オイル、960mg、0.24mmol)を加え、室温
にて3時間撹拌した。反応終了後、反応液を氷水(20m
l)に注加し、酢酸エチル(40ml)で抽出、飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残
渣をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(溶出溶媒
ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、目的物を13.0m
g得た。
トリアゾール−1−イル)メチル]−オキセタン 収率56%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.77(1H,m);2.93〜3.04(1
H,m);4.15〜4.23(1H,m);4.34(1H,d,J=14.9Hz);4.
43〜4.52(1H,m);4.73(1H,d,J=14.9Hz);6.81〜6.93
(2H,m);7.39〜7.48(1H,m);7.94(1H,s);8.27(1H,
s). マススペクトル(m/z):251(M+),170,141 実施例23 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率73%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.93(3H,dd,J=7,2Hz);3.15(1H,
sext,.J=7Hz);3.99(1H,t,J=7Hz);4.37(1H,dd,J=
7,6Hz);4.48(1H,d,J=14.5Hz);4.90(1H,d,J=14.5H
z);6.8〜7.0(2H,m);7.2〜7.4(1H,m);7.90(1H,
s);8.30(1H,s). マススペクトル(m/z):265(M+),247,232,224,184,18
3, 実施例24 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−エチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率39%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.70(3H,t,J=7.5Hz);1.03〜1.15
(1H,m);1.46〜1.56(1H,m);2.87〜2.98(1H,m);4.0
7(1H,m);4.34(1H,m);4.48(1H,d,J=14.5 Hz);4.9
1(1H,d,J=14.5Hz);6.80〜6.94(2H,m);7.44〜7.53
(1H,m);7.88(1H,s);8.22(1H,s). マススペクトル(m/z):279(M+),224,197,141,127 実施例25 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン 収率72%、m.p.78℃ NMR(CDCl3)δppm:1.04(3H,s);1.43(3H,s);4.18
(1H,d,J=5.6Hz);4.62(1H,d,J=5.6Hz);4.79(1H,d
d,J=14.1,1.6Hz);5.01(1H,d,J=14.1Hz);6.68〜6.8
3(2H,m);7.1(1H,ddd,J=6.5,6.5,2.0Hz);7.62(1H,
s);7.95(1H,s). マススペクトル(m/z):279(M+),261,226,197,179,16
7,149 実施例26 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3フェニル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率50%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:4.28(1H,t,J=7.5Hz);4.53〜4.62
(2H,m);5.00(2H,d,J=14.9Hz);6.37〜6.45(1H,
m);6.83〜6.90(1H,m);7.00〜7.14(5H,m);7.47〜7.
56(1H,m);7.98(1H,s);8.36(1H,s) 実施例27 2−(4−クロロフェニル)−3−エチル−2−[(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタ
ン 収率40%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.63(3H,t,J=7.3Hz);0.91〜1.01
(1H,m);1.16〜1.32(1H,m);2.84〜2.93(1H,m);4.0
5〜4.09(1H,m);4.22〜4.27(1H,m);4.38(1H,d,J=1
4.7Hz);4.74(1H,d,J=14.7Hz);7.25〜7.39(4H,m);
7.97(1H,s);8.32(1H,s). 実施例28 3,3−ジメチル−2−(4−メチルフェニル)−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率83%、m.p.76〜77℃ NMR(CDCl3)δppm:0.93(3H,s);1.41(3H,s);2.29
(3H,s);4.19(1H,d,J=5.6Hz);4.56(1H,d,J=5.6H
z);4.63(1H,d,J=14.1Hz);5.07(1H,d,J=14.1Hz);
6.99〜7.02(2H,m);7.07〜7.10(2H,m);7.69(1H,
S);7.80(1H,s) マススペクトル(m/z):257(M+),202,175 実施例29 2−(4−イソプロピルフェニル)−3,3−ジメチル−
2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキセタン 収率67%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,S);1.21(6H,d,J=7.3H
z);1.41(3H,s);2.80〜2.90(1H,m);4.19(1H,d,J=
5.6Hz);4.55(1H,d,J=5.6Hz);4.62(1H,d,J=14.3H
z);6.97〜7.15(4H,m);7.69(1H,s);7.77(1H,s) マススペクトル(m/z):285(M+),230,203 実施例30 2−(4−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率29%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,s);1.41(3H,s);3.77
(3H,s);4.56(1H,d,J=5.8Hz);4.59(1H,d,J=5.8H
z);4.62(1H,d,J=14.3Hz);5.06(1H,d,J=14.3Hz);
6.80〜6.88(2H,m);6.96〜7.24(2H,m);7.69(1H,
s);7.81(1H,s) マススペクトル(m/z):273(M+),218,191 実施例31 3−エチル−2−(4−フルオロフェニル)−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率33%、m.p.43〜47℃ NMR(CDCl3)δppm:0.66(3H,t,J=7.25Hz);0.87〜1.0
1(1H,m);1.20〜1.32(1H,m);2.81〜2.92(1H,m);4.
08(1H,t,J=6.2Hz);4.27(1H,t,J=6.2Hz);4.39(1
H,d,J=14.9Hz);4.76(1H,d,J=14.9Hz);7.09(2H,t,
J=8.9Hz);7.30〜7.34(2H,dd,J=8.9,2Hz);7.98(1
H,s);8.37(1H,s). マススペクトル(m/z):262(M+),246,206,179 実施例32 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 収率60%、m.p.90〜100℃ NMR(CDCl3)δppm:1.12(3H,s);1.50(3H,s);4.13
(1H,d,J=5.8Hz);4.62(2H,d,J=5.8Hz);5.02(1H,
d,J=14.3Hz);5.27(1H,d,J=14.3Hz);7.08(1H,dd,J
=1.95,8.45Hz);7.17(1H,d,J=8.45Hz);7.35(1H,d,
J=1.95Hz);7.66(1H,s);8.05(1H,s) マススペクトル(m/z):315(M+4)+,313(M+2)
+,311(M+),276,256,231,229,199,173 実施例33 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−エチル−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル)]オキセタン 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メタンスル
ホニルオキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)−2−ヘキサノール(77.9mg,0.2mm
ol)のDMF(4.9ml)溶液に、氷冷下、水素化ナトリウム
(約60%含有オイル、960mg、0.24mmol)を加え、室温
にて3時間撹拌した。反応終了後、反応液を氷水(20m
l)に注加し、酢酸エチル(40ml)で抽出、飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残
渣をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(溶出溶媒
ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、目的物を13.0m
g得た。
収率22.2%。油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.82(3H,t,J=7.5 Hz);0.87(3H,
dd,J=2.42,6.9Hz);1.18〜1.34(1H,m);1.36〜1.50
(1H,m);2.76(1H,quint,J=6,9Hz);3.98(1H,q,J=
6.91Hz);4.39(1H,d,J=14.5Hz);4.79(1H,d,J=14.5
Hz);6.82〜6.97(2H,m);7.56〜7.65(1H,m);7.88(1
H,s);8.18(1H,s). マススペクトル(m/z):294(M+1)+,224,211 実施例33と同様にして実施例34、35の化合物を合成し
た。
dd,J=2.42,6.9Hz);1.18〜1.34(1H,m);1.36〜1.50
(1H,m);2.76(1H,quint,J=6,9Hz);3.98(1H,q,J=
6.91Hz);4.39(1H,d,J=14.5Hz);4.79(1H,d,J=14.5
Hz);6.82〜6.97(2H,m);7.56〜7.65(1H,m);7.88(1
H,s);8.18(1H,s). マススペクトル(m/z):294(M+1)+,224,211 実施例33と同様にして実施例34、35の化合物を合成し
た。
実施例34 (2R*,3S*,4S*)−4−エチル−2−(4−フルオロ
フェニル)−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率7.5%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.73(3H,d,J=7.1Hz);0.82(3H,
t,J=7.5Hz);1.11〜1.44(2H,m);2.68(1H,quint,J=
7.1Hz);4.01(1H,q,J=7.1Hz);4.29(1H,d,J=14.9H
z);4.59(1H,d,J=14.9Hz);7.08〜7.15(2H,m);7.31
〜7.38(2H,m);7.97(1H,s);8.26(1H,s). マススペクトル(m/z):276(M+1)+,193 実施例35 (2R*,3S*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−4
−エチル−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)メチル]オキセタン 収率8.0%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.69(3H,d,J=7.0Hz);0.79(3H,
t,7.5Hz);1.11〜1.29(1H,m);1.31〜1.44(1H,m);2.
69(1H,quint,J=7.0Hz);4.29(1H,d,J=14.9Hz);4.5
9(1H,d,J=14.9Hz);7.31(2H,d,J=8.7Hz);7.40(2
H,d,J=8.7Hz);7.97(1H,s);8.26(1H,s). マススペクトル(m/z):292(M+1)+,209 実施例36 2−(4−フルオロフェニル)−3−tert−ブチル−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン 2−(4−フルオロフェニル)−5,5−ジメチル−1
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ヘキ
サン−ジオール(1.54g,5 mmol)のジクロロメタン(75
ml)溶液にトリエチルアミン(2.02g,20mmol)とメタン
スルホニルクロライド(2.29g,20 mmol)を氷冷下に加
え、同温にて3時間、更に室温にて1時間撹拌した。反
応終了後、反応液を氷水(80ml)に注加し、ジクロロメ
タン(150ml)で抽出、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=6/5)に付
し、目的物を113mg得た。
フェニル)−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率7.5%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.73(3H,d,J=7.1Hz);0.82(3H,
t,J=7.5Hz);1.11〜1.44(2H,m);2.68(1H,quint,J=
7.1Hz);4.01(1H,q,J=7.1Hz);4.29(1H,d,J=14.9H
z);4.59(1H,d,J=14.9Hz);7.08〜7.15(2H,m);7.31
〜7.38(2H,m);7.97(1H,s);8.26(1H,s). マススペクトル(m/z):276(M+1)+,193 実施例35 (2R*,3S*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−4
−エチル−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)メチル]オキセタン 収率8.0%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.69(3H,d,J=7.0Hz);0.79(3H,
t,7.5Hz);1.11〜1.29(1H,m);1.31〜1.44(1H,m);2.
69(1H,quint,J=7.0Hz);4.29(1H,d,J=14.9Hz);4.5
9(1H,d,J=14.9Hz);7.31(2H,d,J=8.7Hz);7.40(2
H,d,J=8.7Hz);7.97(1H,s);8.26(1H,s). マススペクトル(m/z):292(M+1)+,209 実施例36 2−(4−フルオロフェニル)−3−tert−ブチル−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン 2−(4−フルオロフェニル)−5,5−ジメチル−1
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ヘキ
サン−ジオール(1.54g,5 mmol)のジクロロメタン(75
ml)溶液にトリエチルアミン(2.02g,20mmol)とメタン
スルホニルクロライド(2.29g,20 mmol)を氷冷下に加
え、同温にて3時間、更に室温にて1時間撹拌した。反
応終了後、反応液を氷水(80ml)に注加し、ジクロロメ
タン(150ml)で抽出、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=6/5)に付
し、目的物を113mg得た。
収率7.8%。融点128℃ NMR(CDCl3)δppm:1.06(9H,s);2.28(1H,dd,J=12.
1,14.30Hz);2.64(1H,dd,J=1.21,14.30Hz);4.92(1
H,d,J=14.5Hz);5.21(1H,d,J=14.5Hz);4.97(1H,d
d,J=1.21,12.1Hz);7.01〜7.11(4H,m),7.77(1H,
s),7.80(1H,s). マススペクトル(m/z):289(M+),207 実施例37 2−(4−クロロフェニル)−3−tert−ブチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 実施例36と同様にして標記化合物を得た。
1,14.30Hz);2.64(1H,dd,J=1.21,14.30Hz);4.92(1
H,d,J=14.5Hz);5.21(1H,d,J=14.5Hz);4.97(1H,d
d,J=1.21,12.1Hz);7.01〜7.11(4H,m),7.77(1H,
s),7.80(1H,s). マススペクトル(m/z):289(M+),207 実施例37 2−(4−クロロフェニル)−3−tert−ブチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 実施例36と同様にして標記化合物を得た。
収率3.4%。油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.10(9H,s);2.27(1H,dd,J=11.
7,13.9Hz);2.26(1H,brd,J=13.9Hz);4.96(1H,d,J=
12.5Hz);5.19(1H,d,J=12.5Hz);7.16(1H,d,J=8.3H
z);7.30(2H,d,J=8.3Hz);7.81(1H,brs);7.86(1H,
brs). マススペクトル(m/z):305(M+),223 実施例38 2−(4−クロロフェニル)−4−イソプロピル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 2−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ヘキサン−
ジオール(700mg,2.26mmol)を用いて実施例36と同様に
処理して標記化合物のC4位に関する立体異性体二種を得
た。
7,13.9Hz);2.26(1H,brd,J=13.9Hz);4.96(1H,d,J=
12.5Hz);5.19(1H,d,J=12.5Hz);7.16(1H,d,J=8.3H
z);7.30(2H,d,J=8.3Hz);7.81(1H,brs);7.86(1H,
brs). マススペクトル(m/z):305(M+),223 実施例38 2−(4−クロロフェニル)−4−イソプロピル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 2−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2,4−ヘキサン−
ジオール(700mg,2.26mmol)を用いて実施例36と同様に
処理して標記化合物のC4位に関する立体異性体二種を得
た。
低極性化合物(A)の収量53,5mg.収率8.1% 高極性化合物(B)の収量28.9mg.収率4.4% 化合物(A) 油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.06(3H,d,J=6.8Hz);1.07(3H,
d,J=6.8Hz);1.96(1H,sept,J=6.8Hz);2.27(1H,dd,
J=12.1,14.1Hz);2.65(1H,dd,J=1.8,14.1Hz);4.99
(1H,d,J=14.5Hz);5.16(1H,d,J=14.5Hz);4.99〜5.
06(1H,m);7.04(2H,d,J=8.7Hz);7.29(2H,d,J=8.7
Hz);7.81(1H,s);7.88(1H,s). マススペクトル(m/z):291(M+),209. 化合物(B) 油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.00(3H,d,J=7.3Hz);1.02(3H,
d,J=7.3Hz);1.88〜2.00(1H,m);2.77(1H,dd,J=3.
2,14.5Hz);2.94(1H,dd,J=12.1,14.5Hz);3.94(1H,d
dd,J=3.2,6.4,12.1Hz);4.45(1H,d,J=14.3Hz);4.70
(1H,d,J=14.3Hz);7.14(2H,d,J=8.7Hz);7.32(2H,
d,J=8.7Hz);7.69(1H,s);7.92(1H,s). マススペクトル(m/z):291(M+),209 実施例39 2−フェニル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル−3,3,4−トリメチル−オキセタン 2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセト
フェノン(1.1g,5.88 mmol)のアセトニトリル−ベンゼ
ン(2:1V/V,15 ml)溶液に2−メチル−2−ブテン(4.
0 ml,37.64 mmol)を加えた。これに15℃でハノビア社
製中圧水銀灯(450W)を15時間照射した。反応混合物を
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=1/1)に付
し、目的物を409.7mg得た。
d,J=6.8Hz);1.96(1H,sept,J=6.8Hz);2.27(1H,dd,
J=12.1,14.1Hz);2.65(1H,dd,J=1.8,14.1Hz);4.99
(1H,d,J=14.5Hz);5.16(1H,d,J=14.5Hz);4.99〜5.
06(1H,m);7.04(2H,d,J=8.7Hz);7.29(2H,d,J=8.7
Hz);7.81(1H,s);7.88(1H,s). マススペクトル(m/z):291(M+),209. 化合物(B) 油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.00(3H,d,J=7.3Hz);1.02(3H,
d,J=7.3Hz);1.88〜2.00(1H,m);2.77(1H,dd,J=3.
2,14.5Hz);2.94(1H,dd,J=12.1,14.5Hz);3.94(1H,d
dd,J=3.2,6.4,12.1Hz);4.45(1H,d,J=14.3Hz);4.70
(1H,d,J=14.3Hz);7.14(2H,d,J=8.7Hz);7.32(2H,
d,J=8.7Hz);7.69(1H,s);7.92(1H,s). マススペクトル(m/z):291(M+),209 実施例39 2−フェニル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル−3,3,4−トリメチル−オキセタン 2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセト
フェノン(1.1g,5.88 mmol)のアセトニトリル−ベンゼ
ン(2:1V/V,15 ml)溶液に2−メチル−2−ブテン(4.
0 ml,37.64 mmol)を加えた。これに15℃でハノビア社
製中圧水銀灯(450W)を15時間照射した。反応混合物を
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=1/1)に付
し、目的物を409.7mg得た。
収率27%。融点102℃ NMR(CDCl3)δppm:0.76(3H,s);1.26(3H,d,J=6.4H
z);1.36(3H,s);4.64(1H,d,J=14.1Hz);4.82(1H,
q,J=6.4Hz);5.10(1H,d,J=14.1Hz);7.1〜7.3(5H,b
rm);7.65(1H,s);7.76(1H,s). マススペクトル(m/z):258(M+1)+,188,175,152,1
44,129. 実施例39と同様にして実施例40−44の化合物を得た。
z);1.36(3H,s);4.64(1H,d,J=14.1Hz);4.82(1H,
q,J=6.4Hz);5.10(1H,d,J=14.1Hz);7.1〜7.3(5H,b
rm);7.65(1H,s);7.76(1H,s). マススペクトル(m/z):258(M+1)+,188,175,152,1
44,129. 実施例39と同様にして実施例40−44の化合物を得た。
実施例40 2−(4−イソプロピルフェニル)−2−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3,3,4−トリメチルオキ
セタン 収率4.4%、m.p.53〜60℃ NMR(CDCl3)δppm:0.76(3H,s);1.20(6H,d,J=6.85H
z);1.26(3H,d,J=6.45Hz);1.35(3H,s);2.84(1H,s
ept,J=6.85Hz);4.62(1H,d,J=14.1Hz);4.81(1H,q,
J=6.45Hz);5.10(1H,d,J=14.1Hz);6.96〜7.12(4H,
brm);7.69(1H,s);7.74(1H,s). マススペクトル(m/z):299(M+),230,217 実施例41 2−(4−メトキシフェニル)−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオ
キセタン 収率2.5%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.75(3H,s);1.26(1H,d,J=6.44H
z);1.34(3H,s);3.76(3H,s);4.63(1H,J=14.1H
z);4.81(1H,q,J=6.44Hz);5.09(1H,d,J=14.1Hz);
6.80(2H,d,J=8.87Hz);6.94〜7.03(2H,br);7.69(1
H,s);7.83(1H,s). マススペクトル(m/z):287(M+),218,205,135 実施例42 2−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオ
キセタン 収率3.2%、m.p.85〜104℃ NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,S);1.24(3H,d,J=6.45H
z);1.44(3H,s);4.81(1H,q,J=6.45Hz);5.00(1H,
d,J=14.3Hz);5.26(1H,d,J=14.3Hz)7.06(1H,dd,J
=2.02,8,86Hz);7.16(1H,d,J=8.86Hz);7.32(1H,d,
J=2.0Hz);7.63(1H,s);7.94(1H,s). マススペクトル(m/z):325(M+),312,243,175 実施例43 2−(4−フルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオ
キセタン 収率15%、m.p.108℃ NMR(CDCl3)δppm:0.74(3H,s);1.26(3H,d,J=6.45H
z);1.36(3H,s);4.65(1H,d,J=14.1Hz);4.83(1H,
q,J=6.45Hz);5.08(1H,d,J=14.1Hz);6.92〜7.07(4
H,brm);7.67(1H,s);7.90(1H,s). マススペクトル(m/z):276(M+),206,147 実施例44 2−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオキ
セタン 収率2%、m.p.111〜114℃ NMR(CDCl3)δppm:0.72(3H,s);1.24(3H,d,J=6.35H
z);1.33(3H,s);4.62(1H,d,J=14.2Hz);4.80(1H,
q,J=6.35Hz);5.06(1H,d,J=14.2Hz);6.8〜7.24(4
H,brm);7.65(1H,s);7.91(1H,s). マススペクトル(m/z):292(M+),279,222,209 実施例45 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン ベンゼン(6 ml)に0℃で2−メチルプロペンガス体
積が約25%増加するまで吹き込んだ。ここへ、アセトニ
トリル(6 ml)と、2′,4′−ジフルオロ−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノン(69
5.2mg,3.115 mmol)を加え溶液とした。これに15℃でハ
ノビア社製中圧水銀灯(450W)を15時間照射した。反応
混合物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=1/
1)に付し、目的化合物と原料との混合物(450mg)を得
た。この混合物をメタノール(5 ml)を溶液とし、ここ
に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(200mg,5.27 mmo
l)を加えた。同温度で3時間撹拌したのち、水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮し、淡黄色残渣を得た。これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに付し、目的化合物
(197.1mg,0.706m mol)を得た。
−トリアゾール−1−イル)−3,3,4−トリメチルオキ
セタン 収率4.4%、m.p.53〜60℃ NMR(CDCl3)δppm:0.76(3H,s);1.20(6H,d,J=6.85H
z);1.26(3H,d,J=6.45Hz);1.35(3H,s);2.84(1H,s
ept,J=6.85Hz);4.62(1H,d,J=14.1Hz);4.81(1H,q,
J=6.45Hz);5.10(1H,d,J=14.1Hz);6.96〜7.12(4H,
brm);7.69(1H,s);7.74(1H,s). マススペクトル(m/z):299(M+),230,217 実施例41 2−(4−メトキシフェニル)−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオ
キセタン 収率2.5%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.75(3H,s);1.26(1H,d,J=6.44H
z);1.34(3H,s);3.76(3H,s);4.63(1H,J=14.1H
z);4.81(1H,q,J=6.44Hz);5.09(1H,d,J=14.1Hz);
6.80(2H,d,J=8.87Hz);6.94〜7.03(2H,br);7.69(1
H,s);7.83(1H,s). マススペクトル(m/z):287(M+),218,205,135 実施例42 2−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオ
キセタン 収率3.2%、m.p.85〜104℃ NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,S);1.24(3H,d,J=6.45H
z);1.44(3H,s);4.81(1H,q,J=6.45Hz);5.00(1H,
d,J=14.3Hz);5.26(1H,d,J=14.3Hz)7.06(1H,dd,J
=2.02,8,86Hz);7.16(1H,d,J=8.86Hz);7.32(1H,d,
J=2.0Hz);7.63(1H,s);7.94(1H,s). マススペクトル(m/z):325(M+),312,243,175 実施例43 2−(4−フルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオ
キセタン 収率15%、m.p.108℃ NMR(CDCl3)δppm:0.74(3H,s);1.26(3H,d,J=6.45H
z);1.36(3H,s);4.65(1H,d,J=14.1Hz);4.83(1H,
q,J=6.45Hz);5.08(1H,d,J=14.1Hz);6.92〜7.07(4
H,brm);7.67(1H,s);7.90(1H,s). マススペクトル(m/z):276(M+),206,147 実施例44 2−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル−3,3,4−トリメチルオキ
セタン 収率2%、m.p.111〜114℃ NMR(CDCl3)δppm:0.72(3H,s);1.24(3H,d,J=6.35H
z);1.33(3H,s);4.62(1H,d,J=14.2Hz);4.80(1H,
q,J=6.35Hz);5.06(1H,d,J=14.2Hz);6.8〜7.24(4
H,brm);7.65(1H,s);7.91(1H,s). マススペクトル(m/z):292(M+),279,222,209 実施例45 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3−ジメチル−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン ベンゼン(6 ml)に0℃で2−メチルプロペンガス体
積が約25%増加するまで吹き込んだ。ここへ、アセトニ
トリル(6 ml)と、2′,4′−ジフルオロ−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノン(69
5.2mg,3.115 mmol)を加え溶液とした。これに15℃でハ
ノビア社製中圧水銀灯(450W)を15時間照射した。反応
混合物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=1/
1)に付し、目的化合物と原料との混合物(450mg)を得
た。この混合物をメタノール(5 ml)を溶液とし、ここ
に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(200mg,5.27 mmo
l)を加えた。同温度で3時間撹拌したのち、水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮し、淡黄色残渣を得た。これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに付し、目的化合物
(197.1mg,0.706m mol)を得た。
収率23%、融点76〜78℃ このものは実施例25で得られた化合物と全ての点で一
致した。
致した。
実施例46 2−(4−フルオロフェニル)−3,3−ジメチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 2−メチルプロペンと4′−フルオロ−2−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノンを用い
て実施例39と同様に反応に付し、目的化合物を収率2.0
%で得た。
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オ
キセタン 2−メチルプロペンと4′−フルオロ−2−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノンを用い
て実施例39と同様に反応に付し、目的化合物を収率2.0
%で得た。
融点110℃ NMR(CDCl3)δppm:0.92(3H,s);1.43(3H,s);4.20
(1H,d,J=5.6Hz);4.58(1H,d,J=5.6Hz);4.64(1H,
d,J=14.1Hz);5.06(1H,d,J=14.1Hz);6.97(2H,t,J
=8.86Hz);7.00〜7.09(2H,brm.);7.68(1H,s);7.99
(1H,s). マススペクトル(m/z):261(M+),179,123 実施例47 8−(2,4−ジフルオロフェニル)−7−オキサ−8−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−ビシ
クロ[4.2.0]オクタン シクロヘキセンと2′,4′−ジフルオロ−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノンを用
いて実施例39と同様に反応に付し、ガム状の目的化合物
をC8位に関する立体異性体約1:1の混合物として得た。
収率31% NMR(CDCl3)δppm:1.0〜2.2(brm.);2.64(brdt.,J=
4.1Hz);3.03(q,J=7.15Hz);4.52(d,J=14.5Hz);4.
60(m);4.70(d,J=14.5Hz);4.89(d,J=14.5Hz);
5.11(d,J=14.5Hz);6.65〜6.96(m);7.31(ddd,J=
1.61,8.05,8.05Hz);8.17(s);7.95(s);7.81
(s). 実施例48 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3,4,4−テトラメ
チル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
メチル]オキセタン 2,3−ジメチル−2−ブテンと2′,4′−ジフルオロ
−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセト
フェノンを用いて実施例39と同様に反応に付し、目的化
合物を85mg得た。
(1H,d,J=5.6Hz);4.58(1H,d,J=5.6Hz);4.64(1H,
d,J=14.1Hz);5.06(1H,d,J=14.1Hz);6.97(2H,t,J
=8.86Hz);7.00〜7.09(2H,brm.);7.68(1H,s);7.99
(1H,s). マススペクトル(m/z):261(M+),179,123 実施例47 8−(2,4−ジフルオロフェニル)−7−オキサ−8−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−ビシ
クロ[4.2.0]オクタン シクロヘキセンと2′,4′−ジフルオロ−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノンを用
いて実施例39と同様に反応に付し、ガム状の目的化合物
をC8位に関する立体異性体約1:1の混合物として得た。
収率31% NMR(CDCl3)δppm:1.0〜2.2(brm.);2.64(brdt.,J=
4.1Hz);3.03(q,J=7.15Hz);4.52(d,J=14.5Hz);4.
60(m);4.70(d,J=14.5Hz);4.89(d,J=14.5Hz);
5.11(d,J=14.5Hz);6.65〜6.96(m);7.31(ddd,J=
1.61,8.05,8.05Hz);8.17(s);7.95(s);7.81
(s). 実施例48 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3,3,4,4−テトラメ
チル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
メチル]オキセタン 2,3−ジメチル−2−ブテンと2′,4′−ジフルオロ
−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセト
フェノンを用いて実施例39と同様に反応に付し、目的化
合物を85mg得た。
収率15%.融点100〜101℃ NMR(CDCl3)δppm:0.93(3H,d,J=1.61Hz);1.27(3H,
s);1.42(3H,s);1.58(3H,s);4.84(1H,dd,J=1.61,
14.10Hz);4.90(1H,d,J=14.10Hz);6.65〜6.82(1H,
m);7.20(1H,ddd,J=2.01,9.01,9.01Hz);7.60(1H,
s);7.91(1H,s). マススペクトル(m/z):307(M+),294,279,224,205,16
7,149,141. 実施例49 (2R*,4R*)−2−(4−フルオロフェニル)−3,4−
ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)メチル]オキセタン シス−2−ブテンと4′−フルオロ−2−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノン(950mg,
5.68 mmol)を用いて実施例39と同様に反応に付し、3
位に関する配位の立体異性約1:1の混合物を80mg得た。
s);1.42(3H,s);1.58(3H,s);4.84(1H,dd,J=1.61,
14.10Hz);4.90(1H,d,J=14.10Hz);6.65〜6.82(1H,
m);7.20(1H,ddd,J=2.01,9.01,9.01Hz);7.60(1H,
s);7.91(1H,s). マススペクトル(m/z):307(M+),294,279,224,205,16
7,149,141. 実施例49 (2R*,4R*)−2−(4−フルオロフェニル)−3,4−
ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)メチル]オキセタン シス−2−ブテンと4′−フルオロ−2−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノン(950mg,
5.68 mmol)を用いて実施例39と同様に反応に付し、3
位に関する配位の立体異性約1:1の混合物を80mg得た。
収率5.3%.油状物。
NMR(CDCl3)δppm:0.69(d,J=7.25Hz);1.16(d,J=
6.45Hz);1.37(d,J=6.45Hz);2.79(quint,J=7.25H
z);3.15(quint,J=7.25Hz);4.39(d,14.50Hz);4.50
(m);4.60(m),4.59(d,J=14.1Hz);4.73(d,J=1
4.50Hz);4.92(d,J=14.1Hz);6.91〜7.15(m);7.21
〜7.32(m);7.76(s);7.94(s);7.98(s);8.27
(s). マススペクトル(m/z):261(M+),206,179,148,133,12
3. 実施例50 2−(4−メチルフェニル)−2−[(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル)]オキセタン ジメチルスルホキシド(DMSO,20 ml)に水素化ナトリ
ウム(約60%含量のオイル、0.98g,25.5 mmol)を加
え、80℃で1時間撹拌した。氷冷し、ヨウ化トリメチル
スルホキソニウム(5.62g,25.5 mmol)を加え、氷冷か
ら室温に戻して30分間、撹拌した。次いで4′−メチル
−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセト
フェノン(2.2g,11.6 mmol)のDMSO(5 ml)溶液を加
え、50℃で6時間撹拌した。冷後、反応混合物を氷水
(20ml)に注加し、酢酸エチル(200 ml)で抽出し、飽
和食塩水(100 ml)で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濃縮し、2.7gの油状物を得た。このものをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒 ヘキサン/
酢酸エチル=1/1)に付し、2.3gの目的物を得た。
6.45Hz);1.37(d,J=6.45Hz);2.79(quint,J=7.25H
z);3.15(quint,J=7.25Hz);4.39(d,14.50Hz);4.50
(m);4.60(m),4.59(d,J=14.1Hz);4.73(d,J=1
4.50Hz);4.92(d,J=14.1Hz);6.91〜7.15(m);7.21
〜7.32(m);7.76(s);7.94(s);7.98(s);8.27
(s). マススペクトル(m/z):261(M+),206,179,148,133,12
3. 実施例50 2−(4−メチルフェニル)−2−[(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル)]オキセタン ジメチルスルホキシド(DMSO,20 ml)に水素化ナトリ
ウム(約60%含量のオイル、0.98g,25.5 mmol)を加
え、80℃で1時間撹拌した。氷冷し、ヨウ化トリメチル
スルホキソニウム(5.62g,25.5 mmol)を加え、氷冷か
ら室温に戻して30分間、撹拌した。次いで4′−メチル
−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセト
フェノン(2.2g,11.6 mmol)のDMSO(5 ml)溶液を加
え、50℃で6時間撹拌した。冷後、反応混合物を氷水
(20ml)に注加し、酢酸エチル(200 ml)で抽出し、飽
和食塩水(100 ml)で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濃縮し、2.7gの油状物を得た。このものをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒 ヘキサン/
酢酸エチル=1/1)に付し、2.3gの目的物を得た。
収率86.3%油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.37(3H,s);2.6〜2.7(1H,m);2.
91〜2.98(1H,m);4.02〜4.10(1H,m);4.29(1H,d,J=
14.7Hz);4.52(1H,d,J=14.7Hz);4.38〜4.46(1H,
m);7.22(4H,s);7.98(1H,s);8.22(1H,s). マススペクトル(m/z):229(M+),214,198,184,172,15
9,148,119. ▲IRνliq max▼cm-1:3140,2980,2950,1505,1271. 実施例50と同様にして実施例51−57の化合物が合成さ
れた。
91〜2.98(1H,m);4.02〜4.10(1H,m);4.29(1H,d,J=
14.7Hz);4.52(1H,d,J=14.7Hz);4.38〜4.46(1H,
m);7.22(4H,s);7.98(1H,s);8.22(1H,s). マススペクトル(m/z):229(M+),214,198,184,172,15
9,148,119. ▲IRνliq max▼cm-1:3140,2980,2950,1505,1271. 実施例50と同様にして実施例51−57の化合物が合成さ
れた。
実施例51 2−(4−クロロフェニル)−2−[(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率61%、m.p.74〜75℃ NMR(CDCl3)δppm:2.62〜2.75(1H,m);2.95〜3.05(1
H,m);4.06〜4.14(1H,m);4.30(1H,d,J=14.5Hz);4.
39〜4.49(1H,m);4.53(1H,d,J=14.5 Hz);7.27(2H,
d,J=8.46Hz);7.38(2H,d,J=8.46Hz);7.98(1H,s);
8.24(1H,s). マススペクトル(m/z):249(M+),169,139 実施例52 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率45%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.77(1H,m);2.93〜3.04(1
H,m);4.15〜4.23(1H,m);4.34(1H,d,J=14.9Hz);4.
43〜4.52(1H,m);4.73(1H,d,J=14.9Hz);6.81〜6.93
(2H,m);7.39〜7.48(1H,m);7.94(1H,s);8.27(1H,
s). マススペクトル(m/z):251(M+),170,141 実施例53 2−(4−イソプロピルフェニル)−2−[(1H−1,2.
4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率87%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.27(6H,d,J=7.3Hz);2.17〜2.72
(1H,m);2.90〜3.01(2H,m);4.02〜4.07(1H,m);4.2
9(1H,d,J=14.7Hz);4.38〜4.47(1H,m);4.52(1H,d,
J=14.7 Hz);7.27(4H,s);7.99(1H,s);8.25(1H,
s). マススペクトル(m/z):257(M+),175,147 実施例54 2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−[(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタ
ン 収率42%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.72(1H,m);3.00〜3.11(1
H,m);4.07〜4.15(1H,m);4.32(1H,d,J=14.9Hz);4.
40〜4.48(1H,m);4.57(1H,d,J=14.9Hz);7.47(2H,
d,J=8.1Hz);7.68(2H,d,J=8.1Hz);7.99(1H,s);8.
27(1H,s). マススペクトル(m/z):283(M+),201,173 実施例55 2−(4−フルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率55%、m.p.65〜66℃ NMR(CDCl3)δppm:2.61〜2.81(1H,m);2.94〜3.04(1
H,m);4.06〜4.16(1H,m);4.30(1H,d,J=14.7Hz);4.
40〜4.48(1H,m);4.53(1H,d,J=14.7Hz);7.06〜7.12
(2H,m);7.27〜7.33(2H,m);7.99(1H,s);8.25(1H,
s). マススペクトル(m/z):233(M+),151,123 実施例56 2−(4−メトキシフェニル)−2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率46%、m.p.66〜67℃ NMR(CDCl3)δppm:2.61〜2.71(1H,m);2.90〜3.02(1
H,m);3.82(3H,s);4.04〜4.14(1H,m);4.30(1H,d,J
=14.7Hz);4.44〜4.47(1H,m);4.51(1H,d,J=14.7H
z);6.93(2H,d,J=8.86Hz);7.25(2H,d,J=8.86Hz);
7.98(1H,s);8.21(1H,s). マススペクトル(m/z):245(M+),163,135 実施例57 2−(4−クロロ−2−フルオロメチルフェニル)−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン 収率59%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.77(1H,m);2.94〜3.04(1
H,m);4.08〜4.23(1H,m);4.34(1H,d,J=14.7Hz);4.
39〜4.51(1H,m);4.73(1H,d,J=14.7Hz);7.08〜7.18
(2H,m);7.37〜7.43(1H,m);7.94(1H,s);8.27(1H,
s). マススペクトル(m/z):245(M+),163,135 実施例58 2−(4−メチルフェニル)−2−[1−(1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)エチル]オキセタン 4′−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)プロピルフェノンを用いて実施例50の方法と同
様に処理して標記化合物のトリアゾール基の立体配位に
関する異性体の約2:1の混合物を得た。
リアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率61%、m.p.74〜75℃ NMR(CDCl3)δppm:2.62〜2.75(1H,m);2.95〜3.05(1
H,m);4.06〜4.14(1H,m);4.30(1H,d,J=14.5Hz);4.
39〜4.49(1H,m);4.53(1H,d,J=14.5 Hz);7.27(2H,
d,J=8.46Hz);7.38(2H,d,J=8.46Hz);7.98(1H,s);
8.24(1H,s). マススペクトル(m/z):249(M+),169,139 実施例52 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率45%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.77(1H,m);2.93〜3.04(1
H,m);4.15〜4.23(1H,m);4.34(1H,d,J=14.9Hz);4.
43〜4.52(1H,m);4.73(1H,d,J=14.9Hz);6.81〜6.93
(2H,m);7.39〜7.48(1H,m);7.94(1H,s);8.27(1H,
s). マススペクトル(m/z):251(M+),170,141 実施例53 2−(4−イソプロピルフェニル)−2−[(1H−1,2.
4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率87%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.27(6H,d,J=7.3Hz);2.17〜2.72
(1H,m);2.90〜3.01(2H,m);4.02〜4.07(1H,m);4.2
9(1H,d,J=14.7Hz);4.38〜4.47(1H,m);4.52(1H,d,
J=14.7 Hz);7.27(4H,s);7.99(1H,s);8.25(1H,
s). マススペクトル(m/z):257(M+),175,147 実施例54 2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−[(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタ
ン 収率42%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.72(1H,m);3.00〜3.11(1
H,m);4.07〜4.15(1H,m);4.32(1H,d,J=14.9Hz);4.
40〜4.48(1H,m);4.57(1H,d,J=14.9Hz);7.47(2H,
d,J=8.1Hz);7.68(2H,d,J=8.1Hz);7.99(1H,s);8.
27(1H,s). マススペクトル(m/z):283(M+),201,173 実施例55 2−(4−フルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率55%、m.p.65〜66℃ NMR(CDCl3)δppm:2.61〜2.81(1H,m);2.94〜3.04(1
H,m);4.06〜4.16(1H,m);4.30(1H,d,J=14.7Hz);4.
40〜4.48(1H,m);4.53(1H,d,J=14.7Hz);7.06〜7.12
(2H,m);7.27〜7.33(2H,m);7.99(1H,s);8.25(1H,
s). マススペクトル(m/z):233(M+),151,123 実施例56 2−(4−メトキシフェニル)−2−[(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率46%、m.p.66〜67℃ NMR(CDCl3)δppm:2.61〜2.71(1H,m);2.90〜3.02(1
H,m);3.82(3H,s);4.04〜4.14(1H,m);4.30(1H,d,J
=14.7Hz);4.44〜4.47(1H,m);4.51(1H,d,J=14.7H
z);6.93(2H,d,J=8.86Hz);7.25(2H,d,J=8.86Hz);
7.98(1H,s);8.21(1H,s). マススペクトル(m/z):245(M+),163,135 実施例57 2−(4−クロロ−2−フルオロメチルフェニル)−2
−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]
オキセタン 収率59%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:2.66〜2.77(1H,m);2.94〜3.04(1
H,m);4.08〜4.23(1H,m);4.34(1H,d,J=14.7Hz);4.
39〜4.51(1H,m);4.73(1H,d,J=14.7Hz);7.08〜7.18
(2H,m);7.37〜7.43(1H,m);7.94(1H,s);8.27(1H,
s). マススペクトル(m/z):245(M+),163,135 実施例58 2−(4−メチルフェニル)−2−[1−(1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)エチル]オキセタン 4′−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)プロピルフェノンを用いて実施例50の方法と同
様に処理して標記化合物のトリアゾール基の立体配位に
関する異性体の約2:1の混合物を得た。
収率49.3% 油状物 NMR(CDCl3)δppm:1.33(d,J=7.25Hz);2.37(s),
2.44〜2.53(m);2.70〜2.80(m);3.98〜4.06
(m);4.37〜4.47(m);4.74(q,J=7.25Hz);7.20
(s);7.99(s);8.34(s). マススペクトル(m/z):243(M+),228,213,147,119. 実施例59 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル)]オキセタン DMSO(10ml)へ水素化ナトリウム(約60%含有のオイ
ル、101mg、4.2mmol)を加え、80℃で30分撹拌し、氷冷
後、ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(928mg,4.2mmo
l)を加え氷冷から室温に戻し、30分撹拌後、2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)メチル)]オキソラン(501mg,2.11
mmol)を加え、50℃で16時間加熱撹拌した。冷後、氷
水(50 ml)に反応混合物を注加し、酢酸エチル(100m
l)で抽出し、飽和食塩水で洗浄、芒硝で乾燥、濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開)溶媒
ヘキサン/酢酸エチル=2/3)に付し目的物を238mg得
た。
2.44〜2.53(m);2.70〜2.80(m);3.98〜4.06
(m);4.37〜4.47(m);4.74(q,J=7.25Hz);7.20
(s);7.99(s);8.34(s). マススペクトル(m/z):243(M+),228,213,147,119. 実施例59 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル)]オキセタン DMSO(10ml)へ水素化ナトリウム(約60%含有のオイ
ル、101mg、4.2mmol)を加え、80℃で30分撹拌し、氷冷
後、ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(928mg,4.2mmo
l)を加え氷冷から室温に戻し、30分撹拌後、2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−2−[(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)メチル)]オキソラン(501mg,2.11
mmol)を加え、50℃で16時間加熱撹拌した。冷後、氷
水(50 ml)に反応混合物を注加し、酢酸エチル(100m
l)で抽出し、飽和食塩水で洗浄、芒硝で乾燥、濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開)溶媒
ヘキサン/酢酸エチル=2/3)に付し目的物を238mg得
た。
収率45%、油状物 このものは実施例52で得た化合物と全ての点で一致し
た。
た。
実施例60 5−オキサ−4−フェニル−4−[(1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)メチル]スピロー[2,3]ヘキサン 1−フェニル−1−{1−(メタンスルホニルオキシ
メチル)−シクロプロパン−1−イル}−2−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)エタノール(69.8mg,0.
207 mmol)のDMF溶液に水素化ナトリウム(約60%含有
のオイル、33.2mg,0.496 mmol)を氷冷下に加え、室温
にて2時間撹拌した。反応液を氷水に注加し、酢酸エチ
ルで抽出、水洗、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮し、残渣をプレパラティブシリカ
ゲルクロマトグラフィー(展開溶媒ヘキサン/酢酸エチ
ル=1/1)に付し、目的物を5mg得た。
ール−1−イル)メチル]スピロー[2,3]ヘキサン 1−フェニル−1−{1−(メタンスルホニルオキシ
メチル)−シクロプロパン−1−イル}−2−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)エタノール(69.8mg,0.
207 mmol)のDMF溶液に水素化ナトリウム(約60%含有
のオイル、33.2mg,0.496 mmol)を氷冷下に加え、室温
にて2時間撹拌した。反応液を氷水に注加し、酢酸エチ
ルで抽出、水洗、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮し、残渣をプレパラティブシリカ
ゲルクロマトグラフィー(展開溶媒ヘキサン/酢酸エチ
ル=1/1)に付し、目的物を5mg得た。
収率9.9%。油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.3〜0.9(4H,m);4.37(1H,d,J=
5.46Hz);4.44(1H,d,J=14.80Hz);4.54(1H,d,J=5.4
6Hz);4.85(1H,d,J=14.80Hz);7.19〜7.41(5H,m);
7.88(1H,s);8.32(1H,s). マススペクトル(m/z):242(M+),188,172,159 実施例61 (2R*,3S*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−
3−メチル−4−メタンスルホニルオキシ−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ペンタノール(200
mg,0.59 mmol)のDMF(5ml)溶液に、水素化ナトリウム
(約60%含有のオイル、28mg,1.003 mmol)を氷冷下に
加え、1.5時間撹拌した。反応終了後、実施例60に準じ
て処理し、目的物を32.2mg得た。
5.46Hz);4.44(1H,d,J=14.80Hz);4.54(1H,d,J=5.4
6Hz);4.85(1H,d,J=14.80Hz);7.19〜7.41(5H,m);
7.88(1H,s);8.32(1H,s). マススペクトル(m/z):242(M+),188,172,159 実施例61 (2R*,3S*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−
3−メチル−4−メタンスルホニルオキシ−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ペンタノール(200
mg,0.59 mmol)のDMF(5ml)溶液に、水素化ナトリウム
(約60%含有のオイル、28mg,1.003 mmol)を氷冷下に
加え、1.5時間撹拌した。反応終了後、実施例60に準じ
て処理し、目的物を32.2mg得た。
収率19.7%.油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.73(3H,d,J=7.25Hz);1.06(3H,
d,J=6.04Hz);2.66(1H,quint,J=7.25Hz);4.26(1H,
m);4.31(1H,d,J=14.9Hz);7.30(2H,d,J=8.66Hz);
7.40(2H,d,J=8.66Hz);8.01(1H,s);8,38(1H,s). マススペクトル(m/z):278:(M+1)+,222,195,139. 実施例61と同様にして実施例62−66の化合物が合成さ
れた。
d,J=6.04Hz);2.66(1H,quint,J=7.25Hz);4.26(1H,
m);4.31(1H,d,J=14.9Hz);7.30(2H,d,J=8.66Hz);
7.40(2H,d,J=8.66Hz);8.01(1H,s);8,38(1H,s). マススペクトル(m/z):278:(M+1)+,222,195,139. 実施例61と同様にして実施例62−66の化合物が合成さ
れた。
実施例62 (2R*,3R*,4S*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 収率8.0% m.p.75〜118℃ NMR(CDCl3)δppm:1.39(3H,d,J=6.04Hz);1.42(3H,
d,J=4.88Hz);3.14(1H,quint,J=7.66Hz);4.60(1H,
d,J=14.5Hz);4.74(1H,d,J=14.5Hz);4.92(1H,quin
t,J=6.54Hz);7.10(2H,d,J=8.46Hz);7.26(2H,d,J
=8.46Hz);7.83(1H,s);8.13(1H,s). M.S(m/z):277(M+),222,195,139 実施例63 (2R*,3R*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 収率70.0% m.p.113〜121℃ NMR(CDCl3)δppm:1.37(3H,d,J=5.64Hz);1.38(3H,
d,J=7.65Hz);2.77(1H,quint,J=7.25Hz);4.51〜4.6
4(1H,m);4.59(1H,d,J=14.3Hz);4.93(1H,d,J=14.
3Hz);7.08(2H,d,J=8.46Hz);7.25(2H,d,J=8.46H
z);7.78(1H,s);8.05(1H,s). マススペクトル(m/z):278(M+1)+,222,195,139 実施例64 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−ブロモフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 収率62.3% 油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.70(3H,d,J=7.66Hz);1.16(3H,
d,J=6.45Hz);3.16(1H,quint,J=7.66);4.38(1H,d,
J=14.5Hz);4.40〜4.54(1H,m);4.72(1H,d,J=14.5H
z);7.19(2H,d,J=8.66Hz);7.52(2H,d,J=8.66Hz);
7.95(1H,s);8.30(1H,s). マススペクトル(m/z):322(M+1)+,303,266,241,1
85 実施例65 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−トリフルオロメチルフ
ェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率46%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.71(3H,d,J=7.7Hz);1.17(3H,
d,J=6.4Hz);3.23(1H,quint,J=7.7Hz);4.40(1H,d,
J=14.5Hz);4.43〜4.48(1H,m);4.75(1H,d,J=14.5H
z);7.44(2H,d,J=8.1Hz);7.65(2H,d,J=8.1Hz);7.
95(1H,s);8.30(1H,s). マススペクトル(m/z):312(M+1)+,229,173 実施例66 (2R*,3R*)−2−(4−クロロ−2−フルオロメチ
ルフェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率93%、m.p.115〜116℃ NMR(CDCl3)δppm:1.30〜1.41(6H,m);2.72〜2.84(1
H,m);4.54〜4.8(1H,m);4.65(1H,d,J=13.31Hz);4.
95(1H,d,J=13.31Hz);6.98〜7.38(3H,m);7.72(1H,
s);8.07(1H,s) マススペクトル(m/z):296(M+1)+,256,240,215,1
59 実施例67 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン硝酸塩 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−
3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキセタン(300mg,1.08mmol)のエー
テル(5 ml)とメタノール(1 ml)混合溶液に濃硝酸
(約61%含有,0.19ml)を加え溶媒を留去し、エーテル
とヘキサンの混合液を加え、析出した結晶を濾取し、目
的化合物(351mg)を得た。
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 収率8.0% m.p.75〜118℃ NMR(CDCl3)δppm:1.39(3H,d,J=6.04Hz);1.42(3H,
d,J=4.88Hz);3.14(1H,quint,J=7.66Hz);4.60(1H,
d,J=14.5Hz);4.74(1H,d,J=14.5Hz);4.92(1H,quin
t,J=6.54Hz);7.10(2H,d,J=8.46Hz);7.26(2H,d,J
=8.46Hz);7.83(1H,s);8.13(1H,s). M.S(m/z):277(M+),222,195,139 実施例63 (2R*,3R*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 収率70.0% m.p.113〜121℃ NMR(CDCl3)δppm:1.37(3H,d,J=5.64Hz);1.38(3H,
d,J=7.65Hz);2.77(1H,quint,J=7.25Hz);4.51〜4.6
4(1H,m);4.59(1H,d,J=14.3Hz);4.93(1H,d,J=14.
3Hz);7.08(2H,d,J=8.46Hz);7.25(2H,d,J=8.46H
z);7.78(1H,s);8.05(1H,s). マススペクトル(m/z):278(M+1)+,222,195,139 実施例64 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−ブロモフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 収率62.3% 油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.70(3H,d,J=7.66Hz);1.16(3H,
d,J=6.45Hz);3.16(1H,quint,J=7.66);4.38(1H,d,
J=14.5Hz);4.40〜4.54(1H,m);4.72(1H,d,J=14.5H
z);7.19(2H,d,J=8.66Hz);7.52(2H,d,J=8.66Hz);
7.95(1H,s);8.30(1H,s). マススペクトル(m/z):322(M+1)+,303,266,241,1
85 実施例65 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−トリフルオロメチルフ
ェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率46%、油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.71(3H,d,J=7.7Hz);1.17(3H,
d,J=6.4Hz);3.23(1H,quint,J=7.7Hz);4.40(1H,d,
J=14.5Hz);4.43〜4.48(1H,m);4.75(1H,d,J=14.5H
z);7.44(2H,d,J=8.1Hz);7.65(2H,d,J=8.1Hz);7.
95(1H,s);8.30(1H,s). マススペクトル(m/z):312(M+1)+,229,173 実施例66 (2R*,3R*)−2−(4−クロロ−2−フルオロメチ
ルフェニル)−3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)メチル]オキセタン 収率93%、m.p.115〜116℃ NMR(CDCl3)δppm:1.30〜1.41(6H,m);2.72〜2.84(1
H,m);4.54〜4.8(1H,m);4.65(1H,d,J=13.31Hz);4.
95(1H,d,J=13.31Hz);6.98〜7.38(3H,m);7.72(1H,
s);8.07(1H,s) マススペクトル(m/z):296(M+1)+,256,240,215,1
59 実施例67 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン硝酸塩 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−
3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキセタン(300mg,1.08mmol)のエー
テル(5 ml)とメタノール(1 ml)混合溶液に濃硝酸
(約61%含有,0.19ml)を加え溶媒を留去し、エーテル
とヘキサンの混合液を加え、析出した結晶を濾取し、目
的化合物(351mg)を得た。
収率95.4% 融点129〜142℃ 元素分析:C14H17ClN4O4として 計算値:C,49.35;H,5.03;Cl,10.40;N,16.44 分析値:C,49.28;H,5.15;Cl,10.32;N,16.64 実施例68 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン修酸塩. (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−
3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキセタン(300mg,1.08mmol)の酢酸
エチル(5 ml)溶液に修酸(97.2ml)の酢酸エチル溶液
を滴下し、析出する結晶を濾取、乾燥し目的化合物(22
9mg)を得た。
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン修酸塩. (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−
3,4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキセタン(300mg,1.08mmol)の酢酸
エチル(5 ml)溶液に修酸(97.2ml)の酢酸エチル溶液
を滴下し、析出する結晶を濾取、乾燥し目的化合物(22
9mg)を得た。
収率57.7%.融点135〜144℃ NMR(CMSO−d6)δppm:0.61(3H,d,J=7.25Hz);1.09
(3H,d,J=6.45Hz);3.18(1H,quint,J=7.65Hz);3.37
(brs);4.51(1H,t,J=7.25Hz);4.60(1H,d,J=14.5H
z);4.89(1H,d,J=14.5Hz);7.34(2H,d,J=8.86Hz);
7.41(2H,d,J=8.86Hz);7.88(1H,s);8.34(1H,s). 実施例69 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−
メタンスルホニルオキシメチルオキセタン(107mg,0.35
1mmol)、1H−1,2,4−トリアゾール(51.5mg,0.746mmo
l)及びヨウ化ナトリウム(45.6mg,0.304mmol)のジメ
チルイミダゾリジノン(10ml)の懸濁液に0℃で水素化
ナトリウム(約60%含有オイル,38mg,0.950mmol)を加
え、室温で30分間撹拌した。更に90℃で12時間撹拌後、
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチル−ヘキ
サン(1:1,V/V)で抽出し、水洗、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、
目的化合物(76.3mg)を得た。
(3H,d,J=6.45Hz);3.18(1H,quint,J=7.65Hz);3.37
(brs);4.51(1H,t,J=7.25Hz);4.60(1H,d,J=14.5H
z);4.89(1H,d,J=14.5Hz);7.34(2H,d,J=8.86Hz);
7.41(2H,d,J=8.86Hz);7.88(1H,s);8.34(1H,s). 実施例69 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−
メタンスルホニルオキシメチルオキセタン(107mg,0.35
1mmol)、1H−1,2,4−トリアゾール(51.5mg,0.746mmo
l)及びヨウ化ナトリウム(45.6mg,0.304mmol)のジメ
チルイミダゾリジノン(10ml)の懸濁液に0℃で水素化
ナトリウム(約60%含有オイル,38mg,0.950mmol)を加
え、室温で30分間撹拌した。更に90℃で12時間撹拌後、
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチル−ヘキ
サン(1:1,V/V)で抽出し、水洗、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、
目的化合物(76.3mg)を得た。
収率78% このものは全ての点で実施例20で得られた化合物と一
致した。
致した。
実施例70 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3,3,4−トリメチル−
2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキセタン 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3,3−ジメチル−4
−メシルオキシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)−2−ペンタノール(400mg,0.95mmol)のDMF
溶液(5ml)に水素化ナトリウム(60%含量のオイル、8
4mg、2.1mmol)を加え、90℃で2時間撹拌した。冷後、
混合物を氷水に注加し、酢酸エチルで抽出、水洗、無水
芒硝で乾燥、溶媒を留去し、残渣をヘキサンで洗浄し26
2.4mgの粗目的物を得た。このものをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に
付し220.7mgの目的物を得た。
2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキセタン 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3,3−ジメチル−4
−メシルオキシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)−2−ペンタノール(400mg,0.95mmol)のDMF
溶液(5ml)に水素化ナトリウム(60%含量のオイル、8
4mg、2.1mmol)を加え、90℃で2時間撹拌した。冷後、
混合物を氷水に注加し、酢酸エチルで抽出、水洗、無水
芒硝で乾燥、溶媒を留去し、残渣をヘキサンで洗浄し26
2.4mgの粗目的物を得た。このものをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に
付し220.7mgの目的物を得た。
収率71.4% 融点118〜125℃ 本化合物は実施例42で得た化合物とC4位の配位に関す
る立体異性体である。
る立体異性体である。
NMR(CDCl3)δppm:1.06(3H,s)1,42(3H,s);1.49(3
H,d,J=6.3Hz);4.36(1H,q,J=6.3Hz);4.83(1H,d,J
=14.2Hz);5.36(1H,d,J=14.2Hz);7.10(1H,dd,J=
2.2,8.4Hz);7.28(1H,d,J=8.4Hz);7.35(1H,d,J=2.
2Hz);7.63(1H,s);7.99(1H,s) マススペクトル(m/z):328,326,290,256,243,173 実施例71 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソプロピル−3−メチル−2−[(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン
修酸塩(A) (2R*,3R*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソプロピル−3−メチル−2−[(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン
修酸塩(B) (2R*,3R*,4R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソプロピル−3−メチル−2−[(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン
(C) 実施例1と同様の方法により、標記化合物を製造し
た。
H,d,J=6.3Hz);4.36(1H,q,J=6.3Hz);4.83(1H,d,J
=14.2Hz);5.36(1H,d,J=14.2Hz);7.10(1H,dd,J=
2.2,8.4Hz);7.28(1H,d,J=8.4Hz);7.35(1H,d,J=2.
2Hz);7.63(1H,s);7.99(1H,s) マススペクトル(m/z):328,326,290,256,243,173 実施例71 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソプロピル−3−メチル−2−[(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン
修酸塩(A) (2R*,3R*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソプロピル−3−メチル−2−[(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン
修酸塩(B) (2R*,3R*,4R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソプロピル−3−メチル−2−[(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]オキセタン
(C) 実施例1と同様の方法により、標記化合物を製造し
た。
(A) 融点140−145℃ NMR(CDCl3)δppm:0.69(3H,d,J=7Hz);0.88(3H,dd,
J=7.25Hz);0.90(3H,d,J=7Hz);1.25(1H,m);2.79
(1H,m);3.61(1H,dd,J=7.5,9.5Hz);4.40(1H,d,J=
14.5Hz);4.78(1H,d,J=14.5Hz);6.8−7.0(2H,m);
7.60(1H,td,J=9,7Hz);7.87(1H,s);8.19(1H,s) (B) 融点151−154℃ NMR(アセトン−d6)δppm:0.81(3H,d,J=6.5Hz);1.0
2(3H,d,J=6.5Hz);1.47(3H,d,J=7.5Hz);2.29(1H,
m);3.19(1H,m);4.17(1H,dd,J=10.5,8.5Hz);4.65
(1H,d,J=13Hz);4.92(1H,d,J=13Hz);6.7−7.2(3
H,m);7.52(1H,s);8.13(1H,s) (C) 油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.77(3H,d,J=7Hz);0.93(3H,d,J
=7Hz);1.40(3H,dd,J=7.5,1Hz);1.76(1H,m);2.84
(1H,m);4.09(1H,dd,J=8,7Hz);4.67(1H,dd,J=14,
1.5Hz);4.90(1H,d,J=14Hz);6.6−6.8(2H,m);7.07
(1H,td,J=8.5,6.5Hz);7.66(1H,s);8.03(1H,s) 実施例72 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4,−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−2−クロロメチル−3,
4−ジメチル−オキセタン(4S*:4R*=3:1の混合物,24
5 mg,1mmol)のDMF溶液(2ml)に1H−1,2,4−トリアゾ
ール(26mg,0.38mmol)と炭酸カリ(26mg,0.19mmol)を
加え、130℃で5時間、撹拌した。冷後、混合物を氷水
に注加し、酢酸エチルで抽出し、飽和塩化アンモン水溶
液で洗浄、芒硝で乾燥、溶媒を留去し、260mgの残渣を
得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し56.2mg(収率81%)の目的物を得た。
J=7.25Hz);0.90(3H,d,J=7Hz);1.25(1H,m);2.79
(1H,m);3.61(1H,dd,J=7.5,9.5Hz);4.40(1H,d,J=
14.5Hz);4.78(1H,d,J=14.5Hz);6.8−7.0(2H,m);
7.60(1H,td,J=9,7Hz);7.87(1H,s);8.19(1H,s) (B) 融点151−154℃ NMR(アセトン−d6)δppm:0.81(3H,d,J=6.5Hz);1.0
2(3H,d,J=6.5Hz);1.47(3H,d,J=7.5Hz);2.29(1H,
m);3.19(1H,m);4.17(1H,dd,J=10.5,8.5Hz);4.65
(1H,d,J=13Hz);4.92(1H,d,J=13Hz);6.7−7.2(3
H,m);7.52(1H,s);8.13(1H,s) (C) 油状物 NMR(CDCl3)δppm:0.77(3H,d,J=7Hz);0.93(3H,d,J
=7Hz);1.40(3H,dd,J=7.5,1Hz);1.76(1H,m);2.84
(1H,m);4.09(1H,dd,J=8,7Hz);4.67(1H,dd,J=14,
1.5Hz);4.90(1H,d,J=14Hz);6.6−6.8(2H,m);7.07
(1H,td,J=8.5,6.5Hz);7.66(1H,s);8.03(1H,s) 実施例72 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−[(1H−1,2,4,−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−2−クロロメチル−3,
4−ジメチル−オキセタン(4S*:4R*=3:1の混合物,24
5 mg,1mmol)のDMF溶液(2ml)に1H−1,2,4−トリアゾ
ール(26mg,0.38mmol)と炭酸カリ(26mg,0.19mmol)を
加え、130℃で5時間、撹拌した。冷後、混合物を氷水
に注加し、酢酸エチルで抽出し、飽和塩化アンモン水溶
液で洗浄、芒硝で乾燥、溶媒を留去し、260mgの残渣を
得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し56.2mg(収率81%)の目的物を得た。
このものは、すべての点で実施例20で得られた化合物
と一致した。
と一致した。
実施例73 (2R*,3S*,4R*)−2−フェニル−3,4−ジメチル−
2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキセタン 2−フェニル−3,4−ジメチル−2−メタンスルホニ
ルオキシメチルオキセタンを用いて、実施例69に記載の
方法に準じて標記化合物を得た。
2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキセタン 2−フェニル−3,4−ジメチル−2−メタンスルホニ
ルオキシメチルオキセタンを用いて、実施例69に記載の
方法に準じて標記化合物を得た。
収率27% NMR(CDCl3)δppm:0.61(3H,d,J=7.4Hz);1.08(3H,
d,J=6.5Hz);3.09(1H,m);4.32(1H,m);4.28(1H,d,
J=14.7Hz);4.67(1H,dJ=14.7Hz);7.21−7.34(5H,
m);7.85(1H,s);8.15(1H,s) マススペクトル(m/z):244(M+1)+,227,188,161 参考例1 (3S*,4R*)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−1,4−ペンタンジオール 及び (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2,4−ペンタンジオール (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オール[特開昭60−36468号
公報記載の方法に準じて合成した]200 mg(0.72 mmol
e)をテトラヒドロフラン5 mlに溶かし、氷冷攪拌下、2
Mボラン−ジメチルスルフィド錯体テトラヒドロフラン
溶液2.2 ml(4.4 mmole)を加えた。室温に戻して15分
間、次いで50℃で20分間攪拌した。再び反応液を氷冷
し、15%水酸化ナトリウム水溶液1 mlと30%過酸化水素
水1 mlを加えた。室温で30分間、次いで50−60℃で2時
間攪拌した後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し
た。乾燥後、溶媒を留去して得られた油状物をシリカゲ
ルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(5:1−10:1)混合溶媒で溶出して目的化
合物(後者)30 mgを油状物として得た。この物質は、N
MRスペクトル解析の結果、C4位異性体A及びBの約1:1
の混合物であった。[異性体A]の主なピークNMRスペ
クトル(CDCl3)δppm:0.80(3H,dd,J=7,3.5 Hz);1.1
8(3H,d,J=6 Hz);4.90(2H,s);5.97(1H,s);7.79
(1H,s);8.05(1H,s). [異性体B]の主なピーク NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.76(3H,dd,J=7,1.5 Hz);1.27(3H,d,J=6 Hz);5.4
7(1H,s);7.70(1H,s);7.93(1H,s). 更に、酢酸エチル、1%メタノール−酢酸エチルで、
順次溶出して目的化合物(前者)139 mgを得、酢酸エチ
ル−ヘキサン混合溶媒から再結晶を行ない、融点121−1
22℃を有する純品を得た。
d,J=6.5Hz);3.09(1H,m);4.32(1H,m);4.28(1H,d,
J=14.7Hz);4.67(1H,dJ=14.7Hz);7.21−7.34(5H,
m);7.85(1H,s);8.15(1H,s) マススペクトル(m/z):244(M+1)+,227,188,161 参考例1 (3S*,4R*)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−1,4−ペンタンジオール 及び (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2,4−ペンタンジオール (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オール[特開昭60−36468号
公報記載の方法に準じて合成した]200 mg(0.72 mmol
e)をテトラヒドロフラン5 mlに溶かし、氷冷攪拌下、2
Mボラン−ジメチルスルフィド錯体テトラヒドロフラン
溶液2.2 ml(4.4 mmole)を加えた。室温に戻して15分
間、次いで50℃で20分間攪拌した。再び反応液を氷冷
し、15%水酸化ナトリウム水溶液1 mlと30%過酸化水素
水1 mlを加えた。室温で30分間、次いで50−60℃で2時
間攪拌した後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し
た。乾燥後、溶媒を留去して得られた油状物をシリカゲ
ルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(5:1−10:1)混合溶媒で溶出して目的化
合物(後者)30 mgを油状物として得た。この物質は、N
MRスペクトル解析の結果、C4位異性体A及びBの約1:1
の混合物であった。[異性体A]の主なピークNMRスペ
クトル(CDCl3)δppm:0.80(3H,dd,J=7,3.5 Hz);1.1
8(3H,d,J=6 Hz);4.90(2H,s);5.97(1H,s);7.79
(1H,s);8.05(1H,s). [異性体B]の主なピーク NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.76(3H,dd,J=7,1.5 Hz);1.27(3H,d,J=6 Hz);5.4
7(1H,s);7.70(1H,s);7.93(1H,s). 更に、酢酸エチル、1%メタノール−酢酸エチルで、
順次溶出して目的化合物(前者)139 mgを得、酢酸エチ
ル−ヘキサン混合溶媒から再結晶を行ない、融点121−1
22℃を有する純品を得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.78(3H,dd,J=7,1 Hz);1.6−2.0(2H,m);2.4(1H,
m);3.3−4.0(3H,m);4.62(1H,d,J=14 Hz);4.93(1
H,dd,J=14,1 Hz);5.52(1H,br.);6.5−7.0(2H,m);
7.43(1H,td,J=9,7 Hz);7.73(1H,s);7.97(1H,
s). 参考例2 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール a) (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4,5−エポキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−2−ペンタノール (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オール(特開昭60−36468号
公報記載の方法に準じて合成した)960 mg(3.44 mmol
e)をメチレンクロリド30 mlに溶かし、0℃でm−クロ
ル過安息香酸(80%純度)1.360 mg(6.19 mmole)を加
えた。5分後、室温に戻し、一夜撹拌した。反応液を酢
酸エチルで希釈し、亜硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥
後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2)混合溶
媒で分離精製して、目的化合物である立体異性体A(低
極性),(2R*,3S*,4S*)320 mg(融点160−180℃)
及び立体異性体B(高極性),(2R*,3S*,4R*)206
mgを油状物として得た。
m);3.3−4.0(3H,m);4.62(1H,d,J=14 Hz);4.93(1
H,dd,J=14,1 Hz);5.52(1H,br.);6.5−7.0(2H,m);
7.43(1H,td,J=9,7 Hz);7.73(1H,s);7.97(1H,
s). 参考例2 (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペ
ンタノール a) (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−4,5−エポキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−2−ペンタノール (2R*,3S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オール(特開昭60−36468号
公報記載の方法に準じて合成した)960 mg(3.44 mmol
e)をメチレンクロリド30 mlに溶かし、0℃でm−クロ
ル過安息香酸(80%純度)1.360 mg(6.19 mmole)を加
えた。5分後、室温に戻し、一夜撹拌した。反応液を酢
酸エチルで希釈し、亜硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥
後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2)混合溶
媒で分離精製して、目的化合物である立体異性体A(低
極性),(2R*,3S*,4S*)320 mg(融点160−180℃)
及び立体異性体B(高極性),(2R*,3S*,4R*)206
mgを油状物として得た。
立体異性体AのNMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.82(3
H,d,J=7.3 Hz);1.74(1H,quint,J=7.3 Hz);2.54(1
H,dd,J=4.0,2.8 Hz);2.89(1H,t,J=4.4 Hz);3.3−
3.4(1H,m);4.90(2H,AB−d,J=14.5 Hz);5.06(1H,b
r.s);6.6−6.8(2H,m);7.3−7.5(1H,m);7.79(1H,
s);7.80(1H,s). 立体異性体BのNMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.94(3
H,d,J=6.9 Hz);1.86(1H,quint,J=6.9 Hz);2.74(1
H,dd,J=4.8,2.8 Hz);2.95(1H,t,J=4.8 Hz);3.2−
3.3(1H,m);4.80(2H,AB−d,J=13.7 Hz);4.92(1H,
s);7.6−7.8(2H,m);7.3−7.5(1H,m);7.78(1H,
s);7.86(1H,s). b) (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)−2,4−ペンタンジオール a)で得た、(2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−4,5−エポキシ−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(立体異性体A)320 mg(1.08 mmole)を、エー
テル20 mlに溶かし、窒素雰囲気下、氷冷撹拌しなが
ら、リチウムアルミニウムヒドリド84 mg(2.16 mmol
e)を加えた。10分後、反応液を1時間還流した。冷却
後、水2 mlをゆっくり加えて10分間撹拌した。セライト
を用いて不溶物を濾去して除き、酢酸エチルで抽出し
た。乾燥後、溶媒を留去して得られた油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−クロ
ロホルム−ヘキサン(5:5:1)混合溶媒で溶出し、目的
化合物240 mgを得た。
H,d,J=7.3 Hz);1.74(1H,quint,J=7.3 Hz);2.54(1
H,dd,J=4.0,2.8 Hz);2.89(1H,t,J=4.4 Hz);3.3−
3.4(1H,m);4.90(2H,AB−d,J=14.5 Hz);5.06(1H,b
r.s);6.6−6.8(2H,m);7.3−7.5(1H,m);7.79(1H,
s);7.80(1H,s). 立体異性体BのNMRスペクトル(CDCl3)δppm:0.94(3
H,d,J=6.9 Hz);1.86(1H,quint,J=6.9 Hz);2.74(1
H,dd,J=4.8,2.8 Hz);2.95(1H,t,J=4.8 Hz);3.2−
3.3(1H,m);4.80(2H,AB−d,J=13.7 Hz);4.92(1H,
s);7.6−7.8(2H,m);7.3−7.5(1H,m);7.78(1H,
s);7.86(1H,s). b) (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)−2,4−ペンタンジオール a)で得た、(2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−4,5−エポキシ−3−メチル−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ペンタ
ノール(立体異性体A)320 mg(1.08 mmole)を、エー
テル20 mlに溶かし、窒素雰囲気下、氷冷撹拌しなが
ら、リチウムアルミニウムヒドリド84 mg(2.16 mmol
e)を加えた。10分後、反応液を1時間還流した。冷却
後、水2 mlをゆっくり加えて10分間撹拌した。セライト
を用いて不溶物を濾去して除き、酢酸エチルで抽出し
た。乾燥後、溶媒を留去して得られた油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−クロ
ロホルム−ヘキサン(5:5:1)混合溶媒で溶出し、目的
化合物240 mgを得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.80(3H,dd,J=6.9,3.0 Hz);2.00(1H,qd,J=6.9,1.6
Hz);3.86(1H,qd,J=6.9,1.6 Hz);4.62(1H,d,J=14
Hz);4.93(2H,s);6.7−6.9(2H,m);7.50(1H,td,J
=8.9,6.5 Hz);7.82(1H,s);8.13(1H,s). c) (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチ
ル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2
−ペンタノール b)で得た、(2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2,4−ペンタンジオール213 m
g(0.72 mmole)を、ピリジン4 mlに溶かし、0℃でメ
タンスルホニルクロリド140 mg(1.22 mmole)を加え、
2.5時間攪拌した。反応終了後、ピリジンを減圧下留去
し、残留物に希炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸
エチルで抽出した。乾燥後、溶媒を留去し、目的化合物
270 mgを油状物として得た。
Hz);3.86(1H,qd,J=6.9,1.6 Hz);4.62(1H,d,J=14
Hz);4.93(2H,s);6.7−6.9(2H,m);7.50(1H,td,J
=8.9,6.5 Hz);7.82(1H,s);8.13(1H,s). c) (2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−4−(メタンスルホニルオキシ)−3−メチ
ル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2
−ペンタノール b)で得た、(2R*,3S*,4S*)−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2,4−ペンタンジオール213 m
g(0.72 mmole)を、ピリジン4 mlに溶かし、0℃でメ
タンスルホニルクロリド140 mg(1.22 mmole)を加え、
2.5時間攪拌した。反応終了後、ピリジンを減圧下留去
し、残留物に希炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸
エチルで抽出した。乾燥後、溶媒を留去し、目的化合物
270 mgを油状物として得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.79(3H,dd,J=6.5,0.8 Hz);1.49(3H,d,J=6.5 H
z);2.6−2.8(1H,m);3.08(3H,s);4.85(2H,AB−d,J
=13.9 Hz);5.3−5.4(1H,m);6.6−6.8(2H,m);7.2
−7.4(1H,m);7.76(1H,s);7.81(1H,s). 参考例3 (2R*,3R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4,
5−エポキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−2−ペンタノール (2R*,3R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オール[特開昭60−36468号
公報記載の方法に準じて合成した]514 mg(1.84 mmol
e)を、塩化メチレン15 mlに溶かし、0℃でm−クロル
過安息香酸(85%純度)635 mg(3.13 mmole)を加え
た。5分後、室温に戻し2時間攪拌した。反応液を酢酸
エチルで希釈し、亜硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナ
トリウム水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒
を留去し、残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1)混合
溶媒で溶出し、目的化合物472 mgを固体として得た。
z);2.6−2.8(1H,m);3.08(3H,s);4.85(2H,AB−d,J
=13.9 Hz);5.3−5.4(1H,m);6.6−6.8(2H,m);7.2
−7.4(1H,m);7.76(1H,s);7.81(1H,s). 参考例3 (2R*,3R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−4,
5−エポキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−2−ペンタノール (2R*,3R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オール[特開昭60−36468号
公報記載の方法に準じて合成した]514 mg(1.84 mmol
e)を、塩化メチレン15 mlに溶かし、0℃でm−クロル
過安息香酸(85%純度)635 mg(3.13 mmole)を加え
た。5分後、室温に戻し2時間攪拌した。反応液を酢酸
エチルで希釈し、亜硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナ
トリウム水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒
を留去し、残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1)混合
溶媒で溶出し、目的化合物472 mgを固体として得た。
本物質はC4位に関する立体異性体2種の約3:1の混合
物であった。
物であった。
酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶を行ない、
主成分である異性体(融点106−109℃)を分離した。
主成分である異性体(融点106−109℃)を分離した。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.30(3H,d,J=6 Hz);1.90(1H,br,quint);2.00(1H,
dd,J=4,3 Hz);2.35(1H,t,J=4 Hz);2.85(1H,m);
4.53(1H,d,J=14 Hz);4.89(1H,dd,J=14,1.5 Hz);
4.9(1H,br.);6.5−7.0(2H,m);7.3−7.7(1H,m);7.
79(1H,s);7.91(1H,s). 参考例4 (2R*,3R*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−2,4−ペンタンジオール (2R*,3R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
4,5−エポキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)−2−ペンタノール(C4異性体約3:
1の混合物)207 mg(0.70 mmole)を、エーテル4 mlに
溶かし、窒素雰囲気下、氷冷攪拌しながらリチウムアル
ミニウムヒドリド53 mg(1.40 mmole)を加えた。10分
後、反応液を1時間還流した。冷後、水1 mlをゆっくり
加えて10分間攪拌した。セライトを用いて不溶物を濾過
して除き、酢酸エチルで抽出した。乾燥後、溶媒を留去
して得られた油状物をシリカゲルを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−クロロホルム−ヘキ
サン(5:5:1)混合溶媒で溶出し、目的化合物160 mgを
得た。
dd,J=4,3 Hz);2.35(1H,t,J=4 Hz);2.85(1H,m);
4.53(1H,d,J=14 Hz);4.89(1H,dd,J=14,1.5 Hz);
4.9(1H,br.);6.5−7.0(2H,m);7.3−7.7(1H,m);7.
79(1H,s);7.91(1H,s). 参考例4 (2R*,3R*,4S*)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−2,4−ペンタンジオール (2R*,3R*)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
4,5−エポキシ−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)−2−ペンタノール(C4異性体約3:
1の混合物)207 mg(0.70 mmole)を、エーテル4 mlに
溶かし、窒素雰囲気下、氷冷攪拌しながらリチウムアル
ミニウムヒドリド53 mg(1.40 mmole)を加えた。10分
後、反応液を1時間還流した。冷後、水1 mlをゆっくり
加えて10分間攪拌した。セライトを用いて不溶物を濾過
して除き、酢酸エチルで抽出した。乾燥後、溶媒を留去
して得られた油状物をシリカゲルを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−クロロホルム−ヘキ
サン(5:5:1)混合溶媒で溶出し、目的化合物160 mgを
得た。
本物質はC4位に関する立体異性体2種の約3:1の混合
物であった。
物であった。
ベンゼン−ヘキサン混合溶媒から再結晶を行ない、主
成分である異性体(融点145−146℃)を分離した。
成分である異性体(融点145−146℃)を分離した。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H,d,J=6.5 Hz)、1.25(3H,d,J=6.5 Hz);2.2
0(1H,qd,J=6.5,1 Hz);3.03(1H,br.s);3.74(1H,b
r.q,J=6.5 Hz);4.51(1H,d,J=14 Hz);4.77(1H,dd,
J=14,1 Hz);5.33(1H,s);6.5−7.0(2H,m);7.1−7.
6(1H,m);7.65(1H,s);7.89(1H,s). 参考例5 (2R*,3S*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
ヒドロキシ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−ブタナール 及び (2S*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
ヒドロキシ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−ブタナール (2R*,3R*)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−3
−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オールとその(2R*,3R*)
−異性体の1:1混合物[特開昭60−36468号公報記載の方
法によって合成した]139 mg(0.45 mmole)を、テトラ
ヒドロフラン−水(5:2)混合溶媒2.8 mlに溶かし、メ
タ過沃素酸ナトリウム290 mg(1.32 mmole)と四酸化オ
スミウム1 mgを加え、室温で一晩攪拌した。反応液に酢
酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄した。乾燥後、溶媒
を留去して得られた油状物を、シリカゲル4 gを用いた
カラムクロカマに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:5)
混合溶媒で溶出し、目的化合物の(2R*,3R*)−異性
体27 mg、(2R*,3R*)−異性体と(2S*,3R*)−異
性体の混合物25 mg、次いで(2S*,3R*)−異性体31 m
gを得た。
0(1H,qd,J=6.5,1 Hz);3.03(1H,br.s);3.74(1H,b
r.q,J=6.5 Hz);4.51(1H,d,J=14 Hz);4.77(1H,dd,
J=14,1 Hz);5.33(1H,s);6.5−7.0(2H,m);7.1−7.
6(1H,m);7.65(1H,s);7.89(1H,s). 参考例5 (2R*,3S*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
ヒドロキシ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−ブタナール 及び (2S*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
ヒドロキシ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−ブタナール (2R*,3R*)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−3
−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−4−ペンテン−2−オールとその(2R*,3R*)
−異性体の1:1混合物[特開昭60−36468号公報記載の方
法によって合成した]139 mg(0.45 mmole)を、テトラ
ヒドロフラン−水(5:2)混合溶媒2.8 mlに溶かし、メ
タ過沃素酸ナトリウム290 mg(1.32 mmole)と四酸化オ
スミウム1 mgを加え、室温で一晩攪拌した。反応液に酢
酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄した。乾燥後、溶媒
を留去して得られた油状物を、シリカゲル4 gを用いた
カラムクロカマに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:5)
混合溶媒で溶出し、目的化合物の(2R*,3R*)−異性
体27 mg、(2R*,3R*)−異性体と(2S*,3R*)−異
性体の混合物25 mg、次いで(2S*,3R*)−異性体31 m
gを得た。
分離した(2R*,3R*)−異性体をベンゼンから再結
晶し、融点150−151℃を有する純品を得た。
晶し、融点150−151℃を有する純品を得た。
又、(2S*,3R*)−異性体をベンゼン−酢酸エチル
混合溶媒から再結晶を行ない、融点155−157℃を有する
純品を得た。
混合溶媒から再結晶を行ない、融点155−157℃を有する
純品を得た。
[(2R*,3R*)−異性体] 赤外吸収スペクトル νmax(CHCl3)cm-1: 3400,1715. NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.96(3H,d,J=7 Hz);3.47(1H,qd,J=7,3 Hz);4.64
(1H,d,J=14 Hz);5.30(1H,br.);5.42(1H,d,J=14
Hz);7.11(1H,dd,J=8,2 Hz);7.31(1H,d,J=2 Hz);
7.52(1H,d,J=8 Hz);7.77(1H,s);7.85(1H,s);9.8
8(1H,d,J=3 Hz). [(2S*,3R*)−異性体] NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.40(3H,d,J=7 Hz);3.52(1H,qd,J=7,1.5 Hz);4.5
0(1H,d,J=14 Hz);5.42(1H,d,J=14 Hz);5.5(1H,b
r.);7.11(1H,dd,J=8,2 Hz);7.35(1H,d,J=2 Hz);
7.54(1H,d,J=8 Hz);7.77(1H,s);7.68(1H,s);9.3
9(1H,d,J=1.5 Hz). 参考例6 (2S*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−
メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−1,3−ブタンジオール 及び (2R*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−
メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−1,3−ブタンジオール (2R*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−3
−ヒドロキシ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)ブタナールとその(2S*,3R*)−
異性体の1:1混合物85 mgをメタノール1.5 mlに溶かし、
氷冷攪拌下、ナトリウムボロヒドリド15 mgを加えた。1
0分後、反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
した。溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカゲル3
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ルで溶出し、目的化合物の(2R*,3R*)−異性体を31
mg得た。
(1H,d,J=14 Hz);5.30(1H,br.);5.42(1H,d,J=14
Hz);7.11(1H,dd,J=8,2 Hz);7.31(1H,d,J=2 Hz);
7.52(1H,d,J=8 Hz);7.77(1H,s);7.85(1H,s);9.8
8(1H,d,J=3 Hz). [(2S*,3R*)−異性体] NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.40(3H,d,J=7 Hz);3.52(1H,qd,J=7,1.5 Hz);4.5
0(1H,d,J=14 Hz);5.42(1H,d,J=14 Hz);5.5(1H,b
r.);7.11(1H,dd,J=8,2 Hz);7.35(1H,d,J=2 Hz);
7.54(1H,d,J=8 Hz);7.77(1H,s);7.68(1H,s);9.3
9(1H,d,J=1.5 Hz). 参考例6 (2S*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−
メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−1,3−ブタンジオール 及び (2R*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−
メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−1,3−ブタンジオール (2R*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−3
−ヒドロキシ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)ブタナールとその(2S*,3R*)−
異性体の1:1混合物85 mgをメタノール1.5 mlに溶かし、
氷冷攪拌下、ナトリウムボロヒドリド15 mgを加えた。1
0分後、反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
した。溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカゲル3
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ルで溶出し、目的化合物の(2R*,3R*)−異性体を31
mg得た。
ベンゼン−ヘキサン混合溶媒から再結晶して融点120
−122℃を有する純品を得た。
−122℃を有する純品を得た。
次いで、7%メタノール−酢酸エチル混合溶媒で溶出
して、目的化合物の(2S*,3R*)−異性体を33 mg得
た。
して、目的化合物の(2S*,3R*)−異性体を33 mg得
た。
ベンゼン−ヘキサン混合溶媒から再結晶して融点176
−177℃を有する純品を得た。
−177℃を有する純品を得た。
[(2R*,3R*)−異性体] NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.39(3H,d,J=7 Hz);2.85(1H,m);3.40(1H,s);3.4
5(1H,s);4.50(1H,d,J=14 Hz);5.31(1H,d,J=14 H
z);7.05(1H,dd,J=8,2 Hz);7.25(1H,d,J=2 Hz);
7.52(1H,d,J=8 Hz);7.66(1H,s);7.91(1H,s). [(2S*,3R*)−異性体] 赤外吸収スペクトル νmax(ヌジョール)cm-1:3400,3
140. NMRスペクトル[CDCl3:CD3OD(1:1)]δppm:0.77(3H,
d,J=7 Hz);2.9(1H,m);3.6−4.3(2H,m);4.74(1H,
d,J=14.5 Hz);5.44(1H,d,J=14.5 Hz);7.04(1H,d
d,J=9,2 Hz);7.30(1H,d,J=2 Hz);7.48(1H,d,J=9
Hz);7.67(1H,s);8.07(1H,s). 参考例7 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−
(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール (2S*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2
−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−1,3−ブタンジオール74 mg(0.231 mmole)を、
塩化メチレン2 mlに溶かし、0℃で攪拌しながらトリエ
チルアミン61 mg(0.61 mmole)とメタンスルホニルク
ロリド64 mg(0.56 mmole)を加えた。15分後、希炭酸
水素ナトリウム水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液
を飽和食塩水で洗い、溶媒を留去して粗生成物92 mgを
得た。
5(1H,s);4.50(1H,d,J=14 Hz);5.31(1H,d,J=14 H
z);7.05(1H,dd,J=8,2 Hz);7.25(1H,d,J=2 Hz);
7.52(1H,d,J=8 Hz);7.66(1H,s);7.91(1H,s). [(2S*,3R*)−異性体] 赤外吸収スペクトル νmax(ヌジョール)cm-1:3400,3
140. NMRスペクトル[CDCl3:CD3OD(1:1)]δppm:0.77(3H,
d,J=7 Hz);2.9(1H,m);3.6−4.3(2H,m);4.74(1H,
d,J=14.5 Hz);5.44(1H,d,J=14.5 Hz);7.04(1H,d
d,J=9,2 Hz);7.30(1H,d,J=2 Hz);7.48(1H,d,J=9
Hz);7.67(1H,s);8.07(1H,s). 参考例7 (2R*,3S*)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−
(メタンスルホニルオキシ)−3−メチル−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール (2S*,3R*)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2
−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−1,3−ブタンジオール74 mg(0.231 mmole)を、
塩化メチレン2 mlに溶かし、0℃で攪拌しながらトリエ
チルアミン61 mg(0.61 mmole)とメタンスルホニルク
ロリド64 mg(0.56 mmole)を加えた。15分後、希炭酸
水素ナトリウム水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液
を飽和食塩水で洗い、溶媒を留去して粗生成物92 mgを
得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.70(3H,d,J=7 Hz);3.07(3H,s);2.9−3.4(1H,
m);4.22(1H,dd,J=10,5 Hz);4.59(1H,d,J=14.5 H
z);4.71(1H,dd,J=10,7 Hz);5.18(1H,br.);5.51
(1H,d,J=14.5 Hz);7.04(1H,dd,J=8,2 Hz);7.27
(1H,d,J=2 Hz);7.43(1H,d,J=8 Hz);7.73(1H,
s);7.81(1H,s). 参考例8 (2R*,4R*)2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメ
チル−2−エトキシカルボニル−オキセタン ベンゼン(200 ml)に0℃で2−ブテンを体積が約1.
25倍となるまで吹き込んだ。ここに、4−クロロフェニ
ルグリオキシル酸エチル(24.3g,114.09 mmol)を加
え、15℃でハノビア社製450W中圧水銀灯を3時間照射し
た。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)に付
し、目的物を油状物として(23.4g)を得た。
m);4.22(1H,dd,J=10,5 Hz);4.59(1H,d,J=14.5 H
z);4.71(1H,dd,J=10,7 Hz);5.18(1H,br.);5.51
(1H,d,J=14.5 Hz);7.04(1H,dd,J=8,2 Hz);7.27
(1H,d,J=2 Hz);7.43(1H,d,J=8 Hz);7.73(1H,
s);7.81(1H,s). 参考例8 (2R*,4R*)2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメ
チル−2−エトキシカルボニル−オキセタン ベンゼン(200 ml)に0℃で2−ブテンを体積が約1.
25倍となるまで吹き込んだ。ここに、4−クロロフェニ
ルグリオキシル酸エチル(24.3g,114.09 mmol)を加
え、15℃でハノビア社製450W中圧水銀灯を3時間照射し
た。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)に付
し、目的物を油状物として(23.4g)を得た。
収率76% 沸点141〜142℃/2.7torr NMRよりこのものはC3位の配位に関するα:β≒1:1の
混合物であった。
混合物であった。
NMR(CDCl3)δppm:0.76(d,J=7.66Hz);1.23〜1.31
(m);1.34(d,J=6.04Hz);2.83(quint,J=7.25H
z);3.55(quint,J=7.25Hz);4.16〜4.32(m);4.56
(quint,J=6.45Hz);5.06(quint,J=7.25Hz);7.26〜
7.47(m). マススペクトル(m/z):268(M+),224,213,195,178,16
7. 参考例9 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−ヒドロキシメチル−オキセタン
(A) 及び (2R*,3R*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−ヒドロキシメチル−オキセタン
(B) 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−
エトキシカルボニル−オキセタン(920mg,3.42mmol、こ
れは、(2R*,3R*,4R*)と(2R*,3S*,4R*)の1:1
の混合物である)のテトラヒドロフラン(7 ml)溶液に
0℃で水素化アルミニウムリチウムのテトラヒドロフラ
ン溶液(1M,3.2 ml,3.2 mmol)を滴下し、同温度で30分
間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水、次
いで、1N−塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=5:1)に付し、(2R*,3S*,4R*)の
目的化合物A(336.4mg)と(2R*,3R*,4R*)の目的
化合物B(349.5mg)を得た。
(m);1.34(d,J=6.04Hz);2.83(quint,J=7.25H
z);3.55(quint,J=7.25Hz);4.16〜4.32(m);4.56
(quint,J=6.45Hz);5.06(quint,J=7.25Hz);7.26〜
7.47(m). マススペクトル(m/z):268(M+),224,213,195,178,16
7. 参考例9 (2R*,3S*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−ヒドロキシメチル−オキセタン
(A) 及び (2R*,3R*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−3,
4−ジメチル−2−ヒドロキシメチル−オキセタン
(B) 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−
エトキシカルボニル−オキセタン(920mg,3.42mmol、こ
れは、(2R*,3R*,4R*)と(2R*,3S*,4R*)の1:1
の混合物である)のテトラヒドロフラン(7 ml)溶液に
0℃で水素化アルミニウムリチウムのテトラヒドロフラ
ン溶液(1M,3.2 ml,3.2 mmol)を滴下し、同温度で30分
間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水、次
いで、1N−塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=5:1)に付し、(2R*,3S*,4R*)の
目的化合物A(336.4mg)と(2R*,3R*,4R*)の目的
化合物B(349.5mg)を得た。
化合物A NMR(CDCl3)δppm:0.70(3H,d,J=7.66Hz);1.24(3H,
d,J=6.44Hz);3.33(1H,d,J=7.66Hz);3.63(1H,d,J
=12.08Hz);3.87(1H,d,J=12.08Hz);4.96(1H,dq,J
=6.44,7.66Hz);7.25(2H,d,J=8.46Hz);7.35(2H,d,
J=8.46Hz); マススペクトル(m/z):223,195,181,167,153,139 化合物B NMR(CDCl3)δppm:1.36(3H,d,J=6.04Hz);1.36(3H,
d,J=7.25Hz);2.18(1H,brdd,J=5.53,7.25Hz);2.65
(1H,quint,J=7.25Hz);3.71(1H,dd,J=5.53,12.09H
z);4.02(1H,dd,J=7.25,12.09Hz);4.56(1H,dq,J=
6.04,7.25Hz);7.24(2H,d,J=8.46Hz);7,33(2H,d,J
=8.46Hz). マススペクトル(m/z):195,167,139,129,125,115 参考例10 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−メ
タンスルホニルオキシメチル−オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−
ヒドロキシメチル−オキセタン(123mg,0.543 mmol)の
ジクロロメタン(10ml)溶液に0℃で、メタンスルホニ
ルクロライド(0.13ml,1.68mmol)、次いでトリエチル
アミン(0.24ml,1.708 mmol)を加え、4時間撹拌しな
がら室温にまで温度を上げた。反応混合物に飽和重そう
水を加え、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)に付
し、目的化合物(107mg)を得た。
d,J=6.44Hz);3.33(1H,d,J=7.66Hz);3.63(1H,d,J
=12.08Hz);3.87(1H,d,J=12.08Hz);4.96(1H,dq,J
=6.44,7.66Hz);7.25(2H,d,J=8.46Hz);7.35(2H,d,
J=8.46Hz); マススペクトル(m/z):223,195,181,167,153,139 化合物B NMR(CDCl3)δppm:1.36(3H,d,J=6.04Hz);1.36(3H,
d,J=7.25Hz);2.18(1H,brdd,J=5.53,7.25Hz);2.65
(1H,quint,J=7.25Hz);3.71(1H,dd,J=5.53,12.09H
z);4.02(1H,dd,J=7.25,12.09Hz);4.56(1H,dq,J=
6.04,7.25Hz);7.24(2H,d,J=8.46Hz);7,33(2H,d,J
=8.46Hz). マススペクトル(m/z):195,167,139,129,125,115 参考例10 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−メ
タンスルホニルオキシメチル−オキセタン 2−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチル−2−
ヒドロキシメチル−オキセタン(123mg,0.543 mmol)の
ジクロロメタン(10ml)溶液に0℃で、メタンスルホニ
ルクロライド(0.13ml,1.68mmol)、次いでトリエチル
アミン(0.24ml,1.708 mmol)を加え、4時間撹拌しな
がら室温にまで温度を上げた。反応混合物に飽和重そう
水を加え、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)に付
し、目的化合物(107mg)を得た。
収率65% NMR(CDCl3)δppm:0.72(3H,d,J=7.25Hz);1.21(3H,
d,J=6.44Hz);3.02(3H,s);3.25(1H,quint,J=7.25H
z);4.33(1H,d,J=11.68Hz);4.60(1H,d,J=11.68H
z);5.04(1H,dq,J=6.44,7.25Hz);7.28(2H,d,J=8.8
6Hz);7.37(2H,d,J=8.86Hz). 参考例11 (2R*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−2−ク
ロロメチル−3,4−ジメチル−オキセタン ベンゼン(180ml)に0℃で2−ブテンを体積が約1.2
5倍となるまで吹き込んだ。ここに4−クロロフェナシ
ルクロライド(15g,79.34mmol)を加え、15℃でハノビ
ア社製450W、中圧水銀灯を15時間照射した。反応混合物
を濃縮し、減圧蒸留し、15.24gの目的化合物を得た。
d,J=6.44Hz);3.02(3H,s);3.25(1H,quint,J=7.25H
z);4.33(1H,d,J=11.68Hz);4.60(1H,d,J=11.68H
z);5.04(1H,dq,J=6.44,7.25Hz);7.28(2H,d,J=8.8
6Hz);7.37(2H,d,J=8.86Hz). 参考例11 (2R*,4R*)−2−(4−クロロフェニル)−2−ク
ロロメチル−3,4−ジメチル−オキセタン ベンゼン(180ml)に0℃で2−ブテンを体積が約1.2
5倍となるまで吹き込んだ。ここに4−クロロフェナシ
ルクロライド(15g,79.34mmol)を加え、15℃でハノビ
ア社製450W、中圧水銀灯を15時間照射した。反応混合物
を濃縮し、減圧蒸留し、15.24gの目的化合物を得た。
NMRよりこのものはC3位の配位に関するα:β=3:1の
混合物であった。
混合物であった。
収率78.4% 沸点132〜133℃/3.2torr. NMR(CDCl3)δppm:0.72(d,J=7.00Hz),1.24(d,J=
6.40Hz),1.33(d,J=7.00Hz),1.34(d,J=6.40 Hz),
2.74(dq,J=7.00,7.00Hz),3.24(dq,J=7.54,7.54H
z),3.82(d,J=11.62Hz),3.90(d,J=11.62Hz),3.91
(d,J=11.62Hz),4.00(d,J=11.62Hz),4.55(dq,J=
6.40,7.00Hz),5.05(dq,J=6.40,7.00Hz),7.23〜7.40
(m). マススペクトル(m/z):246[(M+2)+],244
(M+),195,191,190,165,151,141,139 参考例12 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−2−(トリメチルシリルオキシ)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテン (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェ
ニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(900mg,3.24mmol)のDMF溶液20ml
にトリメチルシリルクロライド(2.47ml,19.4mmol)と
イミダゾール(1.7g,24.3mmol)を加え、50℃で4時間
撹拌した。反応終了後、混合物を水に注加し、酢酸エチ
ルで抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去し油状の粗目的物を1.3g得た。
6.40Hz),1.33(d,J=7.00Hz),1.34(d,J=6.40 Hz),
2.74(dq,J=7.00,7.00Hz),3.24(dq,J=7.54,7.54H
z),3.82(d,J=11.62Hz),3.90(d,J=11.62Hz),3.91
(d,J=11.62Hz),4.00(d,J=11.62Hz),4.55(dq,J=
6.40,7.00Hz),5.05(dq,J=6.40,7.00Hz),7.23〜7.40
(m). マススペクトル(m/z):246[(M+2)+],244
(M+),195,191,190,165,151,141,139 参考例12 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−2−(トリメチルシリルオキシ)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテン (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェ
ニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ペンタノール(900mg,3.24mmol)のDMF溶液20ml
にトリメチルシリルクロライド(2.47ml,19.4mmol)と
イミダゾール(1.7g,24.3mmol)を加え、50℃で4時間
撹拌した。反応終了後、混合物を水に注加し、酢酸エチ
ルで抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去し油状の粗目的物を1.3g得た。
NMR(CDCl3)δppm:0.17(9H,s);0.88(3H,d,J=6.7H
z),2.7〜2.85(1H,m),4.47(1H,d,J=14.7Hz),4.82
(1H,d,J=14.7Hz),5.05〜5.2(2H,m),5.5〜5.7(1H,
m),7.2〜7.3(4H,m),7.54(1H,s),7.78(1H,s). 参考例13 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−2−トリメチルシリルオキシ−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−ブタナール (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェ
ニル)−2−(トリメチルシリルオキシ)−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテン(190
mg,0.54mmol)のメタノール溶液(10ml)にドライアイ
ス・アセトンで冷却しつつオゾンを吹き込み、反応の終
点を薄層クロロマトグラフィーにて確認した後、適当量
のKI粉末を加え撹拌した。反応混合物に炭酸ソーダ水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。10%ハイボ水溶液で
洗浄し、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去
し、140mgの油状物を得た。 収率74% NMR(CDCl3)δppm:0.17(9H,s);1.28(3H,d,J=6.9H
z),3.04(1H,q,J=6.9Hz),4.48(1H,d,J=15Hz),4.6
7(1H,d,J=15Hz),7.04(2H,d,J=8.6Hz),7.27(2H,
d,J=8.6Hz);7.55(1H,s);7.88(1H,s);9.325(1H,
d,J=1.26Hz) 参考例14 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−2−トリメチルシリルオキシ−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−4−ペンタノール (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェ
ニル)−2−(トリメチルシリルオキシ)−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタナール(111.1
mg,0.316mmol)のTHF溶液(10ml)にジエチルアルミニ
ウムクロライド(0.84molのヘキサン溶液、0.45ml,0.38
mmol)ドライアイス−アセトンで内温−78℃まで冷却
し、メチルマグネシウムブロマイド(0.82 molのエーテ
ル溶液、1.39 ml,1.14mmol)を加えた。同温で3時間撹
拌後、反応混合物を水に注加し、酢酸エチルで抽出、水
洗、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去し、85.4mgの油状物を得た。
z),2.7〜2.85(1H,m),4.47(1H,d,J=14.7Hz),4.82
(1H,d,J=14.7Hz),5.05〜5.2(2H,m),5.5〜5.7(1H,
m),7.2〜7.3(4H,m),7.54(1H,s),7.78(1H,s). 参考例13 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−2−トリメチルシリルオキシ−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−ブタナール (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェ
ニル)−2−(トリメチルシリルオキシ)−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−ペンテン(190
mg,0.54mmol)のメタノール溶液(10ml)にドライアイ
ス・アセトンで冷却しつつオゾンを吹き込み、反応の終
点を薄層クロロマトグラフィーにて確認した後、適当量
のKI粉末を加え撹拌した。反応混合物に炭酸ソーダ水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。10%ハイボ水溶液で
洗浄し、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去
し、140mgの油状物を得た。 収率74% NMR(CDCl3)δppm:0.17(9H,s);1.28(3H,d,J=6.9H
z),3.04(1H,q,J=6.9Hz),4.48(1H,d,J=15Hz),4.6
7(1H,d,J=15Hz),7.04(2H,d,J=8.6Hz),7.27(2H,
d,J=8.6Hz);7.55(1H,s);7.88(1H,s);9.325(1H,
d,J=1.26Hz) 参考例14 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−2−トリメチルシリルオキシ−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−4−ペンタノール (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェ
ニル)−2−(トリメチルシリルオキシ)−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタナール(111.1
mg,0.316mmol)のTHF溶液(10ml)にジエチルアルミニ
ウムクロライド(0.84molのヘキサン溶液、0.45ml,0.38
mmol)ドライアイス−アセトンで内温−78℃まで冷却
し、メチルマグネシウムブロマイド(0.82 molのエーテ
ル溶液、1.39 ml,1.14mmol)を加えた。同温で3時間撹
拌後、反応混合物を水に注加し、酢酸エチルで抽出、水
洗、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去し、85.4mgの油状物を得た。
収納率73% 得られた化合物は、NMRよりC4位に関する配位の約1:5
の混合物であった。
の混合物であった。
NMR(CDCl3)δppm:0.087(s),0.284(s),0.77(d,
J=6Hz),0.94(d,J=6.5Hz),1.08(d,J=6Hz),1.28
(d,J=6.9Hz),2.0〜2.1(m),3.5〜3.65(m),4.14
(d,J=13.8Hz),4.69(d,J=13.8Hz),4.7〜4.85
(m),6.74(d,J=8.67Hz),7.2〜7.35(m),7.88
(s). 参考例15 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
2,4−ペンタジオール 参考例14で得られた、(2R*,3R*)−3−メチル−
2−(4−クロロフェニル)−2−トリメチルシリルオ
キシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
4−ペンタノール(85.4mg,0.233mmol)のTHF溶液(2.5
ml)にテトラブチルアンモニウムフルオライド(1molの
THF溶液、0.35 ml,0.35mmol)を室温で撹拌下に加え、3
0分撹拌した。反応液を水に注加し、酢酸エチルで抽
出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去して、
64mgの目的物を得た。 収率93% このものはNMRより(2R*,3R*,4S*)体と(2R*,3R
*,4R*)体の約5:1の混合物であった。
J=6Hz),0.94(d,J=6.5Hz),1.08(d,J=6Hz),1.28
(d,J=6.9Hz),2.0〜2.1(m),3.5〜3.65(m),4.14
(d,J=13.8Hz),4.69(d,J=13.8Hz),4.7〜4.85
(m),6.74(d,J=8.67Hz),7.2〜7.35(m),7.88
(s). 参考例15 (2R*,3R*)−3−メチル−2−(4−クロロフェニ
ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
2,4−ペンタジオール 参考例14で得られた、(2R*,3R*)−3−メチル−
2−(4−クロロフェニル)−2−トリメチルシリルオ
キシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
4−ペンタノール(85.4mg,0.233mmol)のTHF溶液(2.5
ml)にテトラブチルアンモニウムフルオライド(1molの
THF溶液、0.35 ml,0.35mmol)を室温で撹拌下に加え、3
0分撹拌した。反応液を水に注加し、酢酸エチルで抽
出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去して、
64mgの目的物を得た。 収率93% このものはNMRより(2R*,3R*,4S*)体と(2R*,3R
*,4R*)体の約5:1の混合物であった。
NMR(CDCl3)δppm:0.81(d,J=7Hz),1.01(d,J=7H
z),1.12(d,J=7Hz),1.25(d,J=7Hz),1.99(q,J=7
Hz),3.68(q,J=7Hz),4.44(AB−d,J=15Hz),4.75
(AB−d,J=15Hz),7.1〜7.4(m),7.68(s),7.74
(s),8.00(s). 参考例16 エチル3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−
3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)ブタノエート 亜鉛(2.0g,30mmol),CuBr(0.14g,1mmol)のTHF懸濁
液(30ml)にEt2Al Cl(1.0Mをヘキサン溶液、30ml,30m
mol)を加えた。反応混合物に4′−クロロ−2−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノン
(1.33g,6mmol)とエチル−2−ブロモイソブチレート
(6.7g,30mmol)のTHF溶液(30ml)を滴加した。室温で
18時間撹拌した後、水、1規定塩酸を加え、析出する沈
殿をセライトを用いて濾別し、沈殿を酢酸エチルで洗浄
し、濾洗液を1規定塩酸、塩化アンモン水溶液、飽和食
塩水で洗浄し、乾燥、濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)に付し、
1.89gの油状物を得た。
z),1.12(d,J=7Hz),1.25(d,J=7Hz),1.99(q,J=7
Hz),3.68(q,J=7Hz),4.44(AB−d,J=15Hz),4.75
(AB−d,J=15Hz),7.1〜7.4(m),7.68(s),7.74
(s),8.00(s). 参考例16 エチル3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−
3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)ブタノエート 亜鉛(2.0g,30mmol),CuBr(0.14g,1mmol)のTHF懸濁
液(30ml)にEt2Al Cl(1.0Mをヘキサン溶液、30ml,30m
mol)を加えた。反応混合物に4′−クロロ−2−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトフェノン
(1.33g,6mmol)とエチル−2−ブロモイソブチレート
(6.7g,30mmol)のTHF溶液(30ml)を滴加した。室温で
18時間撹拌した後、水、1規定塩酸を加え、析出する沈
殿をセライトを用いて濾別し、沈殿を酢酸エチルで洗浄
し、濾洗液を1規定塩酸、塩化アンモン水溶液、飽和食
塩水で洗浄し、乾燥、濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)に付し、
1.89gの油状物を得た。
収率93% NMR(CDCl3)δppm:1.21(3H,s);1.21(3H,t,J=7H
z);1.23(3H,s);4.10(1H,q,J=7Hz);4.63(1H,d,J
=14Hz);5.13(1H,d,J=14Hz);5.37(1H,bs);7.05〜
7.40(4H,m);7.65(1H,s);7.92(1H,s). マススペクトル(m/z):337(M+),292,252,222,139 参考例16と同様にして参考例17−32の化合物を得た。
z);1.23(3H,s);4.10(1H,q,J=7Hz);4.63(1H,d,J
=14Hz);5.13(1H,d,J=14Hz);5.37(1H,bs);7.05〜
7.40(4H,m);7.65(1H,s);7.92(1H,s). マススペクトル(m/z):337(M+),292,252,222,139 参考例16と同様にして参考例17−32の化合物を得た。
参考例17−32の化合物の各種データは、参考例33の記
載の後に、表にして記載する。
載の後に、表にして記載する。
参考例33 3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−4−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1,3−ブタンジ
オール エチル−3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチ
ル−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)ブタノエート(1.75g,5.2mmol)のメタノ
ール溶液(25ml)にNaBH4(1.9g,50.2mmol)を加えた。
3時間加熱還流後、室温にもどし、反応液を氷水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出液を塩化アンモン水溶
液で洗浄し、乾燥、濃縮し1.5gの目的物を得た。
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1,3−ブタンジ
オール エチル−3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチ
ル−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)ブタノエート(1.75g,5.2mmol)のメタノ
ール溶液(25ml)にNaBH4(1.9g,50.2mmol)を加えた。
3時間加熱還流後、室温にもどし、反応液を氷水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出液を塩化アンモン水溶
液で洗浄し、乾燥、濃縮し1.5gの目的物を得た。
収率98% 沸点120〜135℃ NMR(CDCl3)δppm:0.82(3H,s);0.90(3H,s);3.23〜
3.30(3H,s);4.56(1H,d,J=14.7Hz);5.27(1H,d,J=
14.7Hz);5.59(1H,s);7.24〜7.48(4H,m);7.70(1H,
s);8.25(1H,s). マススペクトル(m/z):295(M+),222,139,83. 参考例33と同様にして参考例34−44の化合物が合成さ
れた。
3.30(3H,s);4.56(1H,d,J=14.7Hz);5.27(1H,d,J=
14.7Hz);5.59(1H,s);7.24〜7.48(4H,m);7.70(1H,
s);8.25(1H,s). マススペクトル(m/z):295(M+),222,139,83. 参考例33と同様にして参考例34−44の化合物が合成さ
れた。
参考例34−44の化合物の各種データは、参考例17−32
の化合物の表の後に、表にして記載する。
の化合物の表の後に、表にして記載する。
参考例17−32の化合物の一般式 参考例34−44の化合物の一般式 (製剤例1)(水和剤) 実施例1の化合物(遊離)10%、エマルゲン810
(花王株式会社製界面活性剤)0.5%、デモールN
(花王株式会社製界面活性剤)0.5%、クニライト201
(クニミネ工業株式会社製珪藻土)20%、ジークライト
CA(ジークライト鉱業株式会社製クレー)69%を均一に
混合し粉砕して水和剤とした。
(花王株式会社製界面活性剤)0.5%、デモールN
(花王株式会社製界面活性剤)0.5%、クニライト201
(クニミネ工業株式会社製珪藻土)20%、ジークライト
CA(ジークライト鉱業株式会社製クレー)69%を均一に
混合し粉砕して水和剤とした。
(製剤例2)(水和剤) 実施例1の化合物(遊離)25%、ドデシルベンゼンス
ルホン酸塩2.5%、リグニンスルホン酸塩2.5%及び珪藻
土70%を混合粉砕して水和剤とした。
ルホン酸塩2.5%、リグニンスルホン酸塩2.5%及び珪藻
土70%を混合粉砕して水和剤とした。
(製剤例3)(乳剤) 実施例1の化合物(遊離)15%、シクロヘキサノン35
%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル11%、
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム4%及びメチル
ナフタリン35%を均一に溶解し乳剤とした。
%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル11%、
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム4%及びメチル
ナフタリン35%を均一に溶解し乳剤とした。
(製剤例4)(乳剤) 実施例1の化合物(遊離)30%、乳化剤ソルポールSM
100(東邦化学株式会社製界面活性剤)10%及びキシ
レン60%をよく混合して乳剤とした。
100(東邦化学株式会社製界面活性剤)10%及びキシ
レン60%をよく混合して乳剤とした。
(製剤例5)(粒剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)5%、ラウリルアルコー
ル硫酸エステルのナトリウム塩2%、リグニンスルホン
酸ナトリウム5%、カルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩2%及びクレー86%を均一に混合し粉砕する。
この混合物100重量部に水16重量部を加えて練合し、押
出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシュと32メッ
シュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
ル硫酸エステルのナトリウム塩2%、リグニンスルホン
酸ナトリウム5%、カルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩2%及びクレー86%を均一に混合し粉砕する。
この混合物100重量部に水16重量部を加えて練合し、押
出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシュと32メッ
シュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
(製剤例6)(粒剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)5%、ベントナイト30
%、タルク62%、リグニンスルホン酸ナトリウム2%及
びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1%を均一に
混合し粉砕する。この混合物100重量部に水18重量部を
加えて練合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14
メッシュと32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とし
た。
%、タルク62%、リグニンスルホン酸ナトリウム2%及
びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1%を均一に
混合し粉砕する。この混合物100重量部に水18重量部を
加えて練合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14
メッシュと32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とし
た。
(製剤例7)(粒剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)4%、ベントナイト30
%、クレー63%、ポリビニルアルコール1%及びアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム2%を均一に混合し粉
砕する。この混合物100重量部に水20重量部を加えて練
合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシュ
と32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
%、クレー63%、ポリビニルアルコール1%及びアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム2%を均一に混合し粉
砕する。この混合物100重量部に水20重量部を加えて練
合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシュ
と32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
(製剤例8)(粒剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)4%、ベントナイト35
%、タルク58%、アルキルナフタリンスルホン酸2%及
びジオクチルスルホサクシネート1%を均一に混合し粉
砕する。この混合物100重量部に水20重量部を加えて練
合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシュ
と32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
%、タルク58%、アルキルナフタリンスルホン酸2%及
びジオクチルスルホサクシネート1%を均一に混合し粉
砕する。この混合物100重量部に水20重量部を加えて練
合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシュ
と32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
(製剤例9)(粒剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)5%、ホワイトカーボン
1%、リグニンスルホン酸塩5%、クレー84%及びカル
ボキシメチルセルロースのナトリウム塩5%をよく粉砕
混合する。この混合物100重量部に水17重量部を加えて
練合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシ
ュと32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
1%、リグニンスルホン酸塩5%、クレー84%及びカル
ボキシメチルセルロースのナトリウム塩5%をよく粉砕
混合する。この混合物100重量部に水17重量部を加えて
練合し、押出式造粒機を用いて造粒し乾燥後、14メッシ
ュと32メッシュの篩を用いて篩り分け、粒剤とした。
(製剤例10)(粉剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)2%、珪藻土5%及びク
レー93%を均一に混合粉砕して粉剤とした。
レー93%を均一に混合粉砕して粉剤とした。
(製剤例11)(水和剤) 実施例1の化合物(硝酸塩)80%、ナトリウムアルキ
ルナフタレンスルホネート2%、ナトリウムリグニンス
ルホネート2%、合成アモルファスシリカ3%、カオリ
ナイト13%を混合し、ハンマーミルで粉砕し、再び混合
して包装する。
ルナフタレンスルホネート2%、ナトリウムリグニンス
ルホネート2%、合成アモルファスシリカ3%、カオリ
ナイト13%を混合し、ハンマーミルで粉砕し、再び混合
して包装する。
(製剤例12)(顆粒) 製剤例11の浸潤製粉末15%、石膏69%、硫酸カリウム
16%を、回転ミキサー又は流動床ミキサー中で混合し、
水を噴霧して顆粒化させた。大部分が、1.0−0.42 mmに
なったら、顆粒を取りだし、乾燥後、篩にかけ、粒径0.
42−1.0 mm区分を分取した。
16%を、回転ミキサー又は流動床ミキサー中で混合し、
水を噴霧して顆粒化させた。大部分が、1.0−0.42 mmに
なったら、顆粒を取りだし、乾燥後、篩にかけ、粒径0.
42−1.0 mm区分を分取した。
(製剤例13)(高濃度濃縮物) 実施例1の化合物(硝酸塩)98.5%、シリカエーロゲ
ル0.5%、合成アモルファス微細シリカ1.0%を混合し、
次いでハンマーミルで粉砕し、ほとんど全てが、開口径
0.044 mmの篩を通過する高濃度濃縮物を製造した。
ル0.5%、合成アモルファス微細シリカ1.0%を混合し、
次いでハンマーミルで粉砕し、ほとんど全てが、開口径
0.044 mmの篩を通過する高濃度濃縮物を製造した。
(製剤例14)(水性懸濁液) 実施例1の化合物(硝酸塩)25%、水和アタパルジャ
イト3%、粗製カルシウムリグニンスルホネート10%、
燐酸二水素ナトリウム0.5%、水61.5%を固形粒子が10
ミクロン以下の直径に減少されるまで、ボールミル、サ
ンドミル又はローラーミル中で一緒に粉砕し、水性懸濁
液を得た。
イト3%、粗製カルシウムリグニンスルホネート10%、
燐酸二水素ナトリウム0.5%、水61.5%を固形粒子が10
ミクロン以下の直径に減少されるまで、ボールミル、サ
ンドミル又はローラーミル中で一緒に粉砕し、水性懸濁
液を得た。
(製剤例15)(溶液剤) 実施例1の化合物(遊離)30%、ジメチルホルムアミ
ド70%を合わせ、撹拌して溶液を得た。
ド70%を合わせ、撹拌して溶液を得た。
(製剤例16)(乳剤) 実施例1の化合物(遊離)15%、カルシウムスルホネ
ートと非イオン系界面活性剤とのブレンド25%、キシレ
ン60%を合わせ、撹拌して活性成分を溶解し、農薬乳剤
を得た。
ートと非イオン系界面活性剤とのブレンド25%、キシレ
ン60%を合わせ、撹拌して活性成分を溶解し、農薬乳剤
を得た。
(製剤例17)(ハードカプセル剤) 標準二分式ハードゼラチンカプセルの各々に、100 mg
の粉末状活性成分、150 mgのラクトース、50 mgのセル
ロース及び6 mgのステアリン酸マグネシウムを充填する
ことにより、単位カプセルを製造し、洗浄後、乾燥し
た。
の粉末状活性成分、150 mgのラクトース、50 mgのセル
ロース及び6 mgのステアリン酸マグネシウムを充填する
ことにより、単位カプセルを製造し、洗浄後、乾燥し
た。
(製剤例18)(ソフトカプセル剤) 消化性油状物、例えば、大豆油、綿実油又はオリーブ
油中に入れた活性成分の混合物を調製し、正置換ポンプ
でゼラチン中に注入して、100 mgの活性成分を含有する
ソフトカプセルを得、洗浄後、乾燥した。
油中に入れた活性成分の混合物を調製し、正置換ポンプ
でゼラチン中に注入して、100 mgの活性成分を含有する
ソフトカプセルを得、洗浄後、乾燥した。
(製剤例19)(錠剤) 常法に従って、100 mgの活性成分、0.2 mgのコロイド
性二酸化珪素、5 mgのステアリン酸マグネシウム、275
mgの微結晶性セルロース、11 mgのデンプン及び98.8 mg
のラクトースを用いて製造した。所望により、剤皮を塗
布した。
性二酸化珪素、5 mgのステアリン酸マグネシウム、275
mgの微結晶性セルロース、11 mgのデンプン及び98.8 mg
のラクトースを用いて製造した。所望により、剤皮を塗
布した。
(製剤例20)(注射剤) 1.5重量%の活性成分を、10容量%のプロピレングリ
コール中で撹拌し、次いで、注射用水で一定容量にした
後、滅菌して製造した。
コール中で撹拌し、次いで、注射用水で一定容量にした
後、滅菌して製造した。
(製剤例21)(懸濁剤) 5 ml中に、100 mgの微粉化活性成分、100 mgのナトリ
ウムカルボキシメチルセルロース、5 mgの安息香酸ナト
リウム、1.0 gのソルビトール溶液(日本薬局方)及び
0.025 mlのバニリンを含有するように製造した。
ウムカルボキシメチルセルロース、5 mgの安息香酸ナト
リウム、1.0 gのソルビトール溶液(日本薬局方)及び
0.025 mlのバニリンを含有するように製造した。
(製剤例22)(クリーム) 40%のホワイトペトロラトム、3%の微結晶性ワック
ス、10%のラノリン、5%のスパン20、0.3%のトゥイ
ーン20及び41.7%の水からなる5 gのクリーム中に100 m
gの微粉化活性成分を混入することにより製造した。
ス、10%のラノリン、5%のスパン20、0.3%のトゥイ
ーン20及び41.7%の水からなる5 gのクリーム中に100 m
gの微粉化活性成分を混入することにより製造した。
(製剤例23)(クリーム) 活性成分、2重量部、1,2−プロパンジオール、5重
量部、グリセロールステアレート、5重量部、鯨ロウ、
5重量部、イソプロピルミリステート、10重量部、ポリ
ソルベート、4重量部の混合物を加温し、冷却し、次い
で撹拌しながら、水、69重量部を加え、クリームを製造
した。
量部、グリセロールステアレート、5重量部、鯨ロウ、
5重量部、イソプロピルミリステート、10重量部、ポリ
ソルベート、4重量部の混合物を加温し、冷却し、次い
で撹拌しながら、水、69重量部を加え、クリームを製造
した。
(製剤例24)(塗布用液剤) 活性成分、1重量部をポリエチレングリコール300、9
9重量部に混合して塗布用液剤を製造した。
9重量部に混合して塗布用液剤を製造した。
(製剤例25)(軟膏) 活性成分、2重量部、ポリエチレングリコール400、4
0重量部、ポリエチレングリコール1500、58重量部を加
温下混合溶解した後、冷却して軟膏を製造した。
0重量部、ポリエチレングリコール1500、58重量部を加
温下混合溶解した後、冷却して軟膏を製造した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 昊 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式 会社内 (72)発明者 佐藤 一雄 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式 会社内 (72)発明者 梶野 久喜 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式 会社内 (72)発明者 伊藤 寛之 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式 会社内 (72)発明者 老田 貞夫 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 武田 憲子 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 鴻巣 俊之 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 安田 紘 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 405/06 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】一般式 [式中、 R1は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 R2は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 R3は、水素原子、低級アルキル基又はフェニル基を示
す。 R4は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 このとき、R1とR4は一緒になってそれらの結合する2個
の炭素原子とともに炭素数5乃至6個の飽和環を形成し
てもよい。又は、R3とR4は一緒になってそれらの結合す
る1個の炭素原子とともに炭素数3乃至6個の飽和環を
形成してもよい。 R5、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、低
級アルコキシ基又はハロゲノ低級アルコキシ基を示す。 R8は水素原子又は低級アルキル基を示す。] で表わされる化合物及びその塩。 - 【請求項2】一般式 [式中、 R1は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 R2は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 R3は、水素原子、低級アルキル基又はフェニル基を示
す。 R4は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 このとき、R1とR4は一緒になってそれらの結合する2個
の炭素原子とともに炭素数5乃至6個の飽和環を形成し
てもよい。又は、R3とR4は一緒になってそれらの結合す
る1個の炭素原子とともに炭素数3乃至6個の飽和環を
形成してもよい。 R5、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、低
級アルコキシ基又はハロゲノ低級アルコキシ基を示す。 R8は水素原子又は低級アルキル基を示す。 R9は、水素原子又は水酸基の保護基を示す。 Yは、ハロゲン原子、低級アルカンスルホニルオキシ
基、ハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基又はアリ
ールスルホニルオキシ基を示す。]で表わされる化合物
を塩基で処理することを特徴とする、請求項1記載の化
合物又はその塩の製造法。 - 【請求項3】請求項1記載の化合物又はその塩を有効成
分とする農業用殺菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2336729A JP3040811B2 (ja) | 1989-12-07 | 1990-11-30 | オキセタン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-318545 | 1989-12-07 | ||
JP31854589 | 1989-12-07 | ||
JP2336729A JP3040811B2 (ja) | 1989-12-07 | 1990-11-30 | オキセタン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03232883A JPH03232883A (ja) | 1991-10-16 |
JP3040811B2 true JP3040811B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=26569397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2336729A Expired - Fee Related JP3040811B2 (ja) | 1989-12-07 | 1990-11-30 | オキセタン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040811B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
HU212458B (en) * | 1993-09-23 | 1996-06-28 | Richter Gedeon Vegyeszet | New silyloxypropane derivatives substituted with triazole or imidazole pharmaceutical compositions containing them and process for producing them |
US9919979B2 (en) * | 2005-01-21 | 2018-03-20 | Bayer Cropscience Lp | Fertilizer-compatible composition |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2336729A patent/JP3040811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03232883A (ja) | 1991-10-16 |
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