JP2915503B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
- Publication number
- JP2915503B2 JP2915503B2 JP2159951A JP15995190A JP2915503B2 JP 2915503 B2 JP2915503 B2 JP 2915503B2 JP 2159951 A JP2159951 A JP 2159951A JP 15995190 A JP15995190 A JP 15995190A JP 2915503 B2 JP2915503 B2 JP 2915503B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- color
- signal
- image data
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
本発明は画像処理装置に関するものである。
従来の例えばデイジタル複写機における画像処理にお
いては、複写すべき原稿をハロゲンランプ等で照射し、
その反射光をCCD等の電荷結合素子を用い光電変換した
後、デイジタル信号に変換して、所定の画像処理を行な
つていた。そしてこの画像処理した画像データをレーザ
ービームプリンタ、液晶プリンタ、サーマルプリンタ、
インクジエツトプリンタ等の記録装置を用い可視像化し
ていた。 このような複写装置に於ては、複写原稿のカラー化等
に伴ない情報量の多いアウトプツトが求められており、
近年複数色の現像器を有し、部分的に色を換えて複写す
る複写装置が開発されている。
いては、複写すべき原稿をハロゲンランプ等で照射し、
その反射光をCCD等の電荷結合素子を用い光電変換した
後、デイジタル信号に変換して、所定の画像処理を行な
つていた。そしてこの画像処理した画像データをレーザ
ービームプリンタ、液晶プリンタ、サーマルプリンタ、
インクジエツトプリンタ等の記録装置を用い可視像化し
ていた。 このような複写装置に於ては、複写原稿のカラー化等
に伴ない情報量の多いアウトプツトが求められており、
近年複数色の現像器を有し、部分的に色を換えて複写す
る複写装置が開発されている。
しかしながら、複数色の現像器をもち、部分的に色を
変えて画像を形成する複写装置に於ては、多くの現像器
を有するため機構が複雑となり、かつ画像の位置精度も
高いものが要求される。このため、高価なものとなつて
いる。 又、従来の複写装置に於ては、感光体の感度特性によ
り(デイジタル複写装置では他に画像を読み取る受光素
子の感度特性により)、原稿の特定色、例えば黄色等を
再現する事がほとんど不可能であつた。
変えて画像を形成する複写装置に於ては、多くの現像器
を有するため機構が複雑となり、かつ画像の位置精度も
高いものが要求される。このため、高価なものとなつて
いる。 又、従来の複写装置に於ては、感光体の感度特性によ
り(デイジタル複写装置では他に画像を読み取る受光素
子の感度特性により)、原稿の特定色、例えば黄色等を
再現する事がほとんど不可能であつた。
本発明は上述した課題を解決することを目的として成
されたもので、係る目的を達成する一手段として以下の
構成を備える。 即ち、複数色成分の原色のカラー画像データを入力す
る入力手段と、 前記入力された複数色成分の原色のカラー画像データか
ら1成分の画像データを得る信号処理手段と、前記信号
処理手段により得られる画像データに応じた画像を形成
すべく前記画像データを単色画像記録手段に出力する出
力手段とを備え、前記信号処理手段で得る1成分の画像
データを前記複数成分の原色のカラー画像データの最小
値とすることを特徴とする。 そして例えば、更に前記複数成分の原色のカラー画像
データから、特定色相を検出する検出手段を備え、前記
出力手段は、前記画像データのうち、前記検出手段によ
り検出された特定色相の周辺部に対しては縁取りを行な
った後に前記単色画像記録手段に出力することを特徴と
する。
されたもので、係る目的を達成する一手段として以下の
構成を備える。 即ち、複数色成分の原色のカラー画像データを入力す
る入力手段と、 前記入力された複数色成分の原色のカラー画像データか
ら1成分の画像データを得る信号処理手段と、前記信号
処理手段により得られる画像データに応じた画像を形成
すべく前記画像データを単色画像記録手段に出力する出
力手段とを備え、前記信号処理手段で得る1成分の画像
データを前記複数成分の原色のカラー画像データの最小
値とすることを特徴とする。 そして例えば、更に前記複数成分の原色のカラー画像
データから、特定色相を検出する検出手段を備え、前記
出力手段は、前記画像データのうち、前記検出手段によ
り検出された特定色相の周辺部に対しては縁取りを行な
った後に前記単色画像記録手段に出力することを特徴と
する。
【実施例1】 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に
説明する。 以下の説明では、本実施例の画像処理装置を以下の複
写装置に適用した場合を例に説明する。 即ち、フルカラーの原稿を、ハロゲンランプや蛍光灯
等の照明源で露光し、反射カラー像をCCD等のカラーイ
メージセンサで撮像し、得られたアナログ画像信号をA/
D変換器等でデジタル化し、デジタル化されたフルカラ
ー画像信号を処理、加工し、熱転写型プリンター、イン
クジエツトプリンター、レーザービームプリンター等の
プリント手段に出力し画像を得る複写装置に適用する。
しかし、本実施例装置は以上の装置への適用に限定され
るものではなく、画像を処理する装置であれは表示装置
であつても、画像情報の記録媒体への記録装置であつて
も、種々適用可能である。 上述の複写装置においては、原稿Aは、まず露光ラン
プ100により照射され、反射光はカラー読み取りセンサ
であるCCDセンサ102により画像ごとに色分解されて読み
取られ、増幅回路103で所定レベルに増幅される。ここ
で、CCDセンサ102の駆動のための必要な駆動パルスは、
システムパルスジエネレータ101で生成されている。 第2図にCCDセンサ102の詳細構成及び、該CCDセンサ1
02の駆動パルスを示す。 第2図(a)は本実施例例で使用されるCCDセンサ102
であり、主走査方向を5分割して読み取るべく63.5μm
を1画素として{400ドツト/インチ(以下「dpi」とい
う)で}、1024画素、(図の如く1画素を主走査方向に
G,B,Rで3分割しているので、トータル1024x3=3072画
素)の有効画素数を有している。 一方、各チツプ58〜62は、同一セラミツクス基板上に
形成され、センサの1,3,5番目(58a,60a,62a)は同一ラ
インLA上に、2,4番目はLAとは4ライン分(63.5μmx4=
254μm)だけ離れたラインLB上に配置され、原稿読み
取り時は、矢印AL方向に走査する。 各5つのCCDチツプ58〜62のうち1,3,5番目は駆動パル
ス群ODRV118aにより、2,4番目はEDRV119aにより、それ
ぞれ独立にかつ同期して駆動される。ODRV118aに含まれ
るO01A,O02A,ORSとEDRV119aに含まれるE01A,E02A,ERSは
それぞれ各センサ内での電荷転送クロツク、電荷リセツ
トパルスであり、1,3,5番目のチツプと2,4番目のチツプ
との相互干渉やノイズ制限のため、お互いにジツタにな
いように全く同期して生成される。このため、これらパ
ルスはシステムパルスジエネレータ101中の1つの基準
発振源OSCから生成される。 第3図(a)はシステムパルスジエネレータ101中のO
DRV118a,EDRV119aを生成する回路ブロツク、第3図
(b)はそのタイミングチヤートを示している。 システムパルスジエネレータ101に含まれる単一のOSC
558aより発生される源クロツクCLK0を分周回路63aで分
周したクロツクK0135aは、ODRVとEDRVの発生タイミング
を決める基準信号SYNC2,SYNC3を生成するクロツクであ
り、SYNC2,SYNC3はCPUバスに接続された信号線22により
設定されるプリセツタブルカウンタ64a及びプリセツタ
ブルカウンタ65aの設定値に応じて出力タイミングが決
定さる。このSYNC2及びSYNC3は、分周器66a,67aおよび
駆動パルス生成部68a,69aを初期化する。即ち、本ブロ
ツクに入力されるHSYNC118を基準とし、全て1つの発振
源のOSC558aより出力されるCLK0および全て同期して発
生している分周クロツクにより生成されているので、OD
RV118aとEDRV119aのそれぞれのパルス群は又くジツタの
ない同期した信号として得られ、センサ間の干渉による
信号の乱れを防止できる。 ここで、お互いに同期して得られたセンサ駆動パルス
ODRV118aは1,3,5番目のセンサ58a,60a,62aに、EDRV119a
は2,4番目のセンサ59a,61aに供給され、各センサ58a,59
a,60a,61a,62aからは駆動パルスに同期してビデオ信号V
1〜V5が独立に出力される。 このビデオ信号V1〜V5は、増幅回路103にOOS129aのタ
イミングでV1,V3,V5が、EOS134aのタイミングでV2,V4F
がそれぞれ送られ、各チヤンネル毎に独立して所定の電
圧値に増幅される。増幅されたカラー画像信号は、サン
プルホールド回路S/H104に送られ、G(グリーン),B
(ブルー),R(レツド)の3色に分離される。従つてS/
Hされたのちは3x5=15系統の信号処理される。 S/H回路104により、各色R,G,B毎にサンプルホールド
されたアナログカラー画像信号は、次段A/D変換回路105
で各1〜5チヤンネルごとでデジタル化され、各1〜5
チヤンネル独立に並列で、次段に出力される。 本実施例では、前述したように4ライン分(63.5μmx
4=254μm)の間隔を副走査方向に持ち、かつ主走査方
向に5領域に分割した5つの千鳥状センサで原稿読み取
りを行つている。このため、先行走査しているチヤンネ
ル2,4と、残るチヤンネル1,3,5では読み取る位置がズレ
ている。このため、デジタル化されたカラー画像信号
は、複数ライン分のメモリを備えたズレ補正回路106に
送られ、正しくつなぐためのズレ補正を行なう。そして
黒補正/白補正回路107に送られる。 次に、第4図(a)、第4図(b)を用いて黒補正/
白補正回路107における黒補正動作をまず説明する。 第4図(b)に示す様に、チヤンネル1〜5の黒レベ
ル出力は、CCDセンサ102に入力する光量が微小の時、チ
ツプ間、画素間のバラツキが大きい。これをそのまま出
力し、画像を出力すると、画像のデータ部にスジやムラ
が生じてしまう。このため、この黒部の出力バラツキを
補正する必要が有る。そこで本実施例では第4図(a)
に示す回路でこの補正を行う。 原稿読取り動作に先立ち、原稿走査ユニツトを原稿台
先端部の非画像領域に配置された均一濃度を有する黒色
板の位置へ移動し、ハロゲンを転送し黒レベル画像信号
を本回路に入力する。これらの構成については公知であ
るため詳細説明は省略する。 ブルー信号Binに関しては、この画像データの1ライ
ン分を黒レベルRAM78aに格納すべく、セレクタ82aで
(信号により)Aを選択し、(信号により)ゲート
80aを閉じ、ゲート81aを開く。これにより、データ信号
線は151a→152a→153aと接続される。 一方、RAM78aのアドレス入力155aは▲▼で
初期化され、VCLKをカウントするアドレスカウンタ84a
の出力154aが入力されるべくセレクタ83aに対するが
出力される。 このため、結果として1ライン分の黒レベル信号がRA
M78aの中に格納されることになる。 なお、以上の制御を「黒基準値取込みモード」と呼
ぶ。 画像読み込み時には、RAM78aはデータ読み出しモード
となり、データ線153→157aの経路で減算器79aのB入力
へライン毎、1画素毎に読み出されて入力される。即
ち、この時、ゲート81aは(信号により)閉じ、80aは
(信号により)開く。また、セレクタ86aはA出力と
なる。 従つて、黒補正回路出力156aは、黒レベルデータDK
(i)に対し、例えばブルー信号の場合Bin(i)−DK
(i)=Bout(i)として得られる。なお、以上の制御
を「黒補正モード」と呼ぶ。 グリーンGin,レツドRinにおいても、77aG,77aRによる
同様の制御が行われる。 また、本制御のための各セレクタゲートの制御線,
,,,は、第1図に示す本実施例全体の制御を
司るCPU22のI/Oとして割り当てられたラツチ85aによりC
PU制御で行われる。 なお、セレクタ82a,83a,86aをB側選択することによ
り、CPU22によりRAM78aをアクセス可能となる。 次に、第5図を参照して黒補正/白補正回路107の白
補正(シエーデイング補正)動作について説明する。 白レベル補正は、原稿走査ユニツトを均一な白色板の
位置に移動して照射した時の白色データに基づき、照明
系、光学系やセンサの感度バラツキの補正を行う。基本
的な回路構成は第4図(a)と同一であるが、黒補正で
は減算器79aにて補正を行つていたのに対し、白補正で
は乗算器79′aを用いる点が異なるのみであるので同一
部分の説明は省く。 色補正時に、原稿を読み取るためのCCDセンサ102が均
一白色板の読み取り位置(ホームポジシヨン)にある
時、即ち、複写動作または読み取り動作に先立ち、第1
図に示す露光ランプ100を点灯させ、均一白レベルの画
像データを1ライン分の補正RAM78′aに格納する。 例えば、主走査方向A4長手方向の幅を有するとすれ
ば、少なくとも補正RAMの容量は16pel/mmで16x297mm=4
752画素分の容量、即ち、少なくとも4752バイトを備え
ており、第5図(b)のごとく、“i"画素目の白色板デ
ータWi(i=1〜4752)とすると、RAM787aには第5図
(c)のごとく、各画素毎の白色板に対するデータが格
納される。 一方、Wiに対し、“i"番目の画素の通常画像の読み取
り値Diに対しては、補正後のデータDO=DixFFH/Wiとな
るべきである。 そこで、本実施例ではCPU22により、ラツチ85′a
′,′,′,′に対しゲート80′a,86′aを開
き、さらにセレクタ82′a,83′a,86′aにてBが選択さ
れるよう出力し、RAM78′aをCPUアクセス可能とする。 次に、CPU22は、第6図に示す手順で先頭画素WOに対
しFFH/WOの演算処理、W1に対しFF/W1の演算処理、…、
と順次演算してデータの置換を行う。このようにしてSt
epBに示す色成分画像のブルー成分に対する処理が終了
すると、続いて同様にしてStepGに示すグリーン成分の
置換、次のStepRに示すレツド成分の置換を順次行う。
このようにして、以後、入力される原画像データDiに対
して、DO=DixFFH/Wiが出力されるように、′信号に
よりゲート80′aを開、′信号により81′aを閉と
し、セレクタ83′a,86′aのAを選択するよう制御し、
RAM78′aから読み出された係数データFFH/Wiが信号線1
53a→157aを通り、一方から入力された原画像データ151
aとの乗算がとられ出力されるようにする。 以上説明した様に、黒補正/白補正回路107では、画
像入力系の黒レベル感度、CCDセンサ102の暗電流のバラ
ツキ、CCDセンサ102の各センサチツプ間の感度のバラツ
キ、光学系の光量のバラツキや白レベル感度等種々の要
因に基づく、黒レベル、白レベルの補正を行う。これに
より、主走査方向にわたつて、白、黒とも各色ごとに均
一に補正された画像データBout121,Gout122,Rout123が
得られる。 白補正、黒補正されたR,G,Bの各8ビツトの画像デー
タは、次に、第1図の輝度信号生成部108、及び色検出
部109に入力される。 まず、輝度信号生成部108について説明する。 輝度信号生成部108は、CCDセンサ102で読み取られて
色分解された画像イメージデータから、色分解されてな
い全波長領域にわたるイメージ、即ち、白黒のイメージ
を作り出している。これは本実施例の出力手段としての
プリンタが、単色の出力手段しか有しないためである。 本実施例の輝度信号生成部108では、このために次式
の演算により、入力されるR,G,Bの各データに対する平
均値を算出して輝度信号を生成している。 本実施例では、加算器及び乗算器を用いてこの演算を
行なつている。算出された輝度信号は、後述するセレク
ター116へ出力される。 輝度信号生成部108への入力データは、同時に色検出
部109にも入力される。この色検出部109では、本実施例
における画像処理を行なうための原稿上の色成分を検出
するためのものである。 この色検出部109の詳細構成を第7図に示す。 本実施例では、色検出部109での色検出方法に色相信
号を用いている。これは、同一色でも、その彩やかさ及
び明るさが異なる場合に於ても、正確な判定を行なえる
ようにするためである(正確には、通常表わされる色相
とは、異なるが、以下の説明では「色相」として説明す
る)。 まず始めに色検出方法の概略について説明する。 入力されるR,G,Bの各データは各8ビツトのデータで
あり、計224色の情報を有している。このため、この様
な膨大な情報をそのまま用いる事は、その回路規模から
も高価なものとなつてしまう。本実施例では、以下の点
に考慮して、先述の色相を用いて以下の処理を行なう。 入力されるR,G,Bデータは、まずその大小判別を行な
うmax/mid/min検出部201に入力される。これは、各入力
データをコンパレータを用いて比較することにより、ma
x値(最大値)、mid値(中間値)、min値(最小値)を
求め、各値を出力する。又、コンパレータの各出力値を
順位信号として同時に出力している。 色空間は、マンセルの立体等で知られている様に、彩
度、明度、色相で表わされることが知られている。そし
て、まずR,G,Bの各データを平面、即ち、2次元のデー
タに変換する必要がある。本実施例では、R,G,Bの共通
部、即ち、R,G,Bの最小値であるmin(R,G,B)は、無彩
色成分であることを利用して、min(R,G,B)を各R,G,B
データより減算し、残つた情報を有彩色成分として用い
ることとしている。これにより、簡単な構成で、3次元
の入力色空間を2次元の色空間に変換することを達成し
ている。 このようにして変換された平面は、第8図に示す様に
0゜〜360゜までを6つに分け、入力されるR,G,Bの大き
さの順番、即ち、R>G>B、R>B>G、G>B>
R、G>R>B、B>G>R、B>R>Gの各情報とし
ている。 本実施例では、以上の変換処理のため、出力されたma
x値、mid値から減算器202及び203により無彩色成分を減
ずるために、max値及びmid値より最小値であるmin値を
減算し、色相検出部204に順位信号と共に入力してい
る。色相検出部204は、RAMあるいはROM等のランダムア
クセスの可能な記憶素子で構成することが望ましく、本
実施例ではROMを用いたルツクアツプテーブルで構成し
ている。 このROMで構成されたルツクアツプテーブルである色
相検出部204には、予め第8図に示す平面の角度に対応
する値が記憶されており、入力される順位信号と、(ma
x−min)値、(mid−min)値とにより、対応する色相値
が出力される。 これにより、入力されるR,G,Bの大きさの順番と、入
力されるR,G,Bの内の最大値、中間値に基いて、LUT(ル
ツクアツプテーブル)等を用いるという簡単な構成で、
3次元の入力色空間を2次元の色空間に変換し、対応す
る色相を求めている。 このようにして出力された色相値は、次にウインドウ
コンパレータ205,206に入力される。このコンパレータ2
05,206への基準比較値の設定はCPU22により行なわれ
る。この基準値は、不図示のデータ入力手段等により、
本来パターン化したい色データを入力し、その色に合つ
た色相データ値をCPU22によつて所望のオフセツトを持
たせた後、コンパレータにセツトされる。 コンパレータ205は、設定基準値がa1とすると、入力
される色相データに対し、 (入力色相データ)<(a1) の時に“1"を出力する。 同様にコンパレータ206は、設定基準値がa2とする
と、入力される色相データに対し、 (入力色相データ)>(a2) の時に“1"を出力される様構成されている。 従つて、後段のANDゲート208により、 (a−1)<(入力色相データ)<(a2) の時、色検出部109から“1"が出力される。なお、以上
の説明では、ウインドウコンパレータは1組のみの例に
ついて行なつたが、これを複数組みにすれば、検出色も
複数色になる事はいうまでもない。 このようにして色検出部109で判定された判定信号
は、第1図のANDゲート110とセレクタ116に入力され
る。 ANDゲート110は後述するパターン発生部111から発生
されるパターン信号に対するゲート処理を行なつてい
る。セレクタ116には、輝度信号生成部108よりの輝度信
号と、後述するフチどりされたmin(R,G,B)信号とが入
力されており、色検出部109よりの検出結果に基づき、
両信号の切り換え処理を行なつている。 次にANDゲート110にパターン信号を出力するパターン
発生部111、及びパターン発生部111の出力パターンの選
択を行なうアドレス制御部112について説明する。 第9図はパターン発生部111、及びパターンアドレス
制御部112の詳細構成を示す図である。 第9図に示す様に、パターン発生部111は実質的には
パターン用ドツトデータが記憶されたROMで構成されて
いる。本実施例のパターン発生部111は、第10図に示す
様な上位、下位アドレスに対応するアドレスに“1",
“0"のデータが書き込まれた構成である。この値はそれ
ぞれ1絵素のオン/オフに対応しており、実際のパター
ン化にあたつては第10図(b)の如くにあらわされるこ
とになる。 アドレス制御部112は、第9図に示す様にパターン発
生部111のアドレス信号を画素クロツクVCLK及び走査基
準信号HSYNCに同期した主走査カウンタ701、副走査カウ
ンタ703で生成している。 基準信号であるITOP信号、HSYNC信号、及びVCLK信号
の出力タイミングチヤートを第11図に示す。 第11図において、ITOP信号は画先を示す信号であり、
スキヤナ部で画像を読み取つている間、ローレベルとな
る。 主走査カウンタ701はHSYNC信号に同期してVCLK信号を
カウントしている。又、副走査カウンタ703は、ITOP信
号に同期してHSYNC信号をカウントしている。そしてこ
の両カウンタ701,703により、パターン発生部111のアド
レスを生成している。 色検出部109からの判定結果により、ANDゲート110で
ゲート処理を行なわれたパターン信号は、次に乗算器11
3で、色相検出部109よりの読取られたR,G,Bの色分解さ
れたビデオ信号の中の最小値を示す信号、即ち、最も暗
い信号であるmin(R,G,B)のビデオ信号との乗算が行な
われる。min(R,G,B)の信号を用いたのは、輝度信号生
成部108で生成される信号が、色によつてその信号レベ
ルが異なり、例えば黄色等の色に対しては、その信号レ
ベルが白に近づき、原稿の画像データが欠落してしまう
ためである。 min(R,G,B)の信号は、他に輪郭抽出部114にも入力
され、ここで、読取り画像画像等の輪郭が抽出される。
この輪郭の抽出処理は、一般に知られているラプラシア
ンフイルタにより行なうことができる。輪郭抽出部114
で抽出された輪郭信号は、加算器115に送られ、上述し
た乗算器113から出力されるパターン化されたmin(R,G,
B)信号に加算される。 即ち、第12図(a)に示す輪郭抽出部114で抽出され
た輪郭信号と、第12図(b)に示す乗算器113から出力
されるパターン化されたmin(R,G,B)信号との加算が行
なわれ、第12図(c)に示す様な縁取りされたmin(R,
G,B)信号が得られる。加算器115から出力される信号
は、セレクタ116に入力される。セレクタ116では、前述
の様に色検出部109からの検出結果に基づき、輝度信号
と縁取りされたmin(R,G,B)信号とのいずれかを切り換
えて出力する。 セレクタ116で選択されたいずれかの信号は、次に輝
度信号を対応する濃度信号に変換するLOG変換部117に入
力され、対応する濃度信号に変換された後出力される。 以上説明した様に本実施例によれば、パターン化され
た画像信号に輪郭信号を付加することにより、元々の入
力画像に縁取りがしてある第13図(a)に示す原稿に対
しては第13図(b)に示す良好な再生画像を得ることが
できる。更に、第14図(a)に示す様な縁取りが成され
ていない見にくい原稿に対しては輪郭信号を附加するこ
とにより第14図(b)に示すような非常に見易い再生画
像を得ることができる。このように本実施例ではあらゆ
る原稿画像に対して、画像を見にくくする事なく再生す
ることができる。 以上説明した様に本実施例によれば、従来の画像処理
装置に於て、感光体の感度特性、デイジタル複写装置で
の画像を読み取る受光素子の感度特性により原稿の特性
色(例えば黄色等)を再現することが不可能であつたも
のが、本実施例によつて特定色も再現することが可能
な、かつ原稿の色情報を失うこともない安価な画像処理
装置が提供できる効果がある。 なお、入力信号は、R,G,Bではなく、Y,I,Q,L*,a*,b
*等の信号であつてもよい。これらの信号の場合には、
I,Q成分、a*,b*成分のみで色相判定が行えるので便
利である。 また、第7図のウインドウコンパレータの組を複数設
けることにより、複数色を指定して色情報をパターン化
でき、その際、色に応じてパターンを変更してもよい。 また、プリンタ部には、レーザビームプリンタ、熱転
写プリンタ、インクジエツトプリンタ、ドツトプリンタ
等を用いることができる。
説明する。 以下の説明では、本実施例の画像処理装置を以下の複
写装置に適用した場合を例に説明する。 即ち、フルカラーの原稿を、ハロゲンランプや蛍光灯
等の照明源で露光し、反射カラー像をCCD等のカラーイ
メージセンサで撮像し、得られたアナログ画像信号をA/
D変換器等でデジタル化し、デジタル化されたフルカラ
ー画像信号を処理、加工し、熱転写型プリンター、イン
クジエツトプリンター、レーザービームプリンター等の
プリント手段に出力し画像を得る複写装置に適用する。
しかし、本実施例装置は以上の装置への適用に限定され
るものではなく、画像を処理する装置であれは表示装置
であつても、画像情報の記録媒体への記録装置であつて
も、種々適用可能である。 上述の複写装置においては、原稿Aは、まず露光ラン
プ100により照射され、反射光はカラー読み取りセンサ
であるCCDセンサ102により画像ごとに色分解されて読み
取られ、増幅回路103で所定レベルに増幅される。ここ
で、CCDセンサ102の駆動のための必要な駆動パルスは、
システムパルスジエネレータ101で生成されている。 第2図にCCDセンサ102の詳細構成及び、該CCDセンサ1
02の駆動パルスを示す。 第2図(a)は本実施例例で使用されるCCDセンサ102
であり、主走査方向を5分割して読み取るべく63.5μm
を1画素として{400ドツト/インチ(以下「dpi」とい
う)で}、1024画素、(図の如く1画素を主走査方向に
G,B,Rで3分割しているので、トータル1024x3=3072画
素)の有効画素数を有している。 一方、各チツプ58〜62は、同一セラミツクス基板上に
形成され、センサの1,3,5番目(58a,60a,62a)は同一ラ
インLA上に、2,4番目はLAとは4ライン分(63.5μmx4=
254μm)だけ離れたラインLB上に配置され、原稿読み
取り時は、矢印AL方向に走査する。 各5つのCCDチツプ58〜62のうち1,3,5番目は駆動パル
ス群ODRV118aにより、2,4番目はEDRV119aにより、それ
ぞれ独立にかつ同期して駆動される。ODRV118aに含まれ
るO01A,O02A,ORSとEDRV119aに含まれるE01A,E02A,ERSは
それぞれ各センサ内での電荷転送クロツク、電荷リセツ
トパルスであり、1,3,5番目のチツプと2,4番目のチツプ
との相互干渉やノイズ制限のため、お互いにジツタにな
いように全く同期して生成される。このため、これらパ
ルスはシステムパルスジエネレータ101中の1つの基準
発振源OSCから生成される。 第3図(a)はシステムパルスジエネレータ101中のO
DRV118a,EDRV119aを生成する回路ブロツク、第3図
(b)はそのタイミングチヤートを示している。 システムパルスジエネレータ101に含まれる単一のOSC
558aより発生される源クロツクCLK0を分周回路63aで分
周したクロツクK0135aは、ODRVとEDRVの発生タイミング
を決める基準信号SYNC2,SYNC3を生成するクロツクであ
り、SYNC2,SYNC3はCPUバスに接続された信号線22により
設定されるプリセツタブルカウンタ64a及びプリセツタ
ブルカウンタ65aの設定値に応じて出力タイミングが決
定さる。このSYNC2及びSYNC3は、分周器66a,67aおよび
駆動パルス生成部68a,69aを初期化する。即ち、本ブロ
ツクに入力されるHSYNC118を基準とし、全て1つの発振
源のOSC558aより出力されるCLK0および全て同期して発
生している分周クロツクにより生成されているので、OD
RV118aとEDRV119aのそれぞれのパルス群は又くジツタの
ない同期した信号として得られ、センサ間の干渉による
信号の乱れを防止できる。 ここで、お互いに同期して得られたセンサ駆動パルス
ODRV118aは1,3,5番目のセンサ58a,60a,62aに、EDRV119a
は2,4番目のセンサ59a,61aに供給され、各センサ58a,59
a,60a,61a,62aからは駆動パルスに同期してビデオ信号V
1〜V5が独立に出力される。 このビデオ信号V1〜V5は、増幅回路103にOOS129aのタ
イミングでV1,V3,V5が、EOS134aのタイミングでV2,V4F
がそれぞれ送られ、各チヤンネル毎に独立して所定の電
圧値に増幅される。増幅されたカラー画像信号は、サン
プルホールド回路S/H104に送られ、G(グリーン),B
(ブルー),R(レツド)の3色に分離される。従つてS/
Hされたのちは3x5=15系統の信号処理される。 S/H回路104により、各色R,G,B毎にサンプルホールド
されたアナログカラー画像信号は、次段A/D変換回路105
で各1〜5チヤンネルごとでデジタル化され、各1〜5
チヤンネル独立に並列で、次段に出力される。 本実施例では、前述したように4ライン分(63.5μmx
4=254μm)の間隔を副走査方向に持ち、かつ主走査方
向に5領域に分割した5つの千鳥状センサで原稿読み取
りを行つている。このため、先行走査しているチヤンネ
ル2,4と、残るチヤンネル1,3,5では読み取る位置がズレ
ている。このため、デジタル化されたカラー画像信号
は、複数ライン分のメモリを備えたズレ補正回路106に
送られ、正しくつなぐためのズレ補正を行なう。そして
黒補正/白補正回路107に送られる。 次に、第4図(a)、第4図(b)を用いて黒補正/
白補正回路107における黒補正動作をまず説明する。 第4図(b)に示す様に、チヤンネル1〜5の黒レベ
ル出力は、CCDセンサ102に入力する光量が微小の時、チ
ツプ間、画素間のバラツキが大きい。これをそのまま出
力し、画像を出力すると、画像のデータ部にスジやムラ
が生じてしまう。このため、この黒部の出力バラツキを
補正する必要が有る。そこで本実施例では第4図(a)
に示す回路でこの補正を行う。 原稿読取り動作に先立ち、原稿走査ユニツトを原稿台
先端部の非画像領域に配置された均一濃度を有する黒色
板の位置へ移動し、ハロゲンを転送し黒レベル画像信号
を本回路に入力する。これらの構成については公知であ
るため詳細説明は省略する。 ブルー信号Binに関しては、この画像データの1ライ
ン分を黒レベルRAM78aに格納すべく、セレクタ82aで
(信号により)Aを選択し、(信号により)ゲート
80aを閉じ、ゲート81aを開く。これにより、データ信号
線は151a→152a→153aと接続される。 一方、RAM78aのアドレス入力155aは▲▼で
初期化され、VCLKをカウントするアドレスカウンタ84a
の出力154aが入力されるべくセレクタ83aに対するが
出力される。 このため、結果として1ライン分の黒レベル信号がRA
M78aの中に格納されることになる。 なお、以上の制御を「黒基準値取込みモード」と呼
ぶ。 画像読み込み時には、RAM78aはデータ読み出しモード
となり、データ線153→157aの経路で減算器79aのB入力
へライン毎、1画素毎に読み出されて入力される。即
ち、この時、ゲート81aは(信号により)閉じ、80aは
(信号により)開く。また、セレクタ86aはA出力と
なる。 従つて、黒補正回路出力156aは、黒レベルデータDK
(i)に対し、例えばブルー信号の場合Bin(i)−DK
(i)=Bout(i)として得られる。なお、以上の制御
を「黒補正モード」と呼ぶ。 グリーンGin,レツドRinにおいても、77aG,77aRによる
同様の制御が行われる。 また、本制御のための各セレクタゲートの制御線,
,,,は、第1図に示す本実施例全体の制御を
司るCPU22のI/Oとして割り当てられたラツチ85aによりC
PU制御で行われる。 なお、セレクタ82a,83a,86aをB側選択することによ
り、CPU22によりRAM78aをアクセス可能となる。 次に、第5図を参照して黒補正/白補正回路107の白
補正(シエーデイング補正)動作について説明する。 白レベル補正は、原稿走査ユニツトを均一な白色板の
位置に移動して照射した時の白色データに基づき、照明
系、光学系やセンサの感度バラツキの補正を行う。基本
的な回路構成は第4図(a)と同一であるが、黒補正で
は減算器79aにて補正を行つていたのに対し、白補正で
は乗算器79′aを用いる点が異なるのみであるので同一
部分の説明は省く。 色補正時に、原稿を読み取るためのCCDセンサ102が均
一白色板の読み取り位置(ホームポジシヨン)にある
時、即ち、複写動作または読み取り動作に先立ち、第1
図に示す露光ランプ100を点灯させ、均一白レベルの画
像データを1ライン分の補正RAM78′aに格納する。 例えば、主走査方向A4長手方向の幅を有するとすれ
ば、少なくとも補正RAMの容量は16pel/mmで16x297mm=4
752画素分の容量、即ち、少なくとも4752バイトを備え
ており、第5図(b)のごとく、“i"画素目の白色板デ
ータWi(i=1〜4752)とすると、RAM787aには第5図
(c)のごとく、各画素毎の白色板に対するデータが格
納される。 一方、Wiに対し、“i"番目の画素の通常画像の読み取
り値Diに対しては、補正後のデータDO=DixFFH/Wiとな
るべきである。 そこで、本実施例ではCPU22により、ラツチ85′a
′,′,′,′に対しゲート80′a,86′aを開
き、さらにセレクタ82′a,83′a,86′aにてBが選択さ
れるよう出力し、RAM78′aをCPUアクセス可能とする。 次に、CPU22は、第6図に示す手順で先頭画素WOに対
しFFH/WOの演算処理、W1に対しFF/W1の演算処理、…、
と順次演算してデータの置換を行う。このようにしてSt
epBに示す色成分画像のブルー成分に対する処理が終了
すると、続いて同様にしてStepGに示すグリーン成分の
置換、次のStepRに示すレツド成分の置換を順次行う。
このようにして、以後、入力される原画像データDiに対
して、DO=DixFFH/Wiが出力されるように、′信号に
よりゲート80′aを開、′信号により81′aを閉と
し、セレクタ83′a,86′aのAを選択するよう制御し、
RAM78′aから読み出された係数データFFH/Wiが信号線1
53a→157aを通り、一方から入力された原画像データ151
aとの乗算がとられ出力されるようにする。 以上説明した様に、黒補正/白補正回路107では、画
像入力系の黒レベル感度、CCDセンサ102の暗電流のバラ
ツキ、CCDセンサ102の各センサチツプ間の感度のバラツ
キ、光学系の光量のバラツキや白レベル感度等種々の要
因に基づく、黒レベル、白レベルの補正を行う。これに
より、主走査方向にわたつて、白、黒とも各色ごとに均
一に補正された画像データBout121,Gout122,Rout123が
得られる。 白補正、黒補正されたR,G,Bの各8ビツトの画像デー
タは、次に、第1図の輝度信号生成部108、及び色検出
部109に入力される。 まず、輝度信号生成部108について説明する。 輝度信号生成部108は、CCDセンサ102で読み取られて
色分解された画像イメージデータから、色分解されてな
い全波長領域にわたるイメージ、即ち、白黒のイメージ
を作り出している。これは本実施例の出力手段としての
プリンタが、単色の出力手段しか有しないためである。 本実施例の輝度信号生成部108では、このために次式
の演算により、入力されるR,G,Bの各データに対する平
均値を算出して輝度信号を生成している。 本実施例では、加算器及び乗算器を用いてこの演算を
行なつている。算出された輝度信号は、後述するセレク
ター116へ出力される。 輝度信号生成部108への入力データは、同時に色検出
部109にも入力される。この色検出部109では、本実施例
における画像処理を行なうための原稿上の色成分を検出
するためのものである。 この色検出部109の詳細構成を第7図に示す。 本実施例では、色検出部109での色検出方法に色相信
号を用いている。これは、同一色でも、その彩やかさ及
び明るさが異なる場合に於ても、正確な判定を行なえる
ようにするためである(正確には、通常表わされる色相
とは、異なるが、以下の説明では「色相」として説明す
る)。 まず始めに色検出方法の概略について説明する。 入力されるR,G,Bの各データは各8ビツトのデータで
あり、計224色の情報を有している。このため、この様
な膨大な情報をそのまま用いる事は、その回路規模から
も高価なものとなつてしまう。本実施例では、以下の点
に考慮して、先述の色相を用いて以下の処理を行なう。 入力されるR,G,Bデータは、まずその大小判別を行な
うmax/mid/min検出部201に入力される。これは、各入力
データをコンパレータを用いて比較することにより、ma
x値(最大値)、mid値(中間値)、min値(最小値)を
求め、各値を出力する。又、コンパレータの各出力値を
順位信号として同時に出力している。 色空間は、マンセルの立体等で知られている様に、彩
度、明度、色相で表わされることが知られている。そし
て、まずR,G,Bの各データを平面、即ち、2次元のデー
タに変換する必要がある。本実施例では、R,G,Bの共通
部、即ち、R,G,Bの最小値であるmin(R,G,B)は、無彩
色成分であることを利用して、min(R,G,B)を各R,G,B
データより減算し、残つた情報を有彩色成分として用い
ることとしている。これにより、簡単な構成で、3次元
の入力色空間を2次元の色空間に変換することを達成し
ている。 このようにして変換された平面は、第8図に示す様に
0゜〜360゜までを6つに分け、入力されるR,G,Bの大き
さの順番、即ち、R>G>B、R>B>G、G>B>
R、G>R>B、B>G>R、B>R>Gの各情報とし
ている。 本実施例では、以上の変換処理のため、出力されたma
x値、mid値から減算器202及び203により無彩色成分を減
ずるために、max値及びmid値より最小値であるmin値を
減算し、色相検出部204に順位信号と共に入力してい
る。色相検出部204は、RAMあるいはROM等のランダムア
クセスの可能な記憶素子で構成することが望ましく、本
実施例ではROMを用いたルツクアツプテーブルで構成し
ている。 このROMで構成されたルツクアツプテーブルである色
相検出部204には、予め第8図に示す平面の角度に対応
する値が記憶されており、入力される順位信号と、(ma
x−min)値、(mid−min)値とにより、対応する色相値
が出力される。 これにより、入力されるR,G,Bの大きさの順番と、入
力されるR,G,Bの内の最大値、中間値に基いて、LUT(ル
ツクアツプテーブル)等を用いるという簡単な構成で、
3次元の入力色空間を2次元の色空間に変換し、対応す
る色相を求めている。 このようにして出力された色相値は、次にウインドウ
コンパレータ205,206に入力される。このコンパレータ2
05,206への基準比較値の設定はCPU22により行なわれ
る。この基準値は、不図示のデータ入力手段等により、
本来パターン化したい色データを入力し、その色に合つ
た色相データ値をCPU22によつて所望のオフセツトを持
たせた後、コンパレータにセツトされる。 コンパレータ205は、設定基準値がa1とすると、入力
される色相データに対し、 (入力色相データ)<(a1) の時に“1"を出力する。 同様にコンパレータ206は、設定基準値がa2とする
と、入力される色相データに対し、 (入力色相データ)>(a2) の時に“1"を出力される様構成されている。 従つて、後段のANDゲート208により、 (a−1)<(入力色相データ)<(a2) の時、色検出部109から“1"が出力される。なお、以上
の説明では、ウインドウコンパレータは1組のみの例に
ついて行なつたが、これを複数組みにすれば、検出色も
複数色になる事はいうまでもない。 このようにして色検出部109で判定された判定信号
は、第1図のANDゲート110とセレクタ116に入力され
る。 ANDゲート110は後述するパターン発生部111から発生
されるパターン信号に対するゲート処理を行なつてい
る。セレクタ116には、輝度信号生成部108よりの輝度信
号と、後述するフチどりされたmin(R,G,B)信号とが入
力されており、色検出部109よりの検出結果に基づき、
両信号の切り換え処理を行なつている。 次にANDゲート110にパターン信号を出力するパターン
発生部111、及びパターン発生部111の出力パターンの選
択を行なうアドレス制御部112について説明する。 第9図はパターン発生部111、及びパターンアドレス
制御部112の詳細構成を示す図である。 第9図に示す様に、パターン発生部111は実質的には
パターン用ドツトデータが記憶されたROMで構成されて
いる。本実施例のパターン発生部111は、第10図に示す
様な上位、下位アドレスに対応するアドレスに“1",
“0"のデータが書き込まれた構成である。この値はそれ
ぞれ1絵素のオン/オフに対応しており、実際のパター
ン化にあたつては第10図(b)の如くにあらわされるこ
とになる。 アドレス制御部112は、第9図に示す様にパターン発
生部111のアドレス信号を画素クロツクVCLK及び走査基
準信号HSYNCに同期した主走査カウンタ701、副走査カウ
ンタ703で生成している。 基準信号であるITOP信号、HSYNC信号、及びVCLK信号
の出力タイミングチヤートを第11図に示す。 第11図において、ITOP信号は画先を示す信号であり、
スキヤナ部で画像を読み取つている間、ローレベルとな
る。 主走査カウンタ701はHSYNC信号に同期してVCLK信号を
カウントしている。又、副走査カウンタ703は、ITOP信
号に同期してHSYNC信号をカウントしている。そしてこ
の両カウンタ701,703により、パターン発生部111のアド
レスを生成している。 色検出部109からの判定結果により、ANDゲート110で
ゲート処理を行なわれたパターン信号は、次に乗算器11
3で、色相検出部109よりの読取られたR,G,Bの色分解さ
れたビデオ信号の中の最小値を示す信号、即ち、最も暗
い信号であるmin(R,G,B)のビデオ信号との乗算が行な
われる。min(R,G,B)の信号を用いたのは、輝度信号生
成部108で生成される信号が、色によつてその信号レベ
ルが異なり、例えば黄色等の色に対しては、その信号レ
ベルが白に近づき、原稿の画像データが欠落してしまう
ためである。 min(R,G,B)の信号は、他に輪郭抽出部114にも入力
され、ここで、読取り画像画像等の輪郭が抽出される。
この輪郭の抽出処理は、一般に知られているラプラシア
ンフイルタにより行なうことができる。輪郭抽出部114
で抽出された輪郭信号は、加算器115に送られ、上述し
た乗算器113から出力されるパターン化されたmin(R,G,
B)信号に加算される。 即ち、第12図(a)に示す輪郭抽出部114で抽出され
た輪郭信号と、第12図(b)に示す乗算器113から出力
されるパターン化されたmin(R,G,B)信号との加算が行
なわれ、第12図(c)に示す様な縁取りされたmin(R,
G,B)信号が得られる。加算器115から出力される信号
は、セレクタ116に入力される。セレクタ116では、前述
の様に色検出部109からの検出結果に基づき、輝度信号
と縁取りされたmin(R,G,B)信号とのいずれかを切り換
えて出力する。 セレクタ116で選択されたいずれかの信号は、次に輝
度信号を対応する濃度信号に変換するLOG変換部117に入
力され、対応する濃度信号に変換された後出力される。 以上説明した様に本実施例によれば、パターン化され
た画像信号に輪郭信号を付加することにより、元々の入
力画像に縁取りがしてある第13図(a)に示す原稿に対
しては第13図(b)に示す良好な再生画像を得ることが
できる。更に、第14図(a)に示す様な縁取りが成され
ていない見にくい原稿に対しては輪郭信号を附加するこ
とにより第14図(b)に示すような非常に見易い再生画
像を得ることができる。このように本実施例ではあらゆ
る原稿画像に対して、画像を見にくくする事なく再生す
ることができる。 以上説明した様に本実施例によれば、従来の画像処理
装置に於て、感光体の感度特性、デイジタル複写装置で
の画像を読み取る受光素子の感度特性により原稿の特性
色(例えば黄色等)を再現することが不可能であつたも
のが、本実施例によつて特定色も再現することが可能
な、かつ原稿の色情報を失うこともない安価な画像処理
装置が提供できる効果がある。 なお、入力信号は、R,G,Bではなく、Y,I,Q,L*,a*,b
*等の信号であつてもよい。これらの信号の場合には、
I,Q成分、a*,b*成分のみで色相判定が行えるので便
利である。 また、第7図のウインドウコンパレータの組を複数設
けることにより、複数色を指定して色情報をパターン化
でき、その際、色に応じてパターンを変更してもよい。 また、プリンタ部には、レーザビームプリンタ、熱転
写プリンタ、インクジエツトプリンタ、ドツトプリンタ
等を用いることができる。
以上説明したように本発明によれば、複数の原色のカ
ラー画像データから1成分の画像データを得る信号処理
手段と、前記信号処理手段により得られる画像データに
応じた画像を形成すべく前記画像データを単色画像記録
手段に出力する出力手段とを有するので、装置規模を削
減した画像形成が可能となる。 また、単色画像記録手段に出力される画像データは、
前記複数成分の原色のカラー画像データの最小値である
ので、例えば原色の平均値を用いた場合、再現性の悪い
イエロー等の再現性を向上できる。
ラー画像データから1成分の画像データを得る信号処理
手段と、前記信号処理手段により得られる画像データに
応じた画像を形成すべく前記画像データを単色画像記録
手段に出力する出力手段とを有するので、装置規模を削
減した画像形成が可能となる。 また、単色画像記録手段に出力される画像データは、
前記複数成分の原色のカラー画像データの最小値である
ので、例えば原色の平均値を用いた場合、再現性の悪い
イエロー等の再現性を向上できる。
第1図は本発明に係る一実施例のブロツク図、 第2図(a)は本実施例のCCDセンサの詳細構成図、 第2図(b)は本実施例のCCDセンサ駆動タイミングチ
ヤート、 第3図(a)は本実施例のCCDセンサ駆動パルス発生回
路の詳細構成図、 第3図(b)は本実施例のCCDセンサ駆動パルス発生回
路の動作タイミングチヤート、 第4図(a)は本実施例の黒補正回路図、 第4図(b)は本実施例の黒補正の概念を示す図、 第5図(a)は本実施例の白補正回路図、 第5図(b)は本実施例の白補正の概念を示す図、 第5図(c)は本実施例の白色板に対するデータを示す
図、 第6図は本実施例の白補正の手順を示す図、 第7図は本実施例の色検出部の詳細ブロツク図、 第8図は色認識を説明するための色相面を示す図、 第9図は本実施例のパターン発生部及びアドレス制御部
の詳細回路図、 第10図(a)はパターン発生部のアドレスとデータとの
関係を示す図、 第10図(b)はパターン発生部の発生パターンを示す
図、 第11図はアドレス制御部に入力される基準制御信号のタ
イミングチヤート、 第12図(a)は輪郭画像を示す図、 第12図(b)はパターン化された画像を示す図、 第12図(c)は第12図(a)の輪郭画像と第12図(b)
のパターン化された画像を元に縁取りをした画像の例を
示す図、 第13図(a)は縁取りがしてある画像の例を示す図 第13図(b)は第13図(a)の入力画像を本実施例で再
生した場合の画像例を示す図、 第14図(a)は縁取りが成されていない画像の例を示す
図、 第14図(b)は第14図(a)の入力画像を本実施例で再
生した場合の画像例を示す図である。 図中、22……CPU、100……露光ランプ、102……CCDセン
サ、104……S/H回路、105……A/D変換回路、106……ズ
レ補正回路、107……黒補正/白補正回路、108……輝度
信号生成部、109……色検出部、111……パターン発生
部、112……アドレス制御部、114……輪郭抽出部、116
……セレクタ、117……LOG変換部、201……max/mid/min
検出部、204……色相検出部、205,206……コンパレー
タ、701……主走査カウンタ、703……副走査カウンタで
ある。
ヤート、 第3図(a)は本実施例のCCDセンサ駆動パルス発生回
路の詳細構成図、 第3図(b)は本実施例のCCDセンサ駆動パルス発生回
路の動作タイミングチヤート、 第4図(a)は本実施例の黒補正回路図、 第4図(b)は本実施例の黒補正の概念を示す図、 第5図(a)は本実施例の白補正回路図、 第5図(b)は本実施例の白補正の概念を示す図、 第5図(c)は本実施例の白色板に対するデータを示す
図、 第6図は本実施例の白補正の手順を示す図、 第7図は本実施例の色検出部の詳細ブロツク図、 第8図は色認識を説明するための色相面を示す図、 第9図は本実施例のパターン発生部及びアドレス制御部
の詳細回路図、 第10図(a)はパターン発生部のアドレスとデータとの
関係を示す図、 第10図(b)はパターン発生部の発生パターンを示す
図、 第11図はアドレス制御部に入力される基準制御信号のタ
イミングチヤート、 第12図(a)は輪郭画像を示す図、 第12図(b)はパターン化された画像を示す図、 第12図(c)は第12図(a)の輪郭画像と第12図(b)
のパターン化された画像を元に縁取りをした画像の例を
示す図、 第13図(a)は縁取りがしてある画像の例を示す図 第13図(b)は第13図(a)の入力画像を本実施例で再
生した場合の画像例を示す図、 第14図(a)は縁取りが成されていない画像の例を示す
図、 第14図(b)は第14図(a)の入力画像を本実施例で再
生した場合の画像例を示す図である。 図中、22……CPU、100……露光ランプ、102……CCDセン
サ、104……S/H回路、105……A/D変換回路、106……ズ
レ補正回路、107……黒補正/白補正回路、108……輝度
信号生成部、109……色検出部、111……パターン発生
部、112……アドレス制御部、114……輪郭抽出部、116
……セレクタ、117……LOG変換部、201……max/mid/min
検出部、204……色相検出部、205,206……コンパレー
タ、701……主走査カウンタ、703……副走査カウンタで
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−157074(JP,A) 特開 平2−54283(JP,A) 特開 平2−122768(JP,A) 特開 平1−234889(JP,A) 特開 昭63−24291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/525 H04N 1/40 H04N 1/46
Claims (2)
- 【請求項1】複数色成分の原色のカラー画像データを入
力する入力手段と、 前記入力された複数色成分の原色のカラー画像データか
ら1成分の画像データを得る信号処理手段と、 前記信号処理手段により得られる画像データに応じた画
像を形成すべく前記画像データを単色画像記録手段に出
力する出力手段とを備え、 前記信号処理手段で得る1成分の画像データを前記複数
成分の原色のカラー画像データの最小値とすることを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】更に前記複数成分の原色のカラー画像デー
タから、特定色相を検出する検出手段を備え、 前記出力手段は、前記画像データのうち、前記検出手段
により検出された特定色相の周辺部に対しては縁取りを
行なった後に前記単色画像記録手段に出力することを特
徴とする請求項1記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159951A JP2915503B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159951A JP2915503B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0451263A JPH0451263A (ja) | 1992-02-19 |
JP2915503B2 true JP2915503B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=15704730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2159951A Expired - Fee Related JP2915503B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915503B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006326280A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-12-07 | Takeshi Kuroda | 組立式花器 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP2159951A patent/JP2915503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0451263A (ja) | 1992-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3048158B2 (ja) | カラー画像処理装置 | |
US5784180A (en) | Image memory apparatus | |
US5459589A (en) | Color image processing apparatus | |
JP3178541B2 (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
EP0711068B1 (en) | Image processing method and apparatus | |
US5631983A (en) | Image forming system for synthesizing color image data with binary image data which has been colored with a predetermined color during the synthesizing operation | |
JP4280404B2 (ja) | 画像処理装置及びその方法 | |
JP3176101B2 (ja) | 画像読取装置 | |
US5253083A (en) | Image reading apparatus having improved shading correction | |
US5602655A (en) | Image forming system for single bit image data | |
JPH10210311A (ja) | 画像処理方法及びその装置 | |
JP2915503B2 (ja) | 画像処理装置 | |
EP0559470A1 (en) | Method of histogram analysis of colour tints | |
JP3226224B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3042911B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2815962B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JPH0622159A (ja) | 画像読取り装置 | |
JP3206932B2 (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
JP3200090B2 (ja) | 画像処理方法およびその装置 | |
JP2971522B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2911489B2 (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP3554012B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP3359045B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2941852B2 (ja) | 画像処理方法 | |
JP3302010B2 (ja) | 電子機器の制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |