JP2911694B2 - 半導体基板及びその製造方法 - Google Patents
半導体基板及びその製造方法Info
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Description
造方法に関し、より詳しくは、インバータ、小型電力変
換装置等に使用されるIGBT(Insulated
Gate Bipolar Transistor)の
製造に適した半導体基板及びその製造方法に関する。
高速スイッチング特性とバイポーラトランジスタの高電
力特性とを併せ備え、パワー半導体素子として例えばイ
ンバータや小電力変換装置等に使用されている。
基板上にn+バッファ層及びn-層が形成されてなる半導
体基板のn-層にベース層やソース層等を形成して製造
される。このうち、n+バッファ層の不純物濃度はIG
BTの動作特性に大きく影響し、IGBTの高速動作を
可能にするためにはn+バッファ層の不純物濃度を精密
に制御する必要がある。
のホウ素をp型不純物として含むp+単結晶シリコン基
板の一主表面上に、基板の不純物濃度よりも低濃度のn
型不純物を含むn+バッファ層及びさらに低濃度のn型
不純物を含むn-層を順次エピタキシャル成長させて形
成する。このように、p+単結晶シリコン基板の不純物
濃度はn+バッファ層やn-層の不純物濃度よりもはるか
に高いので、エピタキシャル成長を行う際には、基板の
裏面からホウ素が気化してエピタキシャル成長層に入り
込むいわゆるオートドープが起こる。このため、基板の
裏面にCVD酸化膜を形成し、ホウ素の気化を阻止した
状態でエピタキシャル成長が行われる。
の裏面に形成しても、基板の不純物濃度は極めて高いの
で、基板からのオートドープを完全に防ぐことはでき
ず、n+バッファ層の不純物濃度を精密に制御すること
ができない。その結果、n+バッファ層やn-層の抵抗率
が変動し、さらにはn-層がp型に反転することもあり
得るので、良好な電気特性を有する半導体装置の製造が
困難となる。
及び側端面のCVD酸化膜上にノジュールと呼ばれる多
結晶の突起状異常成長が起こり、基板の取り扱い時にこ
のノジュールが破損分離してエピタキシャル成長層を傷
つけることがある。
ソース層が形成されることから、n-層は高品質のエピ
タキシャル成長層である必要がある。従って、成長速度
をあまり速くすることができず、工程時間が長くなると
いう問題があった。
2においてIGBT用の半導体基板の新たな製造方法を
提案した。この方法は、低濃度のn型不純物を含むn-
単結晶シリコン基板上にそれよりも高濃度のn型不純物
を含むn+バッファ層及びさらに高濃度のp型不純物を
含むp+層を順次形成し、最後に基板の裏面を研削・研
磨加工するものである。ここで、p+層を所定の厚さま
で成長させて基板の総厚を確保することにより、その後
のデバイス工程におけるハンドリングに十分耐えられる
ようにしている。この方法においては、ベース層やソー
ス層は基板裏面側に形成される。
シリコン基板21(リン濃度1014cm-3以下、抵抗率
30Ωcm以上)に拡散法(例えばP0Cl3を用い
る)又はエピタキシャル成長法(例えばPH3を用い
る)によってn+バッファ層22を形成させ、次いでそ
の上に高濃度のp+層23(ホウ素濃度1018cm-3以
上、抵抗率0.1Ωcm以下)をエピタキシャル成長さ
せてIGBT用の半導体基板20を製造する。
濃度の不純物を含むエピタキシャル成長層を順次形成す
るので、エピタキシャル成長時における基板からのオー
トドープの影響を無視することができ、n+バッファ層
の不純物濃度を精密に制御することができる。また、p
+層はベース層やソース層のような高品質シリコン層に
形成されるべき拡散層が形成されないので、特に高品質
を要求されることがなく、多結晶とならない範囲で高速
成長させることができる。さらに、オートドープを防止
するための酸化膜を基板の裏面及び側面に設ける必要が
なくなり、その分だけ工程数が短くなるばかりでなく、
ポリシリコンの異常成長によるノジュールの発生もなく
なる等、種々の効果がある方法である。
の総厚を確保するためにp+層を数百μmとかなり厚く
堆積させる必要がある。例えば、直径が5インチ以上の
大口径基板を用いる場合、基板の総厚は400μm以上
必要とされ、そのためにはp+層の厚さは少なくとも2
00μm以上堆積する必要がある。
ンよりも小さいドーパントを高濃度p+層に用いると、
p+層を厚く成長させた場合には、このホウ素とシリコ
ンの格子間距離の差異により基板のp+層を堆積する面
側が凹状に反ってしまうことがある。例えば研削・研磨
加工後の基板の総厚が400μm以上必要とする場合に
は、p+層を少なくとも200μm以上堆積しなければ
ならないが、この場合には150μm以上の反りが生じ
る。
の後のデバイス製造プロセスを行うと、プロセス不良を
起こし易くなる。例えば、フォトリソ工程で基板にレジ
ストを塗布する際に基板がチャックに吸着しなかった
り、辛うじて吸着されたとしても後にパターンくずれ等
の問題を生じることとなる。
に制御することができるとともに基板の反りが生じない
半導体基板及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
囲の請求項1に記載したように、低濃度の不純物を含む
第1導電型の単結晶シリコン基板と、該単結晶シリコン
基板の一主表面上に形成され、前記単結晶シリコン基板
の不純物濃度よりも高濃度の不純物を含む第1導電型の
第1シリコン層と、該第1シリコン層上に形成され、前
記第1シリコン層の不純物濃度よりも高濃度で原子半径
がシリコンよりも小さい不純物を含む第2導電型の第2
シリコン層と、該第2シリコン層上に形成され、不純物
を全く含まないか又は前記第2シリコン層の不純物濃度
の0.016倍以下の不純物を含む第2導電型の第3シ
リコン層とを有することを特徴とする半導体基板を提供
する。
に、前記第2シリコン層に含まれる不純物はホウ素であ
る請求項1に記載の半導体基板を提供する。
に、前記単結晶シリコン基板の不純物濃度は1014cm
-3以下(抵抗率30Ωcm以上)、前記第1シリコン層
の不純物濃度は1016〜1019cm-3(抵抗率0.00
6〜0.5Ωcm)、前記第2シリコン層の不純物濃度
は1018cm-3以上(抵抗率0.06Ωcm以下)及び
前記第3シリコン層の不純物濃度は1.6×1016cm
-3以下(抵抗率1Ωcm以上)である請求項1又は請求
項2に記載の半導体基板を提供する。
に、前記第2シリコン層の膜厚は10〜120μm、前
記第3シリコン層の膜厚は30〜200μmである請求
項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の半導体基板
を提供する。
に、低濃度の不純物を含む第1導電型の単結晶シリコン
基板の一主表面上に前記単結晶シリコン基板の不純物濃
度よりも高濃度の不純物を含む第1導電型の第1シリコ
ン層を形成する工程と、該第1シリコン層上に前記第1
シリコン層の不純物濃度よりも高濃度で原子半径がシリ
コンよりも小さい不純物を含む第2導電型の第2シリコ
ン層を形成する工程と、該第2シリコン層上に不純物を
全く含まないか又は前記第2シリコン層の不純物濃度の
0.016倍以下の不純物を含む第2導電型の第3シリ
コン層を形成する工程と、前記単結晶シリコン基板の前
記一主表面とは反対側の他方の主表面を所定の厚さまで
研削及び/又は研磨加工する工程とを有することを特徴
とする半導体基板の製造方法を提供する。
に、前記第1シリコン層は拡散法又は気相成長法により
形成し、第2及び第3シリコン層は気相成長法により形
成するものである請求項5に記載の半導体基板の製造方
法を提供する。
に、前記第2シリコン層に含まれる不純物はホウ素であ
る請求項5又は請求項6に記載の半導体基板の製造方法
を提供する。
に、前記単結晶シリコン基板の不純物濃度は1014cm
-3以下(抵抗率30Ωcm以上)、前記第1シリコン層
の不純物濃度は1016〜1019cm-3(抵抗率0.00
6〜0.5Ωcm)、前記第2シリコン層の不純物濃度
は1018cm-3以上(抵抗率0.06Ωcm以下)及び
第3シリコン層の不純物濃度は1.6×1016cm-3以
下(抵抗率1Ωcm以上)である請求項5ないし請求項
7のいずれか1項に記載の半導体基板の製造方法を提供
する。
に、前記第2シリコン層の膜厚は10〜120μm、前
記第3シリコン層の膜厚は30〜200μmである請求
項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の半導体基板
の製造方法を提供する。
上にさらに不純物を全く含まない又はp+層の不純物濃
度よりも十分に低濃度の不純物を含むp-層を十分厚く
成長させ、このp-層の厚みによって基板の総厚を確保
するようにしたので、不純物濃度の高いp+層を厚く堆
積させる必要がなくなる。しかも、高濃度p+層の上に
低濃度のp-層を堆積することにより、基板の堆積側表
層部の原子半径は大きくなる。従って、従来のように原
子半径の小さい不純物を多量に含むp+層をn型単結晶
シリコン基板の上に厚く堆積させることによる基板の反
りは生じず、その後のデバイス製造プロセスにおける加
工上の不具合を低減することができる。
完成時には不要な層であるが、従来の基板プロセスにお
いてもデバイス形成プロセス完了後に基板の裏面をバッ
クラップ方式により45〜215μm程度研削除去する
ことから、本発明においてもデバイス形成プロセス完了
後にp-層を研削除去してp+層を露出させることによ
り、最終的に従来の半導体基板を用いた場合と同一構造
のデバイスを得ることができる。すなわち、p-層は最
終的には除去される除去層(削り代分)として形成され
るものである。
説明する。図1は、本発明の半導体基板の断面構造の一
例を示す。この半導体基板10は、n-単結晶シリコン
基板11上にn+バッファ層12を形成し、最後にp+層
13及びp-層14を積層してなるものである。なお、
図1ではn-単結晶シリコン基板11面が上側を向くよ
うに示してあるが、これは、その後のデバイス形成工程
でn型単結晶シリコン基板11面側にIGBTのソース
層やベース層が形成されるものであることを表してい
る。
工程を図2(a)〜(e)を参照して説明する。まず、
公知の方法にて鏡面加工された厚さ400〜750μ
m、直径100〜150mm、リン濃度1014cm-3以
下(抵抗率30Ωcm以上)のn-単結晶シリコン基板
11(図2(a))の一主表面上に、拡散法又は気相成
長法にて厚さ3〜25μm、リン濃度1016〜1019c
m-3(抵抗率0.55〜0.006Ωcm)のn+バッ
ファ層12を形成する(図2(b))。
形成する場合には、n+バッファ層12が単結晶シリコ
ン層となるような成長速度でエピタキシャル成長させ
る。この場合、n+バッファ層12のリン濃度はn-単結
晶シリコン基板11のリン濃度よりも相当高いのでオー
トドープの影響が全くなく、n+バッファ層12のリン
濃度を精密に制御することができる。
にて厚さ10〜100μm、ホウ素濃度1018cm-3以
上(抵抗率0.06Ωcm以下)のp+層13を形成す
る(図2(c))。p+層13は高品質を要求されない
ため、単結晶シリコン層となる範囲で可能な限り高速成
長させることができる。また、n+層12のリン濃度は
p+層13のホウ素濃度よりも十分低いため、やはりオ
ートドープの影響を無視することができる。
通常の抵抗率1Ωcm以上で厚さが30〜200μmの
p-層14を形成する(図2(d))。このp-層14も
高品質を要求されないので高速成長させることができ
る。また、最終的に除去される層なので、基板からのオ
ートドープが生じても不都合はない。
層14を表面が平滑になるまで破線のように研磨した
後、n-単結晶シリコン基板11面を厚さが50〜25
0μmになるまで破線のように通常の研削・研磨加工を
することにより、本発明の半導体基板10を得ることが
できる(図2(e))。ここで、n-単結晶シリコン基
板11面を上側に向けた場合が図1に示した半導体基板
10に相当する。
する。 [実施例1]基板ウエーハとして、FZ法で作製された
面方位〈100〉、リン濃度3×1013cm-3、抵抗率
150Ωcm、直径125mm、初期厚さ550μmの
n型単結晶シリコン基板を用い、縦型エピタキシャル・
リアクターのサセプタ上に並べた。
1150℃まで加熱し、その後トリクロロシラン5リッ
トル/min及び水素80リットル/minに加えて水
素希釈のホスフィン0.2リットル/minを供給し、
2.0±0.1μm/minの成長速度で5分間堆積さ
せ、層厚10±1μmのn+バッファ層を形成した。ホ
スフィンの添加量は、堆積されるシリコン層のリン濃度
が8.7×1016cm-3、抵抗率が0.1±0.01Ω
cmになるように調整した。
ま、水素雰囲気中で10分間保持した後、トリクロロシ
ラン10リットル/min及び水素80リットル/mi
nに加えて水素希釈のジボランガス0.5リットル/m
inを供給し、4.0±0.2μm/minの成長速度
で25分間堆積させ、100±10μmのp+層を形成
した。ジボランガスの添加量は、堆積されるシリコン層
のホウ素濃度が2.2×1019cm-3、抵抗率が0.0
05±0.001Ωcmになるように調整した。
in及び水素80リットル/minを供給し、4.0±
0.2μm/minの成長速度で40分間堆積させ、1
00±10μmのp-層を形成した。
ら取り出した後、p-層の表面を10μm研磨して平滑
にし、さらにn型単結晶シリコン基板を厚さ190μm
まで研削・研磨することにより、基板の総厚が410μ
mのIGBT用半導体基板を得た。そして、得られた半
導体基板の反りを測定した(図3参照)。
シリコン基板を用い、同一の縦型エピタキシャル・リア
クターのサセプタ上に並べ、同一の処理によってn+バ
ッファ層を形成した後、基板の温度を1150℃に保っ
たまま、水素雰囲気中で10分間保持した後、トリクロ
ロシラン10リットル/min及び水素80リットル/
minに加えて水素希釈のジボランガス0.5リットル
/minを供給し、4.0±0.2μm/minの成長
速度で25分間堆積させ、100±10μmのp+層を
形成した。ジボランガスの添加量は、堆積されるシリコ
ン層のホウ素濃度が2.2×1019cm-3、抵抗率が
0.005±0.001Ωcmになるように調整した。
in及び水素80リットル/minに加えて水素希釈の
ジボランガス0.05リットル/minを供給し、4.
0±0.2μm/minの成長速度で38分間堆積さ
せ、100±10μmのp-層を形成した。ジボランガ
スの添加量は、堆積されるシリコン層のホウ素濃度が
2.7×1015cm-3、抵抗率が5±1Ωcmになるよ
うに調整した。
ら取り出した後、実施例1と同一条件で研削研磨し、得
られた半導体基板の反りを測定した(図3参照)。
一のn型単結晶シリコン基板を用い、同一の縦型エピタ
キシャル・リアクターのサセプタ上に並べ、同一の処理
によってn+バッファ層を形成した後、基板の温度を1
150℃に保ったまま、水素雰囲気中で10分間保持し
た後、トリクロロシラン10リットル/min及び水素
80リットル/minに加えて水素希釈のジボランガス
0.5リットル/minを供給し、4.0±0.2μm
/minの成長速度で52分間堆積させ、210±10
μmのp+層を形成した。ジボランガスの添加量は、堆
積されるシリコン層のホウ素濃度が2.2×1019cm
-3、抵抗率が0.005±0.001Ωcmになるよう
に調整した。
ら取り出した後、実施例1及び2と同一条件で研削研磨
し、得られた半導体基板の反りを測定した(図3参
照)。
びp-層の成長条件を表1にまとめた。
半導体基板はいずれも反りが50μm以下であったのに
対し、比較例の半導体基板は反りが150μm程度に達
した。
れば、各層の不純物濃度が精密に制御され且つ反りの小
さいIGBT用の半導体基板を得ることができる。この
結果、デバイス形成工程でのトラブルが無くなり、これ
に伴い生産性のアップ、コストの低減が図れ、さらにI
GBTの用途に適した半導体基板を提供することが可能
となる。
面図である。
ある。
りの程度を示すグラフである。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 低濃度の不純物を含む第1導電型の単結
晶シリコン基板と、該単結晶シリコン基板の一主表面上
に形成され、前記単結晶シリコン基板の不純物濃度より
も高濃度の不純物を含む第1導電型の第1シリコン層
と、該第1シリコン層上に形成され、前記第1シリコン
層の不純物濃度よりも高濃度で原子半径がシリコンより
も小さい不純物を含む第2導電型の第2シリコン層と、
該第2シリコン層上に形成され、不純物を全く含まない
か又は前記第2シリコン層の不純物濃度の0.016倍
以下の不純物を含む第2導電型の第3シリコン層とを有
することを特徴とする半導体基板。 - 【請求項2】 前記第2シリコン層に含まれる不純物は
ホウ素である請求項1に記載の半導体基板。 - 【請求項3】 前記単結晶シリコン基板の不純物濃度は
1014cm-3以下(抵抗率30Ωcm以上)、前記第1
シリコン層の不純物濃度は1016〜1019cm-3(抵抗
率0.006〜0.5Ωcm)、前記第2シリコン層の
不純物濃度は1018cm-3以上(抵抗率0.06Ωcm
以下)及び前記第3シリコン層の不純物濃度は1.6×
1016cm-3以下(抵抗率1Ωcm以上)である請求項
1又は請求項2に記載の半導体基板。 - 【請求項4】 前記第2シリコン層の膜厚は10〜12
0μm、前記第3シリコン層の膜厚は30〜200μm
である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
半導体基板。 - 【請求項5】 低濃度の不純物を含む第1導電型の単結
晶シリコン基板の一主表面上に前記単結晶シリコン基板
の不純物濃度よりも高濃度の不純物を含む第1導電型の
第1シリコン層を形成する工程と、該第1シリコン層上
に前記第1シリコン層の不純物濃度よりも高濃度で原子
半径がシリコンよりも小さい不純物を含む第2導電型の
第2シリコン層を形成する工程と、該第2シリコン層上
に不純物を全く含まないか又は前記第2シリコン層の不
純物濃度の0.016倍以下の不純物を含む第2導電型
の第3シリコン層を形成する工程と、前記単結晶シリコ
ン基板の前記一主表面とは反対側の他方の主表面を所定
の厚さまで研削及び/又は研磨加工する工程とを有する
ことを特徴とする半導体基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記第1シリコン層は拡散法又は気相成
長法により形成し、第2及び第3シリコン層は気相成長
法により形成するものである請求項5に記載の半導体基
板の製造方法。 - 【請求項7】 前記第2シリコン層に含まれる不純物は
ホウ素である請求項5又は請求項6に記載の半導体基板
の製造方法。 - 【請求項8】 前記単結晶シリコン基板の不純物濃度は
1014cm-3以下(抵抗率30Ωcm以上)、前記第1
シリコン層の不純物濃度は1016〜1019cm-3(抵抗
率0.006〜0.5Ωcm)、前記第2シリコン層の
不純物濃度は1018cm-3以上(抵抗率0.06Ωcm
以下)及び第3シリコン層の不純物濃度は1.6×10
16cm-3以下(抵抗率1Ωcm以上)である請求項5な
いし請求項7のいずれか1項に記載の半導体基板の製造
方法。 - 【請求項9】 前記第2シリコン層の膜厚は10〜12
0μm、前記第3シリコン層の膜厚は30〜200μm
である請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の
半導体基板の製造方法。
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