JP2984165B2 - 全周流型ポンプ - Google Patents
全周流型ポンプInfo
- Publication number
- JP2984165B2 JP2984165B2 JP5110082A JP11008293A JP2984165B2 JP 2984165 B2 JP2984165 B2 JP 2984165B2 JP 5110082 A JP5110082 A JP 5110082A JP 11008293 A JP11008293 A JP 11008293A JP 2984165 B2 JP2984165 B2 JP 2984165B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- flange
- pump
- discharge
- suction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板金製ポンプケーシング
を備えた全周流型ポンプに係り、特にステンレススチー
ル等の鋼板をプレス成形して製作するポンプケーシング
を備えた全周流型ポンプに関する。
を備えた全周流型ポンプに係り、特にステンレススチー
ル等の鋼板をプレス成形して製作するポンプケーシング
を備えた全周流型ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一枚のステンレススチール等の
鋼板をプレスにより深絞りしてポンプケーシングを製作
することが行われている。斯かるポンプケーシングは、
ケーシングを相手部品に取り付けるためにケーシングフ
ランジを一体にプレス成形により形成していた。このケ
ーシングフランジには、その開孔面積分の圧力荷重がか
かり、これに対する破壊強度と、シール面確保のための
剛性強度が要求され、ケーシングの中では、この部分の
板厚が最も厚くなる。従来、プレス製ケーシングにおい
ては、このケーシングフランジも他の箇所も、ほゞ同一
板厚で形成していたため、ケーシングフランジ以外では
必要としない板厚でポンプケーシング全体を成形した
り、ケーシングフランジの外周部にフランジ外縁から折
曲されて軸方向に延設された円筒状の補強部を設けた
り、あるいは、ケーシング本体と同材質の他の補強部材
を設ける等の様々な補強をしていた。
鋼板をプレスにより深絞りしてポンプケーシングを製作
することが行われている。斯かるポンプケーシングは、
ケーシングを相手部品に取り付けるためにケーシングフ
ランジを一体にプレス成形により形成していた。このケ
ーシングフランジには、その開孔面積分の圧力荷重がか
かり、これに対する破壊強度と、シール面確保のための
剛性強度が要求され、ケーシングの中では、この部分の
板厚が最も厚くなる。従来、プレス製ケーシングにおい
ては、このケーシングフランジも他の箇所も、ほゞ同一
板厚で形成していたため、ケーシングフランジ以外では
必要としない板厚でポンプケーシング全体を成形した
り、ケーシングフランジの外周部にフランジ外縁から折
曲されて軸方向に延設された円筒状の補強部を設けた
り、あるいは、ケーシング本体と同材質の他の補強部材
を設ける等の様々な補強をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレス製ポンプ
ケーシングは、上述したように、ケーシングフランジの
剛性を確保するためにその板厚を厚くしていたので、ケ
ーシング本体の板厚が必要以上に厚くなってしまいプレ
ス成形の難易度が高いという問題点があった。また、こ
れに伴い材料が不経済であるという問題点があった。
ケーシングは、上述したように、ケーシングフランジの
剛性を確保するためにその板厚を厚くしていたので、ケ
ーシング本体の板厚が必要以上に厚くなってしまいプレ
ス成形の難易度が高いという問題点があった。また、こ
れに伴い材料が不経済であるという問題点があった。
【0004】一方、ケーシングフランジに円筒状の補強
部を設けて補強する場合には、ケーシング形状が複雑に
なり、プレス成形が難しいという問題点がある。また、
ケーシングに別部材の補強部材を設けると、補強のため
に部品点数が増え、生産性が悪いという問題点があっ
た。
部を設けて補強する場合には、ケーシング形状が複雑に
なり、プレス成形が難しいという問題点がある。また、
ケーシングに別部材の補強部材を設けると、補強のため
に部品点数が増え、生産性が悪いという問題点があっ
た。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ポンプケーシングを相手部品
に取り付けるためのケーシングフランジの剛性を確保す
るために、ケーシング本体の板厚を必要以上に厚くする
必要がなく、又、ケーシングフランジを補強するための
補強部や補強部材を設ける必要がない板金製ポンプケー
シングを備えた全周流型ポンプを提供することにある。
で、その目的とする処は、ポンプケーシングを相手部品
に取り付けるためのケーシングフランジの剛性を確保す
るために、ケーシング本体の板厚を必要以上に厚くする
必要がなく、又、ケーシングフランジを補強するための
補強部や補強部材を設ける必要がない板金製ポンプケー
シングを備えた全周流型ポンプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の第1の態様の全周流型ポンプは、ポンプ
ケーシングと該ポンプケーシング内に設けられたモータ
の外周部との間に環状の流路を形成した全周流型ポンプ
において、吸込ノズルを有した板金製の吸込側ケーシン
グと、該吸込側ケーシングに接続されるとともにモータ
の外周側に設けられた板金製のケーシング外筒とを備
え、前記吸込側ケーシング及びケーシング外筒は、それ
ぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部を有し該鍔部が
フランジにより挟持されることにより一体に接続され、
前記吸込側ケーシング側のフランジは一体部材からな
り、前記ケーシング外筒側のフランジは分割されている
ことを特徴とするものである。また、挟持される2つの
鍔部間にガスケットが介装されている。また本発明の他
の態様は、ポンプケーシングと該ポンプケーシング内に
設けられたモータの外周部との間に環状の流路を形成し
た全周流型ポンプにおいて、吸込ノズルを有した板金製
の吸込側ケーシングと、該吸込側ケーシングに接続され
るとともにモータの外周側に設けられた板金製のケーシ
ング外筒とを備え、前記吸込側ケーシング及びケーシン
グ外筒は、それぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部
を有し該鍔部がフランジにより挟持されることにより一
体に接続され、前記吸込側ケーシングには、着脱可能な
吸込フランジが設けられていることを特徴とするもので
ある。
ため、本発明の第1の態様の全周流型ポンプは、ポンプ
ケーシングと該ポンプケーシング内に設けられたモータ
の外周部との間に環状の流路を形成した全周流型ポンプ
において、吸込ノズルを有した板金製の吸込側ケーシン
グと、該吸込側ケーシングに接続されるとともにモータ
の外周側に設けられた板金製のケーシング外筒とを備
え、前記吸込側ケーシング及びケーシング外筒は、それ
ぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部を有し該鍔部が
フランジにより挟持されることにより一体に接続され、
前記吸込側ケーシング側のフランジは一体部材からな
り、前記ケーシング外筒側のフランジは分割されている
ことを特徴とするものである。また、挟持される2つの
鍔部間にガスケットが介装されている。また本発明の他
の態様は、ポンプケーシングと該ポンプケーシング内に
設けられたモータの外周部との間に環状の流路を形成し
た全周流型ポンプにおいて、吸込ノズルを有した板金製
の吸込側ケーシングと、該吸込側ケーシングに接続され
るとともにモータの外周側に設けられた板金製のケーシ
ング外筒とを備え、前記吸込側ケーシング及びケーシン
グ外筒は、それぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部
を有し該鍔部がフランジにより挟持されることにより一
体に接続され、前記吸込側ケーシングには、着脱可能な
吸込フランジが設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0007】本発明の第2の態様の全周流型ポンプは、
ポンプケーシングと該ポンプケーシング内に設けられた
モータの外周部との間に環状の流路を形成した全周流型
ポンプにおいて、吐出ノズルを有した板金製の吐出側ケ
ーシングと、該吐出側ケーシングに接続されるとともに
モータの外周側に設けられた板金製のケーシング外筒と
を備え、前記吐出側ケーシング及びケーシング外筒は、
それぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部を有し該鍔
部がフランジにより挟持されることにより一体に接続さ
れ、前記吐出側ケーシング側のフランジは一体部材から
なり、前記ケーシング外筒側のフランジは分割されてい
ることを特徴とするものである。また本発明の他の態様
は、ポンプケーシングと該ポンプケーシング内に設けら
れたモータの外周部との間に環状の流路を形成した全周
流型ポンプにおいて、吐出ノズルを有した板金製の吐出
側ケーシングと、該吐出側ケーシングに接続されるとと
もにモータの外周側に設けられた板金製のケーシング外
筒とを備え、前記吐出側ケーシング及びケーシング外筒
は、それぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部を有し
該鍔部がフランジにより挟持されることにより一体に接
続され、前記吐出側ケーシングには、着脱可能な吐出フ
ランジが設けられていることを特徴とするものである。
ポンプケーシングと該ポンプケーシング内に設けられた
モータの外周部との間に環状の流路を形成した全周流型
ポンプにおいて、吐出ノズルを有した板金製の吐出側ケ
ーシングと、該吐出側ケーシングに接続されるとともに
モータの外周側に設けられた板金製のケーシング外筒と
を備え、前記吐出側ケーシング及びケーシング外筒は、
それぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部を有し該鍔
部がフランジにより挟持されることにより一体に接続さ
れ、前記吐出側ケーシング側のフランジは一体部材から
なり、前記ケーシング外筒側のフランジは分割されてい
ることを特徴とするものである。また本発明の他の態様
は、ポンプケーシングと該ポンプケーシング内に設けら
れたモータの外周部との間に環状の流路を形成した全周
流型ポンプにおいて、吐出ノズルを有した板金製の吐出
側ケーシングと、該吐出側ケーシングに接続されるとと
もにモータの外周側に設けられた板金製のケーシング外
筒とを備え、前記吐出側ケーシング及びケーシング外筒
は、それぞれ端部外周部に外方に延設された鍔部を有し
該鍔部がフランジにより挟持されることにより一体に接
続され、前記吐出側ケーシングには、着脱可能な吐出フ
ランジが設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】前述した構成からなる本発明の第1の態様によ
れば、吸込側ケーシングの開口部側の端部外周部に設け
られた鍔部と、ケーシング外筒の端部外周部に設けられ
た鍔部とを、これらケーシング部品とは別部材からなる
フランジによって挟持することにより、吸込側ケーシン
グとケーシング外筒とを一体に接続することができる。
したがって、ケーシングフランジを一体にプレス成形し
ていた従来のケーシングに比べて、ケーシングの肉厚を
薄くすることができるとともに、ケーシングの形状が単
純になり、プレス成形が容易になる。またケーシングの
最大径が小さくなり、板材の節減を図ることができる。
また、前記2つの鍔部の間にガスケットを介装すること
により鍔部間のシールを行うことができる。
れば、吸込側ケーシングの開口部側の端部外周部に設け
られた鍔部と、ケーシング外筒の端部外周部に設けられ
た鍔部とを、これらケーシング部品とは別部材からなる
フランジによって挟持することにより、吸込側ケーシン
グとケーシング外筒とを一体に接続することができる。
したがって、ケーシングフランジを一体にプレス成形し
ていた従来のケーシングに比べて、ケーシングの肉厚を
薄くすることができるとともに、ケーシングの形状が単
純になり、プレス成形が容易になる。またケーシングの
最大径が小さくなり、板材の節減を図ることができる。
また、前記2つの鍔部の間にガスケットを介装すること
により鍔部間のシールを行うことができる。
【0009】また、本発明の第2の態様によれば、吐出
側ケーシングの開口部側の端部外周部に設けられた鍔部
と、ケーシング外筒の端部外周部に設けられた鍔部と
を、これらケーシング部品とは別部材からなるフランジ
によって挟持することにより、吐出側ケーシングとケー
シング外筒とを一体に接続することができる。
側ケーシングの開口部側の端部外周部に設けられた鍔部
と、ケーシング外筒の端部外周部に設けられた鍔部と
を、これらケーシング部品とは別部材からなるフランジ
によって挟持することにより、吐出側ケーシングとケー
シング外筒とを一体に接続することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る板金製ポンプケーシング
を備えた全周流型ポンプの一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1は本発明の板金製ポンプケーシン
グを備えた全周流型インラインポンプを示す断面図であ
る。本実施例に示す全周流型インラインポンプは、吸込
側ケーシング1と、吐出側ケーシング5と、この吸込側
ケーシング1と吐出側ケーシング5間を接続する外筒9
とを備えている。吸込側ケーシング1及び吐出側ケーシ
ング1,5は、ステンレススチール等の鋼板をプレスに
より深絞りして形成されている。外筒9も同様にステン
レススチール等の鋼板からなっている。
を備えた全周流型ポンプの一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1は本発明の板金製ポンプケーシン
グを備えた全周流型インラインポンプを示す断面図であ
る。本実施例に示す全周流型インラインポンプは、吸込
側ケーシング1と、吐出側ケーシング5と、この吸込側
ケーシング1と吐出側ケーシング5間を接続する外筒9
とを備えている。吸込側ケーシング1及び吐出側ケーシ
ング1,5は、ステンレススチール等の鋼板をプレスに
より深絞りして形成されている。外筒9も同様にステン
レススチール等の鋼板からなっている。
【0011】吸込側ケーシング1、外筒9及び吐出側ケ
ーシング5は、図1及び図2に示されるようにそれぞれ
開口部側の端部外周部に、それぞれ外方に延設された鍔
部1a,9a,9b,5aを備えている。そして、吸込
側ケーシング1と外筒9とは、シール部材8を介して相
隣接する鍔部1a,9aが鋳鉄等の鋳物製のフランジ2
0A,20Bにより挟持されるとともにボルト37a及
びナット37bにより締め付けられることにより、一体
に接続されている。また、吐出側ケーシング5と外筒9
とは、同様にシール部材8を介して相隣接する鍔部5
a,9bが鋳鉄等の鋳物製のフランジ21A,21Bに
より挟持されるとともにボルト37a及びナット37b
により締め付けられることにより、一体に接続されてい
る。なお、シール部材8はゴム等の弾性材にて形成され
ている。
ーシング5は、図1及び図2に示されるようにそれぞれ
開口部側の端部外周部に、それぞれ外方に延設された鍔
部1a,9a,9b,5aを備えている。そして、吸込
側ケーシング1と外筒9とは、シール部材8を介して相
隣接する鍔部1a,9aが鋳鉄等の鋳物製のフランジ2
0A,20Bにより挟持されるとともにボルト37a及
びナット37bにより締め付けられることにより、一体
に接続されている。また、吐出側ケーシング5と外筒9
とは、同様にシール部材8を介して相隣接する鍔部5
a,9bが鋳鉄等の鋳物製のフランジ21A,21Bに
より挟持されるとともにボルト37a及びナット37b
により締め付けられることにより、一体に接続されてい
る。なお、シール部材8はゴム等の弾性材にて形成され
ている。
【0012】吸込側ケーシング1、吐出側ケーシング5
及び外筒9とで板金製のポンプケーシングが構成され、
このポンプケーシング内にはキャンドモータ22が配設
されている。
及び外筒9とで板金製のポンプケーシングが構成され、
このポンプケーシング内にはキャンドモータ22が配設
されている。
【0013】前記吸込側ケーシング1及び吐出側ケーシ
ング5側のフランジ20A,21Aは環状の一体部材か
らなり、フランジ20A,21Aには、凹部20a,2
1aが設けられており、この凹部20a,21a内に鍔
部1a,9a;5a,9bが収容されている。そして、
フランジ20A,20B及びフランジ21A,21Bは
締め付けられる際にはフランジ面が面接触するようにな
っている。これによって、フランジ20A,21Aに設
けた凹部20a,21aにより面シールのガスケット8
の締め代管理ができるとともに、面シールのガスケット
8の内圧によるはみ出し防止を図ることができる。ま
た、吸込側ケーシング1とフランジ20A及び吐出側ケ
ーシング5とフランジ21Aとは、容易にはずれないよ
うにしまりばめで組み付けられている。
ング5側のフランジ20A,21Aは環状の一体部材か
らなり、フランジ20A,21Aには、凹部20a,2
1aが設けられており、この凹部20a,21a内に鍔
部1a,9a;5a,9bが収容されている。そして、
フランジ20A,20B及びフランジ21A,21Bは
締め付けられる際にはフランジ面が面接触するようにな
っている。これによって、フランジ20A,21Aに設
けた凹部20a,21aにより面シールのガスケット8
の締め代管理ができるとともに、面シールのガスケット
8の内圧によるはみ出し防止を図ることができる。ま
た、吸込側ケーシング1とフランジ20A及び吐出側ケ
ーシング5とフランジ21Aとは、容易にはずれないよ
うにしまりばめで組み付けられている。
【0014】一方、ケーシング外筒9側のフランジ20
B,21Bは、図3(a)及び図3(b)(図3(a)
は断面図、図3(b)は側面図)に示すように2つ割に
なっており、鍔部1a,9a;5a,9bを挟持する際
に一体化されるようになっている。
B,21Bは、図3(a)及び図3(b)(図3(a)
は断面図、図3(b)は側面図)に示すように2つ割に
なっており、鍔部1a,9a;5a,9bを挟持する際
に一体化されるようになっている。
【0015】吸込側ケーシング1は略円筒容器状の本体
部2と、この本体部2に接合され吸込側に延設された環
状の吸込ノズル3とを備えている。また、吐出側ケーシ
ング5も、吸込側ケーシング1と同様に、略円筒容器状
の本体部6と、この本体部6に接合され吐出側に延設さ
れた環状の吐出ノズル7とを備えている。
部2と、この本体部2に接合され吸込側に延設された環
状の吸込ノズル3とを備えている。また、吐出側ケーシ
ング5も、吸込側ケーシング1と同様に、略円筒容器状
の本体部6と、この本体部6に接合され吐出側に延設さ
れた環状の吐出ノズル7とを備えている。
【0016】一方、吸込側ケーシング1の内側には内ケ
ーシング10が設けられており、この内ケーシング10
は吸込側の板金製の仕切板11と、この仕切板11に接
続されるとともにガイドベーンまたはボリュートを構成
する樹脂材等からなる案内装置12とから構成されてい
る。案内装置12はインロー嵌合部を有し、このインロ
ー嵌合部がキャンドモータ22のフレーム側板25と嵌
合されている。このキャンドモータ22のフレーム側板
25は高い剛性を有しており、このモータフレーム側板
25に案内装置12が支持されるため、結果として、内
ケーシング10は高い剛性を有したキャンドモータ22
のフレーム側板25に支持されることになる。そして、
内ケーシング10の仕切板11と吸込側ケーシング1と
の間隙にはシール部材14が介装されており、このシー
ル部材14によって吸込側(低圧側)と吐出側(高圧
側)とがシールされている。
ーシング10が設けられており、この内ケーシング10
は吸込側の板金製の仕切板11と、この仕切板11に接
続されるとともにガイドベーンまたはボリュートを構成
する樹脂材等からなる案内装置12とから構成されてい
る。案内装置12はインロー嵌合部を有し、このインロ
ー嵌合部がキャンドモータ22のフレーム側板25と嵌
合されている。このキャンドモータ22のフレーム側板
25は高い剛性を有しており、このモータフレーム側板
25に案内装置12が支持されるため、結果として、内
ケーシング10は高い剛性を有したキャンドモータ22
のフレーム側板25に支持されることになる。そして、
内ケーシング10の仕切板11と吸込側ケーシング1と
の間隙にはシール部材14が介装されており、このシー
ル部材14によって吸込側(低圧側)と吐出側(高圧
側)とがシールされている。
【0017】内ケーシング10の内側には羽根車15が
収容されており、この羽根車15はキャンドモータ22
の主軸16に固定され支持されている。内ケーシング1
0の仕切板11の内端にはライナーリング19が配設さ
れており、このライナーリング19と羽根車15の端縁
部15aとの間にはわずかなクリアランスが形成されて
いる。
収容されており、この羽根車15はキャンドモータ22
の主軸16に固定され支持されている。内ケーシング1
0の仕切板11の内端にはライナーリング19が配設さ
れており、このライナーリング19と羽根車15の端縁
部15aとの間にはわずかなクリアランスが形成されて
いる。
【0018】また、環状の吸込ノズル3及び吐出ノズル
7には、吸込フランジ31及び吐出フランジ32がそれ
ぞれ固定されている。すなわち、吸込ノズル3及び吐出
ノズル7はケーシング本体と同材質のステンレススチー
ル等からなり、外周部に雄ネジ部3c,7cを有し、前
端面が相手側フランジ(図示せず)とのシール面3s,
7sになっている。一方、吸込フランジ31及び吐出フ
ランジ32は、ケーシング本体とは異なった材料、例え
ば、鋳鉄(FC)等からなり、その内端部にそれぞれ雌
ネジ部31a,32aを有し、この雌ネジ部31a,3
2aによって吸込ノズル3及び吐出ノズル7に螺合され
固定されている。
7には、吸込フランジ31及び吐出フランジ32がそれ
ぞれ固定されている。すなわち、吸込ノズル3及び吐出
ノズル7はケーシング本体と同材質のステンレススチー
ル等からなり、外周部に雄ネジ部3c,7cを有し、前
端面が相手側フランジ(図示せず)とのシール面3s,
7sになっている。一方、吸込フランジ31及び吐出フ
ランジ32は、ケーシング本体とは異なった材料、例え
ば、鋳鉄(FC)等からなり、その内端部にそれぞれ雌
ネジ部31a,32aを有し、この雌ネジ部31a,3
2aによって吸込ノズル3及び吐出ノズル7に螺合され
固定されている。
【0019】図2において、前記フランジ20A(又は
21A)は一体のフランジからなり、このフランジ20
A(又は21A)のフランジ内径DAが吸込フランジ3
1(又は吐出フランジ32)の外径DBより小さい場合
には、フランジ20A(又は21A)を取り外す際には
吸込フランジ31(又は吐出フランジ32)がじゃまに
なるため、螺合された吸込フランジ31(又は吐出フラ
ンジ32)をまず取り外し、その後、フランジ20A
(又は21A)を取り外す。また、逆にフランジ20A
(又は21A)を取り付ける際には、フランジ20A
(又は21A)を取り付けた後に、吸込フランジ31
(又は吐出フランジ32)を取り付ける。
21A)は一体のフランジからなり、このフランジ20
A(又は21A)のフランジ内径DAが吸込フランジ3
1(又は吐出フランジ32)の外径DBより小さい場合
には、フランジ20A(又は21A)を取り外す際には
吸込フランジ31(又は吐出フランジ32)がじゃまに
なるため、螺合された吸込フランジ31(又は吐出フラ
ンジ32)をまず取り外し、その後、フランジ20A
(又は21A)を取り外す。また、逆にフランジ20A
(又は21A)を取り付ける際には、フランジ20A
(又は21A)を取り付けた後に、吸込フランジ31
(又は吐出フランジ32)を取り付ける。
【0020】一方、キャンドモータ22のモータフレー
ム23は、略円筒状のフレーム外胴24と、このフレー
ム外胴24の両側開口部に設けられたフレーム側板2
5,26とから構成されている。フレーム外胴24は、
その外周面に放射状に複数のリブ24aが形成されてい
る。この複数のリブ24aは、プレス成形によってモー
タフレーム外胴24に一体に形成され、そして、これら
リブ24aの外側面がポンプケーシングの外筒9の内周
面に嵌合されるとともに、この嵌合部で両者はスポット
溶接等で接合され一体化されている。
ム23は、略円筒状のフレーム外胴24と、このフレー
ム外胴24の両側開口部に設けられたフレーム側板2
5,26とから構成されている。フレーム外胴24は、
その外周面に放射状に複数のリブ24aが形成されてい
る。この複数のリブ24aは、プレス成形によってモー
タフレーム外胴24に一体に形成され、そして、これら
リブ24aの外側面がポンプケーシングの外筒9の内周
面に嵌合されるとともに、この嵌合部で両者はスポット
溶接等で接合され一体化されている。
【0021】また、リブ24aの一つには、リード線取
出口24bが形成されており、このリード線取出口24
bよりモータのリード線が取り出され、このリード線は
外筒9に形成された開口9cを通って、外筒9に固定さ
れたターミナルボックス38に取り出されるようになっ
ている。
出口24bが形成されており、このリード線取出口24
bよりモータのリード線が取り出され、このリード線は
外筒9に形成された開口9cを通って、外筒9に固定さ
れたターミナルボックス38に取り出されるようになっ
ている。
【0022】前記キャンドモータ22のフレーム外胴2
4内には、ステータ27及びロータ28が配設されてい
る。ロータ28は主軸16によって支持されており、ま
た、ステータ27の内側には円筒状のキャン29が嵌着
されている。また、前記フレーム側板25には、弾性体
30を介して軸受ハウジング31が着脱可能に設けら
れ、この軸受ハウジング31に主軸16に嵌合された軸
スリーブ33を回転支承するラジアル軸受32が保持さ
れている。
4内には、ステータ27及びロータ28が配設されてい
る。ロータ28は主軸16によって支持されており、ま
た、ステータ27の内側には円筒状のキャン29が嵌着
されている。また、前記フレーム側板25には、弾性体
30を介して軸受ハウジング31が着脱可能に設けら
れ、この軸受ハウジング31に主軸16に嵌合された軸
スリーブ33を回転支承するラジアル軸受32が保持さ
れている。
【0023】また、前記フレーム側板26には、弾性体
34を介して軸受ハウジング35が着脱可能に設けられ
ており、この軸受ハウジング35はラジアル軸受36と
固定側スラストメタル37とをそれぞれ保持しており、
ラジアル軸受36は主軸16に嵌合された軸スリーブ3
8を回転支承するようになっている。一方、主軸16の
吐出側端部には、スラストディスク39が固定されてお
り、スラストディスク39は前記固定側スラストメタル
37と摺接する回転側スラストメタル40を備えてい
る。なお、軸受ハウジング35は吐出側ケーシング5に
固定された押え板42により押さえられている。
34を介して軸受ハウジング35が着脱可能に設けられ
ており、この軸受ハウジング35はラジアル軸受36と
固定側スラストメタル37とをそれぞれ保持しており、
ラジアル軸受36は主軸16に嵌合された軸スリーブ3
8を回転支承するようになっている。一方、主軸16の
吐出側端部には、スラストディスク39が固定されてお
り、スラストディスク39は前記固定側スラストメタル
37と摺接する回転側スラストメタル40を備えてい
る。なお、軸受ハウジング35は吐出側ケーシング5に
固定された押え板42により押さえられている。
【0024】前記インラインポンプの作用を簡単に説明
すると、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は羽根車1
5内に導かれる。回転する羽根車15から吐出された流
体は、内ケーシング10の案内装置12を経て半径方向
から軸方向に流れ方向が転換された後、外筒9とキャン
ドモータ22のモータフレーム外胴24との間に形成さ
れた流路45に流入し、この流路45を通って吐出側ケ
ーシング5内に流入する。その後、流体は吐出側ケーシ
ング5に設けられた吐出ノズル7より排出される。
すると、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は羽根車1
5内に導かれる。回転する羽根車15から吐出された流
体は、内ケーシング10の案内装置12を経て半径方向
から軸方向に流れ方向が転換された後、外筒9とキャン
ドモータ22のモータフレーム外胴24との間に形成さ
れた流路45に流入し、この流路45を通って吐出側ケ
ーシング5内に流入する。その後、流体は吐出側ケーシ
ング5に設けられた吐出ノズル7より排出される。
【0025】本実施例によれば、吸込側ケーシング1及
び吐出側ケーシング5の開口部側の端部外周部に設けら
れた鍔部1a,5aをケーシングとは別部材からなるフ
ランジ20A,20B;21A,21Bによって挟持す
ることにより、吸込側ケーシング1及び吐出側ケーシン
グ5をケーシング外筒9に接続することができる。した
がって、ケーシングフランジを一体にプレス成形してい
た従来のケーシングに比べて、ケーシングの肉厚を薄く
することができるとともに、ケーシングの形状が単純に
なり、プレス成形が容易になる。またケーシングの最大
径が小さくなり、板材の節減を図ることができる。
び吐出側ケーシング5の開口部側の端部外周部に設けら
れた鍔部1a,5aをケーシングとは別部材からなるフ
ランジ20A,20B;21A,21Bによって挟持す
ることにより、吸込側ケーシング1及び吐出側ケーシン
グ5をケーシング外筒9に接続することができる。した
がって、ケーシングフランジを一体にプレス成形してい
た従来のケーシングに比べて、ケーシングの肉厚を薄く
することができるとともに、ケーシングの形状が単純に
なり、プレス成形が容易になる。またケーシングの最大
径が小さくなり、板材の節減を図ることができる。
【0026】また、耐食性を考慮してケーシングをステ
ンレス鋼板で製作する場合にも、ケーシングとは別部材
からなるフランジ20,21は非接液部であるため、高
価なステンレススチールを用いる必要がなく材料費の節
減を図ることができる。さらに、フランジ20,21に
ケーシングの鍔部1a,5a,9a,9bを収容する凹
部20a,21aを形成したため、外力によりケーシン
グがずれることを防止できる。
ンレス鋼板で製作する場合にも、ケーシングとは別部材
からなるフランジ20,21は非接液部であるため、高
価なステンレススチールを用いる必要がなく材料費の節
減を図ることができる。さらに、フランジ20,21に
ケーシングの鍔部1a,5a,9a,9bを収容する凹
部20a,21aを形成したため、外力によりケーシン
グがずれることを防止できる。
【0027】次に、吸込側ケーシング又は吐出側ケーシ
ング5に適用される廻り止め機構を備えた実施例を図4
及び図5を参照して説明する。図4は廻り止め機構を示
す要部断面図であり、図5は図4のV−V線矢視図であ
る。フランジ20Aにはピン50を植設し、吸込側ケー
シング1の鍔部1aに係合用の切欠き1bを設けるとと
もに外筒の鍔部9aにも係合用の切欠き9dを設ける。
そして、外筒9の鍔部9aと吸込側ケーシング1の鍔部
1aとの間にガスケット8を介装し、フランジ20Aに
対向して別部材のフランジ20Bを設け、これらフラン
ジ20Aとフランジ20Bとをボルト(図示せず)によ
り締め付けることにより、吸込側ケーシング1と外筒9
とを一体化する。このとき、ピン50に切欠き1b及び
切欠き9dが係合する。本実施例によれば、ピン50及
びこれに係合する切欠き9dによってフランジ20Aに
対して吸込側ケーシング1の廻り止めを行うことができ
る。そして、ピン50の取付位置がフランジ20Aの凹
部20aになっているため、ピン50が突出せず、組立
作業が容易となる。
ング5に適用される廻り止め機構を備えた実施例を図4
及び図5を参照して説明する。図4は廻り止め機構を示
す要部断面図であり、図5は図4のV−V線矢視図であ
る。フランジ20Aにはピン50を植設し、吸込側ケー
シング1の鍔部1aに係合用の切欠き1bを設けるとと
もに外筒の鍔部9aにも係合用の切欠き9dを設ける。
そして、外筒9の鍔部9aと吸込側ケーシング1の鍔部
1aとの間にガスケット8を介装し、フランジ20Aに
対向して別部材のフランジ20Bを設け、これらフラン
ジ20Aとフランジ20Bとをボルト(図示せず)によ
り締め付けることにより、吸込側ケーシング1と外筒9
とを一体化する。このとき、ピン50に切欠き1b及び
切欠き9dが係合する。本実施例によれば、ピン50及
びこれに係合する切欠き9dによってフランジ20Aに
対して吸込側ケーシング1の廻り止めを行うことができ
る。そして、ピン50の取付位置がフランジ20Aの凹
部20aになっているため、ピン50が突出せず、組立
作業が容易となる。
【0028】次にケーシングの廻り止め機構を備えた他
の実施例を図6及び図7を参照して説明する。図6は廻
り止め機構を示す要部断面図であり、図7は図6のVII
−VII線矢視図である。吸込側ケーシング1の鍔部1a
にフランジ取付ボルト37aに係合する係合用の切欠き
1bを設けるとともに外筒9の鍔部9aにもフランジ取
付ボルト37aに係合する係合用の切欠き9dを設け
る。そして、外筒9の鍔部9aと吸込側ケーシング1の
鍔部1aとの間にガスケット8を介装し、フランジ20
Aに対向して別部材のフランジ20Bを設け、これらフ
ランジ20Aとフランジ20Bとをフランジ取付ボルト
37aにより締め付けることにより、吸込側ケーシング
1と外筒9とを一体化する。このとき、フランジ取付ボ
ルト37に切欠き1b及び切欠き9dが係合する。本実
施例によれば、フランジ取付ボルト37a及びこれに係
合する切欠き1bによってフランジ20Aに対して吸込
側ケーシング1の廻り止めを行うことができる。
の実施例を図6及び図7を参照して説明する。図6は廻
り止め機構を示す要部断面図であり、図7は図6のVII
−VII線矢視図である。吸込側ケーシング1の鍔部1a
にフランジ取付ボルト37aに係合する係合用の切欠き
1bを設けるとともに外筒9の鍔部9aにもフランジ取
付ボルト37aに係合する係合用の切欠き9dを設け
る。そして、外筒9の鍔部9aと吸込側ケーシング1の
鍔部1aとの間にガスケット8を介装し、フランジ20
Aに対向して別部材のフランジ20Bを設け、これらフ
ランジ20Aとフランジ20Bとをフランジ取付ボルト
37aにより締め付けることにより、吸込側ケーシング
1と外筒9とを一体化する。このとき、フランジ取付ボ
ルト37に切欠き1b及び切欠き9dが係合する。本実
施例によれば、フランジ取付ボルト37a及びこれに係
合する切欠き1bによってフランジ20Aに対して吸込
側ケーシング1の廻り止めを行うことができる。
【0029】なお、図4乃至図7の実施例では、吸込側
ケーシングを例に挙げて説明したが、吐出側ケーシング
でも同様に適用可能である。
ケーシングを例に挙げて説明したが、吐出側ケーシング
でも同様に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吸込側ケーシングの開口部側の端部外周部に設けられた
鍔部と、ケーシング外筒の端部外周部に設けられた鍔部
とを、これらケーシング部品とは別部材からなるフラン
ジによって挟持することにより、吸込側ケーシングとケ
ーシング外筒とを一体に接続することができる。したが
って、ケーシングフランジを一体にプレス成形していた
従来のケーシングに比べて、ケーシングの肉厚を薄くす
ることができるとともに、ケーシングの形状が単純にな
り、プレス成形が容易になる。そして、ケーシング外筒
側のフランジが分割されているため、吸込側ケーシング
側のフランジとケーシング外筒側のフランジとを締結し
て吸込側ケーシングとケーシング外筒とを接続する際
に、ケーシング外筒側のフランジをケーシング外筒の長
手方向に長い距離くぐらせる必要がない。なお、吐出側
ケーシング側のフランジとケーシング外筒側のフランジ
との関係も同様である。またケーシングの最大径が小さ
くなり、板材の節減を図ることができる。また、前記2
つの鍔部の間にガスケットを介装することにより鍔部間
のシールを行うことができる。
吸込側ケーシングの開口部側の端部外周部に設けられた
鍔部と、ケーシング外筒の端部外周部に設けられた鍔部
とを、これらケーシング部品とは別部材からなるフラン
ジによって挟持することにより、吸込側ケーシングとケ
ーシング外筒とを一体に接続することができる。したが
って、ケーシングフランジを一体にプレス成形していた
従来のケーシングに比べて、ケーシングの肉厚を薄くす
ることができるとともに、ケーシングの形状が単純にな
り、プレス成形が容易になる。そして、ケーシング外筒
側のフランジが分割されているため、吸込側ケーシング
側のフランジとケーシング外筒側のフランジとを締結し
て吸込側ケーシングとケーシング外筒とを接続する際
に、ケーシング外筒側のフランジをケーシング外筒の長
手方向に長い距離くぐらせる必要がない。なお、吐出側
ケーシング側のフランジとケーシング外筒側のフランジ
との関係も同様である。またケーシングの最大径が小さ
くなり、板材の節減を図ることができる。また、前記2
つの鍔部の間にガスケットを介装することにより鍔部間
のシールを行うことができる。
【0031】また、本発明によれば、吐出側ケーシング
の開口部側の端部外周部に設けられた鍔部と、ケーシン
グ外筒の端部外周部に設けられた鍔部とを、これらケー
シング部品とは別部材からなるフランジによって挟持す
ることにより、吐出側ケーシングとケーシング外筒とを
一体に接続することができる。
の開口部側の端部外周部に設けられた鍔部と、ケーシン
グ外筒の端部外周部に設けられた鍔部とを、これらケー
シング部品とは別部材からなるフランジによって挟持す
ることにより、吐出側ケーシングとケーシング外筒とを
一体に接続することができる。
【0032】また、本発明によれば、耐食性を考慮して
ケーシングをステンレス鋼板で製作する場合にも、ケー
シングとは別部材からなるフランジは非接液部であるた
め、高価なステンレススチールを用いる必要がなく、材
料費の節減を図ることができる。
ケーシングをステンレス鋼板で製作する場合にも、ケー
シングとは別部材からなるフランジは非接液部であるた
め、高価なステンレススチールを用いる必要がなく、材
料費の節減を図ることができる。
【0033】さらに、本発明によれば、フランジにケー
シングの鍔部を収容する凹部を形成するようにしたた
め、ボルトの締付トルクの管理が容易となるとともに、
シール用のガスケットを介装した場合にはガスケットの
締め代管理も容易となる。また、組立時の位置決めも容
易となり、外力によるケーシングのずれをも防止でき
る。
シングの鍔部を収容する凹部を形成するようにしたた
め、ボルトの締付トルクの管理が容易となるとともに、
シール用のガスケットを介装した場合にはガスケットの
締め代管理も容易となる。また、組立時の位置決めも容
易となり、外力によるケーシングのずれをも防止でき
る。
【0034】さらにまた、本発明によればケーシングの
鍔部にフランジに設けられた係合部材またはフランジ取
付ボルトと係合する係合部を形成したため、外力に対し
てケーシングの廻転を防止することができる。
鍔部にフランジに設けられた係合部材またはフランジ取
付ボルトと係合する係合部を形成したため、外力に対し
てケーシングの廻転を防止することができる。
【0035】また、本発明によれば、吸込フランジ又は
吐出フランジを着脱可能にしたため、鍔部挟持用のフラ
ンジの内径が吸込フランジ又は吐出フランジの外径より
小さくても、該鍔部挟持用のフランジを着脱することが
できる。
吐出フランジを着脱可能にしたため、鍔部挟持用のフラ
ンジの内径が吸込フランジ又は吐出フランジの外径より
小さくても、該鍔部挟持用のフランジを着脱することが
できる。
【図1】本発明に係る板金製ポンプケーシングを備えた
全周流型ポンプの断面図である。
全周流型ポンプの断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】ケーシング外筒側のフランジを示す図であり、
図3(a)は断面図、図3(b)は側面図である。
図3(a)は断面図、図3(b)は側面図である。
【図4】本発明に係る全周流型ポンプにおけるケーシン
グの廻り止め機構を示す断面図である。
グの廻り止め機構を示す断面図である。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
【図6】本発明に係る全周流型ポンプにおけるケーシン
グの廻り止め機構の他の例を示す断面図である。
グの廻り止め機構の他の例を示す断面図である。
【図7】図6のVII−VII線矢視図である。
1 吸込側ケーシング 1a,5a 鍔部 3 吸込ノズル 5 吐出側ケーシング 7 吐出ノズル 8 シール部材 9 外筒 10 内ケーシング 14 シール部材 15 羽根車 16 主軸 20A,20B,21A,21B フランジ 31 吸込フランジ 32 吐出フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F04D 29/44 F04D 29/44 D (72)発明者 坂頂 浩美 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (56)参考文献 実開 平1−131894(JP,U) 実開 昭54−67802(JP,U) 実開 昭51−126402(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 13/06 F04D 29/42 F04D 29/44
Claims (8)
- 【請求項1】 ポンプケーシングと該ポンプケーシング
内に設けられたモータの外周部との間に環状の流路を形
成した全周流型ポンプにおいて、吸込ノズルを有した板
金製の吸込側ケーシングと、該吸込側ケーシングに接続
されるとともにモータの外周側に設けられた板金製のケ
ーシング外筒とを備え、前記吸込側ケーシング及びケー
シング外筒は、それぞれ端部外周部に外方に延設された
鍔部を有し該鍔部がフランジにより挟持されることによ
り一体に接続され、前記吸込側ケーシング側のフランジ
は一体部材からなり、前記ケーシング外筒側のフランジ
は分割されていることを特徴とする全周流型ポンプ。 - 【請求項2】 ポンプケーシングと該ポンプケーシング
内に設けられたモータの外周部との間に環状の流路を形
成した全周流型ポンプにおいて、吸込ノズルを有した板
金製の吸込側ケーシングと、該吸込側ケーシングに接続
されるとともにモータの外周側に設けられた板金製のケ
ーシング外筒とを備え、前記吸込側ケーシング及びケー
シング外筒は、それぞれ端部外周部に外方に延設された
鍔部を有し該鍔部がフランジにより挟持されることによ
り一体に接続され、前記吸込側ケーシングには、着脱可
能な吸込フランジが設けられていることを特徴とする全
周流型ポンプ。 - 【請求項3】 前記鍔部間にガスケットが介装されてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載の全周流型ポン
プ。 - 【請求項4】 前記フランジに前記鍔部を収容するため
の凹部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載
の全周流型ポンプ。 - 【請求項5】 ポンプケーシングと該ポンプケーシング
内に設けられたモータの外周部との間に環状の流路を形
成した全周流型ポンプにおいて、吐出ノズルを有した板
金製の吐出側ケーシングと、該吐出側ケーシングに接続
されるとともにモータの外周側に設けられた板金製のケ
ーシング外筒とを備え、前記吐出側ケーシング及びケー
シング外筒は、それぞれ端部外周部に外方に延設された
鍔部を有し該鍔部がフランジにより挟持されることによ
り一体に接続され、前記吐出側ケーシング側のフランジ
は一体部材からなり、前記ケーシング外筒側のフランジ
は分割されていることを特徴とする全周流型ポンプ。 - 【請求項6】 ポンプケーシングと該ポンプケーシング
内に設けられたモータの外周部との間に環状の流路を形
成した全周流型ポンプにおいて、吐出ノズルを有した板
金製の吐出側ケーシングと、該吐出側ケーシングに接続
されるとともにモータの外周側に設けられた板金製のケ
ーシング外筒とを備え、前記吐出側ケーシング及びケー
シング外筒は、それぞれ端部外周部に外方に延設された
鍔部を有し該鍔部がフランジにより挟持されることによ
り一体に接続され、前記吐出側ケーシングには、着脱可
能な吐出フランジが設けられていることを特徴とする全
周流型ポンプ。 - 【請求項7】 前記鍔部間にガスケットが介装されてい
ることを特徴とする請求項5又は6記載の全周流型ポン
プ。 - 【請求項8】 前記フランジに前記鍔部を収容するため
の凹部を形成したことを特徴とする請求項5又は6記載
の全周流型ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5110082A JP2984165B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-13 | 全周流型ポンプ |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-120174 | 1992-04-14 | ||
JP12017492 | 1992-04-14 | ||
JP17168592 | 1992-06-05 | ||
JP4-171685 | 1992-06-05 | ||
JP5110082A JP2984165B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-13 | 全周流型ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650282A JPH0650282A (ja) | 1994-02-22 |
JP2984165B2 true JP2984165B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=27311628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5110082A Expired - Fee Related JP2984165B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-13 | 全周流型ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984165B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69308057T2 (de) * | 1992-04-14 | 1997-05-28 | Ebara Corp | Pumpengehäuse in Blechbauweise |
JP2958218B2 (ja) * | 1993-07-16 | 1999-10-06 | 株式会社荏原製作所 | ポンプ |
AU682393B2 (en) * | 1993-10-13 | 1997-10-02 | Ebara Corporation | Motor stator assembly and full-circumferential flow pump employing such motor stator assembly |
DE10342907A1 (de) * | 2003-09-17 | 2005-04-21 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | Vakuumpumpe mit schnelldrehendem Rotor |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP5110082A patent/JP2984165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650282A (ja) | 1994-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100252682B1 (ko) | 전주류형 펌프 | |
US5310310A (en) | Pump casing made of sheet metal | |
EP0566087B1 (en) | Pump casing made of sheet metal | |
JP2958218B2 (ja) | ポンプ | |
EP0713976B1 (en) | Full-circumferential flow pump | |
JP2984165B2 (ja) | 全周流型ポンプ | |
EP1282779B1 (en) | Impeller assembly | |
JPH0650283A (ja) | 全周流型ポンプ | |
JP2886444B2 (ja) | 全周流型ポンプ | |
JPS62195496A (ja) | 鋼板製ポンプ | |
JP2886412B2 (ja) | 板金製ポンプケーシング及び該ポンプケーシングを備えた全周流型ポンプ | |
KR19980080966A (ko) | 송풍기 | |
JPH06229392A (ja) | 全周流型インラインポンプ | |
JP3059575B2 (ja) | 板金製インラインポンプ | |
JPH05302588A (ja) | インラインポンプ | |
JPH0688589A (ja) | インラインポンプ | |
JP3210635B2 (ja) | キャンドモータ及び該キャンドモータを用いたポンプ | |
JP2863756B2 (ja) | 板金製ポンプケーシング | |
JP2987010B2 (ja) | 板金製ポンプケーシング | |
JP2987008B2 (ja) | 板金製ポンプケーシング | |
JP2555533Y2 (ja) | カスケードポンプ | |
JPH0688587A (ja) | インラインポンプ | |
JPH08159072A (ja) | ライナリング及び該ライナリングを備えたポンプ | |
JPH0735088A (ja) | 全周流型モータポンプ | |
JPH05340377A (ja) | 全周流型ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |