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JP2976706B2 - 被変調信号用周波数変換式コヒーレントad変換システム - Google Patents

被変調信号用周波数変換式コヒーレントad変換システム

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JP2976706B2
JP2976706B2 JP4178894A JP17889492A JP2976706B2 JP 2976706 B2 JP2976706 B2 JP 2976706B2 JP 4178894 A JP4178894 A JP 4178894A JP 17889492 A JP17889492 A JP 17889492A JP 2976706 B2 JP2976706 B2 JP 2976706B2
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analog
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/322Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
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    • H03M3/30Delta-sigma modulation
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  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にデータ変換システ
ムに関し、より具体的には被変調信号用AD変換システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】送信機から受信機への情報信号の伝送
中、通常は、情報信号の周波数または振幅のいずれかが
変調される。情報信号の振幅を変調する場合には、信号
は、比較的狭い帯域幅の中で相当量の情報を伝送でき
る。振幅変調信号を伝送をするときの搬送周波数は一般
に数百キロヘルツであるのに対し、情報帯域幅はわずか
10〜20キロヘルツでよい。同様に、搬送周波数が情
報信号によって変調される場合には、情報はメガヘルツ
範囲の周波数で伝送される。
【0003】しかしながら、ほとんどの受信機は、振幅
変調信号または周波数変調信号の伝送周波数より大幅に
低い周波数で動作する。たとえば、AD変換器は、後で
受信機によって処理するため、被伝送アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換する必要がある。しかし、AD変換
器の動作周波数は通常、百キロヘルツ未満である。その
ため、振幅変調信号または周波数変調信号の伝送周波数
は、AD変換器が適正に動作できるような周波数に達す
るまで、ダウンコンバートしなければならない。しか
も、AD変換器が送出するディジタル信号の周波数、す
なわち標本化周波数は、ナイキスト基準に従って、被伝
送情報信号の最高周波数成分の少なくとも2倍でなけれ
ばならない。
【0004】これらの条件を満たすには、通常、被変調
信号が受信機に送出されるときの周波数に、基準クロッ
ク信号を乗じる。正弦波または余弦波のいずれかである
この2つの周波数を掛け合わせると、この乗算の積は2
つの成分を生じる。第1の成分は単に、この2つの周波
数の差であり、第2の成分は、同じ2つの周波数の和で
ある。掛け合わされた被変調情報信号はついで、AD変
換器が効率的に動作できるような周波数で、過標本化A
D変換器に送出できる。標本化クロックは、被変調情報
がディジタル形式に変換されて、所定の標本化周波数で
出力されるように、AD変換器に信号を送出する。この
所定の標本化周波数は通常、AD変換器に入力される入
力クロック信号の何分の一かにあたり、AD変換器の仕
様に依存している。たとえば、モトローラ社が販売して
いる市販のシグマデルタAD変換器(DSP56ADC
16)では、入力クロック周波数は、AD変換器の出力
信号の標本化周波数の128倍である。
【0005】上記の受信機はより低い周波数で被変調信
号を送出するが、基準クロック信号と標本化クロックの
位相が異なることによって、付加的位相誤差が入る。こ
の付加的位相誤差はその後、AD変換器から出力される
ディジタル情報信号に反映される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、AD変換器が送
出する信号は受信機回路によって復調しなければらな
い。復調動作は、AD変換器に入力される信号の中心周
波数と、AD変換器が送出する信号出力の周波数の比率
に依存する。後で受信機で使用するため、通常、この比
率の正弦または余弦を計算しなければならない。ある数
値の正弦または余弦を計算するには、受信機は、正弦値
または余弦値を補間できるようなメモリ記憶テーブルを
提供しなければならない。テーブルの数値間の補間には
密度の濃い命令と多くの時間を要することが多い。した
がって、位相誤差、被変調信号の波形はともに、タイム
リーに信号を復調できない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の必要性を
満たすものである。したがって1つの形態では、被変調
入力信号を受信する第1入力を有するアナログ信号逓倍
器、ダウンコンバージョン基準周波数を受信する第2入
力および中間周波数信号を送出する出力によって構成さ
れる被変調信号用周波数変換式コヒーレントAD信号逓
倍器が提供される。この周波数変換式コヒーレントAD
変換システムはまた、所定の中心周波数で中間周波数を
受信する入力を有する過標本化AD変換器、基準クロッ
ク信号を受信するクロック入力ならびに所定の標本化周
波数で被フィルタ出力ディジタル信号を送出する出力に
よっても構成される。基準クロック手段は、基準クロッ
ク信号を送出するために、過標本化AD変換器のクロッ
ク入力に結合される。分周器は、基準クロック信号に結
合された入力を有する。この分周器は、所定の除数で基
準クロック信号を割り、ダウンコンバージョン基準周波
数信号を送出するために、アナログ信号逓倍器の第2入
力に結合される出力を有する。
【0008】上記およびその他の特徴ならびに利点は、
添付図面と共に下記の詳細な説明により、より明確に把
握される。
【0009】
【実施例】ディジタル情報信号が送信機から受信機に伝
送されるとき、情報信号は、アナログ信号に変換され、
この信号は所定の仕様に従って振幅変調信号または周波
数変調信号である。被変調アナログ信号は受信機の第1
の部分に送出され、中間周波数にダウンコンバートされ
る。ついでこの被変調信号はAD変換システムによって
ディジタル信号に変換される。被変換ディジタル信号は
受信機の第2部分(ここでは図示せず)に送出されて、
さらに処理される。
【0010】ここに記載するAD変換システムはアナロ
グ信号を被フィルタ出力ディジタル信号にコヒーレント
に変換し、位相誤差がこの変換動作によって生じないよ
うにする。したがって、後の動作では、被伝送信号に位
相誤差の影響が出ない。またこのディジタル出力信号
は、ディジタル信号が伝送されるときの標本化周波数を
有する。この標本化周波数は、アナログ信号の中心周波
数の整数倍である。整数倍率を使用するので、つぎの処
理段階(ここでは図示せず)ではより高速のデータ処理
が可能である。
【0011】図1は、AD変換システム10の一実施例
を図示したものである。このAD変換システム10は一
般に発振器12,分周器14,アナログ信号逓倍器16
およびシグマデルタAD変換器18によって形成され
る。
【0012】発振器12は、「Fclk 」と標識されるク
ロック信号を、分周器14とシグマデルタAD変換器1
8の両方のクロック入力に送出する。分周器14は、
「Sref 」と標識される出力を、アナログ信号逓倍器1
6の基準周波数入力に送る。「Sin」と標識される信号
は、被伝送周波数入力をアナログ信号逓倍器16に提供
する。アナログ信号逓倍器16の出力は「Sint 」と標
識される信号である。Sint 信号は中間周波数信号を、
シグマデルタAD変換器18の入力に送出する。シグマ
デルタAD変換器18はついで、「情報」と標識される
信号を介して、中間周波数信号に相当するディジタルを
送出する。
【0013】発振器12は、動作中、所定の周波数で、
分周器14とAD変換器18の両方にFclk 信号を送
る。この所定の周波数は一般に、業界標準の発振器数値
によって決定する。分周器14はFclk 信号の周波数を
整数値Nで割り、この結果をSref 信号を介して出力す
る。そのため、Fclk 信号はSref 信号のN倍になる。
ついでSin信号とSref 信号とがアナログ信号逓倍器1
6によって掛け合わされ、その結果、Sin信号を介して
伝送される情報は同じであるが、情報が伝送されるとき
の周波数が大幅に変化する。
【0014】Sref 信号が基本周波数ωref の方形波で
あると仮定すると、Sref 信号は下記のように表すこと
ができる。
【0015】
【数1】 θn はn次の調波周波数の位相であるとする。続いて、
inとSref との周波数逓倍によって、下式に従って、
int 信号が生じる。
【0016】
【数2】
【0017】
【数3】 アナログ信号逓倍器16は第3式の結果であるSint
号を、シグマデルタAD変換器18の入力に送る。第3
式は2つの周波数の差および和、すなわちωin,ωref
を出して、第1および第2の情報信号を送出する。これ
らの信号はSin信号と同一の情報を含むが、それぞれS
in信号より大幅に低い周波数および高い周波数で転送さ
れる。Sin信号は実際、Sin信号およびSref 信号の周
波数の差に相当する周波数、またSin信号およびSref
信号の周波数の和に相当する周波数の両方で伝送され
る。
【0018】ついでSint 信号がシグマデルタAD変換
器18に入力される。シグマデルタAD変換器18はデ
ィジタル10分の1除去フィルタ(図示せず)を含み、
これは、Sint 信号の所定の帯域幅の範囲内にないS
int 信号の複数の成分を除去する。たとえば、ωin信号
+ωref 信号の和を含む第3式の成分は、結果として、
シグマデルタAD変換器18によって減衰されるほど充
分に高い周波数になる。ついで、シグマデルタ変換器1
8は、情報信号であるディジタル形式のSint 信号を出
力する。
【0019】AD変換器18が適正に動作するには、S
int 信号の周波数は、所定の周波数範囲内になければな
らない。所定の周波数範囲は、シグマデルタAD変換器
18の仕様によって決定され、製造者によって異なる。
たとえば、モトローラ社のDSP56ADC16シグマ
デルタAD変換器は、100キロヘルツ未満の出力周波
数で情報信号を送出して、正確な結果を提供しなければ
ならない。例に挙げた形態では、所定の周波数範囲は1
00キロヘルツ未満である。
【0020】Sin信号は一般に、振幅変調用の業界標準
周波数450キロヘルツのであるので、Sref 信号の周
波数は比較的狭い被選択周波数帯域内になければならな
い。そのため、分周器14は整数値Nで割り、Sint
号が必ず所定の周波数範囲内にあるようにする。
【0021】また整数値Nは、情報信号の周波数とS
int 信号の周波数とが整数比をとるように選択する。情
報信号とSint 信号との周波数の比率が整数である場合
には、後で復調を行う後続の受信機回路(図示せず)
は、メモリ記憶テーブル(図示せず)から正弦値もしく
は余弦値を補間する必要はない。むしろ、AD変換器1
8の入力周波数と出力周波数とが整数比をとることによ
って、正弦値もしくは余弦値を反復可能な値にでき、こ
れはメモリ記憶テーブル内の複数の正弦値もしくは余弦
値との間で補間を行わなくとも決定できる。そのため、
情報信号の復調がより簡単に実行できる。
【0022】分周器14は、アナログ信号逓倍器16と
シグマデルタAD変換器18の両方で同じ発振器12を
使用できるようにする。したがって、シグマデルタAD
変換器18が送出する情報信号は、Sin信号本来の位相
成分のみを反映し、受信機回路が生じる位相誤差は反映
しない。
【0023】発振器12,分周器14およびアナログ信
号逓倍器16は、それぞれ従来型の発振器,分周器回路
およびアナログ信号逓倍器回路を使用して、簡単に実現
できることは言うまでもない。また1つの形態では、前
述DSP56ADC16変換のまたは他の市販の過標本
化(オーバーサンプリング)AD変換器を使用しても実
現できる。
【0024】図2は別の形態の本発明を図示したもので
ある。AD変換システム20は一般に、発振器22,分
周器24,アナログ信号逓倍器26およびナイキスト率
AD変換器28によって形成される。ナイキスト率AD
変換器28は一般に従来のフラッシュ型またはSAR型
のAD変換器である。
【0025】発振器22は「Sref 」と標識されるクロ
ック信号を、分周器24とアナログ信号逓倍器26の両
方のクロック入力に送出する。分周器24は、「F
clk 」と標識される出力を、ナイキスト率AD変換器2
8の基準周波数入力に提供する。「Sin」と標識される
信号は、被伝送周波数入力をアナログ信号逓倍器26に
提供する。アナログ信号逓倍器26の出力は「Sint
と標識される信号である。Sint 信号は中間周波数信号
を、ナイキスト率AD変換器28の入力に提供する。ナ
イキスト率AD変換器28はついで、「情報」と標識さ
れる入力情報信号に相当するディジタルを提供する。
【0026】発振器22は、動作中、所定の周波数で、
分周器24とアナログ信号逓倍器26の両方にSref
号を送出する。分周器24は、整数値MでSref 信号の
周波数を割り、Fclk 信号を介してこの結果を出力す
る。そのため、Sref 信号はFclk 信号のM倍である。
【0027】Sin信号とSref 信号とが、アナログ信号
逓倍器26によって掛け合わされ、その結果、Sin信号
を介して転送される情報は同一のままであるが、情報が
転送されるときの周波数が大幅に変化する。
【0028】最初の例では、アナログ信号逓倍器26は
int 信号として第3式のSint 信号を、ナイキスト率
AD変換器28の情報入力に送る。第3式は、2つの周
波数の差および和、すなわちωin、ωref を出し、第1
および第2の情報信号を提供し、これらの信号はSin
号と同一の情報を含むが、それぞれSin信号より大幅に
低いおよび高い周波数で転送される。実際、Sint 信号
は、Sin信号とSref信号の周波数の差に相当する周波
数、およびSin信号とSref 信号の周波数の和に相当す
る周波数で伝送される。
【0029】ついでSint 信号はナイキスト率AD変換
器28に入力される。ナイキスト率AD変換器28に
は、折り返し防止フィルタ(図示せず)が含まれ、これ
は所定の信号帯域幅内にないSint 信号の複数成分を除
去する。たとえば、ωin信号およびωref 信号の和を含
む第3式の成分は、結果としてナイキスト率AD変換器
28によって減衰されるのに充分高い周波数を生じる。
ついで、ナイキスト率AD変換器28はSint 信号を標
本化し、当該信号をディジタル形式に変換する。この信
号は情報信号として出力される。
【0030】ナイキスト率AD変換器28が適正に動作
するには、Sint 信号の周波数は、所定の周波数範囲内
になければならない。同様に、AD変換器28が入力信
号を適正に標本化するには、Fclk 信号も、所定の周波
数範囲内になければならない。Sint 信号およびFclk
信号の所定の周波数範囲はともに、ナイキスト率AD変
換器28の仕様によって決定する。
【0031】Sin信号は一般に450キロヘルツの業界
標準周波数であるので、Sref 信号の周波数は、相対的
に狭い被選択周波数帯域内になければならない。そのた
め発振器22は、ナイキスト率AD変換器28が必要と
する所定の周波数範囲内にあるSint 信号を生じるよう
なSref 信号を送出しなければならない。
【0032】また分周器24は、Sref 信号をM値で割
らなければならず、これによって、Fclk 信号が必ずナ
イキスト率AD変換器28に必要な所定の周波数範囲内
にあるようにする。
【0033】また発振器22が送出するSref クロック
信号の周波数は、出力情報信号の標本化周波数とSint
信号の中心周波数とが必ず整数比をとるように選択す
る。情報信号標本化周波数とSint 信号中心周波数とが
整数比をとる場合には、メモリ記憶テーブル(図示せ
ず)から正弦値もしくは余弦値を補間するのに、後の受
信機回路(図示せず)は不要となる。むしろ、ナイキス
ト率AD変換器28の入力周波数と出力周波数とが整数
比をとることによって、正弦値または余弦値を反復可能
な値にできる。そのため、情報信号の復調がより簡単に
実行できる。
【0034】分周器24によって、アナログ信号倍率貴
26とナイキスト率AD変換器28の両方で同一の発振
器22を使用できる。そのため、ナイキスト率AD変換
器28が送出する情報信号はSin信号本来の位相成分の
みを反映し、受信機回路が送出する位相誤差によって変
化した信号を伝送しない。
【0035】被変調信号用周波数変換式コヒーレントA
D変換システムをここにとりあげてきた。図1では、発
振器12が送出するクロック周波数は、分周器14とシ
グマデルタAD変換器18の両方に対してクロック周波
数を生成する。クロック周波数は分周器14によって分
割されるが、分割されたクロック周波数の位相は、シグ
マデルタAD変換器18に入力されるクロック信号の位
相と依然同じである。分割されたクロック信号がアナロ
グ信号逓倍器16に入力されるとき、出力信号の位相
は、シグマデルタAD変換器18に入力されるクロック
信号の位相と同じである。そのため、アナログ信号逓倍
器16の出力信号とシグマデルタAD変換器18の発振
器信号の間に、位相の違いが存在しない。アナログ信号
逓倍器16出力信号の位相とシグマデルタAD変換器1
8の発振器周波数の位相とに食い違いが存在しないの
で、位相誤差はシグマデルタAD変換器18のディジタ
ル出力に反映されない。
【0036】また、整数値Nを注意深く選択することに
よって、シグマデルタAD変換器18を適正に動作でき
るようにするいくつかの基準を満足できる。しかしなが
ら、重要なことは、分周器14によって、情報信号の標
本化周波数が入力周波数の中心周波数に対して整数比を
とるように、AD変換システム10の設計者は値Nを選
択できることである。この整数比は、被変調情報入力信
号の復調の間役立つ。AD変換器18の入力周波数と出
力周波数とが整数比をとる結果、所定の数だけ正弦値も
しくは余弦値が反復され、これらの値にはメモリ記憶テ
ーブルを補間せずにアクセスでき、未知の正弦値および
余弦値を決定できる。
【0037】同様に、図2に示す被変調信号用周波数変
換式コヒーレントAD変換システムも、ナイキスト率A
D変換器28により出力されるディジタル信号に位相誤
差を生じないようなAD変換システム20を提供する。
また、分周器24によって、システム20のユーザは、
ナイキスト率AD変換器28の入力周波数と出力周波数
とが整数比をとるように値Mを選択できる。
【0038】言うまでもなく、ここに記載する被変調信
号用コヒーレントAD変換システムは、信号を所定の周
波数にコヒーレントに変換し、位相誤差を入れずに当該
信号をディジタル信号に変換するのに、効果的でユニー
クな解決策を提供する。しかしながら、ここに示す本発
明の実現は例に過ぎない。ここに記載する機能を実行す
るには、他に多くの構成が存在する可能性がある。たと
えば、14,24などの分周器は、その除数が各シグマ
デルタAD変換器18またはナイキスト率変換器28が
それぞれ適正に動作できるようにする基準周波数を提供
するような除数をとるよう選択すべきである。同様に、
分周器は、シグマデルタAD変換器18またはナイキス
ト率AD変換器28の入力信号の周波数と出力信号の周
波数とが整数比をとるように選択しなければならない。
さらに、シグマデルタAD変換器18とナイキスト率A
D変換器28はともに、いずれの標準論理形式でも実現
できる。
【0039】本発明の原理を説明してきたが、当業者
は、この説明が例示目的だけのためで、本発明の範囲を
限定するものではないことを明確に把握している。した
がって、添付請求の範囲は、本発明の真正の意図および
範囲に属する本発明のすべての変形をカバーすることを
意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく、被変調信号用AD変換システ
ムのブロック図を示す。
【図2】本発明に基づく、被変調信号用AD変換システ
ムの別の実施態様のブロック図を示す。
【符号の説明】
10 被変調信号用周波数変換式コヒーレントAD変換
システム 12 発振器 14 分周期 16 アナログ信号逓倍器 18 シグマデルタAD変換器 20 被変調信号用周波数変換式コヒーレントAD変換
システム 22 発振器 24 分周器 26 アナログ信号逓倍器 28 エイリアシング防止フィルタ付きナイキスト率A
D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールス・ディー・ソンプトン アメリカ合衆国テキサス州オースチン、 チャック・ワゴン・トレイル7215 (56)参考文献 特開 平3−64127(JP,A) 特開 平1−288016(JP,A) 特開 平3−4621(JP,A) 特開 平3−263924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 3/00 H03M 1/00 H04B 1/00 H04B 14/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被変調信号用周波数変換式コヒーレント
    アナログーデジタル変換システム(20)であって、前
    記システムは: 被変調入力信号を受信する第1入力、基準クロック信号
    を受信する第2入力、中間周波数信号を送出する出力を
    有するアナログ信号逓倍器(26); 中間周波数を受信する第1入力、ダウンコンバージョン
    基準周波数を受信する第2入力および所定の周波数でフ
    ィルタをかけた出力被標本化信号を送出する出力を有す
    アナログーデジタル変換器(28); 基準クロック信号を送出するために、前記アナログ信号
    逓倍器(26)の第2入力に結合される基準クロック手
    段(22); および前記基準クロック手段(22)に結合された入力
    を有し基準クロック信号入力を受信する分周器(24)
    であって、前記分周器は前記基準クロック信号を所定の
    除数で割り、ダウンコンバージョン基準周波数信号を送
    出するためにアナログーデジタル変換器(28)に結合
    された出力を有する分周器(24); によって構成されることを特徴とする前記AD変換シス
    テム(20)。
  2. 【請求項2】 被変調入力信号のコヒーレントアナログ
    ーデジタル変換を行う方法であって、前記方法は: 被変調入力信号を受信する第1入力、、基準クロック信
    号を受信する第2入力および中間周波数信号を送出する
    出力を有するアナログ信号逓倍器(26)を提供する段
    階; 前記中間周波数信号を受信する第1入力、ダウンコンバ
    ージョン基準周波数を受信する第2入力および所定の周
    波数でフィルタされた出力サンプル信号を送出する出力
    を有するアナログ−デジタル変換器(28)を提供する
    段階; 前記基準クロック信号を送出するために、基準クロック
    手段(22)を前記アナログ信号逓倍器(26)の前記
    第2入力に結合する段階;および 分周器(24)の入力
    を前記基準クロック信号に結合する段階であって、前記
    分周器(24)は、前記基準クロック信号を所定の除数
    で割り、前記ダウンコンバージョン基準周波数信号を送
    出するために、前記アナログーデジタル変換器( 28)
    に結合された出力を有することを特徴とする前記結合段
    階; によって構成されることを特徴とする方法。
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