JP2970469B2 - 衛生洗浄ノズル - Google Patents
衛生洗浄ノズルInfo
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Description
衛生洗浄装置等に利用される衛生洗浄ノズルに関するも
のであり、特に洗浄水に空気を混入する方式の衛生洗浄
ノズルに関するものである。
い体感の得られる洗浄を行えるものとして特公昭58−
9688号公報に示される衛生洗浄装置が従来より知ら
れている。
図7に示す。同図において、本ノズル1は第1ノズル2
およびノズル本体3より構成され、内径1mm程度の第1
ノズル2より噴射された温水は、ノズル本体3に設けら
れた空洞4を通り、途中で約90度水流の方向が曲げら
れて噴射口5より局部に向かって噴射されるが、第1ノ
ズル2の噴射口6付近には空気吸引口7が設けられてい
るので、温水は空気を吸引し、泡を混入する状態となっ
た温水が直径2〜2.5mmの噴射口5より噴射されるこ
とになる。
浄時の各々に適した位置で洗浄することが可能となると
ともに、このような気泡を含む洗浄水を局部に当てるこ
とで、洗浄効果を低下させずに節水を図り、痛みや飛散
を低減させ快適な体感を得ることができるようになって
いた。
ような構成では、ディフューザを設けていないため、空
気の吸引力が弱く、デリケートな部分である女性局部の
洗浄において十分なソフト感が得られないという課題が
あった。
大きいので、噴出後の洗浄水内で気泡が干渉しあうため
シャワーのような爽快な洗浄感が得られないという課題
があった。
ので、空気を効果的に吸引させることでビデ洗浄時に十
分なソフト感が得られ、また複数の噴出口から各々独立
した水流を噴出させることで水流の乱れのないシャワー
のような爽快感が得られ、且つ洗浄力の高い洗浄ノズル
を提供することを目的としている。
に本発明の衛生洗浄ノズルは、複数の噴出口からなる洗
浄ノズルと、流速を向上させるエジェクタと前記エジェ
クタの周囲に設けた複数の空気取入口からなる空気吸引
手段と、前記空気吸引手段と前記洗浄ノズルとの間に設
けた混合管平行部とディフューザにより形成される空気
混合手段とからなり、前記噴出口の縦断面厚さtnと噴
出口の径dsとの比ds/tnの値を0.2<ds/t
n<0.35の範囲としたものである。
り、エジェクタと前記エジェクタの周囲に設けた複数の
空気取入口により空気を吸引し、混合管平行部とディフ
ューザにより洗浄水に空気を混合するものであり、エジ
ェクタによって洗浄水の流速が高められた洗浄水に空気
が効率的に混合され、洗浄ノズルから放出されることと
なる。この結果、均一でありかつ微細な粒径の気泡が生
成されることとなり、人体局部に噴出したとき、特にビ
デ洗浄時においてデリケートな女性局部を刺激すること
のない適度でソフトな洗浄体感が得られる。また、噴出
口の縦断面厚さtnと噴出口の径dsとの比を、複数の
噴出口から噴出した水流の流速方向への整流作用の高い
所定の値に設定したものであるので、噴出された洗浄水
は噴流干渉により水流が乱れることなく独立した噴流の
状態で人体局部を洗浄することとなる。この結果、シャ
ワーのように爽快で且つ高い洗浄力が得られる。」
説明する。
置のノズル部の断面図であり、給水路8を経てきた洗浄
水を一端に設けられた洗浄ノズル9の噴出口10から人
体局部に向けて洗浄水を噴出する。11は洗浄水の流速
を高めるためのエジェクタ12、空気を吸引する空気取
入口13からなる空気吸引手段であり、14は吸引した
空気を洗浄水に混合する混合管平行部15とディフュー
ザ16により形成される空気混合手段である。
合管平行部の断面積S2との面積比S 2/S1と、空気吸
引率Rとの関係を示したものである。S2/S1の値は空
気吸引率Rの高い1.75<S2/S1<2となる条件を
満足する範囲に設定されている。
クタ出口から混合管平行部入口までの距離L1との比L1
/d2と、空気吸引率Rとの関係を示したものである。
L1/d2の値は空気吸引率Rの高い1.53<L1/d2
<3となる条件を満足する範囲に設定されている。
との比L2/d2と空気吸引率Rとの関係を示したもので
ある。L2/d2の値は空気吸引率Rの高い7<L2/d2
<8となる条件を満足する範囲に設定されている。
の径dsとの比ds/tnと噴流干渉率Fとの関係を示
したものである。ここで噴流干渉率Fとは複数の噴流の
流径が洗浄位置の高さにおいて互いの流径内に噴出して
いる割合と定義する。ds/tnの値は噴流干渉率の低
くなる0.2<ds/tn<0.35となる条件を満足
する範囲に設定されている。
効果を説明する。給水路8に流入した洗浄水は、エジェ
クタ12によって流速が高められ、空気取入口13から
空気を吸引された空気を混入する。ここで、エジェクタ
出口の断面積S1、混合管平行部の断面積S2との面積比
の値は図2より空気吸引率Rの高い1.75<S2/S1
<2とし、またエジェクタから混合管平行部入口までの
距離L1、混合管平行部の内径d2との比の値も同様の理
由から1.53<L1/d2<3とし、さらに混合管平行
部の内径d2とその長さL2との比の値もまた同様の理由
から7<L2/d2<8となるよう設定している。そのた
め吸引された空気は混合管平行部15において洗浄水に
効率よく混合される。空気の混合された洗浄水はディフ
ューザ部において徐々に圧力を回復しながら洗浄ノズル
9を経て噴出口10から放出される。この結果、均一で
ありかつ微細な粒径の気泡が生成されることとなり、人
体局部に噴出したとき、特にビデ洗浄時においてデリケ
ートな女性局部を刺激することのない適度な洗浄感と非
常にソフトな体感の得られる洗浄を行うことができる。
また、気泡粒径が大きくならないために噴出口10から
の噴出時に気泡のはじけ音が低減されるとともに局部以
外への洗浄水の飛散を低減できる。
径dsとの比の値は図6において噴流干渉率の低くなる
0.2<ds/tn<0.35となるよう設定してい
る。そのため、複数の噴出口10から放出される洗浄水
は噴流干渉によって水流が乱れることなく人体局部に到
達する。この結果、独立した水流が形成されることとな
り、シャワーのように爽快でかつ洗浄力の向上が図れる
とともに局部へ到達する前の洗浄水の飛散を低減でき
る。
タ12と空気取入口13からなる空気吸引手段11にお
いて空気を吸引し、混合管平行部15とディフューザ1
6からなる空気混合手段14において洗浄水を効率よく
混合され、気相と液相に分離する前に洗浄ノズルに供給
される。この結果、均一でありかつ微細な粒径の気泡が
生成されることとなり、人体局部に噴出したとき、特に
ビデ洗浄時においてデリケートな女性局部を刺激するこ
とのない適度な洗浄感と非常にソフトな体感の得られる
洗浄を行うことができる。また、気泡粒径が大きくなら
ないために噴出口10からの噴出時の気泡のはじけ音が
低減されるとともに局部以外への洗浄水の飛散を低減で
きる。
浄水が噴流干渉によって水流が乱れることなく人体局部
に到達するように設定したので、独立した水流が形成さ
れることとなり、シャワーのように爽快でかつ洗浄力の
高い洗浄を行うことができるとともに、局部へ到達する
前の洗浄水の飛散を低減できる。
装置の構成図である。同図において17はポンプ18と
その駆動手段であるモータ19から構成される洗浄水供
給手段、20は電気ヒータ21によって加熱された温水
を貯湯する温水タンク、22は洗浄水を供給するための
供給路である。23はノズルユニットであり、供給路2
2に連通するノズルシリンダ24と、ノズルシリンダ2
4内にあって洗浄水の水圧を受けて進出駆動され、人体
局部位置に停止して給水路8を経てきた洗浄水を一端に
設けられた洗浄ノズル9の噴出口10から人体局部に向
けて洗浄水を噴出する可動ノズル体25から構成されて
いる。また26は弾性部材であり、洗浄水供給手段17
が停止して洗浄水の供給が停止したとき、可動ノズル体
25を後退位置に移動させる。洗浄ノズル9内の構成は
図1と同様であるため同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
効果を説明する。洗浄水要求信号によりモータ19が回
転すると、洗浄水はポンプ18によって温水タンク20
を経てノズルシリンダ24に供給される。ノズルシリン
ダ24から供給路8に流入した洗浄水は、エジェクタ1
2によって急激に流路を絞られることとなる。そのため
ノズルシリンダ24の内圧が高くなり、水圧が可動ノズ
ル体22の端面に作用して弾性部材26の力に抗して前
進する。可動ノズル体25は人体の局部位置に到達する
と停止する。洗浄が終了し洗浄水供給手段が停止して洗
浄水が供給されなくなると、ノズルシリンダ24の内圧
が減少していくため弾性部材26の力により可動ノズル
体25は後退しノズルシリンダ内に格納される。
タ12を設けたことによりシリンダ内圧が高まり押し出
し力が向上するのでノズル進出不良を防止できるととも
に収縮力の高い弾性部材の使用が可能となる。この結
果、ノズル進退駆動における信頼性が向上するとともに
効果的に空気を混入可能となる。
ズルは、エジェクタと前記エジェクタの周囲に設けた複
数の空気取入口により空気を吸引し、混合管平行部とデ
ィヒューザを設け、最もエジェクタ性能が高くなるよう
な所定の値に設定したものであるので、エジェクタによ
って洗浄水の流速は高められ、空気取入口から吸引され
た空気が効率的に混合され放出されることとなる。この
結果、均一でありかつ微細な粒径の気泡が生成されるこ
ととなり、人体局部に噴出したとき、特にビデ洗浄時に
おいてデリケートな女性局部を刺激することのない適度
な洗浄感とソフトな体感の得られる洗浄を行うことが可
能となる。また、気泡粒径が大きくならないために噴出
口からの噴出時に気泡のはじけ音が低減されるとともに
局部以外への洗浄水の飛散を低減できる。
径dsとの比を、複数の噴出口から噴出した水流を互い
に独立させるような所定の値に設定したものであるの
で、噴出された洗浄水は噴流干渉によって水流が乱れる
ことなく各々独立した水流の状態で人体局部を洗浄する
こととなる。この結果、シャワーのように爽快でかつ洗
浄力の高い洗浄を行うことが可能となる。
構成を示す断面図
断面積S2との面積比S2/S1と、空気吸引率Rの関係
を示す特性図
混合管平行部入口までの距離L1との比L1/d2と、空
気吸引率Rの関係を示す特性図
d2と空気吸引率Rの関係を示す特性図
比ds/tnと噴流干渉率Fの関係を示す特性図
図
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の噴出口からなる洗浄ノズルと、流
速を向上させるエジェクタと前記エジェクタの周囲に設
けた複数の空気取入口からなる空気吸引手段と、前記空
気吸引手段と前記洗浄ノズルとの間に設けた混合管平行
部とディフューザにより形成される空気混合手段とから
なり、前記噴出口の縦断面厚さtnと噴出口の径dsと
の比ds/tnの値を0.2<ds/tn<0.35の
範囲とした衛生洗浄ノズル。 - 【請求項2】 エジェクタ出口の断面積S1と、混合管
平行部の断面積S2との面積比S2/S1の値を1.7<
S2/S1<2の範囲とする請求項1記載の衛生洗浄ノズ
ル。 - 【請求項3】 混合管平行部の内径d2とエジェクタ出
口から混合管平行部入口までの距離L1との比L1/d2
の値を、1.53<L1/d2<3の範囲とする請求項1
記載の衛生洗浄ノズル。 - 【請求項4】 混合管平行部の内径d2と長さL2との比
L2/d2の値を、7<L2/d2<8の範囲とする請求項
1記載の衛生洗浄ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12097895A JP2970469B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 衛生洗浄ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12097895A JP2970469B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 衛生洗浄ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311964A JPH08311964A (ja) | 1996-11-26 |
JP2970469B2 true JP2970469B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14799758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12097895A Expired - Fee Related JP2970469B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 衛生洗浄ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970469B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040001801A (ko) * | 2002-06-28 | 2004-01-07 | 웅진코웨이개발 주식회사 | 비데의 분사노즐 |
JP4848694B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-12-28 | パナソニック株式会社 | 自励振動流ノズルとそれを備えた衛生洗浄機能付便座 |
KR100867861B1 (ko) * | 2007-07-02 | 2008-11-07 | 웅진코웨이주식회사 | 노즐팁 |
JP2010188046A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Toto Ltd | シャワー装置 |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12097895A patent/JP2970469B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08311964A (ja) | 1996-11-26 |
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