JP2965474B2 - 昇華防止用熱転写マーキングシート及びその製造方法 - Google Patents
昇華防止用熱転写マーキングシート及びその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ポリエステル繊維製
の衣類等を被転写体とし、その上に熱転写マーキングシ
ートを転写した時又は転写後その被転写体の染料による
移行を防止する昇華防止用熱転写マーキングシートに関
するものである。
の衣類等を被転写体とし、その上に熱転写マーキングシ
ートを転写した時又は転写後その被転写体の染料による
移行を防止する昇華防止用熱転写マーキングシートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステル繊維製の衣類等
は、分散染料で染色されているため、染料移行と言う欠
点を有している。即ち、ポリエステル繊維製の衣類に使
用されている分散染料による染色は、繊維と分散染料と
の間に反応による結合力がないため、高温、高圧等の処
理によってポリエステル繊維の基質に染料分子を押し込
むことで染色がおこなわれているものである。
は、分散染料で染色されているため、染料移行と言う欠
点を有している。即ち、ポリエステル繊維製の衣類に使
用されている分散染料による染色は、繊維と分散染料と
の間に反応による結合力がないため、高温、高圧等の処
理によってポリエステル繊維の基質に染料分子を押し込
むことで染色がおこなわれているものである。
【0003】従来より、ポリエステル繊維製の生地に背
番号、マークを貼付するものとして、離型材−塗料−接
着剤よりなる熱転写マーキングシートが用いられている
が、このマーキングシートを直接ポリエステル繊維製の
衣服等に、熱接着させた場合、加熱によりポリエステル
繊維の染料が容易に熱転写マーキングシートに染料移行
して、マーキングシートを汚染(変色)させていた。
番号、マークを貼付するものとして、離型材−塗料−接
着剤よりなる熱転写マーキングシートが用いられている
が、このマーキングシートを直接ポリエステル繊維製の
衣服等に、熱接着させた場合、加熱によりポリエステル
繊維の染料が容易に熱転写マーキングシートに染料移行
して、マーキングシートを汚染(変色)させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、染料移行の防
止策の1方法として、熱転写マーキングシートの塗料層
の厚みを厚くし、熱転写マーキングシートの表面に染料
が移行するのを防いでいたが、このような方法では、初
期の段階で染料が移行するのを防ぐ効果を有していて
も、経時変化により染料が、やはり移行してくると言っ
た欠点を有していた。又、熱転写マーキングシートの塗
料層の厚みを厚くすると、染料移行をある程度防止はで
きるが、衣料品としての柔軟性に欠け、着心地がいたっ
て悪く、違和感があり好ましくなかった。又、分散染料
の染料移行防止法として、特公昭59−32588号公
報及び特公昭61−40794号公報に分散染料の染料
移行防止法として水溶性高分子を使用した例の記載があ
る。しかしながら、この応用例は、転写捺染紙及び転写
捺染方法であり、染料と水溶性高分子の組合わせであ
る。衣料品にこの積層品を使用した場合、洗濯等では、
必ず水を使わねばならず、水溶性高分子だけでは、水に
溶解してしまい熱転写マーキングシートが布から剥れて
しまい好ましくなかった。
止策の1方法として、熱転写マーキングシートの塗料層
の厚みを厚くし、熱転写マーキングシートの表面に染料
が移行するのを防いでいたが、このような方法では、初
期の段階で染料が移行するのを防ぐ効果を有していて
も、経時変化により染料が、やはり移行してくると言っ
た欠点を有していた。又、熱転写マーキングシートの塗
料層の厚みを厚くすると、染料移行をある程度防止はで
きるが、衣料品としての柔軟性に欠け、着心地がいたっ
て悪く、違和感があり好ましくなかった。又、分散染料
の染料移行防止法として、特公昭59−32588号公
報及び特公昭61−40794号公報に分散染料の染料
移行防止法として水溶性高分子を使用した例の記載があ
る。しかしながら、この応用例は、転写捺染紙及び転写
捺染方法であり、染料と水溶性高分子の組合わせであ
る。衣料品にこの積層品を使用した場合、洗濯等では、
必ず水を使わねばならず、水溶性高分子だけでは、水に
溶解してしまい熱転写マーキングシートが布から剥れて
しまい好ましくなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはこ
れらの問題点を解決するべく鋭意努力した結果、熱転写
マーキングシートの内層に親水性高分子物と耐水化剤を
併用した層を設けることにより、染料移行防止性、柔軟
性と耐洗濯性を改善することが出来たものである。
れらの問題点を解決するべく鋭意努力した結果、熱転写
マーキングシートの内層に親水性高分子物と耐水化剤を
併用した層を設けることにより、染料移行防止性、柔軟
性と耐洗濯性を改善することが出来たものである。
【0006】即ち、本願発明は、基材シート上に剥離性
被膜層を全面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層上に
全面又は所望の図柄の塗料層を形成させ、該塗料層上に
架橋する耐水化剤が配合された親水性高分子を主成分と
する染料移行防止層にて被覆し、該染料移行防止層上に
熱溶融型接着剤層を形成したことからなる昇華防止用熱
転写マーキングシートである。
被膜層を全面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層上に
全面又は所望の図柄の塗料層を形成させ、該塗料層上に
架橋する耐水化剤が配合された親水性高分子を主成分と
する染料移行防止層にて被覆し、該染料移行防止層上に
熱溶融型接着剤層を形成したことからなる昇華防止用熱
転写マーキングシートである。
【0007】又、基材シート上に剥離性被膜層を全面又
は必要部分に施し、該剥離性被膜層上に全面又は所望の
図柄の塗料層を形成させ、該塗料層上に架橋する耐水化
剤が配合された親水性高分子を主成分とする染料移行防
止層にて被覆し、更に、該染料移行防止層上に全面又は
所望の図柄の塗料層を積層し、該塗料層上に熱溶融型接
着剤層を形成したことからなる昇華防止用熱転写マーキ
ングシートである。
は必要部分に施し、該剥離性被膜層上に全面又は所望の
図柄の塗料層を形成させ、該塗料層上に架橋する耐水化
剤が配合された親水性高分子を主成分とする染料移行防
止層にて被覆し、更に、該染料移行防止層上に全面又は
所望の図柄の塗料層を積層し、該塗料層上に熱溶融型接
着剤層を形成したことからなる昇華防止用熱転写マーキ
ングシートである。
【0008】その他、基材シート上に剥離性被膜層を全
面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層上に架橋する耐
水化剤が配合された親水性高分子を主成分とする染料移
行防止層を形成させ、該染料移行防止層上に全面又は所
望の図柄の塗料層を形成し、更に、該塗料層上に架橋す
る耐水化剤が配合された親水性高分子を主成分とする染
料移行防止層を積層し、該染料移行防止層上に熱溶融型
接着剤層を形成したことからなる昇華防止用熱転写マー
キングシートである。
面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層上に架橋する耐
水化剤が配合された親水性高分子を主成分とする染料移
行防止層を形成させ、該染料移行防止層上に全面又は所
望の図柄の塗料層を形成し、更に、該塗料層上に架橋す
る耐水化剤が配合された親水性高分子を主成分とする染
料移行防止層を積層し、該染料移行防止層上に熱溶融型
接着剤層を形成したことからなる昇華防止用熱転写マー
キングシートである。
【0009】なお、本願発明の昇華防止用熱転写マーキ
ングシートの製造方法としては、紙、フィルム等の基材
シート上の全面又は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性
被膜層を形成し、該剥離性被膜層上に全面又は必要部分
に塗料を塗布して塗料層を形成し、更に該塗料層上に耐
水化剤を含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料
移行防止層を形成し、更に該染料移行防止層上に熱溶融
型接着剤を塗布してなる昇華防止用熱転写マーキングシ
ートの製造方法である。
ングシートの製造方法としては、紙、フィルム等の基材
シート上の全面又は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性
被膜層を形成し、該剥離性被膜層上に全面又は必要部分
に塗料を塗布して塗料層を形成し、更に該塗料層上に耐
水化剤を含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料
移行防止層を形成し、更に該染料移行防止層上に熱溶融
型接着剤を塗布してなる昇華防止用熱転写マーキングシ
ートの製造方法である。
【0010】更に、本願発明の昇華防止用熱転写マーキ
ングシートの製造方法としては、紙、フィルム等の基材
シート上の全面又は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性
被膜層を施し、該剥離性被膜層上の全面又は必要部分に
塗料を塗布して塗料層を形成し、該塗料層上に耐水化剤
を含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料移行防
止層を形成し、更に該染料移行防止層上の全面又は必要
部分に塗料を塗布して塗料層を積層し、該塗料層上に熱
溶融型接着剤を塗布してなる昇華防止用熱転写マーキン
グシートの製造方法も可能である。
ングシートの製造方法としては、紙、フィルム等の基材
シート上の全面又は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性
被膜層を施し、該剥離性被膜層上の全面又は必要部分に
塗料を塗布して塗料層を形成し、該塗料層上に耐水化剤
を含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料移行防
止層を形成し、更に該染料移行防止層上の全面又は必要
部分に塗料を塗布して塗料層を積層し、該塗料層上に熱
溶融型接着剤を塗布してなる昇華防止用熱転写マーキン
グシートの製造方法も可能である。
【0011】又、本願発明の昇華防止用熱転写マーキン
グシートのその他の製造方法としては、紙、フィルム等
の基材シート上の全面又は必要部分に剥離剤を塗布して
剥離性被膜層を形成し、該剥離性被膜層上に耐水化剤を
含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料移行防止
層を形成し、該染料移行防止層上の全面又は必要部分に
塗料を塗布して塗料層を形成し、更に該塗料層上に、耐
水化剤を含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料
移行防止層を形成し、更に該染料移行防止層上に熱溶融
型接着剤を塗布したことを特徴とする昇華防止用熱転写
マーキングシートの製造方法も可能である。
グシートのその他の製造方法としては、紙、フィルム等
の基材シート上の全面又は必要部分に剥離剤を塗布して
剥離性被膜層を形成し、該剥離性被膜層上に耐水化剤を
含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料移行防止
層を形成し、該染料移行防止層上の全面又は必要部分に
塗料を塗布して塗料層を形成し、更に該塗料層上に、耐
水化剤を含有した親水性高分子を塗布し、架橋して染料
移行防止層を形成し、更に該染料移行防止層上に熱溶融
型接着剤を塗布したことを特徴とする昇華防止用熱転写
マーキングシートの製造方法も可能である。
【0012】
【作用】本願発明に係る昇華防止用熱転写マーキングシ
ート及びその製造方法においては、上記のような手段に
より、従来から、ポリエステル繊維に使用されている分
散性染料が疎水性化合物に対しては容易に染料移行し易
い点と、これに反し、親水性の水溶性高分子物は、分散
染料の染料移行を起こさせないが水溶性のため、耐洗濯
性に劣る点に着目し、これら従来の欠点を改善し、耐水
化剤で親水性高分子を架橋させることにより、耐洗濯性
を著しく向上させるとともに、分散染料の染料移行を完
全に防止することができるものである。
ート及びその製造方法においては、上記のような手段に
より、従来から、ポリエステル繊維に使用されている分
散性染料が疎水性化合物に対しては容易に染料移行し易
い点と、これに反し、親水性の水溶性高分子物は、分散
染料の染料移行を起こさせないが水溶性のため、耐洗濯
性に劣る点に着目し、これら従来の欠点を改善し、耐水
化剤で親水性高分子を架橋させることにより、耐洗濯性
を著しく向上させるとともに、分散染料の染料移行を完
全に防止することができるものである。
【0013】なお、表1に本願発明に係る耐水化剤を配
合した昇華防止用熱転写マーキングシートと耐水化剤を
配合していないポリビニルアルコールを使用した昇華防
止用熱転写マーキングシートとの比較試験結果を示す。
即ち、これら両者の昇華防止用熱転写マーキングシート
を分散染料で染色されたポリエステル布帛を被転写体と
して、JIS−L−0854(貯蔵中昇華試験)、又、
JIS−L−0217−103法(耐洗濯性試験)等の
比較試験を行った。
合した昇華防止用熱転写マーキングシートと耐水化剤を
配合していないポリビニルアルコールを使用した昇華防
止用熱転写マーキングシートとの比較試験結果を示す。
即ち、これら両者の昇華防止用熱転写マーキングシート
を分散染料で染色されたポリエステル布帛を被転写体と
して、JIS−L−0854(貯蔵中昇華試験)、又、
JIS−L−0217−103法(耐洗濯性試験)等の
比較試験を行った。
【0014】
【表1】昇華防止用熱転写マーキングシートの耐久性試
験結果
験結果
【0015】この表1より明らかなように、試験前、昇
華促進試験(貯蔵中昇華試験:120℃の雰囲気中で8
0分間暴露。及び長期貯蔵昇華試験:50℃の雰囲気中
で60日間暴露)したものを比較すれば、本願発明に係
る耐水化剤を配合した昇華防止用熱転写マーキングシー
トでは、当初5級を示しており、昇華促進試験後も5級
を示し、更に長期貯蔵昇華試験後においても5級を示し
極めて昇華防止性が良好であることを示している。な
お、前述の5級等の級判定に関しては、JIS−L−0
805(汚染用グレースケール)の方法を用いて判定し
た。各々の等級と判定基準は以下のようになっている。 5級:全く昇華が認められないもの。 4級:わずかに昇華が認められるもの。 3級:昇華が認められるもの。 2級:かなり昇華が認められるもの。 1級:著しく昇華が認められるもの。
華促進試験(貯蔵中昇華試験:120℃の雰囲気中で8
0分間暴露。及び長期貯蔵昇華試験:50℃の雰囲気中
で60日間暴露)したものを比較すれば、本願発明に係
る耐水化剤を配合した昇華防止用熱転写マーキングシー
トでは、当初5級を示しており、昇華促進試験後も5級
を示し、更に長期貯蔵昇華試験後においても5級を示し
極めて昇華防止性が良好であることを示している。な
お、前述の5級等の級判定に関しては、JIS−L−0
805(汚染用グレースケール)の方法を用いて判定し
た。各々の等級と判定基準は以下のようになっている。 5級:全く昇華が認められないもの。 4級:わずかに昇華が認められるもの。 3級:昇華が認められるもの。 2級:かなり昇華が認められるもの。 1級:著しく昇華が認められるもの。
【0016】一方、耐水化剤を配合していないポリビニ
ルアルコールを使用した昇華防止用熱転写マーキングシ
ートにおいては、当初5級を示しており、昇華促進試験
後も5級を示しているが、長期貯蔵昇華試験後において
は3級を示し、著しく昇華防止性が悪くなったことを示
している。又、耐洗濯性試験では、本願発明に係る耐水
化剤を配合した昇華防止用熱転写マーキングシートで
は、50回の洗濯回数を経てもポリエステルの布帛から
剥離したり、昇華防止用熱転写マーキングシート自体の
層間で剥離すると言うこともなく、接着性も極めて良好
であることを示している。
ルアルコールを使用した昇華防止用熱転写マーキングシ
ートにおいては、当初5級を示しており、昇華促進試験
後も5級を示しているが、長期貯蔵昇華試験後において
は3級を示し、著しく昇華防止性が悪くなったことを示
している。又、耐洗濯性試験では、本願発明に係る耐水
化剤を配合した昇華防止用熱転写マーキングシートで
は、50回の洗濯回数を経てもポリエステルの布帛から
剥離したり、昇華防止用熱転写マーキングシート自体の
層間で剥離すると言うこともなく、接着性も極めて良好
であることを示している。
【0017】一方、耐水化剤を配合していないポリビニ
ルアルコールを使用した昇華防止用熱転写マーキングシ
ートでは、5回の洗濯回数により、ポリエステルの布帛
から剥離したり、昇華防止用熱転写マーキングシート自
体の層間で剥離するため接着性が極めて悪いことを示し
ている。更に、本願発明に係る耐水化剤を配合した昇華
防止用熱転写マーキングシートでは、50回の洗濯回数
を経た後でも、5級の値を示し昇華防止性が極めて良好
であることを示した。
ルアルコールを使用した昇華防止用熱転写マーキングシ
ートでは、5回の洗濯回数により、ポリエステルの布帛
から剥離したり、昇華防止用熱転写マーキングシート自
体の層間で剥離するため接着性が極めて悪いことを示し
ている。更に、本願発明に係る耐水化剤を配合した昇華
防止用熱転写マーキングシートでは、50回の洗濯回数
を経た後でも、5級の値を示し昇華防止性が極めて良好
であることを示した。
【0018】なお、表1に示す比較試験では、基材シー
ト上に剥離性被膜層を全面又は必要部分に施し、該剥離
性被膜層上に全面又は所望の図柄の塗料層を形成させ、
該塗料層上に架橋する耐水化剤が配合された親水性高分
子を主成分とする染料移行防止層にて被覆し、該染料移
行防止層上に熱溶融型接着剤層を形成したことからなる
昇華防止用熱転写マーキングシートを使用して試験をお
こなったが、塗料層、更に、架橋する耐水化剤が配合さ
れた親水性高分子を主成分とする染料移行防止層と交互
積層したものでは、更に昇華防止効果が発揮できるもの
である。
ト上に剥離性被膜層を全面又は必要部分に施し、該剥離
性被膜層上に全面又は所望の図柄の塗料層を形成させ、
該塗料層上に架橋する耐水化剤が配合された親水性高分
子を主成分とする染料移行防止層にて被覆し、該染料移
行防止層上に熱溶融型接着剤層を形成したことからなる
昇華防止用熱転写マーキングシートを使用して試験をお
こなったが、塗料層、更に、架橋する耐水化剤が配合さ
れた親水性高分子を主成分とする染料移行防止層と交互
積層したものでは、更に昇華防止効果が発揮できるもの
である。
【0019】
【実施例】本願発明に係る昇華防止用熱転写マーキング
シートの実施例について、説明すると以下のようにな
る。即ち、本願発明は、基材シート2上に剥離性被膜層
3を全面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層3上に全
面又は所望の図柄の塗料層4を形成させ、該塗料層4上
に架橋する耐水化剤が配合された親水性高分子5aを主
成分とする染料移行防止層5にて被覆し、該染料移行防
止層5上に熱溶融型接着剤層6を形成したことからなる
昇華防止用熱転写マーキングシート1である。(図1参
照)。
シートの実施例について、説明すると以下のようにな
る。即ち、本願発明は、基材シート2上に剥離性被膜層
3を全面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層3上に全
面又は所望の図柄の塗料層4を形成させ、該塗料層4上
に架橋する耐水化剤が配合された親水性高分子5aを主
成分とする染料移行防止層5にて被覆し、該染料移行防
止層5上に熱溶融型接着剤層6を形成したことからなる
昇華防止用熱転写マーキングシート1である。(図1参
照)。
【0020】又、基材シート2上に剥離性被膜層3を全
面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層3上に全面又は
所望の図柄の塗料層4を形成させ、該塗料層4上に架橋
する耐水化剤が配合された親水性高分子5aを主成分と
する染料移行防止層5にて被覆し、更に、該染料移行防
止層5上に全面又は所望の図柄の塗料層4を積層し、該
塗料層4上に熱溶融型接着剤層6を形成したことからな
る昇華防止用熱転写マーキングシート1である。(図2
参照)。
面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層3上に全面又は
所望の図柄の塗料層4を形成させ、該塗料層4上に架橋
する耐水化剤が配合された親水性高分子5aを主成分と
する染料移行防止層5にて被覆し、更に、該染料移行防
止層5上に全面又は所望の図柄の塗料層4を積層し、該
塗料層4上に熱溶融型接着剤層6を形成したことからな
る昇華防止用熱転写マーキングシート1である。(図2
参照)。
【0021】その他、基材シート2上に剥離性被膜層3
を全面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層3上に架橋
する耐水化剤が配合された親水性高分子を主成分とする
染料移行防止層5を形成させ、該染料移行防止層5上に
全面又は所望の図柄の塗料層4を形成し、更に、該塗料
層4上に架橋する耐水化剤が配合された親水性高分子5
aを主成分とする染料移行防止層5を積層し、該染料移
行防止層5上に熱溶融型接着剤層6を形成したことから
なる昇華防止用熱転写マーキングシート1である。(図
3参照)。
を全面又は必要部分に施し、該剥離性被膜層3上に架橋
する耐水化剤が配合された親水性高分子を主成分とする
染料移行防止層5を形成させ、該染料移行防止層5上に
全面又は所望の図柄の塗料層4を形成し、更に、該塗料
層4上に架橋する耐水化剤が配合された親水性高分子5
aを主成分とする染料移行防止層5を積層し、該染料移
行防止層5上に熱溶融型接着剤層6を形成したことから
なる昇華防止用熱転写マーキングシート1である。(図
3参照)。
【0022】なお、本願発明の昇華防止用熱転写マーキ
ングシート1の製造方法としては、紙、フィルム等の基
材シート2上の全面又は必要部分に剥離剤3aを塗布し
て剥離性被膜層3を形成し、該剥離性被膜層3上に全面
又は必要部分に塗料4aを塗布して塗料層4を形成し、
更に該塗料層4上に耐水化剤を含有した親水性高分子5
aを塗布し、架橋して染料移行防止層5を形成し、更に
該染料移行防止層5上に熱溶融型接着剤6aを塗布して
熱溶融型接着剤層6を形成したことを特徴とする昇華防
止用熱転写マーキングシートの製造方法である。又、架
橋して染料移行防止層5を形成する場合に、架橋させる
温度は、加熱してもしなくてもよいが、加熱する場合は
70〜130℃が好ましい。
ングシート1の製造方法としては、紙、フィルム等の基
材シート2上の全面又は必要部分に剥離剤3aを塗布し
て剥離性被膜層3を形成し、該剥離性被膜層3上に全面
又は必要部分に塗料4aを塗布して塗料層4を形成し、
更に該塗料層4上に耐水化剤を含有した親水性高分子5
aを塗布し、架橋して染料移行防止層5を形成し、更に
該染料移行防止層5上に熱溶融型接着剤6aを塗布して
熱溶融型接着剤層6を形成したことを特徴とする昇華防
止用熱転写マーキングシートの製造方法である。又、架
橋して染料移行防止層5を形成する場合に、架橋させる
温度は、加熱してもしなくてもよいが、加熱する場合は
70〜130℃が好ましい。
【0023】更に、本願発明の昇華防止用熱転写マーキ
ングシート1の製造方法としては、紙、フィルム等の基
材シート2上の全面又は必要部分に剥離剤3aを塗布し
て剥離性被膜層3を施し、該剥離性被膜層3上の全面又
は必要部分に塗料4aを塗布して塗料層4を形成し、該
塗料層4上に耐水化剤を含有した親水性高分子5aを塗
布し、架橋して染料移行防止層5を形成し、更に該染料
移行防止層5上の全面又は必要部分に塗料4aを塗布し
て塗料層4を積層し、該塗料層4上に熱溶融型接着剤6
aを塗布して熱溶融型接着剤層6を形成したことを特徴
とする昇華防止用熱転写マーキングシート1の製造方法
も可能である。又、架橋して染料移行防止層5を形成す
る場合に、架橋させる温度は、加熱してもしなくてもよ
いが、加熱する場合は70〜130℃が好ましい。
ングシート1の製造方法としては、紙、フィルム等の基
材シート2上の全面又は必要部分に剥離剤3aを塗布し
て剥離性被膜層3を施し、該剥離性被膜層3上の全面又
は必要部分に塗料4aを塗布して塗料層4を形成し、該
塗料層4上に耐水化剤を含有した親水性高分子5aを塗
布し、架橋して染料移行防止層5を形成し、更に該染料
移行防止層5上の全面又は必要部分に塗料4aを塗布し
て塗料層4を積層し、該塗料層4上に熱溶融型接着剤6
aを塗布して熱溶融型接着剤層6を形成したことを特徴
とする昇華防止用熱転写マーキングシート1の製造方法
も可能である。又、架橋して染料移行防止層5を形成す
る場合に、架橋させる温度は、加熱してもしなくてもよ
いが、加熱する場合は70〜130℃が好ましい。
【0024】又、本願発明の昇華防止用熱転写マーキン
グシート1のその他の製造方法としては、紙、フィルム
等の基材シート2上の全面又は必要部分に剥離剤3aを
塗布して剥離性被膜層3を形成し、該剥離性被膜層3上
に耐水化剤を含有した親水性高分子5aを塗布し、架橋
して染料移行防止層5を形成し、該染料移行防止層5上
の全面又は必要部分に塗料4aを塗布して塗料層4を形
成し、更に該塗料層4上に、耐水化剤を含有した親水性
高分子5aを塗布し、架橋して染料移行防止層5を形成
し、更に該染料移行防止層5上に熱溶融型接着剤6aを
塗布して熱溶融型接着剤層6を形成したことを特徴とす
る昇華防止用熱転写マーキングシート1の製造方法も可
能である。又、架橋して染料移行防止層5を形成する場
合に、架橋させる温度は、加熱してもしなくてもよい
が、加熱する場合は70〜130℃が好ましい。
グシート1のその他の製造方法としては、紙、フィルム
等の基材シート2上の全面又は必要部分に剥離剤3aを
塗布して剥離性被膜層3を形成し、該剥離性被膜層3上
に耐水化剤を含有した親水性高分子5aを塗布し、架橋
して染料移行防止層5を形成し、該染料移行防止層5上
の全面又は必要部分に塗料4aを塗布して塗料層4を形
成し、更に該塗料層4上に、耐水化剤を含有した親水性
高分子5aを塗布し、架橋して染料移行防止層5を形成
し、更に該染料移行防止層5上に熱溶融型接着剤6aを
塗布して熱溶融型接着剤層6を形成したことを特徴とす
る昇華防止用熱転写マーキングシート1の製造方法も可
能である。又、架橋して染料移行防止層5を形成する場
合に、架橋させる温度は、加熱してもしなくてもよい
が、加熱する場合は70〜130℃が好ましい。
【0025】なお、本願発明に係る昇華防止用熱転写マ
ーキングシート1における染料移行防止層5と熱溶融型
接着剤層6との間に接着性を高めるためにポリウレタン
樹脂からなる弾性樹脂層を設けてもよい。又、本願発明
に係る昇華防止用熱転写マーキングシート1における塗
料層4は10〜40μ、染料移行防止層5は10〜40
μ、熱溶融型接着剤層6は30〜50μ、(ポリウレタ
ン樹脂等の弾性樹脂層は3〜10μ)にするのが好まし
い。
ーキングシート1における染料移行防止層5と熱溶融型
接着剤層6との間に接着性を高めるためにポリウレタン
樹脂からなる弾性樹脂層を設けてもよい。又、本願発明
に係る昇華防止用熱転写マーキングシート1における塗
料層4は10〜40μ、染料移行防止層5は10〜40
μ、熱溶融型接着剤層6は30〜50μ、(ポリウレタ
ン樹脂等の弾性樹脂層は3〜10μ)にするのが好まし
い。
【0026】なお、前記剥離性被膜層3に関して言え
ば、該剥離性被膜層3は、実質的に塗料層4の保護層的
特性を有し、又、昇華防止用熱転写マーキングシートの
ベースとしての役割を果たすものである。従って、衣料
品に本願発明の昇華防止用熱転写マーキングシート1を
貼付した後、該基材シート2を取り除くことができる。
離型性を有する基材シート2は、フィルム又は紙でよ
く、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポ
リエチレンラミネート紙が使用できる。そして、該基材
シート2に剥離性を持たせるために剥離剤を塗布し処理
すればよく、剥離剤としては、シリコーン樹脂、フッ素
樹脂、油脂等が使用され、剥離性の強弱を適宜コントロ
ールすることができる。
ば、該剥離性被膜層3は、実質的に塗料層4の保護層的
特性を有し、又、昇華防止用熱転写マーキングシートの
ベースとしての役割を果たすものである。従って、衣料
品に本願発明の昇華防止用熱転写マーキングシート1を
貼付した後、該基材シート2を取り除くことができる。
離型性を有する基材シート2は、フィルム又は紙でよ
く、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポ
リエチレンラミネート紙が使用できる。そして、該基材
シート2に剥離性を持たせるために剥離剤を塗布し処理
すればよく、剥離剤としては、シリコーン樹脂、フッ素
樹脂、油脂等が使用され、剥離性の強弱を適宜コントロ
ールすることができる。
【0027】又、塗料層4を形成する塗料としては、ポ
リウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、酢酸
ビニル樹脂等が使用できる。更に、上記樹脂に顔料、可
塑剤等を併用することもできる。
リウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、酢酸
ビニル樹脂等が使用できる。更に、上記樹脂に顔料、可
塑剤等を併用することもできる。
【0028】又、架橋する耐水化剤が配合された親水性
高分子5aを主成分とする染料移行防止層5において、
前記耐水化剤としては、N−メチロメラミン、N−メチ
ロール尿素、N−メチロールアクリルアミド、有機イソ
シアネート、水溶性エポキシ樹脂、チタン化合物、ジル
コニア化合物、銅化合物等が挙げられる。特に耐水性と
柔軟性に優れている耐水化剤は有機イソシアネートであ
る。有機イソシアネートの中で特に優れているものとし
ては、ブロック型イソシアネートである。耐水化剤は、
直接親水性高分子に添加され塗料層4に塗布されるが、
水溶性高分子物又は高分子分散液に対する耐水化剤の添
加量は適宜調整されるが、好ましくは、10〜150重
量%(対樹脂分)であり、更に好ましくは20〜100
重量%である。
高分子5aを主成分とする染料移行防止層5において、
前記耐水化剤としては、N−メチロメラミン、N−メチ
ロール尿素、N−メチロールアクリルアミド、有機イソ
シアネート、水溶性エポキシ樹脂、チタン化合物、ジル
コニア化合物、銅化合物等が挙げられる。特に耐水性と
柔軟性に優れている耐水化剤は有機イソシアネートであ
る。有機イソシアネートの中で特に優れているものとし
ては、ブロック型イソシアネートである。耐水化剤は、
直接親水性高分子に添加され塗料層4に塗布されるが、
水溶性高分子物又は高分子分散液に対する耐水化剤の添
加量は適宜調整されるが、好ましくは、10〜150重
量%(対樹脂分)であり、更に好ましくは20〜100
重量%である。
【0029】又、本願発明の昇華防止用熱転写マーキン
グシート1においては、耐水化剤を含有した親水性高分
子5aを用いて昇華防止用熱転写マーキングシート1の
染料移行防止層5を構成することを特徴としており、該
親水性高分子としては、水溶性高分子物又は高分子分散
液が挙げられる。
グシート1においては、耐水化剤を含有した親水性高分
子5aを用いて昇華防止用熱転写マーキングシート1の
染料移行防止層5を構成することを特徴としており、該
親水性高分子としては、水溶性高分子物又は高分子分散
液が挙げられる。
【0030】なお、前記水溶性高分子物としては、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチ
ン、カゼイン、加工デンプン等が使用できる。その中で
は、特にポリビニルアルコールが好ましい。使用される
ポリビニルアルコールの重合度は500〜1700が好
ましく、更に好ましい重合度は500〜1000であ
る。ケン化度は80〜99モル%が好ましく、更に好ま
しいケン化度は88〜96モル%である。前記のポリビ
ニルアルコールは、通常市販されているものでもよく、
ポリビニルアルコールとしての特性を保持できれば、変
性物、共重合体であっても差し支えはない。
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチ
ン、カゼイン、加工デンプン等が使用できる。その中で
は、特にポリビニルアルコールが好ましい。使用される
ポリビニルアルコールの重合度は500〜1700が好
ましく、更に好ましい重合度は500〜1000であ
る。ケン化度は80〜99モル%が好ましく、更に好ま
しいケン化度は88〜96モル%である。前記のポリビ
ニルアルコールは、通常市販されているものでもよく、
ポリビニルアルコールとしての特性を保持できれば、変
性物、共重合体であっても差し支えはない。
【0031】変性物としては、例えばエーテル化、エス
テル化、アセタール化等の変性ポリビニルアルコールが
挙げられる。共重合体は、酢酸ビニルと共重合可能な単
量体、例えばアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の
カルボン酸基含有不飽和単量体及びその塩、又はアクリ
ルアミドメタクリルアミド等のアミド基含有不飽和単量
体、ビニルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のスル
ホン酸基含有不飽和単量体及びその塩との共重合体ポリ
ビニルアルコールが挙げられる。共重合率は用いられる
共重合体の種類によって多少変動するが、一般に0.1
〜10モル%の範囲が採用される。又、上記共重合体は
単独でも2種類以上組み合わせて使用することもでき
る。
テル化、アセタール化等の変性ポリビニルアルコールが
挙げられる。共重合体は、酢酸ビニルと共重合可能な単
量体、例えばアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の
カルボン酸基含有不飽和単量体及びその塩、又はアクリ
ルアミドメタクリルアミド等のアミド基含有不飽和単量
体、ビニルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のスル
ホン酸基含有不飽和単量体及びその塩との共重合体ポリ
ビニルアルコールが挙げられる。共重合率は用いられる
共重合体の種類によって多少変動するが、一般に0.1
〜10モル%の範囲が採用される。又、上記共重合体は
単独でも2種類以上組み合わせて使用することもでき
る。
【0032】又、前記高分子分散液は、ポリビニルアル
コールを乳化分散剤として使用してなるポリ酢酸ビニ
ル、酢酸ビニルとアクリル酸エステル又は、メタクリル
酸エステル、酢酸ビニルとエチレンの共重合体、酢酸ビ
ニルとアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルと
スチレンの3元共重合体の分散液が挙げられる。なお、
高分子分散液の濃度は、一般的には44〜55重量%、
粘度(25℃)は1000〜10000cpが好まし
く、更に好ましくは、3000〜5000cpである。
コールを乳化分散剤として使用してなるポリ酢酸ビニ
ル、酢酸ビニルとアクリル酸エステル又は、メタクリル
酸エステル、酢酸ビニルとエチレンの共重合体、酢酸ビ
ニルとアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルと
スチレンの3元共重合体の分散液が挙げられる。なお、
高分子分散液の濃度は、一般的には44〜55重量%、
粘度(25℃)は1000〜10000cpが好まし
く、更に好ましくは、3000〜5000cpである。
【0033】次に、本願発明の昇華防止用熱転写マーキ
ングシート1に使用する熱溶融型接着剤6aとしては、
ホットメルト接着剤がよく、具体的には、ポリウレタン
樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、アタ
クチックポリプロピレン等が使用される。又、熱溶融型
接着剤層6と耐水化剤含有親水性高分子5aの層である
染料移行防止層5との接着性を高めるために、これら両
層の間に弾性樹脂層を設けるとよく、具体的には、ポリ
ウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂の層を設
けることもできる。
ングシート1に使用する熱溶融型接着剤6aとしては、
ホットメルト接着剤がよく、具体的には、ポリウレタン
樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、アタ
クチックポリプロピレン等が使用される。又、熱溶融型
接着剤層6と耐水化剤含有親水性高分子5aの層である
染料移行防止層5との接着性を高めるために、これら両
層の間に弾性樹脂層を設けるとよく、具体的には、ポリ
ウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂の層を設
けることもできる。
【0034】(実施例1) 厚み100μのポリエステルフィルムの基材シート2に
シリコーン樹脂(KS−883:信越化学工業製シリコ
ーン樹脂)により全面に剥離性被膜層3を施し、該剥離
性被膜層3上に、表2に示す組成A、B及びCからなる
白色塗料を150メッシュのスクリーン版にて所望の図
柄を印刷し、乾燥させて塗料層4を20μ形成させた。
(以下、重量部で示す。)
シリコーン樹脂(KS−883:信越化学工業製シリコ
ーン樹脂)により全面に剥離性被膜層3を施し、該剥離
性被膜層3上に、表2に示す組成A、B及びCからなる
白色塗料を150メッシュのスクリーン版にて所望の図
柄を印刷し、乾燥させて塗料層4を20μ形成させた。
(以下、重量部で示す。)
【0035】
【表2】(白色塗料組成) A:ニッポラン800(日本ポリウレタン製ポリウレタン樹脂) 9.1 ニッポラン1100(日本ポリウレタン製ポリウレタン樹脂) 9.1 酢酸エチル 12.0 酢酸ブチル 12.0 エチレングリコールアセテート 12.0 トルエン 15.8 コロネートHX(日本ポリウレタン製イソシアネート) 30.0 計 100.0 の配合物60部と B:タイペークR−550(石原産業製チタン白色顔料) 60.0 ジメチルホルムアミド 40.0 計 100.0 の配合物30部に C:消泡剤ブルロニックL−61(旭電化製 1重量%溶液) 10部よりなる白色塗料
【0036】該塗料層4上に表3に示す組成よりなる配
合物Dを135メッシュのスクリーン版にて印刷後、乾
燥し、染料移行防止層5を20μ形成させた。
合物Dを135メッシュのスクリーン版にて印刷後、乾
燥し、染料移行防止層5を20μ形成させた。
【0037】
【表3】(配合物D) D:PA−05(信越化学工業製ポリビニルアルコール 50.0 30重量%溶液 平均重合度550、ケン化度88モル%) タケネートD−110N(武田薬品製イソシアネート 40.0 75%溶液) シクロヘキサノン 9.9 消泡剤ブルロニックL−61(旭電化製) 0.1 計 100.0
【0038】該染料移行防止層5の上に表4に示す組成
からなる熱溶融型接着剤Eを80メッシュのスクリーン
版にて印刷後、乾燥させて熱溶融型接着剤層6として4
0μ形成させて昇華防止用熱転写マーキングシートを構
成した。
からなる熱溶融型接着剤Eを80メッシュのスクリーン
版にて印刷後、乾燥させて熱溶融型接着剤層6として4
0μ形成させて昇華防止用熱転写マーキングシートを構
成した。
【0039】
【表4】(熱溶融型接着剤E) E:ニッポラン3110 80.0 (日本ポリウレタン製ポリウレタン 23重量%) シクロヘキサノン 19.9 消泡剤ブルロニックL−61(旭電化製) 0.1 計 100.0
【0040】これら昇華防止用熱転写マーキングシート
1を分散染料で染色されたポリエステル布帛を被転写体
として、JIS−L−0854(貯蔵中昇華試験)に
て、プレス後試験した結果、そのマークには被転写体の
染料による移行は認められなかった。又、JIS−L−
0217−103法(耐洗濯性試験)、JIS−L−0
217−402法(石油系ドライクリーニング)、JI
S−L−0849(耐摩擦試験)等の耐洗濯剥離性もク
リアーし、昇華防止用熱転写マーキングシートとして完
成されているものである。
1を分散染料で染色されたポリエステル布帛を被転写体
として、JIS−L−0854(貯蔵中昇華試験)に
て、プレス後試験した結果、そのマークには被転写体の
染料による移行は認められなかった。又、JIS−L−
0217−103法(耐洗濯性試験)、JIS−L−0
217−402法(石油系ドライクリーニング)、JI
S−L−0849(耐摩擦試験)等の耐洗濯剥離性もク
リアーし、昇華防止用熱転写マーキングシートとして完
成されているものである。
【0041】(実施例2) 厚み100μのポリエステルフィルムの基材シート2に
シリコーン樹脂(KS−883:信越化学工業製シリコ
ーン樹脂)により全面に剥離性被膜層3を施し、実施例
1の配合物Dを135メッシュのスクリーン版にて所望
の図柄を印刷後乾燥し染料移行防止層5を20μ形成
し、その図柄の上よりA、B及びCの組成からなる白色
塗料(前出)を150メッシュのスクリーン版にて印刷
後、乾燥して塗料層4を20μ形成させた。更に前述の
配合物Dを前記の要領で染料移行防止層5を20μ積層
させ、実施例1と同様に熱溶融型接着剤Eを施して熱溶
融型接着剤層6を形成させ昇華防止用熱転写マーキング
シートを構成した。該昇華防止用熱転写マーキングシー
トを実施例1と同様の分散染料で染色されたポリエステ
ル布帛を被転写体として実施例1と同様のJIS規格に
よるテストの結果、そのマークには被転写体の染料移行
は認められずより優れた結果となっている。
シリコーン樹脂(KS−883:信越化学工業製シリコ
ーン樹脂)により全面に剥離性被膜層3を施し、実施例
1の配合物Dを135メッシュのスクリーン版にて所望
の図柄を印刷後乾燥し染料移行防止層5を20μ形成
し、その図柄の上よりA、B及びCの組成からなる白色
塗料(前出)を150メッシュのスクリーン版にて印刷
後、乾燥して塗料層4を20μ形成させた。更に前述の
配合物Dを前記の要領で染料移行防止層5を20μ積層
させ、実施例1と同様に熱溶融型接着剤Eを施して熱溶
融型接着剤層6を形成させ昇華防止用熱転写マーキング
シートを構成した。該昇華防止用熱転写マーキングシー
トを実施例1と同様の分散染料で染色されたポリエステ
ル布帛を被転写体として実施例1と同様のJIS規格に
よるテストの結果、そのマークには被転写体の染料移行
は認められずより優れた結果となっている。
【0042】(実施例3) 実施例1において、配合物Dを表5に示す組成Fに変更
した以外は実施例1と同様に昇華防止用マーキングシー
トを構成した。
した以外は実施例1と同様に昇華防止用マーキングシー
トを構成した。
【0043】
【表5】(組成F) F:ビニブラン1107L 60.0 (日信化学製酢ビエマルジョン50重量%溶液) タケネートD−110N 30.0 (武田薬品製イソシアネート75%溶液) シクロヘキサノン 9.9 消泡剤ブルロニックL−61(旭電化製) 0.1 計 100.0
【0044】なお、該昇華防止用熱転写マーキングシー
トを実施例1と同様の分散染料で染色されたポリエステ
ル布帛を被転写体として実施例1と同様のJIS規格に
よるテストの結果、そのマークには被転写体の染料移行
は認められずより優れた結果となっている。
トを実施例1と同様の分散染料で染色されたポリエステ
ル布帛を被転写体として実施例1と同様のJIS規格に
よるテストの結果、そのマークには被転写体の染料移行
は認められずより優れた結果となっている。
【0045】(実施例4) 厚み300μのポリエステルフィルムの基材シート2に
シリコーン樹脂(KS−883:信越化学工業製シリコ
ーン樹脂)により全面に剥離性被膜層3を施し、該剥離
性被膜層3上にA、B及びCの組成からなる白色塗料
(前出)を150メッシュのスクリーン版にて所望の図
柄を印刷し、乾燥させて塗料層4を20μ形成させた。
該塗料層4上に配合物D(前出)を135メッシュのス
クリーン版にて印刷後、乾燥し、染料移行防止層5を2
0μ形成させた。該染料移行防止層5の上にニッポラン
800(前出)を5μ施し、その上に熱溶融型接着剤E
(前出)を80メッシュのスクリーン版にて印刷後、乾
燥させて熱溶融型接着剤層6を40μ形成させて昇華防
止用熱転写マーキングシートを構成した。なお、該昇華
防止用熱転写マーキングシートを実施例1と同様の分散
染料で染色されたポリエステル布帛を被転写体として実
施例1と同様のJIS規格によるテストの結果、そのマ
ークには被転写体の染料移行は認められずより優れた結
果となっている。
シリコーン樹脂(KS−883:信越化学工業製シリコ
ーン樹脂)により全面に剥離性被膜層3を施し、該剥離
性被膜層3上にA、B及びCの組成からなる白色塗料
(前出)を150メッシュのスクリーン版にて所望の図
柄を印刷し、乾燥させて塗料層4を20μ形成させた。
該塗料層4上に配合物D(前出)を135メッシュのス
クリーン版にて印刷後、乾燥し、染料移行防止層5を2
0μ形成させた。該染料移行防止層5の上にニッポラン
800(前出)を5μ施し、その上に熱溶融型接着剤E
(前出)を80メッシュのスクリーン版にて印刷後、乾
燥させて熱溶融型接着剤層6を40μ形成させて昇華防
止用熱転写マーキングシートを構成した。なお、該昇華
防止用熱転写マーキングシートを実施例1と同様の分散
染料で染色されたポリエステル布帛を被転写体として実
施例1と同様のJIS規格によるテストの結果、そのマ
ークには被転写体の染料移行は認められずより優れた結
果となっている。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本願発明のポリビニルア
ルコールに耐水化剤を含有させた染料移行防止層を配し
た昇華防止用熱転写マーキングシートは染料の移行防止
と耐洗濯性に優れた衣料その他の昇華防止用熱転写マー
キングシートとして広く利用し得るものである。
ルコールに耐水化剤を含有させた染料移行防止層を配し
た昇華防止用熱転写マーキングシートは染料の移行防止
と耐洗濯性に優れた衣料その他の昇華防止用熱転写マー
キングシートとして広く利用し得るものである。
【図1】本願発明に係る昇華防止用熱転写マーキングシ
ートを示す要部拡大断面図。
ートを示す要部拡大断面図。
【図2】本願発明に係る昇華防止用熱転写マーキングシ
ートを示す要部拡大断面図。
ートを示す要部拡大断面図。
【図3】本願発明に係る昇華防止用熱転写マーキングシ
ートを示す要部拡大断面図。
ートを示す要部拡大断面図。
1 昇華防止用熱転写マーキングシート 2 基材シート 3a 剥離剤 3 剥離性被膜層 4a 塗料 4 塗料層 5a 親水性高分子(架橋する耐水化剤含有) 5 染料移行防止層 6a 熱溶融型接着剤 6 熱溶融型接着剤層 7 被転写体
フロントページの続き (72)発明者 川田 洋 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番 35号 美津濃株式会社内 (72)発明者 中村 英俊 茨城県鹿島郡波崎町砂山2668−22 信越 化学工業株式会社 高分子機能性材料研 究所内 (72)発明者 小林 博徳 福井県福井市花堂中2丁目29番5号 株 式会社丸仁内 審査官 松本 直子 (56)参考文献 特開 平7−305281(JP,A) 特開 平7−26479(JP,A) 特開 平6−280172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06P 5/00 118 B41M 5/30 B41M 5/40 B44C 1/17
Claims (10)
- 【請求項1】 基材シート上に剥離性被膜層を全面又は
必要部分に施し、該剥離性被膜層上に全面又は所望の図
柄の塗料層を形成させ、該塗料層上に架橋する耐水化剤
が配合された親水性高分子を主成分とする染料移行防止
層にて被覆し、該染料移行防止層上に熱溶融型接着剤層
を形成したことからなる昇華防止用熱転写マーキングシ
ート。 - 【請求項2】 基材シート上に剥離性被膜層を全面又は
必要部分に施し、該剥離性被膜層上に全面又は所望の図
柄の塗料層を形成させ、該塗料層上に架橋する耐水化剤
が配合された親水性高分子を主成分とする染料移行防止
層にて被覆し、更に、該染料移行防止層上に全面又は所
望の図柄の塗料層を積層し、該塗料層上に熱溶融型接着
剤層を形成したことからなる昇華防止用熱転写マーキン
グシート。 - 【請求項3】 基材シート上に剥離性被膜層を全面又は
必要部分に施し、該剥離性被膜層上に架橋する耐水化剤
が配合された親水性高分子を主成分とする染料移行防止
層を形成させ、該染料移行防止層上に全面又は所望の図
柄の塗料層を形成し、更に、該塗料層上に架橋する耐水
化剤が配合された親水性高分子を主成分とする染料移行
防止層を積層し、該染料移行防止層上に熱溶融型接着剤
層を形成したことからなる昇華防止用熱転写マーキング
シート。 - 【請求項4】 前記耐水化剤が配合された親水性高分子
を主成分とする染料移行防止層において、耐水化剤が、
N−メチロメラミン、N−メチロール尿素、N−メチロ
ールアクリルアミド、有機イソシアネート、水溶性エポ
キシ樹脂、チタン化合物、ジルコニア化合物、銅化合物
から選ばれる請求項1、2又は3記載の昇華防止用熱転
写マーキングシート。 - 【請求項5】 前記耐水化剤が配合された親水性高分子
を主成分とする染料移行防止層において、親水性高分子
が水溶性高分子物又は、高分子分散液である請求項1、
2、3又は4記載の昇華防止用熱転写マーキングシー
ト。 - 【請求項6】 前記水溶性高分子物が、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、加工デンプンから選ばれる請求項1、2、3、4又
は5記載の昇華防止用熱転写マーキングシート。 - 【請求項7】 前記高分子分散液が、ポリビニルアルコ
ールを乳化分散剤として使用してなる分散液で、該組成
がポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルとアクリル酸エステル、
又はメタクリル酸エステル、酢酸ビニルとエチレンの共
重合体、酢酸ビニルとアクリル酸エステル又はメタクリ
ル酸エステルとスチレンの3元共重合体から選ばれる請
求項1、2、3、4又は5記載の昇華防止用熱転写マー
キングシート。 - 【請求項8】 紙、フィルム等の基材シート上の全面又
は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性被膜層を形成し、
該剥離性被膜層上に全面又は必要部分に塗料を塗布して
塗料層を形成し、更に該塗料層上に耐水化剤を含有した
親水性高分子を塗布し、架橋して染料移行防止層を形成
し、更に該染料移行防止層上に熱溶融型接着剤を塗布し
てなる昇華防止用熱転写マーキングシートの製造方法。 - 【請求項9】 紙、フィルム等の基材シート上の全面又
は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性被膜層を施し、該
剥離性被膜層上の全面又は必要部分に塗料を塗布して塗
料層を形成し、該塗料層上に耐水化剤を含有した親水性
高分子を塗布し、架橋して染料移行防止層を形成し、更
に該染料移行防止層上の全面又は必要部分に塗料を塗布
して塗料層を積層し、該塗料層上に熱溶融型接着剤を塗
布してなる昇華防止用熱転写マーキングシートの製造方
法。 - 【請求項10】 紙、フィルム等の基材シート上の全面
又は必要部分に剥離剤を塗布して剥離性被膜層を形成
し、該剥離性被膜層上に耐水化剤を含有した親水性高分
子を塗布し、架橋して染料移行防止層を形成し、該染料
移行防止層上の全面又は必要部分に塗料を塗布して塗料
層を形成し、更に該塗料層上に、耐水化剤を含有した親
水性高分子を塗布し、架橋して染料移行防止層を形成
し、更に該染料移行防止層上に熱溶融型接着剤を塗布し
たことを特徴とする昇華防止用熱転写マーキングシート
の製造方法。
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---|---|---|---|
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JP6323577A JP2965474B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 昇華防止用熱転写マーキングシート及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08156429A JPH08156429A (ja) | 1996-06-18 |
JP2965474B2 true JP2965474B2 (ja) | 1999-10-18 |
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1994
- 1994-11-30 JP JP6323577A patent/JP2965474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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