JP2949365B2 - ガラス板を曲げる方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガラス板を曲げるため及び焼もどすための
方法及び装置に関し、特に、横方向に湾曲した輪郭に形
成するために、熱くて平らなガラス板を受け取り、それ
を希望の輪郭に形成するデスクローラー又はミニローラ
ーの長さ方向の列を位置決めすることによつて、平らな
ガラス板を、サイドガラス（横窓）及びバツクガラス
（後窓）として、自動車に又は建物に適合して使用でき
る湾曲したガラス板に曲げることに関する。ローラーの
長さ方向の列は、自動車の荷おろし端から見ると、横方
向に曲げられたガラス板を作るために、調節された異な
る垂直高さに持ち上げられまた降ろされることができ
る。

従来の技術 ガラス板を曲げる多数の技術が公知である。簡単な技
術では、ガラス板の端部分を、窪んだ中央部分を持ち水
平に位置決めされて輪郭を描くペリメーター型の端部分
の上に支持して、その支持されない中央部分を重力によ
つてたるまさせ、型の窪んだ中央部分の形状に順応する
ように、ガラス板を加熱する。この重力による方法は遅
い。重力による方法は、米国特許3846104にセイモアー
によつて開示されたように、熱いガラス板を曲げるのを
重力に依存する代わりに、１対の上及び下の輪郭を描く
型の間で熱いガラス板を圧迫することによつて、速度を
速くすることができる。リツタほかの米国特許3476540
は、熱いガラス板が重力によつてその上で曲げられる単
一の垂直方向に持上げられる下の曲げ型を持つガラス曲
げ装置を開示する。不利益なことに、曲げられたガラス
板は、端支持なしに、ローラーコンベヤーに沿つて焼も
どし区域の中を通らなければならない。

ローゲウクスの米国特許3600150は、熱くて柔らかい
ガラス板がローラーコンベヤーから柔軟なハンモツクの
上に滑り落され、その後に、上及び下の成形用の型の間
で圧迫されて曲げられるガラス曲げ装置を示す。柔軟な
ハンモツクの目的は、最初に固い角のある型の表面に接
触することなしに、ガラス板を支持することである。装
置の大きな改造が、ガラスの形状に変更が希望された時
に必要になる。

セイモアーの米国特許4300935は、熱くて柔らかいガ
ラス板が、ガラス板を持ち上げて曲げ型の上に落して重
力によつて曲げる平らな真空圧縮によつて、持ち上げら
れるようにしたガラス曲げ装置を開示する。ガラスを曲
げた後に、曲げられたガラスを運ぶ曲げ型が、曲げられ
たガラス板を焼もどすシヤトルと一緒に焼もどし場所を
通される。

大きなガラス板を曲げる、特に、建物の設計者によつ
て特定された大きな曲がつたガラスに曲げる方法及び装
置を提供することが、長い間希望されていた。現在ある
水平な型による曲げ設備の主要な問題は、大体、ガラス
板の中央の大きな面積のガラスを支持しないままにす
る、水平方向に位置決めされたペリメーター型を、使用
することである。支持されていないガラスの面積は、ガ
ラスが曲げられるために軟化点にある時に、制御されな
いたるみの主題になることができる。

従来のガラス曲げ機械のもう１つの問題は、１つの寸
法のガラスから他の寸法のガラスに変える融通性がない
ことと、費用がかかることである。従来の曲げ機械は、
１つの寸法の形状のあるガラス板を少しだけ生産して、
貴重な生産時間の損失なしに、違つた形状及び寸法のガ
ラス板に急速に変更する能力を持たない。

発明の大要 本発明のバツチ式方法によれば、ガラス板は、荷積み
コンベヤーから、ガラス板が加熱される炉の中にローラ
ーに載せ運搬される。ガラス板は、ガラス板が熱くて柔
らかい状態に達して曲げ易くなるまで、デスク又はミニ
ローラーの長さ方向の列の上で、前後に振動する。デス
クローラーの長さ方向の列の垂直位置が、希望の曲がつ
たガラス板の湾曲した横方向輪郭に変えられる。熱いガ
ラス板が、重力によつてたるんで、ローラーの長さ方法
の列の先端表面の形状に順応して、その後、ガラス板が
クエンチされるクエンチ部に、急速に運ばれる。

クエンチ部は、炉の中のローラーと同じ横方向に湾曲
した輪郭を形成するデスク又はミニローラーの長さ方向
の列を含む。クエンチエアーチユーブが、クエンチロー
ラーを支持し、また、曲がつたガラス板の上表面及び底
表面にクエンチエアーを向ける働きをする。

曲がつたガラス板は、その後、ガラス板が冷却空気に
よつて冷却される冷却部に移動され、さらに、冷えた曲
がつたガラス板が機械から取り出される荷おろし部に移
動される。

すなわち、請求項１の本発明のガラス板を曲げる装置
は、ガラス板を受け取つて、ガラス板を熱くて柔らかい
状態に加熱する炉と、前記炉の中のガラス板を前記炉を
通して移動させ、また、前記炉の中のガラス板を支持す
るオーブンミニローラーの長さ方向の列を含むコンベヤ
ー手段と、前記オーブンミニローラーに接続されて、そ
れらを回転させる動力手段と、前記炉の中の前記オーブ
ンミニローラー長さ方向の列の各々を支持する支持手段
と、前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の各々に
接続され、前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の
各々の垂直位置を、熱くて柔らかいガラス板が前記オー
ブンミニローラーによつて形成されるベンドに順応して
曲がつたガラス板を形成しながら、前記炉の幅を横切る
前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直
位置が熱くて柔らかいガラス板を曲げる希望のベンドの
輪郭を形成するガラス曲げ位置に、変える手段と、曲げ
られたガラス板をクエンチする手段とからなる。

前記請求項１の本発明のガラス板を曲げる装置におい
ては、前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の各々
が、前記炉の中の縦方向に延びる長さ方向支持バーに回
転可能に取り付けられる。

前記請求項１の本発明のガラス板を曲げる装置におい
ては、前記クエンチする手段が、長さ方向の列に配置さ
れた上のクエンチチユーブと、長さ方向の列に配置され
た下のクエンチチユーブと、前記クエンチチユーブの上
および下の列に接続されて、前記クエンチチユーブの列
の各々の垂直位置を、前記上のクエンチチユーブが曲げ
られたガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、前記下
のクエンチチユーブが曲げられたガラス板の底面と同じ
輪郭を持つクエンチ位置に変える手段とからなるクエン
チ部を含む。

請求項４の本発明のガラス板を曲げる装置は、ガラス
板を受け取つて、ガラス板を熱くて柔らかい状態に加熱
する炉と、前記炉の中のガラス板を移動し、また、前記
炉の中でガラス板を支持して運搬するための、前記炉の
幅を横切つて間隔を開け置かれた長さ方向の列に配置さ
れて、前記炉の中の縦に延びる長さ方向支持バーに回転
可能に取り付けられたオーブンミニローラーを含むコン
ベヤー手段と、前記オーブンミニローラーに接続され
て、それらを回転させる動力手段と、前記オーブンミニ
ローラーの長さ方向の列に接続されて、前記オーブンミ
ニローラーの垂直位置を、前記炉の幅を横切る前記オー
ブンミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直位置が熱
くて柔らかいガラス板を希望の輪郭に曲げるための希望
のベンドの輪郭を持つガラス曲げ位置に変える手段と、
熱くて曲げられたガラス板をクエンチする手段を備えた
クエンチ部と、前記クエンチ部に隣接して曲げられたガ
ラス板を冷却する手段を備えた冷却部と、長さ方向の列
に配置された上のクエンチチユーブ及び長さ方向の列に
配置された下のクエンチチユーブを備えるクエンチ部を
含むクエンチ手段と、前記クエンチチユーブの上及び下
の列に接続されて、クエンチチユーブの長さ方向の列の
各々の垂直位置を、上のクエンチチユーブが曲げられた
ガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、下のクエンチ
チユーブが曲げられたガラス板の底面と同じ輪郭を持つ
クエンチ位置に変える手段とからなる。

請求項５の本発明のガラス板を曲げ及び焼きもどしす
る装置は、平らなガラス板を熱くて柔らかい曲げること
ができる状態に加熱する炉と、ガラス板を前記炉の中に
運び込むためのローラーを持つ荷積みコンベヤー手段
と、前記荷積みコンベヤーローラーに接続されて、それ
らを回転させる動力手段と、クエンチ部の幅を横切つて
間隔を開けて置かれた長さ方向の列に配置される上のク
エンチチユーブを含み、前記上のクエンチチユーブの長
さ方向の列の各々が前記クエンチ部の中を縦に延びる支
持バーの上に支持され、また、前記クエンチ部の幅を横
切つて間隔を開けて置かれた長さ方向の列に配置される
下のクエンチチユーブを含み、前記下のクエンチチユー
ブの長さ方向の列の各々が、前記クエンチ部の中を縦に
延びる支持バーの上に支持されるクエンチ手段と、前記
クエンチ部の中のガラス板を運搬するために、対の下の
クエンチチユーブの間の長さ方向の列に回転可能に取り
付けられたクエンチローラーと、前記クエンチローラー
に接続されてそれらを回転させる動力手段と、前記クエ
ンチ部の前記下の支持バーに接続されて前記下のクエン
チチユーブ及び前記クエンチローラーの垂直位置を、前
記下のクエンチチユーブ及び前記クエンチローラーが曲
げられたガラス板と同じ輪郭を持つクエンチ位置に変え
るために、前記下の支持バーを移動させる手段と、前記
上の支持バーに接続されて、前記上のクエンチチユーブ
の垂直位置を、前記上のクエンチチユーブが曲げられた
ガラス板と同じ輪郭を持つクエンチ位置に変えるため
に、前記上の支持バーを移動させる手段と、前記冷却部
の中のクエンチされたガラス板を輸送する冷却部ローラ
ーと、前記冷却部ローラーに接続されてそれらを回転さ
せる動力手段とからなる。

請求項６の本発明のガラス板を曲げる方法は、ガラス
板をオーブンローラーの上の炉の中に輸送する工程と、
ガラス板を前記炉の中で熱くて柔らかい曲げることがで
きる状態に加熱する工程と、ガラス板を支持する前記オ
ーブンローラーの垂直位置を、前記炉の幅を横切る前記
オーブンローラーの垂直位置が希望のガラスベンドの輪
郭に順応する輪郭を持つガラス曲げ位置に変えることに
よつて、熱くて柔らかいガラス板を曲げる工程と、熱く
て柔らかいガラス板を前記オーブンローラーの希望の曲
がつた形状に曲がるようにする工程とからなる。

前記請求項６の本発明のガラス板を曲げる方法におい
ては、ガラス板を均一に加熱するために、ガラス板が加
熱されている間、前記炉の中でガラス板を前後に振動さ
せる工程をさらに含む。

前記請求項６の本発明のガラス板を曲げる方法におい
ては、クエンチ部、上及び下のクエンチチユーブ並びに
上及び下のクエンチローラーを設ける工程と、前記クエ
ンチチユーブを、前記上のクエンチチユーブが曲げられ
たガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、前記下のク
エンチチユーブ及びローラーが曲げられたガラス板と同
じ輪郭を持つクエンチ位置に、垂直に位置決めすること
によつて熱くて曲がつたガラス板を支持する工程と、熱
くて曲がつたガラス板を、前記オーブンローラーから前
記クエンチローラーの上に迅速に移転し、また、前記上
及び下のクエンチチユーブの間を通す工程と、冷たい空
気を前記クエンチチユーブを通して曲がつたガラス板の
上に、上及び下のクエンチユーブから上及び下面に吹き
付けることによつてガラス板をクエンチする工程とをさ
らに含む。

請求項９の本発明のガラス板を曲げる方法は、平らな
ガラス板をオーブンローラーの上の炉の中に輸送する工
程と、ガラス板を熱くて柔らかい曲げることができる状
態に加熱する工程と、ガラス板を均一に加熱するため
に、ガラス板が加熱されている間にガラス板を前記炉の
中で前後に振動させる工程と、前記オーブンローラー
を、前記オーブンローラーが前記炉の幅を横切つて希望
のガラスベンドの輪郭を形成するように、垂直に位置決
めすることによつて熱く柔らかいガラス板曲げる工程
と、ガラス板を輪郭に曲げるために、輪郭付けされたロ
ーラーを熱いガラス板に接触させる工程と、曲げられた
ガラス板をクエンチ部に輸送し、曲げられたガラス板と
同じ輪郭を持つたクエンチチユーブから冷たい空気を曲
げられたガラス板に吹き付けることによつて曲げられた
ガラス板をクエンチする工程と、曲げられたガラス板を
クエンチ部から冷却部の中に輸送する工程と、冷却部の
中の曲げられたガラス板に冷たい空気を吹き付けること
によつて曲げられたガラス板を冷却する工程と、冷えた
曲げられたガラス板を冷却部から荷おろし部の中に輸送
する工程とからなる。

請求項10の本発明のガラス板を曲げる装置に使用する
ローラー151は、円筒状の穴を持つ中央のハブと、前記
中央のハブから外向きに放射状に延びて、隣り合つた対
の間にチヤンバー152を形成する多数のスポーク154と、
前記スポーク154の隣り合つた対の間の前記チヤンバー1
52の各々の中で車軸157の上に、その長さ方向の軸線の
回りに回転するように取り付けられる先細にされたバレ
ル155と、傷付けることなくガラス表面に接触するため
に、前記バレルの回りに巻かれた手段159とからなる。

前記請求項10の本発明のガラス板を曲げる装置に使用
するローラー151は、ガラス表面に接触する手段がセラ
ミツクのロープである。

請求項12の本発明のガラス板を曲げるローラーは、円
筒状の穴を持つ中央のハブと、前記中央のハブから外向
きに放射状に延びて、隣り合つた対の間にチヤンバー15
2を形成する多数のスポーク154と、前記スポーク154の
隣り合つた対の間の前記チヤンバー152の各々の中に、
その長さ方向の軸線の回りに回転するように取り付けら
れたバレル155と、傷付けることなくガラス表面に接触
するために、前記バレルの回りに巻かれた手段159とか
らなり、前記バレル155が、その長さ方向の軸線を通る
穴を含み、前記バレル155が、その各端で前記スポーク1
54の隣り合つた対に取り付けられた車軸157の上に回転
可能に取り付けられ、前記バレル155が、その各端を先
細にされて、また、前記ガラス表面に接触する手段がセ
ラミツクである。

請求項13の本発明のガラス板を曲げる装置に使用する
ローラー装置は、多数のローラーと、前記ローラーを支
持して、前記ローラーが回転できるようにするために前
記ローラーに付けられたブラケツト手段と、前記ブラケ
ツト手段及び前記ローラーを支持するために、ピボツト
の上に取り付けられて前記ブラケツトに接続されたサポ
ートシヤフトと、前記ローラーを駆動するために前記ロ
ーラーに接続された動力手段と、ローラー装置の垂直位
置をガラスを曲げるために希望される位置に上げ下げす
るために、ローラー装置に付けられた手段と、ローラー
装置が上げ下げられる時に、多数のローラー装置の上に
支持されたガラス板が曲がつてローラー装置の輪郭に順
応するように、また、前記サポートシヤフトが回動する
時に前記ローラーが傾いて、そのために、前記ローラー
の表面がガラス板の表面に接したままになるように、前
記サポートローラーを回動させる手段とからなる。

前記請求項13の本発明のガラス板を曲げる装置に使用
するローラー装置においては、前記ローラー動力手段
が、前記ローラーの各々に形成された周囲溝と、前記ロ
ーラーに取り付けられ、前記ローラーの下側で前記周囲
溝に噛み合つて前記ローラーに回転を起こさせるドライ
ブバンドと、移動するために前記ドライブバンドを駆動
する手段とからなる。

請求項15の本発明のガラス板を曲げる装置に使用する
炉は、加熱部と、前記加熱部に隣接した曲げ部と、ガラ
ス板を加熱するための炉の中の手段と、ガラス板が加熱
されている間に、前記加熱部の中のガラス板を運ぶため
に前記加熱部に取り付けられた多数のローラーと、前記
加熱部のローラーに接続されてそれらを回転させる動力
手段と、曲げ部の中のガラス板を運ぶために、炉の幅を
横切つて間隔を開けて置かれた長さ方向の列に、配置さ
れた多数のミニローラーと、オーブンミニローラーに接
続されてそれらを回転させる動力手段と、前記オーブン
ミニローラーの垂直位置を、炉の幅を横切る前記オーブ
ンミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直位置が、熱
くて柔らかいガラス板を希望の輪郭に曲げるための希望
のベンドの形状を持つ位置に変えるために、オーブンミ
ニローラーの長さ方向の列の各々に接続された手段とか
らなる。

前記請求項15の本発明のガラス板を曲げる装置に使用
する炉においては、前記オーブンミニローラーの長さ方
向の列の各々が、炉の中に縦に延びる長さ方向のサポー
トバーの上に、回転可能に取り付けられる。

請求項17の本発明のガラス板を曲げる装置は、ガラス
板を受け取つて熱くて柔らかい状態に加熱するために、
加熱部及び前記加熱部に隣接した曲げ部を持つ炉と、ガ
ラス板を加熱するための前記炉の中の手段と、ガラス板
が加熱されている間に前記加熱部の中のガラス板を運ぶ
ため、前記加熱部の中に取り付けられた多数のローラー
と、前記加熱部のローラーに接続されて、それらを回転
させる動力手段と、前記曲げ部の中のガラス板を運ぶた
めに、前記炉の幅を横切つて間隔を開けて置かれた長さ
方向の列に配置される前記曲げ部の中の多数のミニロー
ラーと、前記オーブンミニローラーに接続されてそれら
を回転させる動力手段と、前記オーブンミニローラーの
垂直位置を、前記炉を横切つた前記オーブンミニローラ
ーの長さ方向の列の各々の垂直方向位置が、熱くて柔ら
かいガラス板を希望の輪郭に曲げるための希望のベンド
の輪郭を持つガラス曲げ位置に変えるために、前記オー
ブンミニローラーの長さ方向の列の各々に接続された手
段と、曲げられたガラス板をクエンチするための手段と
からなる。

前記請求項17の本発明のガラス板を曲げる装置におい
ては、前記クエンチするための手段がクエンチ部を含
み、前記クエンチ部が、長さ方向の列に配置された上の
クエンチチユーブと、長さ方向の列に配置された下のク
エンチチユーブと、前記クエンチチユーブの列の各々の
垂直位置を、前記上のクエンチチユーブが曲げられたガ
ラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、前記下のクエン
チチユーブが曲げられたガラス板の底面と同じ輪郭を持
つクエンチ位置に移動させるために、前記クエンチチユ
ーブの上及び下の列に接続された手段とからなる。

請求項19の本発明のガラス板を曲げる方法は、加熱部
を持つ炉にオーブンローラーを設けて、曲げ部にミニロ
ーラーを設ける工程と、前記炉の加熱部の中のガラス板
を熱くて柔らかい曲げることができる状態に加熱する工
程と、ガラス板を支持する前記ミニローラーの垂直位置
を、前記炉を横切る前記ミニローラーの垂直位置が、希
望のガラスベンドの輪郭に従う輪郭を持つガラス曲げ位
置に変えることによつて、前記炉の曲げ部の中の熱くて
柔らかい曲げられることができるガラス板を曲げる工程
と、柔らかいガラス板が前記ミニローラーの希望の曲が
つた形状に曲がるようにする工程と、曲げられたガラス
板をクエンチする工程とからなる。前記請求項19の本発
明のガラス板を曲げる方法においては、クエンチ部、上
及び下のクエンチチユーブ並びに下のクエンチローラー
を設ける工程と、前記クエンチチユーブを、前記上のク
エンチチユーブが曲げられたガラスの上面と同じ輪郭を
持ち、また、下のクエンチチユーブが曲げられたガラス
板の底面と同じ輪郭を持つクエンチ位置に、垂直に位置
決めすることによつて、熱い曲げられたガラス板を支持
する工程と、熱い曲げられたガラス板を、前記オーブン
ローラーから前記クエンチローラーの上に迅速に移転さ
せて、前記上及び下のクエンチチユーブの間を通過させ
る工程とをさらに含む。

請求項21の本発明のガラス板を曲げる装置に使用する
炉は、炉の中のガラス板を加熱する手段と、炉の中のガ
ラス板を炉を通して移動し、また、炉の中のガラス板を
支持するためのオーブンローラーの長さ方向の列を含む
コンベヤー手段と、前記オーブンミニローラーに接続さ
れてそれらを回転させる動力手段と、炉の中の前記ミニ
ローラーの長さ方向の列の各々を支持する支持手段と、
前記ミニローラーの長さ方向の列の各々接続され、前記
ミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直位置を、熱く
て柔らかいガラス板が、前記オーブンミニローラーによ
つて形成されるベンドに順応して、曲がつたガラス板を
形成するので、炉を横切る前記オーブンミニローラーの
長さ方向の列の各々の垂直位置は、熱くて柔らかいガラ
ス板を曲げるための希望のベンドの輪郭を形成する、ガ
ラス曲げ位置に変える手段とからなる。

実施例 さて、図面に戻ると、第１図及び第２図には、ガラス
板を曲げて焼もどすパツチ式機械又は装置11が示され、
装置11は、ガラス板15を、ガラス板15を加熱して熱くて
柔らかい状態にする炉17に輸送し、その後、熱くて曲が
つたガラス板15をクエンチするクエンチ部19に運搬する
荷積みコンベヤー13を含む。冷却部21は、クエンチされ
た曲がつたガラス板15を冷却するため、クエンチ部19の
次に位置決めされ、荷おろしコンベヤー22は、曲がつた
ガラス板15を、それが冷却された後に、荷おろしするた
めにクエンチ部19の次に位置きめされる。荷積みコンベ
ヤー13、炉17、クエンチ部19、冷却部21及び荷おろしコ
ンベヤー22は、全部、一直線上に置かれる。

荷積みコンベヤーローラー23（第２図）のような荷積
みコンベヤーローラー手段は、コンベヤー13の一部を形
成して、平らなガラス板15を回転させて炉17に移動させ
るために、動力で駆動される。荷積みコンベヤー23は、
全面ローラーであつてもよく、また、ガラス板が回転す
るローラーによつて傷を付けられるのを防ぐために、デ
ユポン製のケブラー・ポリアミドで巻かれてもよい。

デスク又はミニローラーの形状をしたオーブンローラ
ー25（第２図）のようなコンベヤー手段が、炉17の中に
位置決めされ、また、ガラス板15の単位荷重をローラー
25に等しく分布させて、ガラス板をその表面の上で均一
に支持るために、炉17の中に、中心を接近させて、横方
向の列（第9a図）に配置される。ローラー25は、ローラ
ー25間の最初の中心距離を効果的に半分にして、ガラス
板15の荷重をさらに均一に分布させるために、列から列
に、互い違いに配置される。

デスクローラー（第４図）は、シリカガラスで作られ
て、滑らかな丸みを持つたガラス接触表面27を持つ。

オーブンデスクローラー25（第２図）は、炉17の中に
縦方向に延びるバー29に回転可能に取り付けられる。第
４図は、ローラー25が、どのようにバー29に接続されて
いるかを詳細に示す。ローラー25の各々は、スプロケツ
ト31にスプロケツトピン32によつて取り付けられて、バ
ー29の１つに取り付けた１つのシヤフト33に回転可能に
取り付けられる。セツトスクリユカラー35は、ローラー
25がシヤフト33から脱落するのを防ぐために、シヤフト
33の端に取り付けられる。第１のスラストワツシヤー37
が、バー29とスプロケツト31との間に位置決めされて、
第２のスラストワツシヤー39は、ローラー25がシヤフト
33の上で容易に回転するように、ローラー25とカラー35
との間に位置決めされる。

ローラー25（第５図）のラインの各々は、ローラー25
のスプロケツト31に噛み合う切線方向のチエンドライブ
41によつて駆動される。切線方向のチエンドライブ41
は、複合スプロケツト45によつて駆動されたチエン43を
含む。チエン43は、複合スプロケツト45と、ローラー25
aのスプロケツトと、スプロケツト47とに噛み合い、ロ
ーラー25を駆動するために、ローラー25のスプロケツト
31の下側に噛み合う。ローラー25aは遊ぎ車であつて、
スプロケツトによつては駆動されない。ローラー25のラ
インの各々のために、切線方向のチエンドライブ41があ
る。

複合スプロケツト45及び切線方向のチエンドライブ41
のための駆動機構が、第５図に示される。直流モーター
49が、チエン又はベルト51によつて共通駆動軸53に接続
され、共通駆動軸53が、ベルト55によつてタイミングベ
ルトスプロケツト59に接続されて、タイミングベルトス
プロケツト59が、チエン61によつてドライブスプロケツ
ト45に接続される。

第５図に示すように、主駆動軸53が、空気で作動され
るプーリー機構57（第５図）によつて厳格に保たれた空
気負荷タイミングベルト55を駆動する。タイミングベル
ト55が、タイミングベルトスプロケツト59と噛み合い、
タイミングベルトスプロケツト59が、駆動軸に取り付け
られた複合スプロケツト45と噛み合うチエン又はベルト
61を駆動する。１つの複合スプロケツト45が、ローラー
25のラインの各々に対して必要である。第６図は、複合
スプロケツト45が、どのようにして、切線方向チエン43
及びチエン61と接続するかを示す。

平らなガラス板が、炉の中で熱くて柔らかい状態に加
熱された時、ガラス板は、たるんで、希望の形状又はロ
ーラー25の垂直位置によつて形成される輪郭に曲がる
（第9a図−第9b図）。

再び第２図に戻ると、オーブンローラー25を支持する
長さ方向のバー29の各々は、両端を、空気シリンダー又
はその他の作動装置であることができる作動装置63の上
に、作動装置29から延びてバー29とバー29の各々を支持
するデスク25を上げ下げするピストンロツドによつて、
取り付けられる。作動装置63は、機械式であるが、電気
機械式であることもまた流体圧式であることもでき、作
動装置63のストロークの長さを決定してバー29を同期的
に持ち上げさせまた下げさせるプログラム可能な制御装
置63に、連結される。

第9a図に示すように、平らなガラス板15が炉17の中に
入るとき、オーブンデスクローラー25は同じ平面にあ
る。ガラス板15が、加熱されて曲げられるべく用意され
ると、制御装置が、作動装置を第9a図の希望位置に移動
させ、そのために、バー29a−ｅ及びローラー25（第9b
図）が、炉17の幅を横切つてローラー接触表面27の型輪
郭を整える。熱いガラス板15が、たるんで、ローラー25
の接触表面27の輪郭に順応する。

第9b図において、ガラス板15は、中央バー29cをその
最初の垂直位置に維持し、バー29b及び29dを中央バー29
cより下に降ろし、バー29a及び29eをバー29b,29dより下
に降ろすことによつて、窪んだ形状に曲げられる。

第9b図は、ガラス板15を窪んだ形状に曲げるためのバ
ー29a乃至29eの位置を示す、しかし、バー29a−29eは、
代わりに、ガラスを窪んだ形状、又は、バー29a−29e
を、炉17の幅を横切つて違つた輪郭を形成するために色
々の垂直位置に位置決めすることによつて達成される他
の形状に曲げるために、位置決めされることができる。
さらに、バー29は、第16a図乃至第16d図に示すように、
幅の広い１枚のガラス窓のための１つの半径を持つた曲
面、又は、１群の小さいガラス窓のための１連の半径と
して位置決めされることができる。

クエンチ部19（第２図）は、下向きに延びる空気分配
チユーブ73を持つた上のクエンチダクト71と、上向きに
延びる空気分配チユーブ77を持つた下のクエンチダクト
75と含む（第14a図）。

クエンチ部19は、クエンチローラー９を含む。クエン
チローラー79（第10図）は、下のクエンチチユーブ77の
間で、心棒又は軸83に回りに回転する二重軸受け81の上
に取り付けられる。心棒83は、第12図の水平断面に示さ
れたように、両端を、垂直チユーブ77に取り付けられた
スプリツトクランプ支持片85によつて固定される。ロー
ラー79はチユーブ77に取り付けられているので、ローラ
ー９は、常に、チユーブ79の先端によつて決まる輪郭に
追随する。ローラー79は、デユポン製のＧ−７・フエノ
ニツク又はケブラー・ポリアイドで作られる。ケブラー
は、イ・アイ・デユポン・デ・ネモアス・アンド・シー
オー・インコの登録商標である。

ローラー79（第13図）は、ラインシヤフト113と、ロ
ーラー79の周囲溝86に噛み合う柔軟なオーリングベルト
111とによつて駆動される。ベルト111の各々は、ローラ
ー79の回転方向がラインシヤフト113の回転方向と90度
の角度を持つているので、溝86に噛み合う時、90度捩ら
れる。

シヤフト113（第13図）は、テフロン合成樹脂軸受け1
15の上に取り付けられて、軸受け115は、シヤフト113の
全長に沿つて９インチ（22.86cm）毎に配置される。

シヤフト113及びローラー79（第５図）はローラー25
のようにモーター49によつて駆動される。チエン61及び
複合スプロケツト45を駆動するタイミングベルトスプロ
ケツト59（第５図及び第７図）は、同時に、ベルト117
を駆動し、ベルト117は、シヤフト113に固定して取り付
けられたスプロケツト119と噛み合いまた駆動するため
に、90度捩られる。ローラー25及び79は、作動されると
き、両者はともにタイミングベルトスプロケツト59によ
つて駆動されるので、同じ速度で回転する。

ローラー79（第11図）は、ガラス板15の単位荷重をロ
ーラー79に均一に分配するため、クエンチ19を通つて縦
方向に延びるライン上に中心を接近させて配置される。
またローラー79（第11図）は、ガラス板15の荷重をロー
ラー79の上に分配するために、互い違いに配列される。

ローラー79（第14a図）及びチユーブ77の長さ方向の
ラインの各々は、クエンチ部19の全長に延びる下のクエ
ンチダクト75に取り付けられる。同様に、チユーブ73の
長さ方向のラインの各々は、クエンチ部19の全長に延び
る上のクエンチダクト71に取り付けられる。

下のクエンチダクト75（第２図）は、クエンチダクト
75を希望の高さに持ち上げて降ろす下のクエンチ作動装
置105に接続される。上のダクト71は、両端を、上のク
エンチ作動装置107に接続されて、作動装置107は、クエ
ンチフレーム109に取り付けられて、ダクト71を希望の
高さに持ち上げまた降ろす。作動装置105、107は、機械
式であるが、電気機械式又は流体圧式でもよく、作動装
置105、107のストロークの長さを決定しまたダクト71、
75を同期的に持ち上げさせまた降ろさせるために、作動
装置63を制御する同じプログラム可能な制御装置に連結
される。チユーブ73、77は、クエンチブロワー92（第３
図）からクエンチングエアーを供給され、トツプチヤン
バー93からチユーブ73に行くブロワー92からのエアーを
供給され、また、ボトムチヤンバー95からチユーブ77に
行くエアーを供給される。柔軟な接続用ダクト99（第２
図）が、ボトムチヤンバー95をダクト75に接続し、柔軟
な接続用ダクト101が、チヤンバー93をダクト71に接続
する。接続用ダクト99及び101は、持ち上げられ位置及
び降ろされた位置のダクト71、75に空気を供給するため
に柔軟である。

下のクエンチダクト75の上のチユーブ77の分布が、第
11図に良く示されている。各ラインのチユーブ77は、対
として、３つの配列（角度を持つた内向き、角度を持つ
た外向き及び垂直）の１つの中で１団にされる。角度を
持つた内向きのチユーブ77aは、長さ方向の隣り合つた
ローラー79の間に置かれる。角度を持つた外向きのチユ
ーブ77bは、ローラー77bの両側に、長さ方向の対のチユ
ーブ77aの間の間隔の大体３分の１の距離に、位置決め
される。ローラー79を支持する垂直なチユーブ77cは、
チユーブ77bとチユーブ77aとの間で、ローラー79の両側
に位置決めされる。

第11図の上部の矢印80は、ガラス板がクエンチの間に
ローラー79の上で振動するので、チユーブ77a−77cから
の空気がガラス板の表面を横切つて均一に打つのを指摘
する。ガラス板15は、３つの異なる形式のチユーブ77a
−ｃの各々からの空気がガラスの表面にその幅を横切つ
て接触するので、均一にクエンチされる。

さて、第２図の炉17に再び戻ると、炉17のローラー25
は、ガラス板15がローラー25によつて形成された湾曲し
た輪郭に順応するまで、振動し続ける。ガラス板15が希
望の形状に曲げられた後に（第９図ｂ）、ローラー25
は、振動を止めて、ガラス板15をクエンチ部19の中のク
エンチローラー79の上に急いで運ぶために、１つの方向
に回転する。作動装置63、105及び107（第２図）は、同
じプログラム可能な制御装置によつて制御されているの
で、クエンチ部19の中のクエンチダクト71、75の輪郭
は、炉17の中のバー29及びローラー25の輪郭に順応す
る。それ故に、曲がつたガラス板15（第14a図）がクエ
ンチ部19に入るとき、クエンチダクト71、75が、ガラス
板15の形状に順応し、そのために、ガラス板15はその曲
げられた形状でクエンチされる。第14a図は、ガラス板1
5が窪んだ形状に曲げられた時に、下のダクト75a−75e
が、バー29a−29e及びローラー25（第9a図）と同じ輪郭
を持つことを示す。クエンチダクト71a−71eが、ガラス
15の表面に近付けられるために降ろされて（第14a図及
び第14b図）、ブロワー92からの空気が、チヤンバー9
3、95（第３図）及びチユーブ73、77の中を通つて、ガ
ラス板15をクエンチする。

クエンチ段階の間、第14a図に示すように、ガラス板1
5は、照合線120の下にある。照合線は、ガラス板が曲げ
られる前に、炉17に入つた時のガラス板15の高さを指摘
する。ガラス板15が曲げられた時、ガラス板は、照合線
120の下に降ろされる。クエンチが完了すると、ダクト7
1が最初の位置に戻されて、ガラス板15はダクト75及び
ローラー79の上に持ち上げられ（第14b図）、そのため
に、ガラス板15は、荷積みコンベヤー21と同じ高さにな
る。

曲げられたガラス板15は、炉17から冷却部21に移動さ
れ、そこで、クエンチされたガラス板15が冷却される。

冷却部のローラー121（第２図）は、ガラス板15を上
の冷却用ダクト123と下の冷却用ダクト125との間に運
ぶ。冷却用ブロワーによつて冷却用空気を供給される冷
却用ダクト123、125は、ガラス板を冷却するために冷却
用空気をガラス板の上に分布させる低圧空気分布ダクト
を備える。上の冷却用ダクト121は、ガラス板を制限な
しに冷却部21を通過させるように、ガラス板の曲がりの
深さを調節するために、持ち上げられてまた下げられる
ことができる。

荷おろしコンベヤー部22は、冷却された曲がつたガラ
ス板15及びクエンチされた曲がつたガラス板15を、冷却
部21から取り除くために、輸送するローラー129を含
む。

第15図は、大体９個のオーブンローラーが、24インチ
（60.96cm）幅のガラス板を曲げるために必要なこと、
及び、大体25個のオーブンローラーが、80インチ（203.
2cm）幅のガラス板を曲げるために必要なことを示す。
装置11を使用して作ることができる違つた型のガラスベ
ンドの例が、第16a図−第16d図に示される。第16a図
は、曲げユニツトの全幅を使つて曲げられた１枚の広い
曲がつたガラス板を示す。第16b図は、ユニツトの幅の
大体半分を横切つて曲がつた互いに同じ輪郭に曲げられ
た２枚のガラス板を示す。

第16c図は、ユニツトの幅の大体半分を横切つて曲げ
られた違つた輪郭を持つ２枚のガラス板を示す。

第16d図は、炉17の幅を横切つて曲げられた多数のガ
ラス板を示す。

炉17の中でガラス板を曲げるための最小及び最大パラ
メーターが第17図に示される。炉17の中で曲げられるこ
とができるガラス板15の最小の幅は、大体25インチ（6
3.5cm）であり、また、ガラス板の最大の幅は、大体80
インチ（203.2cm）である。

操作では、平らなガラス板15（第２図）が、荷積みコ
ンベヤー部13の中のローラーコンベヤー23の上に置かれ
る。ガラス板15は、ローラー23の上を、オーブンデスク
ローラー25に、その後、クエンチローラー79に、移動さ
れる。オーブンデスクローラー25及びクエンチローラー
79は、同じ速度で回転して、直流モーター49によつて駆
動される（第５図）。

ガラス板15が、炉17の中の希望の場所に到着すると、
ローラー25は、簡単に回転を止め、ガラス板が加熱され
ている間、前後に振動し始める（第9a図）。ガラス板15
が、曲げられるのに十分熱くなると、作動装置63（第２
図）が、バー29の垂直位置（第9a図）を希望の輪郭に変
え、また、ガラス板15が、重力によつてローラー25の上
にたるんで、ガラス板15の希望の湾曲を作る。炉の作動
装置63がバー29を移動させると同時に、下のクエンチの
作動装置105（第２図）が、下のクエンチダクト75の垂
直位置（第14a図）をバー29と同じ輪郭に変え、また、
上のクランチの作動装置107（第２図）が、上のクエン
チダクト71の垂直位置（第14a図）を、上のダクト71が
下のダクト75に接近するまで、変える。

ガラス板15は、ローラー25の上でたるんでいる間（第
9b図）、長さ方向に前後に振動し続ける。曲げが完成す
ると、オーブンデスクローラー25（第２図）が、振動を
停止して、曲げかつガラス板15をクエンチ部19のクエン
チデスクローラー79の上に急いで運ぶために、１つの方
向に回転される。ガラス板15はクエンチ部19の中に止ま
つて、ブロワー92からのクエンチ用空気が、上のクエン
チチユーブ73及び底のクエンチチユーブ77を通つて流れ
（第14a図）、ガラスをクエンチするために、熱い曲が
つたガラス板15の上に吹き付けるので、ガラス板15はロ
ーラー79の上で前後に振動する。

ガラス板15がクエンチされた後に、クエンチダクト7
5、ローラー79（第14a図）及びガラス板15が、冷却部21
の中のローラーの平面121に上げられて、ローラー79が
回転して、ガラス板15を、冷却部のローラー121の上に
移動させ、また、冷却用空気が曲がつたガラス板を冷却
する冷却部21に、移動させる。ガラス板15は、冷却部21
から荷おろしコンベヤー部の中、曲がつたガラス板が取
り除かれる荷おろしコンベヤーローラー129の上に、移
動される。

クエンチダクト75及びバー29は、ガラス板15がクエン
チ部19を離れた後に、それらの正規の平らな輪郭に戻る
こと、又は、運転が完了するまで、それらの湾曲した輪
郭、あるいは次のガラス板のための適当な輪郭を、保持
することができる。

平らなガラス板が、焼もどし工程の間ずつと、ローラ
ー25、79の平らな輪郭を維持することによつて、装置11
の中で焼もどしされることができる。

厚さ８分の１インチ（0.3cm）乃至４分の１インチ
（0.6cm）の平らなガラス板15が装置11の中で曲げられ
ることができる。厚さ８分の１インチ（0.3cm）乃至２
分の１インチ（1.3cm）の平らなガラス板が装置11の中
で焼もどしされることができる。

装置11の明瞭な利点は、単に、オーブンローラー25の
降下を色々とプログラムに組み、またクエンチローラー
を対応させることによつて、違つた形状のガラスベンド
あるいは多数の形状のガラスベンドを生産できるその能
力である。

記述された装置11は、「シングルゾーン」のラインシ
ステムのものであり、すなわち、ただ１つの炉17を含
む。

本発明は、また、第18図に示すように、ラインシステ
ムの２ゾーンの１部として使用されることができる。第
18図の装置11aは、第１図の装置11と同類のもので、荷
積みコンベヤー13aと、炉17aと、クエンチ部19aと、冷
却部21aと荷降ろしコンベヤー22aとを含み、それらの全
部が、一直線上に配置される。

装置11aは、炉17aが２つのゾーン18a及び18bに分かれ
ているので、装置11と違つている。ゾーン18aは、ガラ
ス曲げ用ユニツトの従来のローラーであるフルフエース
ドローラーを含む。ガラス板は、ゾーン18aの中で熱く
て柔らかい状態に加熱され、全面ローラーからゾーン18
bの中のデスクローラーに輸送される。ゾーン18bの中の
デスクローラーは、装置11の炉17のオーブンデスクロー
ラー25と同じものである。ガラス板は、ゾーン18bの中
で曲げられて、その後、装置11のために記述された方法
と同じ方法で、クエンチされまた冷却される。

他のローラーが、セラミツク製のオーブンローラー25
の代わりに、使用されることができる。第20図及び第21
図は、ローラー131の回りに巻かれて周囲溝135の中に配
置されたセラミツク製の編んだロープ133を持つてい
る、ステンレス製のデスクローラーを示す。周囲溝135
は、ハブ139を持つたベースリング137と、クランププレ
ート141とによつて形成される。ロープ133がハブ139の
回りに巻かれて、クランププレート141が、スクリユー1
43によつて、リング137に向けて締め付けられる（第20
図、第21図）。

オーブンローラー25に類似して、ステンレス製のロー
ラー131の各々が、スプロケツトピン32によつて、スプ
ロケツト31取り付けられ、取り付け用ブラケツト34似よ
つて支持された車軸又はシヤフト33に取り付けられる。

セツトスクリユーカラー35が、シヤフト33の端に取り
付けられ、また、スラストワツシヤー37、39が、ローラ
ー131の両側に１つずつ配置され、それで、ローラー131
が容易に回転する。

セラミツク製のロープ33は、ガラス板が休むための柔
らかい表面を提供して、ガラス板がローラー131の上で
移動される時、ガラス板を傷付け又はすり減らすのを防
止する。

装置11に使用されることができる他の型のローラー
が、第22図に示された多数方向のバレルローラー151で
あり、ローラーの上のガラス板の滑り行為によつて起こ
る損傷を取り除く。

ローラー151は、メインローラー153を含み、メインロ
ーラー153は、４つのスポーク154を持ち、また、スポー
ク154の間に形成されてローラー151の周囲を回つて配置
されたチヤンバー152を持つ。車軸157に取り付けられて
自由に回転できるステンレス製のバレル155が、チヤン
バー152の中でスポークの各対の間に位置決めされる。
セラミツク製のロープ159は、ガラス板がもたれて休息
する柔らかい表面を提供するために各バレル155の回り
に巻かれる。

第２図のガラス曲げ操作において炉17の中で使用され
る時、ローラー151は、ガラス板を炉17の中に運ぶため
に、１つの方向に駆動され、ガラス板が加熱される時、
前後に振動する。セラミツク製のロープ159は、ローラ
ー151がガラス板をすり減らし又は傷付けるのを防ぐ。

ローラー151のベツドの横方向の輪郭が、熱いガラス
板が曲がることができるように変えられる時、ガラス板
はローラー151の先端を横切つて横向きに滑ることがで
きる。バレル155は、ローラー151の回転に対し横方向に
車軸157の回りに完全に回転可能であるので、たるんだ
ガラス板がバレル155を回転させ、そのために、バレル
は曲がつているガラス板を傷付けない。

例えば、窪んだベンドでは、ローラー151の内側の長
さ方向の列は徐々に下げられ、他方、ローラー151の外
側の長さ方向の列はその位置に残る。これが起こると、
ガラス板は、一時的に、ローラー151の２つの外側の長
さ方向の列だけで支持される。ガラス板がたるむので、
その外側の縁は炉17の中心に向けて移動して、ローラー
151の２つの外側のラインから離れる。バレル155が、ガ
ラス板の移動の方向に回転して、セラミツク製のロープ
159がガラス板の傷つきを防止する。

再び図面に戻ると、第19図は、ガラスの流れの排出端
から上流を見るとき見られるとおりの、穏やかに湾曲し
たガラス板161、Ｖの形に曲げられたガラス板163、及
び、Ｊ又は無精な形の曲げられたガラス板165を持つた
ガラス板又はガラスのベンドの変形を示す。第23図に、
再びガラスの流れの排出端から接近するガラス板に直面
する見方で、大きな１枚の曲がつたガラスであるガラス
板167、湾曲が類似する多数の曲がつたガラスであるガ
ラス板169及び171、違つた形状の多数のガラスであり、
一方が穏やかな湾曲であり、他方が無精なＪの形をした
多数の曲がつたガラスであるガラス板173及び175、方が
穏やかな湾曲に曲げられて、他方が平らな多数ガラスの
ガラス板177及び179、大きな、平らな１枚の焼もどしさ
れたガラスであるガラス板181、及び、多数の平らなガ
ラスであるガラス板183、185、187のガラスベンドの他
の変形が示される。

第24図は、ガラス板を曲げ部193を持つた炉191に運ぶ
荷積みコンベヤー部189を備えて、曲げ部193には、クエ
ンチ部195と、第１の冷却部197と、最終の冷却部199
と、荷おろし部201とを持つている。曲がつたガラス板
を作る連続的な方法及び装置の主要部分の平面図におい
て、ラインの一般配置を示す。機械を通るガラス板の流
れが、線及び矢印203によつて指摘される。

連続式機械において、曲げ部193が炉191の一部だけを
占めるのに対して、バツチ式機械においては、曲げ部
は、炉の全部を占めることができる。

第25図は、線及び矢印25−25によつて指摘されたとお
りの機械の中心線に沿つた第24図の機械の長さ方向の断
面図である。ガラスの流れは左から右に流れて、平らな
ガラス板205が、荷積み部189でローラーコンンベヤー20
7の上に手作業で載せられる。第24図に示す線及び矢印2
6−26によつて指摘されたとおりの断面図である第26図
において示されたように、ガラス板205は、シリカガラ
ス製のロール209によつて炉191の加熱部を通して運ばれ
る。第１図及び第２図の１ゾーンのバツチ式の機械にお
いては、第25図のフルフエースドローラー209がデスク
ローラー又はミニローラーに取り替えられることに、注
目されたい。炉191の中の最後のフルフエースドロール2
09aの後には、曲げ部193の中のミニローラー213の長さ
方向の列211が続く。ミニローラー213の長さ方向の列21
1は、レール215の上に支持され、レール215は、熱くて
柔らかいガラス板205の輪郭になる希望の輪郭を形成す
るために、希望の位置に持ち上げられまた降ろされるこ
とができる。レール215は、サポートポスト217の上に支
持されて、順番に、サポートポスト217はリフトビーム2
19の上に支持され、リフトビーム219が、リフトビーム2
19と、レール215と、ミニローラー213の長さ方向の列21
1を希望の輪郭位置に持ち上げてまた降ろす持ち上げ用
作動装置211の上に取り付けられる。サポートフレーム2
23が炉191を支持する。

クエンチ部195及び第１の冷却部197において、第25図
は、サポートフレーム225と、ガラス板の頂面の上に冷
却用空気を向けるための上のクエンチ及び第１の冷却用
ダクト227と、ガラス板の上面をクエンチするために冷
たい空気を向ける上のヘツダーダクト229と、ガラス板
を冷却するためにガラス板の頂面に冷却用の空気を向け
る上の第１冷却用ダクトに冷たい空気を供給する上のヘ
ツダーダクト231とを示す。

上の上げ下げ作動装置233は、上のクエンチと冷却用
ダクトとの長さ方向の列を、ガラス板の上面に極めて接
近させ、上げ下げするために設けられる。

下のクエンチ及び第１冷却用ダクト237は、ガラス板
の下に配置されて、冷たいクエンチ用空気を供給する下
のヘツダーダクト239と、ガラス板の下の第１冷却のた
めに冷たい空気を供給される下のヘツダーダクト241と
を設けられる。上げ下げ作動装置243は、ガラス板が炉1
91の曲げ部193から出る時に、ミニローラー又はデスク
ローラーと下のクエンチチユーブとの長さ方向の列を、
ガラス板の輪郭に合わすように上げ下げするために設け
られる。

第25図は、また、フルフエースドコンベヤーローラー
245とそれのための持ち上げ作動装置301とを備えた最終
の冷却部199を示す。

第26図は、第24図に示す線及び矢印26−26によつて指
摘されたとおりに描かれて、シリカガラス製のフルフエ
ースドローラー209と、平らなガラス板205と、オーブン
フレーム223と、オーブン作動装置249と、作動フロアー
251と、ピツトフロアー253とを示す。

第27a図は、第24図に示す線及び矢印27−27によつて
指摘されたとおりの断面を示し、オーブンフレーム223
と、オーブン絶縁249と、平らなガラス板205と、炉191
の中に縦方向に延びる長さ方向のレール215の上に支持
されたミニローラー213の列211と、長さ方向のレール21
5を支持するサポートポスト217と、サポートポスト217
を支持するリフトビーム219とを示す。上げ下げ作動装
置221が、レール215と曲げ用のミニローラー213とを、
ガラス板205に希望されたベンドの希望の輪郭に持ち上
げまた降ろす。

第27b図は、第24図の中の線及び矢印27−27によつて
指摘されたとおりに描かれて、第27a図と同じ断面を示
している。しかし、ガラス板が、曲げの用意ができた熱
くて融けた状態に加熱された時の行程における遅い段階
でえがかれている。番号205は、曲げ部193に入る平らな
ガラス板を指摘し、また、番号205aは、曲げられた後に
曲げ部193から離れて行くガラス板を指摘する。持ち上
げ作動装置221は、リフチングビーム219と、サポートポ
スト217とレール215と、ミニローラー213の長さ方向の
列211の各々のベンディングロール213との垂直位置を、
ミニローラー213が曲げられたガラス板205の希望された
輪郭を執るように、変えるあめに操作された。

第28図は、第24図に示す線及び矢印28−28によつて指
摘されたとおりの断面を示し、クエンチ部195を通る断
面であつて、クエンチ部195は、上のクエンチダクト235
と上のクエンチチユーブ261との長さ方向の列259を、ガ
ラス板205の上面に極めて接近して、垂直方向に位置決
めするための上のリフチングシリンダー257を持つ。

第28図は、また、下のクエンチダクト265の長さ方向
の列を上げ下げし、また、下のクエンチチユーブ267を
ガラス板205の下面に極めて接近して位置決めする、下
の上げ下げシリンダー263の長さ方向の列を示す。クエ
ンチロール269は、下のクエンチチユーブ267の間に位置
決めされ、また、それらによつて支持される。

第29図は、第24図に示す線及び矢印28−28によつて指
摘されたとおりの断面を示し、クエンチ部195が曲がつ
たガラス板205aを処理している時のクエンチ部195を示
す。クエンチロール269は、曲げ部193から受け取る曲が
つたガラス板205aと、クエンチローラー269を支持する
下のクエンチチユーブを支持するために、輪郭となる位
置を執り、また、輪郭ができたガラス板205aの底面に向
けて冷たい空気を吹き付けるために湾曲した輪郭を執
り、また、上のクエンチチユーブ261は、極めて接近し
て曲げられたガラス板205aの上面に冷たい空気を吹き付
けるために、輪郭となる形状を執つた。

第30図は、第24図に示す線及び矢印30−30によつて指
摘されたとおりの断面を示し、上の第１冷却空気のため
の上ヘツダーダクト231と、曲がつたガラス板205aの上
面の上に冷却用空気を効果的に向けるために曲がつたガ
ラス板205aの上面に極めて接近して位置決めされた上の
冷却空気出口チユーブ273と、柔軟なブートコネクター2
75を通し下の冷却用出口チユーブを通して曲げられたガ
ラス板205aの下面に下向きに空気を導くための下の第１
冷却用ヘツダーダクト241とを備えた第１の冷却部の断
面を示す。また、ミニローラー269が、冷却部197の中に
位置決めされて、曲げられたガラス板205aを支持し、ガ
ラス板が冷却されている間、ガラス板を輪郭の位置に保
持する。

第31図は、第24図に示す線及び矢印31−31によつて指
摘されたとおりの断面を示し、最終の冷却部199の断面
を示す。上の冷却用ダクト281は、上の冷却用ダクト281
を上げ下げするリフト作動装置283、284から吊られ、そ
のために、上の冷却用ダクト281は、平らなガラス板20
5、湾曲したガラス板205a、又は多数の湾曲したガラス
板283−285の上面に極めて接近して置かれる。上の冷却
用空気の流れは、線及び矢印287によつて指摘される。

ガラス板の底面は、フルフエースドの駆動されたロー
ラー245、294、295を支持する３つのコンベヤー289−29
1によつて支持される。下の冷却用ダクト297は、駆動さ
れたローラー245のすぐ下に位置決めされ、下の冷却用
ダクト298は、駆動されたローラー294のすぐ下に位置決
めされ、下の冷却用ダクト299は駆動されたローラー295
のすぐ下に位置きめされて、下の冷却用空気が、線及び
矢印300によつて示されるように、ローラーの間の空間
を通って上向きに流れる。

コンベヤー289は、その駆動されたローラー245及び下
の冷却用ダクト297と一緒に、リフト作動装置301によつ
て位置に上げ下げされる。コンベヤー290は、その駆動
されたローラー294及び下の冷却用ダクト298と一緒に、
リフト作動装置303によつて上げ下げされて、コンベヤ
ー291は、その駆動されたローラー295及び下の冷却用ダ
クト299と一緒にリフト作動装置305によつて位置に上げ
下げされる。リフト作動装置301は、支持台307の上に取
り付けられ、リフト作動装置303は、支持台309の上に取
り付けられ、リフト作動装置305が、支持台311の上に取
り付けられる。支持台307、309及び311は、作業床313の
上に取り付けられる。

駆動されたローラー245、294及び295は、平らなガラ
ス板205を受け入れ、また、色々の深さのガラスベント
を受け入れるために調節されることができる。

第32図は、第24図に示す線及び矢印32−32によつて指
摘されたとおりの断面を示し、最終の冷却部199と荷お
ろし部201とを示す。

第33図は、第32図に示す線および矢印33−33によつて
指摘されたとおりの断面を示す。上の冷却用空気287
が、ブロワー315から上のダクト317と、柔軟なダクト31
9と、上の冷却用ダクト281と、チユーブ281を通って、
平らなガラス板205の上面に突き当たるように導かれ
る。

下の冷却用空気300が、ブロワー315から下の冷却用ダ
クト297と、柔軟なダクト323−325と、ローラー245、29
4及び295とを通って、平らなガラス板205の底面に突き
当たるように導かれる。

第34図は、オーブンミニローラー213及びクエンチロ
ールのための駆動機構を示す。平らなガラス板205が、
荷積みコンベヤーのドライブローラー207の上に載つて
炉191の中に運ばれる。平らなガラス板は、炉191の中で
は、スタブミニローラー213aのための扁平なバンドドラ
イブ327により駆動されたミニローラー213の上に支持さ
れる。クエンチデスクローラー269は、ミニローラー213
と対等に、ベルト又はチエン333によつてドライブシヤ
フト331に接続された直流モーター329から駆動される。
シヤフト333は、エアーシリンダー345から延びるピスト
ン343に取り付けられたロール339、341の回りを引きず
られるタイミングベルト335によつて、シヤフト335に接
続されて、エアーシリンダー345は、タイミングベルト3
37の張力を調節して、リフトフレームが、炉191及びク
エンチ部195の中のローラーの長さ方向の列を降ろす時
に、タイミングベルト337のたるみを取り上げる。

ミニローラー213は、シヤフト335から、フラツトバン
ド327及びミニローラー213を駆動するフラツトバンドド
ライブシヤフト349に、延びるローラーチエン347によつ
て動力を与えられる。

クエンチデスクローラー269は、シヤフト335から、ラ
インシヤフト355に取り付けられたプーリー353に延び
る、編んだ丸いベルト351によつて駆動される。編んだ
ベルト357はラインシヤフト355からクエンチデスクロー
ラー269に延びる。シヤフト331は、扁平なバンド327と
編んだベルト351、357とを含んだ全ての扁平なバンド及
び編んだベルトドライブの共通駆動軸である。エアーシ
リンダー359は、バンドの張力調節を提供するために、
フラツトバンドシヤフト361に接続される。

第35a図は、第34図に示す線及び矢印35−35によつて
指摘されたとおりの断面を示し、また、第35b図は、第3
5a図の右側から見た第35a図の側面図である。第35a図及
び第35b図は、バンド327の上にあつてバンド327よつて
駆動されるバンド溝363を持つたミニローラー213の上
に、支持される平らなガラス板205を示す。ミニローラ
ー213は、レール215にボルト371によつて取り付けられ
た基板369から上向きに延びる取り付けブラケツト367の
上に支持されたシヤフト365に、取り付けられる。バン
ドサポートバー373は、バンド327を垂直に支持するため
に、基板369の上に取り付けられる。

第36図は、第34図に示す線及び矢印36−36によつて指
摘されたとおりの図面であり、シヤフト335からシヤフ
ト349に延びるローラーチエン347と、軸受け377を含ん
だスプロケツト375とを示す。また、ドライブバンド327
を支持する冠を付けたハブ379が、シヤフト349に取り付
けられる。

第37図は、第34図に示す線及び矢印37−37によつて指
摘されたとおりの図面であり、取り付けたプーリー381
にプーリー381から延びるタイミングベルト337を持つド
ライブシヤフト331と、シヤフト331からモーター329に
延びるベルト又はチエン333とを示す。

第38図は、第34図に示す線及び矢印38−38によつて指
摘されたとおりの図面であり、タイミングベルト337
と、シヤフト335と、シヤフト335からプーリー353にラ
インシヤフト355の上に延びるツイストベルト351と、プ
ーリー353から、クエンチチユーブ383の上に取り付けら
れたクエンチデスクロール269に延びるツイステドベル
ト357とを示す。

もし、幅いつぱいの平らなガラス板205が焼もどしさ
れようとするのであれば、曲げ部193のミニローラー213
が水平整列模様に配置され、そのために、ミニローラー
213は、分かれたローラー表面を平らなガラス板205に与
える。

もし、幅いつぱいの曲げられたガラス板205が、連続
工程で、焼もどしされようとするのであれば、曲げ部19
3のミニローラー213が、第27b図に指摘されたとおりの
所要の湾曲にプレセツトされる。ミニローラー213は、
いつも駆動されて、ミニローラー213の高さ方向の位置
に関係なく、ガラス板を前に運ぶ。

第１図及び第２図のバツチ式のシステムにおいては、
振動しているガラス板が十分に加熱された時に、オーブ
ンミニローラーが、第27b図のガラス板205aによつて示
されるように、ガラス板のたるみを可能にするために、
急速に下げられる。

適当に加熱された平らなガラス板205が、ミニローラ
ー213と同じ平らな横方向の輪郭を持つたクエンチ部195
に運び込まれる。クエンチ空気が、第28図に示されるよ
うに、上のクエンチダクトから、また下のクエンチダク
トからクエンチチユーブを通って、平らなガラス板205
を適当にクエンチするために流れる。

曲がつたガラス板205aは、適当に加熱されると、第29
図に示されるように、ローラーの輪郭が、曲がつたガラ
ス板の輪郭に合うように、予め調節されたクエンチ部19
5に運び込まれる。平らなガラス板でも、曲がつたガラ
ス板でも、ガラス板は、炉191の曲げ部193の中のロール
に似た駆動された短いロールの長さ方向の列によつて、
クエンチ部を通って運ばれる。クエンチ及び第１の冷却
用空気の流れが、第30図に示されるように、上のヘツダ
ーダクト231及び下のヘツダーダクト241によつて、個々
の出口チユーブ273、277に供給される。

第31図に示すように、クエンチされたガラス板205、2
05a、283−285は、第１の冷却部197の輪郭を持ち駆動さ
れたロール245、294及び295によつて最終の冷却部199に
運び込まれる。ガラス板の広範囲な形状が、最終の冷却
部に与えられることができる。また、ガラス板は違つた
高さに置かれることができる。第31図は、若干の違つた
形状のガラス板及びそれらの組み合わせを合成して示
す。示された配列では、３つの個々に高さを調節できる
コンベヤー289−291が、第１の冷却部197から来るガラ
ス板を受け取るために必要な特別の高さを与えるため
に、予め調節される。

荷おろし部201は、冷却部を持たないが、最終の冷却
部のコンベヤーと同様に、別々の高さ調節を持つた３つ
の平面ローラーコンベヤーからなる。

第１図及び第２図のバツチ式の工程では、最終の冷却
部は、１つの幅いつぱいのローラーコンベヤーからな
り、そのローラーの先端は、工程が生産する最も深く曲
がつたガラス板の底の高さに固定される。深くない曲げ
られてクエンチされたガラス板の全部と平らな〃ガラス
板の全部とが、荷おろしコンベヤーのローラーの先端ま
で、低くされて、そのために、ガラス板の全部が同じベ
ツド高さで荷おろしされる。荷おろし部は、また、固定
された荷おろし高さに、１つの幅いつぱいのコンベヤー
を持つ。

第25図を参照すると、各々のオーブンリフトフレーム
の基本単位は、１つのリフトビーム219と、２つのリフ
ト作動装置221と、十分な長さ方向のレール215と、サポ
ートポスト217と、ミニローラー213と、最大のガラス寸
法に適合するために必要な駆動装置からなる。

クエンチ部195と第１の冷却部197とは、１つの上のダ
クト227及び１つの下のダクト237を分け合い、また、上
の作動装置233及び下の作動装置243を分け合つて、最大
のガラス寸法に適合するために、十分なローラー及びロ
ールドライブを設けられる。

連続曲げ部193の長さは、ガラス板の先端がまだ炉191
の出口から約12インチ（30.5cm）内側にあるときに、最
大寸法のガラス板の全部が曲げ用ミニローラー213のベ
ツドの上にあるような長さである。

第１の冷却部197の下部分は、クエンチ部195に設けら
れたものと同じデスクロールを設けられる。それ故に、
第１の冷却部197は、その曲がつた形状の中で、曲がつ
たガラス板を育生する。

第27b図は、炉191の完全に輪郭付けした曲げ部193に
入つて行く加熱された平らなガラス板205を示し、ま
た、曲げ部193を離れて行く曲げられたガラス板を示
す。たるんでいるガラスが、ガラスを機械を通って荷お
ろしコンベヤー部201に向けて導くのを助ける追加のミ
ニローラーに、接触するのに対して、平らなガラス板20
5が、ガラス板がたるみ始めるまで、最も外側のミニロ
ーラー213によつてはこばれることが、注目される。

第１図及び第２図のバツチ式のシステムにおいては、
平らなガラス板は、炉の中のミニローラーの上で振動さ
せられる。ガラス板が十分に加熱されると、これらのミ
ニローラーは、第27b図に示す位置に急速に下げられ
る。

第28図および第29図に示すように、ガラス板205、205
aは、デスクローラーの高さ方向の位置に無頓着に、駆
動されたデスクローラー269によつて運ばれる。下のク
エンチチユーブ267の端からガラス板205、205aの下面ま
での距離は、クエンチチユーブの先端とクエンチローラ
ー269先端との間の間隔によつて固定される。

第30図は、クエンチ部195において行われたように、
この第１の冷却部における、ガラス板205、205aの連続
した揺りかご状架台と、ローラー269による輪郭に配列
した輸送と、空気ノズルの連続した使用とを示す。

第31図は、下の最終の冷却ダクト297−299に入る冷却
用空気を示す。ガラス板205、205a、の下側への空気の
流れは、フルフエースドローラー245、294、295の間の
下のダクトから来る。これは、第32図にも示される。上
の最終の冷却ダクト281は、垂直方向に調節できる長さ
いつぱい幅いつぱいのダクトである。第33図に示された
ダクトの形状は、最良の空気流特性に調節されることが
できる。

第39図は、炉191の曲げ部193のためのローラー装置38
5の好ましい形を示す。

第40図は、ローラーブラケツト287に取り付けられた
スタブミニローラー213aを示し、スチールドライブバン
ド327が、ミニローラー213aのバンド溝363の中に位置決
めされる。ミニローラー213aと、ローラーブラケツト28
7と、ドライブバンド329とは、全て、ステツプモーター
の接続された一方の端にリングアームを持つて回動する
サポートシヤフト389に取り付けられる。リンクアーム3
91が第39図に示される。いつたんガラス板205が曲げ温
度に達して、ミニローラー213aの長さ方向の列が、ガラ
ス板205aの希望の曲げの輪郭を執るように作動される
と、ミニローラー213aの長さ方向の列は、希望の垂直位
置に移動される。全てのミニロール213aは、ガラス板が
その曲がつた状態になつた時に、良い全体にわたるガラ
ス板支持を提供するために、湾曲したガラス板205aの底
面に接するように、位置決めされ、かくして、曲がつた
ガラス板205aの光学的なねじれを顕著に最小にする。第
41図に示すサポートシヤフトピボツトポイント393の位
置は、スチールドライブバンド327の表面にあることに
注目することが、重要である。この点以外のピボツトポ
イント393のどんな位置も、ミニローラー213を傾けた時
に、バンド327を不適当に追跡させる。

第41図においては、サポートシヤフト389が、ローラ
ーサポートレール215のボルトで取り付けられた揺りか
ご支えブロツク397の上の溝395の中に位置決めされて、
示される。

第42図は、ミニローラー213の長さ方向の列211の間の
オフセツトを示す。ここ配列は、光学的なねじれを少な
くする完全なガラス板支え提供する。

第43図は、ローラーレール215の底からリフトビーム2
19の先端に延びるサポートポスト217を示す。シリカガ
ラスの円柱399が、内側のポストチユーブ403と、内側の
ポストチユーブ403の上で伸縮する外側のポストチユー
ブ405とからなる伸縮自在なスチールチユーブ装置401の
内側に、位置決めされる。サポートポスト217の上部分
はレール215にボルトで取り付けられ、サポートポスト2
17の下部分はリフトビーム219にボルトで取り付けられ
る。サポートポスト217は、炉191の火床407を通って延
び、溶接された栓409が、シリカガラスの円柱399の先端
に設けられる。

ポスト217は、火床407を通って炉191の内部に延び、
それによつて、炉191の外側の周囲温度から炉191の内側
の熱い温度の中に延びる。炉の熱に曝されるポスト217
の長さは、ミニローラー213のベツドの湾曲によつて変
わる。シリカガラスは、最小の熱膨張を持ち、温度の変
化に無頓着に、ミニローラー213がそれらの位置を維持
できるようにするので、円柱399に使用される。

第44図は、先に、第27図に示したように、炉191の曲
げ部193の他の具体例であり、ガラス板205aの上面に接
触するためのミニローラー213bの随意の組を装備する。
これは、正規のサイドベンデイングにおいて得られるベ
ンドの範囲を越えたガラス板205aにする可能性を装置に
与える。ミニローラー213aは、また、曲がつたガラス板
205aの中に逆のベンドを得る可能性を、装置に与える。

本発明は、平らなガラスと曲がつたガラスとを処理
し、また、平らなガラスと曲げつたガラスとを、同時ま
たは別々に処理する余裕のある焼もどし装置を提供す
る。本装置は、また、設備の改善又は改造なしに、迅速
な切り替えを行なう可能性を持つ。

平らなガラスの焼もどし装置にガラス焼もどし事業に
おける継続の可能性を与えるのに加えて、本ガラス焼も
どし装置は、また、次の業界にその市場を広げることが
できるべきである。

自動車のサイドガラス − 曲げたもの ボート及び娯楽用乗り物 − 曲げたもの 工業用乗り物 − 曲げた シヤワーの囲い − 曲げた 建築物 − 曲げた 冷凍及び展示用ケース − 曲げた 温室 − 曲げた 本発明の装置は、第１図及び第２図のバツチ式又は第
25図の連続式として作られることができる。

新しいローラーにより曲げる装置は、曲げた及び平ら
な焼もどしされたガラス板を生産する能力を提供する。
装置は、１又は複数枚のガラス板のための希望の輪郭を
形成するために、作動されて垂直方向に上下する長さ方
向の列に配列されたデスクを使用する。「ホームポジシ
ヨン」は正規な平らな平面にあるので、装置は、曲げる
又は曲げない能力又は容量を持つ。駆動されたローラー
の長さ方向の列の各々が、ガラス板に希望のベンドを形
成するために、ミニローラーの長さ方向の列を、ローラ
ーの希望の横方向の輪郭を形成する希望の位置に、持ち
上げて降ろすためにミニローラーの長さ方向の列の端
で、１対の作動装置に接続されたフレームの上に、取り
付けられる。ガラス板が軟化点に達すると、各種のミニ
ローラーの長さ方向の列が、予め決められた輪郭を付け
た横方向のベツドを形成するために、作動されて垂直方
向に移動し、それで、加熱されたガラスがたるんで、そ
のベツドの独特に湾曲した輪郭に調和する。

第25図の連続方法においては、再加熱が、炉191のフ
ルフエースドローラーベツドの中で行われて、それで、
柔らかくされたガラス板が、最も外側のミニローラーに
よつて支持された曲げ部193に運び込まれ、ガラス板が
機械の荷おろし部191に向けて輸送される間に、ガラス
板は、内側のミニローラーの輪郭の上にたるむ。

クエンチ部195は、また、１連の長さ方向のデスク又
はミニローラーの列からなり、各列は、ミニローラーの
長さ方向の列を輪郭付けする位置に上げ下げするため
に、長さ方向の列の端に、１対の作動装置を持つ。クエ
ンチチユーブがミニローラーを支持し、また、ミニロー
ラーは、クエンチ部において曲げられたガラス板205aを
支持するようにし、曲げ部193のローラーと同じ輪郭を
持つ。

第１の冷却部197は、クエンチ部195の最終の段階に極
めて接近して設けられ、そのため、ローラーベツドの輪
郭は、ガラス板205aの輪郭を乱さないように同じ輪郭の
ままである。

最終の冷却部199及び荷降ろし部201は、ともに、先行
の部から来るいまや湾曲した表面を持つかもしれないガ
ラス板を受け入れるめに、平らな面を形成するフルフエ
ースドローラーを使用する。冷却部199の冷却用ダクト
は、冷却用ダクトと曲がつたガラス板との間の広い透き
間を補償するために、曲がつたガラス板に対して平らな
ガラス板に対するより高い圧力を使用する。

第24図乃至第38図に示される曲がつたガラス板を作る
方法及び装置においては、平らなガラス板205が、手作
業で（第25図）、荷積み部189のローラーコンベヤー207
の上に積まれて、炉191に移動される。ガラス板205は、
フルフエースドローラー209に載つて炉191の加熱部を通
って運ばれて（第26図）、そこで、ガラス板205は、熱
くて柔らかい状態まで加熱され、その後、炉191の曲げ
部193の中のミニローラー213の長さ方向の列211（第27a
図）の上に移される。この点では、ガラス板205はまだ
平らである。

熱くて柔らかくなつたガラス板205を曲げるために
（第27b図）、持ち上げ作動装置221が、操作されて、レ
ール215を支持するリフトビーム219及びサポートポスト
217を、ミニローラー213の長さ方向の列211の希望の輪
郭を形成する希望の位置に下げ、ミニローラー213の長
さ方向の列211は、熱くて柔らかくなつたガラス板205a
の輪郭になる。

曲がつたガラス板205aは、曲げ部193から、クエンチ
部195の中の、曲がつたガラス板205aを支持するために
輪郭付けされた位置を執つたクエンチロール269の上に
運ばれる。同様に、クエンチロール269を支持する下の
クエンチチユーブ267と、上のクエンチチユーブ261と
は、曲がつたガラス板205aの表面に極めて接近して置か
れるために、輪郭付けされた位置を執つた。

クエンチ部195においては、上のヘツダーダクト229か
らのクエンチ空気が、上のクエンチ及び第１の冷却用ダ
クト227に、それから、上のクエンチダクト235に、ま
た、クエンチチユーブ261を通って曲がつたガラス板205
aの上面に流れる。同様に、クエンチ空気が、下のヘツ
ダーダクト239を通って、下のクエンチ及び第１の冷却
用ダクト237に、それから、下のクエンチダクト265に、
また、クエンチチユーブ267を通って、曲がつたガラス
板205aをクエンチするために、曲がつたガラス板の底面
に流れる。

曲がつたガラス板205aは、クエンチロール269に載つ
て第１の冷却部197の中に移動され続ける。第１の冷却
部197においては、冷却空気（第30図）が、上のヘツダ
ーダクト231を通って、上のクエンチ及び第１の冷却用
ダクト227を通って、また、上の冷却空気出口チユーブ2
73を通って曲がつたガラス板205aの上面に流れる。冷却
空気は、また、下のヘツダーダクト241を通って、下の
クエンチ及び第１の冷却ダクト237を通って、それか
ら、下の冷却空気出口チユーブ277を通って、曲がつた
ガラス板205aを冷やすために、曲がつたガラス板205aの
底に流れる。

冷却されたガラス板205aは、その後、最終の冷却部19
9（第31図）の中に移動されて、そこで、駆動されたフ
ルフエースドローラー245、294、295の上に支持され
る。駆動されたフルフエースドローラー245、294、295
は、曲がつたガラス板205aの輪郭付けされた形状に順応
するように配置された。

ガラス板205aは、上の冷却ダクト281及び下の冷却ダ
クト297、298、299を通ってガラス板205aの上に流れ
る。

最後の段階として、曲がつたガラス板205aは、最終の
冷却部199から荷おろし部201に移動されて、そこで、機
械から降ろされる。

第24図乃至第38図に示されたガラスの平らな板を焼も
どすためのガラス曲げ装置の運転においては、平らなガ
ラス板205（第25図）が、手作業で、荷積み部189でロー
ラーコンベヤー207の上に載せられる。ガラス板205は、
融けたシリカ製のロール209の上に載つて、炉191（第26
図）の加熱部を通つて運ばれる。ガラス板は、炉191の
加熱部から曲げ部193の中のミニローラー213の長さ方向
の列211の上に移動する。

この点までは、平らなガラスを焼もどすための運転
は、ガラス板を曲げるための運転と同じである。しかし
ながら、ガラスを曲げるための運転と違つて、ミニロー
ラー213（第27a図）の垂直位置が、焼もどしとして使用
される時には、変えられないで、ミニローラー213が、
ガラス板205を焼もどすための平らな輪郭のままであ
る。

平らなガラス板205が、曲げ部193からクエンチ部195
のクエンチロール269（第28図）の上に移動する。クエ
ンチ部193のミニローラー213に似て、クエンチロール26
9は平らな輪郭を持つ。平らなガラス板205は、上のクエ
ンチと、第１の冷却ダクト227と、下のクエンチと、第
１の冷却ダクト237とからの空気で、クエンチされ、そ
の後、クエンチローラー269の上に載つて、平らなガラ
ス板205が冷却される第１の冷却部197の中に移動する。

それから、平らなガラス板は、最終の冷却部199（第3
1図、第32図）に移動し、そこで、上の冷却ダクト281か
らの冷たい空気が、平らなガラス板205の上面を冷や
し、駆動されたローラー245、294、295のすぐ下に位置
決めされた下の冷却ダクト297、298、299からの冷たい
空気が、平らなガラス板205の底面を冷却する。

平らなガラス板は、最終の冷却部199から荷おろし部2
01に移動して、そこで、平らなガラス板は、ガラス曲げ
装置から荷おろしされる。

第39図乃至第42図に示されるローラー装置の運転にお
いては、ガラス板205は、炉191の加熱部の中で、正規の
方法で加熱され、曲げ部193の中のスタブミニローラー2
13aの上に運ばれる。ガラス板205が曲げ温度に達した
時、スタブミニローラー213aの長さ方向の列211が作動
されて、列211の垂直位置が、ガラス板205に希望のベン
ドの輪郭を引き取るために変えられる。スタブミニロー
ラー213aの長さ方向の列211が移動する時、リンクアー
ム（第39図）がサポートシヤフト389を回動させ、サポ
ートシヤフト389は、スタブローラー213aにピボツトポ
イント393の回りに回動させて（第41図）、そのため
に、スタブローラー213aの上面が湾曲したガラス板205a
の底面に接する。

発明の効果 大きなガラス板を曲げる、特に、建物の設計者によつ
て特定された大きな曲がつたガラスに曲げる方法及び装
置を提供することが、長い間希望されていた。現在ある
水平な型による曲げ設備の主要な問題は、大体、ガラス
板の中央の大きな面積のガラスを支持しないままにす
る、水平方向に位置決めされたペリメーター型を、使用
することである。支持されていないガラスの面積は、ガ
ラスが曲げられるために軟化点にある時に、制御されな
いたるみの主題になることができる。

従来のガラス曲げ機械のもう１つの問題は、１つの寸
法のガラスから他の寸法のガラスに変える融通性がない
ことと、費用がかかることである。従来の曲げ機械は、
１つの寸法の形状のあるガラス板を少しだけ生産して、
貴重な生産時間の損失なしに、違つた形状及び寸法のガ
ラス板に急速に変更する能力を持たない。

本発明は、平らなガラスと曲がつたガラスとを処理
し、また、平らなガラスと曲げつたガラスとを、同時ま
たは別々に処理する余裕のある焼もどし装置を提供す
る。本装置は、また、設備の改善又は改造なしに、迅速
な切り替えを行なう可能性を持つ。

平らなガラスの焼もどし装置にガラス焼もどし事業に
おける継続の可能性を与えるのに加えて、本ガラス焼も
どし装置は、また、次の業界にその市場を広げることが
できるべきである。

自動車のサイドガラス − 曲げたもの ボート及び娯楽用乗り物 − 曲げたもの 工業用乗り物 − 曲げた シヤワーの囲い − 曲げた 建築物 − 曲げた 冷凍及び展示用ケース − 曲げた 温室 − 曲げた 本発明の装置は、第１図及び第２図のバツチ式又は第
25図の連続式として作られることができる。

新しいローラーにより曲げる装置は、曲げた及び平ら
な焼もどしされたガラス板を生産する能力を提供する。
装置は、１又は複数枚のガラス板のための希望の輪郭を
形成するために、作動されて垂直方向に上下する長さ方
向の列に配列されたデスクを使用する。「ホームポジシ
ヨン」は正規な平らな平面にあるので、装置は、曲げる
又は曲げない能力又は容量を持つ。駆動されたローラー
の長さ方向の列の各々が、ガラス板に希望のベンドを形
成するために、ミニローラーの長さ方向の列を、ローラ
ーの希望の横方向の輪郭を形成する希望の位置に、持ち
上げて降ろすためにミニローラーの長さ方向の列の端
で、１対の作動装置に接続されたフレームの上に、取り
付けられる。ガラス板が軟化点に達すると、各種のミニ
ローラーの長さ方向の列が、予め決められた輪郭を付け
た横方向のベツドを形成するために、作動されて垂直方
向に移動し、それで、加熱されたガラスがたるんで、そ
のベツドの独特に湾曲した輪郭に調和する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従つて作られた装置の平面図の略図
である。 第２図は、第１図に示す線及び矢印２−２によつて指摘
されたとおりの垂直断面における側面図である。 第３図は、第２図に示す線及び矢印３−３によつて指摘
されたとおりの垂直断面図であり、特にクエンチブロワ
ー装置を示す。 第４図は、オーブンローラーの垂直断面図である。 第５図は、第２図のオーブンデスクローラー及びクエン
チデスクローラーの駆動機構を示す側面図である。 第６図は、第５図に示す線及び矢印６−６によつて指摘
されたとおりの側面図で、オーブンデスクローラーの駆
動スプロケツトの詳細を示す。 第７図は、第５図に示す線及び矢印７−７によつて指摘
されたとおりの平面図であり、オーブンデスクローラー
及びクエンチデスクローラーの共通駆動スプロケツトを
示す。 第８図は、第５図に示す線及び矢印８−８によつて指摘
されたとおりの側面図であり、DCモーターと共通駆動軸
との接続を示す。 第9a図は、曲げ運転が行われる前のオーブンローラーの
上のガラス板の正面図である。 第9b図は、ガラス板が凸曲面に曲げられた後のオーブン
ローラーの位置を示す正面図である。 第10図は、第２図のクエンチデスクローラーの垂直断面
図である。 第11図は、クエンチ部における下のクエンチチユーブの
平面配置を示す断面図である。 第12図は、第２図のクエンチ駆動ローラーの水平断面図
である。 第13図は、第２図のクエンチ駆動ローラーとその駆動軸
との間の接続を示す側面図である。 第14a図及び第14b図は、クエンチされた曲げガラス板を
クエンチから冷却部に輸送のために照合線の下から照合
線の上に持ち上げる連続した段階を示す説明図である。 第15図は、80インチ（203.2cm）幅及び24インチ（60.96
cm）幅に対するクエンチ部の中のクエンチデスクローラ
ーの半径範囲を示す正面図の略図である。 第16a図−第16d図は、開示された装置を使用して作るこ
とができる違つた形状のガラスベンドの例を示す正面図
である。 第17図は、本発明の装置の中で曲げられるガラス板の色
々の幅及び半径を示す正面図である。第18図は、２つの
加熱区域を持つた本発明の別の実施例を示す平面図の略
図である。 第19図は、ガラスの流れの排出端から上流を見る時ガラ
ス板又は窓の曲がりの変形を示す略図である。 第20図は、オーブンローラーの他の実施例を示す正面図
である。 第21図は、第20図に示す線及び矢印21−21によつて指摘
されたとおりのオーブンローラーの垂直断面図である。 第22図は、ローラーの側から見たオーブンローラーの別
の実施例を示す垂直断面図である。 第23図は、ガラスの流れ排出端から上流を見た時のガラ
ス板又は窓のベンドの変形を示す略図である。 第24図は、曲がつたガラス及び平らなガラスのための連
続的な曲げ及び焼もどし装置の平面図である。 第25図は、線及び矢印25−25によつて指摘されたとおり
の機械の中心線に沿う第24図の機械の長さ方向の断面図
である。 第26図は、第24図に示す線及び矢印26−26によつて指摘
されたとおりの第24図の機械の断面図である。 第27a図は、第24図に示す線及び矢印によつて指摘され
たとおりの第24図の機械の断面図であり、平らなガラス
板を焼もどすために位置決めされた炉の曲げ部を示す。 第27b図は、第24図に示す線及び矢印27−27によつて指
摘されたとおりの第24図の機械の断面図であり、平らな
ガラス板を曲げるために位置決めされた炉の曲げ部を示
す。 第28図は、第24図に示す線及び矢印28−28によつて指摘
されたとおりの第24図の機械の断面図であり、クエンチ
部を通る断面を示す。 第29図は、第24図に示す線及び矢印28−28によつて指摘
されたとおりの第24図の機械の断面図であり、クエンチ
部が曲がつたガラス板を処理している時のクエンチ部を
示す。 第30図は、第24図に示す線及び矢印30−30によつて指摘
されたとおりの第24図の機械を断面図であり、第１の冷
却部の断面を示す。 第31図は、第24図に示す線及び矢印31−31によつて指摘
されたとおりの第24図の機械の断面図であり、最終冷却
部の断面を示す。 第32図は、第24図に示す線及び矢印32−32によつて指摘
されたとおりの第24図の機械の断面図であり、最終冷却
部及び荷おろし部を示す。 第33図は、第32図に示す線及び矢印33−33によつて指摘
されたとおりの側面図である。 第34図は、オーブンミニローラー及びクエンチローラー
の駆動機構の側面図である。 第35a図は、第34図に示す線及び矢印35−35によつて指
摘されたとおりの部分の拡大図であり、オーブンミニロ
ーラーの上に支持された平らなガラス板を示す。 第35b図は、第35a図の右側から見る第35a図の側面図で
ある。 第36図は、第34図に示す線及び矢印36−36によつて指摘
されたとおりの側面図であり、ローラーチエン及び軸に
取り付けられたスプロケツトを示す。 第37図は、第34図に示す線及び矢印37−37によつて指摘
されたとおりの側面図であり、取り付けられたプーリー
を持つた駆動軸を示す。 第38図は、第34図に示す線及び矢印38−38によつて指摘
されたとおりの側面図であり、クエンチデスクローラー
の駆動機構を示す。 第39図は、炉の中の曲げ部のローラー組み立ての好まし
い形の側面図である。 第40図は、第39図に示す線及び矢印40−40によつて指摘
されたとおりの第39図のローラー組み立ての断面図であ
り、平らな位置におけるローラー及び支持軸を示す。 第41図は、第39図に示す線及び矢印41−41によつて指摘
されたとおりの第39図のローラー組み立ての断面図であ
り、傾斜位置におけるローラー及び支持軸を示す。 第42図は、第39図−第41図のローラー組み立てを使用す
る曲げローラーベツドの平面図である。 第43図は、リフトビームとローラーレールとの間に延び
る支持ポストの側面図である。 第44図は、先に第27図で示したとおりの炉の曲げ部の他
の実施例の断面図である。 11……ガラスを曲げる装置、13……荷積みコンベヤー、
15……ガラス板、17……炉、19……クエンチ部、21……
冷却部、22……荷おろしコンベヤー、25……オーブンロ
ーラー、29……バー、49……モーター、63……作動装
置、71……上のクエンチダクト、73……上のクエンチチ
ユーブ、75……下のクエンチダクト、77……下のクエン
チチユーブ、79……クエンチローラー、111……ベル
ト、151……ローラー、152……チヤンバー、154……ス
ポーク、155……バレル、157……車軸、159……セラミ
ツクロープ、191……炉、193……曲げ部、195……クエ
ンチ部、197……冷却部、199……最終の冷却部、201…
…荷おろし部、205……ガラス板、213……ミニローラー

フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム ジー フレウンド アメリカ合衆国、08016 ニユージヤー ジー州、ブルリングトン、ベルグレード アベニユー 1333 (56)参考文献 特開 昭59−156925（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−27867（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−85217（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) C03B 23/033

Claims (21)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ガラス板を受け取つて、ガラス板を熱くて
   柔らかい状態に加熱する炉と、前記炉の中のガラス板を
   前記炉を通して移動させ、また、前記炉の中のガラス板
   を支持するオーブンミニローラーの長さ方向の列を含む
   コンベヤー手段と、前記オーブンミニローラーに接続さ
   れて、それらを回転させる動力手段と、前記炉の中の前
   記オーブンミニローラー長さ方向の列の各々を支持する
   支持手段と、前記オーブンミニローラーの長さ方向の列
   の各々に接続され、前記オーブンミニローラーの長さ方
   向の列の各々の垂直位置を、熱くて柔らかいガラス板が
   前記オーブンミニローラーによつて形成されるベンドに
   順応して曲がつたガラス板を形成しながら、前記炉の幅
   を横切る前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の各
   々の垂直位置が熱くて柔らかいガラス板を曲げる希望の
   ベンドの輪郭を形成するガラス曲げ位置に、変える手段
   と、曲げられたガラス板をクエンチする手段とからなる
   ガラス板を曲げる装置。
2. 【請求項２】前記オーブンミニローラーの長さ方向の列
   の各々が、前記炉の中の縦方向に延びる長さ方向支持バ
   ーに回転可能に取り付けられる請求項１記載のガラス板
   を曲げる装置。
3. 【請求項３】前記クエンチする手段が、長さ方向の列に
   配置された上のクエンチチユーブと、長さ方向の列に配
   置された下のクエンチチユーブと、前記クエンチチユー
   ブの上および下の列に接続されて、前記クエンチチユー
   ブの列の各々の垂直位置を、前記上のクエンチチユーブ
   が曲げられたガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、
   前記下のクエンチチユーブが曲げられたガラス板の底面
   と同じ輪郭を持つクエンチ位置に変える手段とからなる
   クエンチ部を含む請求項１記載のガラス板を曲げる装
   置。
4. 【請求項４】ガラス板を受け取つて、ガラス板を熱くて
   柔らかい状態に加熱する炉と、前記炉の中のガラス板を
   移動し、また、前記炉の中でガラス板を支持して運搬す
   るための、前記炉の幅を横切つて間隔を開け置かれた長
   さ方向の列に配置されて、前記炉の中の縦に延びる長さ
   方向支持バーに回転可能に取り付けられたオーブンミニ
   ローラーを含むコンベヤー手段と、前記オーブンミニロ
   ーラーに接続されて、それらを回転させる動力手段と、
   前記オーブンミニローラーの長さ方向の列に接続され
   て、前記オーブンミニローラーの垂直位置を、前記炉の
   幅を横切る前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の
   各々の垂直位置が熱くて柔らかいガラス板を希望の輪郭
   に曲げるための希望のベンドの輪郭を持つガラス曲げ位
   置に変える手段と、熱くて曲げられたガラス板をクエン
   チする手段を備えたクエンチ部と、前記クエンチ部に隣
   接して曲げられたガラス板を冷却する手段を備えた冷却
   部と、長さ方向の列に配置された上のクエンチチユーブ
   及び長さ方向の列に配置された下のクエンチチユーブを
   備えるクエンチ部を含むクエンチ手段と、前記クエンチ
   チユーブの上及び下の列に接続されて、クエンチチユー
   ブの長さ方向の列の各々の垂直位置を、上のクエンチチ
   ユーブが曲げられたガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、
   また、下のクエンチチユーブが曲げられたガラス板の底
   面と同じ輪郭を持つクエンチ位置に変える手段とからな
   るガラス板を曲げる装置。
5. 【請求項５】平らなガラス板を熱くて柔らかい曲げるこ
   とができる状態に加熱する炉と、ガラス板を前記炉の中
   に運び込むためのローラーを持つ荷積みコンベヤー手段
   と、前記荷積みコンベヤーローラーに接続されて、それ
   らを回転させる動力手段と、クエンチ部の幅を横切つて
   間隔を開けて置かれた長さ方向の列に配置される上のク
   エンチチユーブを含み、前記上のクエンチチユーブの長
   さ方向の列の各々が前記クエンチ部の中を縦に延びる支
   持バーの上に支持され、また、前記クエンチ部の幅を横
   切つて間隔を開けて置かれた長さ方向の列に配置される
   下のクエンチチユーブを含み、前記下のクエンチチユー
   ブの長さ方向の列の各々が、前記クエンチ部の中を縦に
   延びる支持バーの上に支持されるクエンチ手段と、前記
   クエンチ部の中のガラス板を運搬するために、対の下の
   クエンチチユーブの間の長さ方向の列に回転可能に取り
   付けられたクエンチローラーと、前記クエンチローラー
   に接続されてそれらを回転させる動力手段と、前記クエ
   ンチ部の前記下の支持バーに接続されて前記下のクエン
   チチユーブ及び前記クエンチローラーの垂直位置を、前
   記下のクエンチチユーブ及び前記クエンチローラーが曲
   げられたガラス板と同じ輪郭を持つクエンチ位置に変え
   るために、前記下の支持バーを移動させる手段と、前記
   上の支持バーに接続されて、前記上のクエンチチユーブ
   の垂直位置を、前記上のクエンチチユーブが曲げられた
   ガラス板と同じ輪郭を持つクエンチ位置に変えるため
   に、前記上の支持バーを移動させる手段と、前記冷却部
   の中のクエンチされたガラス板を輸送する冷却部ローラ
   ーと、前記冷却部ローラーに接続されてそれらを回転さ
   せる動力手段とからなるガラス板を曲げ及び焼もどしす
   る装置。
6. 【請求項６】ガラス板をオーブンローラーの上の炉の中
   に輸送する工程と、ガラス板を前記炉の中で熱くて柔ら
   かい曲げることができる状態に加熱する工程と、ガラス
   板を支持する前記オーブンローラーの垂直位置を、前記
   炉の幅を横切る前記オーブンローラーの垂直位置が希望
   のガラスベンドの輪郭に順応する輪郭を持つガラス曲げ
   位置に変えることによつて、熱くて柔らかいガラス板を
   曲げる工程と、熱くて柔らかいガラス板を前記オーブン
   ローラーの希望の曲がつた形状に曲がるようにする工程
   とからなるガラス板を曲げる方法。
7. 【請求項７】ガラス板を均一に加熱するために、ガラス
   板が加熱されている間、前記炉の中でガラス板を前後に
   振動させる工程をさらに含む請求項６記載のガラス板を
   曲げる方法。
8. 【請求項８】クエンチ部、上及び下のクエンチチユーブ
   並びに上及び下のクエンチローラーを設ける工程と、前
   記クエンチチユーブを、前記上のクエンチチユーブが曲
   げられたガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、前記
   下のクエンチチユーブ及びローラーが曲げられたガラス
   板と同じ輪郭を持つクエンチ位置に、垂直に位置決めす
   ることによつて熱くて曲がつたガラス板を支持する工程
   と、熱くて曲がつたガラス板を、前記オーブンローラー
   から前記クエンチローラーの上に迅速に移転し、また、
   前記上及び下のクエンチチユーブの間を通す工程と、冷
   たい空気を前記クエンチチユーブを通して曲がつたガラ
   ス板の上に、上及び下のクエンチチユーブから上及び下
   面に吹き付けることによつてガラス板をクエンチする工
   程とを、さらに含む請求項６記載のガラス板を曲げる方
   法。
9. 【請求項９】平らなガラス板をオーブンローラーの上の
   炉の中に輸送する工程と、ガラス板を熱くて柔らかい曲
   げることができる状態に加熱する工程と、ガラス板を均
   一に加熱するために、ガラス板が加熱されている間にガ
   ラス板を前記炉の中で前後に振動させる工程と、前記オ
   ーブンローラーを、前記オーブンローラーが前記炉の幅
   を横切つて希望のガラスベンドの輪郭を形成するよう
   に、垂直に位置決めすることによつて熱く柔らかいガラ
   ス板曲げる工程と、ガラス板を輪郭に曲げるために、輪
   郭付けされたローラーを熱いガラス板に接触させる工程
   と、曲げられたガラス板をクエンチ部に輸送し、曲げら
   れたガラス板と同じ輪郭を持つたクエンチチユーブから
   冷たい空気を曲げられたガラス板に吹き付けることによ
   つて曲げられたガラス板をクエンチする工程と、曲げら
   れたガラス板をクエンチ部から冷却部の中に輸送する工
   程と、冷却部の中の曲げられたガラス板に冷たい空気を
   吹き付けることによつて曲げられたガラス板を冷却する
   工程と、冷えた曲げられたガラス板を冷却部から荷おろ
   し部の中に輸送する工程とからなるガラス板を曲げる方
   法。
10. 【請求項１０】円筒状の穴を持つ中央のハブと、前記中
    央のハブから外向きに放射状に延びて、隣り合つた対の
    間にチヤンバー152を形成する多数のスポーク154と、前
    記スポーク154の隣り合つた対の間の前記チヤンバー152
    の各々の中で車軸157の上に、その長さ方向の軸線の回
    りに回転するように取り付けられる先細にされたバレル
    155と、傷付けることなくガラス表面に接触するため
    に、前記バレルの回りに巻かれた手段159とからなるガ
    ラス板を曲げる装置に使用するローラー151。
11. 【請求項１１】ガラス表面に接触する手段がセラミツク
    のロープである請求項10記載のローラー。
12. 【請求項１２】円筒状の穴を持つ中央のハブと、前記中
    央のハブから外向きに放射状に延びて、隣り合つた対の
    間にチヤンバー152を形成する多数のスポーク154と、前
    記スポーク154の隣り合つた対の間の前記チヤンバー152
    の各々の中に、その長さ方向の軸線の回りに回転するよ
    うに取り付けられたバレル155と、傷付けることなくガ
    ラス表面に接触するために、前記バレルの回りに巻かれ
    た手段159とからなり、前記バレル155が、その長さ方向
    の軸線を通る穴を含み、前記バレル155が、その各端で
    前記スポーク154の隣り合つた対に取り付けられた車軸1
    57の上に回転可能に取り付けられ、前記バレル155が、
    その各端を先細にされて、また、前記ガラス表面に接触
    する手段がセラミツクである、ガラス板を曲げる装置に
    使用するローラー。
13. 【請求項１３】多数のローラーと、前記ローラーに支持
    して、前記ローラーが回転できるようにするために前記
    ローラーに付けられたブラケツト手段と、前記ブラケツ
    ト手段及び前記ローラーを支持するために、ピボツトの
    上に取り付けられて前記ブラケツトに接続されたサポー
    トシヤフトと、前記ローラーを駆動するために前記ロー
    ラーに接続された動力手段と、ローラー装置の垂直位置
    をガラスを曲げるために希望される位置に上げ下げする
    ために、ローラー装置に付けられた手段と、ローラー装
    置が上げ又は下げられる時に、多数のローラー装置の上
    に支持されたガラス板が曲がつてローラー装置の輪郭に
    順応するように、また、前記サポートシヤフトが回動す
    る時に前記ローラーが傾いて、そのために、前記ローラ
    ーの表面がガラス板の表面に接したままになるように、
    前記サポートローラーを回動させる手段とからなるガラ
    ス板を曲げる装置に使用するローラー装置。
14. 【請求項１４】前記ローラー動力手段が、前記ローラー
    の各々に形成された周囲溝と、前記ローラーに取り付け
    られ、前記ローラーの下側で前記周囲溝に噛み合つて前
    記ローラーに回転を起こさせるドライブバンドと、移動
    するために前記ドライブバンドを駆動する手段とからな
    る、請求項13記載のローラー装置。
15. 【請求項１５】加熱部と、前記加熱部に隣接した曲げ部
    と、ガラス板を加熱するための炉の中の手段と、ガラス
    板が加熱されている間に、前記加熱部の中のガラス板を
    運ぶために前記加熱部に取り付けられた多数のローラー
    と、前記加熱部のローラーに接続されてそれらを回転さ
    せる動力手段と、曲げ部の中のガラス板を運ぶために、
    炉の幅を横切つて間隔を開けて置かれた長さ方向の列
    に、配置された多数のミニローラーと、オーブンミニロ
    ーラーに接続されてそれらを回転させる動力手段と、前
    記オーブンミニローラーの垂直位置を、炉の幅を横切る
    前記オーブンミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直
    位置が、熱くて柔らかいガラス板を希望の輪郭に曲げる
    ための希望のベンドの形状を持つ位置に変えるために、
    オーブンミニローラーの長さ方向の列の各々に接続され
    た手段とからなるガラス板を曲げる装置に使用する炉。
16. 【請求項１６】前記オーブンミニローラーの長さ方向の
    列の各々が、炉の中に縦に延びる長さ方向のサポートバ
    ーの上に、回転可能に取り付けられる請求項15記載の
    炉。
17. 【請求項１７】ガラス板を受け取つて熱くて柔らかい状
    態に加熱するために、加熱部及び前記加熱部に隣接した
    曲げ部を持つ炉と、ガラス板を加熱するための前記炉の
    中の手段と、ガラス板が加熱されている間に前記加熱部
    の中のガラス板を運ぶため、前記加熱部の中に取り付け
    られた多数のローラーと、前記加熱部のローラーに接続
    されて、それらを回転させる動力手段と、前記曲げ部の
    中のガラス板を運ぶために、前記炉の幅を横切つて間隔
    を開けて置かれた長さ方向の列に配置される前記曲げ部
    の中の多数のミニローラーと、前記オーブンミニローラ
    ーに接続されてそれらを回転させる動力手段と、前記オ
    ーブンミニローラーの垂直位置を、前記炉を横切つた前
    記オーブンミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直方
    向位置が、熱くて柔らかいガラス板を希望の輪郭に曲げ
    るための希望のベンドの輪郭を持つガラス曲げ位置に変
    えるために、前記オーブンミニローラーの長さ方向の列
    の各々に接続された手段と、曲げられたガラス板をクエ
    ンチするための手段とからなるガラス板を曲げる装置。
18. 【請求項１８】前記クエンチするための手段がクエンチ
    部を含み、前記クエンチ部が、長さ方向の列に配置され
    た上のクエンチチユーブと、長さ方向の列に配置された
    下のクエンチチユーブと、前記クエンチチユーブの列の
    各々の垂直位置を、前記上のクエンチチユーブが曲げら
    れたガラス板の上面と同じ輪郭を持ち、また、前記下の
    クエンチチユーブが曲げられたガラス板の底面と同じ輪
    郭を持つクエンチ位置に移動させるために、前記クエン
    チチユーブの上及び下の列に接続された手段とからなる
    請求項17記載の装置。
19. 【請求項１９】加熱部を持つ炉にオーブンローラーを設
    けて、曲げ部にミニローラーを設ける工程と、前記炉の
    加熱部の中のガラス板を熱くて柔らかい曲げることがで
    きる状態に加熱する工程と、ガラス板を支持する前記ミ
    ニローラーの垂直位置を、前記炉を横切る前記ミニロー
    ラーの垂直位置が、希望のガラスベンドの輪郭に従う輪
    郭を持つガラス曲げ位置に変えることによつて、前記炉
    の曲げ部の中の熱くて柔らかい曲げられることができる
    ガラス板を曲げる工程と、柔らかいガラス板が前記ミニ
    ローラーの希望の曲がつた形状に曲がるようにする工程
    と、曲げられたガラス板をクエンチする工程とからなる
    ガラス板を曲げる方法。
20. 【請求項２０】クエンチ部、上及び下のクエンチチユー
    ブ並びに下のクエンチローラーを設ける工程と、前記ク
    エンチチユーブを、前記上のクエンチチユーブが曲げら
    れたガラスの上面と同じ輪郭を持ち、また、下のクエン
    チチユーブが曲げられたガラス板の底面と同じ輪郭を持
    つクエンチ位置に、垂直に位置決めすることによつて、
    熱い曲げられたガラス板を支持する工程と、熱い曲げら
    れたガラス板を、前記オーブンローラーから前記クエン
    チローラーの上に迅速に移転させて、前記上及び下のク
    エンチチユーブの間を通過させる工程とを、さらに含む
    請求項19記載の方法。
21. 【請求項２１】炉の中のガラス板を加熱する手段と、炉
    の中のガラス板を炉を通して移動し、また、炉の中のガ
    ラス板を支持するためのオーブンローラーの長さ方向の
    列を含むコンベヤー手段と、前記オーブンミニローラー
    に接続されてそれらを回転させる動力手段と、炉の中の
    前記ミニローラーの長さ方向の列の各々を支持する支持
    手段と、前記ミニローラーの長さ方向の列の各々接続さ
    れ、前記ミニローラーの長さ方向の列の各々の垂直位置
    を、熱くて柔らかいガラス板が、前記オーブンミニロー
    ラーによつて形成されるベンドに順応して、曲がつたガ
    ラス板を形成するので、炉を横切る前記オーブンミニロ
    ーラーの長さ方向の列の各々の垂直位置は、熱くて柔ら
    かいガラス板を曲げるための希望のベンドの輪郭を形成
    する、ガラス曲げ位置に変える手段とからなるガラス板
    を曲げる装置に使用する炉。