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JP2940210B2 - リボンサブカセット - Google Patents

リボンサブカセット

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Publication number
JP2940210B2
JP2940210B2 JP9190091A JP9190091A JP2940210B2 JP 2940210 B2 JP2940210 B2 JP 2940210B2 JP 9190091 A JP9190091 A JP 9190091A JP 9190091 A JP9190091 A JP 9190091A JP 2940210 B2 JP2940210 B2 JP 2940210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
supporter
cassette
ink
ink ribbon
Prior art date
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Application number
JP9190091A
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English (en)
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JPH04323073A (ja
Inventor
裕行 黒沢
吉兼 松本
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Publication of JPH04323073A publication Critical patent/JPH04323073A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドレスインク
リボン(以下インクリボンという)を収納するリボンサ
ブカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクリボン反転保持部(以下メビウス
という)を収納しているリボンサブカセットは、既に多
くの製品に採り入れられている。しかし、インクリボン
の倒れを防止するリボンサポータは実開昭63−100
251号公報に記載のように、リボンカセット内に配置
された構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクリボンは使用す
るにつれ、インクリボンカセット内に折り畳まれて収納
されているインクリボン束は、けばだち等の原因によっ
てその容積を増す。そこで、新品のインクリボンをリボ
ンカセットに装着する際には、該リボンカセット内にイ
ンクリボンの容積増加分のスペースを確保する必要が
ある。リボンサポータは前記スペースにインクリボンが
倒れ込まないようにするために設けられるものであり、
必要不可欠なものである。
【0004】上記従来のリボンサブカセットではインク
リボン交換時にインクリボンとメビウスのみが交換さ
れ、前記リボンサポータはリボンカセット内に配された
ままであった。このため、交換した新しいインクリボン
を前記リボンサポータの形状に合わせてスリットの間に
通したり、バネに逆らってリボンサポータをリボンロー
ラ側に移動させたりする必要があり、インクリボンの交
換作業を煩雑なものにしていた。
【0005】そこで本発明は、前述の煩雑なインクリボ
ン交換作業を容易に行えるようなリボンサブカセットを
提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、リボンカセット内に折り畳まれて収納され
るインクリボン束を有するエンドレスインクリボン及び
該エンドレスインクリボンを反転せしめる反転保持部を
収納したリボンサブカセットにおいて、前記リボンカセ
ット内のインクリボン束と反転保持部との間において移
動可能であって、かつ前記エンドレスインクリボンを通
過させるスリット部を有するリボンサポータを設け、該
リボンサポータと前記反転保持部のリボンカセット内の
占有スペースが縮小するように、前記リボンサポータ及
び反転保持部を互いに組み合う構造としたことにある。
【0007】また、上記課題を解決するため、具体的に
は前記反転保持部の下部壁面の投影面積を上部壁面の投
影面積よりも小さくしてスペースを設けると共に、前記
リボンサポータ下部を凹状にして、前記スペースにリボ
ンサポータの一部が挿入される構成とすればよい。そし
て、好ましくは、前記反転保持部とリボンサポータが組
み合う際、前記反転保持部のリボン入口部からリボンサ
ポータのスリット部までのインクリボン距離を、1イン
チ幅のエンドレスインクリボンにおいては40〜80m
mにするとよい。
【0008】なお、前記リボンサポータには更に走行抵
抗部を設けてもよい。この際、前記リボンサポータの走
行抵抗部は、該リボンサポータ走行方向に対して順方向
に開いた形状、すなわちリボンサポータのアームの一部
がリボン走行方向に対してハの字型に切り離された形状
とし、この切り離された部分がリボンサブカセットの内
壁面と当接することでリボンサポータの走行抵抗を生み
出すようにするとよい。また、リボンサポータの走行抵
抗部は一体成形あるいはプラスチック形成するとよい。
【0009】上記のように構成されたリボンサブカセッ
トでは、インクリボン交換時にメビウス及びリボンサポ
ータが一緒に交換されるので、インクリボンの煩雑な交
換作業を容易にすることが可能となる。
【0010】また、リボンサポータ下部を凹状にし、メ
ビウス下部壁面を上部壁面より小さくしてリボンサポー
タとメビウスが組み合うような構成にすると、リボンサ
ブカセットにおけるメビウスとリボンサポータの収納ス
ペースが小さくなる。
【0011】リボン倒れが生じてインクリボン同志が重
なりあってしまうと、覆いかぶせられている下側のイン
クリボンは引き出される際にねじれや折れを発生する。
前記状態のインクリボンがメビウス入口部に直接引き込
まれ、ハンマバンクへ進行してしまうのを防ぐため、リ
ボンサポータスリット部を通過させ、メビウスのインク
リボン入口部に入るまでの空間でインクリボンのねじれ
や折れを修復するようにしている。しかし、リボンサポ
ータスリット部とメビウス入口部の間隔が狭すぎると、
インクリボンのねじれや折れの修復が不可能となる。従
って、リボンサポータスリット部とメビウス入口部の間
にはある程度の間隔を設ける必要がある。例えば1イン
チ幅のインクリボンの場合、前記リボンサポータとメビ
ウスが組み合う際のリボンサポータのスリット部とメビ
ウスのリボン入口部での間隔を40〜80mmにする
と、インクリボン倒れが原因で発生するインクリボンの
ねじれや折れを防ぐのに効果的である。
【0012】更に、リボンサポータの走行抵抗部がリボ
ンサポータの走行方向に対して順方向に開いた形状にす
ると、リボンサポータはリボンカセット内で徐々に進む
ようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
述する。
【0014】図2はインパクトプリンタのインクリボン
走行系を示す平面図である。
【0015】リボンカセット13内に折り畳まれて収納
されるインクリボン束を有するエンドレスインクリボン
2は、リボンローラ11の回転方向12に従ってリボン
カセット13の中に引き込まれ、リボンサポータ3を通
過し、メビウス4で反転させられ、リボンブレーキ14
にて張力を与えられた後、ガイド15を経て印字を行う
ハンマバンク16と印字用紙17の間を通過し、更にガ
イド18を経てリボン走行検出ローラ19を回転させ、
再びリボンローラ11へ戻るようになっている。
【0016】また、図1はリボンサブカセットの平面図
である。左端5が開くような構造になっている外箱1に
は、インクリボン2、リボンサポータ3、メビウス4が
装填されている。リボンサポータ3はインクリボン2と
メビウス4の間に位置している。なお、インクリボン2
はリボンサポータ3のスリット部7、メビウス4のリボ
ン入口部8及びリボン出口部9を通過するように実装さ
れている。
【0017】寿命等によるインクリボン交換時、図2に
示される使用済みインクリボン2、リボンサポータ3、
メビウス4はリボンカセット13より取り出されて、図
1のリボンサブカセット内の新しいインクリボン2、リ
ボンサポータ3、メビウス4がリボンカセット13内に
装着される。装着の際は、まずリボンサブカセット外箱
1の左端5を開け、次に該外箱1を傾斜させた後、イン
クリボン2、リボンサポータ3、メビウス4を滑らせて
リボンカセット13内に入れるようにする。この時、メ
ビウス4はリボンブレーキ14側にくるようにし、その
実装位置はリボンローラ11とリボンサポータ3がイン
クリボン2をはさむような位置にあることが望ましい。
【0018】図3はリボンサポータ3とメビウス4の形
状を示す斜視図であり、図4はリボンサポータ3とメビ
ウス4が組み合った状態を示す斜視図である。
【0019】リボンサポータ3のアーム28側に凹部2
5が設けられ、メビウス4下部には壁26よりも小さい
壁部27を設けて、図4に示す如くリボンサポータ3と
メビウス4が組み合うような構造になっている。従っ
て、リボンサブカセット外箱1内のリボンサポータ3及
びメビウス4の収納スペースを、小さくすることが可能
となる。また、リボンカセット13内においてもリボン
サポータ3及びメビウス4の収納スペースは小さくなる
ので、インクリボン収納容積が増え、インクリボンの増
加容積分の収容率も大きくなる。
【0020】図5はリボンサポータスリット部7とメビ
ウス入口部8の好ましい位置関係を示す平面図である。
【0021】リボンサポータ3及びメビウス4が組み合
う際、リボンサポータスリット部7とメビウス入口部8
の間のリボン距離Lが40〜80mm確保されるように
するため、前記リボンサポータ3の端部32はリボンサ
セット内壁33、34に突き当たって停止するよう
にしている。なお、メビウス4はリボンカセット内壁3
5に当たって止まるようになっている。
【0022】図6はリボンサポータ3の走行抵抗部を示
す斜視図である。
【0023】走行抵抗部41、42はリボンカセット1
3内での走行方向43に対して順方向になるよう開いて
おり、リボンサポータ3と一体成形されている。なお、
リボンサポータ及び走行抵抗部は、プラスチック等で成
形されている。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればリ
ボンサブカセット内にメビウス及びリボンサポータを設
けたので、インクリボン交換時の煩雑な作業を改善し、
容易に交換することができる。
【0025】また、リボンサポータ下部を凹状にし、メ
ビウス下部壁面を上部壁面より小さくして、リボンサブ
カセット収納時にリボンサポータとメビウスが組み合う
ような構成にすることにより小スペースでの収納が可能
となり、リボンサブカセットをコンパクトにできる。リ
ボンカセット13内においても、リボンサポータ3及び
メビウス4の収納スペースは小さくなるので、インクリ
ボン収納容積が増え、インクリボンの増加容積分の収容
率を大きくできる。
【0026】更に、リボンサポータのリボン通過部とメ
ビウスのリボン入口部とのリボン距離を40〜80mm
としたので、リボンねじれや折れがなくなり、脱字が解
消されて印字品質が向上し、安定したリボン走行を得る
ことが可能となる。
【0027】特に、インクリボンが水分を吸着する高
温、高湿時のリボン倒れの防止に有効である。
【0028】リボンサポータの走行抵抗部をリボンサポ
ータ本体と一体成形することによって、製作しやすい安
価な部品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリボンサブカセットを示す平面図で
ある。
【図2】 本発明のインパクトプリンタのインクリボン
走行系を示す平面図である。
【図3】 リボンサポータ3とメビウス4の形状を示す
斜視図である。
【図4】 リボンサポータ3とメビウス4が組み合った
状態を示す斜視図である。
【図5】 リボンサポータスリット部7とメビウス入口
部8の好ましい位置関係を示す平面図である。
【図6】 リボンサポータ3の走行抵抗部を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1は外箱、2はインクリボン、3はリボンサポータ、4
はメビウス、13はリボンカセットである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボンカセット内に折り畳まれて収納され
    るインクリボン束を有するエンドレスインクリボン及び
    該エンドレスインクリボンを反転せしめる反転保持部を
    収納したリボンサブカセットにおいて、 前記リボンカセット内のインクリボン束と反転保持部と
    の間において移動可能であって、かつ前記エンドレスイ
    ンクリボンを通過させるスリット部を有するリボンサポ
    ータを設け、該リボンサポータと前記反転保持部のリボ
    ンカセット内の占有スペースが縮小するように、前記リ
    ボンサポータ及び反転保持部を互いに組み合う構造とし
    たことを特徴とするリボンサブカセット。
  2. 【請求項2】前記反転保持部の下部壁面の投影面積を上
    部壁面の投影面積よりも小さくしてスペースを設けると
    共に、前記リボンサポータ下部を凹状にして、前記スペ
    ースにリボンサポータの一部が挿入される構成とするこ
    とを特徴とする請求項1記載のリボンサブカセット。
  3. 【請求項3】前記反転保持部とリボンサポータが組み合
    う際、前記反転保持部のリボン入口部からリボンサポー
    タのスリット部までのインクリボン距離を、1インチ幅
    のエンドレスインクリボンにおいては40〜80mmに
    することを特徴とする請求項1または2記載のリボンサ
    ブカセット。
JP9190091A 1991-04-23 1991-04-23 リボンサブカセット Expired - Lifetime JP2940210B2 (ja)

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