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JP2829920B2 - レンズ交換可能なカメラ及び交換レンズ - Google Patents

レンズ交換可能なカメラ及び交換レンズ

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JP2829920B2
JP2829920B2 JP1115199A JP11519989A JP2829920B2 JP 2829920 B2 JP2829920 B2 JP 2829920B2 JP 1115199 A JP1115199 A JP 1115199A JP 11519989 A JP11519989 A JP 11519989A JP 2829920 B2 JP2829920 B2 JP 2829920B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、交換レンズに大電流を消費するパワーズー
ム手段が設けられたレンズ交換可能なカメラ及びその交
換レンズの改良に関するものである。
(発明の背景) 近年、カメラシステム(パワーズーム機能を持つ交換
レンズと該レンズが装着されるカメラとの組み合わせ)
の電子化が進み、自動露出,フィルムの巻上げ巻戻し,A
F駆動,絞り駆動,パワーズーム駆動、さらに一眼レフ
カメラシステムにおいては、ミラーアップ,シャッタチ
ャージ等多くのモータを用いて各種制御を自動的に行う
構成となっている。したがって、これらを駆動するため
に電源として大型のバッテリを用いており、この結果カ
メラシステムが大型化すると共に、重量的にも重いもの
となってしまい、携帯性に難を生じていた。又、該シス
テムの小型化を優先させ、小型のバッテリを用いた場合
は、最悪正常な撮影が行えない可能性があるという問題
を生じてしまう。
(発明の目的) 本発明の目的は、カメラ本体に設けられたモータと交
換レンズに設けられたパワーズーム手段の駆動源となる
モータに対してカメラ本体の共通の電源手段から電源を
供給して駆動するようにした場合に、電源手段の電圧低
下によるカメラの誤動作を防止することができるレンズ
交換可能なカメラ及び交換レンズを提供することであ
る。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明
は、各種の駆動用の電源となる共通の電源手段と、フィ
ルム給送、ミラー駆動等のカメラ機構の駆動源となる第
1のモータと、該第1のモータを含むモータの駆動状態
を認識するカメラ内制御回路と、交換レンズへの電源供
給と通信を行うためのカメラ側接点手段とをカメラ本体
に設け、一方、第2のモータを駆動源とするパワーズー
ム手段と、前記第2のモータを含む交換レンズ内のモー
タの動作を制御するレンズ内制御回路と、前記カメラ側
接点手段と接続され、電源供給を受けると共に、前記カ
メラ内制御回路と前記レンズ内制御回路との通信を可能
とするレンズ側接点手段とを交換レンズに設けたレンズ
交換可能なカメラであって、前記カメラ内制御回路によ
って前記第1のモータの駆動を認識している際には、前
記カメラ内制御回路から前記レンズ内制御回路に通信し
て前記レンズ内制御回路により前記第2のモータの駆動
を禁止させることを特徴とする。
また、請求項2記載の本発明は、各種の駆動用の電源
となる共通の電源手段と、フィルム給送、ミラー駆動等
のカメラ機構の駆動源となる第1のモータと、該第1の
モータを含むモータの駆動状態を認識するカメラ内制御
回路と、交換レンズへの電源供給と通信を行うためのカ
メラ側接点手段とを備えたカメラ本体に装着可能であ
り、第2のモータを駆動源とするパワーズーム手段と、
前記第2のモータを含む交換レンズ内のモータの動作を
制御するレンズ内制御回路と、前記カメラ側接点手段と
接続され、電源供給を受けると共に、前記カメラ内制御
回路と前記レンズ内制御回路との通信を可能とするレン
ズ側接点手段とを設けた交換レンズであって、前記カメ
ラ内制御回路によって前記第1のモータの駆動を認識し
ていることが前記カメラ内制御回路から通信された際に
は、前記レンズ内制御回路により前記第2のモータの駆
動を禁止させることを特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の要部構成を模式的に表わ
した図であり、該図において、1はカメラ本体、50は該
カメラ本体1に着脱自在に取付けられた交換レンズであ
り、これらはカメラマウント1a及びレンズマウント51a
とで結合されている。
カメラ本体1内において、3はミラー、4はペンタプ
リズム、5は接眼レンズ、6は測光用受光素子である。
7は側光演算回路で、フィルム感度情報入力回路8、シ
ャッタ制御回路9、マイクロコンピュータ10と接続され
ている。マイクロコンピュータ10内には、カメラ側にて
大電流が消費されているか否かの検出を行う大電流消費
駆動検出部10a及びこれに伴ってパワーズーム駆動の許
可、禁止指令を行うレンズ側動作制御部10b等を備えて
いる。34はフォーカルプレーンシャッタ、3aはミラー回
転軸、3bは動作ピンで、ミラー駆動カム11に対向してい
る。12はミラー駆動用モータで、モータドライブ回路13
に接続されている。14はフィルム巻上げ巻き戻し用モー
タで、モータドライブ回路15に接続されている。16は測
距センサで、測距演算回路17に接続されている。18はカ
メラシステム全体を動かしている電池、19はメイン電源
スイッチ、20はDC/DCコンバータで、電池18からマイク
ロコンピュータ10へと接続されている。21は測光測距用
スイッチ、22はレリーズスイッチである。なお、一般的
には、スイッチ21,22は2段ストロークスイッチであっ
て、レリーズボタンの第1ストロークでスイッチ21がO
N、第2ストロークでスイッチ22がONとなるよう構成さ
れている。
23a〜23eはカメラ本体1側の接点ピン群で、マウント
1aの近傍に配置されている。52a〜52eは交換レンズ本体
50側の接点ピン群で、カメラ側の接点ピン群23a〜23eに
対向している。
交換レンズ50側において、G1,G2,G3は撮影用光学レン
ズである。53は焦点調整に使われるレンズ駆動用モータ
で、レンズ駆動回路54と接続されている。レンズ駆動用
モータ53の回転によってラチェット60を介してカウンタ
62へパルス数が入力される。61は絞り駆動回路で、マイ
クロコンピュータ55へ接続され、かつ公知のパルスモー
タ56へ接続され、該モータ56によって絞りが駆動され
る。57はズーミング時に用いられるズーム駆動用モータ
で、ズーム駆動回路58に接続されている。59a〜59eはレ
ンズの焦点距離をマイクロコンピュータ55に伝達するた
めのエンコーダである。63はパワーズームスイッチ、64
はAF優先とパワーズーム優先の切り換えを行う為の切換
スイッチである。
次に、以上の構成から成るシステムの動作について説
明する。
まず、カメラ本体1のメイン電源スイッチ19を投入し
DC/DCコンバータ20を励起することにより、該コンバー
タ20はマイクロコンピュータ10に対して作動可能な一定
電圧を供給する。次に測光測距用スイッチ21を押下する
と、測光用受光素子6で検出された光量が側光演算回路
7に伝達され、公知の方法で露光量が記憶される。ま
た、前記測光測距用スイッチ21は自動測距のトリガスイ
ッチをも兼用している為、測光測距用スイッチ21を押下
すると、マイクロコンピュータ10の指示により測距セン
サ16が作動し、公知の方法で測距演算回路17により測距
演算が行われ、レンズの繰り出し量が決定され、交換レ
ンズ50側のマイクロコンピュータ55と公知のシリアル通
信が行われ、レンズ駆動回路54にレンズ駆動用モータ53
の回転方向の指示が行われて撮影用光学レンズG1が移動
させられる。この時、同時に光学レンズG1の移動に対応
してラチェット60によってカウンタ62の内容が変化し、
マイクロコンピュータ55がパルス数を読み取ることによ
ってレンズの移動量が検出できるので、前述のようにカ
メラ本体1側より指示された移動量に応じて光学系レン
ズG1が移動させられ、合焦位置で該光学系レンズG1は止
められる。一般的には再度測距が行われ、合焦状態と判
断した場合にはカメラ本体1側で合焦の表示が行われた
り、合焦音が発せられる。
次に、以後の動作を第2図に示すタイミングチャート
により説明するが、これまでの動作は第2図の0点以前
に行われるものである。第2図において横軸は時間、縦
軸は各項目を示している。
第2図の0点においてレリーズスイッチ22を押下する
と、マイクロコンピュータ10よりミラー駆動用モータ12
を回転させるようにモータドライブ回路13に通電され、
ミラー駆動カム11を回転させ作動ピン3bを押上げる(第
2図a点)ことによりミラーを上昇させ保持させる(d
点)。a点より一定の時間だけ遅らせたb点ではカメラ
のマイクロコンピュータ10とレンズのマイクロコンピュ
ータ55とで接点ピン群23a,23b、52a,52bを介して公知の
シリアル通信が行われ、測光量に応じた絞り設定値がレ
ンズ側に指示される。カメラ本体1によって指示された
絞り設定値は絞り駆動回路61によりパルスモータ56を制
御する為の信号として用いられる。この際ミラー上昇動
作点(a点)と絞り駆動作動点(b点)との間に一定の
時間差を設けてあるのはミラー駆動用モータ12に電源投
入直後に大電流が流れるため、その間は絞り駆動を行う
のを避けるようにし、限られた電源を有効に利用するよ
うにしている。
また、b〜c点は絞りを絞り込む時間、c点は絞り込
み完了、e〜f点はシャッタ開放で測光演算回路7の結
果によってコントロールされるシャッタ秒時である。シ
ャッタ動作完了後のf〜g点はミラーダウン、h〜i点
は絞り開放へ戻す時間、又、ミラー駆動用モータ12はフ
ォーカルプレーンシャッタ34の機械的チャージをも兼用
しており、j点まで作動している。絞り駆動完了(i
点)はマイクロコンピュータ55を経てカメラ本体1側の
マイクロコンピュータ10に通信され、これによりモータ
ドライブ回路15に動作命令が出され、フィルム巻上げ巻
戻し用モータ14によりフィルムが巻上げられる。この巻
上げはk点で完了し、カメラのシーケンスは元に戻り測
光測距という動作に移っていく。
本実施例では、0〜k点までの時間、カメラ本体1か
ら交換レンズ50側への情報により(公知のシリアル通信
にて)、例えパワーズームスイッチ63が押されていて
も、パワーズームを駆動しないようにしている。
以下、交換レンズ50側の動作について説明する。
第3図は交換レンズ50側のマイクロコンピュータ55の
メインのフローチャートである。
マイクロコンピュータ55は、電源が入るとステップ10
1から動作を開始してステップ102に進み、マイクロコン
ピュータの内部およびその周辺回路を初期状態にする。
次にステップ103に進み、AF駆動中か否かを判断す
る。ここでAF駆動中の場合にはステップ104に進み、AF
駆動中でない場合にはステップ106に進む。
ステップ104では、AFの駆動量を判断するためカウン
タ62の値を読み取り、カメラ本体1から送られてきた規
定のAF駆動量と比較して、規定駆動量に達していたなら
ばステップ105に進み、ここでAFの駆動を停止してステ
ップ106に進む。また、規定駆動量に達していなけれ
ば、ステップ106に進む。
ステップ106では、パワーズームスイッチ63の状態を
判断し、該スイッチがa側或はc側のいずれかにONされ
ていれば、ステップ107に進み、OFFの時にはステップ11
4に進む。
ステップ114では、ズーム駆動中か否かを判断し、駆
動中でなければステップ103に戻り、再度ここまでに説
明した動作をり返す。また、ズーム駆動中の場合には、
パワーズームスイッチ63がOFFであるからステップ115に
進み、ズームの駆動を停止してステップ103に戻る。
前記ステップ106でパワーズームスイッチ63がONのと
きにはステップ107に進み、ズーム駆動中か否かを判断
する。ズーム駆動中の場合にはステップ116に進んでレ
ンズの焦点距離を検出するエンコーダ59から焦点距離を
検出してステップ117に進む。
ステップ117では、ズームを駆動している方向の端の
焦点距離であれば、これ以上ズーム駆動できないのでス
テップ118に進み、ズームの駆動を停止してステップ103
に戻る。また、ズームを駆動している方向の端でない場
合には、そのままズームの駆動を続けステップ103に戻
る。
前記ステップ107でズーム駆動中でない場合には、ズ
ームの駆動を開始するためにステップ108に進む。
ステップ108では、ズーム駆動が許可されているかど
うかをマイクロコンピュータ55の中のズーム許可フラグ
をみて判断し、ズーム駆動が許可されていればステップ
109に進み、許可されていなければズーム駆動を行わず
にステップ103に戻る。
ステップ109では、AF駆動中か否かを判断し、AF駆動
中でなければステップ112に進み、AF駆動中ならばステ
ップ110に進む。
ステップ110では、切換スイッチ64の状態を検出し
て、AF優先モードであるかズーム優先モードであるかを
判断し、AF優先モードであればズームの駆動を行わずに
AFの駆動を続けステップ103に戻る。また、ズーム優先
モードであればステップ111に進み、AFの駆動を停止し
てステップ112に進む。
ステップ112では、パワーズームスイッチ63がa側にO
Nされているのか、c側にONされているのかを検出し、
a側であれば駆動方向が望遠側であると判断し、c側で
あれば広角方向であると判断して、ステップ113に進
む。
ステップ113では、ステップ112で検出した駆動方向に
ズームを駆動開始してステップ103に戻り、ここまでに
説明した動作を繰り返す。
次に、AFの駆動を開始する際の動作について説明す
る。
カメラ本体1のマイクロコンピュータ10から通信で交
換レンズ50側のマイクロコンピュータ55にAF駆動命令及
びAF駆動量が送られると、該マイクロコンピュータ55は
公知の割り込みと言う動作でAFの駆動を開始する。
第4図は、AF駆動命令の、割り込み処理の動作を示す
フローチャートである。
ステップ120でAF駆動命令の割り込みが入ると、ステ
ップ121に進み、ズーム駆動中であるか動かを判断す
る。もし、ズーム駆動中でなければステップ124に進
み、ズーム駆動中ならばステップ122に進む。
ステップ122では、切換スイッチ64の状態を検出し
て、ズーム優先モードであれば、AFの駆動は出来ないの
でステップ126に進み、ズーム優先モードでズーム駆動
中でありAFが駆動できないことを通信でカメラ本体1の
マイクロコンピュータ10に伝え、ステップ127に進み割
り込みを終了する。また、ステップ122でAF優先モード
ならば、ステップ123に進んでズームの駆動を停止して
ステップ124に進む。
ステップ124では、カメラ本体1側から送られた駆動
方向を判断してステップ125に進み、ここでAFの駆動を
開始してステップ127に進み割り込み処理を終了する。
次に、ズーム駆動の許可と禁止の動作について説明す
る。
ズーム駆動の禁止及び許可につい、カメラ本体1が第
2図に示す0点からk点までの動作を行っている間は該
動作を禁止するために、カメラ本体1のマイクロコンピ
ュータ10内のレンズ側動作制御部10bはこのことが大電
流消費駆動検出部10aにて検出されている場合には、第
2図0点の時に交換レンズ50側のマイクロコンピュータ
55にズーム駆動禁止を通信で送り、k点の時にズーム駆
動許可を送る。交換レンズ50側のマイクロコンピュータ
55は、これらの通信を、公知の割り込みの形で処理す
る。
第5図は、ズーム駆動禁止の通信を受けたときの交換
レンズ50側のマイクロコンピュータ55の動作を説明する
フローチャートである。
ステップ130でズーム駆動禁止の通信を受けるとステ
ップ131に進み、内部のズーム禁止フラグをセットす
る。
次に、ステップ132に進み、ズーム駆動中で無ければ
ステップ134に進んで割り込み処理を終了する。また、
ズーム駆動中であればステップ133に進んでズームの駆
動を停止させて、ステップ134に進み、割り込み処理を
終了する。
第6図は、ズーム駆動許可の通信を受けたときの交換
レンズ50側のマイクロコンピュータ55の動作を説明する
フローチャートである。
ステップ140でズーム駆動許可の通信を受けるとステ
ップ141に進み、内部のズーム禁止フラグをリセットし
てステップ142に進み、割り込み処理を終了する。
ここで、ズーム禁止フラグをリセットすると、パワー
ズームスイッチ63がONの時には前に説明した通り、ズー
ム駆動が開始される。
本実施例によれば、携帯性を良くするために小型のバ
ッテリを用いたカメラにパワーズーム機能付の交換レン
ズを装着した際、パワーズーム駆動を行うと大きな電力
が必要となる為にカメラが正常な動作をしなくなること
があるが、レリーズ時、シャッタチャージ時、フィルム
給送時等カメラ側にて大電流を消費している時は前記パ
ワーズーム駆動は禁止するようにしているので、携帯性
を損なう事なくカメラシステムの小型化を達成できる。
また、このことにより(パワーズームは行わずに撮影は
許容する方式である為)省エネルギタイプとなり、撮影
本数も増加するという効果が生れる。さらに、レリーズ
中はパワーズーム駆動は禁止するようにしているので、
ブレた写真とならない効果も有する。
(発明と実施例の対応) 本実施例において、電池18が本発明の電源手段に、ミ
ラー駆動用モータ12またはフィルム巻上げ巻き戻し用モ
ータ14が第1のモータに、マイクロコンピュータ10がカ
メラ内制御回路に、接点ピン群23a〜23eがカメラ側接点
手段に、ズーム駆動用モータ57が第2のモータに、ズー
ム駆動用モータ57の回転力を光学レンズG2に伝達する伝
達機構及びエンコーダ59などがパワーズーム手段に、マ
イクロコンピュータ55がレンズ内制御回路に、接点ピン
59a〜59eがレンズ側接点手段に、それぞれ相当する。
(変形例) 本実施例では、パワーズーム機能付の交換レンズとカ
メラとのカメラシステムについて説明してきたが、パワ
ーズーム機能付レンズが組み込まれたカメラであっても
同様に適用することができる。また、カメラ側にAF駆
動、絞り駆動、フィルム給送駆動等大電流消費駆動時で
あることの判断及びそれに伴ってパワーズーム駆動を禁
止する手段を備えている場合に付いて説明したが、カメ
ラ側には共通の電源として用いられる1つの電池を備
え、交換レンズ側に前記各手段を有する構成の物であっ
ても同様の効果を得ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項1及び2記載の本発明に
よれば、カメラ本体に設けられた第1モータと交換レン
ズに設けられたパワーズーム手段の駆動源となる第2の
モータに対してカメラ本体の共通の電源手段から電源を
供給して駆動するようにしたレンズ交換可能なカメラ及
び交換レンズにおいて、カメラ本体内の第1のモータの
駆動時には、大電流を消費するパワーズーム用の第2の
モータの駆動を強制的に禁止するようにしたから、電源
手段の電圧低下によるカメラの誤動作を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる要部の構成を示すブロック図、
第2図はそのタイミングチャート、第3図乃至第6図は
交換レンズ側の動作を示すフローチャートである。 1……カメラ本体、10……マイクロコンピュータ、10a
……大電流消費駆動検出部、10b……レンズ側動作制御
部、50……交換レンズ、57……ズーム駆動用モータ、58
……ズーム駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/08 G02B 5/00 G02B 7/11

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種の駆動用の電源となる共通の電源手段
    と、フィルム給送、ミラー駆動等のカメラ機構の駆動源
    となる第1のモータと、該第1のモータを含むモータの
    駆動状態を認識するカメラ内制御回路と、交換レンズへ
    の電源供給と通信を行うためのカメラ側接点手段とをカ
    メラ本体に設け、一方、第2のモータを駆動源とするパ
    ワーズーム手段と、前記第2のモータを含む交換レンズ
    内のモータの動作を制御するレンズ内制御回路と、前記
    カメラ側接点手段と接続され、電源供給を受けると共
    に、前記カメラ内制御回路と前記レンズ内制御回路との
    通信を可能とするレンズ側接点手段とを交換レンズに設
    けたレンズ交換可能なカメラであって、前記カメラ内制
    御回路によって前記第1のモータの駆動を認識している
    際には、前記カメラ内制御回路から前記レンズ内制御回
    路に通信して前記レンズ内制御回路により前記第2のモ
    ータの駆動を禁止させることを特徴とするレンズ交換可
    能なカメラ。
  2. 【請求項2】各種の駆動用の電源となる共通の電源手段
    と、フィルム給送、ミラー駆動等のカメラ機構の駆動源
    となる第1のモータと、該第1のモータを含むモータの
    駆動状態を認識するカメラ内制御回路と、交換レンズへ
    の電源供給と通信を行うためのカメラ側接点手段とを備
    えたカメラ本体に装着可能であり、第2のモータを駆動
    源とするパワーズーム手段と、前記第2のモータを含む
    交換レンズ内のモータの動作を制御するレンズ内制御回
    路と、前記カメラ側接点手段と接続され、電源供給を受
    けると共に、前記カメラ内制御回路と前記レンズ内制御
    回路との通信を可能とするレンズ側接点手段とを設けた
    交換レンズであって、前記カメラ内制御回路によって前
    記第1のモータの駆動を認識していることが前記カメラ
    内制御回路から通信された際には、前記レンズ内制御回
    路により前記第2のモータの駆動を禁止させることを特
    徴とする交換レンズ。
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