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JP2823384B2 - 液晶表示パネルの駆動装置 - Google Patents

液晶表示パネルの駆動装置

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JP2823384B2
JP2823384B2 JP11657691A JP11657691A JP2823384B2 JP 2823384 B2 JP2823384 B2 JP 2823384B2 JP 11657691 A JP11657691 A JP 11657691A JP 11657691 A JP11657691 A JP 11657691A JP 2823384 B2 JP2823384 B2 JP 2823384B2
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JP
Japan
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voltage
liquid crystal
crystal display
display panel
power supply
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JP11657691A
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喜文 加藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示パネルの駆動装
置に係り、特に、1チップ化されたドライバLSIに搭
載された電源電圧の昇圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示パネルの駆動装置と
しては、液晶表示パネルのコモン信号端子にコモン信号
を供給するコモン信号ドライバ、および液晶表示パネル
のセグメント信号端子にセグメント信号を供給するセグ
メント信号ドライバが複数個のドライバLSIにて構成
されたものが一般的に用いられている。図3は、ドライ
バLSIを3個備えた所謂3チップ方式の駆動装置と、
24桁2行のSTN形液晶表示パネルとの配線を模式的
に示す図であって、第1のドライバLSI11のコモン
信号端子C1〜C16と液晶表示パネル12のコモン信号
端子C1〜C16とが16本の信号線群13にて接続さ
れ、当該第1のドライバLSI11のセグメント信号端
子S1 〜S40と液晶表示パネル12のセグメント信号端
子S1〜S40とが40本の信号線群14にて接続されて
いる。また、第2のドライバLSI15のセグメント信
号端子S41〜S80と液晶表示パネル12のセグメント信
号端子S41〜S80とが40本の信号線群16にて接続さ
れ、さらには、第3のドライバLSI17のセグメント
信号端子S81 〜S120と液晶表示パネル12のセグメン
ト信号端子S81 〜S120とが40本の信号線群18にて
接続されている。
【0003】これに対し、部品点数を減らして液晶表示
パネルを低コスト化するため、コモン信号ドライバおよ
びセグメント信号ドライバが1チップ化された液晶表示
パネルの駆動装置が提案されている。図4は、1チップ
方式の駆動装置と24桁2行のSTN形液晶表示パネル
との配線を模式的に示す図であって、ドライバLSI2
1のコモン信号端子C1〜C16と液晶表示パネル12の
コモン信号端子C1〜C16とが16本の信号線群22に
て接続され、当該ドライバLSI21のコモン信号端子
17〜C32と液晶表示パネル12のコモン信号端子C17
〜C32とが16本の信号線群23にて接続されている。
また、当該ドライバLSI21のセグメント信号端子S
1〜S60から引き出された60本の信号線群24に含ま
れる信号線のそれぞれを分岐して信号線群24aおよび
24bを形成し、信号線群24aと液晶表示パネル12
のセグメント信号端子S1〜S60、それに信号線群24
bと液晶表示パネル12のセグメント信号端子S61〜S
120 とが接続されている。
【0004】ところで、図3に示した24桁2行のST
N形液晶表示パネル12を3チップ方式の駆動装置を用
いて1/16デューティ、1/4バイアスで駆動する場
合、表示コントラストの設定電圧VLCD が4.5ボルト
(25℃)となるため、通常は出力電圧(電源電圧)V
DDが5ボルトの電源回路25が備えられる。そして、図
5に示すように、電源回路25の出力端子VDDおよびV
SS間に直列に接続された可変抵抗器26のつまみを操作
することによって、表示コントラストの設定電圧VLCD
が所定の値、例えば4.5ボルトとなるように、可変抵
抗器26の出力電圧VO が調整される。この図から明ら
かなように、本例の駆動装置においては、可変抵抗器2
6の出力電圧VO を大きくするにしたがって表示コント
ラストの設定電圧VLCD を小さくすることができる。
【0005】これに対し、図4に示した24桁2行のS
TN形液晶表示パネル22を1チップ方式の駆動装置を
用いて1/32デューティ、1/6.7バイアスで駆動
する場合、表示コントラストの設定電圧VLCD は8.5
ボルト(25℃)となる。この場合、電源電圧VDDが9
ボルトの電源回路を備えれば、前記と同様にして表示コ
ントラストの設定電圧VLCD を調整することができる
が、液晶表示パネルの種類や駆動方式に応じて各種の電
源回路を用意することはコスト高の原因になるため、通
常は電源電圧VDDが5ボルトの電源回路25をドライバ
LSI21に接続し、図6に示すように、ドライバLS
I21内に一体に搭載されたDC/DCコンバータ27
によって所望の設定電圧VLCD まで昇圧することが行わ
れている。すなわち、可変抵抗器26の出力電圧VO
DC/DCコンバータ27によって−VO に極性変換
し、電源電圧VDDを電位差VO だけ昇圧して表示コント
ラストの設定電圧VLCD を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記DC/
DCコンバータを用いた昇圧回路によると、可変抵抗器
26の出力電圧VO を大きくするに従って表示コントラ
ストの設定電圧VLCD も大きくなる。このため、24桁
2行のSTN形液晶表示パネル12を3チップ方式の駆
動装置を用いて駆動する場合(前記したように、可変抵
抗器26の出力電圧VO を大きくするにしたがって表示
コントラストの設定電圧VLCD が小さくなる)とは、可
変抵抗器26のつまみの操作方向と液晶表示パネルのコ
ントラストとの関係が逆になり、両方式の装置を使用す
るユーザにとって使い勝手が悪い。
【0007】なお、前記においては、24桁2行のST
N形液晶表示パネルの駆動装置を例にとって説明した
が、液晶表示パネルの大きさや種類等に拘らず、昇圧回
路を備えない液晶表示パネルの駆動装置と、DC/DC
コンバータが昇圧回路として備えられた液晶表示パネル
の駆動装置とでは、すべからく前記と同様の不都合を生
じる。
【0008】本発明は、前記の不都合を解消するために
なされたものであって、電源回路の構成を変更すること
なく、使い勝手の良い液晶表示パネルの駆動装置を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、少なくとも液晶表示パネルのコモン信号
端子にコモン信号を供給するコモン信号ドライバと、液
晶表示パネルのセグメント信号端子にセグメント信号を
供給するセグメント信号ドライバと、外部の電源回路か
ら供給された電源電圧(VDD)を昇圧して所望の表示コ
ントラストの設定電圧(VLCD )を得る昇圧回路を含ん
で1チップ化されたドライバLSIを備え、前記昇圧回
路への入力電圧(VO )が前記電源回路に備えられた可
変抵抗器にて調整される液晶表示パネルの駆動装置にお
いて、前記昇圧回路を差動増幅回路と当該差動増幅回路
の基準電圧(Vi1 )およびゲインを決定する複数個の
外部抵抗とを含んで構成し、前記可変抵抗器によって調
整される前記入力電圧(VO )をゼロから上昇するにし
たがって前記差動増幅回路の出力電圧(VOUT )がマイ
ナスの電圧から上昇するように前記外部抵抗の値を調整
し、前記電源電圧(VDD)と差動増幅回路の出力電圧
(VOUT )との差から前記表示コントラストの設定電圧
(VLCD )を得るようにした。
【0010】
【作用】前記構成によると、可変抵抗器によって調整さ
れる昇圧回路への入力電圧VOをゼロから上昇するにし
たがって差動増幅回路の出力電圧VOUT がマイナスの電
圧から上昇するように外部抵抗の値を調整し、電源電圧
DDと差動増幅回路の出力電圧VOUT との差から表示コ
ントラストの設定電圧VLCD を得るようにしたので、可
変抵抗器のつまみの操作方向と液晶表示パネルのコント
ラストとの関係が昇圧回路を備えない駆動装置を用いた
場合と同一になる。よって、昇圧回路を備えない液晶表
示装置および昇圧回路が備えられた液晶表示装置の双方
を使用するユーザにとっては同一の使用感が得られ、使
い勝手が良好になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1は本発明に係る液晶表示パネル
駆動装置の回路図、図2は昇圧回路の入出力特性図であ
る。本発明の液晶表示パネル駆動装置は、図4に示した
1チップ化されたドライバLSI内に一体に搭載されて
いる。
【0012】図1に示すように、本発明の液晶表示パネ
ル駆動装置は、差動増幅回路であるオペアンプ1と、オ
ペアンプ1のゲインを決定する外部抵抗R1,R2
3,R4と、オペアンプ1の基準電圧Vi1 を決定する
外部抵抗R5,R6と、オペアンプ1のマイナス側の駆動
電圧を生成するDC/DCコンバータ2とから成る。そ
して、電源電圧VDDを外部抵抗R5,R6にて分割して得
られる基準電圧Vi1[={R6/(R5+R6)}VDD]が外部
抵抗R1 を介してオペアンプ1のマイナス側入力端子に
接続され、電源回路25に設けられた可変抵抗器26の
出力電圧VO が外部抵抗R2 を介してオペアンプ1のプ
ラス側入力端子に接続されている。また、電源回路25
から供給される電源電圧VDDがオペアンプ1のプラス側
電源端子に接続され、DC/DCコンバータ2にて電源
電圧VDDを極性変換して得られる−VDDがオペアンプ1
のマイナス側電源端子に接続されている。
【0013】図1の回路において、オペアンプ1の出力
電圧VOUT は、 VOUT=−(R3/R1)Vi1+{(R1+R3)/R1}{R4/(R
2+R4)}VO となるので、外部抵抗R1,R2,R3,R4,R5,R6
適宜選択することによって、図2に示すように、可変抵
抗器26の出力電圧VO がゼロのときオペアンプ1の出
力電圧VOUT がマイナスの電圧となり、可変抵抗器26
の出力電圧VO をゼロから上昇するにしたがってオペア
ンプ1の出力電圧VOUT の絶対値を小さくすることがで
きる。一方、表示コントラストの設定電圧VLCD は、電
源電圧VDDとオペアンプ1の出力電圧VOUT との電位差
(VLCD=VDD−VOUT)をとることによって得られるの
で、昇圧回路を備えない駆動装置(図5参照)と同様
に、出力電圧VO が大きくなる方向に可変抵抗器26の
つまみを操作したときに表示コントラストの設定電圧V
LCD が低下することになる。
【0014】かように、前記実施例の液晶表示パネル駆
動装置によると、可変抵抗器26のつまみの操作方向と
液晶表示パネルのコントラストとの関係が昇圧回路を備
えない駆動装置を用いた場合と同一になるので、使い勝
手が良好になる。また、オペアンプ1の駆動電圧−VDD
をドライバLSI21に予め搭載されているDC/DC
コンバータ2によって生成するようにしたので、オペア
ンプ駆動用の電源回路を別途備える必要がなく、安価に
実施することができる。
【0015】なお、前記実施例においては差動増幅回路
としてオペアンプを用いたが、他のデバイスを用いて構
成することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
パネル駆動装置は、可変抵抗器によって調整される昇圧
回路への入力電圧VO をゼロから上昇するにしたがって
差動増幅回路の出力電圧VOUT がマイナスの電圧から上
昇するように外部抵抗の値を調整し、電源電圧VDDと差
動増幅回路の出力電圧VOUT との差から表示コントラス
トの設定電圧VLCD を得るようにしたので、可変抵抗器
のつまみの操作方向と液晶表示パネルのコントラストと
の関係が昇圧回路を備えない駆動装置を用いた場合と同
一になり、使い勝手が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇圧回路の回路図である。
【図2】本発明に係る昇圧回路の出力特性図である。
【図3】従来技術に係る液晶表示パネル駆動装置の第1
例を示す構成図である。
【図4】従来技術に係る液晶表示パネル駆動装置の第2
例を示す構成図である。
【図5】従来技術に係る液晶表示パネル駆動装置の電源
部の説明図である。
【図6】従来技術に係る昇圧回路の説明図である。
【符号の説明】
1 オペアンプ(差動増幅回路) 2 DC/DCコンバータ 12 液晶表示パネル 21 ドライバLSI 26 可変抵抗器 VDD 電源電圧 VO 昇圧回路への入力電圧(可変抵抗器の出力電圧) Vi1 基準電圧 VOUT 差動増幅回路の出力電圧 VLCD 表示コントラストの設定電圧 R1〜R6 外部抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも液晶表示パネルのコモン信号
    端子にコモン信号を供給するコモン信号ドライバと、液
    晶表示パネルのセグメント信号端子にセグメント信号を
    供給するセグメント信号ドライバと、外部の電源回路か
    ら供給された電源電圧(VDD)を昇圧して所望の表示コ
    ントラストの設定電圧(VLCD )を得る昇圧回路を含ん
    で1チップ化されたドライバLSIを備え、前記昇圧回
    路への入力電圧(VO )が前記電源回路に備えられた可
    変抵抗器にて調整される液晶表示パネルの駆動装置にお
    いて、前記昇圧回路を差動増幅回路と当該差動増幅回路
    の基準電圧(Vi1 )およびゲインを決定する複数個の
    外部抵抗とを含んで構成し、前記可変抵抗器によって調
    整される前記入力電圧(VO )をゼロから上昇するにし
    たがって前記差動増幅回路の出力電圧(VOUT )がマイ
    ナスの電圧から上昇するように前記外部抵抗の値を調整
    し、前記電源電圧(VDD)と差動増幅回路の出力電圧
    (VOUT )との差から前記表示コントラストの設定電圧
    (VLCD )を得ることを特徴とする液晶表示パネルの駆
    動装置。
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