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JP2814041B2 - 超純水の製造方法およびその装置 - Google Patents

超純水の製造方法およびその装置

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JP2814041B2
JP2814041B2 JP4282703A JP28270392A JP2814041B2 JP 2814041 B2 JP2814041 B2 JP 2814041B2 JP 4282703 A JP4282703 A JP 4282703A JP 28270392 A JP28270392 A JP 28270392A JP 2814041 B2 JP2814041 B2 JP 2814041B2
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に超純水を製造
する方法に関するものであり、より特定的には、水より
沸点が低い有機物が残留しないように改良された超純水
の製造方法に関する。この発明は、また、そのような超
純水の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子工業分野あるいは医薬分野等
に用いられる超純水は、産業の高度化に伴い、より高純
度の水が要求されている。特に、半導体ウエハの洗浄用
水は、集積回路の集積度が高度化するにつれて、従来の
超純水より、さらに高純度の水、すなわち水以外の成分
をほとんど含まない水が要求されつつある。
【0003】図8は、従来から用いられている、蒸留法
を用いた純水製造装置の概念図である。従来の純水製造
装置は、被処理水である一次純水を収容し、かつ該被処
理水を気化させるための気化容器2を備える。気化容器
2は、加熱器3の上に設置される。気化容器2の上部に
は、冷却装置4が設けられる。冷却装置4には、蒸留水
取出管5が接続されている。気化容器2には、この気化
容器内に原水、すなわち被処理水である一次純水を供給
するための被処理水(原水)注入管1が設けられる。一
次純水とは、工業用水を凝集濾過し、その後、イオン交
換樹脂の中を通した水をいう。一次純水の中には、有機
物、無機物、荷電した微粒子、メタノール、エタノー
ル、ブタノール、オクタノール等のアルコール等の不純
物を含んでいる。
【0004】当該装置において、液体(被処理水)が接
触する部分は、従来、石英ガラスが用いられていたが、
石英ガラスを用いると、蒸留水中にシリカが含まれるよ
うになり、問題であった。そのため、液体が接触する部
分は、すべてステンレススチールで形成されている。さ
らに、最近では、ステンレススチールからの金属イオン
等の不純物の溶け出しを低減するため、ステンレススチ
ールを電解研磨し、比抵抗を18MΩ・cmまで上げた
ものが用いられている。
【0005】次に、動作について説明する。被処理水注
入管1より、処理される原水が、気化容器2内に導入さ
れる。気化容器2内に導入された原水は、加熱器3によ
り加熱され、沸騰する。蒸発した水蒸気は、冷却装置4
で冷却され、蒸留水となり、超純水供給管5を通って、
外部へ排出され、ユースポイントに導かれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の、蒸留法を用い
た超純水製造装置は、以上のように構成されているの
で、シリカ等の不揮発性不純物および、水より高沸点の
揮発性不純物の除去は可能である。
【0007】しかしながら、水より低沸点の揮発性不純
物を除去することができず、その結果、低沸点の有機物
が、生成超純水中に残留するという問題点があった。
【0008】それゆえに、この発明の目的は、水より沸
点が低い有機物が残留しないように改良された、超純水
の製造方法を提供することにある。
【0009】この発明の他の目的は、低沸点の有機物を
除去できるとともに、その他の高沸点揮発性不純物およ
び不揮発性不純物をも除去することができるように改良
された、超純水の製造方法を提供することにある。
【0010】この発明のさらに他の目的は、理論純水に
近い超純水が得られるように改良された超純水の製造方
法を提供することにある。
【0011】この発明のさらに他の目的は、上述のよう
な超純水を得るための超純水製造装置を提供することに
ある。
【0012】この発明のさらに他の目的は、低沸点の有
機不純物を除去できるとともに、装置の小型化を図るこ
とができるように改良された、超純水製造装置を提供す
ることにある。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に従う、超純水
の製造方法においては、まず、その中で気化して生じた
水蒸気がさらに加熱されることなく、そのまま冷却され
るように、その上方部が冷却器に接続された気化容器を
準備する。上記気化容器内に、上方に空間部が残るよう
に被処理水を導入する。上記気化容器の上記空間部にO
、OまたはO−ラジカルを供給し、上記空間部を酸
化雰囲気の領域にする。上記被処理水を蒸発させ、それ
によって、生成する水蒸気に、上記酸化雰囲気の領域を
通過させ、それによって、該水蒸気中に含まれる有機物
を分解する。上記酸化雰囲気の領域を通過した水蒸気を
上記冷却器により冷却し、蒸留水を得る。上記蒸留水中
に含まれる有機分解物を除去し、それによって超純水を
得る。
【0018】
【0019】
【0020】この発明に従う超純水製造装置は、被処理
水を収容し、かつ該被処理水を気化させるための容器を
備える。上記容器には、該容器内に被処理水を供給する
ための被処理水供給手段が取付けられている。上記容器
内であって、上記被処理水が満たされていない空間部分
に酸化性ガスを供給し、該空間部分を酸化雰囲気の領域
に変えるように、上記容器に、酸化性ガス供給手段が取
付けられている。当該装置は、上記容器内の上記被処理
水を加熱し、それによって該被処理水を気化させる加熱
手段を備える。当該装置は、また、上記容器の中で気化
して生じた水蒸気がさらに加熱されることなく、そのま
ま導き込まれるように、上記容器の上方部に接続され、
導き込まれた上記水蒸気を冷却し、それによって該水蒸
気を蒸留水に変える冷却手段を備える。当該装置は、さ
らに、上記冷却手段から出てきた上記蒸留水中に含まれ
る有機分解物を除去する有機分解物除去手段を備える。
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】この発明に係る超純水の製造方法によれば、気
化容器内に、上方に空間部が残るように被処理水を導入
する。その後、気化容器の空間部にO2 、O3 またはO
−ラジカルを供給し、上記空間部を酸化雰囲気の領域に
する。被処理水を蒸発させる。得られた水蒸気は、
2 、O3 またはO−ラジカルからなる酸化雰囲気より
も比重が小さいので、水蒸気が酸化雰囲気の領域を上方
に向かって通過する。このとき水蒸気中に含まれる有機
物は、O2 、O3 またはO−ラジカルと反応し、有機
酸、炭酸、炭酸ガスおよびH2 Oに分解する。
【0024】
【0025】
【0026】この発明に従う超純水製造装置によれば、
酸化性ガスからなる酸化雰囲気中を水蒸気が通過するの
で、この通過時に、水蒸気中に含まれる低沸点不純物
(有機物)は、酸化性ガスと反応し、有機酸、炭酸、炭
酸ガスおよびH2 Oに分解する。
【0027】
【実施例】以下、この発明の実施例を参考例とともに図
について説明する。
【0028】参考例1 図1は、この発明の参考例1に係る超純水製造装置の概
念図である。当該装置は、気化容器2を備える。気化容
器2は、加熱器3の上に設置される。気化容器2の上部
には、冷却装置4が設けられる。冷却装置4には、蒸留
水取出管5の一端が接続されている。蒸留水取出管5の
他端は、紫外線照射器6に接続されている。紫外線照射
器6とポリッシャ8は接続管7により接続されている。
ポリッシャ8には、超純水をユースポイントに供給す
る、超純水供給管9が設けられている。
【0029】次に、図1に示す超純水製造装置の動作に
ついて説明する。被処理水注入管1より、被処理水(一
次純水)が、気化用器2内に注入される。気化容器2内
に注入された被処理水は、加熱器3によって加熱され、
蒸発する。このとき、気化容器2の下部には、不揮発性
不純物と高沸点不揮発性不純物が残留する。蒸発した蒸
気は、冷却装置4で冷却され、蒸留水となる。蒸留水
は、蒸留水取出管5を通って、紫外線照射器6に導入さ
れる。この蒸留水には、蒸留で除去できなかったメタノ
ール、エタノール、ブタノール等の、低沸点揮発性不純
物が含まれている。この低沸点有機物は、187nmの
紫外線が照射されると、有機酸、炭酸、炭酸水、H2
に分解する。紫外線が照射されて低沸点有機物が分解さ
れた水は、接続管7を通ってボリッシャ8に供給され
る。水中に含まれる酸は、すべて、ポリッシャの内部に
充填されている、イオン交換樹脂に吸着される。したが
って、蒸留水供給口9からは、理論超純水に近い超純水
が出てくる。
【0030】なお、上記実施例では、蒸留を蒸発で行な
う場合を例示したが、この発明はこれにかぎられるもの
ではなく、低圧で蒸留してもよい。
【0031】参考例2 図2は、この発明の参考例2に係る超純水製造装置の概
念図である。当該装置は、気化容器2aと気化容器2b
を備える。気化容器2aと気化容器2bは、ともに、加
熱器3の上に設置される。気化容器2aの上部には、冷
却装置4aが設けられる。冷却装置4aと気化容器2b
は、蒸留水取出管5aにより接続される。気化容器2b
の上部には冷却装置4bが設けられる。冷却装置4bに
は、蒸留水取出管5bの一端が接続されている。蒸留水
取出管5bの他端は、紫外線照射器6に接続されてい
る。紫外線照射器6とポリッシャ8は接続管7により接
続されている。ポリッシャ8には、超純水をユースポイ
ントに供給する、超純水供給口9が設けられている。
【0032】図2に示す装置は、2段蒸留装置である
が、この発明は、これに限られるものではなく、さらに
多段であってもよい。なお、当該装置において、液体と
接触する部分は、すべて、電解研磨のステンレススチー
ルで構成される。
【0033】次に、図2に示す超純水製造装置の動作に
ついて説明する。被処理水注入管1より、被処理水(一
次純水)が、気化容器2a内に注入される。気化容器2
a内に注入された被処理水は、加熱器3によって加熱さ
れ、蒸発する。このとき、気化容器2aの下部には、不
揮発性不純物と高沸点不揮発性不純物が残留する。蒸発
した蒸気は、冷却装置4aで冷却され、一次蒸留水とな
る。一次蒸留水は、蒸留水取出管5aを通って、2段目
の蒸留装置の気化容器2b内に導入される。気化容器2
b内に導入された水は、加熱器3によって加熱され、蒸
発する。このとき、気化容器2bの下部に、1段目の蒸
留装置で除去されなかった、不揮発性不純物と高沸点不
揮発性不純物が残留する。蒸発した蒸気は冷却装置4b
で冷却され、二次蒸留水となり、蒸留水取出管5bを通
って、紫外線照射器6に導入される。この二次蒸留水に
は、蒸留で除去できなかったメタノール、エタノール、
ブタノール等の、低沸点不揮発性不純物が含まれてい
る。この低沸点有機物は、187nmの紫外線が照射さ
れると、有機酸、炭酸、炭酸水、H2 Oに分解する。紫
外線が照射されて低沸点有機物が分解された水は、接続
管7を通ってポリッシャ8に供給される。水中に含まれ
る酸は、すべて、ポリッシャ8の内部に充填されている
イオン交換樹脂に吸着される。従って蒸留水供給管9か
らは、理論超純水に非常に近い超純水が出てくる。
【0034】図2に示す装置を用いて得られた純水の水
質を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】参考例3 図3は、この発明の参考例3に係る、超純水製造装置の
概念図である。加熱器3の上に気化容器2が設置され
る。気化容器2の上部に冷却装置4が設けられる。冷却
装置4とポリッシャ8は蒸留水取出管5によって接続さ
れる。ポリッシャ8には、ユースポイントへ超純水を供
給する超純水供給管9が接続されている。気化容器2に
は、被処理水注入管1が取付けられている。被処理水注
入管1には、H22 注入管10が接続されている。
【0037】次に動作について説明する。H2 2 注入
管10より、被処理水である一次純水中にH2 2 が注
入され、気化容器2内に導入される。気化容器2内で、
22 を含む被処理水は加熱器3によって加熱され
る。この加熱によって、被処理水中に含まれる有機物
は、有機酸、炭酸、炭酸ガスおよびH2 Oに分解する。
蒸発した蒸気は、冷却装置4によって冷却され、蒸留水
となり、蒸留水取出管5を通ってポリッシャ8内に導入
される。従来の装置で、蒸留時に不純物として蒸留水中
に残留していた低沸点有機物は、本実施例にかかる装置
では、有機酸、炭酸、水に変換されているので、ポリッ
シャ8中のイオン交換樹脂に効率よく吸着される。した
がって、超純水供給管9から取出される超純水は、理論
超純水に非常に近い水質となっている。
【0038】参考例4 図4は、この発明の参考例4に係る超純水製造装置の概
念図である。図4に示す超純水製造装置は、図3に示す
装置と、以下の点を除いて、同一であるので、相当する
部分には、同一の参照番号を付し、その説明を繰返さな
い。図4に示す装置においては、H22 注入管10、
22 の注入量を調節するポンプ11が設けられてい
る。超純水供給口9には、TOCセンサ12が、コント
ローラ14を介在させて、ポンプ11に接続されてい
る。被処理水注入管1に供給される被処理水のTOC
(total organic carbon)濃度
は、通常、時、場所によって変動している。したがっ
て、注入するH22 の最適量は変化する。この最適値
を求めるために、超純水供給管9にTOCセンサ12を
設置し、ライン13でTOC濃度のシグナルをコントロ
ーラ14に送り、データを処理させる。その後、コント
ローラ14が調整ポンプ11にデータを送って、H22
の注入量をコントロールする。このフィードバックシ
ステムを設けることによって、供給する超純水中のTO
Cを最低限に抑えるとともに、H22 の注入量を、過
剰にならない程度に制御し、薬液量を減らすことができ
る。なお、このようなフィードバックシステムは、図1
に示す実施例はもとより、他の実施例にも適用できる。
【0039】実施例1 図5は、この発明の実施例1に係る超純水製造装置の概
念図である。図5に示す装置は、以下の点を除いて、図
3に示す装置と同様であるので、同一部分には同一の参
照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0040】図5に示す装置においては、気化容器2の
空間部分にO2 、O3 またはO−ラジカルを供給するた
めのO2 /O3 /O−ラジカル注入管15が取付けられ
ている。なお、O−ラジカルはO2 を放電管に注入する
ことによって得られる。気化容器2内に収容されている
被処理水を加熱器3で加熱することによって、被処理水
は蒸発する。このとき、蒸気はO2 、O3 またはO−ラ
ジカルと反応し、ひいては、蒸留水中のTOC成分は酸
化分解され、有機酸、炭酸および水となる。水蒸気は、
冷却装置4によって冷却され、蒸留水となる。生成され
た蒸留水は、蒸留水取出管5を通って、ポリッシャ8に
送られる。気化容器2中で酸化分解されイオンとなった
TOCは、ポリッシャ8に充填されたイオン交換樹脂に
よって除去される。なお、不揮発性不純物は、気化容器
2の底部に残っているので、超純水供給管9からは、清
浄な超純水が得られる。
【0041】実施例2 図6は、この発明の実施例2に係る超純水製造装置の概
念図である。図6に示す装置は、以下の点を除いて、図
3に示す装置と同様であるので、同一部分には、同一の
参照番号を付し、その説明を繰返さない。エジェクタ1
6が、被処理水注入管1bにより、気化容器2に接続さ
れている。エジェクタ16には、被処理水注入管1aを
通って、被処理水である一次純水が供給される。エジェ
クタ16には、また、O2 /O3 /O−ラジカル注入管
15が接続されている。被処理水注入管1aから入った
被処理水は、O2 /O3 /O−ラジカル注入管15から
供給されるO2 ,O3 もしくはO−ラジカルと混合され
る。このとき、一部のTOCは、酸化分解され、有機
酸、炭酸および水となる。気化容器2内に導入された被
処理水は、加熱によって蒸留され、これにより、被処理
水から不揮発性不純物が除去される。このとき、高温に
なるので、被処理水中の不揮発性不純物の酸化分解も促
進される。すなわち、この酸化分解により不揮発性不純
物は、有機酸、炭酸および水となる。蒸発した水蒸気
は、冷却装置4によって冷却され、蒸留水となる。蒸留
水は、蒸留水取出管5を通って、ポリッシャ8に送られ
る。気化容器2中で酸化分解され、イオンとなったTO
Cは、ポリッシャ8に充填されたイオン交換樹脂や逆浸
透膜等によって除去される。不揮発性不純物は、気1容
器2の底部に残留するので、超純水供給管9から出てく
る超純水は、理論超純水に近い水質となる。
【0042】参考例5 図7は、この発明のさらに参考例5に係る超純水製造装
置の概念図である。
【0043】図7に示す装置は、以下の点を除いて、図
1に示す装置と同様であるので、同一部分には同一の参
照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0044】この実施例では、気化容器2内に、紫外線
照射器6を設置している。この装置によると、気化容器
2内の被処理水が、沸騰するために、昇温している状態
で、紫外線が照射される。したがって、低沸点不揮発性
不純物の酸化分解が、昇温状態で行なわれ、酸化分解の
効率が促進される。また、この実施例によると、紫外線
照射器6が気化室2内に内蔵されるので、超純水製造装
置の小型化を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係る超
純水製造方法によれば、高沸点の不純物と共に、低沸点
の不純物も除去されるので、理論超純水に近い水質の超
純水が得られる。
【0046】また、この発明に係る超純水製造装置によ
れば、高沸点不純物と共に低沸点不純物も除去できるの
で、理論超純水に近い水質の超純水が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例1に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図2】 この発明の参考例2に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図3】 この発明の参考例3に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図4】 この発明の参考例4に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図5】 この発明の実施例1に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図6】 この発明の実施例2に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図7】 この発明の参考例5に係る超純水製造装置の
概念図である。
【図8】 従来の超純水製造装置の概念図である。
【符号の説明】
1 被処理水注入管、2 気化容器、3 加熱器、4
冷却装置、6 紫外線照射器、8 ポリッシャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 9/00 502 C02F 9/00 502R 502J 503 503B (56)参考文献 特開 昭52−75664(JP,A) 特開 昭51−115060(JP,A) 特開 昭56−166985(JP,A) 特開 昭63−287590(JP,A) 特開 昭63−209783(JP,A) 「純水・超純水製造法−要素技術と応 用システム−」P.199,235,241(昭 和60年3月20日)株式会社幸書房発行 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 9/00 502 C02F 9/00 503 C02F 1/02 C02F 1/32 C02F 1/42 C02F 1/72 101 C02F 1/74 101 C02F 1/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中で気化して生じた水蒸気がさらに
    加熱されることなく、そのまま冷却されるように、その
    上方部が冷却器に接続された気化容器を準備する工程
    と、 前記気化容器内に、上方に空間部が残るように被処理水
    を導入する工程と、 前記気化容器の前記空間部にO、OまたはO−ラジ
    カルを供給し、前記空間部を酸化雰囲気の領域にする工
    程と、 前記被処理水を蒸発させ、それによって生成する水蒸気
    に、前記酸化雰囲気の領域を通過させ、それによって、
    該水蒸気中に含まれる有機物を分解する工程と、 前記酸化雰囲気の領域を通過した水蒸気を前記冷却器に
    より冷却し、蒸留水を得る工程と、 前記蒸留水中に含まれる有機分解物を除去し、それによ
    って超純水を得る工程と、を備えた、超純水の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 被処理水を収容し、かつ該被処理水を気
    化させるための容器と、 前記容器に取付けられ、該容器内に被処理水を供給する
    被処理水供給手段と、 前記容器内であって、前記被処理水が満たされていない
    空間部分に酸化性ガスを供給し、該空間部分を酸化雰囲
    気の領域に変えるように、前記容器に取付られた酸化性
    ガス供給手段と、 前記容器内の前記被処理水を加熱し、それによって該被
    処理水を気化させる加熱手段と、 前記容器の中で気化して生じた水蒸気がさらに加熱され
    ることなく、そのまま導き込まれるように、前記容器の
    上方部に接続され、導き込まれた前記水蒸気を冷却し、
    それによって該水蒸気を蒸留水に変える冷却手段と、 前記冷却手段から出てきた前記蒸留水中に含まれる有機
    分解物を除去する有機分解物除去手段と、 を備えた、超純水製造装置。
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