JP2810936B2 - 開栓を明らかにするプラスチック蓋装置 - Google Patents
開栓を明らかにするプラスチック蓋装置Info
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Description
を明白にするためのパツケージング構造に係わり、更に
詳しくは、開栓防止性能を高めるために容器に対して2
つの態様の干渉を生じるように機能するような開栓を明
らかにするプラスチツク蓋装置に関する。
するための蓋装置を容器に装備し、これによつて蓋装置
を部分的にもしくは完全に取り外したことで生じる変化
を目で明らかに認めることができるようになすことは、
あらゆる消耗品にとつて是非望まれるところである。典
型的にはこのような蓋装置は、上部のキヤツプ部と、そ
の蓋装置が取付けられる容器と干渉し且つ協働するよう
に配置された垂下した開栓(pilfer)バンドとを含んで
構成される。開栓バンドは、蓋装置を取り外すことによ
つてその蓋装置から破断され、および/又は分離され
て、これによりその容器が部分的もしくは完全に開封さ
れたことを明白に認知させることができるようになすよ
うな形状に典型的に形成されている。
蓋装置は、目で識別できるような形跡を残さないで行わ
れる開栓を可能な限り防止できることが望まれる。この
ために本発明のプラスチツク蓋装置は、既存の容器に使
用できるように経済的且つ効果的に製造できる特定の形
状として作られたきたのであり、開栓に対する高い防止
効果を有し、性能が一貫いているとともに信頼性が高
く、しかも広く様々な異質の容器に使用できる高い多様
性を有しているのである。
じ部の下側に隣接配置された環状の固定リングを有する
容器のための開栓を明らかにするプラスチツク蓋装置に
関している。開栓を明らかにすることのために、この蓋
装置は複数の内方へ突出した柔軟なタブを有する開栓バ
ンドを含んでいる。この開栓バンドは、これらの柔軟な
タブの下側に配置された協働する干渉ビードを更に含ん
でいる。特に、この開栓バンドは開栓を明らかにするこ
とのために容器固定リングと干渉作用する2つの態様を
与えるように機能するのである。
ラスチツク蓋装置は、円形の頂壁部および環状の垂下す
る円筒形スカート部を有するプラスチツクキヤツプを含
む。図示実施例に於いては、このスカート部は内ねじ部
を有していて、蓋装置を容器に取付けた後にその蓋装置
が容器上に保持されるようになすために、前記ねじ部は
関連する容器の首部に形成されている組み合うねじ部と
協働するようになされる。
カート部から垂下された環状の一体形成された開栓バン
ドを含む。この開栓バンドは複数の円周方向に間隔を隔
てて配置された脆いリブによつてキヤツプのスカート部
に対して少なくとも部分的に分離可能に連結されてい
る。図示実施例に於いては、これらの脆いリブはスカー
ト部の内面と開栓バンドの内面との間を延在する。これ
以外の部分では、スカート部および開栓バンドは脆いリ
ブの内部に部分的に伸長した円周方向の切り込み線によ
つて互いに区別され且つ分離されているのである。
間隔を隔てて配置された内方へ向かつて突出する柔軟タ
ブとを含んでおり、柔軟タブは環状バンド部の内方を延
在している。特に、この開栓バンドは更に、環状バンド
部の内方を全体的に延在する環状の干渉ビードを含んで
いる。この干渉ビードは内方へ向けて突出する柔軟タブ
の下側に配置されている。
して、2つの態様の干渉作用が柔軟タブと容器の環状固
定リングとの間に与えられる。容器に対してこのような
蓋装置を取付ける間、開栓バンドが容器のねじ部並びに
固定リングを越えて下方へ移動される際にそれらの柔軟
タブは上方へ向けて逸脱した位置へと曲げられる。蓋装
置が容器に対して完全に取付けられると、これらの柔軟
タブは容器固定リングを越えて移動され、更に、それら
が弾性的であることから、記憶しているように内方へ向
かつて突出して、これにより環状バンド部に対して全体
的に上方且つ内方へ向けて角度を有して突出した状態を
確立する。柔軟タブがこのように配置されるので、柔軟
タブは容器固定リングの全体的に下方へ向かう面と干渉
係合するように位置決めされる。これにより、この第1
の態様の干渉に於いては、柔軟タブの自由端部が固定リ
ングと係合して、開栓バンドを蓋装置に於けるキヤツプ
のスカート部に対して分離可能に少なくとも部分的に連
結している脆いリブを破断させるようにするのである。
このようにして目による明確な認知が可能にされるので
ある。
ンドの干渉ビードと協働且つ相互作用を行い、再び容器
固定リングと干渉係合且つ相互作用を行うようになす。
この作動態様に於いては、柔軟タブが開栓バンドに於け
る環状バンド部に対して角度を有して下方且つ内方へ向
けて突出する状態を確立しているとき、柔軟タブは容器
固定リングと係合可能とされる。このような配向状態に
於いては、柔軟タブは容器固定リングと環状干渉ビード
との間に配置されることによつて固定リングと係合可能
とされる。これらの柔軟タブおよび干渉ビードは容器固
定リングに対して寸法決めされて蓋装置の開栓動作に抗
するようになされ、これにより開栓バンドをスカート部
に対して連結している脆いリブを破断するようになすの
である。再び述べるが、これにより明確な開封即ち開栓
の目による認知が達成されるのである。
線ビードが備えられる。この切り込み線ビードは蓋装置
の内面に円周方向に延在されており、又、開栓バンドを
蓋装置のスカート部から区別させる円周方向の切り込み
線を形成している間に蓋装置の内側を支持するために望
ましく作用する。更に、この構造に於ける少なくとも幾
つかの脆いリブは、隣接し合つた柔軟タブの間に於いて
開栓バンドの内面を延在するように形成できる。このよ
うなリブは組み付けられる容器上でその固定リングに対
して開栓バンドを芯出しするように望ましく機能するの
であり、これにより開栓に抗する作用が更に高められる
のである。望まれるならば複数の円周方向に間隔を隔て
て配置されたプレストレス(初期応力)付与突起を開栓
バンドの内面に備えることができる。これらのプレスト
レス付与突起は容器固定リングと係合して、開栓バンド
を蓋装置に於けるスカート部に対して連結している脆い
リブにプレストレスを付与することができる。このよう
にプレストレスを付与する構造は、意図されたときに脆
いリブの破断を望ましく促進することができる。
細な説明、添付図面および特許請求の範囲の欄の記載か
ら容易に明白となるであろう。
ころ好ましいと考えられている実施例を図面に示し且つ
以下に説明する。この開示は本発明の例示として考えら
れるべきものであり、本発明を図示した特定の実施例に
限定することを意図しているものではない。
ているプラスチツク蓋装置10が示されている。この蓋装
置10は各種の射出モールド成形および圧縮モールド成形
の技術によつて形成することができる。又、蓋装置10は
米国特許明細書第4,497,765号に教示されている圧縮モ
ールド成形技術によつて形成することができ、その技術
は参照することでここに導入される。
形状の蓋キヤツプ12を含んでいる。この蓋キヤツプ12
は、円形の頂壁部14および垂下された環状の円筒形スカ
ート部16を含んでいる。スカート部16は内ねじ部18を備
えていて、この内ねじ部18はその蓋装置が取付けられる
関連する容器Cのねじ部Tと協働するように係合される
ものであるのが好ましい。望まれるこのプラスチツク蓋
装置は組み合わされたシールライナー、例えば上述した
参照特許に図示されているようなシールライナー、を備
えることができる。
ら垂下され且つ該スカート部に対して分離できるように
少なくとも部分的に連結されている環状の開栓バンド20
を含んでいる。開栓バンド20はスカート部16と実質的に
垂直方向に整合されて配置された連続する環状バンド部
22を含んでいるのが好ましい。好ましい実施例に於いて
は、開栓バンドは複数の円周方向に間隔を隔てて配置さ
れた脆いリブ24によつて分離可能に少なくとも部分的に
スカート部に対して連結される。これらの脆いリブ24は
スカート部16の内面と開栓バンドに於けるバンド部22の
内面との間を延在される。図示されているように、開栓
バンド20はこれ以外の部分で円周方向に延在された切り
込み線26によつてスカート部16と区別され且つ分離され
ている。
418,828号の教示によれば、切り込み線26および脆いリ
ブ24は互いに協働して、開栓バンド20と蓋キヤツプ12と
の間に望まれる脆い連結を確立する。特に、蓋キヤツプ
12および開栓バンド20はモールド成形の間に互いに一体
として形成されるのであり、リブ24がスカート部の内面
および開栓バンドの内面にモールド成形される。しかる
後切り込み線26が形成される。これは切り込み線切削切
刃を使用して形成されるのが好ましい。このようにし
て、リブ24の内部に部分的に伸長された切り込み線26に
よつて開栓バンド20をスカート部16から区別し且つ分離
することができるようになる。
線を形成されていない「残余」部分が協働して開栓バン
ドとスカート部との間に脆い連結部を形成しているので
ある。望まれるならば、1つの一体的な連結部を開栓バ
ンドとスカート部との間に形成して(例えば切り込み線
26によつて切り込まれていない蓋の部分を残すことで形
成される)、これにより開栓バンドがリブの破断後もス
カート部16に連結されたまま残されるようにできる。こ
のような連結部分に関連して、1つ又はそれ以上の数の
破断可能面積部分を開栓バンドそのものに形成し、これ
によつて組み合わされた容器から蓋を取り外す際に開栓
バンドが引き裂かれて破断されるようになすことができ
る。
非常に高度の開栓に抗する作用を生じるように特に形状
を定められており、又、特に組み合う容器との干渉作用
に2つの別個の分離態様を与えているのである。このた
めに、開栓バンドは複数の円周方向に間隔を隔てられた
内方へ向けて突出した柔軟タブ28を含んでいる。これら
の柔軟タブ28は開栓バンドに於ける環状バンド部22から
内方へ向けて突出している。現在の実施例に於いては、
12個の等しい間隔を隔てられたタブ28が開栓バンドの円
周回りに備えられている。各々のタブは約0.6096mm(0.
024in)の幅と約0.3048〜0.508mm(0.012〜0.020in)の
範囲の幅とを有している。この構成によれば、隣接し合
うタブ28の自由端部はそれらのタブが水平方向内方へ向
かつて突出するときに密接に接近した間隔(約0.508mm
(0.020in)の間隔)となる。タブがこのように水平方
向内方へ向けて突出した配向は点線で示されており、柔
軟タブ28をモールド成形する際の好ましい配向状態を表
している。
固定リング部分Lと協働してリブ24の破断を生じるよう
にするのであり、これにより望まして開栓を明らかにす
る機能が与えられるのである。第1の態様の干渉および
破断に於いては、柔軟タブの自由端部は固定リングLと
係合可能とされる。第2の態様の破断に於いては、柔軟
タブは開栓バンド20に於ける環状バンド部22のほぼ底縁
に備えられている環状の干渉ビード30と協働するように
形状を定められている。このために、干渉ビード30は柔
軟タブ28の下側に位置されている。干渉ビードの上部の
内方へ向かう縁部は柔軟タブに対して位置決めされてお
り、この縁部は第2の破断態様に於いてタブと係合され
るようになされている。好ましい形状に於いては、干渉
ビードの内径は円周方向に間隔を隔てて配置された脆い
リブ24の内面が協働して形成する内径とほぼ等しいか、
それより若干小さくされる。
る。この蓋装置10を関連する容器に取付けるに際して、
柔軟タブ28が容器Cに係合され、開栓バンドが容器のね
じ部T並びに容器固定リングLに対して下方へ移動する
際にその柔軟タブ28は上方へ向けて延在する逸脱位置へ
向けて全体的に上方へと移動される。このために、柔軟
タブ28は脆いリブ24の半径方向の寸法にほぼ等しい厚さ
とされるか、或いはリブ24が集合して形成する内径にほ
ぼ等しい寸法を集合して形成するようなその他の形状と
される。
軟タブ28は容器固定リングLを越えて移動し、しかる後
にプラスチツクの弾性的な記憶特性によつて第4図に示
すような角度を有して上方且つ内方へ全体的に突出する
状態を確立するのである。柔軟タブ28はこの時点で容器
固定リングと協働する第1の干渉作用且つ破断を行う位
置となされる。特に、蓋部材が螺合解除されて容器に対
して上方へ移動すると、全体的に上方且つ内方へ突出し
た柔軟タブ28は容器固定リングL内に突き当てるように
押し付けられることになる。容器固定リングとこのよう
な干渉係合は蓋装置の上方へ向かう螺合解除に抗するよ
うに作用し、これによつて柔軟リブ24に応力が発生され
て破断されるのである。リブ24が破断されると、開栓バ
ンド20がスカート部16から分離されたことが明確に目で
認知でき、これにより容器の開栓されたことが明確に指
摘されることになるのである。
面的な形状をしており、0.3048〜0.508mm(0.012〜0.02
0in)の範囲の厚さ寸法を有している。しかしながら明
らかとなるように、柔軟タブ28の各々はその自由端部か
らバンド部22と接合される基部へ向かつて十分な厚さを
有するようになされ、押し潰れや変形に対する耐力を高
めて固定リングLとの所望される干渉作用を生じるよう
になされているのが好ましい。このために、タブ28の各
々は各タブの長さ部分に垂直な横断面にて見た場合に僅
かに湾曲された非平面的な形状とされるか、同様に見て
全体的に傾いたもしくは合成された形状に形成されるこ
とができる。認識されるように、このような構成は各々
の柔軟タブの「長手方向の強度」を増大し、固定リング
Lとの所望される干渉係合を行なえるように作用するの
である。
て、容器固定リングLとの第2の別の干渉係合態様を生
じるような形状とされている。柔軟タブ28が角度を有し
て上方且つ内方へ向かう状態から移動される場合(これ
は内方へ突出するビード30によつて禁止されるのが好ま
しいことであるが、例えば誤つた操作によつて引き起こ
される)、柔軟タブは第5図に示されているように角度
を有して下方且つ内方へ向けて突出する状態を確立す
る。タブがこのように配向された場合、それらのタブは
容器固定リングLと干渉ビード30の上部の内方端縁との
間に位置されることによつて容器固定リングLとの係合
を生じるように位置付けられるのである。このようにし
て、これらのタブは干渉ビードと協働して互いに作用し
て、容器固定リングとの干渉相互作用を再び生じ、これ
によりスカート部16から開栓バンド20を少なくとも部分
的に分離させるように脆いリブ24を破断するようにな
る。この作用は第6a図および第6b図に示されている。第
6a図では柔軟タブ28は固定リングLと干渉ビード30との
間に示されており、第6b図は引き続いて生じる脆いリブ
24の破断および切り込み線26に沿つた分離を示してい
る。
る蓋装置の他の実施例が示されている。多くの部分に関
してこの実施例は先に説明した実施例と同じである。し
かし、第7図に示された蓋装置は頂壁部14に接近させて
シールライナー15が備えられており、抽気溝17が内ねじ
部18を横切つて延在されており、この抽気溝17は蓋装置
の円筒形スカート部16の内部迄延在されていることが注
目される。1つ又はそれ以上の数の吸気溝17を備えるこ
とは、本発明の蓋装置が炭酸含有の内容物等を有する容
器に関連して使用された場合、蓋装置を取り外す際にガ
ス圧の解放を容易にする。
バンド20を含んでいる。この開栓バンド20は円周方向に
延在された切り込み線26によつてスカート部16から区別
され且つスカート部から少なくとも部分的に分離されて
いる。更に、この開栓バンド20は複数の(現在の所12個
が好ましいとされている)円周方向に間隔を隔てて配置
された内方へ向けて突出する柔軟タブ28を有しており、
これも又組み合わされる容器の固定リングとの2重即ち
2つの干渉態様を生じるように形状を定められている。
このために、内方へ突出する干渉ビード30が柔軟タブ28
の下側に配置されており、組み合わされる容器との第2
の態様の蓋装置の相互作用に於いてタブ28が干渉ビード
30と係合されるようになつている。
との間の脆い連結は複数の円周方向に間隔を隔てて配置
された脆いリブ124によつて形成されている。この脆い
リブ124はスカート部の内面と開栓バンドの内面との間
を延在している。重要なこととして、少なくとも幾つか
の脆いリブ124は隣接し合つた柔軟タブ28の間で開栓バ
ンド20に於けるバンド部22の内面に沿つて延在される。
図示実施例に於いては、図示した脆いリブ124の各々は
そのような形状とされている。
いて開栓バンド20を容器固定リングLに対して芯出しす
るような好ましい作用を生じる。脆いリブ124がこのよ
うな形状とされていることにより、蓋装置10が組み合わ
される容器に完全に取付けられたときに、非常に僅かに
制限された間隙が容器固定リングLと脆いリブ124の内
方へ向かう面との間に与えられることになる。これは開
栓されることに対する抗力を増大するように好ましい作
用する。何故ならば、脆いリブ124がこのように作用し
て、丸められた状態から逸脱した状態に開栓バンド20が
変形するのを防止するからであり、これにより脆いリブ
124を破断しないで組み合わされた容器から開栓バンド
を取り外すことを実質的に不可能にするからである。先
に説明した脆いリブ24と同様に、リブ124は少なくとも
或る量だけリブの内部に部分的に伸長された切り込み線
26によつて破断されるようになされる。
つ正確に容易に形成できるようにするための手段が備え
られている。特に、この実施例は蓋装置の内面を円周方
向に延在する切り込み線ビード127を含んでいる。この
切り込み線ビード127は蓋装置の内側に沿つて連続して
延在されているのが好ましい。円周方向の切り込み線26
はこの切り込み線ビードの下側に位置決めされる。
の中に挿入される切り込み線加工マンドレルの使用が好
ましい。切り込み線加工ナイフ等がしかる後に蓋装置の
表面に対して当てがわれる。高速加工を行うために、切
り込み線加工ナイフは内側に配置された切り込み線加工
マンドレルを基準とすることが現在のことろ好ましいと
されている。
を生じないように切り込み線加工マンドレル上の実質的
に固定された位置に蓋装置を位置決めすることが好まし
い。この他の方法では不正確な切り込み線が加工されて
しまうことになる。
加工マンドレルと安全に係合して着座する形状とされ
る。これにより、脆いリブ124に所望の程度の部分的な
切除が行われた状態で切り込み線26の高度に効果的且つ
正確な加工か容易に達成されるのである。
124の半径方向の寸法にほぼ等しい厚さを有して形成さ
れるのが好ましい。この好ましいとされる寸法関係は、
タブ28が切り込み線ビード127の無い状態で切り込み線
加工を行う際に、蓋装置の内側を望まれるように支持す
ることができるようにするのである。(タブ28は蓋装置
の内面に対して上方へ向かつて柔軟に突き当たる)。
128の間に脆いリブ124を配置することによつて更に容易
となる。このような構成によれば、タブ128の1つが隣
接する脆いリブ124と重なる可能性(例えばモールド成
形装置から取り出す際に柔軟タブが変形したり延びるこ
とによつて生じる)が排除される。更に、この延在され
た脆いリブ124の形状は、切り込み線26が開栓バンド20
の底縁に比較的接近して位置付けられることを可能にす
る。このことは本発明による蓋装置の抜取り防止機能を
望ましく高めるのである。何故ならば、全ての適正でな
い操作や開栓は脆いリブ124の1つ又はそれ以上の数を
破壊することになる可能性が一層高まるからである。
4に上部125を形成することに関する。この上部125は切
り込み線ビード127より上方のスカート部16の内面に沿
つて延在される。脆いリブのこの形状は蓋装置全体の長
手方向の強度を望ましく高めることが見出されている。
このことは、組み合わされるモールド成形装置からの高
速射出を容易にする。
例が示されている。殆どの部分でこの実施例は上述した
第7図に示した実施例と似ている。しかし、第8図の実
施例は切り込み線ビード127を備えていない。この切り
込み線ビードを備えていないことは、脆いリブ124(上
部125を有している)の延長された形状とともに、蓋装
置のガス抽気性能を高めることができる。
ばならない。先ず最初に、本発明による開栓を明らかに
する蓋装置のこの実施例は開栓バンド20とスカート部16
との間の脆いリブ124で形成された脆い連結部に対して
プレストレスを(初期応力)付加するような構造を含ん
でいる。特に、複数の円周方向に間隔を隔てて配置され
たプレストレス突起131が開栓バンド20に於けるバンド
部22の内面に備えている。図示実施例では、又、好まし
い形状として、これらのプレストレス付与突起131は脆
いリブ124の対応する1つに対してそれぞれ配置されて
いる。図示実施例では、これらのプレストレス付与突起
131は脆いリブ124の1つ置きに備えられているが、これ
より少ない数もしくは多い数の突起131を同様に備える
ことができる。
合に対しても脆いリブ124にプレストレスを付与するよ
うに備えられることができる。組み合わされる容器に対
して蓋装置を取付ける間、これらの突起131は容器固定
リングLと係合し、これによりその取付けに伴つて開栓
バンド20を拡げて「釣り鐘形」となすように作用するこ
とができる。この作用は脆いリブ124の各々に於ける切
り込み線の形成されていない残余部を弱化させる作用を
果たし、これにより蓋装置の取り外しに際しての意図さ
れたような脆いリブの破断を容易に引き起こすようにな
す。
に際して固定リングと協働する。特にこれは、タブ28が
角度を有して下方へ突出されて容器固定リングLと干渉
ビード30との間に位置されたときにリブ124に応力を作
用させてこれを破断させるように生じるのである。この
作用に伴つて、突起131は容器固定リングと更に干渉を
引き起こして、これにより脆いリブ124に更に応力を付
加してそのリブの破断および破壊を確実なものとする。
行わせる開栓バンド20の形状に関する。これは上述した
ように、リブ124が破断された後に開栓バンドがスカー
ト部16に対して一体的に連結されているような切り込み
線の形成されていない連結部を形成することに関連して
通常望まれる。しかしこのような構造によれば、開栓バ
ンドはスカート部16から部分的に分離されたとしても連
結されたままで残される。
20に好ましく形成されることを示している。特に、外部
の切り込み線加工ナイフは点線で符号133で示されるよ
うな深さに迄伸長した1つもしくはそれ以上の数の切り
込み線を形成するように開栓バンドに対して当がわれる
ことが好ましい。このような垂直の切り込み線は1つの
柔軟タブ28と隣接された脆いリブ124との間にて、タブ2
8およびリブ124の何れの内部にも伸長しないように形成
される。
完全な長さとされずに干渉ビード30の内部へ伸長され、
これによつて開栓バンドの破断可能とされた残余部分13
5を形成するようになされる。この構成は開栓バンドに
望ましい程度を保ち、高速取付けを可能にするととも
に、開栓バンドの破断が意図されたように行われるよう
になす。
よつて備わるのである。認識されるように、図示実施例
から様々な変更や拡がりが行なえる。例えば、柔軟タブ
28の個数、間隔、厚さおよび形状は変化させることがで
き、ここに開示した基本を維持しつつ選択されることが
できるのである。同様に、環状の干渉ビード30は実質的
に連続して形成され、蓋装置に更に円周方向のフープ強
度を追加するようになされることができ、或いは、分割
され又はその他の分断形状とされて環状ビードを交互に
使用するようになされることができる。更に、本発明は
一体部片とされた全てがプラスチツクの蓋装置として図
示されてきたが、本発明に基づく蓋装置は金属およびプ
ラスチツクの合成された蓋装置のような複合構造とされ
ることができる(別個のシールライナーが備え付られた
り省略される場合がある)。
ラスチツク蓋装置10の更に他の実施例が示されている。
先に説明した実施例によれば、このプラスチツク蓋装置
10はカツプ状の蓋キヤツプ12を含み、この蓋キヤツプ12
は円形の頂壁部14および垂下する環状の円筒形スカート
部16を含んでいる。このスカート部16には内ねじ部18が
備えられている。第9図に示されるように、蓋装置10は
外部のビード状の固定リングLを有する容器Cに取付け
られるように意図されている。この固定リングLは容器
の垂直軸線に対して直角に容器の首部の回りに円周方向
に延在されているものである。固定リングLは容器の外
ねじ部Tの直ぐ下側に位置決めされており、この容器C
は握り部分即ちハンドルHを備えている。
を備えており、この開栓バンドはスカート部16から垂下
されている。この開栓バンド20はスカート部16に対して
複数の円周方向に間隔を隔てて配置された破断可能なブ
リツジ24によつて分離可能に少なくとも部分的に連結さ
れている。この破断可能なブリツジは米国特許明細書第
4,418,828号に開示されているように開栓バンドの内面
およびスカート部の内面に大体沿つて交互に備えられて
いる。
でおり、この干渉リツプ30は蓋装置10の内面に沿つて円
周方向に延在されている。顕著なこととして、この干渉
リツプ30は蓋装置10の垂直軸線に対して直角に延在せ
ず、蓋装置の垂直軸線に対して鋭角で配置された平面内
を延在している。好ましい形状として、この平面は蓋装
置の軸線に対して約1°〜約5°の範囲の角度の鋭角に
配置されている。この干渉リツプは図示したように開栓
バンド20の内面に沿つて円周方向に連続的に延在してい
るが、このリツプ30はこれ以外に一連の分断部分、ラグ
その他の突起として備えることによつて内面に沿つて不
連続状態で延在されるように形成されることもできるこ
とが認識されねばならない。干渉リツプ30は連続形状で
あろうと不連続形状であろうと、リツプが蓋装置の垂直
軸線に対して傾斜され即ち直角でない状態で延在されて
いると考えられるのである。
あることから、蓋部材の取付けおよびとりはずしに際し
ては、干渉リツプと容器固定リングLとの間に非円形の
係合状態が確立される。従つて、蓋装置に発生する応力
はその蓋装置の円周方向に関して均一ではない。
20が丸み状態から逸脱した非円形の形状に変形する。即
ち、ほぼ長円形もしくは楕円形に変形する。開栓バンド
のこのような変形は容器に蓋装置を取付ける際に干渉リ
ツプが固定リングLを簡単に越えて移動できるようにな
すのであり、これにより取付けに要する力を低減すると
ともに、破断可能なブリツジ24に発生する応力を最小限
に軽減するのである。蓋装置の取り外しに際しては、干
渉リツプ30は再び容器固定リングLと係合して非均一な
応力を開栓バンド20に発生させ、特に破断可能ブリツジ
24に破断を促進させる応力を発生させる。蓋装置の取り
外しに際しては干渉リツプ30の蓋装置に於ける頂壁部14
に最も近い部分が先ず容器の固定リングLと係合され
る。この結果、この最初に係合した箇所に局部応力が発
生される。このようにして、ブリツジ24の破断が促進さ
れることになるのである。
渉リツプ30が固定リングLの上を滑つてしまうのを防止
するために、開栓バンド20が非円形な形状となつてしま
うのを予防する手段を備えることが望まれる。このため
に、複数の円周方向に間隔を隔てて配置された芯出しリ
ブ26が干渉リツプ30よりも上方位置にて開栓バンド20の
内面に備えられている。これらの芯出しリブ26は蓋装置
の取り外しに際して容器固定リングLに係合するように
位置決めされており、これにより開栓バンドを円形形状
に維持するのである。
を使用することができる。例えば、蓋装置の内側に連続
したリングを備えたり、干渉リツプの直ぐ上方位置に比
較的縮径した内径を有する面積部分を備えることができ
る。本質的にはこのような芯出し手段は、干渉リツプ30
が固定リングに係合して開栓バンドが非円形の形状とな
るのを防止し、これによりブリツジ24の意図された破断
を確実に行わせるようになすために備えられると考え
る。
び新規な範囲から逸脱しないで達成できることは認識で
きよう。特定の実施例に対して限定することが意図され
ていない、即ち、そのように推論されるべきであると理
解されねばならない。この開示は特許請求の範囲の欄に
記載した範囲に包含される全てのこのような変更を網羅
するように位置されている。
基本を具現した開栓を明らかにするプラスチツク蓋装置
の特に横断面とした側面立面図。 第2図は、この新規な開栓を明らかにする蓋装置の横断
面図。 第3図は、組み合わされる容器に対してこの新規な蓋装
置を取付ける状態を示す特に横断面とした破断側面立面
図。 第4図は、組み合わされる容器に対して取付けられた後
で、容器と第1の態様の干渉係合をする位置で蓋装置を
示す第3図と同様な横断面とした破断側面立面図。 第5図は、組み合わされる容器と第2の態様の干渉係合
をする位置で蓋装置を示す第4図と同様な横断面とした
破断側面立面図。 第6a図および第6b図は、組み合わされる容器に対して蓋
装置が第2の態様の干渉係合を行うことを更に示す第5
図と同様な横断面とした破断側面立面図。 第7図は、本発明の開栓を明らかにするプラスチツク蓋
装置の他の実施例を示す破断横断面図。 第8図は、本発明の開栓を明らかにするプラスチツク蓋
装置の更に他の実施例を示す第7図と同様な破断横断面
図。 第9図は、開栓を明らかにする蓋装置の更に他の実施例
の破断側面立面図。 第10図は、第9図に示した蓋装置の横断面図。 第11図は、第10図の線11-11に沿う破断横断面図。 10……蓋装置、12……蓋キヤツプ、14……頂壁部、16…
…スカート部、18……内ねじ部、20……開栓バンド、22
……バンド部、24,124……脆いリブ、26……切り込み
線、28……柔軟タブ、30……干渉ビード、127……切り
込み線ビード、128……タブ。
Claims (9)
- 【請求項1】環状の固定リングを備えた容器のための開
栓を明らかにするプラスチック蓋装置(10)であって、 頂壁部(14)および環状の垂下された円筒形スカート部
(16)を有するプラスチックキャップ(12)と、 前記スカート部(16)から垂下され、少なくとも部分的
に脆いリブ手段(24,124)によって分離可能な状態で前
記スカート部(16)に連結された環状の開栓バンド(2
0)とを有する装置であり、 前記開栓バンド(20)が、環状バンド部(22)と、円周
方向に間隔を隔てて設けられた内方へ突出する柔軟な複
数のタブ手段(28)と、前記柔軟なタブ手段(28)より
も下側に配置され、前記環状バンド部(22)の底縁から
内方へ突出された環状の干渉ビード(30)と、を含んで
おり、 (1)前記脆いリブ手段(24,124)を破断させるように
前記柔軟なタブ手段(28)が前記環状バンド部(22)の
上方且つ内方へ向けて角度を有して全体的に突出してい
るとき、および、(2)前記脆いリブ手段(24,124)を
破断させるように前記柔軟なタブ手段(28)が前記環状
バンド(22)の下方且つ内方へ向けて角度を有して全体
的に突出し且つ前記環状の固定リングと前記干渉ビード
(30)との間に位置されているとき、前記柔軟なタブ手
段(28)は前記容器の固定リングと係合できる、 開栓を明らかにするプラスチック蓋装置。 - 【請求項2】請求項1に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置(10)であって、 前記脆いリブ手段(24,124)が前記スカート部(16)の
内面と前記開栓バンド(20)に於ける環状バンド部(2
2)の内面との間を延在する複数の脆いリブ(24,124)
を含んでおり、前記開栓バンド(20)はそれらの脆いリ
ブ(24,124)の内部に部分的に伸長する円周方向に延在
された切り込み線(26)によって前記スカート部(16)
と区別されるとともに、該切り込み線(26)によって該
スカート部(16)から少なくとも部分的に分離されてい
る、ことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチック
蓋装置。 - 【請求項3】請求項2に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置(10)であって、 前記柔軟なタブ手段(28)の各々が前記脆いリブ(24,1
24)の半径方向の寸法にほぼ等しい厚さを有している、
ことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチック蓋装
置。 - 【請求項4】請求項1に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置であって、 前記柔軟なタブ手段(28)の各々が約0.3048〜0.508mm
(0.012〜0.020in)の範囲の厚さ寸法を有している、 ことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチック蓋装
置。 - 【請求項5】請求項1に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置であって、 容器の上で蓋装置(10)を芯出しするために前記容器固
定リングと係合可能な芯出し手段(124)、 を含むことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチッ
ク蓋装置。 - 【請求項6】請求項5に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置であって、 前記脆いリブ手段(124)が前記スカート部(16)の内
面と前記開栓バンド(20)に於ける環状バンド部(22)
の内面との間を延在する複数の円周方向に間隔を隔てて
配置された脆いリブ(124)を含んでおり、前記芯出し
手段(124)が隣接する前記柔軟なタブ手段(28)の間
を延在する少なくとも幾つかの前記脆いリブ(124)の
部分を含んでなる、 ことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチック蓋装
置。 - 【請求項7】請求項2に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置(10)であって、 前記円周方向に延在された切り込み線(26)を形成する
に際して前記蓋装置(10)の内側を支持するために該蓋
部材(10)の内側を回って円周方向に延在された切り込
みビード手段(127)、 を含むことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチッ
ク蓋装置。 - 【請求項8】請求項2に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置(10)であって、 前記脆いリブ(124)に初期応力を付与するためのプレ
ストレス付与手段(131)であって、前記開栓バンド(2
0)の内側に形成された複数の円周方向に間隔を隔てて
配置されたプレストレス付与突起(131)を含み、これ
らのプレストレス付与突起(131)の各々は前記脆いリ
ブ(124)の各々に対応して設けられていて、これらの
プレストレス付与突起(131)は前記脆いリブ(124)に
プレストレスを付与するために前記容器固定リングと係
合可能とされている前記プレストレス付与手段(13
1)、 を含むことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチッ
ク蓋装置。 - 【請求項9】請求項1に記載された開栓を明らかにする
プラスチック蓋装置であって、 前記開栓バンド(20)がその破断可能とされた残余部分
(135)を形成するように前記干渉ビード(30)の内部
に部分的に伸長された少なくとも1つの垂直方向の切り
込み線(133)を含んでいる、 ことを特徴とする開栓を明らかにするプラスチック蓋装
置。
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