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JP2808609B2 - オートフォーカスカメラ - Google Patents

オートフォーカスカメラ

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Publication number
JP2808609B2
JP2808609B2 JP22967488A JP22967488A JP2808609B2 JP 2808609 B2 JP2808609 B2 JP 2808609B2 JP 22967488 A JP22967488 A JP 22967488A JP 22967488 A JP22967488 A JP 22967488A JP 2808609 B2 JP2808609 B2 JP 2808609B2
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JP
Japan
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photographing
distance measurement
focus
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focus adjustment
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JP22967488A
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圭 池田
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、被写界内の複数の被写体に対して焦点調節
情報を得ることが可能なオートフォーカスカメラに関す
る。
B.従来の技術 被写界内の複数の領域に位置する被写体に対して測距
を行い、それぞれの被写体に対する測距値を得る多点測
距装置を備えたオートフォーカスカメラが従来から知ら
れている。
この種のカメラでは、複数の被写体にそれぞれ対応す
る測距値のうち、例えば最も近距離の値、あるいは各測
距値を平均した値に基づいて撮影レンズのフォーカシン
グ位置を決定し、このフォーカシング位置に撮影レンズ
を駆動してただ1回の撮影を行っていた。
C.発明が解決しようとする課題 ところで、撮影者は、通常、撮影時に例えばレリーズ
釦の半押し操作を行い、撮影レンズが所望の被写体に合
焦したことをファインダで確認してから全押し操作して
撮影を行う。しかしながら、例えば撮影者がこのような
確認の仕方を知らない初心者であった場合、上述したよ
うなただ1回の撮影では所望の被写体にピントが合わ
ず、不所望な写真となるおそれがある。また、遠隔操作
による撮影やセルフタイマーを使用した撮影の際にも撮
影レンズが所望の被写体に合焦したか否かを確認でき
ず、上述の同様に1回の撮影ではピントのぼけた写真と
なるおそれがある。
本発明の目的は、撮影者が初心者であっても、また遠
隔操作やセルフタイマーにより撮影を行う場合でも、所
望の被写体にピントが合った写真が少なくとも1枚は必
ず得られるようなオートフォーカスカメラを提供するこ
とにある。
D.課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発
明に係るオートフォーカスカメラは、被写界内の複数の
焦点検出領域に位置する被写体に対する複数の焦点調節
情報を検出する焦点調節情報検出手段101と、検出され
た焦点調節情報に基づいて撮影レンズLEを調節せしめる
フォーカシング手段102と、撮影開始信号の入力に伴い
フォーカシング手段102を作動させて撮影レンズLEを複
数の焦点調節情報に基づいて順次に調節せしめ、その都
度撮影を行う撮影制御手段103とを具備し、これにより
上記問題点を解決する。
E.作用 撮影開始信号が入力されると、撮影制御手段103はフ
ォーカシング手段102を作動させて撮影レンズLEを複数
の焦点調節情報に基づいて順次に調節せしめ、その都度
撮影を行う。これにより所望の被写体にピントが合った
写真が少なくとも1枚は確実に得られる。
F.実施例 第2図〜第6図に基づいて本発明の一実施例を説明す
る。
全体構成を示す第2図において、カメラ全体のシーケ
ンスを制御するシーケンス制御回路1には、測距回路20
が接続されている。測距回路20は、3つの測距センサ21
L,21C,21Rと、測距値演算回路22と、測距値選択回路23
とにより構成され、測距センサ21L,21C,21Rは、被写体
に向けて投光する投光器24L,24C,24Rと、被写体からの
反射光を受光する受光素子25L,25C,25Rとをそれぞれ有
する。測距値演算回路22は、シーケンス制御回路1から
の測距開始信号により測距センサ21L,21C,21Rを作動さ
せ、これにより各投光器24L,24C,24Rからの射出光が、
第3図に示す画角W内の測距ゾーンZL,ZC,ZRに位置する
被写体にそれぞれ導かれる。測距ゾーンZCは画角の中央
に、測距ゾーンZL,ZRはその左右にそれぞれ配設されて
いる。
受光素子25L,25C,25Rは、各被写体からの反射光の受
光位置に応じた検出信号を測距値演算回路22に入力し、
測距値演算回路22は、これらの検出信号から3つの測距
ゾーンZL,ZC,ZRに位置する被写体までの距離、すなわち
測距値をそれぞれ演算して測距値選択回路23に入力す
る。測距値選択回路23は、通常は入力された3つの測距
値のうち、例えば最も近距離のものを選択設定してシー
ケンス制御回路1に入力する。なお、例えば、3つの測
距値がほぼ同様な値の場合には、中央部の測距ゾーンZC
における測距値を選択設定したり、また各測距値が撮影
レンズの被写界深度内にある場合には各測距値の平均値
を演算して設定するようにしてもよい。
またシーケンス制御回路1には、レンズ駆動制御回路
3,露出制御回路4および巻き上げ回路5がそれぞれ接続
され、レンズ駆動制御回路3にはフォーカシングモータ
6が接続されている。このレンズ駆動制御回路3は、シ
ーケンス制御回路1からのレンズ駆動信号に応じてモー
タ6により撮影レンズLEを所定のフォーカシング位置に
駆動する。露出制御回路4は、シーケンス制御回路1か
らの指令により絞りやシャッタ等の露出制御装置を駆動
して撮影を行い、巻き上げ回路5は巻き上げ信号に応答
してフィルムを1駒分巻き上げる。
さらに、シーケンス制御回路1には、スイッチSW1,SW
2が接続されている。スイッチSW1は、図示せぬレリーズ
釦の操作に連動してオンするレリーズスイッチであり、
このスイッチSW1のオンによりシーケンス制御回路1に
撮影開始信号が入力される。シーケンス制御回路1は、
この撮影開始信号に応答して上述の各回路を作動せしめ
る。
スイッチSW2は、図示せぬAFB(Auto Focus Bracketin
g)設定釦の操作に連動してオンするスイッチであり、
シーケンス制御回路1は、このスイッチSW2がオンされ
るとAFBモードを設定するとともに、その後にレリーズ
スイッチSW1がオンされると上述の測距値選択回路23にA
FB信号を出力する。測距値選択回路23は、このAFB信号
が出力されると、測距値演算回路22からの測距値の全て
をシーケンス制御回路1に入力する。
次に第4図および第5図のフローチャートに基づいて
シーケンス制御回路1によるAFBモード設定時の撮影手
順について説明する。
シーケンス制御回路1は、AFB設定釦が操作されてス
イッチSW2がオンすると第4図および第5図のプログラ
ムを起動せしめ、まず第4図のステップS1でAFBモード
を設定する。次いでステップS2でレリーズスイッチSW1
がオンか否かを判定し、否定されると肯定されるまでス
テップS2に留まる。ステップS2が肯定されるとステップ
S3に進み、測距値演算回路22に測距開始信号を出力する
とともに、測距値選択回路23にAFB信号を出力する。測
距開始信号の出力に伴って測距センサ21L,21C,21Rが作
動し、測距値演算回路22は測距センサ21L,21C,21Rの検
出信号から測距ゾーンZL,ZC,ZR(第3図)における測距
値DL,DC,DRをそれぞれ演算して測距値選択回路23に入力
する。測距値選択回路23は、AFB信号が入力されている
ため、これらの測距値DL,DC,DRを全てシーケンス制御回
路1に入力する。
次いでシーケンス制御回路1は、ステップS4におい
て、入力された3つの測距値DL,DC,DRのうち少なくとも
2つが所定の近似範囲内に含まれているか否かを判定す
る。
ここで、第6図(a),(b)はカメラと被写体との
位置関係を示し、OL,OC,ORが各測距ゾーンZL,ZC,ZR(第
3図)における被写体の存在位置を、DL,DC,DRが各被写
体までの距離、すなわち測距値を示す。第6図(a)
は、各測距値DL,DC,DRがそれぞれ所定の近似範囲外にあ
る場合を示し、第6図(b)は、測距値DC,DRが所定の
近似範囲内に含まれている場合を示す。この所定の近似
範囲内に含まれるとは、具体的には、2つの測距値DC,D
Rのうち近距離の方(この場合DR)における被写界深度
内に測距値DCに対応する被写体位置OCが含まれることで
あり、本明細書では、2つの測距値DC,DRがこのような
関係を満たす場合、「DC≒DR」のように表わし、そうで
ない場合には「DC≠DR」のように表わす。
第6図(a)のように各測距値DL,DC,DRがそれぞれ所
定の近似範囲外にあるときには、ステップS4が否定され
てステップS5に進む。ステップS5では、測距値DLに基づ
いてレンズ駆動量MLを演算するとともに、このレンズ駆
動量MLに応じたレンズ駆動信号を出力し、レンズ駆動制
御回路3を介してモータ6により撮影レンズLEを測距ゾ
ーンZLに位置する被写体に合焦せしめてステップS6に進
む。
ステップS6では、露出制御回路4を介して絞りやシャ
ッタ等の露出制御装置(不図示)を駆動して撮影を行
い、その後、ステップS7で巻き上げ回路5を介してフィ
ルムを1駒分巻き上げる。このステップS5〜S7の処理を
撮影シーケンスSLとする。
次に、ステップS8で測距値DCに基づいてレンズ駆動量
MCを演算するとともに、このレンズ駆動量MCに応じたレ
ンズ駆動信号を出力し、撮影レンズLEを測距ゾーンZC
位置する被写体に合焦せしめ、ステップS9で上述と同様
に撮影を行い、その後ステップS10でフィルムを1駒分
巻き上げる。このステップS8〜S10の処理を撮影シーケ
ンスSCとする。
次いでステップS11で測距値DRに基づいてレンズ駆動
量MRを演算するとともに、このレンズ駆動量MRに応じた
レンズ駆動信号を出力して撮影レンズLEを測距ゾーンZR
に位置する被写体に合焦せしめ、ステップS12で撮影を
行い、ステップS13でフィルムを1駒分巻き上げる。こ
のステップS11〜S13の処理を撮影シーケンスSRとする。
その後、ステップS14でAFBモードを解除して処理を終了
させる。すなわち、この場合には、合計3回の撮影が行
われる。
一方、ステップS4が肯定されると第5図のステップS2
0に進み、ステップS20でDL≒DC≒DRであるか否か、すな
わち測距値DL,DC,DRのうち最短の値に対応する被写界深
度内に他の2つの測距値に対応する被写体がともに含ま
れるか否かを判定する。ステップS20が肯定されるとス
テップS21において、上述した撮影シーケンスSL,SC,SR
のうち最短の測距値に基づく撮影シーケンスにより1回
の撮影を行って第4図のステップS14に進む。すなわ
ち、例えば測距値DLが最短であれば撮影シーケンスSL
行われる。
ステップS20が否定されるとステップS22に進み、DL
DC≠DRであるか否かを判定する。ステップS22が肯定さ
れるとステップS23で撮影シーケンスSL,SCのうち最短の
測距値に基づく撮影シーケンスを行うとともに、ステッ
プS24で撮影シーケンスSRを行い第4図のステップS14に
進む。すなわち、この場合には合計2回の撮影が行われ
る。
ステップS22が否定されるとステップS25でDL≒DR≠DC
であるか否かを判定する。ステップS25が肯定されると
ステップS26で撮影シーケンスSL,SRのうち最短の測距値
に基づく撮影シーケンスを行うとともに、ステップS27
で撮影シーケンスSCを行って第4図のステップS14に進
む。この場合にも合計2回の撮影が行われる。
ステップS25が否定されると、すなわちDC≒DR≠DL
判定されるとステップS28で撮影シーケンスSC,SRのうち
最短の測距値に基づく撮影シーケンスを実行するととも
に、ステップS29で撮影シーケンスSLを行って第4図の
ステップS14に進む。この場合にも合計2回の撮影が行
われることになる。
以上の手順によれば、AFBモード設定時、第6図
(a)に示すように3つの測距値DL,DC,DRが互いに所定
の近似範囲内に含まれない場合には各測距値DL,DC,DR
基づく合焦位置でそれぞれ1回づつ、合計3回の撮影が
行われる。したがって、撮影者が初心者の場合、あるい
は遠隔操作やセルフタイマーにより撮影を行う場合にも
所望の被写体にピントが合った写真が少なくとも1枚は
得られる。
また、例えば第6図(b)に示すように、測距値DL,D
C,DRのうち2つが所定の近似範囲内に含まれる場合に
は、この2つの測距値に対しては1回の撮影が行われる
ので合計2回の撮影となる。この所定近似範囲に含まれ
るとは、上述したように、2つのうち近距離の測距値に
おける被写界深度内に他方の測距値に対応する被写体が
含まれることであり、したがって、1回のレリーズスイ
ッチの操作により両測距値に対応する被写体にピントを
合わせることが可能となる。また、全ての測距値DL,DC,
DRが所定の近似範囲内に含まれる場合には、これらの3
つの測距値に対して1回の撮影が行われる。これによれ
ば、上述と同様に少なくとも1枚は所望の被写体にピン
トが合った写真が得られるとともに、撮影枚数を最小限
に抑えることができる。
以上の実施例の構成において、測距回路20が焦点調節
情報検出手段101を、レンズ駆動制御回路3およびフォ
ーカシングモータ6がフォーカシング手段102を、シー
ケンス制御回路1が撮影制御手段103をそれぞれ構成す
る。
なお以上の実施例では、第3図に示すように測距ゾー
ンを3つとしたが、2つでもよく4つ以上でもよい。ま
た、測距ゾーンが画角の横方向に並設された例を示した
が、縦方向に並設させてもよく、横方向と縦方向とを組
み合わせてもよい。
さらに、3回の撮影シーケンスSL,SC,SRに先立ち一括
して各測距値DL,DC,DRを演算するようにしたが、各撮影
シーケンスSL,SC,SRの前ごとに測距値DL,DC,DRをそれぞ
れ演算するようにしてもよい。
さらにまた、焦点調節情報として被写体までの距離を
示す測距値を演算し、この測距値に基づいて撮影レンズ
を合焦位置に導くタイプのカメラを示したが、例えば一
眼レフカメラのTTL位相差検出方式のように、測距値に
代え、焦点調節情報として被写体の結像面と予定結像面
とのずれ量とを演算し、これらのずれ量,ずれ方向に基
づいて撮影レンズを合焦位置に導くタイプのカメラにも
本発明を適用できる。この場合には複数の焦点調節情報
が所定の焦点深度内に含まれるときに上述と同様、これ
らの焦点調節情報に対して1回の撮影を行うようにすれ
ばよい。
さらにまた、例えば確認釦を別設し、上述のAFBモー
ド設定時にこの確認釦を押したときには、各焦点調節情
報に基づく合焦位置に撮影レンズを順次に駆動するだけ
で撮影を行わないようにすれば、どの被写体に撮影レン
ズが合焦したかを事前に確認することができ、便利であ
る。
G.発明の効果 本発明によれば、撮影開始信号の入力に伴い、撮影レ
ンズを複数の焦点検出領域の被写体に順次に合焦せし
め、その都度撮影を行うようにしたので、撮影者が初心
者の場合でも、あるいは、遠隔操作やセルフタイマーに
て撮影を行う場合でも所望の被写体にピントが合った写
真が少なくとも1枚は確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第6図は本発明の一実施例を示し、第2図は、
本発明に係るカメラの制御系を示すブロック図、第3図
は、被写界内の測距ゾーンを示す図、第4図および第5
図は処理手順を示すフローチャート、第6図(a),
(b)は、カメラと被写体との位置関係をそれぞれ示す
図である。 1:シーケンス制御回路 3:レンズ駆動制御回路 20:測距回路 21L,21C,21R:測距センサ 22:測距値演算回路 23:測距値選択回路 101:焦点調節情報検出手段 102:フォーカシング手段 103:撮影制御手段 LE:撮影レンズ SW1,SW2:スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写界内の複数の焦点検出領域に位置する
    被写体に対する複数の焦点調節情報を検出する焦点調節
    情報検出手段と、 前記検出された焦点調節情報に基づいて撮影レンズを調
    節せしめるフォーカシング手段と、 撮影開始信号の入力に伴い前記フォーカシング手段を作
    動させて前記撮影レンズを前記複数の焦点調節情報に基
    づいて順次に調節せしめ、その都度撮影を行う撮影制御
    手段とを具備することを特徴とするオートフォーカスカ
    メラ。
  2. 【請求項2】前記撮影制御手段は、前記複数の焦点調節
    情報のうち互いに所定の近似範囲内に含まれている複数
    の焦点調節情報に対しては1回の撮影を行い、前記複数
    の焦点調節情報が互いに所定の近似領域内に含まれてい
    ない場合には各焦点調節情報に基づく前記調節ごとに撮
    影を行うことを特徴とする請求項1に記載のオートフォ
    ーカスカメラ。
JP22967488A 1988-07-27 1988-09-12 オートフォーカスカメラ Expired - Lifetime JP2808609B2 (ja)

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