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JP2892919B2 - 外装板 - Google Patents

外装板

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Publication number
JP2892919B2
JP2892919B2 JP27318293A JP27318293A JP2892919B2 JP 2892919 B2 JP2892919 B2 JP 2892919B2 JP 27318293 A JP27318293 A JP 27318293A JP 27318293 A JP27318293 A JP 27318293A JP 2892919 B2 JP2892919 B2 JP 2892919B2
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JP
Japan
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pattern
exterior
wall surface
stripes
wall
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP27318293A
Other languages
English (en)
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JPH07102723A (ja
Inventor
伸 詫間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP27318293A priority Critical patent/JP2892919B2/ja
Publication of JPH07102723A publication Critical patent/JPH07102723A/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照射角度が時間帯によ
り変化する例えば太陽光であっても、少なくとも外壁面
の一部に常に陰影を形成でき、家屋外壁の見映えを向上
しうる外装板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋外壁の見映えを高めるため、
家屋の外壁面を形成する外装板に、同じ方向に傾く凹溝
などの模様縞が形成されることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の外装板にあっては、模様縞の向く方向が一定と
なっていたため、例えば時間帯によって照射角度が変化
する太陽光に対して、一定の陰影しか形成できないばか
りでなく、ある時間帯では、外装面の全面に亘って陰影
が出現しないこともあり、家屋外壁の見映えを十分に向
上するものではなかった。
【0004】本発明は、同じ向きに傾きかつ傾斜角度が
変化する模様縞を設けた模様区域を上下に多段に形成す
ることを基本として、照射角度が変化する太陽光に対し
て、時間帯によって異なる陰影を常に形成でき、家屋外
壁の見映えを向上しうる外装板の提供を目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、家屋の外壁面
を形成しうるセメント板、セラミック板、又はモルタル
板からなる外装板であって、前記外壁面となる一面に、
同じ向きに傾きかつ傾斜角度が変化するとともに長さが
異なる複数種類の凹溝又は凸条からなる模様縞が設けら
れしかも輪郭線により囲まれる模様区域が上下に多段に
設けられ、しかも前記一面には、上下の前記模様区域の
間に、水平方向にのびかつ平坦面からなるフラット区域
が形成されたことを特徴とする外装板である。なお前
平方向に隣り合う前記模様区域には、前記模様縞の向
きが垂線に対して互いに逆にかつ水平線に対する角度α
が10〜60゜の範囲内で傾くことが望ましい。
【0006】なお前記一面は、上下の前記模様区域の間
に、水平方向にのびかつ平坦面からなるフラット区域が
形成されるとともに、水平方向に隣り合う前記模様区域
は、前記模様縞の向きが垂線に対して互いに逆に傾くこ
とが望ましい。
【0007】
【作用】外装板の一面に設けた模様区域の凹溝又は凸条
からなる模様縞によって、例えば太陽光の照射により陰
影を形成できる。しかも前記凹溝又は凸条は、同じ向き
に傾きかつ傾斜角度が変化するため、太陽光の照射角度
が日の出から日没まで変化しても、少なくとも外壁面の
一部に常に陰影を形成でき、視覚的なインパクトを高
め、家屋外壁の見映えを向上しうる。
【0008】又上下の模様区域の間に、水平方向にのび
かつ平坦面からなるフラット区域を形成することによっ
て、外壁面に横に同一外観で続く帯状部を形成でき、模
様区域による視覚的な錯覚を防止し、家屋外壁の見映え
の安定感を付与しうる。
【0009】さらに水平方向に隣り合う模様区域の各模
様縞の向きを、垂線に対して互いに逆に傾けることによ
って、時間帯により変化する太陽光の照射角度に対し
て、いわゆる市松模様を形成することも可能となる他、
陰影の外壁面全面に亘る消滅も完全に除去でき、見映え
を一層高めうる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の外装板1は、家屋Hの外壁面W
を形成でき、かつ外壁面Wとなる一面に、同じ向きに傾
きかつ傾斜角度αが変化する複数の凹溝2又は凸条から
なる模様縞Mが設けられしかも輪郭線Lにより囲まれる
模様区域Aが上下に多段に設けられている。
【0011】又前記一面には、上下の模様区域A、Aの
間に、水平方向にのびかつ平坦面Fからなるフラット区
域Bが形成されるとともに、水平方向に隣り合う模様区
域A、Aの各模様縞M、Mは、その向きが垂線Cに対し
て互いに逆に傾く。
【0012】前記家屋Hは、図1に示すように、本例で
は2階建の家屋であって、その外壁WAは、図2に示す
壁パネル15を用いて形成される。
【0013】壁パネル15は、水平な上枠材16、下枠
材17の両端を垂直な縦枠材19、19で継いだ矩形の
周囲枠を具えるとともに、該周囲枠の前記上枠材16、
下枠材17間に2本の垂直な中枠材20、20を架け渡
すことにより枠組21を形成している。前記枠組21の
外面には、窓形成用の開口部Oを中枠材20、20間に
残して4枚の外装板1…が添着される。
【0014】なお前記壁パネル15は、布基礎と階上の
床梁(ともに図示せず)との間、並びに階上の床梁と屋
根梁(図示せず)との間に適宜の取付金具を用いて建込
まれ、前記外壁WAを形成する。
【0015】又図1、図2は、簡略化のため外装板1の
前記模様区域A、フラット区域Bの一部を示し、図3は
外装板1の一部を拡大して示している。
【0016】外装板1は、本実施例では、プレスによっ
て模様付けされるセメント板からなり、その外壁面Wを
なす一面に、垂直な縦溝23と水平な横溝24とを適宜
の間隔を隔てて凹設している。
【0017】又水平方向に隣り合う前記縦溝23、23
と上下に隣り合う前記横溝24、24とによって囲まれ
る多数の矩形域26…は、模様区域Aを設けた矩形域2
6A…と、この矩形域26Aよりも高さが小さい矩形域
26B…とを含む。
【0018】前記矩形域26Aには、その水平な上辺、
下辺近傍に、縦溝23、横溝24の深さdよりも小さい
深さの上、下の水平溝27A、27Bが凹設されるとと
もに、この上の水平溝27Aの下辺と下の水平溝27B
の上辺と矩形域26Aの側辺とによって形成される輪郭
線Lが囲む矩形の領域が前記模様区域Aをなす。
【0019】又前記模様区域Aは、水平方向に並んで形
成されるとともに、前記矩形域26Bを挟んで模様区域
Aは上下に多段に設けられる。
【0020】なお水平方向に並ぶ矩形域26B…、前記
矩形域26Aの上の水平溝27Aの上方部29A、及び
下の水平溝27Bの下方部29Bは、上下の模様区域
A、Aの間で水平方向にのびる垂直な平坦面Fからなる
フラット区域Bを形成する。
【0021】前記模様区域Aには、本実施例では複数の
凹溝2…からなる模様縞Mが設けられる。凹溝2は、同
じ向き、例えば右上がりに傾くとともに、その傾斜角度
αが変化することにより、曲線状を呈する。
【0022】なお傾斜角度αは、水平線Dに対しての凹
溝2の傾斜角度であって、その値は15°〜60°程度
が好ましい。傾斜角度αを15°よりも小さくすると、
照射角度が低い太陽光によっては陰影が形成できず、逆
に60°よりも大きくすると、照射角度が高い太陽光に
よっては陰影が形成できない。従って、傾斜角度αを1
5°〜60°、より好ましくは30°〜60°の範囲内
で変化させるのがよい。
【0023】さらに1つの模様縞M内の複数の凹溝2…
においても、同じ向きに傾く範囲内で、ランダムに各傾
斜角度αを変化させる。
【0024】このように凹溝2…の傾斜角度αを15°
〜60°の範囲で変化させることにより、照射角度が低
い、あるいは照度が弱い太陽光によっても、又照射角度
が高い太陽光によっても陰影を形成できる。
【0025】又凹溝2の側壁2Aの垂直面に対する角度
βは、図4に示すように、45°前後、好ましくは30
°〜50°の範囲とする。一般に、角度βが大きいと陰
影を形成しやすくなるが、角度βを50°よりも大きく
するとプレスによる成形が困難となり、しかも型から抜
く時に側壁2Aが崩れる場合が多くなる。逆に角度βを
30°よりも小さくすると、陰影が形成されにくくな
る。
【0026】さらに水平方向に隣り合う模様区域A、A
は、その模様縞M、Mの向きが垂線Cに対して互いに逆
に、すなわち右上がり、左上がりに傾ける。このように
することによって、照射角度が日の出から日没まで変化
する太陽光であっても、一日中、常に陰影を形成するこ
とができ、家屋外壁の見映えを向上しうる。また水平方
向に交互に模様縞Mの向きを逆に傾け、しかも本実施例
では垂直方向に対しても交互に模様縞Mの向きを逆に傾
けているため、陰影により外壁面Wにいわゆる市松模様
を形成しうる。
【0027】さらに1つの模様縞M内の複数の凹溝2…
においても、同じ向きに傾く範囲内で、ランダムに各傾
斜角度αを変化させる。さらに後記するように模様縞は
同一のものを近くに配しないのがよく、かつ模様縞は図
3に明瞭に示されているように、長さが異なるものが混
在している。
【0028】又前記フラット区域Bによって、外壁面W
に水平方向に同一外観で続く帯状部を形成でき、模様区
域Aによる視覚的な錯覚を抑制し、外壁面Wに安定感を
付与できる。
【0029】なお前記凹溝2に代えて凸条を形成するこ
とによっても、陰影による見映えの向上を図りうる。
【0030】さらに外装板1を、例えば高さhを242
0mm、巾wを900mm、厚さtを12mm程度としたセメ
ント板からプレス成形する場合、防火性などの観点から
前記縦溝23、横溝24の深さdを3mm程度にするのが
よい。
【0031】なお本発明の外装板1は、セメント板の他
にも、模様を付したのち釉薬を塗布し焼成することによ
って形成するセラミック板(陶板)、模様を施した上、
固化し着色層を形成したモルタル板など種々の板材を用
いることが出来る。又外装板1は、焼付け等により塗装
を施すことによって、光沢が増し、外壁面Wの見映えを
一層向上しうるとともに、フラット区域Bによる安定感
を増巾しうる。
【0032】さらに本発明の外装板1において、前記模
様区域Aを前記縦溝23、横溝24を設けないで小巾の
平坦面を介して上下、水平方向に隣り合わせることもで
き、又模様区域A…を該平坦面を介在させることなく線
状の輪郭線の両側に連続的に形成してもよい。
【0033】
【発明の効果】叙上の如く本発明の外装板は、外壁面と
なる一面に、同じ向きに傾きかつ傾斜角度が変化する複
数の凹溝又は凸条からなる模様縞が設けられた模様区域
を上下に多段に形成しているため、日の出から日没の間
に太陽光の向きが移動しても、外壁面の少なくとも一部
に陰影を形成でき、視覚的に強い印象を与え、家屋外壁
の見映えを向上しうる。
【0034】又水平方向に隣り合う模様区域の模様縞の
向きを垂線に対して互いに逆に傾かせることによって、
隣り合う模様区域で日中の時間帯に応じて陰影を交互に
形成でき、市松模様のような模様付けを外壁面に付与す
ることが可能となり、外観の一層の向上を図りうる。
【0035】さらに上下の模様区域の間に、水平方向に
のびかつ平坦面からなるフラット区域を設けることによ
って、外壁面に水平方向に同一外観で続く帯状部を形成
でき、模様区域の陰影による視覚的な錯覚を防ぎ、外壁
面に安定感を付与しうるとともに、全ての外壁面に陰影
が形成される場合に抱きやすい暗鬱感を該フラット区域
により低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外装板の一実施例が採用される家屋
を、外装板の外壁面の一部と共に例示する正面図であ
る。
【図2】その家屋の外壁を形成する壁パネルを、外装板
の外壁面の一部と共に例示する正面図である。
【図3】本発明の外装板の一実施例を示す部分斜視図で
ある。
【図4】凹溝の断面形状を示す断面図である。
【符号の説明】
2 凹溝 A 模様区域 B フラット区域 H 家屋 L 輪郭線 M 模様縞 W 外壁面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の外壁面を形成しうるセメント板、セ
    ラミック板、又はモルタル板からなる外装板であって、
    前記外壁面となる一面に、同じ向きに傾きかつ傾斜角度
    が変化するとともに長さが異なる複数種類の凹溝又は凸
    条からなる模様縞が設けられしかも輪郭線により囲まれ
    る模様区域が上下に多段に設けられ、しかも前記一面に
    は、上下の前記模様区域の間に、水平方向にのびかつ平
    坦面からなるフラット区域が形成されたことを特徴とす
    る外装板。
  2. 【請求項2】記水平方向に隣り合う前記模様区域は、
    前記模様縞の向きが垂線に対して互いに逆にかつ水平線
    に対する角度αが10〜60゜の範囲内で傾くことを特
    徴とする請求項1記載の外装板。
JP27318293A 1993-10-04 1993-10-04 外装板 Expired - Lifetime JP2892919B2 (ja)

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JP2003013579A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Misawa Homes Co Ltd 外装材
JP2004190436A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Nichiha Corp 建築板
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