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JP2862146B2 - 加硫靴の製造方法 - Google Patents

加硫靴の製造方法

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JP2862146B2
JP2862146B2 JP2214347A JP21434790A JP2862146B2 JP 2862146 B2 JP2862146 B2 JP 2862146B2 JP 2214347 A JP2214347 A JP 2214347A JP 21434790 A JP21434790 A JP 21434790A JP 2862146 B2 JP2862146 B2 JP 2862146B2
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MITSUMA KK
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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/0036Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design
    • A43B3/0078Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design provided with logos, letters, signatures or the like decoration
    • A43B3/0084Arrangement of flocked decoration on shoes

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々のデザインの加硫靴に対して確実且つ
奇麗に履口テープをパイピングすることができ、外観が
優れ、履き心地も良く且つ水洩れもない加硫靴を製造す
ることのできる加硫靴の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
靴は意匠効果を高めるために履口部が種々のデザイン
に形成されたものが製造されている。
従来、加硫処理を行って素材の強度を確保された加硫
靴を製造するには、先ず表面に糊引きされた編織物から
成る靴下状の裏布とその裏布の表面に貼着された未加硫
ゴムシートとが積層され所定形状に裁断されたアツパー
部シートを準備する。このアツパー部シートの形状は胛
被部に対応する部位が連続している略U字状を成してい
る。このアツパー部シートの外面には必要に応じて飾り
等をこのアツパー部シートが平面状態にあるときに貼着
する。次いでアツパー部シートをその後端部で縫製し、
アツパー部シートの表被材と同じ表面を有する市革を後
端部の縫製部位の表面に当てて縫製するか又は市革を縫
製しないアツパー部を製作し、次いでこのアツパー部を
靴金型に載置された中底材に吊り込みながら貼り付けた
後、市革を縫製しないアツパー部の場合にはアツパー部
シートの後端部の縫製部位の表面を目止めゴムシートで
目止めすると共に必要に応じて更にアツパー部のカウン
ター部表面にカウンター部表材を貼着した後、靴金型に
載置された状態で靴底を貼り付けて靴形状体を形成し、
しかる後に加硫し靴金型から取り外し、製造された加硫
靴の履口部はその縁が裁断されたままの状態であると外
観が悪いので、通常加硫した後のこの履口部の縁に履口
テープをパイピングしていたのであった。
しかしながらかかる従来の方法では、アツパー部の履
口部の縁に履口テープをパイピングする工程は、靴底を
貼り付けた靴形状体を形成して加硫した後に行われてい
たので、このように加硫されて硬くなった状態のアツパ
ー部の履口部に履口テープをパイピングしようとしても
加硫されたアツパー部の履口部は変形させ難いので履口
部に沿って履口テープをパイピングし難いため、履口部
が意匠効果を高めるために複雑な形状に形成されていた
り、アツパー部に装飾物を装着されていたりする場合に
は履口テープを履口部に沿った形状に良好にパイピング
することができないことがあるという欠点があった。ま
た履口部における小さな曲率半径を有する前部切り込み
部位や後部の履口テープが重なる部位にシワが寄った
り、靴を平面から見たときに比較的直線状を成している
側部が左右に広がって履口部が歪んだ状態となる“笑
い”と称する現象が生じたりするという欠点があった。
更に、アツパー部シート後端部の縫製部位を隠蔽する
と共に後端部を補強したように見せて外観を優れたもの
にするために、アツパー部シートの表被材と同じ表面を
有する市革を後端部の縫製部位の表面に当てて縫製した
場合にはこの縫製部位から靴内に水が侵入するという欠
点があり、アツパー部シートの後端部の縫製部位の表面
を目止めゴムシートで目止めすると共に必要に応じて更
にアツパー部のカウンター部表面にカウンター部表材を
貼着した場合には靴内に水が侵入するという欠点は無い
が後端部に縫製部分が露出しないために外観が単調にな
って意匠効果劣る靴となってしまうという欠点があっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来技術の欠点を解消して意匠効果を
高めるために種々の形状に形成されている靴であっても
またはそうでない靴であっても、履口テープを容易に且
つ確実にパイピングすることができるばかりか後端部に
アクセントとなる市革が縫製されていて外観が優れてお
り、履き心地が良くしかも水洩れの恐れもない加硫靴を
製造することのできる加硫靴の製造方法を提供すること
を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者はかかる課題を解決するために種々検討した
結果、履口テープをパイピングする際のアツパー部が少
なくとも未加硫ゴムシートと比較的伸縮性の少ない編織
物から成る裏布とから成る構成である場合に履口部が加
硫されていない変形させ易い状態であれば、履口部の形
状が複雑であっても確実且つ綺麗に履口部の形状に沿っ
て履口テープをパイピングすることができ、裏布をカウ
ンター部を除いた形状に裁断された形状のものとすれば
良いことに着目し、所定形状に裁断された表面に植毛さ
れている未加硫ゴムシートとカウンター部を除いた形状
に裁断されその表面に糊引きされた編織物から成る裏布
とが前記未加硫ゴムシートの裏面に糊引きを介して貼着
された状態で積層されたアツパー部シートか、裏面に糊
引きされた表被材とその裏面に貼着された未加硫ゴムシ
ートとが積層され所定形状に裁断された積層体とカウン
ター部を除いた形状に裁断されその表面に糊引きされた
編織物から成る裏布とが前記未加硫ゴムシートの裏面に
糊引きを介して該裏布を貼着された状態で積層されたア
ツパー部シートを準備し、このアツパー部シートの後端
部同士を縫製した後に履口部の縁に履口テープをパイピ
ングするか、又は履口部の縁に履口テープをパイピング
した後にその後端部同士を縫製し、表面がアツパー部シ
ートと同じ表面を有する市革を後端部の縫製部位の表面
に当てて縫製した後にアツパー部シートの後端部同士の
縫製部位及びアツパー部シートへの市革の縫製部位を隠
蔽する大きさの目止めゴムシートを後端部の裏面に貼着
すると共に該目止めゴムシートを隠蔽させて前記アツパ
ー部シートの後端部の裏面にカウンター部裏材を貼着し
てアツパー部を製作し、このアツパー部を靴金型に載置
された中底材に吊り込みながら貼り付けし、次いで靴底
を貼り付けて靴形状体を形成し、しかる後に常法により
加硫し靴金型から取り外すことによって加硫靴を製造す
れば良いことを究明して本発明を完成したのである。
以下、図面により本発明に係る加硫靴の製造方法につ
いて詳細に説明する。
第1図は本発明の請求項1に記載した方法によって製
造された加硫靴の1例を示す斜視図、第2図は第1図に
示した加硫靴のアツパー部シートの構造を示す断面説明
図、第3図は第2図に示した構造のアツパー部シートを
使用してアツパー部を製作する順序の1例を示すもの
で、(イ)は所定の形状に裁断した状態のアツパー部シ
ートを、(ロ)は同図(イ)における後端部を縫い合わ
せた状態を、(ハ)は同図(ロ)における履口部に履口
テープをパイピングした状態のそれぞれ平面説明図、第
4図は本発明の請求項2に記載した方法によって製造さ
れた加硫靴の1例を示す斜視図、第5図は第4図に示し
た加硫靴のアツパー部シートの構造を示す断面説明図、
第6図は第5図に示した構造のアツパー部シートを使用
してアツパー部を製作する順序の1例を示すもので、
(イ)は所定の形状に製造したアツパー部シートを、
(ロ)は同図(イ)における後端部を縫い合わせた状態
を、(ハ)は同図(ロ)における履口部に履口テープを
パイピングした状態のそれぞれ平面説明図である。
本発明方法を実施するためは、先ず第2図に示したよ
うな所定形状に裁断された表面に植毛されている未加硫
ゴムシート4bとカウンター部を除いた形状に裁断されそ
の表面に糊引き4cされた編織物から成る裏布4aとが未加
硫ゴムシート4bの裏面に糊引き4cを介して貼着された状
態で積層された第3図(イ)に示したようなアツパー部
シート4か、第5図に示したような裏面に糊引き4eされ
た表被材4dとその裏面に貼着された未加硫ゴムシート4b
とが積層され所定形状に裁断された積層体とカウンター
部を除いた形状に裁断されその表面に糊引き4cされた編
織物から成る裏布4aとが未加硫ゴムシート4bの裏面に糊
引き4cを介して裏布4aを貼着された状態で積層された第
6図(イ)に示したようなアツパー部シート4を準備す
る。このアツパー部シート4が前記した前者の裏布4aが
カウンター部を除いた形状に未加硫ゴムシート4bの裏面
に貼着された状態で積層されている場合には未加硫ゴム
シート4bはその表面にナイロンフロツクなどが植毛され
ており、後者の表被材4dと未加硫ゴムシート4bと裏布4a
とがこの順序に積層されている場合には、表被材4dにし
ては合成樹脂シートの表面に植毛されたもの,起毛編織
物,塩化ビニルレザー,合成皮革,スエードなどが好ま
しく使用される。更にこのようなアツパー部シート4に
従来と同様に必要に応じて飾り等を貼着することは差し
支えない。このアツパー部シート4における裏布4aとし
ては、メリヤス,トリコツト,ボアーの如き多少の伸縮
性を有する編織物が好ましく使用される。また未加硫ゴ
ムシート4bとしては、天然ゴム,合成ゴム,これらの混
合ゴム材等の未加硫ゴムシートが好ましく用いられ、裏
布4aと未加硫ゴムシート4b及び表被材4dと未加硫ゴムシ
ート4bとを積層する方法としては未加硫ゴムシート4bを
構成する組成と同様の組成の液体状を成す共糊を裏布4
a,表被材4dに糊引き4c,4cした後に未加硫ゴムシート4b
をカレンダーコートすれば良い。
かくして第3図(イ)や第6図(イ)に示した如く所
定の形状に製造したアツパー部シート4を準備すると、
先ずその後端部同士をチドリ縫で縫製した後に履口部5
の縁5aにバイヤスカツトされた履口テープ6をパイピン
グするか、又は履口部5の縁5aにバイヤスカツトされた
履口テープ6をパイピングした後にその後端部同士をチ
ドリ縫で縫製する。第3図(ロ)及び第6図(ロ)には
アツパー部シート4の後端部同士をチドリ縫で縫製して
履口部5及び底部が開口している状態を、第3図(ハ)
及び第6図(ハ)にはそれぞれ第3図(ロ)及び第6図
(ロ)に示した状態の後に履口部5の縁5aに履口テープ
6をパイピングした状態を示してある。次いで、表面が
アツパー部シート4の表面と同じである市革7を後端部
の縫製部位の表面に当てて縫製した後にアツパー部シー
ト4の後端部同士の縫製部位及びアツパー部シート4へ
の市革7の縫製部位を隠蔽する大きさの目止めゴムシー
ト8をアッパー部シート4の後端部の裏面に貼着し、こ
の目止めゴムシート8を隠蔽させてアツパー部シート4
の後端部の裏面にカウンター部裏材9を貼着してアツパ
ー部1を製作する。
このようにして製作されたアツパー部1を靴金型に載
置された中底材2に吊り込みながら貼り付けた後、靴底
3を貼り付けて靴形状体を形成するのである。
こうして形成された靴形状体を未加硫ゴムを加硫する
ために通常実施されているように130〜140℃程度で加熱
することにより加硫させて素材の強度が確保された状態
にして靴金型から取り外すのである。
〔作用〕
このような本発明に係る加硫靴の製造方法は、第2図
に示したような所定形状に裁断された表面に植毛されて
いる未加硫ゴムシート4bとカウンター部を除いた形状に
裁断されその表面に糊引き4cされた編織物から成る裏布
4aとが未加硫ゴムシート4bの裏面に糊引き4cを介して貼
着された状態で積層された第3図(イ)に示したような
アツパー部シート4か、第5図に示したような裏面に糊
引き4eされた表被材4dとその裏面に貼着された未加硫ゴ
ムシート4bとが積層され所定形状に裁断された積層体と
カウンター部を除いた形状に裁断されその表面に糊引き
4cされた編織物から成る裏布4aとが未加硫ゴムシート4b
の裏面に糊引き4cを介して裏布4aを貼着された状態で積
層された第6図(イ)に示したようなアツパー部シート
4を準備し、先ずアツパー部シート4の後端部同士をチ
ドリ縫で縫製した後に履口部5の縁5aにバイヤスカツト
された履口テープ6をパイピングするか、又は履口部5
の縁5aにバイヤスカツトされた履口テープ6をパイピン
グした後にその後端部同士をチドリ縫で縫製して、第3
図(ハ)及び第6図(ハ)に示した状態とする。この履
口部5の縁5aに沿ってバイヤスカツトされた履口テープ
6をパイピングするのは、アツパー部シート4の素材の
強度が確保される前の軟らかい状態であるから履口部5
の縁5aの形状に合致させて履口テープ6を縫い易いので
ある。次いで、表面がアツパー部シート4の表面と同じ
である市革7を後端部の縫製部位の表面に当てて縫製し
た後にアツパー部シート4の後端部同士の縫製部位及び
アツパー部シート4への市革7の縫製部位を隠蔽する大
きさの目止めゴムシート8を後端部の裏面に貼着し、こ
の目止めゴムシート8を隠蔽させてアツパー部シート4
の後端部の裏面にカウンター部裏材9を貼着してアツパ
ー部1を製作する。かくして履口テープ6をパイピング
されたアツパー部1を靴金型に載置された中底材2に吊
り込みながら貼り付けた後、靴底3を貼り付けて靴形状
体を形成し、続いて常法により加硫した後に靴金型から
取り外すことにより加硫靴が製造できるのである。
このように履口テープ6をパイピングされた状態で靴
形状体を加熱して加硫するので、従来のように最終製品
として履口部5に履口テープ6が単に縫い合わされた状
態でパイピングされているだけの状態ではなく、アツパ
ー部シート4と履口テープ6とが確実に密着した状態で
パイピングされることになるのでその接合状態が非常に
良好になるのである。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く本発明に係る加硫靴の製造方法によ
れば、履口部を形成しているアツパー部シートが加硫処
理によって素材の強度を確保される前の軟らかい状態で
履口テープをパイピングすると共に市革を縫製し、アツ
パー部シートの後端部同士の縫製部位及びアツパー部シ
ートへの市革の縫製部位を隠蔽する大きさの目止めゴム
シートを後端部の裏面に貼着し、更にこの目止めゴムシ
ートを隠蔽させてアツパー部シートの後端部の裏面にカ
ウンター部裏材を貼着してアツパー部を製作しているの
で、履口テープをアツパー部シートの履口部に縫い易
く、加硫後に履口部に“笑い”が生じることがなく、後
端部にアクセントとなる市革が縫製されているため外観
に優れ、更にアツパー部を靴底に貼り付けた後に加硫す
るのでアツパー部と靴底との接着が良好であり、また目
止めゴムシートを使用してアツパー部シートの後端部同
士の縫製部位やアツパー部シートへの市革の縫製部位を
目止めするので、水が靴内に侵入する恐れもない。そし
て、アツパー部シートが単なる未加硫ゴムシートのみな
らず、表面にフロツクを植毛されていたり、表被杆とし
て合成樹脂シートの表面にフロックを植毛されたもの,
塩化ビニルレザー,合成皮革,スエード,起毛編織物な
どを使用したり、アツパー部シートの表面に飾り等を貼
着したりすることによって高級感を感じさせ意匠効果に
優れた加硫靴を製造することができるのであり、その工
業的価値の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の請求項1に記載した方法によって製造
された加硫靴の1例を示す斜視図、第2図は第1図に示
した加硫靴のアツパー部シートの構造を示す断面説明
図、第3図は第2図に示した構造のアツパー部シートを
使用してアツパー部を製作する順序の1例を示すもの
で、(イ)は所定の形状に裁断した状態のアツパー部シ
ートを、(ロ)は同図(イ)における後端部を縫い合わ
せた状態を、(ハ)は同図(ロ)における履口部に履口
テープをパイピングした状態のそれぞれ平面説明図、第
4図は本発明の請求項2に記載した方法によって製造さ
れた加硫靴の1例を示す斜視図、第5図は第4図に示し
た加硫靴のアツパー部シートの構造を示す断面説明図、
第6図は第5図に示した構造のアツパー部シートを使用
してアツパー部を製作する順序の1例を示すもので、
(イ)は所定の形状に製造した状態のアツパー部シート
を、(ロ)は同図(イ)における後端部を縫い合せた状
態を、(ハ)は同図(ロ)における履口部に履口テープ
をパイピングした状態のそれぞれ平面説明図である。 図面中 1……アツパー部 2……中底材 3……靴底 4……アツパー部シート 4a……裏布 4b……未加硫ゴムシート 4c……糊引き 4d……表被材 4e……糊引き 5……履口部 5a……縁 6……履口テープ 7……市革 8……目止めゴムシート 9……カウンター部裏材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状に裁断された表面に植毛されてい
    る未加硫ゴムシート(4b)とカウンター部を除いた形状
    に裁断されその表面に糊引き(4c)された編織物から成
    る裏布(4a)とが前記未加硫ゴムシート(4b)の裏面に
    糊引き(4c)を介して貼着された状態で積層されたアツ
    パー部シート(4)を、その後端部同士を縫製した後に
    履口部(5)の縁(5a)に履口テープ(6)をパイピン
    グするか、又は履口部(5)の縁(5a)に履口テープ
    (6)をパイピングした後にその後端部同士を縫製し、
    しかる後に表面に植毛されている市革(7)を後端部の
    縫製部位の表面に当てて縫製した後にアツパー部シート
    (4)の後端部同士の縫製部位及びアツパー部シート
    (4)への市革(7)の縫製部位を隠蔽する大きさの目
    止めゴムシート(8)を後端部の裏面に貼着し、該目止
    めゴムシート(8)を隠蔽させて前記アツパー部シート
    (4)の後端部に裏面にカウンター部裏材(9)を貼着
    してアツパー部(1)を製作し、次いで該アツパー部
    (1)を靴金型に載置された中底材(2)に吊り込みな
    がら貼り付けし靴底(3)を貼り付けて靴形状体を形成
    し、続いて常法により加硫した後に靴金型から取り外す
    ことを特徴とする植毛された加硫靴の製造方法。
  2. 【請求項2】裏面に糊引き(4e)された表被材(4d)と
    その裏面に貼着された未加硫ゴムシート(4b)とが積層
    され所定形状に裁断された積層体とカウンター部を除い
    た形状に裁断されその表面に糊引き(4c)された編織物
    から成る裏布(4a)とが前記未加硫ゴムシート(4b)の
    裏面に糊引き(4c)を介して該裏布(4a)を貼着された
    状態で積層されたアツパー部シート(4)を、その後端
    部同士を縫製した後に履口部(5)の縁(5a)に履口テ
    ープ(6)をパイピングするか、又は履口部(5)の縁
    (5a)に履口テープ(6)をパイピングした後にその後
    端部同士を縫製し、しかる後に表被材(4d)と同じ表面
    を有する市革(7)を後端部の縫製部位の表面に当てて
    縫製した後にアツパー部シート(4)の後端部同士の縫
    製部位及びアツパー部シート(4)への市革(7)の縫
    製部位を隠蔽する大きさの目止めゴムシート(8)を後
    端部の裏面に貼着し、該目止めゴムシート(8)を隠蔽
    させて前記アツパー部シート(4)の後端部の裏面にカ
    ウンター部裏材(9)を貼着してアツパー部(1)を製
    作し、次いで該アツパー部(1)を靴金型に載置された
    中底材(2)に吊り込みながら貼り付けし靴底(3)を
    貼り付けて靴形状体を形成し、続いて常法により加硫し
    た後に靴金型から取り外すことを特徴とする加硫靴の製
    造方法。
  3. 【請求項3】アツパー部シート(4)として表被材(4
    d)が合成樹脂シートの表面に植毛されたもの,起毛編
    織物,塩化ビニルレザー,合成皮革,スエードのいずれ
    かを使用する請求項2に記載の加硫靴の製造方法。
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