JP2854967B2 - ゾーン判定方法 - Google Patents
ゾーン判定方法Info
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Description
移動通信方式において、移動局の在圏ゾーン判定を行う
ゾーン判定方法に関する。
車電話方式がある。自動車電話方式においては、無線機
の低消費電力化、及び同一チャネル干渉軽減を目的とし
て、対向する無線機での受信電界レベルを測定し、その
測定結果に基づいて無線機の送信電力を制御する方式を
採用している。
た電界レベル測定結果が高い値の場合には、所定の伝送
品質を満足する範囲内で、移動局に対する送信電力を下
げる制御を行う。一方、基地局は受信された電界レベル
測定結果が低い値の場合には最大送信電力を越えない範
囲内で移動局の送信電力を上げる制御を行う。
式)による移動通信方式は、ゾーン判定の高速化及び、
基地局の制御装置の負荷を分散する効果がある。このた
め、移動局によるゾーン移行検出法が比較的容易に可能
である。このゾーン移行検出は移動局が通信中の無線チ
ャネルの受信電界レベルと周辺ゾーンの受信電界レベル
を測定し、比較して、周辺ゾーンの受信電界レベルが高
ければ、移動局はゾーン移行を行ったことが確認され
る。
テムで、移動局によるゾーン判定方法を適応する場合
に、移動局が周辺ゾーンの受信電界レベルを測定する時
には基地局から一定電力で送信されている周波数を測定
するのが望ましいので、例えば、共通制御チャネルに代
表されるような常時、移動局は基地局からそのゾーンで
設定されている最大電力で移動局に送信されている無線
チャネルのレベルを測定する。しかし、基地局が通信中
に無線チャネルの送信電力制御を行っている場合には、
移動局がレベル測定を行った時に最大出力で送信した場
合に比べて低く受信されるため、周辺ゾーンの受信電界
レベルの方が高くなり、移動局がゾーン移動していない
にもかかわらず、移動局はゾーンを移行したと判断して
しまい、ゾーン切り換えを行ってしまうという問題があ
った。
電力制御を行い、且つ移動局が通信中の基地局の受信電
界レベルと周辺の基地局の受信電界レベルの測定及び比
較を行い、移動局がゾーン移行を行なっていない状況を
正確に把握できるTDMA移動通信方式のゾーン判定方法を
提供することを目的とする。
サービスエリアをカバーし、移動局と基地局間で時分割
多元接続方式で通信を行い、移動局での受信電界レベル
に応じて基地局送信電力を制御する移動通信方式のゾー
ン判定方法において、移動局は測定手段により通信中の
在圏ゾーンの第1の受信電界レベルと周辺ゾーンの第2
の受信電界レベルを測定し、基地局に第1の受信電界レ
ベルの測定結果を送信し(ステップ11)、基地局は受信
した第1の受信電界レベルに基づいて送信電力に関する
情報を移動局に送信し(ステップ13)、移動局は受信し
た送信電力に関する情報を基に補正した(ステップ15)
通信中の無線チャネルの受信電界レベルと第2の受信電
界レベルとを判定手段により比較してゾーンを判定する
(ステップ17)。また、基地局が受信電界レベルの補正
情報を移動局に送信し、移動局が受信電界レベルを比較
して在圏ゾーンの判定を行う際に、移動局は受信した補
正情報を基に通信中の無線チャネルの受信電界レベルを
補正する。
レベルと周辺ゾーンの受信電界レベルを測定し、その測
定結果を送信情報として基地局に送信する。通信中の基
地局は移動局からの送信情報を基に、通信中の無線チャ
ネルの電界レベルより補正情報を求め、さらに、基地局
はこの補正情報を移動局に送信する。補正情報を受信し
た移動局は通信中の無線チャネルの受信電界レベルを補
正し、補正後の電界レベルと周辺ゾーンの受信電界レベ
ルを比較して、周辺ゾーンの受信電界レベルの方が高け
ればゾーン移行を行うが、低ければゾーン移行は行わな
い。これにより、移動局の正確な在圏ゾーンを判断す
る。
ム構成を示す図である。同図において、移動局101は基
地局102と通信中である。また、基地局103〜108は基地
局102に隣接しており、基地局103〜108には夫々ゾーン
内で使用する共通制御チャネルを少なくとも1つは設定
されている。それらのチャネルは常に各基地局で設定で
きる最大の出力で送信している。
動局101は変調回路201、復調回路202、シンセサイザ20
3、受信レベル測定回路204、タイミング発生回路205、
符号化回路206、制御回路207、復号化回路208から構成
される。
のフレームタイミングに基づいて、制御回路207から指
定された周波数シンセサイザ203の周波数を切り換えて
受信レベルを測定する回路である。タイミング発生回路
205はフレームタイミングを発生する回路である。符号
化回路206は基地局102からの情報信号と制御回路207か
らの制御信号をTDMAフレームに多重化し、更に、無線区
間で伝送するために信号を符号化する回路である。制御
回路207は受信レベル測定回路204からの信号や復号化回
路208からの復号化信号により移動局101を制御する。復
号化回路208は受信信号を復号化し、受信信号を制御信
号と情報信号に分離し、制御信号は制御回路207に送出
し、情報信号は基地局102に送出する。
明図を示す。同図において、(A)は移動局101の受信
信号を示し、(B)は移動局101の受信周波数を示す。
(B)のフレームF1は同図(A)の30a〜30fのタイミン
グで通信に使用している無線チャネルの周波数である。
フレームF2〜フレームF7はそれぞれの周辺基地局103〜1
08の共通制御チャネルの周波数である。
基地局103〜108で使用している共通制御チャネルの周波
数の中からそれぞれ1つずつ周波数F2〜F7を移動局101
に通知する。移動局101は通信に使用していないスロッ
トの時間に周辺基地局103〜108から通知された周波数に
切り換えて、同図(A)の31a〜31fのタイミングで周辺
ゾーンからの信号を受信し、順次周辺基地局103〜108の
受信電界レベルを測定する。
果及び補正動作の説明図を示す。同図中、破線で示され
るレベル401は通信中の基地局102の受信電界レベルを示
す、レベル403〜408は周辺基地局103〜108の受信電界レ
ベル、レベル補正値409は基地局102から通知される。レ
ベル402は補正後の通信中の基地局102の受信電界レベル
を示す。
す。第6図のシーケンスを示す図と共に本実施例の動作
を説明する。
受信レベル測定回路204で受信電界レベルを測定して制
御回路207内のメモリに記憶する(ステップ501)。さら
に、移動局101は制御チャネルを用いて基地局102にも測
定した受信電界レベルを通知する(ステップ502)。
情報と基地局102の定レベルとを比較し、移動局101から
の受信電界レベル情報が基地局102の所定レベルより高
い場合には、基地局102では所定の伝送品質を満足する
範囲内で、送信電力を下げ、その値を送信電力設定値と
する。また、移動局101からの受信電界レベル情報が基
地局102の所定レベルより低い場合には、最大送信電力
を越えない範囲内で送信電力を上げ、その値を送信電力
設定値とする(ステップ503)。さらに、基地局102の最
大送信電力とステップ503で設定した送信電力設定値の
差を求め(ステップ505)、これを補正値として、基地
局102から移動局101に通知する(ステップ506)。
ット時にフレームF2〜F7の周辺基地局103〜108の制御チ
ャネルの周波数に切り換えて周辺基地局103〜108の受信
電界レベルを測定する。さらに第5図に示すように、通
信中のチャネルの受信電界レベル401に基地局102からの
補正値409により、レベルを補正して補正後の基地局102
の受信電界レベル402を設定する(ステップ507)。
信電界レベルが最も高いのは基地局104の受信電界レベ
ル404である。この基地局104の受信電界レベル404と補
正後の基地局102の受信電界レベル402を比較する(ステ
ップ509)。このとき、基地局102の受信電界レベル402
が周辺基地局104の受信電界レベル404より高ければ、移
動局101はゾーン移行ではないと判断する。また、基地
局102の受信電界レベル402が周辺基地局104の受信電界
レベル404より低ければ移動局101はゾーン移行であると
判断する(ステップ511)。
の受信電界レベルが通信中の基地局102より周辺の基地
局104の受信電界レベル404の方が高く、補正後は通信中
の基地局102のレベル402の方が高くなった例を示してい
る。このように、基地局101から受信電界レベルの補正
値409を通信中の移動局101に通知することにより、基地
局102が送信電力制御下でも移動局101は正確なゾーン移
行判定を行うことができる。
補正値を移動局101に通知しない場合には、通信中の基
地局102では第5図の401を自局レベルとするため、移動
局101はこの401より高い404を移行先ゾーンと判定して
ゾーン切り換えを行ってしまう。これに対し、本発明を
用いれば、通信中の基地局102の受信電界レベルは補正
後の402とするため、他の基地局103〜108の受信電界レ
ベルはすべて、401より低いため移動局101はゾーン切り
換えを行わない。
場合のみ補正値を移動局101に通知する例を説明した
が、基地局102が他の制御信号がない場合に常時補正値
を移動局101に通知する方法や、専用の制御チャネルを
設けて、常時補正値を通知する方法を用いることによ
り、制御信号の信頼性を向上することが可能となり、よ
り確実な制御を行うことができる。
ステップ506の処理で、最大送信電力と送信電力設定値
の実際の差分より小さい値、または、実際の値より大き
い値を補正値として移動局101に通知する制御も可能で
ある。基地局102が小さい値を移動局101に通知した場合
には、移動局101はゾーン境界のレベルの手前でゾーン
移行の判定を行うため、特定のエリアにトラヒックが集
中している場合に移動局101を周辺ゾーンに分散させる
効果がある。例えば移動局101が在圏している基地局102
のゾーンにトラヒックが集中しているとすると、周辺基
地局104の受信電界レベルが他の周辺基地局より高いと
すると、移動局101は基地局104のゾーンにゾーン移行す
る。
にはゾーン境界をある程度越えてもゾーン移行の判定を
行わないため、周辺のエリアのトラヒックが多く、自局
エリアのトラヒックが少ない場合に、周辺基地局103〜1
08へのチャネル切り換えを抑制することができる。
きに、レベル測定を行った場合に最大出力で送信した場
合に比べて移動局では低く受信されるが、基地局が補正
値を移動局に通知することにより、基地局が送信電力制
御を行っていても正確なゾーン移行の判定ができる。さ
らに、移動局に通知する受信電界レベルの補正値をダイ
レクトに操作することにより、エリアのトラヒック分布
が特定のゾーンへ集中することを回避することにより、
呼損率を低下させることができる等、実用上極めて有用
である。
図、 第3図は本発明の一実施例の移動局の構成図、 第4図は本発明の一実施例の移動局での測定動作の説明
図、 第5図は本発明の一実施例の移動局でのレベル測定結果
及び補正動作の説明図、 第6図は本発明の一実施例のシーケンスを示す図であ
る。 101……移動局,102〜108……基地局、201……変調回
路、202……復調回路、203……シンセサイザ、204……
受信電界レベル測定回路、205……タイミング発生回
路、206……符号化回路、207……制御回路、208……復
号化回路。
Claims (2)
- 【請求項1】複数の基地局でサービスエリアをカバー
し、移動局と基地局間で、時分割多元接続方式で通信を
行い、移動局での受信電界レベルに応じて基地局送信電
力を制御する移動通信方式のゾーン判定方法において、 前記移動局は測定手段により通信中の在圏ゾーンの第1
の受信電界レベルと周辺ゾーンの第2の受信電界レベル
を測定し、前記基地局に該第1の受信電界レベルの測定
結果を送信し、 該基地局は受信した該第1の受信電界レベルに基づいて
送信電力に関する情報を該移動局に送信し、 該移動局は受信した該送信電力に関する情報を基に補正
した通信中の無線チャネルの受信電界レベルと前記第2
の受信電界レベルとを判定手段により比較してゾーンを
判定する ことを特徴とするゾーン判定方法。 - 【請求項2】前記基地局が受信電界レベルの補正情報を
前記移動局に送信し、前記移動局が受信電界レベルを比
較して在圏ゾーンの判定を行う際に、 前記移動局は受信した補正情報を基に前記通信中の無線
チャネルの受信電界レベルを補正する ことを特徴とする請求項1記載のゾーン判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33638190A JP2854967B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ゾーン判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33638190A JP2854967B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ゾーン判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04207534A JPH04207534A (ja) | 1992-07-29 |
JP2854967B2 true JP2854967B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=18298551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33638190A Expired - Lifetime JP2854967B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ゾーン判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2854967B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2818518B2 (ja) * | 1992-02-27 | 1998-10-30 | 日本電気株式会社 | Tdma方式移動体通信システムハンドオーバー制御方式 |
TW347616B (en) * | 1995-03-31 | 1998-12-11 | Qualcomm Inc | Method and apparatus for performing fast power control in a mobile communication system a method and apparatus for controlling transmission power in a mobile communication system is disclosed. |
JP2008072669A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Fujitsu Ltd | 無線通信システムにおいて使用される基地局装置 |
US8126499B2 (en) * | 2007-07-06 | 2012-02-28 | Qualcomm Incorporated | Processing Qoffset parameter |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33638190A patent/JP2854967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04207534A (ja) | 1992-07-29 |
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