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JP2843196B2 - 第2高調波発生装置 - Google Patents

第2高調波発生装置

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JP2843196B2
JP2843196B2 JP5767992A JP5767992A JP2843196B2 JP 2843196 B2 JP2843196 B2 JP 2843196B2 JP 5767992 A JP5767992 A JP 5767992A JP 5767992 A JP5767992 A JP 5767992A JP 2843196 B2 JP2843196 B2 JP 2843196B2
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light
harmonic
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lens
optical waveguide
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啓助 篠崎
健 上條
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基本波光源の波長を
1/2の波長の光に変換する装置、特に半導体レーザ
(LD)の光を1/2の波長の光に変換する光第2高調
波発生(SHG)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第2高調波発生装置に関しては、
例えば、文献 (I)特開昭61−239231 (II)第51回応用物理学会学術講演会講演予稿集29p
-P-7 p.988(1990) (III)SPIE Vol.1148 ,ノンリニア オプチカル
プロパティーズ オブマテリアルズ「Nonlinear Optica
l Properties of Materials 」(1989) pp.207〜212. に開示された技術が知られている。
【0003】先ず、文献(I)に開示されている第2高
調波発生(SHG)素子について説明する。図4の
(A)は、周知のチェレンコフ放射形第2高調波発生素
子の概略的斜視図であり、また、図4の(B)は、図4
の(A)のSHG素子の、光導波路を含み、これに沿っ
てとって示した断面図である。このSHG素子10は、
LiNbO3 基板12にプロトン交換法により、光導波
路14を形成した構造となっている。この光導波路14
に基本波長λ(ω)(但し、ωは角周波数)を有する光
(以下、単に基本波光または基本波という。)16を入
射させて、この導波路中を伝播させると、チェレンコフ
条件を満たす角度θ(チェレンコフ角と称する。)の方
向に基本波長の1/2の波長λ(2ω)を有する光(以
下、単に、第2高調波(SH波またはSH光ともい
う。))18が取り出される(図4の(A)および
(B))。チェレンコフ条件は、光導波路14を伝播す
る基本波16の実効屈折率をN(ω)とし、基板12の
SH波18に対する屈折率をn(2ω)とすると、次式
(1)で与えられる。
【0004】 n(2ω)cosθ=N(ω) (1) この方式のSHG素子10は、位相整合が容易にとれる
点に特色があり、かつ、最近非常に変換効率の高い優れ
た素子が作られるようになった。しかし取り出されるS
H波がチェレンコフ放射状の光束(コーンの形状をした
放射パターンで出射する光束のことで、以後、単に、チ
ェレンコフ放射光という)であるために、通常のレンズ
では集光できないのが難点である。尚、光束は光線束と
もいう。
【0005】そこで、チェレンコフ放射光を集光するた
めに、従来、特別な光学系を、SHG素子と組み合わせ
た構造が提案された。このような構造の例が上述した文
献(II)および(III)に開示されている。
【0006】図5の(A)および(B)は、文献(I)
に開示されているSHG素子10と同様の構造のSHG
素子を用いたSHG装置の要部を概略的に示す斜視図お
よび断面図である。このSHG素子10から出射したS
H波従ってチェレンコフ放射光が、グレーティングアキ
シコンレンズ20によって、平面波となると共に通常の
レンズの作用によりスクリーン22上にほぼ一点として
集光される。なお、グレーティングアキシコンレンズ2
0は、次に説明するアキシコンレンズと通常のレンズの
機能を合わせ持っているグレーティング形(ゾーンプレ
ート形)の複合レンズである。アキシコンレンズは、周
知の通り、特殊なレンズであり、その形状は後述する図
6に符号34を付して断面形状を示してあるように、頂
角αの円錐とその後に円柱が組み合わされた形状をして
いる。そして、このアキシコンレンズは、チェレンコフ
放射光をコリメート(平面波にする)する作用を有して
いる。従って、あるアキシコンレンズが、チェレンコフ
角θ1 の光束に対してコリメートする能力がある場合、
このレンズは、これとは異なるチェレンコフ角θ2 をな
す光束に対してはコリメートする能力はない。そこで、
グレーティング形のレンズとして形成すると、アキシコ
ンレンズとしての機能と通常のレンズとしての機能を一
つの部品で実現できることとなる。しかし、この場合で
あっても、チェレンコフ角θに対する集光能力の許容度
がそれほど広く(大きく)なるわけではない。ここでい
う許容度とは、θの変化に対する集光スポットのボケの
大きさの程度である。許容が大きいほど技術的には、S
H波従ってチェレンコフ放射光を集光させ易いことにな
る。このように、SHG素子を利用して短波長化する目
的のひとつは、ビーム径の大きい光をできるだけ微小な
スポットまたは出来るだけ細い光にすることであるの
で、ビームスポットのボケが大きくなることは実用上著
しく支障を来す。
【0007】またもう一つの問題は、アキシコンレンズ
によって集光できるのは、完全な形のチェレンコフ放射
光であり、図4および図5で用いたプレーナ形のSHG
素子では、基板12の表面に光導波路14を形成した構
造であるため、チェレンコフ光の下半分だけ(基板側だ
け)のSH波18しか得られないので、θが適切に設定
されていても理想的なスポットには集光できないという
点である。この様子を、図5の(A)に示したスクリー
ン22上に示してある。なお、基本波光16も同様に下
半分だけスクリーン上に投射されているのがわかる。
【0008】そこで、文献(III)に開示されているよう
な、ファイバ形のSHG素子30が提案された。この素
子30によれば、チェレンコフ角がθで、出射方向に対
して直交する面内において、帯状のリングの形態で光が
分布したチェレンコフ放射光としてSH光(波)が得ら
れること、および、アキシコンレンズの頂角αを適切に
設定すれば、SH光を理想的なスポットに集光できる。
以下、この内容を図6を参照して説明する。
【0009】図6は、スポット状の収束光を得るため
の、従来のSHG装置の要部を概略的に示す構成図であ
る。光ファイバ形SHG素子30は、コア32aとクラ
ッド32bとからなり、コア32aをフリントガラスS
F4およびクラッド32bを有機非線形光学結晶である
4−(N,N−ジメチルアミノ)−3−アセトアミドニ
トロベンゼン(4−(N ,N-dimethylamino )−3−ac
etamidonitrobenzene (DAN))の材料として用いて
単結晶ファイバ化して形成したものである。コア32a
の基本波16に対する屈折率をN(ω)、クラッド32
bのSH波(SHG光)18に対する屈折率をn(2
ω)とすると、上述した(1)式を満足するθを頂角の
半分とするチェレンコフ放射光として、SH光18が取
り出される。このSH光18は前者のプレーナ形のSH
G素子からのチェレンコフ光とは異なり、欠けた部分の
ない円帯状である。このため、図6に示すように、アキ
シコンレンズ34(頂角α)を用いて理想的なスポット
に集光できる。この点につき、さらに詳しく説明する。
【0010】ファイバ形SHG素子30の一端から基本
波16を導入し、他端からSH光18と基本波16を出
射させる。このうちSH波18はアキシコンレンズ34
によりチェレンコフ放射光が平面波(平行光)にされた
後、さらに対物レンズ36にスポット状に集光される。
アキシコンレンズ34の素材のSH波に対する屈折率を
A (2ω)とすると、角度θとαとの関係が次式
(2)を満足すれば、図に示すようなチェレンコフ放射
光はこのアキシコンレンズ34により平行光に変えられ
る。
【0011】 COS[(α/2)−θ)]=nA ・COS(α/2) (2) すなわち COS[(α/2)−COS-1{N(ω)/n(2ω)}] =nA (2ω)・COS(α/2) (3) チェレンコフ光が理想的なスポットに集光されるのは、
この(3)式を満足するときに限られる。したがって、
基本波の波長すなわち角周波数ωが異なれば集光点はぼ
けることになる。これは実用上極めて大きな障害とな
る。特に半導体レーザ(LD)を基本波光源とした応用
において障害となる。通常、頂角αを予め定めてアキシ
コンレンズを形成している。このため、このレンズに対
して式(2)ないし式(3)を満足する波長で発振する
半導体レーザ(LD)を見つけ出すことは容易でない。
しかも、LDの発振波長は注入電流値や周囲温度により
変動するから、この変動に対応出来るようにするために
は、従来は、予想し得るSH波の波長に適合したアキシ
コンレンズを全て用意しておき、波長の変化毎にアキシ
コンレンズの交換をする必要があるが、このような処置
は事実上不可能であるし、また、全ての波長に対応する
個別のアキシコンレンズを用意することも現実的ではな
い。
【0012】通常、SHG素子を利用した短波長光源の
使用は、第2高調波光を光軸上で最大光強度を持った平
行光線束に変換するため、或いは、第2高調波光を一点
へ集光させるためである。図6に示すようにSH光束は
平行光線束としてアキシコンレンズの後方で得られる
が、既に説明したように、光軸上の光強度が0であると
いう中心部分が抜けた円筒状の光束である。しかし、工
業上の応用では、光軸上での光強度が最大になっている
いわゆるガウスビームが最も用途が広い。またアキシコ
ンレンズの後方でえられる光束も光の回折効果のために
平行光線束といえども少しずつ光束の半径は広がって伝
播していく。
【0013】ところで、文献(IV)「フィジカル レ
ビュー レッターズ(PHYSICAL REVIEW
LETTERS),Vol.58,No.15(19
87),pp.1499−1501」に、光軸に垂直な
断面内に一様な光強度分布を有する平行光線束に対し
て、円環状のスリットと凸レンズとを組み合わせること
により、無回折モードであって、しかも、1波長程度の
半径を持つ平行光線束が得られる技術が開示されてい
る。この組み合わせ構造を図7に示す。図中、40波ス
リット板であり、通常は、使用光に対して透明な材料、
たとえばガラス版に、不透明遮光膜を設けて、スリット
40aの部分だけ、光が透過出来るように構成してあ
る。このスリット40aを円環状に形成してあり、その
平均半径をdとし、スリット幅を△dしてある。凸レン
ズ42の焦点距離fだけ離れた光軸上にこのスリット板
40を、その円環状スリット42aの径の中心が位置す
るように、光軸に対して垂直となるように設けてある。
この文献によれば、無回折モードの微細径の平行光線束
が得られる範囲は、凸レンズから最長伝播距離ZMAX
範囲内であるという。しかし、得られた無回折モードの
平行光線束の光強度は、入射光Lの光強度の1/100
以下となってしまい、実用的ではない。
【0014】そこで、図6に示した構成のうち、対物レ
ンズ36を用いる代わりに、円環(リング)状のスリッ
ト40と凸レンズ42との組み合わせ構造を用いれば、
一応、光強度の大なる微細径の平行光線束を得ることが
出来ると考えられる。その構成を図8に示す。しかし、
この場合には、SHG素子として光ファイバ形のSHG
素子30を使用しているため、仮に光源として半導体レ
ーザ(LD)を用いたとしても、発振波長の安定化を図
れないため、チェレンコフ角が一定せず、アキシコンレ
ンズ34を通過した平行光線束を、常時、スリット40
aに一致させることが困難であり、このため、図8に示
した構成は、実用的ではない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のチ
ェレンコフ放射形位相整合法によるSHG技術では、こ
れを実用化するには、整理すると、下記のような種々の
解決すべき問題がある。
【0016】従来のプレーナ形光導波路を用いチェレ
ンコフ形の位相整合によるSHG素子の場合、チェレン
コフ放射光の一部を欠いた形になるため、原理的に一点
に集光することができない。
【0017】ファイバ形の光導波路を用いチェレンコ
フ形の位相整合によるSHG素子の場合、アキシコンレ
ンズ通過後円帯(円環)状に光が分布した円筒状チェレ
ンコフ光が得られる。しかし、集光に必要な部品の一つ
であるアキシコンレンズの形状により決まる放射角のチ
ェレンコフ放射光のみが集光できることに止まり、すな
わち集光できる条件は極めて狭いので応用上極めて使い
にくい。
【0018】また、従来のチェレンコフ放射型SHG
装置から得られるSH光束は光軸上に光強度を持たない
円筒形の平行光線束であり、しかも、回折効果により光
束の半径は徐々に広がって大きくなって行くので、実用
上支障を来す恐れがある。
【0019】また、従来のファイバ形SHG素子を用
いて無回折モードの平行光線束を得ようとしても、安定
している無回折モードの平行光線束が、常時、得られな
いので、実用性に乏しい。
【0020】この発明の目的は、発振波長が安定し、し
かも、第2高調波光の一点へ集光を容易に可能とするか
または光軸上で最大強度を持った第2高調波光の平行光
線束を安定して得ることを可能とするSHG装置を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の第2高調波発生装置によれば、(a)両
端面を低反射面として形成した半導体レーザと、(b)
この半導体レーザからの基本波光を第2高調波光に変換
する、チェレンコフ放射形第2高調波発生(SHG)素
子と、(c)この半導体レーザからの出射光をSHG素
子の光導波路に集光し、かつこの光導波路からの帰還光
をこの半導体レーザへ入力させるための光学系と、
(d)このSHG素子から出射した、第2高調波光とし
てのチェレンコフ放射光を平行光線束にするためのアキ
シコンレンズとを含む第2高調波発生装置において、
(e)この光導波路を、周期的屈折率分布構造として形
成した非線形光導波路とし、(f)このSHG素子を、
この光導波路の入・出射端面以外の外周囲を第2高調波
光に対して透明な材料層で形成してあることを特徴とす
る。
【0022】この発明の実施に当たり、好ましくは、こ
の周期的屈折率分布構造を、前述の基本波に対して第1
および第2屈折率領域を交互に周期的に配列して形成し
ておき、その周期をΛとするとき、このΛは下記の条件
を満足する構成とするのが良い。
【0023】Λ=P・λ(ω)/2N(ω) 但し、 COSθ=N(ω)/n(2ω) および COS[(α/2)−θ]=nA (2ω)・COS(α/2) であって、Pは正の整数、λ(ω)は前述の基本波の波
長、N(ω)はこの基本波に対する前述の光導波路の実
効屈折率、n(ω)は前述の材料層の、第2高調波光に
対する屈折率、nA (2ω)は前述のアキシコンレンズ
の、第2高調波光に対する屈折率およびαは前述のアキ
シコンレンズの頂角である。
【0024】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、前述のアキシコンレンズの後段に対物レンズを設け
た構成とするのが良い。
【0025】また、アキシコンレンズの後段に、前述の
平行光線束にされたチェレンコフ放射光を通過させるリ
ング状のスリットと、このスリットの後段に該スリット
を含む面から焦点距離だけ離れているレンズとを含む構
成とするのが良い。
【0026】また、アキシコンレンズの代わりにフレネ
ルゾーンプレートを用いても良い。
【0027】
【作用】この発明の第2高調波発生装置によれば、SH
G素子の光導波路を、その入・出射端面以外の外周囲を
第2高調波光に対して透明な、少なくとも一つの材料層
で形成してあるので、発生するSH光を欠けた部分のな
い円環状の形のチェレンコフ放射光として取り出せるこ
とになる。従って、SHG素子から発生したSH光をア
キシコンレンズによって光軸に対して直交する面内での
断面における光強度分布が円環状分布となっている、円
筒状の平行光線束に、常時、変換することが出来る。こ
の平行光線束を適当な対物レンズを用いて集光させるこ
とによって、実質的にボケの無い、スポットとして集光
出来る。
【0028】また、上述した構成によれば、光導波路を
周期的屈折率分布構造として構成してあるので、半導体
レーザ(LD)からの基本波は、SHG素子において、
ブラッグ反射により位相整合条件に合致した基本波がこ
のLDに帰還する。そして、LDの両端面に低反射率コ
ーティングを施してあるため、しきい値電流が大きい。
このため、周期的屈折率構造の周期をSH光の集光条件
に合致するように設計しておけば、LDは設計通りの発
振波長で自動的に安定して発振する。その結果、チェレ
ンコフ放射光としてのSH光は、SHG素子から安定し
たチェレンコフ角θで出射するので、予め基本波の発振
を設計に応じて定めておけば、アキシコンレンズの頂角
αもこの角度θに対応させて定めておくことができ、従
って、安定した、チェレンコフ放射光の平行光線束を、
常時、得る。そのため、この平行光線束を対物レンズで
集光させると、ボケの無い、光強度の大なる微小なスポ
ットとして集光出来る。
【0029】また、アキシコンレンズの後段に円環状の
スリットを設け、このスリットを焦平面に位置させたレ
ンズを用いることによって、無回折モードの光束であっ
て、しかも、光軸上で最大光強度を有する平行光線束
を、常時、安定して得る。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
つき説明する。なお、図は、この発明が理解出来る程度
に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概略的に
示してあるにすぎない。
【0031】図1は、この発明の第2高調波発生装置の
一実施例を示す構成図である。図2の(A)および
(B)は、この発明の一構成成分として用いるSHG素
子の構造の一実施例を示す斜視図および断面図である。
図3は、この発明の他の実施例を示す構成図である。
【0032】この発明の第2高調波発生装置(SHG装
置)は、光源としての半導体レーザ100と、光学系1
10と、チェレンコフ放射形第2高調波発生素子(SH
G素子)120と、アキシコンレンズ130とを少なく
とも具えた構造となっている(図1)。
【0033】次に、このSHG装置の各構成成分につき
説明するが、既に説明した構成成分については、特に必
要がある場合を除き、その説明の詳細を省略する。先
ず、この発明で使用する半導体レーザ(LD)100
は、その両端面を低反射面として形成する。半導体レー
ザ100の両端面を低反射面(AR面)とすることによ
り、通常の半導体レーザよりも、しきい値電流を充分に
大きくすることができる。そのため、後述するSHG素
子120からの帰還光により、しきい値を越えた基本波
F で発振する。この低反射面は、半導体レーザ100
の入・出射端面に低反射膜をコーティングして設ければ
良く、このコーティング技術は、従来普通に用いられて
いる。
【0034】光学系110は、半導体レーザ100とS
HG素子120とを光学的に結合させる手段であるた
め、この半導体レーザ100からの出射光をSHG素子
120の光導波路122に集光し、かつこの光導波路1
22からの帰還光をこの半導体レーザ100へ入力させ
る構成となっていれば良い。この実施例では、半導体レ
ーザ100側から、ロリメートレンズ112、アナモル
フィックプリズムペア114および集光レンズ116を
もって構成してある。当然ながら、光ファイバ或いはそ
の他の光学手段(空気空間およびまたは真空空間をも含
む。)等を用いて両者100および120を光学的に結
合させてもよい。
【0035】チェレンコフ放射形第2高調波発生(SH
G)素子122は、この半導体レーザ100からの基本
波光を第2高調波光に変換する素子である。このSHG
素子につき図2の(A)および(B)を参照して説明す
る。
【0036】このSHG素子120は、光導波路122
と、その入・出射端面以外の外周囲を取り囲む、第2高
調波光に対して透明な材料層124で構成する(図2の
(A))。この実施例では、SHG素子120を、従来
公知の、基板126およびこれに設けた非線形光導波路
122からなるプレーナ形SHG素子の上面に、クラッ
ド128を設けた構造としている。そして、この光導波
路122を、周期的屈折率分布構造として形成した非線
形光導波路として、従来周知のプロトン交換法(Li−
+ 交換法)で基板126に形成する。
【0037】図2の(A)には、周期的屈折率分布構造
として示してないが、この光導波路122を第1および
第2屈折率領域122aおよび122bをもって構成す
る。この実施例では、例えば、図2の(B)に示すよう
に、高屈折率部122aおよび低屈折率部122bの2
つの屈折率の異なる部分を交互に導波方向に沿って周期
的に配列させて構成してある。この構造は、一旦、イオ
ン交換法を用いて、基板126に低屈折率部122bの
材料で光導波路の原形を形成した後、イオン交換法を用
いて、一定の周期でかつ一定の幅で高屈折率部122a
を作り込めば良い。
【0038】次に、光導波路122が形成されている基
板126の全面に、基板と同一の材料でクラッド128
を設ける。基板とクラッドとを同一の材料で形成したの
は、基板側とクラッド側とで、チェレンコフ角を同一に
するためである。この材料として、第2高調波に対して
透明な、例えば、LiNbO3 を用いるのが好適であ
る。従って、この実施例では、この材料層124を、基
板126と、この基板および光導波路に光学的にコンタ
クトしたクラッド128をもって構成してある。
【0039】また、これら高屈折率部122aおよび低
屈折率部122bの両者の屈折率差を、好ましくは、小
さくしておくのが良い。このようにすると、チェレンコ
フ放射光の出射モードを実質的に同一とすることが出来
る。チェレンコフ放射光のモードが異なってしまうと、
SHG素子120から取り出されるSH光が後段のアキ
シコンレンズ(図1の130)によって集光不可能なモ
ードとなってしまい、実用性の乏しいSHG装置となっ
てしまう。
【0040】次に、このSHG素子120が満たすべき
条件につき検討する。SHG素子は、半導体レーザ10
0を基本波で安定発振させるための帰還光を出射させる
と共に、一定のチェレンコフ角θで第2高調波を発生さ
せる必要がある。このため、SHG素子120の光導波
路122はブラッグ反射を生じさせるように構成するこ
とを要する。
【0041】今、周期的屈折率構造の一周期をΛとす
る。このとき、このΛは下記の条件を満足する構成とす
るのが良い。
【0042】 Λ=P・λ(ω)/2N(ω) (5) 但し、 COSθ=N(ω)/n(2ω) (6) および COS[(α/2)−θ]=nA (2ω)・COS(α/2) (7) である。ここで、Pは正の整数でブラッグ反射の次数で
与えられ、λ(ω)は基本波の波長、N(ω)はこの基
本波に対する光導波路122の実効屈折率、n(ω)は
材料層124の、第2高調波光に対する屈折率、n
A (2ω)はアキシコンレンズ130の、第2高調波光
に対する屈折率およびαはこのアキシコンレンズの頂角
である。なお、式(6)は、式(1)に対応しており、
式(7)は、式(2)に対応している。また、実効屈折
率とは、高および低屈折率部の屈折率の算術平均値で与
えられるが、両屈折率部の屈折率の値は極めて近接した
値であるので、どちらかの屈折率部の屈折率で近似的に
与えてもよい。
【0043】以下、この条件につき説明する。光導波路
122の光屈折率部122aおよび低屈折率部122b
の基本波LF に対する屈折率をそれぞれNa(ω)およ
びNb(ω)とする。また、SH波LS に対するそれぞ
れの屈折率をnSA(2ω)およびnSB(2ω)とする。
このとき両屈折率部122aおよび122bにおけるチ
ェレンコフ放射角θaおよびθbのずれ角△θは次式で
与えられる。
【0044】 △θ=COS-1[Na(ω)/nSA(2ω)] −COS-1[Nb(ω)/nSB(2ω)] (8) この式において、△θは零(0)であることが理想的で
はあるから、屈折率差[Na(ω)−Nb(ω)]およ
び[nSA(2ω)−nSB(2ω)]は、それぞれ、小さ
いことが望ましい。しかし、屈折率差を零とすること
は、この発明の効果を達成出来ないので、どの程度間で
この屈折率差を小さくすれば良いのか評価する必要があ
る。
【0045】そこで、図2の(B)に示す構造におい
て、SHG素子120の導波方向の長さDを5mmとし
て検討する。屈折率周期構造の周期Λは、基本波LF
波長λ(ω)を830nmとすると、Na(ω)=2.
172となる。周期的屈折率分布構造が、仮に9次のブ
ラッグ反射を起こすとすると、Pは9であり、その場
合、式(5)で与えられる周期Λは、Λ=9×0.83
/(2×2.172)=1.72となる。今、、D=5
mmであるとしているので、このSHG素子120で
は、2900周期のブラッグ反射格子が形成されている
こととなる。
【0046】次に、仮に[Na(ω)−Nb(ω)]=
0.001とすると、[nSA(2ω)−nSB(2ω)]
も0.001程度となり、ブラッグ反射率Rは、周知の
次式(9)を使って計算すると、ほぼ94.3%とな
り、充分な反射率を有していることが理解出来る。な
お、n1 およびn2 は、光導波路の入・出射端面と接す
る空気の屈折率で1とし、rを周期Λの繰り返し数、こ
こでは2900とする。
【0047】 R={[A]/[B]}2 [A]=1−(Na(ω)/n1 )×(Na(ω)/n2 ) ×(Na(ω)/Nb(ω))2r [B]=1+(Na(ω)/n1 )×(Na(ω)/n2 ) ×(Na(ω)/Nb(ω))2r ・・・(9) Na(ω)=2.173とし、Nb(ω)=2.172
として式(9)を計算すると、R=0.943となる。
【0048】一方、この場合のチェレンコフ放射角θa
およびθbのずれは、第2高調波の波長415nm対す
る高および低屈折率部122aおよび122bの屈折率
をそれぞれnSA=2.312およびnSB=2.311で
あるとすると、 θa=COS-1[Na(ω)/nSA(2ω)]=19.9688° θb=COS-1[Nb(ω)/nSB(2ω)]=19.9688° となる。従って、式(8)から、 △θ=0.0043° という極めて小さな値となっている。この値は、当業者
には、半導体レーザを安定発振させない場合の従来構造
のSHG装置の場合に比べて充分小さな値であると理解
出来る。このように約1000分の4°〜5°程度とい
う小さい値のずれ角△θで放射されたSH波LS1を、後
段に設けたアキシコンレンズ130で、何ら支障なく、
集光し、それによりドーナツ状の光強度分布を持った平
行光線束LS2を出射させることが出来る(図1)。ま
た、この程度の屈折率差を与える光導波路122を、現
在のイオン交換技術をもって形成することが出来るの
で、実用に供するチェレンコフ放射形SHG素子を形成
することが出来る。
【0049】このように、図1に示す構成例では、半導
体レーザ100の両端面をARコーティングして発振し
きい値を充分大きく設定してある。そして、SHG素子
120の周期的屈折率分布構造の光導波路122を、式
(5)を満足するブラッグ反射が生ずるように、構成出
来るので、半導体レーザ100は、SHG素子122に
おいて自動的に式(5)を満足した光の帰還をうけるの
で、半導体レーザ100は、一旦発振が開始すると、基
本波は自動的に一定の波長で安定に発振し、しかも、発
振波長は、周囲の温度や注入電流値の変化の影響をほと
んど受けない。従って、少なくとも、式(5)、(6)
および(7)を満足させるようにSHG素子を構成すれ
ば、安定発振している基本波を、第2高調波としてのチ
ェレンコフ放射光に、効率よく変換し、しかも、このチ
ェレンコフ放射光を、その放射角度も実質的に同一と見
做し得る範囲内で放射させることが出来るということが
理解出来る。
【0050】図1に示した実施例では、好適例として、
この発明のSHG装置の構成の一部分として、アキシコ
ンレンズ130の後段に対物レンズ140を設けてい
る。この構成によれば、アキシコンレンズ130からの
円筒状の平行光線束LS2を対物レンズ140によって効
率良く一点に集光させてスポット状の集光点150を得
ることが出来る。
【0051】図3は、この発明の他の好適実施例の構成
を示す図である。この実施例によれば、アキシコンレン
ズ130の後段に、平行光線束にされたチェレンコフ放
射光(第2高調波光:SH波)LS2を通過させるリング
状のスリット160aと、このスリット160aの後段
にこのスリットを含む面(スリット板160の面)から
焦点距離fだけ離れているレンズ162とを含む構成と
している。この実施例では、光学系110を単なる空気
の間隙としてある。また、スリット板160は、図8で
説明したスリット板と同様に形成することが出来る。ま
た、レンズ162とスリット板160との組み合わせ
も、図8の場合と同様にして組み合わせれば良い。その
他の各構成成分は、図1に示した構成成分と同様である
ので、その詳細な説明を省略する。
【0052】図3に示すSHG装置の構成によれば、ア
キシコンレンズ130で平行光線束にされた、光強度が
光軸に直交する面内において円環状に分布したSH光L
S2を効率よく集光してレンズ162の後方の、当該レン
ズ162から最長伝播距離に至る範囲内の光軸上に、無
回折モードの、微細径の平行光線束164を形成するこ
とが出来る。この最長伝播距離は、通常、数十cmであ
るので、実用上何ら支障がない。また、この構成によれ
ば、アキシコンレンズ130からの平行なSH光LS2
実質的に存在している領域にのみスリット160aを設
けた構成となっているので、SH光の光強度が最大とな
っている部分がスリット160aを通過することとな
る。従って、スリット160およびレンズ162によっ
て集光された平行光線束164の光強度は、従来構成の
場合とは異なり、実質的に弱まっていない。このため、
光軸上にボケの生じない、最大光強度を持った平行光線
束を得ることが出来る。なお、SHG素子120のSH
波LS1の出射側の端面からアキシコンレンズ130まで
の距離Sが変わると、対応して平行光線束LS2の中心間
の径が変わるため、このスリット160aの径dも、こ
の距離Sに対応させて予め設定することが出来る。
【0053】この発明は、上述した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、多くの変形または変更を行ない得る
ことが明らかである。例えば、上述した実施例では、S
HG素子として、光導波路を形成した基板上にクラッド
を設けた構成としたが、光導波路を中心としてその周囲
に同一の第2高調波に対して透明な材料層を具えた構造
であれば良い。従って、例えば、周期的屈折率構造を有
する光導波路を形成したファイバ状のチェレンコフ放射
形SHG素子であってもよい。
【0054】また、SHG素子を形成する材料としてL
iNbO3 を用いたが、これを用いる代わりに、LiT
aO3 とかKTP(KTiOPO4 )とかその他の非線
形光学材料を用いても形成することが出来る。
【0055】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の第2高調波発生装置によれば以下に掲げるよう
な利点を有している。
【0056】半導体レーザとチェレンコフ放射形SH
G素子を組み合わせてあるので、装置の小型化が可能と
なる。
【0057】また、SHG素子の光導波路を周期的屈
折率構造とし、かつ、半導体レーザの入・出射端面を低
反射面としてあるため、半導体レーザの駆動電流値や周
囲温度等に影響されずに、設計した基本波発振波長で安
定発振させることが出来る。
【0058】また、SHG素子を、光導波路の外周囲
を同一の材料からなる層で取り囲んであるため、この層
の第2高調波に対する屈折率は一様に構成されることと
なり、従って、チェレンコフ放射光は、常に、光導波路
の周囲360°にわたり一定の放射角度で放射される。
このため、基本波の波長が決まれば、第2高調波はSH
G素子から円環状に一定の放射角度で自動的に、かつ、
安定して放射するので、後段のアキシコンレンズにより
常に平行光線束を得ることが出来る。このため、設計に
応じた基本波の波長に対応した頂角を有するアキシコン
レンズを用意しておけば済むので、無駄が省ける。
【0059】上述した〜の結果、アキシコンレン
ズの後段に集光レンズを配置することによって、第2高
調波をボケのない、光強度の大なるおよび微細径のスポ
ットとして集光出来る。また、アキシコンレンズの後段
にスリットと対物レンズの組み合わせ構造を配置するこ
とによって、光軸上に光強度の大なる、ボケのないおよ
び微細径の平行光線束を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第2高調波発生装置(SHG装置)
の第1実施例の説明に供する概略的構成図である。
【図2】(A)は、この発明のSHG装置で使用するS
HG素子の一実施例を概略的に示す斜視図であり、
(B)は、図(A)の断面図である。
【図3】この発明のSHG装置の第2実施例の説明に供
する概略的構成図である。
【図4】(A)は、従来のチェレンコフ放射形第2高調
波発生素子の概略的斜視図であり、(B)は、図(A)
の断面図である。
【図5】(A)は、従来のSHG装置の要部を概略的に
示す斜視図であり、(B)は、図(A)の断面図であ
る。
【図6】スポット状の収束光を得るための従来のSHG
装置を概略的に示す構成図である。
【図7】光強度が一様に分布している平行光線束を光軸
上の平行光線束に変換するための従来のスリットと対物
レンズの組み合わせ構造を示す構成図である。
【図8】光軸上に平行光線束を得るための従来のSHG
装置を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
100:半導体レーザ(LD)、 110:光
学系 112:ロリメートレンズ 114:アナモルフィックプリズムペア、 116:集
光レンズ 120:SHG素子、 122:光
導波路 122a:高屈折率部、 122b:
低屈折率部 124:材料層、 126:基
板 128:クラッド、 130:ア
キシコンレンズ 140:集光レンズ、 150:ス
ポット 160スリット板、 160a:
スリット 162:対物レンズ、 164:
(光軸上の)平行光線束 LF :基本波光、 LS2:チェ
レンコフ放射光 LS2:(光強度分布が円環状の)チェレンコフ放射光。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)両端面を低反射面として形成した
    半導体レーザと、 (b)該半導体レーザからの基本波光を第2高調波光に
    変換する、チェレンコフ放射形第2高調波発生(SH
    G)素子と、 (c)前記半導体レーザからの出射光をSHG素子の光
    導波路に集光し、かつこの光導波路からの帰還光をこの
    半導体レーザへ入力させるための光学系と、 (d)前記SHG素子から出射した、第2高調波光とし
    てのチェレンコフ放射光を平行光線束にするためのアキ
    シコンレンズとを含む第2高調波発生装置において、 (e)前記光導波路を、周期的屈折率分布構造として形
    成した非線形光導波路とし、 (f)前記SHG素子を、前記光導波路の入・出射端面
    以外の外周囲を第2高調波光に対して透明な材料層で形
    成してあることを特徴とする第2高調波発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の第2高調波発生装置に
    おいて、 前期周期的屈折率分布構造を、前期基本波に対して第1
    および第2屈折率領域を交互に周期的に配列して形成し
    てあり、 その周期をΛとするとき、該Λは下記の条件を満足する
    ことを特徴とする第2高調波発生装置。 Λ=P・λ(ω)/2N(ω) 但し、 COSθ=N(ω)・n(2ω) および COS[(α/2)−θ]=nA (2ω)・COS(α/2) であって、Pは正の整数、λ(ω)は前記基本波の波
    長、N(ω)は前記基本波に対する前記光導波路の実効
    屈折率、θはチェレンコフ角、n(2ω)は前記材料層
    の、第2高調波光に対する屈折率、nA(2ω)は前記
    アキシコンレンズの、第2高調波光に対する屈折率およ
    びαは前記アキシコンレンズの頂角である。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の第2高調波発生装置に
    おいて、 前記アキシコンレンズの後段に設けた対物レンズを含む
    ことを特徴とする第2高調波発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の第2高調波発生装置に
    おいて、 前記アキシコンレンズの後段に、前記平行光線束にされ
    たチェレンコフ放射光を通過させるリング状のスリット
    と、該スリットの後段に該スリットを含む面から焦点距
    離だけ離れているレンズとを含むことを特徴とする第2
    高調波発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアキシコンレンズの代
    わりにフレネルゾーンプレートを用いることを特徴とす
    る第2高調波発生装置。
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