JP2739443B2 - クリーム状食材の攪拌冷却装置 - Google Patents
クリーム状食材の攪拌冷却装置Info
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Description
タークリームなどの各種クリーム状食材を短時間での効
率良く、しかも全体的な均一に攪拌冷却する装置に関す
る。
はそのカスタードクリームの原料である卵黄や薄力粉、
コンスターチ、砂糖、牛乳などを所定の配合比率として
煮炊き攪拌し、その煮上がる直前にバターやラム酒など
の添加により風味を付けているが、その約80〜100
℃の高温状態に放置すると、表面に皮膜が張って冷め難
く、又その約40〜50度に低下した状態において雑菌
が繁殖しやすく、変質や腐蝕を起す問題がある。
温状態のカスタードクリームを、別個なボール鍋などの
容器に移し入れた上、その容器の底面に水や氷を当てる
と共に、ありふれたハンドミキサーにより攪拌して、上
記カスタードクリームを常温又はそれ以下に冷却作業し
ている。
方法では水や氷を頻繁に取り替える手間を要し、煮炊き
攪拌し終えたカスタードクリームの一定単位量を短時間
での効率良く、且つ全体的な均一に冷却することができ
ず、このことは特に単位量の増大した場合に顕著とな
り、その単位量の変化に対応することも困難である。
り、或いは内部に誤って水が混入したりして、そのカス
タードクリームを不良品化してしまう心配もある。
クリームのみに限らず、バタークリームや生クリーム、
その他の各種クリーム状食材についても言えることであ
る。
の解決に役立つクリーム状食材の攪拌冷却装置を提供し
ようとするものであり、その構成上装置フレームの据付
け座から一体的に垂立する支柱の中途高さ位置へ、水平
な支軸を介して起伏的な回動操作自在に枢着された断面
U字型のクリーム状食材収納用ボール鍋と、上記支柱の
上端部からボール鍋の真上位置まで一体的に張り出すモ
ーター収納ケースに内蔵設置されたギヤードモーター
と、そのモーター収納ケースから上記ボール鍋に向かっ
て垂下し、且つギヤードモーターにより回転駆動される
回転駆動軸と、その回転駆動軸へ下方から抜き差し自在
に差し込み一体化される芯軸と、これに常時押し下げ弾
圧付勢状態として套嵌された鞘軸とから成る2重構造の
ハンガー支柱と、そのハンガー支柱の鞘軸から放射方向
へ設置高さが異なる数段として張り出し付属する複数の
食材用攪拌羽根とを備え、
断熱室とから成る2重構造の冷却ジヤケツトにより包囲
して、その断熱室の内部には断熱材を充填する一方、上
記冷媒流動室におけるボール鍋の底面中央部と対応する
位置には冷媒流入口を、同じ くボール鍋の胴面と対応す
る位置には設置高さが異なる数段として択一的に切替え
使用される複数の冷媒流出口を、各々開口形成し、上記
冷媒流動室の内部を仕切りフインにより、設置高さが異
なり且つその上下相互間が部分的に連通する数段の小室
に細分して、冷媒が上記冷媒流入口から小室を蛇行又は
渦巻き状に迂回し乍ら冷媒流出口へ流動し得るように定
めると共に、
羽根の下面を上記ボール鍋の底面とフイツトする形状と
して、同じく回転進行方向の前面を食材が押し廻し対流
されるにとどまるフラツトな垂直面として、各々造形す
る一方、残る中段攪拌羽根と上段攪拌羽根との側面を上
記ボール鍋の胴面とフイツトする形状として、同じく回
転進行方向の前面をやはり食材が押し廻し対流されるに
とどまるフラツトな傾斜面として、各々造形し、その攪
拌羽根のすべてを上記ハンガー支柱の鞘軸へ、着脱自在
に取付けたことを特徴とするものである。
る冷却ジヤケツトにおける底面中央部の冷媒流入口か
ら、その冷媒流動室の内部を蛇行又は渦巻き状に迂回し
て、同じく冷却ジヤケツトの胴面に開口する冷媒流出口
へ、強制的に流動される冷媒の冷却作用と、上記ボール
鍋の内部において回転駆動される複数の攪拌羽根による
攪拌作用との相乗的に、そのクリーム状食材を短時間で
の効率良く、しかも全体的な均一に急冷することができ
る。
段として、その複数の択一的に切替え使用されるように
なっている一方、複数の攪拌羽根もハンガー支柱へ設置
高さの異なる数段として、そのすべて着脱自在に取付け
られているため、ボール鍋に収納される食材の量が変化
したとしても、これにすばやく対応でき、上記冷媒の無
駄な使用を防止し得るほか、攪拌羽根やボール鍋の洗浄
作業性にも優れる。
述すると、図1〜3はその攪拌冷却装置の概略全体を示
しており、(F)は装置フレームの総称であって、作業
床への据付け座(11)、その据付け座(11)の後端
中央部から一体的に垂立する支柱(12)並びにその支
柱(12)の上端部から前方へ一体的に張り出す水平な
モーター収納ケース(13)を含む。
と据付け座(11)の前端部とは、側面視の倒立L字型
をなす鍋支持用エルボ(14)の左右一対を介して連結
されており、その両エルボ(14)を言わば筋交いとし
て、装置フレーム(F)を剛性に枠組み一体化してい
る。
3)に内蔵設置された攪拌機駆動用ギヤードモーターで
あり、その収納ケース(13)の前端部から張り出し垂
下する回転駆動軸(16)に対して、後に詳述する回転
攪拌機(A)を抜き差し自在に連結使用できるようにな
っている。
相互間に介在するボール鍋であって、ステンレス鋼から
上部の開放する断面U字型に造形されており、その胴面
から一体的に張り出す左右一対の水平な支軸(18)
が、両エルボ(14)の屈曲部付近へ回動自在に軸受け
されている。つまり、ボール鍋(17)は上記装置フレ
ーム(F)の中途高さ位置に支架されているわけであ
り、その内部に収納された食材(M)を作業者が目視で
きるようになっている。
作ハンドルであり、そのハンドル軸(20)上にはウオ
ーム(21)が固設されている。(22)はそのウオー
ム(21)と噛合したホイールであり、上記ボール鍋
(17)の支軸(18)上に嵌め付け一体化されてい
る。
作すれば、ボール鍋(17)が図1 の鎖線から示唆され
るように、水平軸線廻りの横向き姿勢状態に伏倒して、
その内部から冷却済みの食材(M)をすばやく軽快に取
り出すことができる。(23)は上記ウオーム(21)
とホイール(22)を内蔵したギヤケースであり、上記
エルボ(14)の何れか一方に付属固定されている。
図から明白な通り、その胴面と底面を包囲する冷却ジヤ
ケツト(J)が付属一体化されている。
ボール鍋(17)の胴面と底面を包囲する状態に被着一
体化されたステンレス鋼の外皮、(25)はその外皮
(24)による包囲空間を内側の冷媒流動室(S1)
と、外側の断熱室(S2)とに区分する同じくステンレ
ス鋼の仕切り壁であり、その断熱室(S2)内にはグラ
スウールなどの断熱材(26)が充填されている。
鍋(17)の底面中央部と対応する下端位置には、冷媒
の流入管路(27)と連通接続するための流入口(2
8)が、上記断熱室(S2)の貫通状態に形成されてい
る。
1)におけるボール鍋(17)の胴面に臨む上端位置と
中途高さ位置から各々一体的に張り出し形成された流出
口であり、その上段の流出口(29)には冷媒流出管路
(31)の第1分岐管路(32)が、残る中段の流出口
(30)には同じく冷媒流出管路(31)の第2分岐管
路(33)が、何れも連通接続されている。
部と対応する下端位置から冷媒流動室(S1)へ流入さ
せた冷媒を、その流動室(S1)における上段位置の第
1分岐管路(32)又は中段位置の第2分岐管路(3
3)から流出管路(31)へ、択一的に切替え流出させ
ることができるようになっているのであり、このことは
ボール鍋(17)に対する食材(M)の収納量に応じ
て、その食材(M)を冷媒 のロスなく、高効率に冷却し
得ることを意味する。
(33)の相互間には逆止弁(34)が、又第2分岐管
路(33)の途中には方向切替弁(35)が、各々介挿
設置されてもいる。但し、ボール鍋(17)が大型とな
る場合には、上記冷媒の流出口を設置高さの異なる3段
以上として、その冷媒流動室(S1)に開口分布させる
こともあり得る。
(31)は図1〜3から明白なように、装置フレーム
(F)における支柱(12)の中途高さ位置に付属する
ステー(36)上の一個所へ、言わば集中的に並列設置
されており、その流入管路(27)には図外の可撓ホー
スなどを介して、冷却水(チルド水)が供給されること
になる。
(S1)に停滞させず、常に新鮮なものと入れ替える如
く、その流入口(28)から流出口(29)(30)へ
の積極的又は強制的に流動させるようになっているわけ
であるが、食材(M)との温度差がある限り、冷却水に
代る不凍液を採用して、上記流入管路(27)と流出管
路(31)との相互間を循環管路により連通接続すると
共に、その循環管路の途中に冷却装置やポンプなどを介
在させても良い。
の冷媒流動室(S1)と外側の断熱室(S2)とから成
る2重構造として、ボール鍋(17)を包囲しており、
その流動室(S1)へ強制的に流動される冷媒が、上記
断熱室(S2)内の断熱材(26)によって外気と遮断
されているため、上記ボール鍋(17)の内部に収納さ
れた食材(M)を、使用場所や外気の温度変化(季節)
などに影響されることなく、確実に冷却することができ
る。
は設置高さの異なる複数の仕切りフ イン(37)を並列
させて、その流動室(S1)を数段の小室に区画細分す
ると共に、その小室の隣り合う上下相互間を、仕切りフ
イン(37)の切欠き(38)によって部分的に連通さ
せている。
6のようにボール鍋(17)との対応関係上、中心部か
ら周辺部へ行くに連れて径大なC字型をなし、且つその
各C字型の部分的に開口する切欠き(38)が、隣り合
う相互間での交互に逆向きとなる全体的な同芯配列状態
に分布されているのである。
央部と対応位置する流入口(28)から流動室(S1)
に流入した冷媒が、その小室を迂回し乍ら順次上方への
蛇行的に流動することとなり、その結果ボール鍋(1
7)に収納された食材(M)をますます短時間での効率
良く、且つ全体的な均一に急冷することができる。
フイン(37)を一本物の連続する螺旋階段形態として
冷媒流動室(S1)内に介在させ、その冷媒を流入口
(28)から流出口(29)(30)への一方向に向か
って、やはり迂回する如く渦巻き螺旋状に流動させても
さしつかえない。
する温度センサーであって、上記ボール鍋(17)の内
周面における就中底面に露出している。そのため、食材
(M)における収納量の多少に拘らず、その温度センサ
ー(39)を常に正しく機能させることができる。
付ボスであり、上記冷却ジヤケツト(J)の断熱室(S
2)を貫通する状態に固定一体化されている。(41)
は上記温度センサー(39)の上端部とその取付ボス
(40)との相互間に介在された断熱カバーであり、温
度センサー(39)が誤ってボール鍋(17)の温度を
感知することを防ぐ。(42)は同じく断熱スリーブで
あり、上記取付ボス(4 0)へ下方から螺合締結されて
いる。
ー(39)は操作盤に組込まれた温度計と電気的に接続
配線されており、その温度計によって食材(M)の感知
温度(冷却度)を目視できるようになっている。又、そ
の感知温度の高低に応じて、上記攪拌機(A)の回転駆
動時間や冷媒の流動時間などを連帯的に自動制御するこ
とができる。
出する通り、上記ギヤードモーター(15)からの回転
駆動軸(16)へ連結使用されるハンガー支柱(43)
と、これから放射方向へ設置高さの異なる数段として張
り出し付属する複数の食材用攪拌羽根(44)(45)
(46)とを備えている。
7)と、これに套嵌された鞘軸(48)との2重構造を
なしており、その内部に封入された圧縮コイルバネ(4
9)を介して、互いに伸張するスライド方向へ弾圧付勢
されている。(50)は芯軸(47)と鞘軸(48)に
貫通された抜け止めピンであり、これによって両軸(4
7)(48)が一体回転する。(51)はその抜け止め
ピン(50)の受け入れ長孔であって、鞘軸(48)の
上下方向に沿い細長く開口されているため、その鞘軸
(48)が上記圧縮コイルバネ(49)の付勢力によ
り、常時芯軸(47)に対して押し下げられることとな
り、後述する下段攪拌羽根(44)の下面が、ボール鍋
(17)の底面に密着する。
ツト(52)として加工形成されており、これを上記回
転駆動軸(16)へ下方から抜き差し自在に差し込んだ
上、連結ピン(53)を貫通することによって、上記ハ
ンガー支柱(43)としての全体を回転駆動軸(16)
と一体回転し得る連結状態に保つ。(54)はそのソケ
ツト(52)に嵌め付け固定された手掛けフランジであ
り、上記回転駆動軸(16)からハンガー支柱(43)
の芯軸(47)を抜き出し操作する時に、安定 良く手掛
け使用される。
に固着一体化された二叉フオーク状の盲栓であり、その
盲栓(55)にはこれと直交する羽根支持アーム(5
6)の中心部が、下方から抜き差し自在に差し込まれた
上、水平な貫通ピン(57)を介して揺動自在に枢支さ
れている。そして、その支持アーム(56)には下段攪
拌羽根(44)の一対が固着一体化されている。
のように、上記ボール鍋(17)の底面とフイツトし得
るように弯曲されているが、同じく回転進行方向(R)
のフラツトな前面は図10から示唆される通り、食材
(M)をいたづらに練り上げず、言わば押し廻し対流さ
せるにとどまる単純な垂直面として設定されている。
対の羽根取付ベース(58)が、上記下段攪拌羽根(4
4)の支持アーム(56)と直交する関係状態に張り出
されている。そして、上記下段攪拌羽根(44)と言わ
ば積層する中段攪拌羽根(45)並びに上段攪拌羽根
(46)の一対づつが、各々一定長さの羽根支持アーム
(59)(60)によって、上記羽根取付ベース(5
8)へ着脱自在に取付け固定されている。
羽根(46)はその全体的な千鳥配列状態に取付けられ
ており、これにより上記下段攪拌羽根(44)とも相俟
って、食材(M)の全体を洩れなく攪拌し、すばやく均
一に冷却できるようになっている。尚、上記中段攪拌羽
根(45)と上段攪拌羽根(46)は詳細を図示省略し
てあるが、その羽根支持アーム(59)(60)の張り
出し先端部へ垂直軸線廻りの揺動自在に枢着されてい
る。
(46)の各側面は、ボール鍋(17)の胴面とフイツ
トし得るように造形されているが、同じく回転進行方向
(R )のフラツトな前面は図10のような一定角度の傾
斜面として、食材(M)をやはり押し廻し対流させるに
とどめ、練り上げることがないようになっている。
(M)の収納量が少ない場合には、図11のように上段
攪拌羽根(46)の何れか一方又は双方や、中段攪拌羽
根(45)の一方又は双方を取りはずして使用すること
も可能である。尚、その上段攪拌羽根(46)のみなら
ず、上記中段攪拌羽根(45)並びに下段攪拌羽根(4
4)もハンガー支柱(43)から取りはずすことができ
るため、これらの洗浄作業上著しく便利である。
て、例えば煮炊き攪拌し終えた高温状態のカスタードク
リームやその他のクリーム状食材(M)を冷却するに当
っては、図9、10のように上記回転駆動軸(16)へ
回転攪拌機(A)のハンガー支柱(43)を連結すると
共に、その食材(M)の一定単位量をボール鍋(17)
に移し入れる。
4)(45)(46)をギヤードモーター(15)によ
りゆっくり回転駆動して、食材(M)を押し廻し対流さ
せる一方、上記ボール鍋(17)を包囲した冷却ジヤケ
ツト(J)の冷媒流動室(S1)へ、冷却水などの冷媒
を常時新しいものと入れ替える如く、強制的又は積極的
に流動させるのである。
相乗作用によって、上記食材(M)が短時間での効率良
く、しかも内部に至るまでの全体として均一に冷却され
ることとなり、その作業性にも著しく優れる。従来のよ
うに、氷を取り替える面倒な手作業を要しないのであ
る。
室(S1)は、設置高さの異なる数段の小室に区画細分
され、その隣り合う上下相互間が部分的に連通されるこ
とに より、上記冷媒をボール鍋(17)の底面中央部と
対応する下端位置から順次上方への迂回的に流動させる
ようになっているため、その冷媒を最大限に活用しつ
つ、一層短時間での急激に効率良く冷却することができ
る。
室(S1)を更に断熱材(26)によって包囲したこと
や、複数の攪拌羽根(44)(45)(46)を高さの
異なる数段に配列設置したことも、有機的に働くと言え
る。
9)(30)が設置高さの異なる数段として開口され、
その択一的に切替え使用できるようになっていると共
に、上記攪拌羽根(44)(45)(46)の何れも着
脱自在であるため、ボール鍋(17)に収納される食材
(M)の量に応じて、その冷媒をロスなく利用できるほ
か、食材(M)の収納量よりも冷媒の過多に起因して、
ボール鍋(17)の内周面に結露が発生するおそれも確
実に防げることとなる。
ボール鍋(17)の伏倒操作によって、そのボール鍋
(17)からすばやく安楽に取り出すことができる。
の攪拌冷却装置として、装置フレーム(F)の据付け座
(11)から一体的に垂立する支柱(12)の中途高さ
位置へ、水平な支軸(18)を介して起伏的な回動操作
自在に枢着された断面U字型のクリーム状食材収納用ボ
ール鍋(17)と、上記支柱(12)の上端部からボー
ル鍋(17)の真上位置まで一体的に張り出すモーター
収納ケース(13)に内蔵設置されたギヤードモーター
(15)と、そのモーター収納ケース(13)から上記
ボール鍋(17)に向かって垂下し、且つギヤードモー
ター(15)により回転駆動される回転駆動軸(16)
と、その回転駆動軸(16)へ下方から抜き差し自在に
差し込み一体化される芯軸(47)と、これに常時押し
下げ弾圧付勢状態として套嵌された鞘軸(48)とから
成る2重構造のハンガー支柱(43 )と、そのハンガー
支柱(43)の鞘軸(48)から放射方向へ設置高さが
異なる数段として張り出し付属する複数の食材用攪拌羽
根(44)(45)(46)とを備え、
(S1)と外側の断熱室(S2)とから成る2重構造の
冷却ジヤケツト(J)により包囲して、その断熱室(S
2)の内部には断熱材(26)を充填する一方、上記冷
媒流動室(S1)におけるボール鍋(17)の底面中央
部と対応する位置には冷媒流入口(28)を、同じくボ
ール鍋(17)の胴面と対応する位置には設置高さが異
なる数段として択一的に切替え使用される複数の冷媒流
出口(29)(30)を、各々開口形成し、上記冷媒流
動室(S1)の内部を仕切りフイン(37)により、設
置高さが異なり且つその上下相互間が部分的に連通する
数段の小室に細分して、冷媒が上記冷媒流入口(28)
から小室を蛇行又は渦巻き状に迂回し乍ら冷媒流出口
(29)(30)へ流動し得るように定めると共に、
6)のうち、その下段攪拌羽根(44)の下面を上記ボ
ール鍋(17)の底面とフイツトする形状として、同じ
く回転進行方向(R)の前面を食材(M)が押し廻し対
流されるにとどまるフラツトな垂直面として、各々造形
する一方、残る中段攪拌羽根(45)と上段攪拌羽根
(46)との側面を上記ボール鍋(17)の胴面とフイ
ツトする形状として、同じく回転進行方向(R)の前面
をやはり食材(M)が押し廻し対流されるにとどまるフ
ラツトな傾斜面として、各々造形し、その攪拌羽根(4
4)(45)(46)のすべてを上記ハンガー支柱(4
3)の鞘軸(48)へ、着脱自在に取付けてあるため、
冒頭に述べた従来技術の課題を完全に解決できる効果が
ある。
納用ボール鍋(17)を包囲した冷却ジヤケツト(J)
の冷媒流入口(28)が、その冷媒流動室(S1)にお
けるボール鍋(17)の底面中央部と対応する位置に開
口形成されており、同じく冷媒流出口(29)(30)
の複数がボール鍋(17)の胴面と対応する位置に、 設
置高さの異なる数段として開口分布されているほか、そ
の冷媒流動室(S1)の内部が仕切りフイン(37)の
介在により、設置高さの異なる部分的に連通した数段の
小室に細分されていて、冷媒を上記冷媒流入口(28)
から小室を蛇行又は渦巻き状に迂回し乍ら冷媒流出口
(29)(30)へ向かい流動させるようになっている
ため、ボール鍋(17)に収納されているクリーム状食
材(M)を、その最も冷め難い底面中央部から流入する
新鮮な冷媒によって、ボール鍋(17)の周囲を長時間
での迂回的に舐める如く、全体的な均一に効率良く急冷
することができるのであり、このことには外気を遮断す
る断熱室(S2)内の断熱材(26)も、有機的に働く
こととなる。
(45)(46)がハンガー支柱(43)の鞘軸(4
8)から、その設置高さの異なる数段として放射方向へ
張り出しており、その鞘軸(48)には圧縮コイルバネ
(49)による押し下げ弾圧付勢力が与えられているた
め、ボール鍋(17)の底面とフイツトする形状に造形
された下段攪拌羽根(44)の下面は、そのボール鍋
(17)の底面に密着することとなり、併せて中段攪拌
羽根(45)の側面と上段攪拌羽根(46)の側面も、
ボール鍋(17)の胴面とフイツトする形状に造形され
ている。
いる食材(M)を、全体的に洩れなく攪拌することがで
き、上記冷却ジヤケツト(J)内を流動する冷媒との相
乗的に、短時間での効率良く急冷できるのである。
る回転進行方向(R)の前面はフラツトな垂直面とし
て、又中段攪拌羽根(45)と上段攪拌羽根(46)の
同じく前面は何れもフラツトな傾斜面として、食材
(M)を押し廻し対流させるにとどまり、練り上げない
ように造形されているため、煮炊き攪拌し終えた仕上が
り状態にあるクリーム状食材(M)の品質を、その後の
冷却作用中に不良化してしまうおそれもない。
6)の複数はハンガー支柱(43)の鞘軸(48)へ、
そのすべて着脱自在に取付けられており、又上記冷却ジ
ヤケツト(J)に設置高さの異なる数段として開口分布
する冷媒流出口(29)(30)の複数は、択一的に切
替え使用されるようになっているため、その中段攪拌羽
根(45)や上段攪拌羽根(46)の着脱操作と、冷媒
流出口(29)(30)の切替え使用により、ボール鍋
(17)における食材(M)の収納量変化にすばやく対
応でき、その冷媒の無駄な使用を防止し得るほか、上記
攪拌羽根(44)(45)(46)の洗浄作業も便利良
く行なえる効果がある。
が異なる数段として開口分布する複数の冷媒流出口(2
9)(30)を、択一的に切替え使用できることは、食
材(M)の収納量を減少した場合、これよりも過多な冷
媒の流動に起因して、ボール鍋(17)の内周面に結露
が発生し、これが食材(M)に流下・混入するおそれを
確実に防止でき、その意味からクリーム状食材(M)の
攪拌冷却装置として頗る有効であると言える。
はモーター収納ケース(13)から垂下する回転駆動軸
(16)へ、下方から抜き差し自在に差し込み連結使用
されるようになっているため、その抜き出しによってボ
ール鍋(17)の洗浄作業を容易に行なえ、しかもその
ボール鍋(17)は水平な支軸(18)を中心として、
横向き姿勢状態に伏倒操作できるので、冷却済みの食材
(M)をすばやく軽快に取り出す作業にも役立つ。
示す全体概略側面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】装置フレーム(F)の据付け座(11)か
ら一体的に垂立する支柱(12)の中途高さ位置へ、水
平な支軸(18)を介して起伏的な回動操作自在に枢着
された断面U字型のクリーム状食材収納用ボール鍋(1
7)と、 上記支柱(12)の上端部からボール鍋(17)の真上
位置まで一体的に張り出すモーター収納ケース(13)
に内蔵設置されたギヤードモーター(15)と、 そのモーター収納ケース(13)から上記ボール鍋(1
7)に向かって垂下し、且つギヤードモーター(15)
により回転駆動される回転駆動軸(16)と、 その回転駆動軸(16)へ下方から抜き差し自在に差し
込み一体化される芯軸(47)と、これに常時押し下げ
弾圧付勢状態として套嵌された鞘軸(48)とから成る
2重構造のハンガー支柱(43)と、 そのハンガー支柱(43)の鞘軸(48)から放射方向
へ設置高さが異なる数段として張り出し付属する複数の
食材用攪拌羽根(44)(45)(46)とを備え、 上記ボール鍋(17)を内側の冷媒流動室(S1)と外
側の断熱室(S2)とから成る2重構造の冷却ジヤケツ
ト(J)により包囲して、その断熱室(S2)の内部に
は断熱材(26)を充填する一方、 上記冷媒流動室(S1)におけるボール鍋(17)の底
面中央部と対応する位置には冷媒流入口(28)を、同
じくボール鍋(17)の胴面と対応する位置には設置高
さが異なる数段として択一的に切替え使用される複数の
冷媒流出口(29)(30)を、各々開口形成し、 上記冷媒流動室(S1)の内部を仕切りフイン(37)
により、設置高さが異なり且つその上下相互間が部分的
に連通する数段の小室に細分して、冷媒が上記冷媒流入
口(28)から小室を蛇行又は渦巻き状に迂回し乍ら冷
媒流出口(29)(30)へ流動し得るように定めると
共に、 上記食材用攪拌羽根(44)(45)(46)のうち、
その下段攪拌羽根(44)の下面を上記ボール鍋(1
7)の底面とフイツトする形状として、同じく回転進行
方向(R)の前面を食材(M)が押し廻し対流されるに
とどまるフラツトな垂直面として、各々造形する一方、 残る中段攪拌羽根(45)と上段攪拌羽根(46)との
側面を上記ボール鍋(17)の胴面とフイツトする形状
として、同じく回転進行方向(R)の前面をやはり食材
(M)が押し廻し対流されるにとどまるフラツトな傾斜
面として、各々造形し、 その攪拌羽根(44)(45)(46)のすべてを上記
ハンガー支柱(43)の鞘軸(48)へ、着脱自在に取
付けた ことを特徴とするクリーム状食材の攪拌冷却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039291A JP2739443B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | クリーム状食材の攪拌冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039291A JP2739443B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | クリーム状食材の攪拌冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08205780A JPH08205780A (ja) | 1996-08-13 |
JP2739443B2 true JP2739443B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12549057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7039291A Expired - Lifetime JP2739443B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | クリーム状食材の攪拌冷却装置 |
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JP (1) | JP2739443B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200141161A (ko) * | 2019-06-10 | 2020-12-18 | 최민우 | 소형 젤라또 제조 장치 |
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CN106212583A (zh) * | 2016-09-26 | 2016-12-14 | 安徽政乐机械有限公司 | 一种用于蛋糕打发机的预混搅拌系统 |
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JPH0441966U (ja) * | 1990-07-20 | 1992-04-09 | ||
JPH05131129A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-05-28 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 溶解槽のジヤケツト部冷温水切替装置 |
-
1995
- 1995-02-02 JP JP7039291A patent/JP2739443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200141161A (ko) * | 2019-06-10 | 2020-12-18 | 최민우 | 소형 젤라또 제조 장치 |
KR102241495B1 (ko) * | 2019-06-10 | 2021-04-16 | 최민우 | 소형 젤라또 제조 장치 |
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JPH08205780A (ja) | 1996-08-13 |
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