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JP2732484B2 - 油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents

油冷式スクリュ圧縮機

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Publication number
JP2732484B2
JP2732484B2 JP2268086A JP26808690A JP2732484B2 JP 2732484 B2 JP2732484 B2 JP 2732484B2 JP 2268086 A JP2268086 A JP 2268086A JP 26808690 A JP26808690 A JP 26808690A JP 2732484 B2 JP2732484 B2 JP 2732484B2
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JP
Japan
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oil
partition plate
cooled
screw compressor
reserve tank
Prior art date
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JP2268086A
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JPH04143490A (ja
Inventor
和夫 久保
照正 久米
正樹 松隈
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油分離器とリザーブタンクとを備えた油冷
式スクリュ圧縮機に関するものである。
(従来の技術) 従来、第4図に示すように、圧縮機本体31,油タンク3
2およびモータ33を1ユニットにまとめて組立てる一
方、リザーブタンク34を別置にして形成した油冷式スク
リュ圧縮機が公知である。
そして、モータ33により駆動プーリ35,従動プーリ36,
ベルト37を介して駆動される圧縮機本体31により吸込ん
た空気を圧縮して、潤滑油とともに油タンク32に吐出
し、ここで図示しない油分離エレメントを介して気液分
離した後、潤滑油は油タンク32の下部の油溜り部38に滴
下させる一方、空気は図示しないアフタークーラにより
冷却された後、リザーブタンク34に一旦溜めて、ここか
ら送り出すようになっている。
なお、油溜り部38の潤滑油は図示しないオイルクーラ
により冷却された後、再度圧縮機本体31内の潤滑油供給
箇所に送られ循環使用に供される。
ここで、油タンク32およびリザーブタンク34はそれぞ
れ機能上余り小さくすることはできないため、装置全体
の中で占めるスペースの比重はかなり大きく、上述した
如く、圧縮機本体31,油タンク32およびモータ33は1ユ
ニットにまとめてあるが、リザーブタンク34は別置とな
っている。即ち、油タンク32については気液分離を効率
良く行うために油溜り部38とその上方の図示しない上記
油分離エレメントとを適宜離しておける高さが必要であ
り、さらに装置内の潤滑油の循環を続けるのに必要な量
の潤滑油を油溜り部38に確保しておく必要がある。ま
た、リザーブタンク34については装置を効率良く稼働さ
せ、かつ圧縮空気の供給を円滑に行える大きさのものと
なっている。
(発明が解決しようとする課題) 一般に、機械設計に際しては、装置性能に対する要求
を満たすこと以外に、装置全体をいかにコンパクトにま
とめるかが重要となる。特に、近年の地価高騰の影響
で、スクリュ圧縮機についても装置の設置スペースの最
小化を求めるユーザの要求はますます強まりつつある。
ところが、上記従来のスクリュ圧縮機ではリザーブタ
ンク34が別置となっており、これがかなりのスペースを
占有するため、使い勝手が悪いという問題がある。斯る
スペース上の問題は大都市程大きい。
本発明は、斯る従来の問題点を課題としてなされたも
ので、装置のコンパクト化を可能とした油冷式スクリュ
圧縮機を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、第1発明は、圧縮機本体
の吐出口に接続した吐出流路に、吐出ガスより油分を分
離し、分離された油を溜める油分離器と、油分離され、
冷却された吐出ガスを溜めるリザーブタンクとを備えた
油冷式スクリュ圧縮機において、上記油分離器とこの下
方に仕切板を介して上記リザーブタンクとを一容器によ
り形成した。
また、第2発明は、上記仕切板を断面アーチ状に形成
し、この断面アーチ状の部分を油溜め部とした。
さらに、第3発明は、上記第2発明における仕切板を
上記仕切板を上向き凸面として形成した。
(作用) 上記第1発明のように形成することにより装置全体が
コンパクトになるだけでなく、リザーブタンク内のガス
により油タンク内の油が冷却される。
また、第2発明のように形成することにより第1発明
による作用に加えて、平板の場合に比して同一板厚では
仕切板の耐圧性が向上するとともに、油タンク内の油部
分の水平断面積が上に行く程増大することになり、油タ
ンク内の発泡による油面上昇が少なくなる。
さらに、第3発明のように形成することにより第2発
明による作用に加えて、同一板厚では平板、下向き凸面
の場合に比し仕切板の耐圧性が一段と向上する。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図は第1発明に係る油冷式スクリュ圧縮機を示
し、圧縮機本体1,モータ2および圧縮機本体1の吸込口
3に至る吸込流路4に吸込フィルタ5,吸気調節弁6,吸込
ケーシング7を、また圧縮機本体1の吐出口8に続く吐
出流路9に油分離器10,アフタークーラ11,リザーブタン
ク12を設けるとともに、潤滑油循環流路13に油フィルタ
14,三方切換弁15,油クーラ16を設けて形成してある。
スクリュ圧縮機本体1は吸込ケーシング7に固定して
あり、内部に図示しない吐出側の軸受,および吸込ケー
シング7内の吸込側の軸受により回転可能に支持された
互いに噛み合う雌雄一対のスクリュロータ17を収納し、
駆動プーリ18,従動プーリ19,ベルト20を介してモータ2
により駆動可能となっている。また、吸込ケーシング7
に吸気調節弁6を、吸気調節弁6に吸込フィルタ5を固
定して、各々の内部の連通空間により吸込流路4を形成
してある。
油分離器10と、この下方に仕切板21を介してリザーブ
タンク12とを一容器により形成してある。また、油分離
器10の周辺部に載置台22を立設するとともに、油分離器
10の上面中央部を貫通する流入口23を形成し、上記載置
台22上に吸込ケーシング7を固定することにより圧縮機
本体1を片持ち状態で支持して、上記開口部23にOリン
グ24を介して上記吐出口8が外部と遮断された状態で流
入口23に押圧されて密着するように形成してある。さら
に、油分離器10の上記載置台22とは反対側の周辺部上方
に油分離部25を立設し、この油分離部25内の空間の上部
に油分離エレメント26が設けてあり、吐出口8を出て、
この油分離エレメント26から保圧用逆止弁27を経てアフ
タークーラ11,リザーブタンク12へと続く吐出流路9が
形成してある。なお、図中、吐出流路9は一部省略して
示してあり、※印同志が連通する。
油分離部25の上面は載置台22の上面に対して所定の高
さとなるように形成するとともに、吸込ケーシング7,吸
気調節弁6もそれぞれ所定の高さとなるように形成し、
載置台22の上に吸込ケーシング7,吸気調節弁6を積み上
げて固定するだけで、吸気調節弁6の上面と油分離部25
の上面とが同一高さになるようになっており、この両上
面の上に支持プレート28を介してモータ2が固定してあ
る。
潤滑油循環流路13は油分離器10の下部の油溜り部29を
出て、圧縮機本体1,吸込ケーシング7内の軸受,軸封部
等の給油箇所に至っている。
次に、上記構成からなる装置の作動状態について説明
する。
モータ2により駆動プーリ18,従動プーリ19,ベルト20
を介してスクリュロータ17が回転駆動されると、スクリ
ュロータ17により吸込フィルタ5を介して吸込まれた空
気は吸込流路4を経て吸込口3より吸込み、圧縮され、
軸受部等に給油された潤滑油とともに吐出口8に吐出さ
れる。この潤滑油とともに吐出された圧縮空気は、吐出
流路9中の油分離器10内に入り、油分離エレメント26に
て気液分離され、潤滑油は滴下して油溜り部29に一旦溜
められ、油分離された圧縮空気はアフタークーラ11に至
り、ここで図示しないファンからの送風により空冷さ
れ、リザーブタンク12に一旦溜められた後、適宜要求に
応じて機外に送り出される。
一方、油溜り部29の潤滑油は油フィルタ14,三方切換
弁15を経て油クーラ16に至り、ここで、上記アフターク
ーラ11におる圧縮空気と同様、図示しないファンからの
送風により空冷されて圧縮機本体1,吸込ケーシング7内
の上記給油箇所に送られた後、油溜り部29に回収され、
以後上記同様循環使用に供される。なお、油溜り部29の
潤滑油が冷却する必要がない温度である場合等、油クー
ラ16を通す必要がない場合には、三方切換弁15の流路を
切換えることにより、潤滑油を油フィルタ14より油クー
ラ16をバイパスさせて直接上記給油箇所に送れるように
形成してある。
ここで、油分離器10とリザーブタンク12とは一容器に
より形成してあるので、装置全体がコンパクトにまとま
るとともに、油溜り部29の潤滑油は仕切板21を介してリ
ザーブタンク12内の冷却された圧縮空気と隣合ってお
り、上記潤滑油がこの冷却された空気によっても冷却さ
れるようになっている。
また、例えば圧縮機の起動時には油溜り部29の潤滑油
内に気泡が発生し、油面が上昇する。一方、油分離エレ
メント26の気液分離性能を維持するには、油分離エレメ
ント26が上記油面の上昇時でも潤滑油に浸ることがない
ようにしなければならず、油面と油分離エレメント26と
は余り近付けることはできず、ある程度離しておく必要
がある。このため、従来の油分離器は高さが大きくな
り、全体的に嵩高なものとなっているのに対して、本実
施例では油分離器10の一方の側の周辺部上方に立設した
油分離部25内の空間上部に油分離エレメント26を設ける
ことにより、油溜り部29の油面との間に十分大きな距離
を確保して、その他の空間を有効利用できるように形成
してある。即ち、油分離部25以外の油分離器10の部分
は、装置内に潤滑油を循環させ続けるのに必要な潤滑油
を溜めるための必要最小限度の容積として高さを低く
し、この高さを低くすることにより生じた空間に圧縮機
本体1を配置して、油分離部25と吸込ケーシング7,吸気
調節弁6との両突出部間に圧縮機本体1を位置させるよ
うにして、この点からも装置全体をコンパクトなものに
してある。
さらに、油分離器10は油分離部25を除き、高さを小さ
くし、横断面を大きくした形状になっているため、油分
離器10の上面中央部に振動を与えると撓み易く、太鼓と
同様の作用により大きな音を発し易いのに対して、周辺
部では振動を受けても、上記中央部より剛体に近い状態
にあるため音を発生し難い。そこで、本実施例では振動
を発生し騒音源となり易い圧縮機本体1を吸込ケーシン
グ7を介して載置台22により支持して油分離器10の周辺
部にて振動を受けるようにして、油分離器10の上面中央
部はOリング24を介して圧縮機本体1と当接させること
により騒音を低減させてある。
また、圧縮機本体1とともに騒音発生源となり易いモ
ータ2を支持プレート28を介して油分離部25と支持プレ
ート28,吸気調節弁6,吸込ケーシング7を介して載置台2
2とにより支持して、上記同様油分離器10の周辺部に振
動が伝播するようにして騒音を低減させてある。
なお、好ましくは油分離器10を厚肉材により形成する
のが良く、この場合には第1図に示すように油分離エレ
メント26を横方向に設け易くなり、油分離部25の高さを
低くし、かつ油分離部25の側方の空間の有効利用も可能
となる。
第2図は、第2発明に係る油冷式スクリュ圧縮機を示
し、第1図に示す装置とは仕切板21に代えて仕切板21a
を設けた点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対
応する部分には同一番号を付して説明を省略する。
ここで、仕切板21aは断面アーチ状にしたもので、本
実施例では下向きに凸面となるように形成してある。
そして、スクリュ圧縮機の停止時、油分離器10内の圧
力が大気圧力に等しくなる一方、リザーブタンク12内に
高圧の圧縮空気が溜められた状態で、仕切板21aの両側
の差圧が大きくなったときでは、この仕切板21aは同一
板厚で平板よりも大きな耐圧性を備えるようになってい
る。換言すれば、この仕切板21aは同じ差圧に耐えるの
に、平板の場合より薄くできるようになっている。
また、この仕切板21aの部分では上に行く程横断面が
大きくなっており、上述した如く、例えば装置の起動時
に多量の気泡が発生して油面が上昇しようとする場合で
も、油面上昇とともに油面の面積が大きくなり、脱気が
促進され、油面上昇が抑制される。
第3図は、第3発明に係る油冷式スクリュ圧縮機を示
し、第1発明とは仕切板21に代えて仕切板21bを設けた
点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部
分には同一番号を付して説明を省略する。
ここで、仕切板21bは上向き凸面となる断面アーチ状
に形成してある。
そして、平板或は下向き凸面となる断面アーチ状の仕
切板に比べて、下方からのより大きな圧力に耐え得るよ
うになっており、同じ圧力に耐えるには最も板厚を薄く
できるようになっている。
なお、上記第1,第2,第3発明の各実施例では圧縮ガス
が空気であるものを示したが、本発明はこれに限るもの
でなく、空気以外のガスを圧縮ガスとする装置も含むも
のである。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、第1発明によれば、
圧縮機本体の吐出口に接続した吐出流路に、吐出ガスよ
り油分を分離し、分離された油を溜める油分離器と、油
分離され、冷却された吐出ガスを溜めるリザーブタンク
とを備えた油冷式スクリュ圧縮機において、上記油分離
器とこの下方に仕切板を介して上記リザーブタンクとを
一容器により形成してある。
このため、装置全体をコンパクトにまとめることが可
能になる他、リザーブタンク内の圧縮空気により油分離
器内の潤滑油の冷却も可能になるという効果を奏する。
また、第2発明によれば、第1発明における仕切板を
断面アーチ状に形成し、この断面アーチ状の部分を油溜
め部としてある。このため、第1発明と同様の効果に加
えて、油分離器とリザーブタンクとの間の差圧に対して
耐え得る仕切板の板厚を平板の場合よりも薄くできると
ともに、横断面の面積が上方に向かって拡がる故、潤滑
油内における気泡発生による油面上昇時に脱気を促進
し、油面上昇を抑制できるという効果を奏する。
さらに、第3発明によれば、第2発明における仕切板
を上向き凸面として形成してある。このため、第2発明
と同様の効果に加えて、リザーブタンク内の圧縮ガスか
ら受ける圧力に対して耐え得る仕切板の板厚を平板或は
下向きに凸面とした場合よりも薄くできるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明に係る油冷式スクリュ圧縮機の全体構
成図、第2図は第2発明に係る油冷式スクリュ圧縮機の
全体構成図、第3図は第3発明に係る油冷式スクリュ圧
縮機の全体構成図、第4図は従来の油冷式スクリュ圧縮
機の全体構成図である。 1……圧縮機本体、8……吐出口、9……吐出流路、10
……油分離器、11……アフタークーラ、12……リザーブ
タンク、21,21a,21b……仕切板。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機本体の吐出口に接続した吐出流路
    に、吐出ガスより油分を分離し、分離された油を溜める
    油分離器と、油分離され、冷却された吐出ガスを溜める
    リザーブタンクとを備えた油冷式スクリュ圧縮機におい
    て、上記油分離器とこの下方に仕切板を介して上記リザ
    ーブタンクとを一容器により形成したことを特徴とする
    油冷式スクリュ圧縮機。
  2. 【請求項2】上記仕切板を断面アーチ状に形成し、この
    断面アーチ状の部分を油溜め部としたことを特徴とする
    請求項(1)に記載の油冷式スクリュ圧縮機。
  3. 【請求項3】上記仕切板を上向き凸面としたことを特徴
    とする請求項(1)に記載の油冷式スクリュ圧縮機。
JP2268086A 1990-10-04 1990-10-04 油冷式スクリュ圧縮機 Expired - Lifetime JP2732484B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4682170B2 (ja) * 2007-06-08 2011-05-11 株式会社日立産機システム 油冷式スクリュー圧縮機
CN108799130A (zh) * 2017-04-27 2018-11-13 上海漕泾热电有限责任公司 一种具有降低密封水温度的水环式真空泵

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114637U (ja) * 1984-06-30 1986-01-28 株式会社アサヒコーポレーション 積み重ね可能なカ−トン

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