JP2727721B2 - オーディオ用増幅回路 - Google Patents
オーディオ用増幅回路Info
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- JP2727721B2 JP2727721B2 JP3994490A JP3994490A JP2727721B2 JP 2727721 B2 JP2727721 B2 JP 2727721B2 JP 3994490 A JP3994490 A JP 3994490A JP 3994490 A JP3994490 A JP 3994490A JP 2727721 B2 JP2727721 B2 JP 2727721B2
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- Japan
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- connection cable
- amplifier
- amplifier circuit
- distortion
- center tap
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオーディオ用の増幅回路に関するものであ
る。
る。
従来の技術 近年、負帰還回路技術の発達により増幅回路の歪は非
常に少なくなってきている。
常に少なくなってきている。
従来の負帰還を用いた増幅回路の歪の低減方法につい
て、第2図を参照しながら説明する。
て、第2図を参照しながら説明する。
第2図において、抵抗14の抵抗値をR3、抵抗15の抵抗
値をR4とし、開ループゲインAをもつ増幅器12が点線で
囲まれた部分の負帰還回路をもつ場合、負帰還回路がな
い場合に比べたときの、歪は、 1/{1+A*R4/(R4+R3)} に低減される。
値をR4とし、開ループゲインAをもつ増幅器12が点線で
囲まれた部分の負帰還回路をもつ場合、負帰還回路がな
い場合に比べたときの、歪は、 1/{1+A*R4/(R4+R3)} に低減される。
発明が解決しようとする課題 このような従来の歪の低減方法では、増幅器12の出力
BC間での歪は低減される。ここで、増幅器12の出力BC間
で歪がない場合でも、CD間を接続している第1の接続ケ
ーブル16、またはBE間を接続している第2の接続ケーブ
ル17で歪が発生した場合、スピーカ13の入力DE間で歪が
発生する。
BC間での歪は低減される。ここで、増幅器12の出力BC間
で歪がない場合でも、CD間を接続している第1の接続ケ
ーブル16、またはBE間を接続している第2の接続ケーブ
ル17で歪が発生した場合、スピーカ13の入力DE間で歪が
発生する。
本発明は上記課題を解決するもので、接続ケーブルで
の歪の発生を抑えたオーディオ用の増幅回路を提供する
ことを目的とする。
の歪の発生を抑えたオーディオ用の増幅回路を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、2次側にセンタ
ータップを有する入力トランスと、前記入力トランスの
2次側に接続される第1及び第2の直流増幅器と、前記
第1及び第2の直流増幅器により駆動されるセンタータ
ップ付きのボイスコイルを有するスピーカとから構成さ
れる平衡回路で、前記入力トランスのセンタータップ
と、前記ボイスコイルのセンタータップとの間に直流電
圧を印加したものである。
ータップを有する入力トランスと、前記入力トランスの
2次側に接続される第1及び第2の直流増幅器と、前記
第1及び第2の直流増幅器により駆動されるセンタータ
ップ付きのボイスコイルを有するスピーカとから構成さ
れる平衡回路で、前記入力トランスのセンタータップ
と、前記ボイスコイルのセンタータップとの間に直流電
圧を印加したものである。
作用 本発明は上記した構成により、接続ケーブルに直流電
圧を印加し、第3図に示すように、入力電圧0近傍の微
少入力電圧における非線形領域での動作を避けて、接続
ケーブルの動作範囲を線形領域に持ち込むことによっ
て、接続ケーブルでの歪の発生を抑えることができる。
圧を印加し、第3図に示すように、入力電圧0近傍の微
少入力電圧における非線形領域での動作を避けて、接続
ケーブルの動作範囲を線形領域に持ち込むことによっ
て、接続ケーブルでの歪の発生を抑えることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
図に示すように、入力トランス1の2次側は、第1の
直流増幅器2の非反転入力端子と、第2の直流増幅器3
の非反転入力端子に接続されており、第1の直流増幅器
2の出力端子と、第2の直流増幅器3の出力端子は、お
のおのHI間を接続している第1の接続ケーブル6と、JK
間を接続している第2の接続ケーブル7を介してスピー
カ4に接続されている。また、入力トランス1のセンタ
ータップと、スピーカ4のボイスコイルのセンタータッ
プは、直流電源5を介して接続されている。
直流増幅器2の非反転入力端子と、第2の直流増幅器3
の非反転入力端子に接続されており、第1の直流増幅器
2の出力端子と、第2の直流増幅器3の出力端子は、お
のおのHI間を接続している第1の接続ケーブル6と、JK
間を接続している第2の接続ケーブル7を介してスピー
カ4に接続されている。また、入力トランス1のセンタ
ータップと、スピーカ4のボイスコイルのセンタータッ
プは、直流電源5を介して接続されている。
上記構成において動作を説明すると、まず、直流電源
5の電圧をE、第1の抵抗8の抵抗値をR3、第2の抵抗
9の抵抗値をR4、第3の抵抗10の抵抗値をR3、第4の抵
抗11の抵抗値をR4とすると、第1の直流増幅器2と第2
の直流増幅器3の増幅度は、 (R3+R4)/R3 となる。よって、H点とJ点の直流電圧は、X点を基準
とすると、それぞれ、 (R3+R4)/R3*E となる。そして、第1の接続ケーブル6と第2の接続ケ
ーブル7の抵抗値が等しいとしてR5とおき、IX間とXK間
の抵抗値が等しいとしてR6おくと、I点とK点の直流電
圧は、X点を基準にすると、それぞれ (R3+R4)/R3*E*R6/(R5+R6) となる。ゆえに、第1の接続ケーブル6と、第2の接続
ケーブル7には、それぞれ (R3+R4)/R3*E*R5/(R5+R6) の直流電圧が印加される。また、I点とK点は直流的に
同電位なので、スピーカ4は安全である。
5の電圧をE、第1の抵抗8の抵抗値をR3、第2の抵抗
9の抵抗値をR4、第3の抵抗10の抵抗値をR3、第4の抵
抗11の抵抗値をR4とすると、第1の直流増幅器2と第2
の直流増幅器3の増幅度は、 (R3+R4)/R3 となる。よって、H点とJ点の直流電圧は、X点を基準
とすると、それぞれ、 (R3+R4)/R3*E となる。そして、第1の接続ケーブル6と第2の接続ケ
ーブル7の抵抗値が等しいとしてR5とおき、IX間とXK間
の抵抗値が等しいとしてR6おくと、I点とK点の直流電
圧は、X点を基準にすると、それぞれ (R3+R4)/R3*E*R6/(R5+R6) となる。ゆえに、第1の接続ケーブル6と、第2の接続
ケーブル7には、それぞれ (R3+R4)/R3*E*R5/(R5+R6) の直流電圧が印加される。また、I点とK点は直流的に
同電位なので、スピーカ4は安全である。
発明の効果 このように本発明の実施例から明らかなように、接続
ケーブルに直流電圧が印加されることになり、入力電圧
0近傍の微少入力電圧における非線形領域での動作を避
けて、接続ケーブルの動作範囲を線形領域にもちこむこ
とが可能となるので、接続ケーブルでの歪の発生を抑え
ることができ、歪の少ないオーディオ用の増幅回路を提
供できる。
ケーブルに直流電圧が印加されることになり、入力電圧
0近傍の微少入力電圧における非線形領域での動作を避
けて、接続ケーブルの動作範囲を線形領域にもちこむこ
とが可能となるので、接続ケーブルでの歪の発生を抑え
ることができ、歪の少ないオーディオ用の増幅回路を提
供できる。
第1図は本発明の実施例のオーディオ用増幅回路の構成
図、第2図は従来のオーディオ用増幅回路の構成図、第
3図は接続ケーブルの電圧−電流特性図である。 1……入力トランス、2……第1の直流増幅器、3……
第2の直流増幅器、4……スピーカ、5……直流電源、
6……第1の接続ケーブル、7……第2の接続ケーブ
ル、8……第1の抵抗、9……第2の抵抗、10……第3
の抵抗、11……第4の抵抗。
図、第2図は従来のオーディオ用増幅回路の構成図、第
3図は接続ケーブルの電圧−電流特性図である。 1……入力トランス、2……第1の直流増幅器、3……
第2の直流増幅器、4……スピーカ、5……直流電源、
6……第1の接続ケーブル、7……第2の接続ケーブ
ル、8……第1の抵抗、9……第2の抵抗、10……第3
の抵抗、11……第4の抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】2次側にセンタータップを有する入力トラ
ンスと、 前記入力トランスの二次側に接続される第1及び第2の
直流増幅器と、 前記第1及び第2の直流増幅器により駆動されるセンタ
ータップ付きのボイスコイルを有するスピーカとから構
成される平衡回路で、前記入力トランスのセンタータッ
プと前記ボイスコイルのセンタータップとの間に直流電
圧を印加したことを特徴とするオーディオ用増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3994490A JP2727721B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | オーディオ用増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3994490A JP2727721B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | オーディオ用増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03243004A JPH03243004A (ja) | 1991-10-30 |
JP2727721B2 true JP2727721B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12567068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3994490A Expired - Fee Related JP2727721B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | オーディオ用増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727721B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1085031B1 (en) | 1999-09-20 | 2004-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Alkylsiloxane-containing epoxy resin composition, surface modifying method using the same, ink-jet recording head and liquid-jet recording apparatus |
JP2004159346A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-06-03 | Norimoto Sato | スピーカー・ユニット駆動負帰還増幅器 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP3994490A patent/JP2727721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03243004A (ja) | 1991-10-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |