JP2705458B2 - 実装基板外観検査装置 - Google Patents
実装基板外観検査装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント回路基板上に
実装された部品リード間のブリッジ、異物付着等の実装
不良の検査を行う実装基板外観検査装置に関する。
実装された部品リード間のブリッジ、異物付着等の実装
不良の検査を行う実装基板外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の実装基板外観検査装置の構
成を示している。図8において、11はプリント回路基
板、12はプリント回路基板11上に実装された部品、
803はプリント回路基板11及び部品12の高さを測
定する三次元座標計測部であり、距離センサ804及び
高さ計算回路805からなる。806は部品12の基準
の高さデータが格納される基準高さデータ格納メモリ、
807は二乗誤差計算回路であり、減算回路808及び
二乗計算回路809からなる。810はプリント回路基
板11の処理データに相当するデータを格納し、部品1
2ごとにマスクが設定されるマスクデータ格納メモリ、
811は累積加算回路、812は平均計算回路、813
はマスクごとの基準しきい値が格納される基準しきい値
格納メモリ、814は部品実装状態の良否を判定する比
較判定回路である。
成を示している。図8において、11はプリント回路基
板、12はプリント回路基板11上に実装された部品、
803はプリント回路基板11及び部品12の高さを測
定する三次元座標計測部であり、距離センサ804及び
高さ計算回路805からなる。806は部品12の基準
の高さデータが格納される基準高さデータ格納メモリ、
807は二乗誤差計算回路であり、減算回路808及び
二乗計算回路809からなる。810はプリント回路基
板11の処理データに相当するデータを格納し、部品1
2ごとにマスクが設定されるマスクデータ格納メモリ、
811は累積加算回路、812は平均計算回路、813
はマスクごとの基準しきい値が格納される基準しきい値
格納メモリ、814は部品実装状態の良否を判定する比
較判定回路である。
【0003】次に、この従来の構成の動作について説明
する。プリント回路基板11上に実装されている部品1
2の高さとプリント回路基板11の表面の高さとを三次
元座標計測部803で計測する。この三次元座標計測部
803は、距離センサ部804と、この距離センサ部8
04からの情報を用いて高さを計算する高さ計算回路8
05とから構成されており、三次元座標の計測原理とし
ては、レーザーおよび受光素子を使った三次元計量法の
原理を用いて測定し、二乗誤差計算回路807に出力さ
れる。
する。プリント回路基板11上に実装されている部品1
2の高さとプリント回路基板11の表面の高さとを三次
元座標計測部803で計測する。この三次元座標計測部
803は、距離センサ部804と、この距離センサ部8
04からの情報を用いて高さを計算する高さ計算回路8
05とから構成されており、三次元座標の計測原理とし
ては、レーザーおよび受光素子を使った三次元計量法の
原理を用いて測定し、二乗誤差計算回路807に出力さ
れる。
【0004】二乗誤差計算回路807では、基準となる
部品12の高さデータが格納されている基準高さデータ
格納メモリ806からの値と、三次元座標計測部803
で計測された高さデータとの二乗誤差を計算する。すな
わち、両データの差を減算回路808で求め、その差の
二乗を二乗計算回路809で計算する。そして、計算さ
れた二乗誤差は、マスクデータ格納メモリ810に格納
されているマスクデータを参照して、累積加算回路81
1でマスクごとに累積加算され、平均計算回路812で
その累積加算値を累積加算数を用いて割り算し、マスク
内の二乗誤差の平均値を計算する。最後に比較判定回路
814で平均計算回路812の出力であるマスクごとの
平均二乗誤差と、基準しきい値格納メモリ813に格納
されている良不良判定用のマスク毎の基準しきい値とを
比較し、平均二乗誤差を基準しきい値と、その大小を判
定することにより、部品実装の良、不良を判定すること
ができる。
部品12の高さデータが格納されている基準高さデータ
格納メモリ806からの値と、三次元座標計測部803
で計測された高さデータとの二乗誤差を計算する。すな
わち、両データの差を減算回路808で求め、その差の
二乗を二乗計算回路809で計算する。そして、計算さ
れた二乗誤差は、マスクデータ格納メモリ810に格納
されているマスクデータを参照して、累積加算回路81
1でマスクごとに累積加算され、平均計算回路812で
その累積加算値を累積加算数を用いて割り算し、マスク
内の二乗誤差の平均値を計算する。最後に比較判定回路
814で平均計算回路812の出力であるマスクごとの
平均二乗誤差と、基準しきい値格納メモリ813に格納
されている良不良判定用のマスク毎の基準しきい値とを
比較し、平均二乗誤差を基準しきい値と、その大小を判
定することにより、部品実装の良、不良を判定すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の実装基板外観検査装置では、二乗誤差計算回路80
7において、基準高さデータ格納メモリ806に格納さ
れている基準高さデータと、三次元座標計測部803か
ら得た高さデータとを比較して平均二乗誤差を計算して
いるが、プリント回路基板11が反っている場合、測定
された高さ情報を補正できず、検査精度が向上しないと
いう問題があった。
来の実装基板外観検査装置では、二乗誤差計算回路80
7において、基準高さデータ格納メモリ806に格納さ
れている基準高さデータと、三次元座標計測部803か
ら得た高さデータとを比較して平均二乗誤差を計算して
いるが、プリント回路基板11が反っている場合、測定
された高さ情報を補正できず、検査精度が向上しないと
いう問題があった。
【0006】また、上記従来の実装基板外観検査装置で
は、図9に示すように部品12のリード603とリード
603の間にのみマスク901を設定するため破線で示
すように部品12のリード603が許容範囲内で正常な
実装位置からずれを生じていると、マスク901の位置
合わせが正しく行われず、良品を不良品と判定してしま
うという問題もあった。
は、図9に示すように部品12のリード603とリード
603の間にのみマスク901を設定するため破線で示
すように部品12のリード603が許容範囲内で正常な
実装位置からずれを生じていると、マスク901の位置
合わせが正しく行われず、良品を不良品と判定してしま
うという問題もあった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、部品の実装状態の良否を高い検査精度で
正確に判定でき優れた実装基板外観検査装置の提供を目
的とする。
るものであり、部品の実装状態の良否を高い検査精度で
正確に判定でき優れた実装基板外観検査装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の実装基板外観検査装置は、部品が実装され
たプリント回路基板を移動させる搬送手段と、レーザ光
源からのレーザ光をプリント回路基板上に走査させるレ
ーザ光走査手段と、レーザ光の走査によりプリント回路
基板上から反射して得られる散乱光を反射させて集光す
る散乱光反射集光手段と、散乱光反射集光手段の集光位
置に設けられ集光位置に対応する位置信号を出力する位
置検出手段と、位置検出手段からの位置信号によりプリ
ント回路基板およびプリント回路基板上に実装された部
品の高さおよび輝度データを演算する画像演算処理手段
と、部品の実装位置にあらかじめ定めた任意サイズの複
数の第1のマスクのデータを格納する第1のマスクデー
タ記憶手段と、第1のマスク内において、部品のリード
上面をリードの長手方向と垂直な方向に移動する第1の
サブマスクのデータを格納する第1のサブマスクデータ
記憶手段と、第1のマスク内を移動する第1のサブマス
ク内の平均輝度の最大値よりリード位置を求めるリード
位置決定手段と、求められたリード位置に設定する第2
のマスクのデータを格納する第2のマスクデータ記憶手
段と、第2のマスク内において、部品のリード上面をリ
ードの長手方向と水平な方向に移動する第2のサブマス
クのデータを格納する第2のサブマスクデータ記憶手段
と、第2のマスク内を移動する第2のサブマスク内の平
均輝度の最小値よりリード先端を求めるリード先端位置
決定手段と、第1と第2のサブマスクから求められたリ
ード間位置に設定する第3のマスクデータ記憶手段と、
良部品と不良部品のサンプルデータを格納するサンプル
データ記憶手段と、良否判定用の準備しきい値を格納す
る判定用しきい値記憶手段と、第3のマスク内の輝度デ
ータとサンプルデータとの相関係数を計算して判定用し
きい値と比較し、プリント回路基板上の部品の実装状態
の良否を判定する判定処理手段とを備える構成である。
に、本発明の実装基板外観検査装置は、部品が実装され
たプリント回路基板を移動させる搬送手段と、レーザ光
源からのレーザ光をプリント回路基板上に走査させるレ
ーザ光走査手段と、レーザ光の走査によりプリント回路
基板上から反射して得られる散乱光を反射させて集光す
る散乱光反射集光手段と、散乱光反射集光手段の集光位
置に設けられ集光位置に対応する位置信号を出力する位
置検出手段と、位置検出手段からの位置信号によりプリ
ント回路基板およびプリント回路基板上に実装された部
品の高さおよび輝度データを演算する画像演算処理手段
と、部品の実装位置にあらかじめ定めた任意サイズの複
数の第1のマスクのデータを格納する第1のマスクデー
タ記憶手段と、第1のマスク内において、部品のリード
上面をリードの長手方向と垂直な方向に移動する第1の
サブマスクのデータを格納する第1のサブマスクデータ
記憶手段と、第1のマスク内を移動する第1のサブマス
ク内の平均輝度の最大値よりリード位置を求めるリード
位置決定手段と、求められたリード位置に設定する第2
のマスクのデータを格納する第2のマスクデータ記憶手
段と、第2のマスク内において、部品のリード上面をリ
ードの長手方向と水平な方向に移動する第2のサブマス
クのデータを格納する第2のサブマスクデータ記憶手段
と、第2のマスク内を移動する第2のサブマスク内の平
均輝度の最小値よりリード先端を求めるリード先端位置
決定手段と、第1と第2のサブマスクから求められたリ
ード間位置に設定する第3のマスクデータ記憶手段と、
良部品と不良部品のサンプルデータを格納するサンプル
データ記憶手段と、良否判定用の準備しきい値を格納す
る判定用しきい値記憶手段と、第3のマスク内の輝度デ
ータとサンプルデータとの相関係数を計算して判定用し
きい値と比較し、プリント回路基板上の部品の実装状態
の良否を判定する判定処理手段とを備える構成である。
【0009】また、レーザ光走査手段がポリゴンミラー
とfθレンズを備え、散乱光反射集光手段がプリント回
路基板上から反射して得られる散乱光を反射させる反射
ミラーと、反射ミラーにより反射され、fθレンズを介
してポリゴンミラーで反射された光を位置検出手段に集
光する集光レンズとを備える構成である。
とfθレンズを備え、散乱光反射集光手段がプリント回
路基板上から反射して得られる散乱光を反射させる反射
ミラーと、反射ミラーにより反射され、fθレンズを介
してポリゴンミラーで反射された光を位置検出手段に集
光する集光レンズとを備える構成である。
【0010】さらに、リード位置決定手段が、第1のマ
スク内を移動する第1のサブマスクの位置を決定する第
1のサブマスク位置決定手段と、第1のサブマスク内に
おいて、画像演算処理手段により演算された輝度データ
を累積加算する第1の累積加算回路と、その累積加算数
値を累積加算数で割り算する第1の平均計算回路と、平
均計算回路で求めた第1のマスク内を移動する第1のサ
ブマスク内の輝度の平均値から最大値となる位置を検出
する最大値検出回路を備える構成である。
スク内を移動する第1のサブマスクの位置を決定する第
1のサブマスク位置決定手段と、第1のサブマスク内に
おいて、画像演算処理手段により演算された輝度データ
を累積加算する第1の累積加算回路と、その累積加算数
値を累積加算数で割り算する第1の平均計算回路と、平
均計算回路で求めた第1のマスク内を移動する第1のサ
ブマスク内の輝度の平均値から最大値となる位置を検出
する最大値検出回路を備える構成である。
【0011】また、リード先端位置検出手段が、第2の
マスク内を移動する第2のサブマスク位置を決定する第
2のサブマスク位置決定手段と、第2のサブマスク内に
おいて、画像演算処置により演算された輝度データを累
積加算する第2の累積加算回路と、その累積加算数値を
累積加算数で割り算する第2の平均計算回路と、平均計
算回路で求めた第2のマスク内を移動する第2のサブマ
スク内の輝度の平均値から最小値となる位置を検出する
最小値検出回路を備える構成である。
マスク内を移動する第2のサブマスク位置を決定する第
2のサブマスク位置決定手段と、第2のサブマスク内に
おいて、画像演算処置により演算された輝度データを累
積加算する第2の累積加算回路と、その累積加算数値を
累積加算数で割り算する第2の平均計算回路と、平均計
算回路で求めた第2のマスク内を移動する第2のサブマ
スク内の輝度の平均値から最小値となる位置を検出する
最小値検出回路を備える構成である。
【0012】さらに、判定処理手段が、同一グループ内
輝度データの平均値を計算するグループ平均計算回路
と、第3のマスク内において画像演算処理手段により演
算された輝度データと、サンプルデータ記憶手段からの
良品及び不良品サンプルデータ、グループ平均計算回路
からの平均値との相関係数を計算する相関係数計算回路
と、その相関係数と判定用しきい値とを比較し、プリン
ト回路基板上の部品の実装状態の良否を判定する判定回
路を備える構成である。
輝度データの平均値を計算するグループ平均計算回路
と、第3のマスク内において画像演算処理手段により演
算された輝度データと、サンプルデータ記憶手段からの
良品及び不良品サンプルデータ、グループ平均計算回路
からの平均値との相関係数を計算する相関係数計算回路
と、その相関係数と判定用しきい値とを比較し、プリン
ト回路基板上の部品の実装状態の良否を判定する判定回
路を備える構成である。
【0013】
【作用】このような構成により、本発明の実装基板外観
検査装置は、プリント回路基板及び実装部品の輝度デー
タを測定し、実装部品に設定された第1のマスク内で、
リード上面をスキャンする第1のサブマスク内の平均輝
度の最大値よりリード位置を求め、さらに第2のマスク
内で、リード上面をスキャンする第2のサブマスク内の
平均輝度の最小値よりリード先端位置を求め、リード間
位置に設定された第3のマスク内の輝度データと同一グ
ループ平均データ及び良品、不良品サンプルデータとの
相関関係を計算により求める。この相関関係と判定用し
きい値とを比較する。これによって、プリント回路基板
の反り、部品位置ずれ、リード曲がり等に影響されるこ
となく、実装部品のリード間ブリッジ、異物の付着等を
検査できる。
検査装置は、プリント回路基板及び実装部品の輝度デー
タを測定し、実装部品に設定された第1のマスク内で、
リード上面をスキャンする第1のサブマスク内の平均輝
度の最大値よりリード位置を求め、さらに第2のマスク
内で、リード上面をスキャンする第2のサブマスク内の
平均輝度の最小値よりリード先端位置を求め、リード間
位置に設定された第3のマスク内の輝度データと同一グ
ループ平均データ及び良品、不良品サンプルデータとの
相関関係を計算により求める。この相関関係と判定用し
きい値とを比較する。これによって、プリント回路基板
の反り、部品位置ずれ、リード曲がり等に影響されるこ
となく、実装部品のリード間ブリッジ、異物の付着等を
検査できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実装基板外観検査装置の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は実施例の構成を示している。図1
中、検出部にあって、11はプリント回路基板、12は
プリント回路基板11上に実装されたIC等の部品、1
3はプリント回路基板11を矢印14方向に移動させる
搬送機構、15はレーザ光源、16はレーザ光源15か
ら出射されるレーザ光、17はポリゴンミラー、18
a,18b,18cはそれぞれレーザ光16をポリゴン
ミラー17に導くための反射鏡、19はfθレンズであ
り、ポリゴンミラー17により反射されるレーザ光16
を部品12が実装されたプリント回路基板11に照射さ
せる。20は反射ミラーであり、部品12が実装された
プリント回路基板11から反射する散乱光をfθレンズ
19へ導く。21は集光レンズであり、fθレンズ19
を通り、ポリゴンミラー17で反射された光を集光す
る。22は位置検出素子であり、集光レンズ21の集光
位置に設けられ、集光位置に対応する位置信号S23を
出力する。信号処理部にあって、24は位置信号S23
から部品12の高さおよび輝度データを演算するための
画像演算処理部、25は部品12の実装位置にあらかじ
め定めた第1のマスク601(図6(a)参照)のデー
タを格納する第1のマスクデータ記憶部、26は第1の
マスク601内において、部品12のリード603(図
6(a)参照)の上面を移動する第1のサブマスク60
2(図6(a)参照)のデータを格納する第1のサブマ
スクデータ記憶部、27はリード位置決定部であり、第
1のサブマスクデータ記憶部26からの第1のサブマス
ク603を部品12のリード603の上面を移動させた
とき第1のサブマスク603内のデータの平均値が最大
となる点をリード位置として求める。28はリード位置
決定部27で求めたリード位置に設定する第2のマスク
701(図7(a)参照)のデータを格納する第2のマ
スクデータ記憶部、29は第2のマスク701内におい
て部品12のリード603の上面を移動する第2のサブ
マスク702(図7(a)参照)のデータを格納する第
2のサブマスクデータ記憶部、30はリード先端位置決
定部であり、第2のサブマスクデータ記憶部29からの
第2のサブマスク702を部品12のリード603の上
面を移動させたとき第2のサブマスク702内のデータ
の平均値が最小となる点をリード先端位置として求め
る。31はリード位置決定部27とリード先端位置決定
部30で求めたリード間位置に設定する第3のマスク7
03(図7(a)参照)のデータを格納する第3のマス
クデータ記憶部、33は第3のマスク703内の良品お
よび不良品サンプルデータを格納するサンプルデータ記
憶部、32はプリント回路基板11上の部品12の実装
状態の良否判定用の基準しきい値を格納する判定用しき
い値記憶部、34は判定処理部であり、第3のマスクデ
ータ、良品および不良品サンプルデータ、判定用しきい
値等を用いてプリント回路基板11上の部品12の実装
状態を判定する。
中、検出部にあって、11はプリント回路基板、12は
プリント回路基板11上に実装されたIC等の部品、1
3はプリント回路基板11を矢印14方向に移動させる
搬送機構、15はレーザ光源、16はレーザ光源15か
ら出射されるレーザ光、17はポリゴンミラー、18
a,18b,18cはそれぞれレーザ光16をポリゴン
ミラー17に導くための反射鏡、19はfθレンズであ
り、ポリゴンミラー17により反射されるレーザ光16
を部品12が実装されたプリント回路基板11に照射さ
せる。20は反射ミラーであり、部品12が実装された
プリント回路基板11から反射する散乱光をfθレンズ
19へ導く。21は集光レンズであり、fθレンズ19
を通り、ポリゴンミラー17で反射された光を集光す
る。22は位置検出素子であり、集光レンズ21の集光
位置に設けられ、集光位置に対応する位置信号S23を
出力する。信号処理部にあって、24は位置信号S23
から部品12の高さおよび輝度データを演算するための
画像演算処理部、25は部品12の実装位置にあらかじ
め定めた第1のマスク601(図6(a)参照)のデー
タを格納する第1のマスクデータ記憶部、26は第1の
マスク601内において、部品12のリード603(図
6(a)参照)の上面を移動する第1のサブマスク60
2(図6(a)参照)のデータを格納する第1のサブマ
スクデータ記憶部、27はリード位置決定部であり、第
1のサブマスクデータ記憶部26からの第1のサブマス
ク603を部品12のリード603の上面を移動させた
とき第1のサブマスク603内のデータの平均値が最大
となる点をリード位置として求める。28はリード位置
決定部27で求めたリード位置に設定する第2のマスク
701(図7(a)参照)のデータを格納する第2のマ
スクデータ記憶部、29は第2のマスク701内におい
て部品12のリード603の上面を移動する第2のサブ
マスク702(図7(a)参照)のデータを格納する第
2のサブマスクデータ記憶部、30はリード先端位置決
定部であり、第2のサブマスクデータ記憶部29からの
第2のサブマスク702を部品12のリード603の上
面を移動させたとき第2のサブマスク702内のデータ
の平均値が最小となる点をリード先端位置として求め
る。31はリード位置決定部27とリード先端位置決定
部30で求めたリード間位置に設定する第3のマスク7
03(図7(a)参照)のデータを格納する第3のマス
クデータ記憶部、33は第3のマスク703内の良品お
よび不良品サンプルデータを格納するサンプルデータ記
憶部、32はプリント回路基板11上の部品12の実装
状態の良否判定用の基準しきい値を格納する判定用しき
い値記憶部、34は判定処理部であり、第3のマスクデ
ータ、良品および不良品サンプルデータ、判定用しきい
値等を用いてプリント回路基板11上の部品12の実装
状態を判定する。
【0016】次に、この実施例の構成における動作につ
いて説明する。図6(a)は部品12を上方からみたと
きの第1のマスクの具体的な設定例を示す二次元的な配
置説明図、図6(b)は第1のマスク内を第1のサブマ
スクでスキャンしたときの第1のサブマスク内の輝度デ
ータの平均の変化を示すグラフである。図7(a)は部
品12を上方から見たときの第2のマスクの具体的な設
定例を示す二次元的な配置説明図、図7(b)は第2の
マスク内を第2のサブマスクでスキャンしたときの第2
のサブマスク内の輝度データの平均の変化を示すグラフ
である。
いて説明する。図6(a)は部品12を上方からみたと
きの第1のマスクの具体的な設定例を示す二次元的な配
置説明図、図6(b)は第1のマスク内を第1のサブマ
スクでスキャンしたときの第1のサブマスク内の輝度デ
ータの平均の変化を示すグラフである。図7(a)は部
品12を上方から見たときの第2のマスクの具体的な設
定例を示す二次元的な配置説明図、図7(b)は第2の
マスク内を第2のサブマスクでスキャンしたときの第2
のサブマスク内の輝度データの平均の変化を示すグラフ
である。
【0017】部品12が実装されたプリント回路基板1
1を搬送機構13により固定状態に保持して矢印14方
向に移動させる。この間、レーザ光源15からのレーザ
光16を3個の反射鏡18a,18b,18cを用い、
回転しているポリゴンミラー17に導き、ポリゴンミラ
ー17とfθレンズ19とによりレーザ光16を部品1
2が実装されたプリント回路基板11上に垂直に照射す
る。これにより部品12が実装されたプリント回路基板
11は、レーザ光16により上下方向に二次元的に全面
が走査される。
1を搬送機構13により固定状態に保持して矢印14方
向に移動させる。この間、レーザ光源15からのレーザ
光16を3個の反射鏡18a,18b,18cを用い、
回転しているポリゴンミラー17に導き、ポリゴンミラ
ー17とfθレンズ19とによりレーザ光16を部品1
2が実装されたプリント回路基板11上に垂直に照射す
る。これにより部品12が実装されたプリント回路基板
11は、レーザ光16により上下方向に二次元的に全面
が走査される。
【0018】レーザ光16の上下方向の二次元走査によ
り部品12が実装されたプリント回路基板11上から反
射してくる散乱光をプリント回路基板11とfθレンズ
19との間に設けた反射ミラー20により反射させ、f
θレンズ19とポリゴンミラー17を介し、さらに集光
レンズ21を通して位置検出素子22上に集光する。位
置検出素子22から出力された位置信号S23は画像演
算処理部24に入力される。画像演算処理部24では、
動機信号のタイミングで入力された位置信号S23をプ
リント回路基板11およびプリント回路基板11上に実
装された部品12の高さおよび輝度データに変換する演
算を行い、実測輝度データをリード位置決定部27へ出
力する。
り部品12が実装されたプリント回路基板11上から反
射してくる散乱光をプリント回路基板11とfθレンズ
19との間に設けた反射ミラー20により反射させ、f
θレンズ19とポリゴンミラー17を介し、さらに集光
レンズ21を通して位置検出素子22上に集光する。位
置検出素子22から出力された位置信号S23は画像演
算処理部24に入力される。画像演算処理部24では、
動機信号のタイミングで入力された位置信号S23をプ
リント回路基板11およびプリント回路基板11上に実
装された部品12の高さおよび輝度データに変換する演
算を行い、実測輝度データをリード位置決定部27へ出
力する。
【0019】リード位置決定部27では、部品(IC)
12の同一方向の全リード603にかかるように設定さ
れた第1のマスクデータ記憶部25からの第1のマスク
601内を移動する第1のサブマスクデータ記憶部26
からの第1のサブマスク602内の輝度の平均値の最大
となるところを見つけリードの位置と決定する。
12の同一方向の全リード603にかかるように設定さ
れた第1のマスクデータ記憶部25からの第1のマスク
601内を移動する第1のサブマスクデータ記憶部26
からの第1のサブマスク602内の輝度の平均値の最大
となるところを見つけリードの位置と決定する。
【0020】リード先端位置決定部30では、リード位
置決定部27で決定したリード位置に第2のマスクデー
タ記憶部28からの第2のマスク701を設定し、この
第2のマスク701内を移動する第2のサブマスクデー
タ記憶部29からの第2のサブマスク702内の輝度の
平均値の最小となるところを見つけリード先端位置と決
定する。
置決定部27で決定したリード位置に第2のマスクデー
タ記憶部28からの第2のマスク701を設定し、この
第2のマスク701内を移動する第2のサブマスクデー
タ記憶部29からの第2のサブマスク702内の輝度の
平均値の最小となるところを見つけリード先端位置と決
定する。
【0021】判定処理部34では、リード位置決定部2
7およびリード先端位置決定部30で決定したリード間
位置に第3のマスクデータ記憶部31からの第3のマス
ク703を設定し、この第3のマスク703内の輝度デ
ータと、同一グループ内の輝度データ平均値、サンプル
データ記憶部33からの良品および不良品サンブルデー
タとの相関係数を計算し、判定用しきい値記憶部32か
らの判定用しきい値と比較することにより、リード60
3間のブリッジ等を判定することができる。
7およびリード先端位置決定部30で決定したリード間
位置に第3のマスクデータ記憶部31からの第3のマス
ク703を設定し、この第3のマスク703内の輝度デ
ータと、同一グループ内の輝度データ平均値、サンプル
データ記憶部33からの良品および不良品サンブルデー
タとの相関係数を計算し、判定用しきい値記憶部32か
らの判定用しきい値と比較することにより、リード60
3間のブリッジ等を判定することができる。
【0022】次に、画像演算処理部24、リード位置決
定部27、リード先端位置決定部30、判定処理部34
の動作について詳細に説明する。
定部27、リード先端位置決定部30、判定処理部34
の動作について詳細に説明する。
【0023】図2は画像演算処理部24の詳細な構成を
示し、図3はリード位置決定部27の詳細な構成を示し
ている。さらに、図4はリード先端位置決定部30の詳
細な構成を示し、図5は判定処理部34の詳細な構成を
示している。
示し、図3はリード位置決定部27の詳細な構成を示し
ている。さらに、図4はリード先端位置決定部30の詳
細な構成を示し、図5は判定処理部34の詳細な構成を
示している。
【0024】まず、画像演算処理部24について説明す
る。図2に示すように位置検出素子22からの位置信号
S23をA/Dコンバータ201でディジタル信号に変
換し高さ演算回路202、輝度演算回路203に入力す
る。本実施例では、位置検出素子22としてPSD(P
osilionーSensitive Dotecto
rs;半導体位置検出素子)を用いており、PSDに入
射する反射光の入射位置は、素子の両端電極に流れる電
流が各電極間との距離に反比例するものを用いている。
高さ演算回路202では、高さデータを求め、輝度演算
回路203では輝度データを求めて、デイジタル信号に
変換された両電極からの電流I1およびI2を演算して
求める。
る。図2に示すように位置検出素子22からの位置信号
S23をA/Dコンバータ201でディジタル信号に変
換し高さ演算回路202、輝度演算回路203に入力す
る。本実施例では、位置検出素子22としてPSD(P
osilionーSensitive Dotecto
rs;半導体位置検出素子)を用いており、PSDに入
射する反射光の入射位置は、素子の両端電極に流れる電
流が各電極間との距離に反比例するものを用いている。
高さ演算回路202では、高さデータを求め、輝度演算
回路203では輝度データを求めて、デイジタル信号に
変換された両電極からの電流I1およびI2を演算して
求める。
【0025】
【数1】
【0026】
【数2】
【0027】この(数1)によって、高さ演算回路20
2で高さデータを求める。(数2)によって、輝度演算
回路203で輝度データを求めてデイジタル信号に変換
された両電極からの電流I1およびI2を演算して求め
る。
2で高さデータを求める。(数2)によって、輝度演算
回路203で輝度データを求めてデイジタル信号に変換
された両電極からの電流I1およびI2を演算して求め
る。
【0028】これらの(数1)(数2)で得られた高さ
データは、一旦、測定高さデータ格納メモリ204に格
納される。輝度データは測定輝度データ格納メモリ20
5に格納され、リード位置決定部27に出力される。
データは、一旦、測定高さデータ格納メモリ204に格
納される。輝度データは測定輝度データ格納メモリ20
5に格納され、リード位置決定部27に出力される。
【0029】次にリード位置決定部27について説明す
る。本実施例では、第1のマスク601のデータとし
て、その領域を示す直方体の左上と右したのXY座標が
格納されており、第1のサブマスク602のデータとし
てはその大きさ(X方向、Y方向)、第2のマスク70
1のデータとしてはその大きさ(X方向、Y方向)、第
2のサブマスク702のデータとしてはその大きさ(X
方向、Y方向)、第3のマスク703のデータとしては
その大きさ(X方向、Y方向)が格納されている。そし
て、図3、図6(a)に示すように、部品12の同一方
向の全リード603にかかるように設定された第1のマ
スクデータ記憶部25からの第1のマスク601内、す
なわち、同一方向の全リード603にかかっている部分
において、第1のサブマスクデータ記憶部26からの第
1のサブマスク602を第1のサブマスク位置決定部3
01により部品12のリード603の長手方向と垂直な
矢印方向にスキャンニングし、第1のサブマスク602
に対応する測定輝度データ格納メモリ205からの測定
輝度データの和を第1の累積加算回路302で求め、第
1の平均計算回路303において、その累積加算数値を
累積加算数で割り算することにより第1のサブマスク6
02内の平均値を求める。最大値検出回路304におい
ては、第1の平均計算回路303で求めた平均値の最大
値を持つ箇所を求める。
る。本実施例では、第1のマスク601のデータとし
て、その領域を示す直方体の左上と右したのXY座標が
格納されており、第1のサブマスク602のデータとし
てはその大きさ(X方向、Y方向)、第2のマスク70
1のデータとしてはその大きさ(X方向、Y方向)、第
2のサブマスク702のデータとしてはその大きさ(X
方向、Y方向)、第3のマスク703のデータとしては
その大きさ(X方向、Y方向)が格納されている。そし
て、図3、図6(a)に示すように、部品12の同一方
向の全リード603にかかるように設定された第1のマ
スクデータ記憶部25からの第1のマスク601内、す
なわち、同一方向の全リード603にかかっている部分
において、第1のサブマスクデータ記憶部26からの第
1のサブマスク602を第1のサブマスク位置決定部3
01により部品12のリード603の長手方向と垂直な
矢印方向にスキャンニングし、第1のサブマスク602
に対応する測定輝度データ格納メモリ205からの測定
輝度データの和を第1の累積加算回路302で求め、第
1の平均計算回路303において、その累積加算数値を
累積加算数で割り算することにより第1のサブマスク6
02内の平均値を求める。最大値検出回路304におい
ては、第1の平均計算回路303で求めた平均値の最大
値を持つ箇所を求める。
【0030】上記のようなマスクデータに基づいて、リ
ード603にかかるように設定した第1のサブマスク6
02をスキャンさせたときの第1のサブマスク602内
の平均値を計算してプロットすると、図6(b)のよう
になる。すなわち、第1のサブマスク602をXの正の
方向にスキャンさせると、第1のサブマスク602がリ
ード上面にかかったとき輝度が高くなり、最大値を持つ
ことになることから、リード位置を求めることができ
る。
ード603にかかるように設定した第1のサブマスク6
02をスキャンさせたときの第1のサブマスク602内
の平均値を計算してプロットすると、図6(b)のよう
になる。すなわち、第1のサブマスク602をXの正の
方向にスキャンさせると、第1のサブマスク602がリ
ード上面にかかったとき輝度が高くなり、最大値を持つ
ことになることから、リード位置を求めることができ
る。
【0031】次に、リード先端位置決定部30について
説明する。図4、図7(a)に示すように、リード位置
決定部27からのリード位置に設定された第2のマスク
データ記憶部28からの第2のマスク701内におい
て、第2のサブマスクデータ記憶部29からの第2のサ
ブマスク702を第2のサブマスク位置決定部401に
より部品12のリード603の長手方向と平行な矢印方
向にスキャンニングし、第2のサブマスク702に対応
する測定輝度データ格納メモリ205からの測定輝度デ
ータの和を第2の累積加算回路402で求め、第2の平
均計算回路403において、その累積加算数値を累積加
算数で割り算することにより第2のサブマスク702内
の平均値を求める。最小値検出回路404においては、
第2の平均計算回路403で求めた平均値の最小値を持
つ箇所を求める。
説明する。図4、図7(a)に示すように、リード位置
決定部27からのリード位置に設定された第2のマスク
データ記憶部28からの第2のマスク701内におい
て、第2のサブマスクデータ記憶部29からの第2のサ
ブマスク702を第2のサブマスク位置決定部401に
より部品12のリード603の長手方向と平行な矢印方
向にスキャンニングし、第2のサブマスク702に対応
する測定輝度データ格納メモリ205からの測定輝度デ
ータの和を第2の累積加算回路402で求め、第2の平
均計算回路403において、その累積加算数値を累積加
算数で割り算することにより第2のサブマスク702内
の平均値を求める。最小値検出回路404においては、
第2の平均計算回路403で求めた平均値の最小値を持
つ箇所を求める。
【0032】上記のようなマスクデータに基づいて、リ
ード603上にかかるように設定した第2のサブマスク
702をスキャンさせたときの第2のサブマスク702
内の平均値を計算してプロットすると、図7(b)のよ
うになる。すなわち、第2のサブマスク702をYの負
の方向にスキャンさせると、第2のサブマスク702が
リード先端にかかったとき輝度が低くなり、最小値を持
つことになることから、リード先端位置を求めることが
できる。
ード603上にかかるように設定した第2のサブマスク
702をスキャンさせたときの第2のサブマスク702
内の平均値を計算してプロットすると、図7(b)のよ
うになる。すなわち、第2のサブマスク702をYの負
の方向にスキャンさせると、第2のサブマスク702が
リード先端にかかったとき輝度が低くなり、最小値を持
つことになることから、リード先端位置を求めることが
できる。
【0033】次に、判定処理部34について説明する。
図5、図6(a)、図7(a)に示すように、リード位
置決定部27からのリード位置と、リード先端位置決定
部30からのリード先端位置から求めたリード間位置に
第3のマスクデータ記憶部31からの第3のマスク70
3を設定する。この第3のマスク703に対応する測定
輝度データ格納メモリ205からの測定輝度データの同
一グループ内の平均値をグループ平均計算回路501で
求める。相関係数計算回路502において、第3のマス
ク703に対応する測定輝度格納メモリ205からの測
定輝度データと、グループ平均計算回路501からのグ
ループ内平均値、サンプルデータ記憶部33からの良品
および不良品サンプルデータとの相関係数を、
図5、図6(a)、図7(a)に示すように、リード位
置決定部27からのリード位置と、リード先端位置決定
部30からのリード先端位置から求めたリード間位置に
第3のマスクデータ記憶部31からの第3のマスク70
3を設定する。この第3のマスク703に対応する測定
輝度データ格納メモリ205からの測定輝度データの同
一グループ内の平均値をグループ平均計算回路501で
求める。相関係数計算回路502において、第3のマス
ク703に対応する測定輝度格納メモリ205からの測
定輝度データと、グループ平均計算回路501からのグ
ループ内平均値、サンプルデータ記憶部33からの良品
および不良品サンプルデータとの相関係数を、
【0034】
【数3】
【0035】で求める。判定回路503では、相関係数
計算回路502からの相関係数と、判定用しきい値記憶
部32に記憶してあるしきい値とを比較する。相関係数
がしきい値の範囲内か否かにより部品12の実装状態を
判定する。すなわち、(数3)より計算した良品サンプ
ルデータとの相関係数、不良品サンプルデータとの相関
係数、グループ平均データとの相関係数が判定用しきい
値の範囲内ならば部品12が正しく実装され、リード6
03間位置にブリッジ、異物等がないと判定し、(数
3)より計算した良品サンプルデータとの相関係数、不
良品サンプルデータとの相関係数、グループ平均データ
との相関係数が判定用しきい値の範囲外ならばリード6
03間位置にブリッジ、異物等があると判定する。
計算回路502からの相関係数と、判定用しきい値記憶
部32に記憶してあるしきい値とを比較する。相関係数
がしきい値の範囲内か否かにより部品12の実装状態を
判定する。すなわち、(数3)より計算した良品サンプ
ルデータとの相関係数、不良品サンプルデータとの相関
係数、グループ平均データとの相関係数が判定用しきい
値の範囲内ならば部品12が正しく実装され、リード6
03間位置にブリッジ、異物等がないと判定し、(数
3)より計算した良品サンプルデータとの相関係数、不
良品サンプルデータとの相関係数、グループ平均データ
との相関係数が判定用しきい値の範囲外ならばリード6
03間位置にブリッジ、異物等があると判定する。
【0036】このように、上記実施例によれば部品12
が実装されたプリント回路基板11をレーザ光16で全
面走査し、プリント回路基板11から反射して得られる
散乱光を反射ミラー20、fθレンズ19、ポリゴンミ
ラー17及び集光レンズ21を通して位置検出素子22
に導き、プリント回路基板11上の高さの凹凸に従って
変化する位置検出素子22上の散乱光の集光位置を検出
する。その位置信号S23から画像演算処理部24によ
りプリント回路基板11及びその上に実装された部品1
2の高さおよび輝度データを演算する。そして、リード
位置決定部27により部品12の実装位置に設定された
第1のマスク601内において、リード上面のスキャン
する第1のサブマスク602内の平均輝度の最大値より
リード603の位置を求め、リード先端位置決定部30
により、リード位置決定部27からのリード603上に
設定された第2のマスク701内において、リード上面
をスキャンする第2のサブマスク702内の平均輝度の
最小値よりリード603の先端位置を求め、判定処理部
34によりリード間位置に設定された第3のマスク70
3内の輝度データと、同一グループの平均輝度データ、
良品および不良品サンプルデータとの相関係数を計算す
ることにより、基板11の反り、部品12のずれ、リー
ド603の曲がりに影響されることなく、部品12のリ
ード603間のブリッジ、異物などを検査することがで
きる。
が実装されたプリント回路基板11をレーザ光16で全
面走査し、プリント回路基板11から反射して得られる
散乱光を反射ミラー20、fθレンズ19、ポリゴンミ
ラー17及び集光レンズ21を通して位置検出素子22
に導き、プリント回路基板11上の高さの凹凸に従って
変化する位置検出素子22上の散乱光の集光位置を検出
する。その位置信号S23から画像演算処理部24によ
りプリント回路基板11及びその上に実装された部品1
2の高さおよび輝度データを演算する。そして、リード
位置決定部27により部品12の実装位置に設定された
第1のマスク601内において、リード上面のスキャン
する第1のサブマスク602内の平均輝度の最大値より
リード603の位置を求め、リード先端位置決定部30
により、リード位置決定部27からのリード603上に
設定された第2のマスク701内において、リード上面
をスキャンする第2のサブマスク702内の平均輝度の
最小値よりリード603の先端位置を求め、判定処理部
34によりリード間位置に設定された第3のマスク70
3内の輝度データと、同一グループの平均輝度データ、
良品および不良品サンプルデータとの相関係数を計算す
ることにより、基板11の反り、部品12のずれ、リー
ド603の曲がりに影響されることなく、部品12のリ
ード603間のブリッジ、異物などを検査することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の実装基板外観検査装置は、プリント回路基板及び実装
部品の輝度データを測定し、実装部品に設定された第1
のマスク内で、リード上面をスキャンする第1のサブマ
スク内の平均輝度の最大値よりリード位置を求め、さら
に第2のマスク内で、リード上面をスキャンする第2の
サブマスク内の平均輝度の最小値よりリード先端位置を
求め、リード間位置に設定された第3のマスク内の輝度
データと同一グループ平均データ及び良品、不良品サン
プルデータとの相関関係を計算により求め、この相関関
係と判定用しきい値とを比較しているため、プリント回
路基板の反り、部品位置ずれ、リード曲がり等に影響さ
れることなく、実装部品のリード間ブリッジ、異物の付
着等を検査できるという効果を有する。
の実装基板外観検査装置は、プリント回路基板及び実装
部品の輝度データを測定し、実装部品に設定された第1
のマスク内で、リード上面をスキャンする第1のサブマ
スク内の平均輝度の最大値よりリード位置を求め、さら
に第2のマスク内で、リード上面をスキャンする第2の
サブマスク内の平均輝度の最小値よりリード先端位置を
求め、リード間位置に設定された第3のマスク内の輝度
データと同一グループ平均データ及び良品、不良品サン
プルデータとの相関関係を計算により求め、この相関関
係と判定用しきい値とを比較しているため、プリント回
路基板の反り、部品位置ずれ、リード曲がり等に影響さ
れることなく、実装部品のリード間ブリッジ、異物の付
着等を検査できるという効果を有する。
【図1】本発明の実装基板外観検査装置の実施例におけ
る検出部及び信号処理部の全体構成を示す図
る検出部及び信号処理部の全体構成を示す図
【図2】実施例における画像演算処理部の詳細な構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図3】実施例におけるリード位置決定部の詳細な構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図4】実施例におけるリード先端位置決定部の詳細な
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図5】実施例における判定処理部の詳細な構成を示す
ブロック図
ブロック図
【図6】実施例における第1のマスクデータ記憶部、第
1のサブマスクデータ記憶部に記憶された第1のマス
ク、第1のサブマスクを説明するための説明図
1のサブマスクデータ記憶部に記憶された第1のマス
ク、第1のサブマスクを説明するための説明図
【図7】実施例における第2のマスクデータ記憶部、第
2のサブマスクデータ記憶部に記憶された第2のマス
ク、第2のサブマスクを説明するための説明図
2のサブマスクデータ記憶部に記憶された第2のマス
ク、第2のサブマスクを説明するための説明図
【図8】従来の実装基板外観検査装置の構成を示すブロ
ック図
ック図
【図9】従来例におけるマスクの説明のための図
【符号の説明】 11 プリント回路基板 12 部品 13 搬送機構 15 レーザ光源 16 レーザ光 17 ポリゴンミラー 18a,18b,18c 反射鏡 19 fθレンズ 20 反射ミラー 21 集光レンズ 22 位置検出素子 24 画像演算処理部 25 第1のマスクデータ記憶部 26 第1のサブマスクデータ記憶部 27 リード位置決定部 28 第2のマスクデータ記憶部 29 第2のサブマスクデータ記憶部 30 リード先端位置決定部 31 第3のマスクデータ記憶部 32 判定用しきい値記憶部 33 サンプルデータ記憶部 34 判定処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 栄一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 三宮 邦夫 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−86548(JP,A) 特開 平3−245046(JP,A) 特開 平3−148051(JP,A) 特開 平3−148050(JP,A) 特開 平2−212705(JP,A) 特開 平2−110306(JP,A) 特開 平2−203258(JP,A) 特開 平1−219656(JP,A) 特開 平3−189772(JP,A) 特開 平3−229107(JP,A) 特開 平4−178508(JP,A) 特開 平4−268445(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】 部品が実装されたプリント回路基板を移
動させる搬送手段と、レーザ光源からのレーザ光を上記
プリント回路基板上に走査させるレーザ光走査手段と、
上記レーザ光の走査により上記プリント回路基板上から
反射して得られる散乱光を反射させて集光する散乱光反
射集光手段と、上記散乱光反射集光手段の集光位置に設
けられ集光位置に対応する位置信号を出力する位置検出
手段と、上記位置検出手段からの位置信号により上記プ
リント回路基板およびプリント回路基板上に実装された
部品の高さおよび輝度データを演算する画像演算処理手
段と、上記部品の実装位置にあらかじめ定めた任意サイ
ズの複数の第1のマスクのデータを格納する第1のマス
クデータ記憶手段と、上記第1のマスク内において、上
記部品のリード上面をリードの長手方向と垂直な方向に
移動する第1のサブマスクのデータを格納する第1のサ
ブマスクデータ記憶手段と、上記第1のマスク内を移動
する上記第1のサブマスク内の平均輝度の最大値よりリ
ード位置を求めるリード位置決定手段と、求められたリ
ード位置に設定する第2のマスクのデータを格納する第
2のマスクデータ記憶手段と、上記第2のマスク内にお
いて、上記部品のリード上面をリードの長手方向と水平
な方向に移動する第2のサブマスクのデータを格納する
第2のサブマスクデータ記憶手段と、上記第2のマスク
内を移動する上記第2のサブマスク内の平均輝度の最小
値よりリード先端を求めるリード先端位置決定手段と、
上記第1と第2のサブマスクから求められたリード間位
置に設定する第3のマスクデータ記憶手段と、良部品と
不良部品のサンプルデータを格納するサンプルデータ記
憶手段と、良否判定用の準備しきい値を格納する判定用
しきい値記憶手段と、上記第3のマスク内の輝度データ
と上記サンプルデータとの相関係数を計算して上記判定
用しきい値と比較し、上記プリント回路基板上の部品の
実装状態の良否を判定する判定処理手段とを備える実装
基板外観検査装置。 - 【請求項2】 レーザ光走査手段がポリゴンミラーとf
θレンズを備え、散乱光反射集光手段がプリント回路基
板上から反射して得られる散乱光を反射させる反射ミラ
ーと、上記反射ミラーにより反射され、上記fθレンズ
を介して上記ポリゴンミラーで反射された光を位置検出
手段に集光する集光レンズとを備える請求項1記載の実
装基板外観検査装置。 - 【請求項3】 リード位置決定手段が、第1のマスク内
を移動する第1のサブマスクの位置を決定する第1のサ
ブマスク位置決定手段と、上記第1のサブマスク内にお
いて、画像演算処理手段により演算された輝度データを
累積加算する第1の累積加算回路と、その累積加算数値
を累積加算数で割り算する第1の平均計算回路と、上記
平均計算回路で求めた第1のマスク内を移動する上記第
1のサブマスク内の輝度の平均値から最大値となる位置
を検出する最大値検出回路を備える請求項1又は請求項
2記載の実装基板外観検査装置。 - 【請求項4】 リード先端位置検出手段が、第2のマス
ク内を移動する第2のサブマスク位置を決定する第2の
サブマスク位置決定手段と、上記第2のサブマスク内に
おいて、画像演算処置により演算された輝度データを累
積加算する第2の累積加算回路と、その累積加算数値を
累積加算数で割り算する第2の平均計算回路と、上記平
均計算回路で求めた第2のマスク内を移動する上記第2
のサブマスク内の輝度の平均値から最小値となる位置を
検出する最小値検出回路を備える請求項3記載の実装基
板外観検査装置。 - 【請求項5】 判定処理手段が、同一グループ内輝度デ
ータの平均値を計算するグループ平均計算回路と、第3
のマスク内において画像演算処理手段により演算された
輝度データと、サンプルデータ記憶手段からの良品及び
不良品サンプルデータ、上記グループ平均計算回路から
の平均値との相関係数を計算する相関係数計算回路と、
その相関係数と判定用しきい値とを比較し、プリント回
路基板上の部品の実装状態の良否を判定する判定回路を
備える請求項4記載の実装基板外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4133238A JP2705458B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 実装基板外観検査装置 |
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JP4133238A JP2705458B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 実装基板外観検査装置 |
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- 1992-05-26 JP JP4133238A patent/JP2705458B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05322788A (ja) | 1993-12-07 |
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