JP2772232B2 - 電子部品自動実装装置の実装順序決定方式 - Google Patents
電子部品自動実装装置の実装順序決定方式Info
- Publication number
- JP2772232B2 JP2772232B2 JP5321603A JP32160393A JP2772232B2 JP 2772232 B2 JP2772232 B2 JP 2772232B2 JP 5321603 A JP5321603 A JP 5321603A JP 32160393 A JP32160393 A JP 32160393A JP 2772232 B2 JP2772232 B2 JP 2772232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- mounting
- mounting order
- components
- order
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品自動実装装置に
おける電子部品を自動実装するための実装順序を決定す
る方式に関する。
おける電子部品を自動実装するための実装順序を決定す
る方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品自動実装装置
は、プリント基板に実装する全部品についてその部品固
有の部品データおよび実装位置を示す位置データとをあ
らかじめメモリに入力しておき、CPUにセットされた
所定のプログラムに従い、これ等データを用いて距離的
に近い順に各部品を自動的に実装して行く。この時の各
部品の実装順序は部品を握む部品挿入ハンドの全移動距
離、即ち全部品の実装径路長が最短距離となるように実
装順序を決定する必要がある。
は、プリント基板に実装する全部品についてその部品固
有の部品データおよび実装位置を示す位置データとをあ
らかじめメモリに入力しておき、CPUにセットされた
所定のプログラムに従い、これ等データを用いて距離的
に近い順に各部品を自動的に実装して行く。この時の各
部品の実装順序は部品を握む部品挿入ハンドの全移動距
離、即ち全部品の実装径路長が最短距離となるように実
装順序を決定する必要がある。
【0003】従来、この部品実装順序を決定するアルゴ
リズムとして、以下に述べる手法が用いられてきた。
リズムとして、以下に述べる手法が用いられてきた。
【0004】最初の実装部品を決定する。
【0005】未実装部品のうち、それまでに実装順序
の決定した最後の部品と距離的に最も近いものを次の実
装部品とする。
の決定した最後の部品と距離的に最も近いものを次の実
装部品とする。
【0006】を未実装部品がなくなるまで繰り返
す。
す。
【0007】上記のように単に距離的に近い部品を次の
実装部品とするために、その結果得られた実装順序で
は、実装経路長を評価すると明らかに冗長な部分が存在
する場合がある。これはの決定方法を変更しても変わ
らない。
実装部品とするために、その結果得られた実装順序で
は、実装経路長を評価すると明らかに冗長な部分が存在
する場合がある。これはの決定方法を変更しても変わ
らない。
【0008】そのために従来は、上記のアルゴリズムで
決定した部品実装順序をそのまま使用せずに、必ず人手
で評価・修正を加えて実装順序を完成していた。
決定した部品実装順序をそのまま使用せずに、必ず人手
で評価・修正を加えて実装順序を完成していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の部品
実装順序決定方式では、次の実装部品として単に距離的
に最も近い部品を選ぶために、例えば従来方式で部品実
装順序を決めた図3の状況では、部品実装順序は部品
a、b、c、d、e、fとなるが、a、b、f、c、
d、eの方が視覚的にも明らかに短かく、最短経路長と
はならない。このような場合、人手で修正を加えるがこ
の正確な経路長の計算が面倒であり、特に部品点数が多
くなるとこの修正に多大の人手を要するという問題があ
る。
実装順序決定方式では、次の実装部品として単に距離的
に最も近い部品を選ぶために、例えば従来方式で部品実
装順序を決めた図3の状況では、部品実装順序は部品
a、b、c、d、e、fとなるが、a、b、f、c、
d、eの方が視覚的にも明らかに短かく、最短経路長と
はならない。このような場合、人手で修正を加えるがこ
の正確な経路長の計算が面倒であり、特に部品点数が多
くなるとこの修正に多大の人手を要するという問題があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の実装順序決定方
式は、プリント基板に実装する複数の部品についてその
部品固有の部品データおよび実装位置を示す位置データ
を入力しておきこれ等データを用いて距離的に近い順に
前記部品を自動的に実装して行く計算機を用いた電子部
品自動実装装置の前記部品の実装順序決定方式におい
て、最初の前記部品からスタートし順序の決まっていな
い前記部品を対象に最も近距離にある近距離部品を次の
実装部品として順次決めて行くことにより全部の前記部
品の仮実装順序を決定する手段と、次に各前記部品につ
いて他の全部の前記部品を対象に最も近距離にある絶対
近距離部品を求めこの求めた絶対近距離部品が前記仮実
装順序における前あるいは後にある実装部品と一致しな
い場合、この一致しない前記部品を前記絶対近距離部品
とこの次の実装部品との間に入れて前記仮実装順序を変
更する変更実装順序を求める手段と、前記最初の部品か
ら最後の前記部品まで順次実装して行く時の全実装径路
長について前記仮実装順序の時のものと前記変更実装順
序の時のものとについてそれぞれ求め後者が前者より短
い場合は前記変更実装順序を最終的実装順序として確定
する手段とを備えている。
式は、プリント基板に実装する複数の部品についてその
部品固有の部品データおよび実装位置を示す位置データ
を入力しておきこれ等データを用いて距離的に近い順に
前記部品を自動的に実装して行く計算機を用いた電子部
品自動実装装置の前記部品の実装順序決定方式におい
て、最初の前記部品からスタートし順序の決まっていな
い前記部品を対象に最も近距離にある近距離部品を次の
実装部品として順次決めて行くことにより全部の前記部
品の仮実装順序を決定する手段と、次に各前記部品につ
いて他の全部の前記部品を対象に最も近距離にある絶対
近距離部品を求めこの求めた絶対近距離部品が前記仮実
装順序における前あるいは後にある実装部品と一致しな
い場合、この一致しない前記部品を前記絶対近距離部品
とこの次の実装部品との間に入れて前記仮実装順序を変
更する変更実装順序を求める手段と、前記最初の部品か
ら最後の前記部品まで順次実装して行く時の全実装径路
長について前記仮実装順序の時のものと前記変更実装順
序の時のものとについてそれぞれ求め後者が前者より短
い場合は前記変更実装順序を最終的実装順序として確定
する手段とを備えている。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を用いて
説明する。図1は本実施例のフローチャートである。図
2は、図1による変更実装順序例を示すプリント基板の
平面図である。図3は図1による仮実装順序例を示すプ
リント基板の平面図である。
説明する。図1は本実施例のフローチャートである。図
2は、図1による変更実装順序例を示すプリント基板の
平面図である。図3は図1による仮実装順序例を示すプ
リント基板の平面図である。
【0012】図1において、先ず最初の部品を決める
が、これは通常プリント基板上の部品群の端にある部品
が選ばれ(101)、これをスタートとしてまだ順序の
決まっていない残り部品を対象として最も近距離にある
部品を次の実装部品として行き、順次全部品の順序を決
める(102,103)。これを仮実装順序(104)
とするが、これは既に具体的例として図3に示した従来
方式の部品実装順序に外ならない。即ち図3において
は、部品αから始まり順次近距離の部品を次の実装部品
とするので、部品b、c、d、e、fとなる。
が、これは通常プリント基板上の部品群の端にある部品
が選ばれ(101)、これをスタートとしてまだ順序の
決まっていない残り部品を対象として最も近距離にある
部品を次の実装部品として行き、順次全部品の順序を決
める(102,103)。これを仮実装順序(104)
とするが、これは既に具体的例として図3に示した従来
方式の部品実装順序に外ならない。即ち図3において
は、部品αから始まり順次近距離の部品を次の実装部品
とするので、部品b、c、d、e、fとなる。
【0013】次に最初の部品に戻り(201)仮決定部
品実装順序の見直し処理を行う。今度はプリント基板と
の全部品を対象に最も近距離にある部品を次の実装部品
とするが(202,203)、この絶対近距離にある部
品βが先の仮実装順序の時の直前あるいは直後の実装部
品と一致する時は仮実装順序を変更しないが、一致しな
い時はその見直しの部品αを部品βと次の実装部品との
間に入れ仮実装順序を変更する(204,205)。
品実装順序の見直し処理を行う。今度はプリント基板と
の全部品を対象に最も近距離にある部品を次の実装部品
とするが(202,203)、この絶対近距離にある部
品βが先の仮実装順序の時の直前あるいは直後の実装部
品と一致する時は仮実装順序を変更しないが、一致しな
い時はその見直しの部品αを部品βと次の実装部品との
間に入れ仮実装順序を変更する(204,205)。
【0014】即ち、図3についてこの見直し処理を説明
すると、部品αからスタートしb、c、d、eまでは、
それぞれの絶対近距離の部品βは仮実装順序時の近距離
にある部品とそれぞれ一致するので変更せず、部品fに
至りこのfの部品βを選ぶとbであるのでこれはeとは
一致しない。従って、fをbとcとの間に入れ仮実装順
序を変更する。図2はこの変更実装順序を示す。
すると、部品αからスタートしb、c、d、eまでは、
それぞれの絶対近距離の部品βは仮実装順序時の近距離
にある部品とそれぞれ一致するので変更せず、部品fに
至りこのfの部品βを選ぶとbであるのでこれはeとは
一致しない。従って、fをbとcとの間に入れ仮実装順
序を変更する。図2はこの変更実装順序を示す。
【0015】次に仮実装順序の時と変更実装順序の時の
全実装経路長を計算する(301)。前者の経路長をL
1、後者の経路長をL2とし、例えば図3、図2につい
て計算する。各図の格子の一辺を1cmとすると、、L
1は約9.5cm(1+1+1+2+√(22 +4
2 ))となる。L2は約8.2cm(1+2+√(12
+22 )+1+2)となる。したがってL1とL2を比
較する(302)とL2の方が短いので変更実装順序を
採用し、この地点までの実装順序が確定する(30
3)。また、L1の方が短い場合には仮実装順序で確定
する(304)。尚更に部品が図示のf以外ある場合に
は、f以外の部品に対して上記見直し処理をくり返し行
い全体的な実装順序を確定する。
全実装経路長を計算する(301)。前者の経路長をL
1、後者の経路長をL2とし、例えば図3、図2につい
て計算する。各図の格子の一辺を1cmとすると、、L
1は約9.5cm(1+1+1+2+√(22 +4
2 ))となる。L2は約8.2cm(1+2+√(12
+22 )+1+2)となる。したがってL1とL2を比
較する(302)とL2の方が短いので変更実装順序を
採用し、この地点までの実装順序が確定する(30
3)。また、L1の方が短い場合には仮実装順序で確定
する(304)。尚更に部品が図示のf以外ある場合に
は、f以外の部品に対して上記見直し処理をくり返し行
い全体的な実装順序を確定する。
【0016】以上説明した実装順序の決定方式を電子部
品自動実装装置のプログラムに採用することにより、同
装置における部品実装時の全経路長を最短に自動補正す
る。
品自動実装装置のプログラムに採用することにより、同
装置における部品実装時の全経路長を最短に自動補正す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明の実装順序決
定方式は、電子部品自動実装装置における部品実装順序
をその全経路長が最短になるように自動補正することが
できる。従って補正のための人手が不用となり、実装順
序に関するデータ入力作業の効率化、また入力ミスが減
少するという効果がある。
定方式は、電子部品自動実装装置における部品実装順序
をその全経路長が最短になるように自動補正することが
できる。従って補正のための人手が不用となり、実装順
序に関するデータ入力作業の効率化、また入力ミスが減
少するという効果がある。
【図1】本発明による実施例のフローチャート図であ
る。
る。
【図2】図1における変更実装順序例を示すプリント基
板の平面図である。
板の平面図である。
【図3】図1における仮実装順序例を示すプリント基板
の平面図である。
の平面図である。
a,b,c,d,e,f 部品
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−164300(JP,A) 特開 昭63−179600(JP,A) 特開 平4−171999(JP,A) 特開 昭63−204301(JP,A) 特開 平4−8437(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 13/00 - 13/08
Claims (1)
- 【請求項1】 プリント基板に実装する複数の部品につ
いてその部品固有の部品データおよび実装位置を示す位
置データを入力しておきこれ等データを用いて距離的に
近い順に前記部品を自動的に実装して行く計算機を用い
た電子部品自動実装装置の前記部品の実装順序決定方式
において、最初の前記部品からスタートし順序の決まっ
ていない前記部品を対象に最も近距離にある近距離部品
を次の実装部品として順次決めて行くことにより全部の
前記部品の仮実装順序を決定する手段と、次に各前記部
品について他の全部の前記部品を対象に最も近距離にあ
る絶対近距離部品を求めこの求めた絶対近距離部品が前
記仮実装順序における前あるいは後にある実装部品と一
致しない場合、この一致しない前記部品を前記絶対近距
離部品とこの次の実装部品との間に入れて前記仮実装順
序を変更する変更実装順序を求める手段と、前記最初の
部品から最後の前記部品まで順次実装して行く時の全実
装径路長について前記仮実装順序の時のものと前記変更
実装順序の時のものとについてそれぞれ求め後者が前者
より短い場合は前記変更実装順序を最終的実装順序とし
て確定する手段とを備えることを特徴とする電子部品自
動実装装置の実装順序決定方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5321603A JP2772232B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 電子部品自動実装装置の実装順序決定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5321603A JP2772232B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 電子部品自動実装装置の実装順序決定方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176891A JPH07176891A (ja) | 1995-07-14 |
JP2772232B2 true JP2772232B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=18134381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5321603A Expired - Lifetime JP2772232B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 電子部品自動実装装置の実装順序決定方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772232B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20070085719A (ko) | 2004-12-15 | 2007-08-27 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 동작 시간 단축 방법, 동작 시간 단축 장치, 프로그램 및부품 실장기 |
JP2007109893A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 部品実装順序決定方法 |
WO2014141427A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | 富士機械製造株式会社 | 実装設定方法及び実装設定装置 |
KR102484355B1 (ko) * | 2018-08-22 | 2023-01-04 | 한화정밀기계 | 부품 장착 순서 결정 장치 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5321603A patent/JP2772232B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07176891A (ja) | 1995-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2772232B2 (ja) | 電子部品自動実装装置の実装順序決定方式 | |
DE60311764T2 (de) | Verfahren und Vorrichtung zur Dekodierung von Reed-Solomon Kodes | |
US20060122721A1 (en) | Method and system for engineering change implementation | |
US6317861B1 (en) | Delay verification device for logic circuit and delay verification method therefor | |
EP0626652B1 (en) | Method and apparatus for determining elementary circuits and initial values of flows in a pipe network | |
DE69411259D1 (de) | Automatisches Entwurfsverfahren für digitale elektronische Schaltkreise | |
US6640332B2 (en) | Wiring pattern decision method considering electrical length and multi-layer wiring board | |
JP3003345B2 (ja) | プリント板の自動束配線システム | |
JPH0315982A (ja) | 論理シミュレーションシステム | |
US5950204A (en) | Determining apparatus and determining method for inclusion relation between sets of parallel multiple ladder-structured data | |
JP3253672B2 (ja) | 実装データ作成装置および実装データ作成方法 | |
JP3219066B2 (ja) | アナログ部品削除情報付与システム | |
EP0166220A2 (en) | Digital data processing device with address allocation means | |
JPH05151317A (ja) | 指定長配線経路探索方式 | |
JP3201170B2 (ja) | 産業用ロボットの探査距離設定方法 | |
JPH0432974A (ja) | ディスクリート・ワイヤの配線長決定方式 | |
JP3318205B2 (ja) | プリント板設計システムの異種ネットに対する配線長制限の設定方法 | |
JP3175686B2 (ja) | 工程フローチェックシステム及び工程フローチェック方法 | |
JP2655473B2 (ja) | 対話型配線設計方法 | |
CN117056679A (zh) | 一种轨迹插补方法、装置、设备及计算机可读存储介质 | |
CN115158339A (zh) | 车道线参数模拟方法、装置、设备 | |
JP3702448B2 (ja) | リレー回路設計装置 | |
JPH10256797A (ja) | 部品組み立て方法およびその装置 | |
JPS6292493A (ja) | 電子部品自動插入機 | |
JPH01318300A (ja) | 実装順序決定処理方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980324 |