JP2769012B2 - セル抜け誤配送検出および訂正方法 - Google Patents
セル抜け誤配送検出および訂正方法Info
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- JP2769012B2 JP2769012B2 JP4771890A JP4771890A JP2769012B2 JP 2769012 B2 JP2769012 B2 JP 2769012B2 JP 4771890 A JP4771890 A JP 4771890A JP 4771890 A JP4771890 A JP 4771890A JP 2769012 B2 JP2769012 B2 JP 2769012B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [概要] 広帯域IDSN網における非同期転送モードのセル抜けや
誤配送の検出及び訂正方式に関し、 セル誤配送の全ての形態、あるいは1セル抜けや複数
セル抜け及びそれらの連続発生を確実に検出し、訂正す
ることを目的とし、 送信側ではセルにシーケンス番号を付して送信し、受
信側ではシーケンス番号カウンタのカウント値を順次に
更新しつつ、受信したセルのシーケンス番号をシーケン
ス番号カウンタのカウント値と比較することでセル抜け
と誤配送を検出する方法において、一つ前に受信したセ
ルのシーケンス番号とシーケンス番号カウンタのカウン
ト値から1を減じた値とを比較し、その不一致により受
信セルのエラーを検出する受信セルエラー検出過程と、
受信セルエラー検出過程で受信セルのエラーが検出され
た時に、現在受信したセルのシーケンス番号とシーケン
スカウンタのカウント値から1を減じた値とを比較し、
その一致によりセルの誤配送を検出し、不一致によりセ
ル抜けを検出する誤配送検出過程とを含んでなる。
誤配送の検出及び訂正方式に関し、 セル誤配送の全ての形態、あるいは1セル抜けや複数
セル抜け及びそれらの連続発生を確実に検出し、訂正す
ることを目的とし、 送信側ではセルにシーケンス番号を付して送信し、受
信側ではシーケンス番号カウンタのカウント値を順次に
更新しつつ、受信したセルのシーケンス番号をシーケン
ス番号カウンタのカウント値と比較することでセル抜け
と誤配送を検出する方法において、一つ前に受信したセ
ルのシーケンス番号とシーケンス番号カウンタのカウン
ト値から1を減じた値とを比較し、その不一致により受
信セルのエラーを検出する受信セルエラー検出過程と、
受信セルエラー検出過程で受信セルのエラーが検出され
た時に、現在受信したセルのシーケンス番号とシーケン
スカウンタのカウント値から1を減じた値とを比較し、
その一致によりセルの誤配送を検出し、不一致によりセ
ル抜けを検出する誤配送検出過程とを含んでなる。
[産業上の利用分野] 本発明は、広帯域ISDN網における非同期転送モード
(ATM)のセル抜けや誤配送の検出および訂正方法に関
する。
(ATM)のセル抜けや誤配送の検出および訂正方法に関
する。
音声、動画像あるいはデータなどのあらゆる通信サー
ビスを統合化した次世代の通信ネットワークとして広帯
域ISDNが研究、開発されている。非同期転送モードは音
声、動画像等の連続情報あるいはデータなどのバースト
情報の発生状態や各々の通信速度に依存することなく、
それら全ての情報をセルと呼ばれる固定長ブロックに変
換して高速転送する技術である。
ビスを統合化した次世代の通信ネットワークとして広帯
域ISDNが研究、開発されている。非同期転送モードは音
声、動画像等の連続情報あるいはデータなどのバースト
情報の発生状態や各々の通信速度に依存することなく、
それら全ての情報をセルと呼ばれる固定長ブロックに変
換して高速転送する技術である。
この非同期転送モードにより音声や動画像等の連続情
報を転送する場合、非同期転送モードネットワーク中で
輻輳等によりセルが消失してしまうセル抜けや、セルヘ
ッドの誤りによるセルの誤配送などが生じる恐れがある
ので、これらのセル抜け・誤配送を検出し訂正できる機
能が必要とされる。
報を転送する場合、非同期転送モードネットワーク中で
輻輳等によりセルが消失してしまうセル抜けや、セルヘ
ッドの誤りによるセルの誤配送などが生じる恐れがある
ので、これらのセル抜け・誤配送を検出し訂正できる機
能が必要とされる。
[従来の技術] セル抜け・誤配送検出訂正方法としては、送信側にお
いてセルに連続したシーケンス番号を付加して伝送し、
受信側では送られてきたセルのシーケンス番号に基づい
てエラーの検出を行う方法がある。
いてセルに連続したシーケンス番号を付加して伝送し、
受信側では送られてきたセルのシーケンス番号に基づい
てエラーの検出を行う方法がある。
第8図にはかかるセル抜け・誤配送検出訂正システム
の概略構成が示される。
の概略構成が示される。
第8図において、51は情報源としての送信機、52は送
信部、53は通信網、54は受信部、55は受信機である。こ
こで送信部52はデータ分割部41とシーケンス番号付加部
42を含み構成される。また受信部54はユーザデータ取出
し部43、ユーザデータバッファ44、シーケンス番号取出
し部45、セル抜け誤配送検出及び制御部46、ダミーセル
発生部47、セル廃棄スイッチ部48、ゆらぎ吸収バッファ
49等を含み構成される。
信部、53は通信網、54は受信部、55は受信機である。こ
こで送信部52はデータ分割部41とシーケンス番号付加部
42を含み構成される。また受信部54はユーザデータ取出
し部43、ユーザデータバッファ44、シーケンス番号取出
し部45、セル抜け誤配送検出及び制御部46、ダミーセル
発生部47、セル廃棄スイッチ部48、ゆらぎ吸収バッファ
49等を含み構成される。
このセル抜け誤配送検検出訂正システムの動作が以下
に説明される。
に説明される。
まず送信側では、情報源としての送信機51から送られ
てきた任意のデータ長の連続情報をデータ分割部41にお
いて固定長のユーザデータセルに分割し、シーケンス番
号付加部42ではこのユーザデータセルに連続的なシーケ
ンス番号を逐次に付加して通信網53を介して受信側に送
る。
てきた任意のデータ長の連続情報をデータ分割部41にお
いて固定長のユーザデータセルに分割し、シーケンス番
号付加部42ではこのユーザデータセルに連続的なシーケ
ンス番号を逐次に付加して通信網53を介して受信側に送
る。
このユーザデータセルのフレームフォーマットが第9
図に示されており、図示の如く、セルはヘッダフィール
ドと情報フィールドからなり、この情報フィールド内に
シーケンス番号SN(n)が付される。このシーケンス番
号は1から最大値Kまでの整数であり、この1がらNま
でのシーケンス番号が繰り返し使われてセルに付され
る。またn番目のセルのシーケンス番号はSN(n)で表
されるものとする。
図に示されており、図示の如く、セルはヘッダフィール
ドと情報フィールドからなり、この情報フィールド内に
シーケンス番号SN(n)が付される。このシーケンス番
号は1から最大値Kまでの整数であり、この1がらNま
でのシーケンス番号が繰り返し使われてセルに付され
る。またn番目のセルのシーケンス番号はSN(n)で表
されるものとする。
受信側では、通信網53から送られてきた情報セルをユ
ーザデータ取出し部43とシーケンス番号取出し部45に分
配する。ユーザデータ取出し部43では情報セルのシーケ
ンス番号だけを削除し、純ユーザデータのみにしてユー
ザデータバッファ44に送って、ここに一時蓄積する。
ーザデータ取出し部43とシーケンス番号取出し部45に分
配する。ユーザデータ取出し部43では情報セルのシーケ
ンス番号だけを削除し、純ユーザデータのみにしてユー
ザデータバッファ44に送って、ここに一時蓄積する。
一方、シーケンス番号取出し部45では情報セルからシ
ーケンス番号を取り出し、このシーケンス番号をセル抜
け誤配送検出及び制御部46に渡す。
ーケンス番号を取り出し、このシーケンス番号をセル抜
け誤配送検出及び制御部46に渡す。
セル抜け誤配送検出及び制御部46では、このシーケン
ス番号等の情報に基づいてセル抜けあるいはセル誤配送
を検出して、セル抜けの場合には、ユーザデータバッフ
ァ44からのデータ中のセル抜けした部分にダミーセル発
生部47により発生したダミーセルを挿入し、一方、セル
誤配送の場合にはユーザデータバッファ44からのデータ
中の誤配送セル部分をセル廃棄スイッチ部48で廃棄し、
それにより受信したセル列に対してセルの再生・廃棄を
行ってゆらぎ吸収バッファ49を介して受信機55に送る。
ス番号等の情報に基づいてセル抜けあるいはセル誤配送
を検出して、セル抜けの場合には、ユーザデータバッフ
ァ44からのデータ中のセル抜けした部分にダミーセル発
生部47により発生したダミーセルを挿入し、一方、セル
誤配送の場合にはユーザデータバッファ44からのデータ
中の誤配送セル部分をセル廃棄スイッチ部48で廃棄し、
それにより受信したセル列に対してセルの再生・廃棄を
行ってゆらぎ吸収バッファ49を介して受信機55に送る。
このセル抜け誤配送検出訂正システムにおけるセル抜
け誤配送検出及び制御部46等の構成法としては、従来、
例えば以下のような二つの方法がある。
け誤配送検出及び制御部46等の構成法としては、従来、
例えば以下のような二つの方法がある。
一つは、下記の文献 Bruce B.Kittams著、“Circuit Emulation Performan
ce with DS1 and DS3 and Examples,"in T1S1.1/88−41
4.,October 1988. に述べられている方法である。この方法では、受信側に
シーケンス番号カウンタを用意しておき、このシーケン
ス番号カウンタのカウント値SNCを、正常時に逐次に受
信されるセルのシーケンス番号に対応するように順次に
インクリメントし、それにより受信したセルのセル番号
とシーケンス番号カウンタのカウント値SNCを逐次比較
していき、両者が一致していればその番号のセルはエラ
ーなく正しく送られてきたものと判断し、一方、不一致
であった場合にはセル抜けや誤配送等のエラーが発生し
たものと判断するものである。
ce with DS1 and DS3 and Examples,"in T1S1.1/88−41
4.,October 1988. に述べられている方法である。この方法では、受信側に
シーケンス番号カウンタを用意しておき、このシーケン
ス番号カウンタのカウント値SNCを、正常時に逐次に受
信されるセルのシーケンス番号に対応するように順次に
インクリメントし、それにより受信したセルのセル番号
とシーケンス番号カウンタのカウント値SNCを逐次比較
していき、両者が一致していればその番号のセルはエラ
ーなく正しく送られてきたものと判断し、一方、不一致
であった場合にはセル抜けや誤配送等のエラーが発生し
たものと判断するものである。
第10図にはこのセル抜け誤配送検出訂正処理(第8図
中のセル抜け誤配送検出及び制御部46、ダミーセル発生
部47、セル廃棄スイッチ部48での処理に相当する)を行
うための処理手順が示される。図中、SN(n)、SN(n
+1)はそれぞれは第n番目、第n+1番目のセルのシ
ーケンス番号を表し、SNCはシーケンス番号カウンタの
現在のカウント値を表すものとする。この第10図の方式
は、二つのシーケンス番号SN(n)、SN(n+1)と、
シーケンス番号カウンタのカウント値SNCの値により4
つの判定条件を用いて1セル抜けと1セル誤配送を検出
し訂正するものである。
中のセル抜け誤配送検出及び制御部46、ダミーセル発生
部47、セル廃棄スイッチ部48での処理に相当する)を行
うための処理手順が示される。図中、SN(n)、SN(n
+1)はそれぞれは第n番目、第n+1番目のセルのシ
ーケンス番号を表し、SNCはシーケンス番号カウンタの
現在のカウント値を表すものとする。この第10図の方式
は、二つのシーケンス番号SN(n)、SN(n+1)と、
シーケンス番号カウンタのカウント値SNCの値により4
つの判定条件を用いて1セル抜けと1セル誤配送を検出
し訂正するものである。
第10図において、まず受信したセルのシーケンス番号
SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウント値SNCを
比較し(ステップS21:判定条件i)、これらが一致して
いれば、送られてきたセルは正しいものと判定して、シ
ーケンス番号カウンタのカウント値SNに1を加算して
(ステップS30)、続く他のセルに対してのチェックを
引き続き行う(ステップS31)。一方、不一致であれ
ば、受信セルにセル抜けあるいは誤配送のエラーが生じ
たものと判定する。
SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウント値SNCを
比較し(ステップS21:判定条件i)、これらが一致して
いれば、送られてきたセルは正しいものと判定して、シ
ーケンス番号カウンタのカウント値SNに1を加算して
(ステップS30)、続く他のセルに対してのチェックを
引き続き行う(ステップS31)。一方、不一致であれ
ば、受信セルにセル抜けあるいは誤配送のエラーが生じ
たものと判定する。
エラーと判定された場合には、現在受信したセルのシ
ーケンス番号SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウ
ント値に1を加えた値SNC+1とを比較し(ステップS2
2:判定条件ii)、それによりエラーがセル抜けか誤配送
かを判定する。比較結果が一致であればセル抜けと判定
でき、一方、不一致であれば誤配送と判定できる。
ーケンス番号SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウ
ント値に1を加えた値SNC+1とを比較し(ステップS2
2:判定条件ii)、それによりエラーがセル抜けか誤配送
かを判定する。比較結果が一致であればセル抜けと判定
でき、一方、不一致であれば誤配送と判定できる。
セル抜けと判定された場合には、更に、一つ後に受信
されたセルのシーケンス番号SN(n+1)とシーケンス
番号カウンタのカウント値に2を加えた値SNC+2を比
較して1セル抜けか否かを判定し(ステップS23:安定条
件iii)、一致であれば1セル抜けと判定して、その抜
けたセルの位置にダミーセルを一つ挿入し(ステップS2
4)、シーケンス番号カウンタのカウント値SNCに3を加
算して(ステップS25)、チェックを続行する(ステッ
プS31)。
されたセルのシーケンス番号SN(n+1)とシーケンス
番号カウンタのカウント値に2を加えた値SNC+2を比
較して1セル抜けか否かを判定し(ステップS23:安定条
件iii)、一致であれば1セル抜けと判定して、その抜
けたセルの位置にダミーセルを一つ挿入し(ステップS2
4)、シーケンス番号カウンタのカウント値SNCに3を加
算して(ステップS25)、チェックを続行する(ステッ
プS31)。
一方、不一致の場合にはシーケンス番号カウンタのカ
ウント値SNCに2を加算して(ステップS26)、チェック
を続行する(ステップS31)。
ウント値SNCに2を加算して(ステップS26)、チェック
を続行する(ステップS31)。
また誤配送と判定された場合には、一つ後に受信され
たセルのシーケンス番号SN(n+1)とシーケンス番号
カウンタのカウント値SNCとを比較することで1セルの
誤配送か否かを判定する(ステップS27:判定受験iv)。
一致の場合には1セルの誤配送と判定して、その誤配送
セルを廃棄し(ステップS28)、シーケンス番号カウン
タのカウント値SNCに1を加算して(ステップS29)、チ
ェックを続行する(ステップS31)。不一致の場合に
は、シーケンス番号カウンタのカウント値SNCに2を加
算して(ステップS26)、チェックを続行する(ステッ
プS31)。
たセルのシーケンス番号SN(n+1)とシーケンス番号
カウンタのカウント値SNCとを比較することで1セルの
誤配送か否かを判定する(ステップS27:判定受験iv)。
一致の場合には1セルの誤配送と判定して、その誤配送
セルを廃棄し(ステップS28)、シーケンス番号カウン
タのカウント値SNCに1を加算して(ステップS29)、チ
ェックを続行する(ステップS31)。不一致の場合に
は、シーケンス番号カウンタのカウント値SNCに2を加
算して(ステップS26)、チェックを続行する(ステッ
プS31)。
以上により受信セルの系列に1セル抜けあるいは1セ
ル誤配送があった場合に、これを検出して訂正すること
ができる。
ル誤配送があった場合に、これを検出して訂正すること
ができる。
もう一つのセル抜け誤配送検出訂正方法としては、例
えば特開平1−192289号公報に述べられた方法がある。
この方法は二つのシーケンス番号SN(n)、SN(n+
1)の値により、その差をとり、予め設定したしきい値
を用いて、その差が1であれば、到着したパケットを受
け取り、2以上であれば[SN(n+1)−SN(n)−1
mod N]個の擬似パケットを挿入し、その差が0または
シーケンス番号の最大値Nより大きければ、到着パケッ
トを廃棄するものである。
えば特開平1−192289号公報に述べられた方法がある。
この方法は二つのシーケンス番号SN(n)、SN(n+
1)の値により、その差をとり、予め設定したしきい値
を用いて、その差が1であれば、到着したパケットを受
け取り、2以上であれば[SN(n+1)−SN(n)−1
mod N]個の擬似パケットを挿入し、その差が0または
シーケンス番号の最大値Nより大きければ、到着パケッ
トを廃棄するものである。
[発明が解決しようとする課題] 前者の第10図によるセル抜け誤配送検出訂正処理で
は、以下のような問題点がある。
は、以下のような問題点がある。
誤配送セルのシーケンス番号が、シーケンス番号カウ
ンタの現在のカウント値SNCよりも一つ大きい場合、例
えば第11図に示されるようにシーケンス番号5のセルが
誤配送であった場合、これを検出することができない。
すなわち、このような場合、ステップS21で偽、ステッ
プS22で偽、ステップS27で偽となり、検出不可能であ
る。
ンタの現在のカウント値SNCよりも一つ大きい場合、例
えば第11図に示されるようにシーケンス番号5のセルが
誤配送であった場合、これを検出することができない。
すなわち、このような場合、ステップS21で偽、ステッ
プS22で偽、ステップS27で偽となり、検出不可能であ
る。
1セル抜けではなく、複数セルが一度に抜けたような
複数セル抜けの場合に対処できない。
複数セル抜けの場合に対処できない。
1セル抜け、あるいは複数セル抜が2回以上続けて生
じたような場合、例えば第12図に示されるように、シー
ケンス番号5、7、9のセルがそれぞれ1セル抜けを生
じないような場合には、これを検出・訂正することがで
きない。
じたような場合、例えば第12図に示されるように、シー
ケンス番号5、7、9のセルがそれぞれ1セル抜けを生
じないような場合には、これを検出・訂正することがで
きない。
また後者のセル抜け誤配送検出訂正方法では、セル誤
配送が発生した場合、必要なセルも多量に廃棄されてし
まうといった問題点がある。
配送が発生した場合、必要なセルも多量に廃棄されてし
まうといった問題点がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、セル誤配送の全ての形
態、あるいは1セル抜けや複数セル抜け及びそれらの連
続発生を確実に検出ち、訂正することができるセル抜け
誤配送検出及び訂正方法を提供することにある。
り、その目的とするところは、セル誤配送の全ての形
態、あるいは1セル抜けや複数セル抜け及びそれらの連
続発生を確実に検出ち、訂正することができるセル抜け
誤配送検出及び訂正方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明に係る原理説明図である。本発明に係
るセル抜け誤配送検出方法は、一つの形態として、送信
側ではセルにシーケンス番号を付して送信し、受信側で
はシーケンス番号カウンタのカウント値を順次に更新し
つつ、受信したセルのシーケンス番号をシーケンス番号
カウンタのカウント値と比較することでセル抜けと誤配
送を検出する方法において、一つ前に受信したセルのシ
ーケンス番号SN(n−1)とシーケンス番号カウンタの
カウント値から1を減じた値SNC−1とを比較し、その
不一致により受信セルのエラーを検出する受信セルエラ
ー検出過程S1と、受信セルエラー検出過程で受信セルの
エラーが検出された時に、現在受信したセルのシーケン
ス番号SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウント値
から1を減じた値SNC−1とを比較し、その一致により
セルの誤配送を検出し、不一致によりセル抜けを検出す
る誤配送検出過程S2とを含んでなる。
るセル抜け誤配送検出方法は、一つの形態として、送信
側ではセルにシーケンス番号を付して送信し、受信側で
はシーケンス番号カウンタのカウント値を順次に更新し
つつ、受信したセルのシーケンス番号をシーケンス番号
カウンタのカウント値と比較することでセル抜けと誤配
送を検出する方法において、一つ前に受信したセルのシ
ーケンス番号SN(n−1)とシーケンス番号カウンタの
カウント値から1を減じた値SNC−1とを比較し、その
不一致により受信セルのエラーを検出する受信セルエラ
ー検出過程S1と、受信セルエラー検出過程で受信セルの
エラーが検出された時に、現在受信したセルのシーケン
ス番号SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウント値
から1を減じた値SNC−1とを比較し、その一致により
セルの誤配送を検出し、不一致によりセル抜けを検出す
る誤配送検出過程S2とを含んでなる。
本発明に係るセル抜け誤配送検出方法は、他の形態と
して、上述の形態において、誤配送検出過程でセル抜け
が検出された時に、一つ前に受信したセルのシーケンス
番号SN(n−1)とシーケンス番号カウンタのカウント
値SNCとを比較し、その一致でセル抜けを検出し、その
不一致で複数セル抜けを検出するセル抜け検出過程S5を
更に含む。
して、上述の形態において、誤配送検出過程でセル抜け
が検出された時に、一つ前に受信したセルのシーケンス
番号SN(n−1)とシーケンス番号カウンタのカウント
値SNCとを比較し、その一致でセル抜けを検出し、その
不一致で複数セル抜けを検出するセル抜け検出過程S5を
更に含む。
本発明に係るセル抜け誤配送検出方法は、更に他の形
態として、上述の形態において、セル抜け検出過程で1
セル抜けが検出された時に、現在受信したセルのシーケ
ンス番号SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウント
値に1を加算した値SNC+1とを比較し、その一致によ
り1セル抜けの単独発生を検出し、その不一致により1
セル抜けの連続発生を検出する1セル抜け単独/連続検
出過程S6と、セル抜け検出過程で複数セル抜けが検出さ
れた時に、一つ前に受信したセルのシーケンス番号に1
を加えた値SN(n−1)+1と現在受信したセルのシー
ケンスSN(n)とを比較し、その一致により複数セル抜
けの単独発生を検出し、その不一致により複数セル抜け
の連続発生を検出する複数セル抜け単独/連続検出過程
R11とを更に含む。
態として、上述の形態において、セル抜け検出過程で1
セル抜けが検出された時に、現在受信したセルのシーケ
ンス番号SN(n)とシーケンス番号カウンタのカウント
値に1を加算した値SNC+1とを比較し、その一致によ
り1セル抜けの単独発生を検出し、その不一致により1
セル抜けの連続発生を検出する1セル抜け単独/連続検
出過程S6と、セル抜け検出過程で複数セル抜けが検出さ
れた時に、一つ前に受信したセルのシーケンス番号に1
を加えた値SN(n−1)+1と現在受信したセルのシー
ケンスSN(n)とを比較し、その一致により複数セル抜
けの単独発生を検出し、その不一致により複数セル抜け
の連続発生を検出する複数セル抜け単独/連続検出過程
R11とを更に含む。
本発明に係るセル抜け誤配送検出及び訂正方法は、上
述の各形態において、セルの誤配送に対して誤配送セル
を廃棄する誤配送セル廃棄過程S3と、セル抜けに対し
て、抜けたセルの位置にダミーセルを挿入するダミーセ
ル挿入過程S7、S9、S12、S14とを更に含む。
述の各形態において、セルの誤配送に対して誤配送セル
を廃棄する誤配送セル廃棄過程S3と、セル抜けに対し
て、抜けたセルの位置にダミーセルを挿入するダミーセ
ル挿入過程S7、S9、S12、S14とを更に含む。
[作用] 受信セルエラー検出過程S1では、一つ前に受信したセ
ルのシーケンス番号SN(n−1)とシーケンス番号カウ
ンタのカウント値から1を減じた値SNC−1とを比較す
る(ステップS1:特定条件I)。これらが一致していれ
ば、受信セルにエラーは無かったものと判定でき、その
場合はシーケンス番号カウンタのSNCを1つインクリメ
ントして(ステップS16)、チェックを続行する(ステ
ップS17)。
ルのシーケンス番号SN(n−1)とシーケンス番号カウ
ンタのカウント値から1を減じた値SNC−1とを比較す
る(ステップS1:特定条件I)。これらが一致していれ
ば、受信セルにエラーは無かったものと判定でき、その
場合はシーケンス番号カウンタのSNCを1つインクリメ
ントして(ステップS16)、チェックを続行する(ステ
ップS17)。
一方、比較結果が不一致の場合には、誤配送あるいは
セル抜けのエラーが生じているものと判定できる。この
場合には、まず誤配送検出過程S2においてセルの誤配送
が生じているか否かを検出する。それには一つ前に受信
したセルのシーケンス番号SN(n−1)とシーケンス番
号カウンタのカウント値から1を減じた値SNC−1とを
比較する(ステップS2:条件II)。この比較の結果、一
致であれば、エラーはセルの誤配送であると判定でき
る。
セル抜けのエラーが生じているものと判定できる。この
場合には、まず誤配送検出過程S2においてセルの誤配送
が生じているか否かを検出する。それには一つ前に受信
したセルのシーケンス番号SN(n−1)とシーケンス番
号カウンタのカウント値から1を減じた値SNC−1とを
比較する(ステップS2:条件II)。この比較の結果、一
致であれば、エラーはセルの誤配送であると判定でき
る。
いま例えば第2図に示されるように、シーケンス番号
4と5のセル間にシーケンス番号8のセルが誤配送され
たものとする。この場合、シーケンス番号5のセルを現
在受信したセルとすると、現在受信したセルのセル番号
5とその時のシーケンス番号カウンタのカウント値6か
ら1を減じた値5とは一致するので、一つ前に受信した
シーケンス番号8のセルは誤配送であると判定できる。
4と5のセル間にシーケンス番号8のセルが誤配送され
たものとする。この場合、シーケンス番号5のセルを現
在受信したセルとすると、現在受信したセルのセル番号
5とその時のシーケンス番号カウンタのカウント値6か
ら1を減じた値5とは一致するので、一つ前に受信した
シーケンス番号8のセルは誤配送であると判定できる。
誤配送と判定された時には、そのシーケンス番号SN
(n−1)のセルを廃棄し((ステップS3)、シーケン
ス番号カウンタのカウント値を1つインクリメントして
(ステップS4)、チェックを続行する。
(n−1)のセルを廃棄し((ステップS3)、シーケン
ス番号カウンタのカウント値を1つインクリメントして
(ステップS4)、チェックを続行する。
一方、誤配送検出過程S2で不一致と判定された時に
は、セル抜けが発生しているものと判定できる。このセ
ル抜けには、1セル抜け、複数セル抜け、更にこれらの
単独あるいは連続発生の場合があるので、これを以下の
手順で検出する。
は、セル抜けが発生しているものと判定できる。このセ
ル抜けには、1セル抜け、複数セル抜け、更にこれらの
単独あるいは連続発生の場合があるので、これを以下の
手順で検出する。
まずセル抜け検出過程S5において、セル抜けが1セル
抜けか複数セル抜けかを判定する(ステップS5:判定条
件III)。それには一つ前に受信したセルのシーケンス
番号SN(n−1)とシーケンス番号カウンタのカウント
値SNCとを比較し、それが一致していれば、1セル抜
け、不一致であれば複数セル抜けと判定できる。
抜けか複数セル抜けかを判定する(ステップS5:判定条
件III)。それには一つ前に受信したセルのシーケンス
番号SN(n−1)とシーケンス番号カウンタのカウント
値SNCとを比較し、それが一致していれば、1セル抜
け、不一致であれば複数セル抜けと判定できる。
いま例えば第3図に示されるように、シーケンス番号
4と6のセルの間のセル、すなわちシーケンス番号5の
セルが1セル抜けしていたものとする。この場合、シー
ケンス番号7のセルを現在受信したセルとすると、一つ
前に受信したセルのシーケンス番号6とシーケンス番号
カウンタのカウント値6とは一致するので、1セル抜け
と判定することができる。
4と6のセルの間のセル、すなわちシーケンス番号5の
セルが1セル抜けしていたものとする。この場合、シー
ケンス番号7のセルを現在受信したセルとすると、一つ
前に受信したセルのシーケンス番号6とシーケンス番号
カウンタのカウント値6とは一致するので、1セル抜け
と判定することができる。
一方、例えば第4図に示されるように、シーケンス番
号4と8の間の3つのセル、すなわちシーケンス番号5
〜7のセルが複数セル抜けしていた場合、現在受信した
セルのシーケンス番号を9とすると、一つ前に受信した
セルのシーケンス番号8とシーケンス番号カウンタのカ
ウント値6とは不一致であるので、複数セル抜けと判定
できる。
号4と8の間の3つのセル、すなわちシーケンス番号5
〜7のセルが複数セル抜けしていた場合、現在受信した
セルのシーケンス番号を9とすると、一つ前に受信した
セルのシーケンス番号8とシーケンス番号カウンタのカ
ウント値6とは不一致であるので、複数セル抜けと判定
できる。
セル抜け検出過程S5で1セル抜けと判定された場合に
は、更に1セル抜け単独/連続検出過程S6で、その1セ
ル抜けが1回だけの単独発生か、あるいは複数回連続し
て発生した連続発生から判定する。これには、現在受信
したセルのシーケンス番号SN(n)とシーケンス番号カ
ウンタのカウント値に1を加算した値SNC+1とを比較
する(ステップS6:判定条件IV)。この比較の結果、一
致すれば単独発生、不一致であれば連続発生である。
は、更に1セル抜け単独/連続検出過程S6で、その1セ
ル抜けが1回だけの単独発生か、あるいは複数回連続し
て発生した連続発生から判定する。これには、現在受信
したセルのシーケンス番号SN(n)とシーケンス番号カ
ウンタのカウント値に1を加算した値SNC+1とを比較
する(ステップS6:判定条件IV)。この比較の結果、一
致すれば単独発生、不一致であれば連続発生である。
例えば第2図の場合には、現在受信したセルのシーケ
ンス番号7はシーケンス番号カウンタのカウント値6に
1を加算した値7に一致するから、1セル抜けは単独発
生である。
ンス番号7はシーケンス番号カウンタのカウント値6に
1を加算した値7に一致するから、1セル抜けは単独発
生である。
一方、例えば第5図の場合、シーケンス番号4と6の
間、およびシーケンス番号6と8の間のセルがそれぞれ
1セル抜けしているが、現在受信したセルのシーケンス
番号8はシーケンス番号カウンタのカウント値6に1を
加算した値7に一致しないから、1セル抜けの連続発生
であると判定できる。
間、およびシーケンス番号6と8の間のセルがそれぞれ
1セル抜けしているが、現在受信したセルのシーケンス
番号8はシーケンス番号カウンタのカウント値6に1を
加算した値7に一致しないから、1セル抜けの連続発生
であると判定できる。
1セル抜けの単独発生である場合には、シーケンス番
号SN(SNC−1)のセルに相当する位置にダミーセルを
挿入し(ステップS7)、シーケンス番号カウンタのカウ
ント値SNCを+3だけインクリメントして(ステップS
8)、チェックを続行する。
号SN(SNC−1)のセルに相当する位置にダミーセルを
挿入し(ステップS7)、シーケンス番号カウンタのカウ
ント値SNCを+3だけインクリメントして(ステップS
8)、チェックを続行する。
一方、1セル抜けの連続発生である場合には、シーケ
ンス番号SN(SNC−1)のセルに相当する位置にダミー
セルを挿入し(ステップS9)、シーケンス番号カウンタ
のカウント値SNCを+2だけインクリメントして(ステ
ップS10)、チェックを続行する。
ンス番号SN(SNC−1)のセルに相当する位置にダミー
セルを挿入し(ステップS9)、シーケンス番号カウンタ
のカウント値SNCを+2だけインクリメントして(ステ
ップS10)、チェックを続行する。
またセル抜け検出過程S5で複数セル抜けと判定された
場合には、この複数セル抜けが単独発生か、連続発生か
を、複数セル抜け単独/連続検出過程S11で判定する。
それには、一つ前に受信したセルのシーケンス番号に1
を加えた値SN(n−1)+1と現在受信したセルのシー
ケンス番号SN(n)とを比較する(ステップS11:判定条
件V)。比較の結果、一致であれば単独発生、不一致で
あれば連続発生である。
場合には、この複数セル抜けが単独発生か、連続発生か
を、複数セル抜け単独/連続検出過程S11で判定する。
それには、一つ前に受信したセルのシーケンス番号に1
を加えた値SN(n−1)+1と現在受信したセルのシー
ケンス番号SN(n)とを比較する(ステップS11:判定条
件V)。比較の結果、一致であれば単独発生、不一致で
あれば連続発生である。
例えば前述の第4図の場合は単独発生であるが、シー
ケンス番号9のセルを現在受信したセルとすると、一つ
前に受信したセルのシーケンス番号8に1を加えた値9
は現在受信したセルのシーケンス番号9と一致るから、
複数セル抜けは単独発生と判定できる。
ケンス番号9のセルを現在受信したセルとすると、一つ
前に受信したセルのシーケンス番号8に1を加えた値9
は現在受信したセルのシーケンス番号9と一致るから、
複数セル抜けは単独発生と判定できる。
一方、例えば第6図には、シーケンス番号4と8の間
で3つのセル抜けが、またシーケンス番号8と12の間で
3つのセル抜けが生じている複数セル抜けの連続発生が
示されているが、この場合には、シーケンス番号12のセ
ルを現在受信したセルとすると、一つ前に受信したセル
のシーケンス番号8に1を加えた値9は現在受信したセ
ルのシーケンス番号12と一致しないから、複数セル抜け
は連続発生と判定できる。
で3つのセル抜けが、またシーケンス番号8と12の間で
3つのセル抜けが生じている複数セル抜けの連続発生が
示されているが、この場合には、シーケンス番号12のセ
ルを現在受信したセルとすると、一つ前に受信したセル
のシーケンス番号8に1を加えた値9は現在受信したセ
ルのシーケンス番号12と一致しないから、複数セル抜け
は連続発生と判定できる。
複数セル抜けの単独発生と判定された場合には、複数
セル抜けしたセルの数Xを次式 X={X+SN(n)−SNC}mod N により計算して、複数セル抜け部分にその数Xの個数の
ダミーセルを挿入する(ステップS14)。ここでNはシ
ーケンス番号の最大値であり、modはモード計算である
ことを表す。
セル抜けしたセルの数Xを次式 X={X+SN(n)−SNC}mod N により計算して、複数セル抜け部分にその数Xの個数の
ダミーセルを挿入する(ステップS14)。ここでNはシ
ーケンス番号の最大値であり、modはモード計算である
ことを表す。
ダミーセルを挿入したならば、シーケンス番号カウン
タのカウント値SNCを(X+1)だけインクリメントし
て(ステップS15)、チェックを続行する。
タのカウント値SNCを(X+1)だけインクリメントし
て(ステップS15)、チェックを続行する。
同様に複数セル抜けの連続発生と判定された場合に
は、セル抜け部分に上記の計算式で求めたX個のダミー
セルを挿入し(ステップS12)、シーケンス番号カウン
タのカウント値SNCをXだけインクリメントして(ステ
ップS13)、チェックを続行する。
は、セル抜け部分に上記の計算式で求めたX個のダミー
セルを挿入し(ステップS12)、シーケンス番号カウン
タのカウント値SNCをXだけインクリメントして(ステ
ップS13)、チェックを続行する。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第7図には本発明の一実施例としてのセル抜け誤配送
検出及び訂正方法を行う回路が示される。この実施例回
路は、前述の第8図におけるセル抜け誤配送検出及び制
御部46、ダミーセル発生部47、及びセル廃棄スイッチ部
48の回路部分に相当する回路であり、第1図に示した処
理を行うためのものである。
検出及び訂正方法を行う回路が示される。この実施例回
路は、前述の第8図におけるセル抜け誤配送検出及び制
御部46、ダミーセル発生部47、及びセル廃棄スイッチ部
48の回路部分に相当する回路であり、第1図に示した処
理を行うためのものである。
第7図において、1、2、3はシーケンス番号カウン
タであり、シーケンス番号カウンタ2は現在のカウント
値SNCを出力し、シーケンス番号カウンタ1は現在のカ
ウント値SNCから1を減じた値SNC−1を出力し、シーケ
ンス番号カウンタ3は現在のカウント値SNCに1を加え
た値SNC+1を出力する。このシーケンス番号カウンタ
1〜3の出力は比較器5に入力されると共に、シーケン
ス番号カウンタ2からの出力SNCはセル抜け回数計算演
算器6に入力される。
タであり、シーケンス番号カウンタ2は現在のカウント
値SNCを出力し、シーケンス番号カウンタ1は現在のカ
ウント値SNCから1を減じた値SNC−1を出力し、シーケ
ンス番号カウンタ3は現在のカウント値SNCに1を加え
た値SNC+1を出力する。このシーケンス番号カウンタ
1〜3の出力は比較器5に入力されると共に、シーケン
ス番号カウンタ2からの出力SNCはセル抜け回数計算演
算器6に入力される。
4はシーケンス番号メモリであって、シーケンス番号
取出し部45で現在受信したセルから抽出したシーケンス
番号SN(n)が入力され、これを保持することで、一つ
前に受信したセルのシーケンス番号SN(n−1)と、こ
の一つ前に受信したセルのシーケンス番号SN(n−1)
に1を加えた値SN(n−1)+1を生成し、これらを比
較器5に送出する。
取出し部45で現在受信したセルから抽出したシーケンス
番号SN(n)が入力され、これを保持することで、一つ
前に受信したセルのシーケンス番号SN(n−1)と、こ
の一つ前に受信したセルのシーケンス番号SN(n−1)
に1を加えた値SN(n−1)+1を生成し、これらを比
較器5に送出する。
比較器4は前述の第1図におけるステップS1、S2、S
5、S6、S11での判定条件I〜Vの判定を、各入力信号に
基づいて行う回路であり、マイクロコンピュータ等を用
いてソフトウェア的に実現することも、また論理演算を
行うハードウェア回路で実現することもできる。
5、S6、S11での判定条件I〜Vの判定を、各入力信号に
基づいて行う回路であり、マイクロコンピュータ等を用
いてソフトウェア的に実現することも、また論理演算を
行うハードウェア回路で実現することもできる。
セル抜け回数計算演算器6はシーケンス番号取出し部
45からのシーケンス番号SN(n)とシーケンス番号カウ
ンタ2からのカウント値SNCが入力されており、これに
基づいて次式 X={N+SN(n)−SNC}mod N の演算を行う。ここでNはシーケンス番号の最大値であ
る。この演算結果Xはダミーセル発生・セル廃棄スイッ
チ部7に出力される。
45からのシーケンス番号SN(n)とシーケンス番号カウ
ンタ2からのカウント値SNCが入力されており、これに
基づいて次式 X={N+SN(n)−SNC}mod N の演算を行う。ここでNはシーケンス番号の最大値であ
る。この演算結果Xはダミーセル発生・セル廃棄スイッ
チ部7に出力される。
ダミーセル発生・セル廃棄スイッチ部7には、この演
算結果Xの他に、比較器5からの判定結果信号とユーザ
データバッファ44からのユーザデータが入力されてお
り、ユーザデータ列のセル抜け部分に対してダミーデー
タの挿入、誤配送部分のデータ廃棄を行って、ユーザデ
ータ列を訂正し、その結果のユーザデータを受信機55に
出力する。
算結果Xの他に、比較器5からの判定結果信号とユーザ
データバッファ44からのユーザデータが入力されてお
り、ユーザデータ列のセル抜け部分に対してダミーデー
タの挿入、誤配送部分のデータ廃棄を行って、ユーザデ
ータ列を訂正し、その結果のユーザデータを受信機55に
出力する。
この実施例回路の動作は、第1図について説明したも
のを参照できる。すなわち、比較器5は各入力信号、す
なわちシーケンス番号カウンタの各カウント値SNC−
1、SNC、SNC+1、現在および一つ前に受信したセルの
シーケンス番号SN(n)、SN(n−1)、値SN(n−
1)+1に基づいて、受信セルに対して前述の第1図の
判定条件I〜Vの判定を逐次に行い、それにより受信セ
ルにエラーが有るか否か、エラーがあればそれが誤配送
かセル抜けか、またセル抜けであれば、そのセル抜けが
1セル抜けか複数セル抜けか、更にそのセル抜けが単独
発生か連続発生かを判定し、その判定結果信号をダミー
セル発生・セル廃棄スイッチ部7に伝える。
のを参照できる。すなわち、比較器5は各入力信号、す
なわちシーケンス番号カウンタの各カウント値SNC−
1、SNC、SNC+1、現在および一つ前に受信したセルの
シーケンス番号SN(n)、SN(n−1)、値SN(n−
1)+1に基づいて、受信セルに対して前述の第1図の
判定条件I〜Vの判定を逐次に行い、それにより受信セ
ルにエラーが有るか否か、エラーがあればそれが誤配送
かセル抜けか、またセル抜けであれば、そのセル抜けが
1セル抜けか複数セル抜けか、更にそのセル抜けが単独
発生か連続発生かを判定し、その判定結果信号をダミー
セル発生・セル廃棄スイッチ部7に伝える。
これにより、ダミーセル発生・セル廃棄スイッチ部7
は、受信セルにエラーがない場合には、エーザデータバ
ッファ44からのユーザデータをそのまま受信機55に伝え
る。一方、誤配送と判定された場合には、ユーザデータ
バッファ44からのユーザデータ中の誤配送セル部分のデ
ータを廃棄し、セル抜けと判定された場合には、ユーザ
データバッファ44からのユーザデータのセル抜け部分の
データにダミーデータを挿入して受信機55に伝える。な
お、複数セル抜けの場合には、その抜けたセルの数Xは
セル抜け回数計算演算器6から与えられ、その数だけダ
ミーデータを挿入することになる。
は、受信セルにエラーがない場合には、エーザデータバ
ッファ44からのユーザデータをそのまま受信機55に伝え
る。一方、誤配送と判定された場合には、ユーザデータ
バッファ44からのユーザデータ中の誤配送セル部分のデ
ータを廃棄し、セル抜けと判定された場合には、ユーザ
データバッファ44からのユーザデータのセル抜け部分の
データにダミーデータを挿入して受信機55に伝える。な
お、複数セル抜けの場合には、その抜けたセルの数Xは
セル抜け回数計算演算器6から与えられ、その数だけダ
ミーデータを挿入することになる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、シーケンス番
号カウンタのカウント値よりも一つ大きいシーケンス番
号を持つ誤配送セルを含む全ての誤配送セルを検出で
き、またセル抜け対しても1セル抜けだけでなく、1セ
ル抜け、複数セル抜け及びこれらの連続発生を確実に検
出することができ、これら誤配送とセル抜けしたデータ
に対してデータの廃棄とダミーデータの挿入を行うこと
で、エラーデータの訂正が可能となる。
号カウンタのカウント値よりも一つ大きいシーケンス番
号を持つ誤配送セルを含む全ての誤配送セルを検出で
き、またセル抜け対しても1セル抜けだけでなく、1セ
ル抜け、複数セル抜け及びこれらの連続発生を確実に検
出することができ、これら誤配送とセル抜けしたデータ
に対してデータの廃棄とダミーデータの挿入を行うこと
で、エラーデータの訂正が可能となる。
これによりセル抜けや誤配送に起因するサービス品質
の劣化の最小限にとどめることができ、かかるATMネッ
トワークの信頼性向上を寄与するところが大きい。
の劣化の最小限にとどめることができ、かかるATMネッ
トワークの信頼性向上を寄与するところが大きい。
第1図は本発明に係る原理説明図、 第2図は1セル誤配送の検出を説明する図、 第3図は1セル抜けの検出を説明する図、 第4図は複数セル抜けの検出を説明する図、 第5図は1セル抜けの連続発生の検出を説明する図、 第6図は複数セル抜けの連続発生の検出を説明する図、 第7図は本発明の一実施例としてのセル抜け誤配送検出
及び訂正方法を行う回路を示す図、 第8図はセル抜け誤配送検出訂正処理システムの概略構
成を示す図、 第9図はセルのフレームフォーマットを説明する図、 第10図は従来のセル抜け誤配送検出訂正手順を示す流れ
図、 第11図はセルの誤配送の例を示す図、および 第12図は複数連続しての1セル抜けの例を示す図であ
る。 図において 1〜3……シーケンス番号カウンタ 4……シーケンス番号メモリ 5……比較器 6……セル抜け回数計算演算器 7……ダミーセル発生・セル廃棄スイッチ部 41……データ分割部 42……シーケンス番号付加部 43……ユーザデータ取出し部 44……ユーザデータバッファ 45……シーケンス番号取出し部 46……セル抜け誤配送検出及び制御部 47……ダミーセル発生部 48……セル廃棄スイッチ部 49……ゆらぎ吸収バッファ 51……送信機 52……送信部 53……通信網 54……受信部 55……受信機
及び訂正方法を行う回路を示す図、 第8図はセル抜け誤配送検出訂正処理システムの概略構
成を示す図、 第9図はセルのフレームフォーマットを説明する図、 第10図は従来のセル抜け誤配送検出訂正手順を示す流れ
図、 第11図はセルの誤配送の例を示す図、および 第12図は複数連続しての1セル抜けの例を示す図であ
る。 図において 1〜3……シーケンス番号カウンタ 4……シーケンス番号メモリ 5……比較器 6……セル抜け回数計算演算器 7……ダミーセル発生・セル廃棄スイッチ部 41……データ分割部 42……シーケンス番号付加部 43……ユーザデータ取出し部 44……ユーザデータバッファ 45……シーケンス番号取出し部 46……セル抜け誤配送検出及び制御部 47……ダミーセル発生部 48……セル廃棄スイッチ部 49……ゆらぎ吸収バッファ 51……送信機 52……送信部 53……通信網 54……受信部 55……受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−192298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56
Claims (4)
- 【請求項1】送信側ではセルにシーケンス番号を付して
送信し、受信側ではシーケンス番号カウンタのカウント
値を順次に更新しつつ、受信したセルのシーケンス番号
を該シーケンス番号カウンタのカウント値と比較するこ
とでセル抜けと誤配送を検出する方法において、 一つ前に受信したセルのシーケンス番号[SN(n−
1)]とシーケンス番号カウンタのカウント値から1を
減じた値[SNC−1]とを比較し、その不一致により受
信セルのエラーを検出する受信セルエラー検出過程(ス
テップS1)と、 該受信セルエラー検出過程で受信セルのエラーが検出さ
れた時に、現在受信したセルのシーケンス番号[SN
(n)]とシーケンス番号カウンタのカウント値から1
を減じた値[SNC−1]とを比較し、その一致によりセ
ルの誤配送を検出し、不一致によりセル抜けを検出する
誤配送検出過程(ステップS2)とを含んでなるセル抜け
誤配送検出方法。 - 【請求項2】誤配送検出過程でセル抜けが検出された時
に、一つ前に受信したセルのシーケンス番号[SN(n−
1)]とシーケンス番号カウンタのカウント値[SNC]
とを比較し、その一致で1セル抜けを検出し、その不一
致で複数セル抜けを検出するセル抜け検出過程(ステッ
プS5)を更に含む請求項1記載のセル抜け誤配送検出方
法。 - 【請求項3】セル抜け検出過程で1セル抜けが検出され
た時に、現在受信したセルのシーケンス番号[SN(n−
1)]とシーケンス番号カウンタのカウント値に1を加
算した値[SNC+1]とを比較し、その一致により1セ
ル抜けの単独発生を検出し、その不一致により1セル抜
けの連続発生を検出する1セル抜け単独/連続検出過程
(ステップS6)と、 該セル抜け検出過程で複数セル抜けが検出された時に、
一つ前に受信したセルのシーケンス番号に1を加えた値
[SN(n−1)+1]と現在受信したセルのシーケンス
番号[SN(n)]とを比較し、その一致により複数セル
抜けの単独発生を検出し、その不一致により複数セル抜
けの連続発生を検出する複数セル抜け単独/連続検出過
程(ステップS11)とを更に含む請求項2記載のセル抜
け誤配送検出方法。 - 【請求項4】セルの誤配送に対して誤配送セルを廃棄す
る誤配送セル廃棄過程(ステップS3)と、 セル抜けに対して、抜けたセルの位置にダミーセルを挿
入するダミーセル挿入過程(ステップS7、S9、S12、S1
4)とを更に含む請求項1〜3の何れかに記載のセル抜
け誤配送検出および訂正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4771890A JP2769012B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | セル抜け誤配送検出および訂正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4771890A JP2769012B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | セル抜け誤配送検出および訂正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03250834A JPH03250834A (ja) | 1991-11-08 |
JP2769012B2 true JP2769012B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=12783096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4771890A Expired - Lifetime JP2769012B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | セル抜け誤配送検出および訂正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2769012B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2847611B2 (ja) * | 1993-09-01 | 1999-01-20 | 富士通株式会社 | セル消失防止制御方式 |
JP2738339B2 (ja) * | 1995-04-28 | 1998-04-08 | 日本電気株式会社 | 導通試験方法 |
JP2004266504A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Sony Corp | 送受信システム、送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP6477155B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-03-06 | 株式会社デンソー | ストリーム処理装置 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP4771890A patent/JP2769012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03250834A (ja) | 1991-11-08 |
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