JP2762592B2 - 大型映像ディスプレイ装置 - Google Patents
大型映像ディスプレイ装置Info
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- JP2762592B2 JP2762592B2 JP19365589A JP19365589A JP2762592B2 JP 2762592 B2 JP2762592 B2 JP 2762592B2 JP 19365589 A JP19365589 A JP 19365589A JP 19365589 A JP19365589 A JP 19365589A JP 2762592 B2 JP2762592 B2 JP 2762592B2
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- Japan
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- circuit board
- lamp
- display device
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、蛍光ランプを表示素子とする大型映像ディ
スプレイ装置に関し、特にその駆動用の回路基板に関す
る。
スプレイ装置に関し、特にその駆動用の回路基板に関す
る。
[従来の技術] 第4図は第5図に示す如き大型映像ディスプレイを構
成する表示ユニットで、表示ユニット1は図示の如く8
個の表示モジュール2より成り、該表示モジュール2は
16個の蛍光ランプ3より成る。なお、蛍光ランプ3はそ
れ自体で1画素を構成できる表示素子用蛍光ランプであ
る。
成する表示ユニットで、表示ユニット1は図示の如く8
個の表示モジュール2より成り、該表示モジュール2は
16個の蛍光ランプ3より成る。なお、蛍光ランプ3はそ
れ自体で1画素を構成できる表示素子用蛍光ランプであ
る。
第6図は上記表示ユニット1の分解斜視図で、前記蛍
光ランプ3を点灯するための点灯回路用ガラス基板4
は、前記表示モジュール2に対応して表示ユニット1内
に装着され、表示ユニット1の背面板5には、蛍光ラン
プ点灯回路用素子(図示せず)及びランプ冷却用ファン
6が取り付けられている。
光ランプ3を点灯するための点灯回路用ガラス基板4
は、前記表示モジュール2に対応して表示ユニット1内
に装着され、表示ユニット1の背面板5には、蛍光ラン
プ点灯回路用素子(図示せず)及びランプ冷却用ファン
6が取り付けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、前記従来例では、ファン6は回路素子、特
にトランジスタの自己発熱による温度損傷を防止するた
めに常時駆動させているが、周囲温度が低温のときは、
蛍光ランプ3に対しては第7図に示す温度特性のA領域
で動作させることになり、ランプ効率の悪い状態での動
作となる。
にトランジスタの自己発熱による温度損傷を防止するた
めに常時駆動させているが、周囲温度が低温のときは、
蛍光ランプ3に対しては第7図に示す温度特性のA領域
で動作させることになり、ランプ効率の悪い状態での動
作となる。
同特性のB領域で動作させるにはファン6の風量を落
とせばよいが、風量を落とすとトランジスタの自己発熱
により温度が上昇し、トランジスタの損傷が生じる。
とせばよいが、風量を落とすとトランジスタの自己発熱
により温度が上昇し、トランジスタの損傷が生じる。
別の方法として、蛍光ランプ3の温度をモニターして
ファン6の風量を制御する方法が考えられるが、かかる
方法では、ディスプレイ画面を構成する全ての蛍光ラン
プ3、すなわち数万個の蛍光ランプ4に対応する数だけ
の温度センサーを必要とし、コトスアップとなる。ま
た、蛍光ランプ3に温度センサーを取り付けると、ラン
プ交換毎に新たにセンサーを取り付けなければならず、
これもコストアップの要因となる。
ファン6の風量を制御する方法が考えられるが、かかる
方法では、ディスプレイ画面を構成する全ての蛍光ラン
プ3、すなわち数万個の蛍光ランプ4に対応する数だけ
の温度センサーを必要とし、コトスアップとなる。ま
た、蛍光ランプ3に温度センサーを取り付けると、ラン
プ交換毎に新たにセンサーを取り付けなければならず、
これもコストアップの要因となる。
また、別の方法として、交換が殆ど不要な回路基板4
上に温度モニターを設ける方法も考えられるが、かかる
方法では、上述のように回路基板4がガラス基板等では
基板上の温度が不均一なため、基板上の温度センサー部
温度とランプ温度の相関がとれず、温度モニターとして
機能しないという問題があった。
上に温度モニターを設ける方法も考えられるが、かかる
方法では、上述のように回路基板4がガラス基板等では
基板上の温度が不均一なため、基板上の温度センサー部
温度とランプ温度の相関がとれず、温度モニターとして
機能しないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、周囲温度が低温のときで
もランプ効率の高い状態て表示ユニットを動作させるこ
とができ、しかも、回路素子の自己発熱による温度損傷
のない大型映像ディスプレイ装置を提供することにあ
る。
で、その目的とするところは、周囲温度が低温のときで
もランプ効率の高い状態て表示ユニットを動作させるこ
とができ、しかも、回路素子の自己発熱による温度損傷
のない大型映像ディスプレイ装置を提供することにあ
る。
本発明は上記課題を解決するため、前面に複数個の蛍
光ランプが装着され、内部に前記蛍光ランプを点灯する
ための回路基板が収納され、後面に冷却用ファンが取り
付けられた複数の表示ユニットを縦横に配列してディス
プレイ画面を構成して成る大型映像ディスプレイ装置に
おいて、前記回路基板を熱伝導性の良い材料で形成する
と共に、それぞれの回路基板に温度センサーを取り付
け、該温度センサーにより蛍光ランプの温度をモニター
し、前記冷却用ファンの駆動を制御したことを特徴とす
るものである。
光ランプが装着され、内部に前記蛍光ランプを点灯する
ための回路基板が収納され、後面に冷却用ファンが取り
付けられた複数の表示ユニットを縦横に配列してディス
プレイ画面を構成して成る大型映像ディスプレイ装置に
おいて、前記回路基板を熱伝導性の良い材料で形成する
と共に、それぞれの回路基板に温度センサーを取り付
け、該温度センサーにより蛍光ランプの温度をモニター
し、前記冷却用ファンの駆動を制御したことを特徴とす
るものである。
第1図は本発明に用いる回路基板の一実施例を示すも
ので、回路基板4は熱伝導性の良い材料、例えばアルミ
ニウムで形成されており、基板4の中央部には帯状にト
ランジスタ7が配設されている。また、基板4の端部に
はサーミスタ等の温度センサー8が取り付けられてい
る。さらに、基板4には図示しない点灯回路素子も取り
付けられている。
ので、回路基板4は熱伝導性の良い材料、例えばアルミ
ニウムで形成されており、基板4の中央部には帯状にト
ランジスタ7が配設されている。また、基板4の端部に
はサーミスタ等の温度センサー8が取り付けられてい
る。さらに、基板4には図示しない点灯回路素子も取り
付けられている。
かかる構成の回路基板4を前記従来例に示す表示ユニ
ット1と同等構成の表示ユニット1に組み込み、蛍光ラ
ンプ3を点灯させ、ファン6を駆動させると、回路基板
4における温度分布は第2図(a)に示すようになる。
ここで、同図中の数字は、温度センサー8の温度を基準
としたときの温度差(摂氏)で示している。なお、第2
図(b)は比較例で、ガラス基板による場合を示す。
ット1と同等構成の表示ユニット1に組み込み、蛍光ラ
ンプ3を点灯させ、ファン6を駆動させると、回路基板
4における温度分布は第2図(a)に示すようになる。
ここで、同図中の数字は、温度センサー8の温度を基準
としたときの温度差(摂氏)で示している。なお、第2
図(b)は比較例で、ガラス基板による場合を示す。
この結果から明らかなように、本実施例に係る回路基
板4では、トランジスタ7が配設された発熱部と非発熱
部の温度は略同じである。また、蛍光ランプ3の温度と
回路基板4上の温度との関係は、周囲温度が変化しても
その差は略一定であることが確認されている。これによ
り、回路基板4上に設けた温度センサー8により蛍光ラ
ンプ3の温度をモニターできる。従って、温度センサー
8の温度を所定の温度に一定に保つように、ファン6の
回転速度を制御するか、あるいはファン6の駆動をオン
・オフ制御することにより、周囲温度が低温のときでも
ランプ効率の高い状態で表示ユニット1を動作させるこ
とができる。
板4では、トランジスタ7が配設された発熱部と非発熱
部の温度は略同じである。また、蛍光ランプ3の温度と
回路基板4上の温度との関係は、周囲温度が変化しても
その差は略一定であることが確認されている。これによ
り、回路基板4上に設けた温度センサー8により蛍光ラ
ンプ3の温度をモニターできる。従って、温度センサー
8の温度を所定の温度に一定に保つように、ファン6の
回転速度を制御するか、あるいはファン6の駆動をオン
・オフ制御することにより、周囲温度が低温のときでも
ランプ効率の高い状態で表示ユニット1を動作させるこ
とができる。
第3図はファン6の駆動をオン・オフ制御した場合の
温度センサー8の温度とランプ輝度の関係を示すグラフ
で、ファン6がオンすると温度センサー8の温度は、回
路基板4の放熱性がよいので蛍光ランプ3に比べ熱時定
数が小さく、急速に冷却される。一方、蛍光ランプ3は
回路基板4に比べ熱時定数が大きいため温度の下がり方
が遅く、従って、略一定の輝度が保たれる。
温度センサー8の温度とランプ輝度の関係を示すグラフ
で、ファン6がオンすると温度センサー8の温度は、回
路基板4の放熱性がよいので蛍光ランプ3に比べ熱時定
数が小さく、急速に冷却される。一方、蛍光ランプ3は
回路基板4に比べ熱時定数が大きいため温度の下がり方
が遅く、従って、略一定の輝度が保たれる。
本発明は上記のように、交換頻度の少ない回路基板を
熱伝導性の良い材料で形成すると共に、回路基板に温度
センサーを取り付け、該温度センサーにより蛍光ランプ
の温度をモニターし、前記冷却用ファンの駆動を制御し
たことにより、回路基板上の温度は略均一となり、ま
た、ランプ温度との相関もとれるため、交換頻度の少な
い回路基板上で蛍光ランプの温度を代替モニターするこ
とができる。これにより、ランプ温度を最適温度に略保
つことができ、周囲温度の変化にもかかわらずランプを
効率の良い状態で使用できる。また、交換頻度の少ない
回路基板に温度センサーを取り付ける構成であるので、
蛍光ランプ毎に設ける場合と比べ大幅なコストダウンが
図れる。さらに、回路基板の放熱性もよいので、基板上
の温度の均一化が図れ、各種表示、すなわち画面全体が
フル点灯の場合や画面の一部だけがフル点灯の場合でも
回路素子の温度上昇を抑えることができる。
熱伝導性の良い材料で形成すると共に、回路基板に温度
センサーを取り付け、該温度センサーにより蛍光ランプ
の温度をモニターし、前記冷却用ファンの駆動を制御し
たことにより、回路基板上の温度は略均一となり、ま
た、ランプ温度との相関もとれるため、交換頻度の少な
い回路基板上で蛍光ランプの温度を代替モニターするこ
とができる。これにより、ランプ温度を最適温度に略保
つことができ、周囲温度の変化にもかかわらずランプを
効率の良い状態で使用できる。また、交換頻度の少ない
回路基板に温度センサーを取り付ける構成であるので、
蛍光ランプ毎に設ける場合と比べ大幅なコストダウンが
図れる。さらに、回路基板の放熱性もよいので、基板上
の温度の均一化が図れ、各種表示、すなわち画面全体が
フル点灯の場合や画面の一部だけがフル点灯の場合でも
回路素子の温度上昇を抑えることができる。
第1図は本発明に用いる回路基板の一実施例を示す平面
図、第2図は上記回路基板上における温度分布を示す図
で、(a)は本実施例による場合、(b)は従来例によ
る場合を示す、第3図はファンの駆動をオン・オフ制御
した場合の温度センサーの温度とランプ輝度の関係を示
すグラフ、第4図は表示ユニットの斜視図、第5図は大
型映像ディスプレイ装置の斜視図、第6図は表示ユニッ
トの分解斜視図、第7図は周囲温度と相対輝度の関係を
示すグラフである。 1…表示ユニット、2…表示モジュール、3…蛍光ラン
プ、4…回路基板、5…背面板、6…冷却用ファン、7
…トランジスタ、8…温度センサー。
図、第2図は上記回路基板上における温度分布を示す図
で、(a)は本実施例による場合、(b)は従来例によ
る場合を示す、第3図はファンの駆動をオン・オフ制御
した場合の温度センサーの温度とランプ輝度の関係を示
すグラフ、第4図は表示ユニットの斜視図、第5図は大
型映像ディスプレイ装置の斜視図、第6図は表示ユニッ
トの分解斜視図、第7図は周囲温度と相対輝度の関係を
示すグラフである。 1…表示ユニット、2…表示モジュール、3…蛍光ラン
プ、4…回路基板、5…背面板、6…冷却用ファン、7
…トランジスタ、8…温度センサー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 典幸 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−205572(JP,A) 特開 昭64−26885(JP,A) 実開 昭63−94480(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 9/313 G09F 9/00 304
Claims (1)
- 【請求項1】前面に複数個の蛍光ランプが装着され、内
部に前記蛍光ランプを点灯するための回路基板が収納さ
れ、後面に冷却用ファンが取り付けられた複数の表示ユ
ニットを縦横に配列してディスプレイ画面を構成して成
る大型映像ディスプレイ装置において、前記回路基板を
熱伝導性の良い材料で形成すると共に、それぞれの回路
基板に温度センサーを取り付け、該温度センサーにより
蛍光ランプの温度をモニターし、前記冷却用ファンの駆
動を制御したことを特徴とする大型映像ディスプレイ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19365589A JP2762592B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 大型映像ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19365589A JP2762592B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 大型映像ディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0356986A JPH0356986A (ja) | 1991-03-12 |
JP2762592B2 true JP2762592B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16311560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19365589A Expired - Fee Related JP2762592B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 大型映像ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762592B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012141414A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示装置および屋外表示システム |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP19365589A patent/JP2762592B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0356986A (ja) | 1991-03-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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