JP2757457B2 - 心電図のr波検出回路 - Google Patents
心電図のr波検出回路Info
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- JP2757457B2 JP2757457B2 JP1133193A JP13319389A JP2757457B2 JP 2757457 B2 JP2757457 B2 JP 2757457B2 JP 1133193 A JP1133193 A JP 1133193A JP 13319389 A JP13319389 A JP 13319389A JP 2757457 B2 JP2757457 B2 JP 2757457B2
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- circuit
- electrocardiogram
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は心電図の波形処理におけるR波検出回路に関
し、特に高精度なR波検出回路に関する。
し、特に高精度なR波検出回路に関する。
(従来の技術) 従来、この種のR波検出回路は、特定の誘導部位(例
えばII誘導)を微分フィルタに通し、R波成分を抽出
し、検出域値を固定設定することによりR波を検出して
いた。
えばII誘導)を微分フィルタに通し、R波成分を抽出
し、検出域値を固定設定することによりR波を検出して
いた。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来のR波検出回路における検出レベル域値
は、固定値に設定されているため、一定レベルより低い
R波は全く検出されない。また、この設定域値の近傍に
あるR波はその時の条件により検出されたり、されなか
ったりでR波の検出が不正確になるという欠点がある。
は、固定値に設定されているため、一定レベルより低い
R波は全く検出されない。また、この設定域値の近傍に
あるR波はその時の条件により検出されたり、されなか
ったりでR波の検出が不正確になるという欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明による心電図のR波検出回路は、心電図のR誘
導の中から選択された3誘導信号のそれぞれを入力と
し、微分絶対値の処理を行なう微分絶対値回路と、これ
ら微分絶対値回路の出力を重み付け加算する比例加算回
路と、この比例加算回路の出力のピーク値に応じて変化
する基準電圧を出力するピークホールド回路と、このピ
ークホールド回路で得られた前記基準電圧と前記比例加
算回路の出力とを比較することによってR波を検出する
コンパレータとを備える。
導の中から選択された3誘導信号のそれぞれを入力と
し、微分絶対値の処理を行なう微分絶対値回路と、これ
ら微分絶対値回路の出力を重み付け加算する比例加算回
路と、この比例加算回路の出力のピーク値に応じて変化
する基準電圧を出力するピークホールド回路と、このピ
ークホールド回路で得られた前記基準電圧と前記比例加
算回路の出力とを比較することによってR波を検出する
コンパレータとを備える。
(実施例) 次に本発明について図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明による心電図のR波検出回路の一実施
例を示すブロック図である。また、第2図には第1図に
おける微分絶対値回路1〜3の回路例が、第3図には第
1図における長時間ピークホールド回路6の回路例が、
第4図には第1図の実施例を説明するための各部信号波
形図が示されている。
例を示すブロック図である。また、第2図には第1図に
おける微分絶対値回路1〜3の回路例が、第3図には第
1図における長時間ピークホールド回路6の回路例が、
第4図には第1図の実施例を説明するための各部信号波
形図が示されている。
さて、本実施例の動作を第4図をも参照しながら説明
すると、心電波形のうち選択された3つの心電波形(本
実施例ではII,V2,V5誘導波形)は、微分フィルタ特性を
有する絶対値回路である微分絶対値回路1〜3で各々処
理される。得られた心電波形II,V2,V5は比例加算回路4
において、例えば、Eg=A(EII+0.8EV2+0.9EV5)な
る重み付け加算された出力Egを得る。ここで、Aは比例
定数である。この出力Egは、抵抗RDが並列接続され、可
変抵抗素子5として機能するFETのソースに供給され、
その抵抗が可変される。こうして変化した抵抗値と抵抗
Rgとの抵抗比で電源+VCCが分圧され、分圧電圧ECが得
られる。第4図において、比例加算信号Egは所定時間間
隔で入力され、長時間ピークホールド回路6によりピー
ク値が保持され、出力ECとして得られる。得られた出力
ECは可変抵抗素子5としてのFETのゲートに印加され、
その抵抗値が可変されると、上記と同様に、抵抗Rgとの
抵抗比が変化し、結局、電圧ECが出力Egによってフィー
ドバック制御されることになる。得られた電圧ECはコン
パレータモノマルチ回路7における基準電圧として用い
られる。ここで、INSTはピークホールド回路6の動作を
リセットさせるための信号である。コンパレータモノマ
ルチ回路7では、上位基準電圧ECと比例加算回路の出力
Egとを比較して、R波信号の検出が為され、検出パルス
RDETとして得られる。コンパレータモノマルチ回路7に
おける基準電圧ECは現在の信号Egの一つ前に到来した信
号に基づいて得られた信号であり、この基準電圧はフィ
ードバック制御されて常に最適な状態でR波検出を行な
うことになる。
すると、心電波形のうち選択された3つの心電波形(本
実施例ではII,V2,V5誘導波形)は、微分フィルタ特性を
有する絶対値回路である微分絶対値回路1〜3で各々処
理される。得られた心電波形II,V2,V5は比例加算回路4
において、例えば、Eg=A(EII+0.8EV2+0.9EV5)な
る重み付け加算された出力Egを得る。ここで、Aは比例
定数である。この出力Egは、抵抗RDが並列接続され、可
変抵抗素子5として機能するFETのソースに供給され、
その抵抗が可変される。こうして変化した抵抗値と抵抗
Rgとの抵抗比で電源+VCCが分圧され、分圧電圧ECが得
られる。第4図において、比例加算信号Egは所定時間間
隔で入力され、長時間ピークホールド回路6によりピー
ク値が保持され、出力ECとして得られる。得られた出力
ECは可変抵抗素子5としてのFETのゲートに印加され、
その抵抗値が可変されると、上記と同様に、抵抗Rgとの
抵抗比が変化し、結局、電圧ECが出力Egによってフィー
ドバック制御されることになる。得られた電圧ECはコン
パレータモノマルチ回路7における基準電圧として用い
られる。ここで、INSTはピークホールド回路6の動作を
リセットさせるための信号である。コンパレータモノマ
ルチ回路7では、上位基準電圧ECと比例加算回路の出力
Egとを比較して、R波信号の検出が為され、検出パルス
RDETとして得られる。コンパレータモノマルチ回路7に
おける基準電圧ECは現在の信号Egの一つ前に到来した信
号に基づいて得られた信号であり、この基準電圧はフィ
ードバック制御されて常に最適な状態でR波検出を行な
うことになる。
第2図には、第1図における微分絶対値回路1,2,3の
一例が、また第3図には長時間ピークホールド回路6の
一例がそれぞれ示されている。図中、IC1,IC2,IC3は演
算増幅器を、Q1とQ2はトランジスタを示す。
一例が、また第3図には長時間ピークホールド回路6の
一例がそれぞれ示されている。図中、IC1,IC2,IC3は演
算増幅器を、Q1とQ2はトランジスタを示す。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、選択された3誘導波形
の微分絶対値を所定の重み付け加算し、加算信号のピー
ク値により可変抵抗素子のイオン抵抗をコントロールし
て基準電圧(域値)を最適決定しているので低いレベル
のR波でも、上記ピーク値に比例した検出感度となるよ
う基準電圧を自動設定できる。したがって、高精度なR
波検出が可能となるという効果がある。
の微分絶対値を所定の重み付け加算し、加算信号のピー
ク値により可変抵抗素子のイオン抵抗をコントロールし
て基準電圧(域値)を最適決定しているので低いレベル
のR波でも、上記ピーク値に比例した検出感度となるよ
う基準電圧を自動設定できる。したがって、高精度なR
波検出が可能となるという効果がある。
第1図は本発明による心電図のR波検出回路の一実施例
を示すブロック図、第2図は第1図の微分絶対値回路の
一例を示す図、第3図は第1図の長時間ピークホールド
回路6の一例を示す図、第4図は第1図のブロック図の
主要部の信号波形を示す図である。 1,2,3……微分絶対値回路、4……比例加算回路、5…
…可変抵抗素子、6……長時間ピークホールド回路、7
……コンパレータ・モノマルチ回路。
を示すブロック図、第2図は第1図の微分絶対値回路の
一例を示す図、第3図は第1図の長時間ピークホールド
回路6の一例を示す図、第4図は第1図のブロック図の
主要部の信号波形を示す図である。 1,2,3……微分絶対値回路、4……比例加算回路、5…
…可変抵抗素子、6……長時間ピークホールド回路、7
……コンパレータ・モノマルチ回路。
Claims (1)
- 【請求項1】心電図のR誘導の中から選択された3誘導
信号のそれぞれを入力とし、微分絶対値の処理を行なう
微分絶対値回路と、これら微分絶対値回路の出力を重み
付け加算する比例加算回路と、この比例加算回路の出力
のピーク値に応じて変化する基準電圧を出力するピーク
ホールド回路と、このピークホールド回路で得られた前
記基準電圧と前記比例加算回路の出力とを比較すること
によってR波を検出するコンパレータとを備えて成るこ
とを特徴とする心電図のR波検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1133193A JP2757457B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 心電図のr波検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1133193A JP2757457B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 心電図のr波検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0344A JPH0344A (ja) | 1991-01-07 |
JP2757457B2 true JP2757457B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=15098886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1133193A Expired - Lifetime JP2757457B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 心電図のr波検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757457B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015163369A1 (ja) | 2014-04-25 | 2015-10-29 | 株式会社東芝 | 心電波形検出装置、及び撮像装置 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1133193A patent/JP2757457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0344A (ja) | 1991-01-07 |
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Legal Events
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