JP2742305B2 - フオークリフトのマスト装置 - Google Patents
フオークリフトのマスト装置Info
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- JP2742305B2 JP2742305B2 JP1258402A JP25840289A JP2742305B2 JP 2742305 B2 JP2742305 B2 JP 2742305B2 JP 1258402 A JP1258402 A JP 1258402A JP 25840289 A JP25840289 A JP 25840289A JP 2742305 B2 JP2742305 B2 JP 2742305B2
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- Japan
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- mast
- guide
- lift
- rod
- lift cylinder
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マスト間における前方視認性を向上したフ
オークリフトのマスト装置に関する。
オークリフトのマスト装置に関する。
フオークリフトにおける荷役作業を能率化しかつ作業
の安全性を向上するために、マスト間の視界を向上させ
るべく例えば特公昭62−14480号公報は、各マストの後
方に小径のリフトシリンダを夫々配し、かつそのロッド
先端を継ぐ連結板によって、インナーマストをその間に
架け渡した継ぎ板を介して押上げることにより、大径の
シリンダを、マストの中央に配するものに比べて、視界
を改善したものを提案している。
の安全性を向上するために、マスト間の視界を向上させ
るべく例えば特公昭62−14480号公報は、各マストの後
方に小径のリフトシリンダを夫々配し、かつそのロッド
先端を継ぐ連結板によって、インナーマストをその間に
架け渡した継ぎ板を介して押上げることにより、大径の
シリンダを、マストの中央に配するものに比べて、視界
を改善したものを提案している。
しかしながら、これらのものは、前記した1本のリフ
トシリンダを中間に用いるものに比べては、前方視界を
向上しうるとはいえ、ロッドを継ぐ連結板が、運転者の
視野前方に位置する場合があり、このとき、この連結板
によって、前方視界が妨げられる。
トシリンダを中間に用いるものに比べては、前方視界を
向上しうるとはいえ、ロッドを継ぐ連結板が、運転者の
視野前方に位置する場合があり、このとき、この連結板
によって、前方視界が妨げられる。
本発明は、各リフトシリンダの上端に夫々分離された
ロッドブラケットを個々に設けることを基本として、従
来装置における連結板を省略でき、前方視界の向上に役
立つフオークリフトのマスト装置の提供を目的としてい
る。
ロッドブラケットを個々に設けることを基本として、従
来装置における連結板を省略でき、前方視界の向上に役
立つフオークリフトのマスト装置の提供を目的としてい
る。
本発明は、左右一対の静止したアウタマストと、該ア
ウタマストに昇降自在に配されかつフオークを取付ける
リフトブラケットを上下動可能に案内するインナマスト
とからなるマスト部材の各後方に夫々リフトシリンダを
上向きに設け、かつ前記インナマストに上下にのびる棒
状体からなるガイド部を設ける一方、前記各リフトシリ
ンダのロッド上端に、一端が静着されかつ他端が前記リ
フトブラケットに接続される連条体を巻架する回転体
と、前記リフトシリンダのロッドの上昇によって前記イ
ンナマストと当接しかつ持ち上げる押片と、前記ガイド
部によって案内される案内具とを有するロッドブラケッ
トを、前記各リフトシリンダのロッドごとにしかも互い
に分離して設けるとともに、前記回転体は、前記リフト
シリンダよりも車体巾方向内側に配されるとともに、前
記案内具は、前記ガイド部の車体巾方向の外側面に当接
する第1のガイドローラと、前記ガイド部の車体巾方向
の内側面に当接しかつ前記第1のガイドローラよりも低
所に配される第2のガイドローラとを含んでなるフオー
クリフトのマスト装置である。
ウタマストに昇降自在に配されかつフオークを取付ける
リフトブラケットを上下動可能に案内するインナマスト
とからなるマスト部材の各後方に夫々リフトシリンダを
上向きに設け、かつ前記インナマストに上下にのびる棒
状体からなるガイド部を設ける一方、前記各リフトシリ
ンダのロッド上端に、一端が静着されかつ他端が前記リ
フトブラケットに接続される連条体を巻架する回転体
と、前記リフトシリンダのロッドの上昇によって前記イ
ンナマストと当接しかつ持ち上げる押片と、前記ガイド
部によって案内される案内具とを有するロッドブラケッ
トを、前記各リフトシリンダのロッドごとにしかも互い
に分離して設けるとともに、前記回転体は、前記リフト
シリンダよりも車体巾方向内側に配されるとともに、前
記案内具は、前記ガイド部の車体巾方向の外側面に当接
する第1のガイドローラと、前記ガイド部の車体巾方向
の内側面に当接しかつ前記第1のガイドローラよりも低
所に配される第2のガイドローラとを含んでなるフオー
クリフトのマスト装置である。
マスト部材の各後方に夫々リフトシリンダを設けるこ
とにより、1本のシリンダを用いる場合に比べて小径化
できかつマスト部材間の視界を広げる。リフトシリンダ
のロッド上端には、互いに分離し、連結されないロッド
ブラケットを取付けている。このようにロッドを継ぐ部
材による視界の遮りがなく、前方視認性を高める。又こ
のロッドブラケットには、連条体を巻装する回転体と、
ロッドの上昇によって前記インナーマストと当接しかつ
持ち上げる押片と、インナーマストに設けるガイド部に
より案内される案内部とを設けている。従って、ロッド
はガイドと案内具とにより案内され円滑に垂直動すると
ともに、インナーマストと当接するまでの間、前記連条
体に固着されるリフトブラケットを、該インナーマスト
を上昇することなく上動させる。なおこの移動量が、フ
リーリフト量となる。なお左右のリフトシリンダは、分
流弁、流量制御弁等を用いて、負荷にかからず、一定の
速度で上昇させる制御手段を介して駆動される。また前
記回転体は、リフトシリンダよりも車体巾方向内側に配
しているため、リフトシリンダには、該シリンダを車体
巾方向内側に倒れ込ませるモーメントが発生するが、こ
のモーメントを前記ガイド部の外側面に当接する第1の
ガイドローラと、前記ガイド部の内側面に当接しかつ前
記第1のガイドローラよりも低所に配される第2のガイ
ドローラを含む案内具の該第1、第2のガイドローラに
よって効果的に分担支承でき、しかもこれらがローラで
あるため、ガイド体に対して円滑な移動を確保でき、荷
積載時のリフトシリンダの上下動を円滑に行いうる。
とにより、1本のシリンダを用いる場合に比べて小径化
できかつマスト部材間の視界を広げる。リフトシリンダ
のロッド上端には、互いに分離し、連結されないロッド
ブラケットを取付けている。このようにロッドを継ぐ部
材による視界の遮りがなく、前方視認性を高める。又こ
のロッドブラケットには、連条体を巻装する回転体と、
ロッドの上昇によって前記インナーマストと当接しかつ
持ち上げる押片と、インナーマストに設けるガイド部に
より案内される案内部とを設けている。従って、ロッド
はガイドと案内具とにより案内され円滑に垂直動すると
ともに、インナーマストと当接するまでの間、前記連条
体に固着されるリフトブラケットを、該インナーマスト
を上昇することなく上動させる。なおこの移動量が、フ
リーリフト量となる。なお左右のリフトシリンダは、分
流弁、流量制御弁等を用いて、負荷にかからず、一定の
速度で上昇させる制御手段を介して駆動される。また前
記回転体は、リフトシリンダよりも車体巾方向内側に配
しているため、リフトシリンダには、該シリンダを車体
巾方向内側に倒れ込ませるモーメントが発生するが、こ
のモーメントを前記ガイド部の外側面に当接する第1の
ガイドローラと、前記ガイド部の内側面に当接しかつ前
記第1のガイドローラよりも低所に配される第2のガイ
ドローラを含む案内具の該第1、第2のガイドローラに
よって効果的に分担支承でき、しかもこれらがローラで
あるため、ガイド体に対して円滑な移動を確保でき、荷
積載時のリフトシリンダの上下動を円滑に行いうる。
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1〜4図において、フオークリフトのマスト装置1
は、マスト部材2、2の各後方にリフトシリンダ3、3
を設けるとともに、その上向きのロッド先端に、ロッド
ブラケット4、4を設けている。
は、マスト部材2、2の各後方にリフトシリンダ3、3
を設けるとともに、その上向きのロッド先端に、ロッド
ブラケット4、4を設けている。
マスト部材2は、左右一対の、車体等の取付く静止し
たアウターマスト5、5と、該アウターマスト5、5に
昇降自在に配されるインナーマスト6、6とからなりか
つ両者は、溝部を内向きとしたコ字状の基部を有する型
溝材により形成した周知の構成を具える。又インナーマ
スト6、6には、第2図に略示するように、その溝部を
転動するガイドローラを有しかつフオークFを支持する
リフトブラケット7を昇降自在に案内する。なおリフト
ブラケット7には、フオークFを傾動するチルト枠Tを
取付け、又チルト枠Tは該リフトブラケット7に取付け
るチルトシリンダTcによって傾動する。
たアウターマスト5、5と、該アウターマスト5、5に
昇降自在に配されるインナーマスト6、6とからなりか
つ両者は、溝部を内向きとしたコ字状の基部を有する型
溝材により形成した周知の構成を具える。又インナーマ
スト6、6には、第2図に略示するように、その溝部を
転動するガイドローラを有しかつフオークFを支持する
リフトブラケット7を昇降自在に案内する。なおリフト
ブラケット7には、フオークFを傾動するチルト枠Tを
取付け、又チルト枠Tは該リフトブラケット7に取付け
るチルトシリンダTcによって傾動する。
又左右のインナーマスト6、6は、その上端を、後面
に設ける継ぎ板23を用いて連結する。なお継ぎ板23は、
長手方向に延長されることによりアウターマスト5、5
の後方にのびる突片状の受部24、24を形成するととも
に、本実施例では、継ぎ板23の両端部には、例えば十字
断面の棒状体からなるガイド部9を垂直に下設してい
る。
に設ける継ぎ板23を用いて連結する。なお継ぎ板23は、
長手方向に延長されることによりアウターマスト5、5
の後方にのびる突片状の受部24、24を形成するととも
に、本実施例では、継ぎ板23の両端部には、例えば十字
断面の棒状体からなるガイド部9を垂直に下設してい
る。
なおガイド部9は、インナーマスト6の後方でかつ中
心を挟んで対向する2片を、車体中心線と直角方向に位
置して設けられるとともに、リフトシリンダ3はアウタ
ーマスト5の後方に位置している。
心を挟んで対向する2片を、車体中心線と直角方向に位
置して設けられるとともに、リフトシリンダ3はアウタ
ーマスト5の後方に位置している。
なおアウターマスト5、5も、後方にのびるステーを
介して、橋絡板25により前記継ぎ板23と位置を違えて互
いに連結される。
介して、橋絡板25により前記継ぎ板23と位置を違えて互
いに連結される。
前記ロッドブラケット4は、回転体10と、シリンダ3
の上昇とともに、前記受部24を介してインナーマスト6
に当接する押片11と、前記ガイド部9によって案内され
る案内部12とを具える。
の上昇とともに、前記受部24を介してインナーマスト6
に当接する押片11と、前記ガイド部9によって案内され
る案内部12とを具える。
前記押片11は、ロッドに取付くボス27上面の基片29
に、前記ガイド部9に向き合わせて立設した隆起片から
なる。又基片29には、前記ガイド部9の両側で内方に該
ガイド部9を越えて突出しかつ下方に垂下する軸受片3
0、30を設けるとともに、該軸受片30を継ぎかつ車体中
心線と平行な支持板31により、前記回転体10を枢支して
いる。これによって、回転体10は、図1に示すように、
リフトシリンダ3よりも車体巾方向内側に配される。
に、前記ガイド部9に向き合わせて立設した隆起片から
なる。又基片29には、前記ガイド部9の両側で内方に該
ガイド部9を越えて突出しかつ下方に垂下する軸受片3
0、30を設けるとともに、該軸受片30を継ぎかつ車体中
心線と平行な支持板31により、前記回転体10を枢支して
いる。これによって、回転体10は、図1に示すように、
リフトシリンダ3よりも車体巾方向内側に配される。
回転体10は、本例では、深溝を周囲に設けた回転体で
あり、その内方には、一端が静止部材、本例ではアウタ
ーマスト5からのびる支持腕32に長さ調整自在に固定さ
れかつ他端が前記リフトブラケット7に結着されるチェ
ーンなどの連条体13が巻架される。
あり、その内方には、一端が静止部材、本例ではアウタ
ーマスト5からのびる支持腕32に長さ調整自在に固定さ
れかつ他端が前記リフトブラケット7に結着されるチェ
ーンなどの連条体13が巻架される。
さらに本例では、前記支持腕32で中間位置を保持され
る油圧ホース等の可撓管34が、連条体13の上面に重なり
巻装され、又該可撓管34は、例えば前記チルトシリンダ
ーTcに油圧を供給しうる。
る油圧ホース等の可撓管34が、連条体13の上面に重なり
巻装され、又該可撓管34は、例えば前記チルトシリンダ
ーTcに油圧を供給しうる。
前記案内具12は、前記押片11の両側に設けられ、ガイ
ド部9の車体巾方向の外側面に当接する本例では2つの
第1のガイドローラ36、36と、前記軸受片30の内側に配
され、前記ガイド部9の車体巾方向の内側面に当接する
とともに、前記第1のガイドローラ36よりも低所に配さ
れた本例では2つの第2のガイドローラ37、37とからな
りロッドブラケット4は、案内具12によりガイド部9で
案内され垂直に昇降できる。
ド部9の車体巾方向の外側面に当接する本例では2つの
第1のガイドローラ36、36と、前記軸受片30の内側に配
され、前記ガイド部9の車体巾方向の内側面に当接する
とともに、前記第1のガイドローラ36よりも低所に配さ
れた本例では2つの第2のガイドローラ37、37とからな
りロッドブラケット4は、案内具12によりガイド部9で
案内され垂直に昇降できる。
なおガイド部9は、その下端をもインナーマスト6に
連結片を介して接続することもできる。
連結片を介して接続することもできる。
さらに、ロッドブラケット4は、リフトシリンダ3の
縮小時において、前記ガイド部9の上端と、継ぎ板23の
前記受部24との間には、距離hを隔てるとともに、リフ
トシリンダ3、3には、図示しない分流弁、流量制御弁
などの、左右のリフトシリンダ3、3を、正しく同一の
距離を伸縮させる制御回路を介して油圧源に接続させ
る。従ってリフトシリンダ3、3は作動とともに、正し
く同一の距離を昇降する。又リフトシリンダ3が縮小し
た基準状態から、前記押片11が前記受部24に当接するま
での間の前記距離hを上昇することにより、回転体10
は、連条体13のリフトブラケット7に結着される他端
を、その距離hの2倍、2hの距離を移動させる。これ
は、マスト部材2を動作することなく荷物を持ち上げ
る、フリーリフト量となる。
縮小時において、前記ガイド部9の上端と、継ぎ板23の
前記受部24との間には、距離hを隔てるとともに、リフ
トシリンダ3、3には、図示しない分流弁、流量制御弁
などの、左右のリフトシリンダ3、3を、正しく同一の
距離を伸縮させる制御回路を介して油圧源に接続させ
る。従ってリフトシリンダ3、3は作動とともに、正し
く同一の距離を昇降する。又リフトシリンダ3が縮小し
た基準状態から、前記押片11が前記受部24に当接するま
での間の前記距離hを上昇することにより、回転体10
は、連条体13のリフトブラケット7に結着される他端
を、その距離hの2倍、2hの距離を移動させる。これ
は、マスト部材2を動作することなく荷物を持ち上げ
る、フリーリフト量となる。
さらに、ロッドブラケット4は左右のリフトシリンダ
3、3に独立して設けられ、接続する部材が存在しない
ことにより、マスト部2、2間を通る前方視界を拡大で
き、作業性を向上する。また、前記回転体10を、リフト
シリンダ3よりも車体巾方向内側に設けているため、フ
オークに支持する荷重によりリフトシリンダ3には、こ
のシリンダ3を車体巾方向内側で倒れ込ませようとする
モーメントが生じるが、このモーメントを、前記高さを
違えて配した第1、第2のガイドローラ36、37によって
効果的に分担支承でき、しかもこれらがローラであるた
め、リフトシリンダの昇降動を円滑に行いうる。
3、3に独立して設けられ、接続する部材が存在しない
ことにより、マスト部2、2間を通る前方視界を拡大で
き、作業性を向上する。また、前記回転体10を、リフト
シリンダ3よりも車体巾方向内側に設けているため、フ
オークに支持する荷重によりリフトシリンダ3には、こ
のシリンダ3を車体巾方向内側で倒れ込ませようとする
モーメントが生じるが、このモーメントを、前記高さを
違えて配した第1、第2のガイドローラ36、37によって
効果的に分担支承でき、しかもこれらがローラであるた
め、リフトシリンダの昇降動を円滑に行いうる。
このように本発明のフオークリフトのマスト装置にお
いては、マスト部材の各後方に夫々リフトシリンダを設
けているため、リフトシリンダを小径化しうるととも
に、前方の視界範囲を広げうる。又リフトシリンダのロ
ッドには、インナーマストを押上げる押片と、インナー
マストに設けるガイド部により案内される案内具と、リ
フトブラケットを引き上げ用の回転体とを具えるロッド
ブラケットを取付けており、従ってその構成を簡易化し
うる。又ロッドブラケットは夫々独立し連結する部材が
ないため、マスト部材間を開放でき、前方視界をさらに
向上しうる。また前記回転体は、リフトシリンダよりも
車体巾方向内側に配しているため、リフトシリンダに
は、該シリンダを車体巾方向内側に倒れ込ませようとす
るモーメントが発生するが、本発明ではこのモーメント
を、前記ガイド部の外側面に当接する第1のガイドロー
ラと、前記ガイド部の内側面に当接しかつ前記第1のガ
イドローラよりも低所に配される第2のガイドローラに
よって効果的に分担支承でき、しかもこれらがローラで
あるため、ガイド体との円滑な移動を確保でき、荷積載
時のリフトシリンダの上下動を円滑としうるなど多くの
効果を奏しうる。
いては、マスト部材の各後方に夫々リフトシリンダを設
けているため、リフトシリンダを小径化しうるととも
に、前方の視界範囲を広げうる。又リフトシリンダのロ
ッドには、インナーマストを押上げる押片と、インナー
マストに設けるガイド部により案内される案内具と、リ
フトブラケットを引き上げ用の回転体とを具えるロッド
ブラケットを取付けており、従ってその構成を簡易化し
うる。又ロッドブラケットは夫々独立し連結する部材が
ないため、マスト部材間を開放でき、前方視界をさらに
向上しうる。また前記回転体は、リフトシリンダよりも
車体巾方向内側に配しているため、リフトシリンダに
は、該シリンダを車体巾方向内側に倒れ込ませようとす
るモーメントが発生するが、本発明ではこのモーメント
を、前記ガイド部の外側面に当接する第1のガイドロー
ラと、前記ガイド部の内側面に当接しかつ前記第1のガ
イドローラよりも低所に配される第2のガイドローラに
よって効果的に分担支承でき、しかもこれらがローラで
あるため、ガイド体との円滑な移動を確保でき、荷積載
時のリフトシリンダの上下動を円滑としうるなど多くの
効果を奏しうる。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す斜視図、第2図
はフオークリフトに取付けた状態を示す側面図、第3図
は本発明の要部を示す平面図、第4図はその側面図であ
る。 2……マスト部材、3……リフトシリンダ、 4……ロッドブラケット、5……アウターマスト、 6……インナーマスト、7……リフトブラケット、 10……回転体、11……押片、12……案内部、 13……連条体。
はフオークリフトに取付けた状態を示す側面図、第3図
は本発明の要部を示す平面図、第4図はその側面図であ
る。 2……マスト部材、3……リフトシリンダ、 4……ロッドブラケット、5……アウターマスト、 6……インナーマスト、7……リフトブラケット、 10……回転体、11……押片、12……案内部、 13……連条体。
Claims (1)
- 【請求項1】左右一対の静止したアウタマストと、該ア
ウタマストに昇降自在に配されかつフオークを取付ける
リフトブラケットを上下動可能に案内するインナマスト
とからなるマスト部材の各後方に夫々リフトシリンダを
上向きに設け、かつ前記インナマストに上下にのびる棒
状体からなるガイド部を設ける一方、 前記各リフトシリンダのロッド上端に、 一端が静着されかつ他端が前記リフトブラケットに接続
される連条体を巻架する回転体と、前記リフトシリンダ
のロッドの上昇によって前記インナマストと当接しかつ
持ち上げる押片と、前記ガイド部によって案内される案
内具とを有するロッドブラケットを、前記各リフトシリ
ンダのロッドごとにしかも互いに分離して設けるととも
に、 前記回転体は、前記リフトシリンダよりも車体巾方向内
側に配されるとともに、 前記案内具は、前記ガイド部の車体巾方向の外側面に当
接する第1のガイドローラと、前記ガイド部の車体巾方
向の内側面に当接しかつ前記第1のガイドローラよりも
低所に配される第2のガイドローラとを含んでなるフオ
ークリフトのマスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258402A JP2742305B2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | フオークリフトのマスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258402A JP2742305B2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | フオークリフトのマスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120198A JPH03120198A (ja) | 1991-05-22 |
JP2742305B2 true JP2742305B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17319736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1258402A Expired - Lifetime JP2742305B2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | フオークリフトのマスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742305B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5102447B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2012-12-19 | 清 亀井 | 昇降装置 |
JP2008301960A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Specchio:Kk | 什器ユニットおよび什器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS611195Y2 (ja) * | 1980-02-28 | 1986-01-16 |
-
1989
- 1989-10-02 JP JP1258402A patent/JP2742305B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120198A (ja) | 1991-05-22 |
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