JP2742175B2 - 構造体の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体 - Google Patents
構造体の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体Info
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- JP2742175B2 JP2742175B2 JP10780892A JP10780892A JP2742175B2 JP 2742175 B2 JP2742175 B2 JP 2742175B2 JP 10780892 A JP10780892 A JP 10780892A JP 10780892 A JP10780892 A JP 10780892A JP 2742175 B2 JP2742175 B2 JP 2742175B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの構造体を取付対
象体に取り付けるための、構造体の取付構造及びこの取
付構造に用いられて構造体を取付対象体に取り付ける取
付用構造体に関し、例えば構造体としてのアンダーカバ
ーとメインカバーとからなる電気接続箱を取付対象体と
しての車両に固定構造体の取付構造及び、これらのアン
ダーカバーとメインカバーとを車両に固定するために用
いられる取付用構造体に関する。
象体に取り付けるための、構造体の取付構造及びこの取
付構造に用いられて構造体を取付対象体に取り付ける取
付用構造体に関し、例えば構造体としてのアンダーカバ
ーとメインカバーとからなる電気接続箱を取付対象体と
しての車両に固定構造体の取付構造及び、これらのアン
ダーカバーとメインカバーとを車両に固定するために用
いられる取付用構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、実開平3−104506号公報
に記載された構造体の取付構造を示す。同図において、
構造体1の一壁面3には、縦寸法L1 と横寸法L2 が等
しい正方形のガイド板5が一体に形成されている。この
ガイド板5と一壁面3との間には、ガイド溝7a、7
b、7c、7dが形成されている。また、ガイド板5の
中央部には、矩形状の係止穴9が形成されている。
に記載された構造体の取付構造を示す。同図において、
構造体1の一壁面3には、縦寸法L1 と横寸法L2 が等
しい正方形のガイド板5が一体に形成されている。この
ガイド板5と一壁面3との間には、ガイド溝7a、7
b、7c、7dが形成されている。また、ガイド板5の
中央部には、矩形状の係止穴9が形成されている。
【0003】一方、構造体11の一壁面13には、一対
のL字状取付用レール15、15が対向して突設されて
いる。これらの取付用レール15、15の相対向する内
側には、ガイド板5の対向する側部5a、5c又は側部
5b、5dが嵌合される溝部17、17がそれぞれ形成
され、上部側がストッパ壁19、19で閉止されてい
る。これらの取付用レール15、15の間には、取付用
レール15、15に沿って凹部21が形成されている。
この凹部21の下端部からは、上端部に向けて延出され
て先端が自由端とされた可撓性係止片23が突設されて
いる。この可撓性係止片23の中間部には、上記係止穴
9に嵌合・係止される係止突起25が突設されている。
のL字状取付用レール15、15が対向して突設されて
いる。これらの取付用レール15、15の相対向する内
側には、ガイド板5の対向する側部5a、5c又は側部
5b、5dが嵌合される溝部17、17がそれぞれ形成
され、上部側がストッパ壁19、19で閉止されてい
る。これらの取付用レール15、15の間には、取付用
レール15、15に沿って凹部21が形成されている。
この凹部21の下端部からは、上端部に向けて延出され
て先端が自由端とされた可撓性係止片23が突設されて
いる。この可撓性係止片23の中間部には、上記係止穴
9に嵌合・係止される係止突起25が突設されている。
【0004】上記構造体1を構造体11に取り付けるに
は、ガイド板5の対向する側部5a、5cを一対の取付
用レール15、15の溝部17、17内に挿入する。ガ
イド板5を取付用レール15、15内に挿入すると、可
撓性係止片23が撓んで凹部21内に退避し、さらにガ
イド板5をストッパ壁19、19に当接するまで挿入す
ると、可撓性係止片23の弾性力で係止突起25が係止
穴9内に挿入・係止される。この状態では、可撓性係止
片23の弾性力によってガイド板5が取付用レール1
5、15に向けて押圧されている。
は、ガイド板5の対向する側部5a、5cを一対の取付
用レール15、15の溝部17、17内に挿入する。ガ
イド板5を取付用レール15、15内に挿入すると、可
撓性係止片23が撓んで凹部21内に退避し、さらにガ
イド板5をストッパ壁19、19に当接するまで挿入す
ると、可撓性係止片23の弾性力で係止突起25が係止
穴9内に挿入・係止される。この状態では、可撓性係止
片23の弾性力によってガイド板5が取付用レール1
5、15に向けて押圧されている。
【0005】また、この構造体の取付構造では、構造体
1を構造体11に対して異なる方向に取り付けることが
出来る。すなわち、ガイド板5の他の側部5b、5dを
取付用レール15、15間に挿入して、係止穴9に係止
突起25を挿入・係止する。
1を構造体11に対して異なる方向に取り付けることが
出来る。すなわち、ガイド板5の他の側部5b、5dを
取付用レール15、15間に挿入して、係止穴9に係止
突起25を挿入・係止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造体の取付構造では、一方の構造体1にガイド板5を形
成し、他方の構造体2に可撓性係止片11を形成するの
で取付構造が複雑になり、構造体1、11を成形するた
めの金型も複雑になる。従って、構造体1、11の製造
コストが高くなるという問題がある。
造体の取付構造では、一方の構造体1にガイド板5を形
成し、他方の構造体2に可撓性係止片11を形成するの
で取付構造が複雑になり、構造体1、11を成形するた
めの金型も複雑になる。従って、構造体1、11の製造
コストが高くなるという問題がある。
【0007】また、ガイド板5の両側部5a、5c又は
5b、5dを取付用レール15、15に挿入しても係止
突起25が係止孔9に嵌合されていない状態では、構造
体1あるいは構造体11から手を離すと、ガイド板5が
取付用レール15、15間から抜き出て、構造体1、1
1同士が離れるおそれがある。
5b、5dを取付用レール15、15に挿入しても係止
突起25が係止孔9に嵌合されていない状態では、構造
体1あるいは構造体11から手を離すと、ガイド板5が
取付用レール15、15間から抜き出て、構造体1、1
1同士が離れるおそれがある。
【0008】そこで、本発明は、簡単な構造で、組付途
中で構造体同士が離れることがない構造体の取付構造及
びこの取付構造に用いられる取付用構造体を提供するこ
とを目的とする。
中で構造体同士が離れることがない構造体の取付構造及
びこの取付構造に用いられる取付用構造体を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明では、一方の構造体(29)に形
成した支持部(37)へ取付用構造体(35)の連結部
(57)を4方向から選択的に挿入可能とし、二つの構
造体(29)、(31)を組み付けた状態で支持部(3
7)に挿入・嵌合された連結部(57)と当接して支持
部(37)からの連結部(57)の抜けを阻止する当接
抜止部(49)を他方の構造体(31)に形成したこと
を特徴としている。
請求項1に記載の発明では、一方の構造体(29)に形
成した支持部(37)へ取付用構造体(35)の連結部
(57)を4方向から選択的に挿入可能とし、二つの構
造体(29)、(31)を組み付けた状態で支持部(3
7)に挿入・嵌合された連結部(57)と当接して支持
部(37)からの連結部(57)の抜けを阻止する当接
抜止部(49)を他方の構造体(31)に形成したこと
を特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明では、連結部(5
7)が4方向から挿入・嵌合可能なガイドレール(3
9)と、このガイドレール(39)の内壁に形成した係
止溝(41a、41b)とを支持部(37)に形成し、
係止溝(41a、41b)に係止される突起(69)を
連結部(57)の対角位置の少なくとも2か所に設けた
ことを特徴としている。
7)が4方向から挿入・嵌合可能なガイドレール(3
9)と、このガイドレール(39)の内壁に形成した係
止溝(41a、41b)とを支持部(37)に形成し、
係止溝(41a、41b)に係止される突起(69)を
連結部(57)の対角位置の少なくとも2か所に設けた
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、2つの構造体(2
9)、(31)を一体に組み付けると、支持部37に挿
入・嵌合された取付用構造体(55)の連結部に、他方
の構造体(31)の当接抜止部(49)が当接して、支
持部(37)からの連結部(57)の抜けを阻止する。
また、取付用構造体の連結部(57)は支持部(37)
に対して4方向から挿入することが出来る。
9)、(31)を一体に組み付けると、支持部37に挿
入・嵌合された取付用構造体(55)の連結部に、他方
の構造体(31)の当接抜止部(49)が当接して、支
持部(37)からの連結部(57)の抜けを阻止する。
また、取付用構造体の連結部(57)は支持部(37)
に対して4方向から挿入することが出来る。
【0012】請求項2の発明によれば、ガイドレール
(39)に連結部(57)を挿入すると共にガイドレー
ル(39)の内壁に設けられ係止溝(41a、41b)
に突起を挿入する。そして、連結部(57)をガイドレ
ール(39)に完全に挿入・嵌合する。この場合、連結
部(57)は支持部(37)に対して4方向から挿入可
能であるが、突起(69a、69b)が対角位置に少な
くとも2か所形成されているので、4方向のうちのどの
方向から連結部(57)を支持部(37)に挿入して
も、支持部(37)への連結部(57)の挿入開始直後
に係止溝(41a、41b)の一方に突起(69a、6
9b)の一方が挿入されて仮係止される。従って、ガイ
ドレール(39)に連結部(57)が仮係止されるの
で、ガイドレール(39)への挿入作業中に連結部(5
7)が抜け出ることがない。
(39)に連結部(57)を挿入すると共にガイドレー
ル(39)の内壁に設けられ係止溝(41a、41b)
に突起を挿入する。そして、連結部(57)をガイドレ
ール(39)に完全に挿入・嵌合する。この場合、連結
部(57)は支持部(37)に対して4方向から挿入可
能であるが、突起(69a、69b)が対角位置に少な
くとも2か所形成されているので、4方向のうちのどの
方向から連結部(57)を支持部(37)に挿入して
も、支持部(37)への連結部(57)の挿入開始直後
に係止溝(41a、41b)の一方に突起(69a、6
9b)の一方が挿入されて仮係止される。従って、ガイ
ドレール(39)に連結部(57)が仮係止されるの
で、ガイドレール(39)への挿入作業中に連結部(5
7)が抜け出ることがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る構造体の取付構造及びこ
の取付構造に用いられる取付用構造体の実施例について
説明する。図1乃至図3は、構造体であるアンダーカバ
ー29とメインカバー31とからなる電気接続箱33の
一部と、この電気接続箱33を車両(取付対象体)に固
定するためのカセットブラケット(取付用構造体)35
とを示す。これらの図において、一方の構造体であるア
ンダーカバー29の一方の側端部には、カセットブラケ
ット35が固定される支持部37が形成されている。こ
の支持部37は、断面L字状の底部39a、両側部39
b、39bからなるガイドレール39がメインカバー3
1との突き合わせ面29a側に開口部40を形成して、
平面視でコ字状に形成されている。
の取付構造に用いられる取付用構造体の実施例について
説明する。図1乃至図3は、構造体であるアンダーカバ
ー29とメインカバー31とからなる電気接続箱33の
一部と、この電気接続箱33を車両(取付対象体)に固
定するためのカセットブラケット(取付用構造体)35
とを示す。これらの図において、一方の構造体であるア
ンダーカバー29の一方の側端部には、カセットブラケ
ット35が固定される支持部37が形成されている。こ
の支持部37は、断面L字状の底部39a、両側部39
b、39bからなるガイドレール39がメインカバー3
1との突き合わせ面29a側に開口部40を形成して、
平面視でコ字状に形成されている。
【0014】ガイドレール39の内側には、スライド溝
42が内周全域に渡って形成され、側部39b、39b
のスライド溝42の内壁には、メインカバー31の突き
合わせ面29a側から後方に向けて係止溝41a、41
bがそれぞれ形成されている。これらの係止溝41a、
41bの開口部40側は抜止壁44a、44bがそれぞ
れ形成され、底部39a、39a側は、それぞれ開口し
ている(図6参照)。
42が内周全域に渡って形成され、側部39b、39b
のスライド溝42の内壁には、メインカバー31の突き
合わせ面29a側から後方に向けて係止溝41a、41
bがそれぞれ形成されている。これらの係止溝41a、
41bの開口部40側は抜止壁44a、44bがそれぞ
れ形成され、底部39a、39a側は、それぞれ開口し
ている(図6参照)。
【0015】また、支持部37の突き合わせ面29a側
は延出されてロック平板部43が形成され、このロック
平板部43の先端上部には、一対の係止突起45、45
が突設されている。このロック平板部43は、アンダー
カバー29が他方の構造体であるメインカバー31と突
き合わされた状態で、メインカバー31の突き合わせ面
31aから突設されたロック平板部47に重ねられる。
は延出されてロック平板部43が形成され、このロック
平板部43の先端上部には、一対の係止突起45、45
が突設されている。このロック平板部43は、アンダー
カバー29が他方の構造体であるメインカバー31と突
き合わされた状態で、メインカバー31の突き合わせ面
31aから突設されたロック平板部47に重ねられる。
【0016】他方の構造体であるメインカバー31のロ
ック平板部47の下面側には、係止突起45、45が係
止される係止部51、51が形成されている。また、ロ
ック平板部47の端面は、メインカバー31とアンダー
カバー29とが組み付けられた状態で支持部37の開口
部40を閉止するように当接する抜止当接部49となっ
ている。この抜止当接部49は、後述するガイドレール
39に挿入されたカセットブラケット35の連結部57
の抜けを阻止する。
ック平板部47の下面側には、係止突起45、45が係
止される係止部51、51が形成されている。また、ロ
ック平板部47の端面は、メインカバー31とアンダー
カバー29とが組み付けられた状態で支持部37の開口
部40を閉止するように当接する抜止当接部49となっ
ている。この抜止当接部49は、後述するガイドレール
39に挿入されたカセットブラケット35の連結部57
の抜けを阻止する。
【0017】カセットブラケット35は、車両に一端が
固定されるL字状の車両側ブラケット55(取付対象体
側支持部材、図3参照)が係合する係合部53と、ガイ
ドレール39のスライド溝42に挿入・嵌合される連結
部57とからなる。係合部53は、中空で一方の開口部
61の開口縁部は外側に向けて広がっており、車両側ブ
ラケット55の挿入口となっている。この開口部61の
内部は、車両側ブラケット55が挿入される挿入部59
が形成されている。挿入部59内には係止突起63aを
有する可撓性ロックアーム63が形成されている。この
係止突起63aは、挿入部61内に挿入された車両側ブ
ラケット55の係止穴55a内に係止される。この可撓
性ロックアーム63の先端側(自由端側)は、係合部5
3に形成された凹部65内に突出して外部に露出してお
り、係合部53への車両側ブラケット55の係合状態を
解除する際に可撓性ロックアーム63を強制的に撓ませ
るための押圧部63bとなっている。
固定されるL字状の車両側ブラケット55(取付対象体
側支持部材、図3参照)が係合する係合部53と、ガイ
ドレール39のスライド溝42に挿入・嵌合される連結
部57とからなる。係合部53は、中空で一方の開口部
61の開口縁部は外側に向けて広がっており、車両側ブ
ラケット55の挿入口となっている。この開口部61の
内部は、車両側ブラケット55が挿入される挿入部59
が形成されている。挿入部59内には係止突起63aを
有する可撓性ロックアーム63が形成されている。この
係止突起63aは、挿入部61内に挿入された車両側ブ
ラケット55の係止穴55a内に係止される。この可撓
性ロックアーム63の先端側(自由端側)は、係合部5
3に形成された凹部65内に突出して外部に露出してお
り、係合部53への車両側ブラケット55の係合状態を
解除する際に可撓性ロックアーム63を強制的に撓ませ
るための押圧部63bとなっている。
【0018】連結部57は、平板状で係合部65の下面
側に首部67を介して一体形成されており、縦寸法L3
と横寸法L4 が等しい正方形をしている。そして、縦寸
法L3 と横寸法L4 は、ガイドレール39の縦寸法L5
、横寸法L6 (図2参照)より若干小さく設定され
て、連結部57がガイドレール39に挿入・嵌合可能と
なっている。また、連結部57が正方形に形成されてい
るので、図6及び図7に示すようにガイドレール39に
4方向から連結部57を挿入可能となっている。また、
連結部57には、係合部53側の面から対角位置に、ガ
イドレール39の内壁に設けた係止溝41a、41bに
挿入・係止される突起69a、69bがそれぞれ突設さ
れている。突起69a、69bを対角位置に設けること
により、突起69a、69bは矩形状の連結部57の両
側にかつ前後にそれぞれ位置することになり、連結部5
7をスライド溝42にどの方向から挿入・嵌合しても、
挿入直後に係止溝41a、41bの一方に係止突起69
a、69bの一方が挿入され、抜止壁44aあるいは抜
止壁44bに係止される。
側に首部67を介して一体形成されており、縦寸法L3
と横寸法L4 が等しい正方形をしている。そして、縦寸
法L3 と横寸法L4 は、ガイドレール39の縦寸法L5
、横寸法L6 (図2参照)より若干小さく設定され
て、連結部57がガイドレール39に挿入・嵌合可能と
なっている。また、連結部57が正方形に形成されてい
るので、図6及び図7に示すようにガイドレール39に
4方向から連結部57を挿入可能となっている。また、
連結部57には、係合部53側の面から対角位置に、ガ
イドレール39の内壁に設けた係止溝41a、41bに
挿入・係止される突起69a、69bがそれぞれ突設さ
れている。突起69a、69bを対角位置に設けること
により、突起69a、69bは矩形状の連結部57の両
側にかつ前後にそれぞれ位置することになり、連結部5
7をスライド溝42にどの方向から挿入・嵌合しても、
挿入直後に係止溝41a、41bの一方に係止突起69
a、69bの一方が挿入され、抜止壁44aあるいは抜
止壁44bに係止される。
【0019】上述の電気接続箱33を車両に固定する場
合、先ず連結部57をガイドレール39の側部39b、
39bのスライド溝42に挿入し、連結部57に形成さ
れた突起69aを係止溝41aに挿入・嵌合させて抜止
壁44aに係合して仮係止する。この状態から、さら
に、連結部57をスライド溝42に沿って移動させる。
連結部57がガイドレール39に完全に挿入された状態
では、突起69bも係止溝41bに挿入されて抜止壁4
4bに係止される。
合、先ず連結部57をガイドレール39の側部39b、
39bのスライド溝42に挿入し、連結部57に形成さ
れた突起69aを係止溝41aに挿入・嵌合させて抜止
壁44aに係合して仮係止する。この状態から、さら
に、連結部57をスライド溝42に沿って移動させる。
連結部57がガイドレール39に完全に挿入された状態
では、突起69bも係止溝41bに挿入されて抜止壁4
4bに係止される。
【0020】そして、アンダーカバー29とメインカバ
ー31とを突き合わせて、ガイドレール39の開口部4
0を当接抜止部49で閉止して、アンダーカバー29に
設けられた係止突起45、45をメインカバー31の係
止突起51、51に係止させる。これにより、カセット
ブラケット35をアンダーカバー29に固定することが
出来る。
ー31とを突き合わせて、ガイドレール39の開口部4
0を当接抜止部49で閉止して、アンダーカバー29に
設けられた係止突起45、45をメインカバー31の係
止突起51、51に係止させる。これにより、カセット
ブラケット35をアンダーカバー29に固定することが
出来る。
【0021】次に、車両側ブラケット55を係合部53
の挿入部59内に挿入し、係止穴55に可撓性ロックア
ーム63の係止突起63aを係止させて、カセットブラ
ケット35に固定する。そして、車両側ブラケット55
の一端を図示しない車両に固定し、電気接続箱33の片
側を車両に固定する。次に、電気接続箱33の他側の図
示しない取付ブラケットをボルト等により車両に固定す
る。これにより、電気接続箱33を車両に固定すること
が出来る。
の挿入部59内に挿入し、係止穴55に可撓性ロックア
ーム63の係止突起63aを係止させて、カセットブラ
ケット35に固定する。そして、車両側ブラケット55
の一端を図示しない車両に固定し、電気接続箱33の片
側を車両に固定する。次に、電気接続箱33の他側の図
示しない取付ブラケットをボルト等により車両に固定す
る。これにより、電気接続箱33を車両に固定すること
が出来る。
【0022】ここで、電気接続箱33が車両に搭載され
る位置が異なる場合、例えば左ハンドル車や、エンジン
ルームの形状が異なる車に電気接続箱33を搭載する場
合には、車両への車両側ブラケット55の車両における
取付位置が異なり、電気接続箱33への車両側ブラケッ
ト55の相対位置が異なる。この場合には、図6
(b)、図7(a)、(b)に示すように、ガイドレー
ル39へのカセットブラケット35の挿入方向を変え
て、カセットブラケット35の位置を変化させる。
る位置が異なる場合、例えば左ハンドル車や、エンジン
ルームの形状が異なる車に電気接続箱33を搭載する場
合には、車両への車両側ブラケット55の車両における
取付位置が異なり、電気接続箱33への車両側ブラケッ
ト55の相対位置が異なる。この場合には、図6
(b)、図7(a)、(b)に示すように、ガイドレー
ル39へのカセットブラケット35の挿入方向を変え
て、カセットブラケット35の位置を変化させる。
【0023】すなわち、図6(a)に示すカセットブラ
ケット35の位置に対して図6(b)に示すように反時
計方向に90°ずれた方向から連結部57をガイドレー
ル39内に挿入しても、挿入直後に突起69aがガイド
レール39の一方の係止溝41bに挿入されて抜止壁4
4bに仮係止される。また、図6(b)に示すカセット
ブラケット35の位置に対して図7(a)に示すように
90°ずれた方向から連結部57をガイドレール39内
に挿入しても、挿入直後に突起69bが係止溝41aに
挿入され、抜止壁44aに仮係止される。さらに、図7
(a)に示す状態から90°ずれた位置でカセットブラ
ケット35の連結部57をガイドレール39に挿入する
場合には図7(b)に示すように、ガイドレール39へ
の連結部57の挿入直後に突起69bが係止溝41bに
挿入され、抜止壁44bに仮係止される。
ケット35の位置に対して図6(b)に示すように反時
計方向に90°ずれた方向から連結部57をガイドレー
ル39内に挿入しても、挿入直後に突起69aがガイド
レール39の一方の係止溝41bに挿入されて抜止壁4
4bに仮係止される。また、図6(b)に示すカセット
ブラケット35の位置に対して図7(a)に示すように
90°ずれた方向から連結部57をガイドレール39内
に挿入しても、挿入直後に突起69bが係止溝41aに
挿入され、抜止壁44aに仮係止される。さらに、図7
(a)に示す状態から90°ずれた位置でカセットブラ
ケット35の連結部57をガイドレール39に挿入する
場合には図7(b)に示すように、ガイドレール39へ
の連結部57の挿入直後に突起69bが係止溝41bに
挿入され、抜止壁44bに仮係止される。
【0024】なお、上記実施例では、連結部57の四つ
の角の対角位置に成形上突起69a、69bを設けた
が、この突起69は、角部全体に設けても良い。
の角の対角位置に成形上突起69a、69bを設けた
が、この突起69は、角部全体に設けても良い。
【0025】また、上記実施例では、取付構造体である
カセットブラケット35をアンダーカバー29に取り付
ける構造に、本考案の取付構造を適用した例を示した
が、これに限らず他の構造体の取付構造にも本考案を適
用することが出来る。
カセットブラケット35をアンダーカバー29に取り付
ける構造に、本考案の取付構造を適用した例を示した
が、これに限らず他の構造体の取付構造にも本考案を適
用することが出来る。
【0026】また、上記実施例において突起69a、6
9bに可撓性を持たせて、抜止壁44a、44bに弾性
係止するようにしても良い。
9bに可撓性を持たせて、抜止壁44a、44bに弾性
係止するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る構造体
の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体
では、一方の構造体に形成した支持部へ取付用構造体を
4方向から選択的に挿入可能とし、支持部に挿入・嵌合
された連結部と当接して支持部からの連結部の抜けを阻
止する当接抜止部を他方の構造体に形成したので、取付
対象体への構造体の取付構造が簡単になり、容易に取り
付けることが出来る。
の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体
では、一方の構造体に形成した支持部へ取付用構造体を
4方向から選択的に挿入可能とし、支持部に挿入・嵌合
された連結部と当接して支持部からの連結部の抜けを阻
止する当接抜止部を他方の構造体に形成したので、取付
対象体への構造体の取付構造が簡単になり、容易に取り
付けることが出来る。
【0028】また、連結部が4方向から選択的に挿入・
嵌合可能なガイドレールとこのガイドレールの内壁に形
成した係止溝とで前記支持部を形成し、前記溝部に係止
される突起を前記連結部の対角位置の少なくとも2か所
に設けたので、組付途中で構造体同士が離れることがな
い。
嵌合可能なガイドレールとこのガイドレールの内壁に形
成した係止溝とで前記支持部を形成し、前記溝部に係止
される突起を前記連結部の対角位置の少なくとも2か所
に設けたので、組付途中で構造体同士が離れることがな
い。
【図1】本発明の実施例に係る電気接続箱の一部とカセ
ットブラケットを示す分解斜視図である。
ットブラケットを示す分解斜視図である。
【図2】支持部を示す平面図である。
【図3】図2のII-II 線に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図4】カセットブラケットを図1のP方向から見た正
面図である。
面図である。
【図5】カセットブラケットを示す背面図である。
【図6】カセットブラケットをガイドレールに挿入する
状態を示し、(a)は可撓性ロックアームが開口部に対
して反対側に位置した状態でガイドレールに挿入する状
態を示す平面図であり、(b)は(a)に示すカセット
ブラケットを反時計方向に90度回転した状態でガイド
レールに挿入する状態を示す平面図である。
状態を示し、(a)は可撓性ロックアームが開口部に対
して反対側に位置した状態でガイドレールに挿入する状
態を示す平面図であり、(b)は(a)に示すカセット
ブラケットを反時計方向に90度回転した状態でガイド
レールに挿入する状態を示す平面図である。
【図7】カセットブラケットをガイドレールに挿入する
状態を示し、(a)は図6(b)に示すカセットブラケ
ットを反時計方向に90度回転した状態でガイドレール
に挿入する状態を示す平面図であり、(b)は図7
(a)に示すカセットブラケットを反時計方向に90度
回転した状態でガイドレールに挿入する状態を示す平面
図である。
状態を示し、(a)は図6(b)に示すカセットブラケ
ットを反時計方向に90度回転した状態でガイドレール
に挿入する状態を示す平面図であり、(b)は図7
(a)に示すカセットブラケットを反時計方向に90度
回転した状態でガイドレールに挿入する状態を示す平面
図である。
【図8】従来の構造体の取付構造を示す斜視図である。
29 アンダーカバー(構造体) 31 メインカバー(構造体) 33 電気接続箱 35 カセットブラケット(取付用構造体) 37 支持部 39 ガイドレール 41a、41b 係止溝 44a、44b 抜止壁 53 係合部 55 車両側ブラケット(取付対象体側支持部材) 57 連結部 69 突起
Claims (2)
- 【請求項1】 二つ構造体(29)、(31)が取り付
けられる取付対象体に固定される取付対象体側支持部材
(55)と、該取付対象体側支持部材(55)に係合す
る係合部(53)と、二つの構造体(29)、(31)
のうちのいずれか一方に形成された支持部(37)に挿
入・嵌合される連結部(57)とからなる取付用構造体
(35)を介して取付対象体に、前記二つの構造体(2
9)、(31)を固定する構造体の取付構造において、
前記一方の構造体(29)に形成した支持部(37)へ
前記取付用構造体(35)の連結部(57)を4方向か
ら選択的に挿入可能とし、前記二つの構造体(29)、
(31)を組み付けた状態で前記支持部(37)に挿入
・嵌合された前記連結部(57)と当接して前記支持部
(37)からの前記連結部(57)の抜けを阻止する当
接抜止部(49)を前記他方の構造体(メインカバー3
1)に形成したことを特徴とする構造体の取付構造。 - 【請求項2】 二つ構造体(29)、(31)が取り付
けられる取付対象体に固定される取付対象体側支持部材
(55)に係合する係合部(53)と、二つの構造体
(29)、(31)のうちのいずれか一方に形成された
支持部(37)にスライド自在に挿入・嵌合される連結
部(57)とからなる取付用構造体(35)において、
前記連結部(57)が4方向から選択的に挿入・嵌合可
能なガイドレール(39)と、このガイドレール(3
9)の内壁に形成した係止溝(41a、41b)とを前
記支持部(37)に形成し、前記係止溝(41a、41
b)に係止される突起(69a、69b)を前記連結部
(57)の対角位置の少なくとも2か所に設けたことを
特徴とする取付用構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10780892A JP2742175B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 構造体の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10780892A JP2742175B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 構造体の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05302607A JPH05302607A (ja) | 1993-11-16 |
JP2742175B2 true JP2742175B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=14468565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10780892A Expired - Fee Related JP2742175B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 構造体の取付構造及びこの取付構造に用いられる取付用構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742175B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4946968B2 (ja) * | 2008-05-09 | 2012-06-06 | 住友電装株式会社 | カセット型クランプ |
JP6505988B2 (ja) * | 2014-06-25 | 2019-04-24 | 株式会社ユーシン | パネルの組付固定構造 |
JP7124636B2 (ja) * | 2018-10-25 | 2022-08-24 | 中国電力株式会社 | 腕金用鳥害防止具 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10780892A patent/JP2742175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05302607A (ja) | 1993-11-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |