JP2622041B2 - トンネル用セグメント - Google Patents
トンネル用セグメントInfo
- Publication number
- JP2622041B2 JP2622041B2 JP3157939A JP15793991A JP2622041B2 JP 2622041 B2 JP2622041 B2 JP 2622041B2 JP 3157939 A JP3157939 A JP 3157939A JP 15793991 A JP15793991 A JP 15793991A JP 2622041 B2 JP2622041 B2 JP 2622041B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- segment
- insertion hole
- tunnel
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【0001】本発明は、セグメント本体の第1、第2端
面部のうちの前記第1端面部にボルト挿通用孔部を形成
するとともに、隣接する前記セグメント本体の前記孔部
に挿入自在なセグメント連結用ボルトを備えたボルト取
り付け部を、前記第2端面部に形成してあるトンネル用
セグメントに関する。
面部のうちの前記第1端面部にボルト挿通用孔部を形成
するとともに、隣接する前記セグメント本体の前記孔部
に挿入自在なセグメント連結用ボルトを備えたボルト取
り付け部を、前記第2端面部に形成してあるトンネル用
セグメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル用セグメントの前記ボル
ト取り付け部は、図6に示すように、前記第2端面部4
にボルト挿通孔8を形成して構成したものや、あるいは
実公平3−474号公報に示すように、前記第2端面部
の貫通孔に六角ボルトの先端部を、ゴム製環座を介して
密嵌して構成したもの等があった。
ト取り付け部は、図6に示すように、前記第2端面部4
にボルト挿通孔8を形成して構成したものや、あるいは
実公平3−474号公報に示すように、前記第2端面部
の貫通孔に六角ボルトの先端部を、ゴム製環座を介して
密嵌して構成したもの等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば、前者の場合、連結作業において、平
坦な第1、第2端面部同士を突合わせてからボルトをボ
ルト挿通孔に挿通するために、連結操作中に一方のセグ
メント本体を、他方のセグメント本体とは別個に支持し
ておかなければならなくなって、連結作業に手間がかか
るという欠点があった。また、後者の場合においても、
六角ボルトの先端部がセグメント本体内にあり、第2端
面部から突出していないために、六角ボルトを密嵌した
状態にあっても第2端面部は、ほぼ全面にわたって平坦
なままであり、このほぼ平坦な第2端面部に別のセグメ
ントの平坦な第1端面部を突き合わせて連結することか
ら、それらの連結作業においては、連結操作中に一方の
セグメント本体を、他方のセグメントとは別個に支持し
ておかなければならなくなって、前者の場合と同様に連
結作業に手間がかかるという欠点があった。
来の構成によれば、前者の場合、連結作業において、平
坦な第1、第2端面部同士を突合わせてからボルトをボ
ルト挿通孔に挿通するために、連結操作中に一方のセグ
メント本体を、他方のセグメント本体とは別個に支持し
ておかなければならなくなって、連結作業に手間がかか
るという欠点があった。また、後者の場合においても、
六角ボルトの先端部がセグメント本体内にあり、第2端
面部から突出していないために、六角ボルトを密嵌した
状態にあっても第2端面部は、ほぼ全面にわたって平坦
なままであり、このほぼ平坦な第2端面部に別のセグメ
ントの平坦な第1端面部を突き合わせて連結することか
ら、それらの連結作業においては、連結操作中に一方の
セグメント本体を、他方のセグメントとは別個に支持し
ておかなければならなくなって、前者の場合と同様に連
結作業に手間がかかるという欠点があった。
【0004】この欠点を解消するために、後者の場合に
おいて予め、ボルトの先端部を第2端面部から突出させ
ておいて、連結作業中に、隣接するセグメントのボルト
挿通孔部をこのボルト先端部に仮係止させておくことも
考えられるが、そのように構成しても、係止による荷重
がボルトに加わった場合、ボルトに外嵌しているゴム製
環座が、荷重の加わる方向に圧縮変形してボルトがその
方向に倒れやすく、係止が困難であり、結局、上記の欠
点は解消することはできない。
おいて予め、ボルトの先端部を第2端面部から突出させ
ておいて、連結作業中に、隣接するセグメントのボルト
挿通孔部をこのボルト先端部に仮係止させておくことも
考えられるが、そのように構成しても、係止による荷重
がボルトに加わった場合、ボルトに外嵌しているゴム製
環座が、荷重の加わる方向に圧縮変形してボルトがその
方向に倒れやすく、係止が困難であり、結局、上記の欠
点は解消することはできない。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解消し、セグメ
ント本体同士の連結作業の作業性をよくすることができ
るトンネル用セグメントを提供することを目的とする。
ント本体同士の連結作業の作業性をよくすることができ
るトンネル用セグメントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本第1発明にかかるトンネル用セグメントは、ボ
ルト取り付け部を構成するに、ボルトを両ネジ式に形成
するとともに、第2端面部に、前記ボルトが挿通可能な
ボルト挿通孔を形成し、前記ボルト挿通孔に前記ボルト
を挿通させた状態で、前記第2端面部の外面に接当する
接当段部を、前記ボルトの中間部に設け、前記接当段部
を前記第2端面部の外面に接当させて前記ボルトの一端
側を外方に突出させた状態で、前記接当段部との協働で
前記第2端面部を挟み込んで前記ボルトを固定するナッ
トを、前記ボルトに螺合してあることを特徴とし、本第
2発明にかかるトンネル用セグメントは、ボルト取り付
け部を構成するに、第2端面部にボルトが挿通可能なボ
ルト挿通孔を形成し、前記ボルトの固定用ナットに対す
る凹入部を、第1、第2端面部の少なくとも一方に形成
し、ボルト先端部を外方に突出させて前記ボルト挿通孔
に前記ボルトを挿入させた状態で、そのボルトを前記固
定用ナットによって前記第2端面部に固定してあること
を特徴とし、本第3発明にかかるトンネル用セグメント
は、ボルト突出部を構成するに、ボルトを螺合させるた
めのメネジ部を設け、そのメネジ部に両ネジ式のボルト
の一端部を螺合してあることを特徴とし、その作用効果
はそれぞれ次の通りである。
めに、本第1発明にかかるトンネル用セグメントは、ボ
ルト取り付け部を構成するに、ボルトを両ネジ式に形成
するとともに、第2端面部に、前記ボルトが挿通可能な
ボルト挿通孔を形成し、前記ボルト挿通孔に前記ボルト
を挿通させた状態で、前記第2端面部の外面に接当する
接当段部を、前記ボルトの中間部に設け、前記接当段部
を前記第2端面部の外面に接当させて前記ボルトの一端
側を外方に突出させた状態で、前記接当段部との協働で
前記第2端面部を挟み込んで前記ボルトを固定するナッ
トを、前記ボルトに螺合してあることを特徴とし、本第
2発明にかかるトンネル用セグメントは、ボルト取り付
け部を構成するに、第2端面部にボルトが挿通可能なボ
ルト挿通孔を形成し、前記ボルトの固定用ナットに対す
る凹入部を、第1、第2端面部の少なくとも一方に形成
し、ボルト先端部を外方に突出させて前記ボルト挿通孔
に前記ボルトを挿入させた状態で、そのボルトを前記固
定用ナットによって前記第2端面部に固定してあること
を特徴とし、本第3発明にかかるトンネル用セグメント
は、ボルト突出部を構成するに、ボルトを螺合させるた
めのメネジ部を設け、そのメネジ部に両ネジ式のボルト
の一端部を螺合してあることを特徴とし、その作用効果
はそれぞれ次の通りである。
【0007】
【作用】つまり、本第1発明によれば、両ネジ式のボル
トを挿通させたセグメント本体の第2端面部を、ボルト
の中間部に設けた接当段部と、そのボルトに螺合したナ
ットとの協働で挟み込むことによって前記ボルトを第2
端面部に固定するから、そのボルトをセグメント本体に
強固に一体化することができる。そして、このように固
定した状態で、ボルトの一端側は、第2端面部から外方
に突出させてあるから、隣接するセグメント同士を連結
する場合、前記一端側に、他方のセグメント本体のボル
ト挿通孔部を係止させれば、このボルトは、大きくたわ
んだり、あるいは倒れたりすることなく他方のセグメン
ト本体を確実に支持して、両セグメント本体同士を仮連
結状態にすることができ、連結操作中にセグメント本体
の少なくとも連結する一端側は支持する必要がなくな
る。
トを挿通させたセグメント本体の第2端面部を、ボルト
の中間部に設けた接当段部と、そのボルトに螺合したナ
ットとの協働で挟み込むことによって前記ボルトを第2
端面部に固定するから、そのボルトをセグメント本体に
強固に一体化することができる。そして、このように固
定した状態で、ボルトの一端側は、第2端面部から外方
に突出させてあるから、隣接するセグメント同士を連結
する場合、前記一端側に、他方のセグメント本体のボル
ト挿通孔部を係止させれば、このボルトは、大きくたわ
んだり、あるいは倒れたりすることなく他方のセグメン
ト本体を確実に支持して、両セグメント本体同士を仮連
結状態にすることができ、連結操作中にセグメント本体
の少なくとも連結する一端側は支持する必要がなくな
る。
【0008】本第2発明によれば、セグメント本体の第
2端面部のボルト挿通孔にボルトの軸部を挿入して、ボ
ルト先端部を第2端面部から外方に突出させた状態に
し、そのボルトを固定用ナットで第2端面部に固定して
あるから、セグメント本体にボルトを強固に一体化する
ことができ、両セグメント本体同士を連結する場合、前
記ボルト先端部に他方のセグメント本体のボルト挿通孔
部を係止させれば、第1発明と同様の作用が生じる。そ
して、第1、第2端面部の少なくとも一方には固定用ナ
ットに対する凹入部を形成してあるから、固定用ナット
が他方のセグメント本体の第1端面に干渉することはな
く、両セグメント本体の端面同士を密着させることがで
きる。
2端面部のボルト挿通孔にボルトの軸部を挿入して、ボ
ルト先端部を第2端面部から外方に突出させた状態に
し、そのボルトを固定用ナットで第2端面部に固定して
あるから、セグメント本体にボルトを強固に一体化する
ことができ、両セグメント本体同士を連結する場合、前
記ボルト先端部に他方のセグメント本体のボルト挿通孔
部を係止させれば、第1発明と同様の作用が生じる。そ
して、第1、第2端面部の少なくとも一方には固定用ナ
ットに対する凹入部を形成してあるから、固定用ナット
が他方のセグメント本体の第1端面に干渉することはな
く、両セグメント本体の端面同士を密着させることがで
きる。
【0009】本第3発明によれば、両ネジ式のボルトの
一端部を、第2端面部のメネジ部に螺合してあるから、
そのボルトをセグメント本体に強固に一体化することが
できる。そして、このように固定した状態で、ボルトの
他端側は、第2端面部から外方に突出しているから、隣
接するセグメント同士を連結する場合、前記他端側に、
他方のセグメント本体のボルト挿通孔部を係止させれ
ば、第1発明と同様の作用が生じる。
一端部を、第2端面部のメネジ部に螺合してあるから、
そのボルトをセグメント本体に強固に一体化することが
できる。そして、このように固定した状態で、ボルトの
他端側は、第2端面部から外方に突出しているから、隣
接するセグメント同士を連結する場合、前記他端側に、
他方のセグメント本体のボルト挿通孔部を係止させれ
ば、第1発明と同様の作用が生じる。
【0010】
【考案の効果】従って、本第1〜第3発明によれば、連
結作業において、セグメント本体同士を確実に仮連結す
ることができて、連結操作中にセグメント本体の少なく
とも一部を支持しておく必要がないから、シールド現場
でのボルト取付作業が不要となりながらも、従来のもの
よりも連結操作をはるかに容易に行うことができるトン
ネル用セグメントを提供することができた。
結作業において、セグメント本体同士を確実に仮連結す
ることができて、連結操作中にセグメント本体の少なく
とも一部を支持しておく必要がないから、シールド現場
でのボルト取付作業が不要となりながらも、従来のもの
よりも連結操作をはるかに容易に行うことができるトン
ネル用セグメントを提供することができた。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1に、トンネルの内周面において、トンネルの周
方向に複数個配置された鉄製トンネル用セグメント1を
示してある。このトンネル用セグメント1は、トンネル
の周方向及び軸方向で端部同士を突き合わせた状態でト
ンネル内周面の全面にわたって連結されてトンネルの内
壁を構成するものである。
る。図1に、トンネルの内周面において、トンネルの周
方向に複数個配置された鉄製トンネル用セグメント1を
示してある。このトンネル用セグメント1は、トンネル
の周方向及び軸方向で端部同士を突き合わせた状態でト
ンネル内周面の全面にわたって連結されてトンネルの内
壁を構成するものである。
【0012】前記トンネル用セグメント1を構成する
に、セグメント本体2を、トンネルの横断面形状に合わ
せて湾曲した箱型状に形成し、トンネルの軸方向で隣接
するトンネル用セグメント1,1のセグメント本体2,
2に対する第1、第2突き合わせ端部3,4(それぞれ
第1、第2端面部の一例)のうち、第1突き合わせ端部
3にボルト挿通用孔部5を、第2突き合わせ端部4にボ
ルト取り付け部6をそれぞれ一定間隔で複数個形成して
ある。
に、セグメント本体2を、トンネルの横断面形状に合わ
せて湾曲した箱型状に形成し、トンネルの軸方向で隣接
するトンネル用セグメント1,1のセグメント本体2,
2に対する第1、第2突き合わせ端部3,4(それぞれ
第1、第2端面部の一例)のうち、第1突き合わせ端部
3にボルト挿通用孔部5を、第2突き合わせ端部4にボ
ルト取り付け部6をそれぞれ一定間隔で複数個形成して
ある。
【0013】図2に示すように、前記ボルト取り付け部
6は、隣接する前記セグメント本体2のボルト挿通孔部
5に挿入自在なセグメント連結用ボルト7を備えてお
り、詳述すると、連結用ボルト7を、小径ネジ部7Aと
大径ネジ部7Bとからなる段付きの両ネジ式に形成する
とともに、両ネジ部7A,7Bを同一長さに形成し、第
2突き合わせ端部4に、ボルト7の小径ネジ部7Aを挿
通させるためのボルト挿通孔8を設け、このボルト挿通
孔8に小径ネジ部7Aを挿通させた状態で、小径ネジ部
7Aと大径ネジ部7Bとの段部が、第2突き合わせ端部
4の外面に接当するように、大径ネジ部7Bの外径をボ
ルト挿通孔8よりも大径に形成し、この段部(以下、接
当段部9と称する)を第2突き合わせ端部4の外面に接
当させて大径ネジ部7Bを外方に突出させた状態で、接
当段部9との協働で第2突合せ端部4を挟み込んでボル
ト7を固定する第1ナット10(ナットの一例)を、第
2突き合わせ端部4の他面から突出する小径ネジ部7A
に座金11、パッキン12を介して螺合してボルト取り
付け部6を構成してある。なお、図中20はシール材で
ある。
6は、隣接する前記セグメント本体2のボルト挿通孔部
5に挿入自在なセグメント連結用ボルト7を備えてお
り、詳述すると、連結用ボルト7を、小径ネジ部7Aと
大径ネジ部7Bとからなる段付きの両ネジ式に形成する
とともに、両ネジ部7A,7Bを同一長さに形成し、第
2突き合わせ端部4に、ボルト7の小径ネジ部7Aを挿
通させるためのボルト挿通孔8を設け、このボルト挿通
孔8に小径ネジ部7Aを挿通させた状態で、小径ネジ部
7Aと大径ネジ部7Bとの段部が、第2突き合わせ端部
4の外面に接当するように、大径ネジ部7Bの外径をボ
ルト挿通孔8よりも大径に形成し、この段部(以下、接
当段部9と称する)を第2突き合わせ端部4の外面に接
当させて大径ネジ部7Bを外方に突出させた状態で、接
当段部9との協働で第2突合せ端部4を挟み込んでボル
ト7を固定する第1ナット10(ナットの一例)を、第
2突き合わせ端部4の他面から突出する小径ネジ部7A
に座金11、パッキン12を介して螺合してボルト取り
付け部6を構成してある。なお、図中20はシール材で
ある。
【0014】本発明にかかるトンネル用セグメント1,
1同士の連結作業は次のようして行う。
1同士の連結作業は次のようして行う。
【0015】 既にトンネルの内周面に配設されて、
他のセグメント本体2と連結状態にあるセグメント本体
2に対し、そのセグメント本体2の第2突き合わせ端部
4から突出するボルトの大径ネジ部7Bそれぞれに、新
たなトンネル用セグメントの第1突き合わせ端部3のボ
ルト挿通孔部5をそれぞれ係止させて両セグメント2,
2同士を仮連結状態にする。 ボルトの大径ネジ部7
Bに、パッキン12を介して第2ナット13を螺合し、
スパナで締結する。 〔別実施例〕
他のセグメント本体2と連結状態にあるセグメント本体
2に対し、そのセグメント本体2の第2突き合わせ端部
4から突出するボルトの大径ネジ部7Bそれぞれに、新
たなトンネル用セグメントの第1突き合わせ端部3のボ
ルト挿通孔部5をそれぞれ係止させて両セグメント2,
2同士を仮連結状態にする。 ボルトの大径ネジ部7
Bに、パッキン12を介して第2ナット13を螺合し、
スパナで締結する。 〔別実施例〕
【0016】図3に示すように、両ネジ部7A,7Bを
同一径に形成するとともに、それらの境界部をネジ部よ
りも大径に形成して、その大径部を接当段部9としても
よい。この場合、両セグメント本体2,2の第1、第2
突合せ端部3,4それぞれに、接当段部9を収容するた
めの第1座ぐり部14を形成すれば、接当段部9が、隣
接するセグメント本体2の第1突合せ端部3に干渉する
ことなく、両突き合わせ端部3,4を互いに密着させる
ことができる。第1座ぐり部14は、両突合せ端部3,
4のうちの一方のみにもうけてもよい。なお、図中12
は、パッキンである。
同一径に形成するとともに、それらの境界部をネジ部よ
りも大径に形成して、その大径部を接当段部9としても
よい。この場合、両セグメント本体2,2の第1、第2
突合せ端部3,4それぞれに、接当段部9を収容するた
めの第1座ぐり部14を形成すれば、接当段部9が、隣
接するセグメント本体2の第1突合せ端部3に干渉する
ことなく、両突き合わせ端部3,4を互いに密着させる
ことができる。第1座ぐり部14は、両突合せ端部3,
4のうちの一方のみにもうけてもよい。なお、図中12
は、パッキンである。
【0017】図4に示すように、第2突き合わせ端部4
に、六角ボルト7のネジ部を挿通させるためのボルト挿
通孔8を形成するとともに、その外面側に、前記ボルト
7に螺合する第3ナット15(固定用ナットの一例)を
収容するための第2座ぐり部16(凹入部の一例)を形
成し、ボルト挿通孔8にネジ部を挿通させてボルト7の
先端部を第2突き合わせ端部4から外方に突出させた状
態で、ボルト7の頭部との協働で第2突合せ端部4を挟
み込んでボルト7を固定する第3ナット15を、パッキ
ン12を介してネジ部に螺合してボルト取り付け部6を
構成してある。なお、第1突合せ端部3にも同様に前記
第2座ぐり部16を設けてあるが、この第2座ぐり部1
6は、両突き合わせ端部3,4のうちの一方のみに設け
てもよい。
に、六角ボルト7のネジ部を挿通させるためのボルト挿
通孔8を形成するとともに、その外面側に、前記ボルト
7に螺合する第3ナット15(固定用ナットの一例)を
収容するための第2座ぐり部16(凹入部の一例)を形
成し、ボルト挿通孔8にネジ部を挿通させてボルト7の
先端部を第2突き合わせ端部4から外方に突出させた状
態で、ボルト7の頭部との協働で第2突合せ端部4を挟
み込んでボルト7を固定する第3ナット15を、パッキ
ン12を介してネジ部に螺合してボルト取り付け部6を
構成してある。なお、第1突合せ端部3にも同様に前記
第2座ぐり部16を設けてあるが、この第2座ぐり部1
6は、両突き合わせ端部3,4のうちの一方のみに設け
てもよい。
【0018】上記実施例にかかるトンネル用セグメント
1,1同士の連結作業は、前記第1実施例の場合とほぼ
同様にして行う。
1,1同士の連結作業は、前記第1実施例の場合とほぼ
同様にして行う。
【0019】図5に示すように、第2突合せ端部4にメ
ネジ部18を設け、そのメネジ部18に両ネジ式のボル
ト7の一端部を螺合してボルト取り付け部6を構成して
もよい。
ネジ部18を設け、そのメネジ部18に両ネジ式のボル
ト7の一端部を螺合してボルト取り付け部6を構成して
もよい。
【0020】上記実施例にかかるトンネル用セグメント
同士1,1の連結作業は、前記第1実施例の場合とほぼ
同様にして行う。
同士1,1の連結作業は、前記第1実施例の場合とほぼ
同様にして行う。
【0021】トンネル用セグメント1は、鉄製以外に平
板型コンクリートセグメント等であってもよい。
板型コンクリートセグメント等であってもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】トンネル用セグメントの斜視図
【図2】トンネル用セグメントの組付状態を示す要部の
断面図
断面図
【図3】トンネル用セグメントの組付状態を示す要部の
断面図
断面図
【図4】トンネル用セグメントの組付状態を示す要部の
断面図
断面図
【図5】トンネル用セグメントの組付状態を示す要部の
断面図
断面図
【図6】従来のトンネル用セグメントの組付状態を示す
要部の断面図
要部の断面図
2 セグメント本体 3 第1端面部 4 第2端面部 5 ボルト挿通孔部 6 ボルト取り付け部 7 ボルト 8 ボルト挿通孔 9 接当段部 10 ナット 15 固定用ナット 16 凹入部 18 メネジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 健 東京都保谷市下保谷4―2―13 (56)参考文献 特開 平2−30898(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 セグメント本体(2)の第1、第2端面
部(3),(4)のうちの前記第1端面部(3)に、ボル
ト挿通用孔部(5)を形成するとともに、隣接する前記
セグメント本体(2)の前記孔部(5)に挿入自在なセ
グメント連結用ボルト(7)を備えたボルト取り付け部
(6)を、前記第2端面部(4)に形成してあるトンネ
ル用セグメントであって、前記ボルト取り付け部(6)
を構成するに、前記ボルト(7)を両ネジ式に形成する
とともに、前記第2端面部(4)に、前記ボルト(7)
が挿通可能なボルト挿通孔(8)を形成し、前記ボルト
挿通孔(8)に前記ボルト(7)を挿通させた状態で、
前記第2端面部(4)の外面に接当する接当段部(9)
を、前記ボルト(7)の中間部に設け、前記接当段部
(9)を前記第2端面部(4)の外面に接当させて前記
ボルト(7)の一端側を外方に突出させた状態で、前記
接当段部(9)との協働で前記第2端面部(4)を挟み
込んで前記ボルト(7)を固定するナット(10)を、
前記ボルト(7)に螺合してあるトンネル用セグメン
ト。 - 【請求項2】 セグメント本体(2)の第1、第2端面
部(3),(4)のうちの前記第1端面部(3)にボルト
挿通用孔部(5)を形成するとともに、隣接する前記セ
グメント本体(2)の前記孔部(5)に挿入自在なセグ
メント連結用ボルト(7)を備えたボルト取り付け部
(6)を、前記第2端面部(4)に形成してあるトンネ
ル用セグメントであって、前記ボルト取り付け部(6)
を構成するに、前記第2端面部(4)に、前記ボルト
(7)が挿通可能なボルト挿通孔(8)を形成し、前記
ボルト(7)の固定用ナット(15)に対する凹入部
(16)を、前記第1、第2端面部(3),(4)の少な
くとも一方に形成し、前記ボルト先端部を外方に突出さ
せて前記ボルト挿通孔(8)に前記ボルト(7)を挿入
させた状態で、そのボルト(7)を前記固定用ナット
(15)によって、前記第2端面部(4)に固定してあ
るトンネル用セグメント。 - 【請求項3】 セグメント本体(2)の第1、第2端面
部(3),(4)のうちの前記第1端面部(3)にボルト
挿通用孔部(5)を形成するとともに、隣接する前記セ
グメント本体(2)の前記孔部(5)に挿入自在なセグ
メント連結用ボルト(7)を備えたボルト取り付け部
(6)を、前記第2端面部(4)に形成してあるトンネ
ル用セグメントであって、前記ボルト取り付け部(6)
を構成するに、前記ボルト(7)を螺合させるためのメ
ネジ部(18)を設け、そのメネジ部(18)に両ネジ
式の前記ボルト(7)の一端部を螺合してあるトンネル
用セグメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3157939A JP2622041B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | トンネル用セグメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3157939A JP2622041B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | トンネル用セグメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055400A JPH055400A (ja) | 1993-01-14 |
JP2622041B2 true JP2622041B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15660778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3157939A Expired - Fee Related JP2622041B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | トンネル用セグメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622041B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5090232B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-12-05 | 株式会社熊谷組 | 鋼製セグメント及び鋼製セグメントの連結方法 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3157939A patent/JP2622041B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055400A (ja) | 1993-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06201081A (ja) | 管継手 | |
JP2622041B2 (ja) | トンネル用セグメント | |
JPH07238635A (ja) | 鉄骨梁のウエブ開口部補強法 | |
JPH0674219A (ja) | パイプの接合具 | |
JPH0215110Y2 (ja) | ||
JPH05295858A (ja) | 異形棒鋼用継手 | |
JPH0735875B2 (ja) | 管継手 | |
JPH0577610U (ja) | 止めナット | |
JP2970562B2 (ja) | 導波管の接続構造 | |
JP2000146041A (ja) | 管体の継手構造、管体の組み付け方法、及び内面ライニング管用パッキン | |
JP2007056587A (ja) | 杭の連結構造 | |
JPS5940566Y2 (ja) | 直線型アクチユエ−タのロツドエンドのゆるみ止め構造 | |
JP4570819B2 (ja) | セグメントの継手構造 | |
JP2576560Y2 (ja) | コルゲート管の継手の接続構造 | |
JP2002039143A (ja) | 緩み止めナット | |
RU2016975C1 (ru) | Узловое соединение трубчатых стержней пространственной конструкции | |
JP2500546Y2 (ja) | コンクリ―トセグメントの継手構造 | |
JPH0712479Y2 (ja) | コンクリート構造物の接続構造 | |
KR200272838Y1 (ko) | 원형 머리부를 갖는 볼트 및 너트조립체 | |
JPH0539700A (ja) | トンネル用コンクリートセグメント | |
JP2965847B2 (ja) | 立体トラス用ねじ込み端部を有する弦材 | |
JP2791330B2 (ja) | コンクリートセグメント用連結金具 | |
JPS597609Y2 (ja) | 軸受用緩み止めナツト | |
JPS5846300Y2 (ja) | クランプ | |
JPS6235923Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |