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JP2613282B2 - 銀−白金複合微粉末の製造方法 - Google Patents

銀−白金複合微粉末の製造方法

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Publication number
JP2613282B2
JP2613282B2 JP29436288A JP29436288A JP2613282B2 JP 2613282 B2 JP2613282 B2 JP 2613282B2 JP 29436288 A JP29436288 A JP 29436288A JP 29436288 A JP29436288 A JP 29436288A JP 2613282 B2 JP2613282 B2 JP 2613282B2
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JP
Japan
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platinum
silver
fine powder
composite fine
platinum composite
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Application number
JP29436288A
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English (en)
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JPH02141508A (ja
Inventor
博史 為政
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は微細な銀−白金複合微粉末の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術とその問題点) 電子工業の分野では、厚膜回路を作製するのに導電性
ペーストが利用されていて現在使われているのは銀と白
金の微粉末を混合したペーストである。このAg-Ptペー
ストにおいて白金を混合する理由は、マイグレーション
とハンダクワレを防止するためであり、このためには数
%〜10%の白金を加える必要がある。
白金の添加は上記2点で優れた効果があるが、銀と白
金の微粉末を混合する方法では、白金を均一に分散する
ことが困難なためその効果を十分に生かせないという欠
点を有していた。
(発明の目的) 本発明は上記の欠点を解消せんがためになされたもの
であり、Ag-Ptペーストの特性を改善するために銀微粉
末中に白金を均一に分散させた銀−白金複合微粉末の製
造方法を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の銀−白金複合微粉末の製造方法は、白金化合
物水溶液に水素化ホウ素ナトリウムを加えて白金コロイ
ド液とし、このコロイド液にL−アスコルビン酸又はL
−アスコルビン酸塩を加え、更に銀化合物水溶液を加え
て銀を還元することを特徴とするものである。
(作用) 銀微粉末中に白金を均一に分散させるのにL−アスコ
ルビン酸又はL−アスコルビン酸塩による還元を利用す
る理由は、銀微粉末中に白金を均一に分散させるのにL
−アスコルビン酸又はL−アスコルビン酸塩の還元力が
最適であるためである。
ここで本発明の実施例について説明する。
(実施例) 塩化白金酸水溶液(50g/l)40mlを攪拌しながら水素
化ホウ素ナトリウムを加えて白金(粒径100〜500Å)が
均一に分散したコロイド液を作った。
このコロイド液にL−アスコルビン酸水溶液(100g/
l)150mlを加え、攪拌しながらアンモニア性硝酸銀錯体
水溶液(50g/l)700mlを加え還元した。濾過、水洗後、
得られた粉末は銀微粉末中に白金が均一微細に分散した
ものであった。また得られた微粉末を走査電子顕微鏡観
察、X線回折、及び化学分析を行った結果、平均粒径0.
4μmのほぼ球状のAg-Pt5%複合微粉末となっていた。
実施例で作ったAg-Pt5%複合及び合金粉末をペースト
化し、アルミナ基板上にスクリーン印刷後、900℃で30
分間焼成してAg-Pt厚膜回路を形成した。この回路を使
ってAgのマイグレーション及びハンダクワレテストを行
った結果、マイグレーションが発生するまでの平均時間
は、Ag-Pt5%複合微粉末で10分30秒でハンダ浸漬テスト
を10回行った後のハンダクワレはほとんど見られなかっ
た。
尚、本発明における銀微粉末中に分散された白金の大
きさは限定するものではないが、ペーストとして使用し
たときの特性上、粒径1000Å以下がより好ましい。
(従来例) 平均粒径1.0μmのAg微粉末と平均粒径1.2μmのPt微
粉末をAg-Pt5%の割合に混合、ペースト化し、アルミナ
基板上にスクリーン印刷後、900℃で30分間焼成してAg-
Pt厚膜回路を使ってマイグレーション及びハンダクワレ
テストを行った結果、マイグレーションが発生するまで
の平均時間が3分10秒でハンダ浸漬テストを5回行った
後、かなりのハンダクワレが見られた。
尚、本発明で得られた銀−白金複合微粉末を200〜500
℃で熱処理した後、ペースト化すれば、Agのマイグレー
ションが発生するまでの時間を一層長くすることができ
るものである。
また上記実施例では白金化合物水溶液として塩化白金
酸水溶液、銀化合物水溶液としてアンモニア性硝酸銀錯
体水溶液を用いたが、本発明はこれに限るものではな
い。
(発明の効果) 上記の説明で明らかなように本発明の銀−白金複合粉
末は銀微粉末中に白金を均一に分散させた銀−白金複合
微粉末であるので、ペーストに利用すると、従来得られ
なかった白金が均一に分散した銀−白金膜を形成できる
ので、従来の粉末にとって代わることのできる画期的な
ものと言える。
また本発明の製造方法は、銀−白金複合粉末を容易に
製造できるものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白金化合物水溶液に水素化ホウ素ナトリウ
    ムを加えて白金コロイド液とし、このコロイド液にL−
    アスコルビン酸又はL−アスコルビン酸塩を加え、更に
    銀化合物水溶液を加えて銀を還元することを特徴とする
    銀−白金複合微粉末の製造方法。
JP29436288A 1988-11-21 1988-11-21 銀−白金複合微粉末の製造方法 Expired - Lifetime JP2613282B2 (ja)

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US20110033353A1 (en) * 2009-08-05 2011-02-10 Basf Corporation Preparation of Diesel Oxidation Catalyst Via Deposition of Colloidal Nanoparticles
CN104416164B (zh) * 2013-09-04 2017-01-04 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 铂黑及其制备方法

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