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JP2696463B2 - 運転台防振装置 - Google Patents

運転台防振装置

Info

Publication number
JP2696463B2
JP2696463B2 JP4305888A JP30588892A JP2696463B2 JP 2696463 B2 JP2696463 B2 JP 2696463B2 JP 4305888 A JP4305888 A JP 4305888A JP 30588892 A JP30588892 A JP 30588892A JP 2696463 B2 JP2696463 B2 JP 2696463B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
elastic support
damping force
support means
phase
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4305888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06127296A (ja
Inventor
唯志 斉藤
陽一 青山
Original Assignee
小松フォークリフト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小松フォークリフト株式会社 filed Critical 小松フォークリフト株式会社
Priority to JP4305888A priority Critical patent/JP2696463B2/ja
Publication of JPH06127296A publication Critical patent/JPH06127296A/ja
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Publication of JP2696463B2 publication Critical patent/JP2696463B2/ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は産業車両の運転台の防
振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は図4の側面図に示すようなフルフ
ローティングのキャビンが使用されていた。図において
aは車体、bは運転台、cは前側弾性支持手段、dは後
側弾性支持手段、eは前輪タイヤ、fは後輪タイヤを示
す。車体aは路面の凹凸によりタイヤe,fを介して振
動が伝わり、弾性支持手段c,dを設けることによって
運転台bへの振動を防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造では、
路面の凹凸により、前後輪タイヤから伝わる複雑な振動
に対応するには、特性が一定の弾性支持手段のみのため
不十分で、弾性支持手段の特性を可変にした方が走行乗
り心地が改善される場合でも、その制御ができなかっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題に
鑑みなされたもので、産業車両の運転台を車体に対して
弾性的に支持する弾性支持手段を前後に各2ヵ所ずつ設
け、前記前側又は後側左右2ヵ所の弾性支持手段の振動
を可変的に減衰させるショックアブソーバと、該ショッ
クアブソーバの減衰力を変化させる減衰支持部に、車体
と運転台の相対変位を検出する変位検出器を設け、左右
の変位検出器からの2信号を入力して、検出された2信
号の位相に応じて、前記減衰力制御手段に制御信号を出
力して、前記前側または後側左右のショックアブソーバ
の減衰力を変化させるように構成した。
【0005】
【作用】そして変位検出器からの2つの信号を、位相検
出手段に入力して、2つの信号の位相のずれの大きさに
より、同相か異相かを判定させ、減衰力制御手段から減
衰力切換信号を運転台の前側または後側何れかの側のト
ーションバー(運転台下枠)のない側の2カ所の弾性支
持手段のショックアブソーバへ次のように送る。すなわ
ち同相(2信号の位相のずれが、ある設定値θよりも小
さい)の場合には、ショックアブソーバの減衰力を可変
的に小さくする信号を送り、異相(2信号の位相のずれ
が、ある設定値θよりも大きい)場合にはショックアブ
ソーバの減衰力を可変的に大きくする信号を送る。
【0006】上述のように、ショックアブソーバの減衰
力を変化させることにより、同相の場合、変化した側の
上下バネ定数は見かけ上小さくなり、車体側からの振動
に対して、運転台は振動吸収性能が向上し、走行乗り心
地が改善できる。一方異相の場合、上下バネ定数は見か
け上大きくなり、上下変位を抑え、トーションバーの機
能が作用し、運転台のローリング(X軸まわりの回転運
動)を抑えると共に、同相の場合と同様運転台は振動吸
収性能が向上し、走行乗り心地が改善できる。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例について図面により説
明する。図1(イ)はこの発明による変位検出器が前
側、トーションバーが前側配置の場合の運転台防振装置
を模型的に表した構成斜視図であり、図1(ロ)は変位
検出器が前側、トーションバーが後側配置の場合を示し
ている。図2(イ)は変位検出器が後側、トーションバ
ーが前側配置の場合の運転台防振装置を模型的に表した
構成斜視図であり、図2(ロ)は変位検出器が後側、ト
ーションバーが後側配置の場合を示している。図3
(イ)は図1(イ)に対応する弾性支持手段のショック
アブソーバ減衰力制御回路を示し、図3(ロ)は図1
(ロ)に対応し、図3(ハ)は図2(イ)に対応し、図
3(ニ)は図2(ロ)に対応している。なお以下におい
ては、図1(イ)と図3(イ)の関係に限定して説明す
る。1は車体、2は運転台、3,4は前側弾性支持部、
5,6は後側弾性支持部、3a,4a,5a,6aは各
弾性支持部のショックアブソーバ、3b,4b,5b,
6bは各弾性支持部の弾性体(バネ等)、7a,7b,
7c,7dは車体1と運転台2の相対変位を検出する変
位検出器、8は位相検出手段、9は減衰力制御手段、1
0はトーションバー(運転台下枠)である。
【0008】すなわち車体1に対して運転台2を前後各
々2ヵ所の弾性支持手段3,4,5,6により取付け、
前側の各々の弾性支持手段3,4の近傍に車体1と運転
台2の相対変位を検出する2個の変位検出器7a,7b
を設ける。
【0009】変位検出器7a,7bからの2つの変位信
号を、図3に示すように位相検出手段8に入力して、2
つの変位信号の位相のずれの大きさにより、同相か、異
相かを判定させ、位相信号を減衰力制御手段9に送り、
減衰力制御手段9から減衰力切換信号を、運転台2のト
ーションバー(運転台下枠)の無い後側の2ヵ所の弾性
支持手段5,6のショックアブソーバ5a,6aへ次の
ように送る。すなわち2つの変位信号の位相のずれが、
ある設定値θよりも小さい場合には、位相信号を同相と
判定し、減衰力制御手段9からショックアブソーバ5
a,6aへ減衰力を可変的に小さくする減衰力切換信号
を送る。一方2つの変位信号の位相のずれが、ある設定
値θよりも大きい場合には、位相検出手段は位相信号を
異相と判定し、この場合には、ショックアブソーバ5
a,6aへ減衰力を可変的に大きくする減衰力切換信号
を送る。
【0010】このようにショックアブソーバ5a,6a
の減衰力を変化させることにより、同相の場合、後側の
弾性支持手段5,6の上下バネ定数は見かけ上小さくな
り、車体1に対して運転台2は、前後弾性支持手段3,
4,5,6の4点でのフルフローティング構造を形成
し、車体1側からの振動に対して、運転台2は振動吸収
性能が向上し、走行乗り心地が改善できる。一方異相の
場合、後側の弾性支持手段5,6の上下バネ定数は見か
け上大きくなり、上下変位を抑え、トーションバー(運
転台下枠のねじり剛性を利用)10がその機能を果た
し、運転台2のローリング(X軸まわりの回転運動)を
抑え、前側の弾性支持手段3,4の2点でのセミフロー
ティング構造を形成し、車体1側からの振動に対して、
運転台2はローリングを抑えると共に、同相の場合と同
様、振動吸収性能が向上し、走行乗り心地が改善でき
る。
【0011】なお図示していないが、可変ショックアブ
ソーバ5a,6a側弾性支持手段5,6の水平方向(前
後、左右)の支持手段は、上下バネ5b,6bに比例し
て大きいもので、上下方向のみの減衰特性を変えること
で上述の効果を得ることができる。以上の説明は他の対
応する組合せにおいても、各々の部位の符号を変えるこ
とで全く同様に可能である。また上記運転台2は、運転
者が着座するシートの場合でも同様に適用できるもので
あり、またシート、計器、操作レバー、操作ペダル等の
配置されているキャビンの場合にも同様に適用できるこ
とは勿論である。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上詳述したようにして成
り、車体と運転台との相対変位を、変位検出器により検
出して、制御側の弾性支持手段のショックアブソーバの
減衰力を変化できるため、車体から運転台に伝わる振動
の位相の違いの大きさに柔軟に対応した運転台のフロー
ティングが行われ、オペレータは快適な乗り心地の運転
台で作業することができ、作業環境の改善に役立つこと
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)この発明による運転台防振装置を模型的
に表した構成斜視図で、変位検出器が前側、トーション
バーが前側配置の場合を示す。 (ロ)この発明による運転台防振装置を模型的に表した
構成斜視図で、変位検出器が前側、トーションバーが後
側配置の場合を示す。
【図2】(イ)この発明による運転台防振装置を模型的
に表した構成斜視図で、変位検出器が後側、トーション
バーが前側配置の場合を示す。 (ロ)この発明による運転台防振装置を模型的に表した
構成斜視図で、変位検出器が後側、トーションバーが後
側配置の場合を示す。
【図3】(イ)この発明による図1(イ)に対応した弾
性支持手段のショックアブソーバ減衰力制御回路を示
す。 (ロ)この発明による図1(ロ)に対応した弾性支持手
段のショックアブソーバ減衰力制御回路を示す。 (ハ)この発明による図2(イ)に対応した弾性支持手
段のショックアブソーバ減衰力制御回路を示す。 (ニ)この発明による図2(ロ)に対応した弾性支持手
段のショックアブソーバ減衰力制御回路を示す。
【図4】従来の運転台防振装置の側面図を示す。
【符号の説明】
1 車体 2 運転台 3 右前側弾性支持手段 3a 右前ショックアブソーバ 4 左前側弾性支持手段 4a 左前ショックアブソーバ 5 右後側弾性支持手段 5a 右後ショックアブソーバ 6 左後側弾性支持手段 6a 左後ショックアブソーバ 7 変位検出器 8 位相検出手段 9 減衰力制御手段 10 トーションバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業車両の運転台を車体に対して弾性的
    に支持する弾性支持手段を前後に2カ所ずつ設け、前記
    前側又は後側左右2ヵ所の弾性支持手段の振動を可変的
    に減衰させるショックアブソーバと、該ショックアブソ
    ーバの減衰力を変化させる減衰力制御手段を設け、前記
    車体又は前記運転台の前側又は後側左右2ヵ所の弾性支
    持部に、車体と運転台の相対変位を検出する変位検出器
    を設け、左右の変位検出器からの2信号を入力して検出
    された2信号の位相に応じて、前記減衰力制御手段に制
    御信号を出力して、前記前側または後側左右のショック
    アブソーバの減衰力を変化させるように制御することを
    特徴とする産業車両の運転台防振装置。
JP4305888A 1992-10-21 1992-10-21 運転台防振装置 Expired - Lifetime JP2696463B2 (ja)

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JP4305888A JP2696463B2 (ja) 1992-10-21 1992-10-21 運転台防振装置

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JPH06127296A JPH06127296A (ja) 1994-05-10
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CN110466462A (zh) * 2019-09-03 2019-11-19 任成洪 安全防护客车及其防护方法

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